JPH08247648A - 被乾燥体の乾燥システム - Google Patents

被乾燥体の乾燥システム

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JPH08247648A
JPH08247648A JP27894895A JP27894895A JPH08247648A JP H08247648 A JPH08247648 A JP H08247648A JP 27894895 A JP27894895 A JP 27894895A JP 27894895 A JP27894895 A JP 27894895A JP H08247648 A JPH08247648 A JP H08247648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で被乾燥体を製造することができ、しか
も乾燥するにあたり安価で製造することができ、さらに
は新鮮な風味を損なうことなく被乾燥体を製造すること
ができ、雑菌を少なくし賞味期間を長くすることのでき
る被乾燥体の乾燥システムを提供する。 【解決手段】乾燥室11の天井裏に遠赤外線ヒータ73
を配設し、この遠赤外線ヒータ73からの熱により乾燥
室51内を平均加熱するとともに、乾燥室51内に給気
手段56と排気手段57とを配設し、給気手段56によ
り乾燥室51内に外部の空気を導入する一方、排気手段
57により乾燥室51内の圧力を常時減圧状態に維持
し、常に新しい空気を導入しながら乾燥室内の被乾燥体
を減圧化で加熱乾燥させ、乾燥室内では、水平方向の空
気の流れを生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被乾燥体の乾燥システム
に関し、詳しくは海産物、農産物、花、木、木材等を効
率的に乾燥させることのできる被乾燥体の乾燥システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からアジ、サバなどを始めとして、
各種の海産物から長期間、保存がきき、しかも独特の風
味を兼ね備えた干物が製造され、市場に提供されてい
る。
【0003】このような従来の干物等の乾燥システムで
は、図8に示したように、被乾燥体1が収納された乾燥
室2の側方にボイラー等の加熱手段3を配置し、この加
熱手段3から発生させた熱風あるいは温風を、乾燥室2
内に送出させる一方、この乾燥室2内の空気を冷却室4
内に導入し、該冷却室4内で乾燥室2から導いた空気を
冷却および除湿し、この除湿処理された空気を、再度加
熱手段3に通して乾燥室2内に送出している。また、前
記冷却室4内で除湿処理された一部の空気はそのまま乾
燥室2内に送出している。すなわち、従来のシステムで
は、空気を循環させて干物を製造するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の被乾燥体の乾燥システムでは、加熱手段3から供
給される温風等で乾燥室2内の温度を上昇させ、この熱
で被乾燥体1の表面から水分を乾燥させるので、乾燥の
始めから製品を得るまでの間に多数の日数がかかってい
た。したがって、たとえ新鮮な海産物から干物を製造し
た場合であっても、干物を製造する過程で被乾燥体が酸
化してしまい、鮮度が落ちてしまうという問題もあっ
た。また、加熱に際しても多量のエネルギーが必要にな
り、結果的に、被乾燥体がコスト高になる要因になって
いた。さらに、従来の乾燥システムでは、被乾燥体の水
分の調整が困難であるとともに、内部の水分を充分に蒸
発させることができず、被乾燥体を食した場合のうまみ
にも限界があった。しかも、従来の乾燥体には雑菌が普
通程度、含まれるため、例えば、サケの乾燥物では賞味
期間が1ヵ月程度であり、素早く流通期間から食卓にま
で届けることが必要であった。
【0005】本発明は上記実情に鑑み、短時間で被乾燥
体を製造することができ、しかも乾燥するにあたり安価
で製造することができ、さらには新鮮な風味を損なうこ
となく被乾燥体を製造することができ、雑菌を少なくし
賞味期間を長くすることのできる被乾燥体の乾燥システ
ムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る被乾燥体の乾燥システムは、被乾燥体が
収納された乾燥室の天井を含む壁面に遠赤外線ヒータを
配設し、この遠赤外線ヒータからの熱により前記乾燥室
を平均加熱するとともに、前記乾燥室に連通する給気手
段と排気手段とを配設し、前記給気手段により前記乾燥
室内に外部の空気を導入する一方、前記乾燥室内の空気
を排出して前記乾燥室内の圧力を常時減圧状態に維持し
た乾燥システムであって、前記乾燥室内に空気流を生じ
させる送風手段を配設し、この送風手段により前記乾燥
室内に空気流の流れを形成したことを特徴としている。
【0007】また、上記目的を達成する本発明に係る被
乾燥体の乾燥システムは、多数の被乾燥体を棚状に収納
した載置台を直線状に複数台収容することのできる乾燥
室の上部に遠赤外線ヒータを所定間隔おきに複数台配設
し、この遠赤外線ヒータからの熱により前記乾燥室内を
平均加熱するとともに、前記乾燥室内に連通する給気手
段と排気手段とを配設し、前記給気手段により前記乾燥
室内に外部の空気を導入する一方、前記排気手段により
前記乾燥室内の空気を排出して前記乾燥室内の圧力を常
時減圧状態に維持させるようにした被乾燥体の乾燥シス
テムであって、前記乾燥室内の対向する一対の側壁面の
うち一方の側壁面に、対向する他方の側壁面に向かって
略水平方向の空気流を生じさせる循環送風手段を配設
し、この循環送風手段から送出される空気により、前記
載置台の内方に水平方向の空気流の流れを形成したこと
を特徴としている。
【0008】ここで、前記循環送風手段による空気流の
流れを、所定間隔おきに配列された複数の遠赤外線ヒー
タのうち、一台目の遠赤外線ヒータの側方では、一方の
側壁面から他方の側壁面に向かうように設定し、これに
続く2台目の遠赤外線ヒータの側方では、前記空気流の
流れを他方の側壁面から一方の側壁面に向かうように設
定し、これに続く3台目の遠赤外線ヒータの側方では、
再び一方の側壁面から他方の側壁面に向かうように前記
空気流の流れ方向を設定し、乾燥室全体では1つおきに
同じ方向に空気流の流れを設定することもできる。
【0009】また、前記循環送風手段による空気流の流
れを、一定時間毎に反対方向に流れるように設定するこ
ともできる。
【0010】
【作用】上記第1の構成による本発明によれば、遠赤外
線ヒータにより乾燥室内を均一に加熱し、さらに、乾燥
室内を減圧状態に維持し、また空気流の流れを生じさせ
ているので、少ない投入エネルギーでしかも短時間のう
ちに被乾燥体の表面のみならず内部からも水分を蒸発さ
せることができる。
【0011】また、上記第2の構成による本発明によれ
ば、遠赤外線ヒータにより乾燥室内を均一に加熱し、さ
らに、乾燥室内を減圧状態に維持し、また略水平方向へ
の空気流の流れを形成して、室内の気流を循環させてい
るので、載置台に収容された多数の被乾燥体を、少ない
投入エネルギーでしかも短時間のうちに表面のみならず
内部からも水分を蒸発することができる。
【0012】ここで、上記第2の構成による本発明に加
えて、循環送風手段からの空気流の流れを、多数ある遠
赤外線ヒータの側方から一台づつ交互になるように設定
すれば、乾燥室内全体にむらなく風を通すことができ、
多数の被乾燥体を略均一に乾燥させることができる。
【0013】また、上記第2の構成による本発明に加え
て、一台づつ交互になるように設定した空気流の流れを
一定時間毎に反対方向に流れるように設定すれば、多数
の被乾燥体をより均一に乾燥させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係る被乾
燥体の乾燥システムの実施例について説明する。
【0015】図1は本発明に係る被乾燥体の乾燥システ
ムの概略を示したもので、図2はその概略を斜視図で示
したものである。この乾燥システム50は、長さが7
m、幅が2. 4m、高さが2. 6m程の断熱構造の大型
な箱体の中に構成されており、この箱体は屋外に設置す
ることも可能である。この乾燥システム50では、周囲
を断熱材で囲繞した乾燥室51の上方部に第2の部屋5
2が画成されている。また、乾燥室51内には出入口5
3を介して出入りできるようになっている。
【0016】そして、乾燥室51内には、予め多段に積
層された多数の被乾燥体55が台車54により収納され
る。一方、乾燥室51内には、給気手段56と排気手段
57とが別々に設けられており、給気手段56の給気口
56aは乾燥室51の上部に、排気手段57の排気口5
7aは乾燥室51の下部にそれぞれ配置されている。
【0017】給気手段56は、配管58を介して屋外の
新鮮な空気を乾燥室51内に導入し、乾燥室51内の気
流を循環させるもので、屋外の空気はファン59で矢印
のように吸引される。そして、吸引された空気は、図示
しないエアフィルタを介して一旦、この第2の部屋52
内に導入され、乾燥室51の天井51aに形成された図
示しない開口を介して乾燥室51内に供給される。
【0018】一方、排気手段57は、乾燥室51内の加
湿空気を配管63を介して屋外に排出するもので、ブロ
アを有している。さらに、上記給気手段56および上記
排気手段57の配管58、63には、それぞれバルブが
配設され、自動あるいは手動により管路の開度を調整で
きるようになっている。
【0019】給気手段56は、制御盤70のレギュレー
タ87で吸引風量を調整するもので、風量設定器88に
より吸引風量が指定される。一方、排気手段57は、レ
ギュレータ89で排気風量を調整するもので、風量設定
器90により排気風量が設定される。なお、この排気風
量は、上記吸気風量に比べて大幅に多くする。例えばこ
の排気能力は最大1500m3/H〜最小500m3/Hの
範囲である。
【0020】このような給気手段56および排気手段5
7は、共に100V電源62により稼動される。他方、
乾燥室51の天井51aには、図2および図4に示した
ような遠赤外線ヒータ73が四台略直線状に並べられて
いる。
【0021】この遠赤外線ヒータ73は、図3に示した
ように、天井51aを構成する母材34にセラミック溶
射層35が溶射されている。そして、母材34の背面に
は、加熱手段36が配置され、外側がケーシング37で
覆われている。
【0022】上記母材34は例えば2mm厚さのAl板
であり、セラミック溶射層35の厚さは20ミクロン程
度である。ただし、母材34を構成する部材には、特に
限定はなくセラミック溶射の母材として使用することの
できる材料であればステンレスなど他の材料を用いても
良い。また、パンチングプレート等の多孔板を用いて、
この孔を空気通路としても良い。
【0023】前記セラミックは、1種類の原料である必
要はなく、種々の原料を混合した組成物であってよい。
使用しうる原料には特に限定はないが、遠赤外線を多く
放射するセラミックとしては、例えばジルコニア、マグ
ネタイト、アルミナ、ジルコン、鉄、クロム、マンガン
などの複合酸化物などが挙げられる。
【0024】セラミックの溶射は、通常プラズマ溶射ガ
ンによって行なう。このプラズマ溶射ガンは、1万℃以
上の超高温プラズマアーク炎を作り、これに粉末とした
原料を送り込み、マッハ1〜2などの高速ジェット噴流
中で融解させながら対象母材表面に原料を叩きつけてセ
ラミック層を形成するものである。
【0025】本実施例の各遠赤外線ヒータ73は上記の
ように形成され、乾燥室51の天井51aに所定間隔お
きに並べられているが、これらは200V電源43によ
り稼動される。
【0026】また、乾燥室51内には温度センサ42が
設置されるとともに、インバータ44を有している。こ
のような遠赤外線ヒータ73の強弱は連続的な調整が可
能になっている。
【0027】このような遠赤外線ヒータ73を用いる
と、床面からの高さが2.5メートルで、この高さでの
温度が例えば37℃であるとき、ヒータ73の稼動から
10分程で所定の37℃に到達する。また、床付近の温
度は、これより高く、41℃付近にある。したがって、
乾燥室51内では、床付近にある被乾燥体55も効率的
に乾燥することができる。このような遠赤外線ヒータ7
3を使用することにより、高い遠赤外線放射効率により
少ない投入エネルギーで被乾燥体の表面のみならず中心
部からも水分を放出させることができる。したがって、
コスト的にも安価で内部まで効果的に乾燥させることが
できる。
【0028】実験結果によれば、従来の加熱手段により
乾燥させた場合に比べて2倍もの水分を内部から放出さ
せることができた。一方、本実施例では、図1および図
4に示したように、相対向する一対の長側壁に対向し
て、それぞれ隔壁板85、86が立設され、長側壁の近
傍に狭い間隙が画成されている。また、これら間隙は、
複数の仕切り板95によりそれぞれ空間a、b、c、d
および空間a’、b’、c’、d’に区画されている。
すなわち、略1つ分の遠赤外線ヒータ73の幅で、上記
間隙が4つの小空間に区画されている。また、隔壁板8
5、86には、床より若干高い位置から高さ方向に向か
って開口91、92が多数形成されている。このような
開口91、92を多数形成することにより、例えば、空
間a内の空気を開口91から略水平方向に噴出させるこ
とができ、逆に、これに対向する空間a’では、この開
口91から噴出してくる空気を開口92を介して吸入で
きるようになっている。さらに、図1および図4に示し
たように、直線状に並べられた遠赤外線ヒータ73の側
方には、空気を強制的に導入しその空気を循環させる循
環送風手段としてシロッコファン81が互い違いとなる
位置に設置されている。これらシロッコファン81は、
1つの遠赤外線ヒータ73に対し1つ具備されている。
このシロッコファン81の設置する位置としては、図4
に示したように、空間a、cの上部と空間b’、d’の
上部である。すなわち、シロッコファン81は、図4の
平面図に示したように、一台目は出入口53から見て左
に、二台目は出入口53から見て右に、三台目は出入口
53から見て左のように、左右交互に配置されている。
なお、このような位置に配置されるシロッコファン81
は、空間a、cおよび空間b’、d’内に風を送るよう
に、各々送風口が下方に向けられている。
【0029】本実施例による被乾燥体の乾燥システム5
0は上記のように構成されているが、以下にその作用に
ついて説明する。今、乾燥室51内には、複数台例え
ば、4台の台車54に被乾燥体55が多段にして多数収
容されている。また、給気手段56および排気手段57
および遠赤外線ヒータ73は、制御盤70で調整されて
それぞれ稼動されており、これにより全体の空調がなさ
れている。
【0030】このような乾燥システム50では、給気手
段56を介して外部の新鮮な空気が第2の部屋52を介
して供給され、さらに乾燥室51内に供給され、乾燥室
51では全体として気流が循環されている。また、排気
手段57を介して乾燥室51内の空気が外部に排出され
ている。さらに、乾燥室51内では、給気能力に比べて
排気能力を大幅に増やすことにより、圧力が例えば、大
気圧より3mb以上、好ましくは10mb以上低い圧力に維
持されている。
【0031】さらに、乾燥室51内では、4台の遠赤外
線ヒータ73の稼動により、天井51aから被乾燥体5
5が吸収しやすい遠赤外線が放射されている。一方、第
2の部屋52内の空気は、各シロッコファン81によ
り、所定の空間a、c、b’、d’内に供給される。こ
れにより、出入口53に近い一台目の遠赤外線ヒータ7
3の下方では、左側の空間a内に空気が導入され、この
導入された空気は、開口91から矢印Aで示すように略
水平方向に噴出する。これにより、この近傍にある被乾
燥体55は、特にこのA方向の空気流の流れを受けて水
分の蒸発が促進される。
【0032】一方、出入口53側から見て2台目の遠赤
外線ヒータ73では、シロッコファン81を右側に設置
したので、この右側の空間b’内に空気が導入され、そ
の導入された空気は開口92から矢印Bで示すように略
水平方向に噴出される。
【0033】これと同様に、3台目では矢印A方向に4
台目では矢印B方向に導入空気が噴出される。すなわ
ち、乾燥室51内では、全体として空気が循環されると
ともに、各遠赤外線ヒータ73の下方では、水平方向の
空気の流れが交互に生じている。
【0034】このように、本実施例によれば、乾燥室5
1内が遠赤外線により略均一に加熱され、しかも室内が
排気手段57により常に減圧され、さらには被乾燥体5
5が収容されている付近に水平方向の空気流の流れが生
じ、室内空気が循環されているので、どの位置にある被
乾燥体55であっても速やかにかつ略均一に乾燥するこ
とができる。
【0035】なお、このようにして所定の乾燥が終了し
たら、遠赤外線ヒータ73の稼動を停止するとともに、
以後、1ないし複数のシロッコファン81を連続駆動さ
せ、自然換気のみで被乾燥体55を一定時間、養生する
ことが好ましい。
【0036】また、本実施例によれば、雨天等、外部の
天気に影響を受ける心配がなく、一年を通じていつでも
乾燥物を製造することができる。さらに、製造日数も少
なくて良いので、月当りの処理能力を大幅に増大させる
ことができる。例えば、7mの長さを有する乾燥室51
内でサケを乾燥すると、月に5tもの乾燥したサケを得
ることができる。
【0037】また、乾燥室51内で乾燥するものとして
は、例えば、アジ、サバ、サケ、片口鰯、畳鰯、鰈など
の魚類の他、タコ、ホタテ、アサクサノリ、コンブ、桜
貝、海鼠などの他の海産物が挙げられる。
【0038】また、被乾燥体としては、材木および農産
物、例えば米などの穀類、柿などの果物、およびピーマ
ン、ニンジン、キャベツ、塊茎(ジャガイモ)または地
下茎(サツマイモ)、タケノコおよびきのこ類などの野
菜を挙げることができる。さらには、ドライフラワー、
獣骨などを乾燥させることもできる。特に獣骨を乾燥す
ると、肉片が殺菌されて骨に付着し、また美味でもある
ので、ペットフードとして良好なものを市場に提供する
ことができる。
【0039】勿論、洗濯物にも本システムを適用できる
他、洗浄後の工業製品、たとえば洗浄後のICチップの
乾燥にも適用することができる。さらに、他の分野とし
ては、水を多量に含んだ化石などを乾燥する場合に良好
である。たとえば、貝の化石を含んだ砂などを乾燥する
場合、従来は多量の砂を100℃付近で乾燥させていた
が、本システムを利用することにより、50℃付近の低
温で全体を均一に乾燥することができ、これにより貝の
化石を砂の中から良質な状態で取り出し保存することが
できる。
【0040】また、このような乾燥システム50を用い
れば、例えば、海産物の畳鰯などを乾燥させる場合に、
従来は天火に干して干物としていたため、天候に左右さ
れる場合もあったが、本実施例によれば天候を全く気に
しなくても畳鰯等を製造することができる。したがっ
て、計画的に畳鰯等を製造することができる。また、畳
鰯などの乾燥に際しては、乾燥が余りに進んでしまう
と、じゃこになってしまうものもあったが、乾燥の度合
いを室温、乾燥時間、圧力などを制御盤70から適宜に
調整することができるので、所望とする畳鰯等を製造す
ることができる。
【0041】また、本実施例によれば、加湿空気を冷却
するのではなく、その加湿空気を外部に放出してしまう
ので、従来のように冷却するためのエネルギーが必要で
ない。しかも遠赤外線で短時間で乾燥させるので、製造
コストが安くなる。例えば、電気料金で換算すれば、従
来の10分の1、人件費は5分の1に節減できた。ま
た、遠赤外線ヒータを使用していることから、例えば、
サケを乾燥させた場合、製造された乾燥体の色も赤身が
かかっており、見た目にも食をそそぐものであった。さ
らに、乾燥されたサケには、雑菌が少ないため、賞味期
間を従来の1ヵ月に比べて、6ヵ月以上と長くすること
ができ、大幅に延長することができた。
【0042】また、乾燥時間が短いことから乾燥体の酸
化が進むことがなく、これにより鮮度の良い干物がで
き、食した場合に美味である。以下に、魚介類等の被乾
燥体を上記システムを用いて、被乾燥体として好ましい
味覚を出すことのできる条件等について説明する。
【0043】先ず、魚介類等が死ぬと、肉質が時間の経
過とともに変化する。すなわち、筋肉中のATP(アデ
ノシン三燐酸)は以下のように分解する。 ATP→ADP(アデノシン二燐酸)→AMP(アデニ
ル酸)→IMP(イノシン酸)→HX R(イノシン)→
X (ヒボキサンチン) このような分解速度は、魚種によって著しく異なること
が、実験により知られているが、イノシン酸の量とうま
みとに間には密接な関係があり、一般にイノシン酸の量
が多いと味覚も良いことが知られている。
【0044】ここで、魚肉では、死後ATP(アデノシ
ン三燐酸)が急速に減少し、これに変ってIMP(イノ
シン酸)が増加する。したがって、被乾燥体のIMPが
最大値となるときに、乾燥を終了すれば、被乾燥体は美
味しくなる。
【0045】本発明のシステムでは、乾燥に要する時間
が従来に比べて極めて短くて済み、しかも、乾燥する際
の温度や圧力は遠赤外線ヒータ、給気手段および排気手
段で自由に調整することができるので、最もイノシン酸
が多いときに乾燥を終了するように調整することが可能
である。したがって、いかなる被乾燥体を乾燥する場合
にも、最もイノシン酸の量を多く含む乾燥物を得ること
ができる。本システム中、たとえば生の魚を乾燥する場
合、乾燥温度としては、例えば0〜50℃好ましくは1
0〜40℃の範囲であり、初期の乾燥には30℃で20
時間、次いで10℃で30時間をかけ、その後38℃に
するなど適宜温度を調整してイノシン酸を多く含む乾燥
物を得ることができる。
【0046】しかも、従来の乾燥方法で生の魚等を乾燥
すると、タンパク質が熱により変質してしまい、魚肉等
のタンパク質の味覚が損なわれていたが、本発明によれ
ば低い温度、例えば38℃付近で全体を均一に乾燥させ
ることができるので、タンパク質の変質が発生せず、食
したときに美味しい乾燥物を得ることができる。
【0047】また、一般に魚介類が死に、ATPがある
程度減少すると、硬直が起こる。またATPが消費され
ると硬直が完了する。もし、硬直前の魚を凍結すると、
凍結期間中には顕著な変化を生じないが、融解すると魚
体は硬直し、肉片は収縮し、同時に多量の肉汁(ドリッ
プ)を流出する傾向がある。本発明のシステムを用いて
このように一旦、凍結された魚介類を乾燥させる場合
は、温度、圧力等を調整することにより、死後硬直した
ものを乾燥する場合と同じように被乾燥体に含まれるイ
ノシン酸を最大値になるように調整することが可能にな
る。
【0048】また一般に、ATPの消失、筋肉の硬直な
ど普通死後徐々に起こる変化が短時間のうちに進行する
と、筋肉の縮みが大きいが、本発明の乾燥システムを用
いて乾燥させた場合には、乾燥された魚介類等の肉に縮
みや割れが生じにくく、最初の大きさに近い乾燥体が得
られることが確認された。
【0049】なお、上記実施例では、遠赤外線ヒータ7
3を天井に設置しているが、この遠赤外線ヒータ73は
天井に限らず、左右の壁面あるいは四壁面に設置しても
良い。また、上記実施例では、給気手段56を上部に、
排気手段57を下部に設けているが、これに代え、給気
手段56を下部に排気手段57を上部に設けても良い。
また、給気口56a、および排気口57aの数などは実
施例に何ら限定されない。また、このようなシステム
は、大型なものから小型なものまで、種々実施すること
ができる。
【0050】また、上記実施例では、乾燥室51内で
は、水平方向の空気の流れを交互に生じるようにしてい
るが、これに代え、シロッコファン81を設置する位置
を全て同じ側にするなどして、全て同一の水平方向に空
気を送るようにしても良い。あるいは、1つおきに交互
になるようにした空気の流れを一定時間毎に逆向きにな
るように設定することもできる。このように、空気流の
流れを、例えば、一定時間毎に逆向きになるようにすれ
ば、空気の循環をより均一化することができ、また多数
の被乾燥体をより均一に乾燥することができる。
【0051】次に、図5ないし図7を参照しながら本発
明の第二実施例による被乾燥の乾燥システムについて説
明する。図5は本発明の第二実施例による被乾燥体の乾
燥システムの概略を示したもので、図6はその概略を斜
視図で示したものであり、図7はその概略を平面図で示
したものである。
【0052】この乾燥システム100は、断熱構造の大
型な箱体の中に構成されており、この箱体は屋外に設置
することも可能である。この乾燥システム100では、
周囲を断熱材で囲繞した乾燥室101の上方部に、2つ
の部屋102、102が画成されている。また、乾燥室
101内には出入口103を介して出入りできるように
なっている。
【0053】乾燥室101内には、予め多段に積層され
た多数の被乾燥体105が台車104により収納され
る。乾燥室101の部屋102は、出入口103から内
側に向かって2つ配置されており、図5および図7に示
したような遠赤外線ヒータ123が配設されている。こ
の遠赤外線ヒータ123の構造は、図3に示した遠赤外
線ヒータ73と同様に形成されている。
【0054】このような遠赤外線ヒータ123を使用す
ることにより、乾燥温度を自由に調整することができ、
また高い遠赤外線放射効率により少ない投入エネルギー
で被乾燥体の表面のみならず中心部からも水分を放出さ
せることができる。したがって、コスト的にも安価で内
部まで効果的に乾燥させることができる。
【0055】また各部屋102には、ファン102aが
それぞれ設けられている。このファン102aは、乾燥
室101内の空気を循環させるもので、ファン102a
の下部に開口する吸入口102bから、屋内の空気を第
2の部屋102内に導入する。第2の部屋102内に導
入された空気は、第5図および第7図中の矢印Cおよび
Dで示される方向に流れ、乾燥室101の天井の一部を
構成する室102の底壁に形成された開口102cを介
して乾燥室101内に戻される。
【0056】したがって、このファン102aによっ
て、乾燥室101内には、各々の室102の下で、上記
矢印CおよびDとは逆の方向の空気の循環が生じてい
る。また、第7図では、矢印Cは、Dと反対の方向を向
いている。
【0057】一方、乾燥室101内には、給気手段10
6と排気手段107とが別々に設けられており、給気手
段106の給気口106aは、乾燥室101の一方の側
部に設けられた第一側部室101aに、換気手段107
の排気口107aは乾燥室101の他方の側部に設けら
れた第二側部室101bに連結されている。
【0058】給気手段106は、順次連結されるエアフ
ィルタ109a、配管108a、ブロア109および配
管108bを備え、ブロア109によって、配管108
aおよび108bを介して屋外の新鮮な空気を乾燥室1
01内に導入し、乾燥室101内に気流を発生させる。
即ち、屋外の空気は、エアフィルタ109aから、配管
108aおよび108bの中間に設けられるブロア10
9で矢印のように吸引される。そして、吸引された空気
は、第一側部室101aに導入され、後述するように、
第一側部室101aの隔壁135に設けられた開口14
1を介して乾燥室101内に供給される。
【0059】一方、排気手段107は、順次連結される
エアフィルタ110a、配管113a、ブロア110お
よび配管113bを備える。乾燥室101内の加湿空気
は、ブロア110によって、乾燥室101内の第二側部
室101bの隔壁136に設けられた開口142、およ
び配管113a、113bを介して屋外に排出される。
【0060】即ち、本実施例では、図6に示したよう
に、相対向する一対の側壁に対向して、それぞれ隔壁板
135、136が立設され、これら側壁の近傍に狭い第
一側部室101aおよび第二側部室101bが画成され
ている。また、隔壁板135、136には、床より若干
高い位置から高さ方向に向かって開口141、142が
多数形成されている。このような開口141、142を
多数形成することにより、例えば、室外から吸引された
第一側部室101a内の空気を開口141から略水平方
向に噴出させることができ、逆に、これに対向する第二
側部室101bでは、この開口141から噴出してくる
空気を開口142を介して吸入する。乾燥室101内か
ら吸引された第二側部室101bの空気は、乾燥室外に
排出される。
【0061】さらに、上記給気手段106および排気手
段107の配管108、113には、それぞれバルブが
配設され、自動あるいは手動により管路の開度を調整で
きるようになっている。
【0062】給気手段106および排気手段107は、
前記実施例と同様の流量調節手段を有しており、吸引能
力および排出能力は、乾燥室101の減圧状態が維持さ
れるように、適宜設定される。なお、本実施例では、乾
燥室101の気圧を調節する補助手段として、図5およ
び図7に示すように、吸気手段106の配管108a
と、排気手段107の配管113aとを、バルブを設け
た接続管151で接続している。この接続管151のバ
ルブの開度を調節することにより、図中ハッチングされ
た矢印で示されるように、ブロア109による吸気量の
低下に対応することが可能となる他、排出される乾燥室
内の加熱された空気を循環させることができる。
【0063】本実施例による被乾燥体の乾燥システム1
00は上記のように構成されているが、以下にその作用
について説明する。今、乾燥室101内には、台車10
4に被乾燥体105が多段にして多数収容されている。
また、給気手段106および排気手段107および遠赤
外線ヒータ123は、上述したように、不図示の制御盤
で調整されてそれぞれ稼動されており、これにより全体
の空調がなされている。
【0064】このような乾燥システム100では、給気
手段106によって吸引された外部の新鮮な空気が第二
側部室101aを介して乾燥室101内に供給され、こ
の際隔壁135に多数形成された開口141から略水平
方向に流れる。この導入された空気は、開口141から
矢印で示すように略水平方向に噴出する。これにより、
この近傍にある被乾燥体105は、特にこの方向の空気
流の流れを受けて水分の蒸発が促進される。
【0065】また、乾燥室101内の加湿空気は、排気
手段107によって、側部室101bを画成する隔壁1
36に多数形成された開口142を介して吸入されて第
二側部室101bに導入され、次いで乾燥室101外に
排出される。この際、乾燥室101内は、減圧状態、例
えば、大気圧より3mb以上、好ましくは10mb以上低い
気圧に維持されている。
【0066】さらに、乾燥室101内では、遠赤外線ヒ
ータ123の稼動により、天井から被乾燥体105が吸
収しやすい遠赤外線が放射されている。このように、本
実施例によれば、乾燥室101内が遠赤外線により略均
一に加熱され、しかも室内が排気手段107により常に
減圧され、さらには被乾燥体105が収容されている付
近に水平方向の空気流の流れが生じているので、どの位
置にある被乾燥体であっても速やかにかつ略均一に乾燥
することができる。
【0067】また、本実施例では、部屋102内に設け
たファン102aによって、各々の部屋102の下で、
上記矢印CおよびDとは逆の方向の空気の循環が生じて
いる。また、第7図では、矢印Cは、Dと反対の方向を
向いており、このような構成によって、乾燥室内の空気
を均一状態を保つように循環させている。
【0068】本実施例によれば、上記第一実施例と同様
に、一年を通じていつでも多量の乾燥物を製造すること
ができる。また、被乾燥体105としては、前記実施例
と同様のものを挙げることができ、かつ前記実施例と同
様な作用効果を期待できる。
【0069】以上、本発明の第二実施例について説明し
たが、本発明は上記実施例に何ら限定されず、第一の実
施例と同様に、本発明の範囲内において、様々な変更が
可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る被乾
燥体の乾燥システムでは、乾燥室内を平均加熱し、乾燥
室内を減圧状態に維持し、さらには乾燥室内に空気流の
流れを形成しているので、少ない投入エネルギーでしか
も短時間のうちに被乾燥体の表面のみならず内部からも
水分を蒸発させることができる。
【0071】また、本発明に係る被乾燥体の乾燥システ
ムでは、外部の空気を給気手段で乾燥室内に導入し、こ
の給気手段で乾燥室内の気流を循環させながら加湿空気
を排気手段で排出し、さらに乾燥室内を減圧状態に維持
し、しかも、乾燥室内では、循環送風手段により水平方
向の空気流の流れを積極的に生じさせているため、少な
い投入エネルギーでしかも短時間のうちに被乾燥物を内
部から乾燥させることができるとともに、被乾燥体の乾
燥を促進させたり被乾燥体の乾燥を均一化させたりする
ことができる。また、酸化が進んでいない鮮度の良い乾
燥体を短時間で得ることができる。
【0072】さらに、天候に左右されないで乾燥体を得
ることができるので、計画的に乾燥体を製造することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例に係る被乾燥体の乾
燥システムを示す断面図である。
【図2】図2は同実施例による乾燥システム概略を示す
斜視図である。
【図3】図3は同実施例で採用された遠赤外線ヒータを
示す断面図である。
【図4】図4は同実施例による乾燥室内の概略平面図で
ある。
【図5】図5は本発明の第二実施例による被乾燥体の乾
燥システムを示す断面図である。
【図6】図6は同実施例による乾燥システム概略を示す
斜視図である。
【図7】図7は同実施例による乾燥室内の概略平面図で
ある。
【図8】図8は従来の乾燥システムを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
50、100 乾燥システム 51、101 乾燥室 51a 天井 54、104 台車(載置台) 55、105 被乾燥体 56、106 給気手段 57、107 排気手段 73、123 遠赤外線ヒータ 81、109 シロッコファン(循環送風手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 澤 マサル 東京都中野区本町4丁目40番6号 (72)発明者 並 木 秀 男 東京都中野区大和町2−8−7

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥体が収納された乾燥室の天井を含む
    壁面に遠赤外線ヒータを配設し、この遠赤外線ヒータか
    らの熱により前記乾燥室を平均加熱するとともに、前記
    乾燥室に連通する給気手段と排気手段とを配設し、前記
    給気手段により前記乾燥室内に外部の空気を導入する一
    方、前記乾燥室内の空気を排出して前記乾燥室内の圧力
    を常時減圧状態に維持した乾燥システムであって、 前記乾燥室内に空気流を生じさせる送風手段を配設し、
    この送風手段により前記乾燥室内に空気流の流れを形成
    したことを特徴とする被乾燥体の乾燥システム。
  2. 【請求項2】多数の被乾燥体を棚状に収納した載置台を
    直線状に複数台収容することのできる乾燥室の上部に遠
    赤外線ヒータを所定間隔おきに複数台配設し、この遠赤
    外線ヒータからの熱により前記乾燥室内を平均加熱する
    とともに、前記乾燥室内に連通する給気手段と排気手段
    とを配設し、前記給気手段により前記乾燥室内に外部の
    空気を導入する一方、前記排気手段により前記乾燥室内
    の空気を排出して前記乾燥室内の圧力を常時減圧状態に
    維持させるようにした被乾燥体の乾燥システムであっ
    て、 前記乾燥室内の対向する一対の側壁面のうち一方の側壁
    面に、対向する他方の側壁面に向かって略水平方向の空
    気流を生じさせる循環送風手段を配設し、この循環送風
    手段から送出される空気により、前記載置台の内方に水
    平方向の空気流の流れを形成したことを特徴とする被乾
    燥体の乾燥システム。
  3. 【請求項3】前記循環送風手段による空気流の流れを、
    所定間隔おきに配列された複数の遠赤外線ヒータのう
    ち、一台目の遠赤外線ヒータの側方では、一方の側壁面
    から他方の側壁面に向かうように設定し、これに続く2
    台目の遠赤外線ヒータの側方では、前記空気流の流れを
    他方の側壁面から一方の側壁面に向かうように設定し、
    これに続く3台目の遠赤外線ヒータの側方では、再び一
    方の側壁面から他方の側壁面に向かうように前記空気流
    の流れ方向を設定し、乾燥室全体では1つおきに同じ方
    向に空気流の流れを設定したことを特徴とする請求項2
    に記載の被乾燥体の乾燥システム。
  4. 【請求項4】前記循環送風手段による空気流の流れを、
    一定時間毎に反対方向に流れるように設定したことを特
    徴とする請求項2に記載の被乾燥体の乾燥システム。
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