JPH09322705A - 乾燥食品の製造方法 - Google Patents

乾燥食品の製造方法

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JPH09322705A
JPH09322705A JP14020296A JP14020296A JPH09322705A JP H09322705 A JPH09322705 A JP H09322705A JP 14020296 A JP14020296 A JP 14020296A JP 14020296 A JP14020296 A JP 14020296A JP H09322705 A JPH09322705 A JP H09322705A
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JP
Japan
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drying
temperature
food
dried
reduced pressure
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JP14020296A
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Hideo Namiki
木 秀 男 並
Susumu Kiyokawa
川 晋 清
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Misato Co Ltd
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Misato Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 美味み及び風味がよく、かつその風味および
美味みを損なうことなく長期保存が可能な食品を製造で
きる乾燥食品の製造方法を提供すること。 【解決手段】含水食品原料を、減圧下、赤外線を照射し
ながら0〜60℃の乾燥温度で乾燥した後、得られた乾燥
食品を、減圧下、赤外線を照射しながら、乾燥温度が0
〜25℃の場合には40〜100 ℃、好ましくは60℃〜100 ℃
の温度で、乾燥温度が25℃〜60℃の場合には60℃〜100
℃、好ましくは70℃〜100 ℃の温度で、殺菌処理する乾
燥食品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、乾燥食品の製造方法に関
し、詳しくは海産物および農産物等の含水物を原料と
し、風味・美味み等を損なうことなく長期の保存が可能
な乾燥食品を製造できる乾燥食品の製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】魚類、貝類および海草などの海産
物、或いは果実、根菜あるいは肉類などの農畜産物等の
含水食品原料から得られ、長期間保存がきき、しかも独
特の風味を兼ね備えた種々の乾燥食品が製造され、市場
に提供されている。
【0003】このような乾燥食品は、従来より、天日あ
るいはボイラー等の加熱手段による人工的加熱で、上記
海産物あるいは農畜産物等の被乾燥体を乾燥して製造さ
れてきた。しかしながら、このような乾燥方法は、天気
によってその生産量が左右されたり、或いは被乾燥体の
表面を加熱し水分を蒸発させているため製品を得るまで
の間に多数の日数がかかるという問題があった。乾燥に
日数をかけると、乾燥期間中に鮮度が低下し、製品のう
ま味が低下することがある他、特に加熱手段によって強
制的に被乾燥体表面を加熱する場合、エネルギーコスト
が膨大なものとなってしまう。
【0004】そこで、本発明者等は、減圧下、遠赤外線
ヒータにより被乾燥体を内部から加熱・乾燥するように
し、少ない投入エネルギーでしかも短時間のうちに被乾
燥体の表面のみならず内部からも水分を蒸発させる乾燥
システムを既に提案している。このような乾燥システム
で得られた乾燥食品では、特に風味および美味が低下し
やすい魚貝類を原料とした場合でも、賞味期限を数ヶ月
まで延長することが可能である。
【0005】ところで、風味あるいは美味の低下の原因
としては、乾燥食品を栄養として繁殖する雑菌によるタ
ンパク質等の分解がある。このような雑菌は、乾燥食品
製造時に既に付着しているか、あるいは乾燥食品製造中
に増殖するものと考えられる。
【0006】本発明者等は、乾燥食品製造時に既に付着
している雑菌を、殺菌処理により除去して賞味期限の延
長を図るべく鋭意研究した結果、乾燥工程後に、減圧
下、赤外線ヒータによる加熱でさらに昇温して加熱殺菌
する方法が好適であり、特に乾燥工程における乾燥温度
によって、有効な殺菌温度が異なるとの知見を得、本発
明を完成した。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術にともな
う問題点を解決するためになされたものであって、風味
・美味み等がよく、さらにこの風味・美味み等を損なう
ことなく長期の保存が可能な食品を短時間で製造できる
乾燥食品の製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る乾燥食品の製造方法は、含
水食品原料を、減圧下、赤外線を照射しながら0℃〜6
0℃の乾燥温度で乾燥した後、得られた乾燥食品を、減
圧下、赤外線を照射しながら,乾燥温度が0℃〜25℃
の場合には40℃〜100℃、好ましくは60℃〜10
0℃の温度で、乾燥温度が25℃〜60℃の場合には6
0℃〜100℃、好ましくは70℃〜100℃の温度
で、殺菌処理することを特徴としている。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る乾燥食品の製
造方法を、さらに具体的に説明する。本発明に係る乾燥
食品の製造方法では、含水食品原料を、減圧下、赤外線
を照射しながら特定温度で乾燥して得られた乾燥食品
を、さらに減圧下、赤外線を照射しながら特定温度で殺
菌処理している。
【0010】本発明で用いられる含水食品原料として
は、例えば、アジ、サバ、サケ、片口鰯、畳鰯及び鰈な
どの魚類、タコ、海鼠、ホタテ、桜貝、アサリ及びハマ
グリ等の軟体動物、ワカメ、ノリ及びコンブなどの海草
類等を含む海産物、或いは米などの穀類、柿などの果実
類、ピーマン、ニンジン、キャベツ、ジャガイモ、サツ
マイモ、タケノコ及びきのこなどの野菜類、鶏肉、豚肉
及び牛肉などの食肉類等を含む農産物を挙げることがで
きる。
【0011】これら、含水食品原料は、そのまま乾燥し
てもよいが、所望により、薄片、ブロック、切身等への
切断、各種ビタミン、防腐剤及び酸化防止剤の添加、味
付け、風味付け或いは加熱などの前処理を施してから乾
燥に用いてもよい。
【0012】本発明では、所望により上記前処理を施さ
れた含水食品原料は、減圧下、赤外線を照射して特定温
度で加熱される。ここで、このような加熱処理を、添付
図1および2を参照して、具体的に説明する。
【0013】図1は本発明に係る乾燥食品の製造に適用
される好ましい乾燥・加熱装置の概略断面図であり、図
2はそのA−A線断面矢視図である。図示されるよう
に、この乾燥・加熱装置1は、周囲が断熱材で囲繞され
た、一方向に長い長方形状の建造物の中に構成されてい
る。この装置1は、含水食品原料3を加熱し、かつ乾燥
させる乾燥・加熱室5を備えており、この乾燥・加熱室
5は、原料3を搬入するための搬入口7と、この室内で
乾燥され、かつ後述するように殺菌処理された乾燥食品
9を外部に搬出するための搬出口11を有している。搬
入口7と、搬出口11は、自動扉によって開閉される。
これら自動扉は、これら搬入口および搬出口7、11を
気密に閉鎖することができる。
【0014】また、乾燥・加熱室5内には、複数台、例
えば10台程度のキャスタ付きラック13に、固形原料
5が搭載されて導入される。乾燥・加熱室11内には、
給気手段15と排気手段16とが別々に設けられ、給気
手段15の給気口15aは上部に、排気手段16の排気
口16aは下部にそれぞれ配置されている。これら給気
手段15および排気手段16は、乾燥・加熱室5内を減
圧状態を維持する乾燥・加熱室圧力調整手段を構成す
る。
【0015】すなわち、給気手段15は、吸気配管17
を介して屋外の新鮮な空気を乾燥・加熱室5内に導入さ
せるもので、屋外の空気はファン19で吸引される。一
方、排気手段16は、ファン23を有し、乾燥・加熱室
5内の加湿空気を排気配管21を介して屋外に排出す
る。
【0016】また、給気手段15および排気手段16の
配管17、21は、それぞれ不図示のバルブに接続さ
れ、自動あるいは手動により管路の開度を調整できるよ
うになっている。このような、給気手段15および排気
手段16は、制御装置30により、排気手段16の排気
能力が、吸気手段15の吸気能力より大きくなるように
し、乾燥・加熱室5内の圧力を減圧状態に維持できるよ
うになっている。
【0017】乾燥・加熱室5の上方部には、ヒータ収容
室25が画成されている。この室25の底壁は乾燥・加
熱室5の天井27を構成し、この天井27から乾燥・加
熱室室5内側に露出するように、複数の赤外線ヒータ2
9、29…29が所定間隔離して略直線状に配列されて
いる。これらの赤外線ヒータ29も制御装置30で調節
されている。このような赤外線ヒータ29を使用するこ
とにより、高い赤外線放射効率により少ない投入エネル
ギーで固形原料を表面のみならず中心部からも加熱し、
水分の放出による乾燥と、殺菌とを行うことができる。
【0018】乾燥・加熱室5内には温度センサ31が設
置されており、この温度センサ31の検出温度に基づい
て赤外線ヒータ29の調整が可能になっている。この温
度センサ31は、加熱・乾燥室内の雰囲気の温度ではな
く、赤外線ヒータ29から照射される赤外線を吸収した
固形原料の温度を検知、あるいはモニタし得る輻射熱温
度測定センサであることが好ましい。また、乾燥・加熱
室5内には、複数箇所に紫外線照射装置40が設置され
ており、この紫外線照射装置40から所定時間、あるい
は定期的に紫外線を照射することによっても、殺菌効果
を期待することができる。
【0019】さらに、図示したように、この乾燥・加熱
装置1では、乾燥・加熱室5の相対向する一対の長側壁
に沿って、それぞれ隔壁板33、33が立設され、これ
らの隔壁板33、33と各長側壁との間は、それぞれ狭
い空間aおよびa’が画成されている。これら隔壁板3
3、33には、床より若干高い位置から高さ方向に向か
って開口35、36が多数形成されている。
【0020】そして、直線状に並べられた赤外線ヒータ
29の側方には、空気を強制的に導入しその空気を循環
させる循環送風手段としてシロッコファン37が複数設
置されている。なお、シロッコファン37は、空間a内
に風を送るように、送風口が下方に向けられている。
【0021】上記のように、開口35、36を多数形成
し、適当な位置(複数であってもよい)にシロッコファ
ン37を設置することにより、例えば、空間a内の空気
を開口36から略水平方向に噴出させることができ、逆
に、これに対向する空間a’では、噴出してくる空気を
開口35を介して、空間a’に吸入できるようになって
いる。
【0022】以下、このような乾燥・加熱装置1を用い
た含水食品原料3の乾燥・加熱工程について説明する。
先ず、乾燥工程に先立って、キャスタ付きラック13搭
載した含水食品原料3(魚)が、給気手段15、排気手
段16および赤外線ヒータ29等が稼働していない状態
において、搬入口7から、乾燥・加熱室5に搬入されて
収容される。
【0023】所定数のラック13が収容された後、搬入
口7が閉じられ、給気手段15、排気手段16および赤
外線ヒータ29等がそれぞれ稼動されて、含水食品原料
3の乾燥が開始される。
【0024】本発明では、赤外線ヒータ29は、赤外線
照射による含水食品原料3の温度が、0℃〜60℃、好
ましくは5℃〜35℃程度となるように、その出力を制
御される。
【0025】なお、本発明では、その原料3および目的
とする製品によって好ましい温度が設定されるのであっ
て、例えば加熱によるタンパク質等の成分の変性が進行
していない製品を作成したい場合、特に原料3が加熱変
性しやすい成分を含む場合には、乾燥温度は、0℃〜2
5℃、好ましくは0℃〜20℃に設定される。
【0026】また、製品が加熱変性が有る程度進行して
もよいものである場合、或いは加熱変性し難い成分から
なる含水原料を用いる場合には、乾燥温度は、通常30
℃〜60℃、好ましくは35℃〜50℃、更に好ましく
は38〜42℃程度に設定される。
【0027】上記温度で行なわれる乾燥工程において、
乾燥・加熱室1内の減圧度は、所望の速度で乾燥が終了
するように調製すればよく、例えば、大気圧より通常1
0〜110mmH2O、好ましくは45〜55mmH2
低くなるように設定される。
【0028】乾燥工程において、その乾燥時間は、所望
の含水量の製品、或いは半製品が得られた時点で終了す
るように、任意に設定できる。本発明に係る乾燥食品の
製造方法では、このような乾燥工程が終了した後、乾燥
条件に応じて下記温度に昇温して殺菌処理を行なう。本
態様の装置1では、この際に赤外線ヒータ29の出力を
上げればよい。
【0029】即ち、本発明では、乾燥温度が0℃〜25
℃の場合には、赤外線ヒータ29により加熱して40℃
〜100℃、好ましくは60℃〜100℃の温度で殺菌
処理を行ない、乾燥温度が25℃〜60℃の場合には、
60℃〜100℃、好ましくは70℃〜100℃の温度
で殺菌処理を行なっている。
【0030】このような減圧下での乾燥温度による殺菌
温度の区分は、減圧下、赤外線を照射するという条件で
は、乾燥温度によって、賞味期間を延長するのに有効な
加熱殺菌温度が異なるという知見からなされている。
【0031】このような現象は、減圧下にて赤外線が照
射されるという条件下で生存して製品に付着残存し、そ
の後空気中、室温にて短期間で繁殖し得る雑菌の種類
が、乾燥温度毎にグループ分けでき、これらグループ分
けされた雑菌群毎に、死滅温度あるいは非活性化温度が
異なるためであると考えられる。
【0032】即ち、減圧下、赤外線照射時において、0
℃〜25℃の乾燥温度で乾燥させた場合、40℃以上、
特に60℃以上の温度で殺菌処理することにより、得ら
れた乾燥食品は、長期間風味、美味等が低下しない。こ
れは、上記低温での乾燥条件で生存し得、その後空気
中、室温にて活性な、即ち短期間で風味、美味等を低下
させるのに充分なほど急激に増殖可能な雑菌は、40℃
以上、特に60℃以上の温度でほぼ完全に殺菌され、あ
るいは短期間で上記風味、美味みを低下させる程度まで
増殖できない状態(非活性な状態)とされると考えられ
る。
【0033】また、減圧下、赤外線照射時において、2
5℃〜60℃の乾燥温度で乾燥させた場合、60℃未満
の温度で殺菌すると、比較的短期間でその風味あるいは
美味みが低下し、60℃以上では長期間風味および美味
等が変化しない。これは、上記高温環境下で乾燥した場
合に、生存しかつ活性な状態の雑菌を、死滅させ、ある
いは短期間での増殖が不可能な非活性状態とするには、
70℃未満の殺菌温度では不十分であり、70℃以上の
温度が必要であるためと考えられる。
【0034】上記温度で行なわれる殺菌処理において、
乾燥・加熱室1内の減圧度は、任意に設定できるが、例
えば、大気圧より通常10〜110mmH2O、好まし
くは45〜55mmH2O低くなるように設定される。
【0035】殺菌処理において、その時間は、有効な殺
菌処理が行なわれ、かつ所望の含水量の製品が得られた
時点で終了するように、任意に設定できる。本態様の乾
燥・加熱装置1では、このようにして殺菌処理された乾
燥食品9は、下記手順にて乾燥・加熱室5から搬出され
る。
【0036】即ち、乾燥食品9の搬入に先立って、給気
手段15、排気手段16および赤外線ヒータ29等が稼
働状態を解除され、乾燥・加熱室5内の気圧が大気と等
圧となる。その後、搬出口11を開放し、乾燥食品9を
搭載したキャスタ付きラック13を乾燥・加熱室5から
外部に搬出する。そして、全てのラック13を搬出した
後、搬出口11を閉塞する。次いで再度開放された搬入
口7からは、次回の乾燥工程・殺菌処理を施す含水食品
原料3を搭載したラック13が搬入されるととなる。
【0037】このような本願発明の乾燥食品の製造方法
によれば、賞味期限を延長するのに有効な殺菌温度の下
限を低く見積もることができ、エネルギー消費量を低下
させることができる他、乾燥食品の無用な熱変性を防止
することが可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る乾燥食品の製造方法によれ
ば、含水食品原料を、減圧下、赤外線を照射しながら0
℃〜60℃の乾燥温度で乾燥した後、得られた乾燥食品
を、減圧下、赤外線を照射しながら,乾燥温度が0℃〜
25℃の場合には40℃〜100℃の温度で、乾燥温度
が25℃〜60℃の場合には60℃〜100℃の温度
で、殺菌処理しているため、短時間で風味・美味のよい
乾燥食品を製造することができ、かつ得られた乾燥食品
は、その風味・美味等を損なうことなく長期の保存が可
能である。
【0039】
【実施例】以下、実施例により、本発明に係る乾燥食品
の製造方法を更に具体的に説明する。
【0040】
【実施例1】図1および図2に示される乾燥・加熱装置
1を用い、含水食品原料3としての人参スライスをラッ
ク13に搭載し、乾燥・加熱室5内に搬入した。
【0041】搬入口7を閉塞し、吸気手段15、排気手
段16および赤外線ヒータ29を稼働状態として、含水
食品原料3を、50mmH2Oの減圧下、温度20℃に
て48時間乾燥した。これら乾燥条件(乾燥温度、減圧
度、乾燥時間)を表1に示した。
【0042】乾燥工程終了後、吸気手段15および排気
手段16の稼働出力を変動させないで、かつ赤外線ヒー
タ29の出力を上げて、50mmH2Oの減圧下、温度
60℃にて15分間殺菌処理した。
【0043】得られた乾燥食品から、雑菌の生存量を測
定した。判定基準は、乾燥食品の雑菌の数が、1000
個/g以下の場合を良(○印)とし、1000個/gを
越える場合を不良(×印)とした。
【0044】その結果を表1に示す。実施例2〜4 乾燥条件および殺菌条件を、表1に記載するように変更
した以外は、実施例1と同様にして乾燥食品を製造し、
得られた乾燥食品から、上記と同様に雑菌の生存量を判
定した。
【0045】その結果を表1に示す。比較例1〜2 乾燥条件および殺菌条件を、表2に記載するように変更
した以外は、実施例1と同様にして乾燥食品を製造し、
得られた乾燥食品から、上記と同様に雑菌の生存量を判
定した。
【0046】その結果を表2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る乾燥食品の製造に適用され
る好ましい乾燥・加熱装置の概略断面図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面矢視図である。
【符号の説明】
1 乾燥・加熱装置 3 含水食品原料 5 乾燥・加熱室 9 乾燥食品 15 吸気手段 16 排気手段 19 赤外線ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含水食品原料を、減圧下、赤外線を照射し
    ながら0℃〜60℃の乾燥温度で乾燥した後、 得られた乾燥食品を、減圧下、赤外線を照射しながら、
    乾燥温度が0℃〜25℃の場合には40℃〜100℃の
    温度で、乾燥温度が25℃〜60℃の場合には60℃〜
    100℃の温度で、殺菌処理することを特徴とする乾燥
    食品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記殺菌処理において、乾燥温度が0℃〜
    25℃の場合には60℃〜100℃の温度で、乾燥温度
    が25℃〜60℃の場合には70℃〜100℃の温度
    で、行なわれることを特徴とする乾燥食品の製造方法。
JP14020296A 1996-06-03 1996-06-03 乾燥食品の製造方法 Withdrawn JPH09322705A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013017475A (ja) * 2011-06-15 2013-01-31 Shinshu Univ 干し柿の製造方法
JP2019027731A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 株式会社宮本冷機 乾燥庫
JP2020507440A (ja) * 2017-02-08 2020-03-12 ティルレイ インコーポレイテッド 大麻を低圧放射エネルギーで処理する方法及びその装置

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