JP2899965B2 - 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 - Google Patents
加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置Info
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- JP2899965B2 JP2899965B2 JP26293597A JP26293597A JP2899965B2 JP 2899965 B2 JP2899965 B2 JP 2899965B2 JP 26293597 A JP26293597 A JP 26293597A JP 26293597 A JP26293597 A JP 26293597A JP 2899965 B2 JP2899965 B2 JP 2899965B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- mandrel
- rollers
- roller
- belt
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65C—LABELLING OR TAGGING MACHINES, APPARATUS, OR PROCESSES
- B65C3/00—Labelling other than flat surfaces
- B65C3/06—Affixing labels to short rigid containers
- B65C3/065—Affixing labels to short rigid containers by placing tubular labels around the container
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】扁平に折り合わせた定寸カッ
ト済の加熱収縮性チューブの下部をチューブ拡開用マン
ドレルの上細斜面に外嵌めし、このチューブをマンドレ
ル外面に沿わせて張設した下降ベルトにより、マンドレ
ルに沿わせ拡開しながら引き下ろすことで、ボトルなど
の被嵌装物に所望長のチューブを被せる装置に関する。
ト済の加熱収縮性チューブの下部をチューブ拡開用マン
ドレルの上細斜面に外嵌めし、このチューブをマンドレ
ル外面に沿わせて張設した下降ベルトにより、マンドレ
ルに沿わせ拡開しながら引き下ろすことで、ボトルなど
の被嵌装物に所望長のチューブを被せる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の扁平チューブ(スリーブ)を、
拡開して容器に被せる装置としては、従来、例えば特開
昭62−44428号公報記載のものが有る。この従来
の技術は、上方から下方に向けて動く熱収縮性フイルム
の連続した長尺な扁平スリーブ、該扁平スリーブの下端
部を拡径するための該スリーブ内に挿入配置した短尺な
スリーブ拡径部材、該スリーブ拡径部材の左右側部に回
転自在に装着した回転ローラ、該回転ローラの外部下方
に配設してあって該回転ローラとの間に該スリーブ拡径
した状態で挾持するとともに該回転ローラを受承する左
右一対の送りローラ、該一対の送りローラを反対方向に
間欠的に回転させ該回転ローラとの間に挾持した該スリ
ーブを所定長ごとに降下させる間欠的駆動手段、該送り
ローラの下方に配設した該スリーブの切断手段、該切断
手段の下方にあって該スリーブ拡径部材の同一垂直線上
に瓶等の容器を間欠的に供給する容器供給手段からなる
容器に熱収縮性スリーブ状フイルムを被着させる装置で
ある。
拡開して容器に被せる装置としては、従来、例えば特開
昭62−44428号公報記載のものが有る。この従来
の技術は、上方から下方に向けて動く熱収縮性フイルム
の連続した長尺な扁平スリーブ、該扁平スリーブの下端
部を拡径するための該スリーブ内に挿入配置した短尺な
スリーブ拡径部材、該スリーブ拡径部材の左右側部に回
転自在に装着した回転ローラ、該回転ローラの外部下方
に配設してあって該回転ローラとの間に該スリーブ拡径
した状態で挾持するとともに該回転ローラを受承する左
右一対の送りローラ、該一対の送りローラを反対方向に
間欠的に回転させ該回転ローラとの間に挾持した該スリ
ーブを所定長ごとに降下させる間欠的駆動手段、該送り
ローラの下方に配設した該スリーブの切断手段、該切断
手段の下方にあって該スリーブ拡径部材の同一垂直線上
に瓶等の容器を間欠的に供給する容器供給手段からなる
容器に熱収縮性スリーブ状フイルムを被着させる装置で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、ほぼ円筒状のスリーブ拡径用筒体(以下マンドレル
という)の左右両側切欠部の上下に、それぞれ回転可能
に軸支した左右のローラ対の各上下ローラ間に、スリー
ブを挟んで比較的大径の送りドライブローラをそれぞれ
転動可能に深く喰い込ませて転動させることで、スリー
ブを送ると共に、マンドレルの落下防止と回転止めとを
一挙に実現できるとしている。
は、ほぼ円筒状のスリーブ拡径用筒体(以下マンドレル
という)の左右両側切欠部の上下に、それぞれ回転可能
に軸支した左右のローラ対の各上下ローラ間に、スリー
ブを挟んで比較的大径の送りドライブローラをそれぞれ
転動可能に深く喰い込ませて転動させることで、スリー
ブを送ると共に、マンドレルの落下防止と回転止めとを
一挙に実現できるとしている。
【0004】ところが、実際には、この従来例では、マ
ンドレル内の左右上下2対の各ローラ間にドライブロー
ラを深く喰い込ませてスリーブを大きく変形させなが
ら、スリーブ送りとマンドレルの位置決めとを同時に実
行しようとしているので、各ローラの対向位置の僅かな
変動で、スリーブがローラ転接部にドライブローラの回
転力で自喰い込み易く、スリーブ外側の送りローラがス
リーブ内側のマンドレル外面のローラ対に喰い付いて、
送りローラが回転しなくなったり、このローラを無理に
回転させるとスリーブが破れたり『シワ』が生じてしま
うという本質的かつ重大な問題点が有る。
ンドレル内の左右上下2対の各ローラ間にドライブロー
ラを深く喰い込ませてスリーブを大きく変形させなが
ら、スリーブ送りとマンドレルの位置決めとを同時に実
行しようとしているので、各ローラの対向位置の僅かな
変動で、スリーブがローラ転接部にドライブローラの回
転力で自喰い込み易く、スリーブ外側の送りローラがス
リーブ内側のマンドレル外面のローラ対に喰い付いて、
送りローラが回転しなくなったり、このローラを無理に
回転させるとスリーブが破れたり『シワ』が生じてしま
うという本質的かつ重大な問題点が有る。
【0005】また、スリーブ径の僅かなバラツキによ
り、スリーブとマンドレルとの嵌合状態がゆるい場合に
は、下降中のスリーブに『ヨジレ』や『タルミ』・『斜
行』などが瞬時に生じて、スリーブにまたもや『破れ』
や『シワ』が生じ、使いものにならなくなると共に、上
記スリーブ径が僅かに小さい場合では、スリーブがマン
ドレルに貼り付いてスリーブ送りが不可能になってしま
うという互いに相容れない本質的かつ、重大な問題点が
有る。
り、スリーブとマンドレルとの嵌合状態がゆるい場合に
は、下降中のスリーブに『ヨジレ』や『タルミ』・『斜
行』などが瞬時に生じて、スリーブにまたもや『破れ』
や『シワ』が生じ、使いものにならなくなると共に、上
記スリーブ径が僅かに小さい場合では、スリーブがマン
ドレルに貼り付いてスリーブ送りが不可能になってしま
うという互いに相容れない本質的かつ、重大な問題点が
有る。
【0006】さらに、上記従来例とは別に、現在では、
特開平8−119234号公報記載のもののように、偏
平状に折り合わせた筒状のフイルムを繰り出す繰出用手
段と、繰り出した長尺状のフイルムを所定寸法に切断す
る切断装置と、切断したフイルムを切断装置の下方に設
けられたマンドレルに外嵌すべく、該フイルムを下降さ
せながら開口させるエアー吸引式の拡開用ベルト装置
と、マドレルに外嵌したフイルムを下方の被嵌装物に被
嵌すべく、該フイルムを引き降ろす引降用回転体とを備
え、前記切断装置と拡開用ベルト装置との間には、フイ
ルムを拡開用ベルト装置へ移送するベルト体を有するベ
ルト搬送装置が設けてあり、前記切断装置によるフイル
ムの切断位置と、ベルト搬送装置によるフイルムの移送
開始位置との距離を、切断するフイルムの長さ以上に設
定可能に設けた被嵌装物の筒状フイルム嵌装装置も周知
である。
特開平8−119234号公報記載のもののように、偏
平状に折り合わせた筒状のフイルムを繰り出す繰出用手
段と、繰り出した長尺状のフイルムを所定寸法に切断す
る切断装置と、切断したフイルムを切断装置の下方に設
けられたマンドレルに外嵌すべく、該フイルムを下降さ
せながら開口させるエアー吸引式の拡開用ベルト装置
と、マドレルに外嵌したフイルムを下方の被嵌装物に被
嵌すべく、該フイルムを引き降ろす引降用回転体とを備
え、前記切断装置と拡開用ベルト装置との間には、フイ
ルムを拡開用ベルト装置へ移送するベルト体を有するベ
ルト搬送装置が設けてあり、前記切断装置によるフイル
ムの切断位置と、ベルト搬送装置によるフイルムの移送
開始位置との距離を、切断するフイルムの長さ以上に設
定可能に設けた被嵌装物の筒状フイルム嵌装装置も周知
である。
【0007】ところが、この従来例は、エアー吸引ポン
プと、エアーチャンバーと排気系統とを必要するため、
配管系統とエアー吸引用孔明きベルトが別途必要で、大
掛りかつ、広いスペースを要すると共に、複雑に配設し
なければならず、取扱い面倒で、設備が高価になるとい
う問題点が有った。
プと、エアーチャンバーと排気系統とを必要するため、
配管系統とエアー吸引用孔明きベルトが別途必要で、大
掛りかつ、広いスペースを要すると共に、複雑に配設し
なければならず、取扱い面倒で、設備が高価になるとい
う問題点が有った。
【0008】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、扁平に折り合せた定寸の加熱収縮性チューブを
拡開しつつベルトで移送するためのマンドレルを磁気的
吸引力で固定材に対し所定間隙を保ち吸引定位してマン
ドレル自体の落下や回転等の妄動を阻止すると共に、マ
ンドレルに被せたチューブを安定確実に拡開しながら移
送し被嵌装物に被せることを目的とする。
ために、扁平に折り合せた定寸の加熱収縮性チューブを
拡開しつつベルトで移送するためのマンドレルを磁気的
吸引力で固定材に対し所定間隙を保ち吸引定位してマン
ドレル自体の落下や回転等の妄動を阻止すると共に、マ
ンドレルに被せたチューブを安定確実に拡開しながら移
送し被嵌装物に被せることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、扁平に折り合わせた定寸カット済の加熱収縮性チュ
ーブの下部をチューブ拡開用マンドレルの上細斜面に外
嵌めし、このチューブをマンドレル外面に沿わせて張設
した下降ベルトにより、マンドレルに沿わせ拡開しなが
ら引き下ろすことで、被嵌装物に所望長のチューブを被
せる装置において、筒体を縦に二つ割りした上細のマン
ドレルを前記チューブの下降中心線を挟み左右対称に配
置すると共に、各マンドレルの上細斜面の下部付近に形
成した透孔からそれぞれ外部に向け、上下に対をなす対
接ローラを各マンドレル内に枢支横設して、これら各対
接ローラ間における左右の外部固定材にそれぞれマンド
レルの位置決めローラを枢支横設して、これら各ローラ
をそれぞれ前記各対接ローラに前記下降ベルトを挟んで
転接配設し、また、各マンドレルの下部には、その透孔
から外部に向け従動ローラを枢支横設して、これら各ロ
ーラには、チューブを下降させる左右の原動ローラをそ
れぞれ下降ベルトを挟んで転接配設し、さらに、前記各
ローラの全部を磁性材で作ってこれら各ローラを前記マ
ンドレルと共に互いに磁力吸引させて定位することで、
互いに磁気吸引し合う対接ローラと位置決めローラおよ
び同じく磁気吸引し合う従動ローラと原動ローラとで前
記下降ベルトを介してそれぞれチューブを下降可能に挾
支すると共に、このチューブの下降に伴う各マンドレル
の位置ずれを阻止したことで達成できた。
は、扁平に折り合わせた定寸カット済の加熱収縮性チュ
ーブの下部をチューブ拡開用マンドレルの上細斜面に外
嵌めし、このチューブをマンドレル外面に沿わせて張設
した下降ベルトにより、マンドレルに沿わせ拡開しなが
ら引き下ろすことで、被嵌装物に所望長のチューブを被
せる装置において、筒体を縦に二つ割りした上細のマン
ドレルを前記チューブの下降中心線を挟み左右対称に配
置すると共に、各マンドレルの上細斜面の下部付近に形
成した透孔からそれぞれ外部に向け、上下に対をなす対
接ローラを各マンドレル内に枢支横設して、これら各対
接ローラ間における左右の外部固定材にそれぞれマンド
レルの位置決めローラを枢支横設して、これら各ローラ
をそれぞれ前記各対接ローラに前記下降ベルトを挟んで
転接配設し、また、各マンドレルの下部には、その透孔
から外部に向け従動ローラを枢支横設して、これら各ロ
ーラには、チューブを下降させる左右の原動ローラをそ
れぞれ下降ベルトを挟んで転接配設し、さらに、前記各
ローラの全部を磁性材で作ってこれら各ローラを前記マ
ンドレルと共に互いに磁力吸引させて定位することで、
互いに磁気吸引し合う対接ローラと位置決めローラおよ
び同じく磁気吸引し合う従動ローラと原動ローラとで前
記下降ベルトを介してそれぞれチューブを下降可能に挾
支すると共に、このチューブの下降に伴う各マンドレル
の位置ずれを阻止したことで達成できた。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1に示すように、一軸延伸塩化ビニールチューブ等の
若干の剛性を有する可撓薄手チューブに所定の印刷を施
して多数のラベルを一体連設した後、扁平に折り合わせ
て作った長尺の加熱収縮性チューブを所望長にカットし
て得た加熱収縮性チューブ1をチューブ拡開用マンドレ
ル2の上細斜面3に周知の予備拡開手段や手動で外嵌め
し、このチューブ1をマンドレル外面に沿わせて張設し
たゴム製の平ベルトまたは内面ラダー状のゴムベルトな
どによる下降ベルトVにより、マンドレル2に沿わせ拡
開しながら引き下ろすことで、ボトルなどの被嵌装物B
に所望長のチューブ1を被せる装置を構成することに有
る。
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1に示すように、一軸延伸塩化ビニールチューブ等の
若干の剛性を有する可撓薄手チューブに所定の印刷を施
して多数のラベルを一体連設した後、扁平に折り合わせ
て作った長尺の加熱収縮性チューブを所望長にカットし
て得た加熱収縮性チューブ1をチューブ拡開用マンドレ
ル2の上細斜面3に周知の予備拡開手段や手動で外嵌め
し、このチューブ1をマンドレル外面に沿わせて張設し
たゴム製の平ベルトまたは内面ラダー状のゴムベルトな
どによる下降ベルトVにより、マンドレル2に沿わせ拡
開しながら引き下ろすことで、ボトルなどの被嵌装物B
に所望長のチューブ1を被せる装置を構成することに有
る。
【0011】本発明では、フッ素樹脂コートした金属や
プラスチック等の表面滑性に富む素材で作った円筒体を
縦に二つ割りした縦長で上細のマンドレル2,2の二つ
を前記チューブ1の下降中心線Lを挟み図1、図4のよ
うに左右対称に配置すると共に、これら左右のマンドレ
ル2には、予じめその上細斜面3の下部付近に図2
(a)、図3のように形成した透孔4からそれぞれ外部
に向け、上下に対をなす対接ローラ5,5を図3のよう
にマンドレル2内の枢支片5Aに枢軸5aで枢支横設す
る。
プラスチック等の表面滑性に富む素材で作った円筒体を
縦に二つ割りした縦長で上細のマンドレル2,2の二つ
を前記チューブ1の下降中心線Lを挟み図1、図4のよ
うに左右対称に配置すると共に、これら左右のマンドレ
ル2には、予じめその上細斜面3の下部付近に図2
(a)、図3のように形成した透孔4からそれぞれ外部
に向け、上下に対をなす対接ローラ5,5を図3のよう
にマンドレル2内の枢支片5Aに枢軸5aで枢支横設す
る。
【0012】そして、これら上下の各対接ローラ5に
は、図1、図4のように基台Aから上下の対接ローラ
5,5間に向け突設してある外部固定材6に枢着した左
右の位置決めローラ7をそれぞれ前記下降ベルトVを挟
んで上下の各ローラ5,5間に浅く挿入しつつ転接配設
し、また、左右のマンドレル2の下部には、図2、図3
のようにその透孔4または切欠から外部に向け従動ロー
ラ8,8を各マンドレル2内に溶着した枢支片8Aと枢
軸8aとで図3のように枢支横設し、これら各ローラに
向け、鉛直設置の基枠Aから図1のように突設した外部
固定材6に、それぞれ左右の原動ローラ9を枢軸9aで
図1のように枢支横設して、これら各ローラ9を前記下
降ベルトVを挟んで各従動ローラ8に転接配設する。
は、図1、図4のように基台Aから上下の対接ローラ
5,5間に向け突設してある外部固定材6に枢着した左
右の位置決めローラ7をそれぞれ前記下降ベルトVを挟
んで上下の各ローラ5,5間に浅く挿入しつつ転接配設
し、また、左右のマンドレル2の下部には、図2、図3
のようにその透孔4または切欠から外部に向け従動ロー
ラ8,8を各マンドレル2内に溶着した枢支片8Aと枢
軸8aとで図3のように枢支横設し、これら各ローラに
向け、鉛直設置の基枠Aから図1のように突設した外部
固定材6に、それぞれ左右の原動ローラ9を枢軸9aで
図1のように枢支横設して、これら各ローラ9を前記下
降ベルトVを挟んで各従動ローラ8に転接配設する。
【0013】さらに、これら左右の各ベルトVの上部を
それぞれ図1、図5のように外部固定材6に強固に枢支
突設した左右のアーム11の上部枢軸11aのプーリP
に掛け渡して、前記左右のマンドレル2の上細斜面3に
前記各アーム間に張設したスプリングSの牽引力で軽く
弾接させると共に、これら左右のベルトVの下部延在部
をそれぞれ図1のように前記位置決めローラ7の両側を
経て左右の原動ローラ9に縦方向エンドレスに掛け渡し
て張設する。
それぞれ図1、図5のように外部固定材6に強固に枢支
突設した左右のアーム11の上部枢軸11aのプーリP
に掛け渡して、前記左右のマンドレル2の上細斜面3に
前記各アーム間に張設したスプリングSの牽引力で軽く
弾接させると共に、これら左右のベルトVの下部延在部
をそれぞれ図1のように前記位置決めローラ7の両側を
経て左右の原動ローラ9に縦方向エンドレスに掛け渡し
て張設する。
【0014】そして、本発明では、前記各ローラを磁性
材で作り、各対接ローラ5,5は、フェライト磁石等で
図12のようにローラ外周面が満遍なくN極(またはS
極)に着磁した永久磁石製着磁ローラを用い、位置決め
ローラ7,7も図12のように永久磁石で外周面を満遍
なくS極(またはN極)に着磁した着磁ローラを用い、
さらに、従動ローラ8および原動ローラ9も図12のよ
うにこれらローラ対接外周面が互いに異極に着磁した永
久磁石ローラを用いる。
材で作り、各対接ローラ5,5は、フェライト磁石等で
図12のようにローラ外周面が満遍なくN極(またはS
極)に着磁した永久磁石製着磁ローラを用い、位置決め
ローラ7,7も図12のように永久磁石で外周面を満遍
なくS極(またはN極)に着磁した着磁ローラを用い、
さらに、従動ローラ8および原動ローラ9も図12のよ
うにこれらローラ対接外周面が互いに異極に着磁した永
久磁石ローラを用いる。
【0015】そして、マンドレル2は、前記各ローラに
よる磁力吸引定位作用により、互いに磁力吸引し合う前
記対接ローラ5と位置決めローラ7および従動ローラ8
と原動ローラ9との間に生じている磁気吸引力でそれぞ
れ前記下降ベルトVを挟んでチューブ1を図7から図1
1までの各図に示す順序で下降可能に挾支することがで
きると共に、このチューブ1の下降に伴い各マンドレル
2に加わる滑動摩擦力による各マンドレル2の位置ずれ
を阻止できる本発明による加熱収縮性チューブ1を被嵌
装物Bに被せる装置の基本形態を構成できた。なお、前
記各構成部材は、単なるゴム製または磁性ゴムや着磁ゴ
ム製の下降ベルトVを除き、すべて金属や強化プラスチ
ック等の強靭材を用いて強固に組立てる。
よる磁力吸引定位作用により、互いに磁力吸引し合う前
記対接ローラ5と位置決めローラ7および従動ローラ8
と原動ローラ9との間に生じている磁気吸引力でそれぞ
れ前記下降ベルトVを挟んでチューブ1を図7から図1
1までの各図に示す順序で下降可能に挾支することがで
きると共に、このチューブ1の下降に伴い各マンドレル
2に加わる滑動摩擦力による各マンドレル2の位置ずれ
を阻止できる本発明による加熱収縮性チューブ1を被嵌
装物Bに被せる装置の基本形態を構成できた。なお、前
記各構成部材は、単なるゴム製または磁性ゴムや着磁ゴ
ム製の下降ベルトVを除き、すべて金属や強化プラスチ
ック等の強靭材を用いて強固に組立てる。
【0016】そして、チューブ1の送りの手段として
は、周知の間欠送りベルトコンベアBLで被嵌装物Bが
チューブ1の下降通路下に来たことを作業者の目視観察
や他の周知手段で検知し、原動ローラ9をモータで回転
駆動してチューブ1を下降させることができる。その具
体的手段の一例としては、図5から図7までの各図に示
すように、基枠Aから延びる外部固定材6に固定配置し
た前記モータMの出力ギヤG1に図7のように互いに直
列噛合枢支した左右の平ギヤG2 ,G2 を順次に噛合配
設するとともに、これら左右の平ギヤG2 に同軸的に固
定した左右のプーリP1 をそれぞれベルトV1 を介し、
同図7のように、左右の原動ローラ軸9aのプーリP2
に掛け渡すことで、左右の原動ローラ9,9を図9の矢
示のように互いに逆方向に回転ドライブしてチューブ1
を所望時に下降させることができるようにしてある。
は、周知の間欠送りベルトコンベアBLで被嵌装物Bが
チューブ1の下降通路下に来たことを作業者の目視観察
や他の周知手段で検知し、原動ローラ9をモータで回転
駆動してチューブ1を下降させることができる。その具
体的手段の一例としては、図5から図7までの各図に示
すように、基枠Aから延びる外部固定材6に固定配置し
た前記モータMの出力ギヤG1に図7のように互いに直
列噛合枢支した左右の平ギヤG2 ,G2 を順次に噛合配
設するとともに、これら左右の平ギヤG2 に同軸的に固
定した左右のプーリP1 をそれぞれベルトV1 を介し、
同図7のように、左右の原動ローラ軸9aのプーリP2
に掛け渡すことで、左右の原動ローラ9,9を図9の矢
示のように互いに逆方向に回転ドライブしてチューブ1
を所望時に下降させることができるようにしてある。
【0017】マンドレル2は、平面小判形の筒体や楕円
筒体とか、筒状輪郭を有する外面滑性の良い「カゴ」を
縦に二つ割りして作ってもよく、また、マンドレル2の
ローラ対応外面には、図2(a)、(b)のようにチュ
ーブ滑動平坦面2Aを形成してもよく、さらに、各図中
符号nで示すものは、すべて止めねじ、符号Jで示すも
のはすべてボールベアリング等の軸受けである。
筒体とか、筒状輪郭を有する外面滑性の良い「カゴ」を
縦に二つ割りして作ってもよく、また、マンドレル2の
ローラ対応外面には、図2(a)、(b)のようにチュ
ーブ滑動平坦面2Aを形成してもよく、さらに、各図中
符号nで示すものは、すべて止めねじ、符号Jで示すも
のはすべてボールベアリング等の軸受けである。
【0018】さらに、前述した例では、図12のよう
に、前記各ローラ5,7,8,9の全部を永久磁石で作
ってこれら各ローラを前記マンドレル2と共に互いに磁
力吸引させて定位することで、互いに磁気吸引し合う対
接ローラ5と位置決めローラ7および同じく磁気吸引し
合う従動ローラ8と原動ローラ9とでそれぞれ下降ベル
トVを介してチューブ1を下降可能に挟支すると共に、
このチューブ1の下降に伴う各マンドレル2,2の位置
ずれを阻止した例につき述べたが、これら各ローラは、
それぞれ互いに対向するローラのうちのいずれか一方の
ローラだけを永久磁石で作り、他方のローラを鉄などの
磁性材で作ってもよい。
に、前記各ローラ5,7,8,9の全部を永久磁石で作
ってこれら各ローラを前記マンドレル2と共に互いに磁
力吸引させて定位することで、互いに磁気吸引し合う対
接ローラ5と位置決めローラ7および同じく磁気吸引し
合う従動ローラ8と原動ローラ9とでそれぞれ下降ベル
トVを介してチューブ1を下降可能に挟支すると共に、
このチューブ1の下降に伴う各マンドレル2,2の位置
ずれを阻止した例につき述べたが、これら各ローラは、
それぞれ互いに対向するローラのうちのいずれか一方の
ローラだけを永久磁石で作り、他方のローラを鉄などの
磁性材で作ってもよい。
【0019】要するに、各ローラのうち、対接ローラ5
と位置決めローラ7および従動ローラ8と原動ローラ9
とをそれぞれ互いに磁力吸引し合うように各ローラを作
ればよく、また各ローラの着磁方向も図15および図1
6に示すように、各ローラ5,7,8,9の軸線方向に
強く着磁した永久磁石製ローラを互いに異極で対向する
ように配設して用いてもよく、この場合においても、互
いに対向するローラのうちの一方のローラだけを着磁ロ
ーラとし、他方のローラは、単なる磁性材で作ったもの
でよい。
と位置決めローラ7および従動ローラ8と原動ローラ9
とをそれぞれ互いに磁力吸引し合うように各ローラを作
ればよく、また各ローラの着磁方向も図15および図1
6に示すように、各ローラ5,7,8,9の軸線方向に
強く着磁した永久磁石製ローラを互いに異極で対向する
ように配設して用いてもよく、この場合においても、互
いに対向するローラのうちの一方のローラだけを着磁ロ
ーラとし、他方のローラは、単なる磁性材で作ったもの
でよい。
【0020】本発明は、以上のような構成となしたの
で、これを使用するに当り、先ず、左右の原動ローラ9
をモータMの回転力で図5、図7に示すギヤG1,G2 、
プーリP1,P2 やベルトV1 などの伝動部材を介し図8
のように互いに反対方向に回転させて下降ベルトVを図
1、図9および図10の各図の矢示方向に回転駆動す
る。
で、これを使用するに当り、先ず、左右の原動ローラ9
をモータMの回転力で図5、図7に示すギヤG1,G2 、
プーリP1,P2 やベルトV1 などの伝動部材を介し図8
のように互いに反対方向に回転させて下降ベルトVを図
1、図9および図10の各図の矢示方向に回転駆動す
る。
【0021】次いで、前記ベルトコンベアBL上の被嵌
装物Bがチューブ1の下降中心線Lの直下に図8のよう
に来たときに、定寸カット済チューブ1の下部表裏各片
を手指でひねり滑動させながら拡開し、または前記従来
例のような周知のチューブ予備拡開手段で拡げながら、
チューブ1をその有する弾力と剛性とを利用してマンド
レル2の左右の上細斜面3に図8の鎖線のように被せ始
める。
装物Bがチューブ1の下降中心線Lの直下に図8のよう
に来たときに、定寸カット済チューブ1の下部表裏各片
を手指でひねり滑動させながら拡開し、または前記従来
例のような周知のチューブ予備拡開手段で拡げながら、
チューブ1をその有する弾力と剛性とを利用してマンド
レル2の左右の上細斜面3に図8の鎖線のように被せ始
める。
【0022】そして、上記上細斜面3の比較的上部に左
右のプーリPでそれぞれ弾接している下降ベルトVの上
部と左右のマンドレル2の上細斜面3の上部との間に、
前記被せ始めたチューブ1の左右両側下端を図8の鎖線
位置を経て同図実線位置まで下げて挟み込むことで、こ
のチューブ1を今度は左右の下降ベルトVの下降摩擦力
で図9のように上記上細斜面3を経て図6のような左右
のマンドレル2の平面輪郭に応じて図10のように拡径
しながら、マンドレル2の下部まで下降させることがで
きる。
右のプーリPでそれぞれ弾接している下降ベルトVの上
部と左右のマンドレル2の上細斜面3の上部との間に、
前記被せ始めたチューブ1の左右両側下端を図8の鎖線
位置を経て同図実線位置まで下げて挟み込むことで、こ
のチューブ1を今度は左右の下降ベルトVの下降摩擦力
で図9のように上記上細斜面3を経て図6のような左右
のマンドレル2の平面輪郭に応じて図10のように拡径
しながら、マンドレル2の下部まで下降させることがで
きる。
【0023】すなわち、チューブ1は、その中のマンド
レル2との滑動摩擦力よりもチューブ外面に対する下降
ベルトVの下降面と間に生じているベルトとの下降摩擦
力の方が大きくなるように、各部の材質を前記のように
設定したので、チュー1を円滑に下降させ得る。この下
降の進行に伴ない、チューブ1が原動ローラ9と従動ロ
ーラ8,8間に下降ベルトVを介し図12のように挟み
込まれると、今度は、図1のように上記各ローラ8,9
の磁力吸引力による挾支下降力でチューブ1は強制下降
し、被嵌装物Bに所望長のチューブ1を図1の状態を経
て図11のように被せ終えることができ、被嵌装物Bを
他所に移動した後、加熱収縮性チューブ1を熱風や加熱
水蒸気で加熱することで、チューブ1を被嵌装物Bの外
面に沿わせて美しく収縮させ、ボトル製品等として出荷
することができる。
レル2との滑動摩擦力よりもチューブ外面に対する下降
ベルトVの下降面と間に生じているベルトとの下降摩擦
力の方が大きくなるように、各部の材質を前記のように
設定したので、チュー1を円滑に下降させ得る。この下
降の進行に伴ない、チューブ1が原動ローラ9と従動ロ
ーラ8,8間に下降ベルトVを介し図12のように挟み
込まれると、今度は、図1のように上記各ローラ8,9
の磁力吸引力による挾支下降力でチューブ1は強制下降
し、被嵌装物Bに所望長のチューブ1を図1の状態を経
て図11のように被せ終えることができ、被嵌装物Bを
他所に移動した後、加熱収縮性チューブ1を熱風や加熱
水蒸気で加熱することで、チューブ1を被嵌装物Bの外
面に沿わせて美しく収縮させ、ボトル製品等として出荷
することができる。
【0024】
【実施例】本発明では、長尺チューブの下部または、定
寸のチューブ1をそれぞれ周知の予備拡開手段を介して
マンドレル2の上細斜面3に外嵌めし始めるに当り、下
降ベルトVの上部における左右のプーリPの間隔を図1
3のように一旦拡げて上細斜面3の上部に長尺チューブ
(図示せず)の予備拡開した下部を同図13のように一
旦被せた後、その上部を周知の平刃カッタなどで剪断
し、次いで左右のプーリPを下降ベルトVと共に図8の
ように上細斜面3に上記カット済チューブ1を挟んでス
プリングSの牽引弾力で弾接させれば、図9、図10、
図1の各図の状態を経て図11のように被せ終えること
ができた。
寸のチューブ1をそれぞれ周知の予備拡開手段を介して
マンドレル2の上細斜面3に外嵌めし始めるに当り、下
降ベルトVの上部における左右のプーリPの間隔を図1
3のように一旦拡げて上細斜面3の上部に長尺チューブ
(図示せず)の予備拡開した下部を同図13のように一
旦被せた後、その上部を周知の平刃カッタなどで剪断
し、次いで左右のプーリPを下降ベルトVと共に図8の
ように上細斜面3に上記カット済チューブ1を挟んでス
プリングSの牽引弾力で弾接させれば、図9、図10、
図1の各図の状態を経て図11のように被せ終えること
ができた。
【0025】上記の左右のプーリPの開閉手段の具体例
としては、これらプーリPを枢着した前記左右のアーム
11,11の上部対向部分に図14で示す下細のピスト
ンPSを流体シリンダや電磁プランジャなどの昇降駆動
源SLで同図14の破線位置から実線位置にスプリング
Sの牽引弾力に抗して差し込むことで、アーム11,1
1をその下部枢支部(位置決めローラ7の枢軸7aまた
はこの枢軸に近い枢軸)を支点として図13のように外
向きに開き回動でき、左右のマンドレル2の上細斜面3
からそれぞれプーリPを左右のベルトV1 と共に離すこ
とができる。
としては、これらプーリPを枢着した前記左右のアーム
11,11の上部対向部分に図14で示す下細のピスト
ンPSを流体シリンダや電磁プランジャなどの昇降駆動
源SLで同図14の破線位置から実線位置にスプリング
Sの牽引弾力に抗して差し込むことで、アーム11,1
1をその下部枢支部(位置決めローラ7の枢軸7aまた
はこの枢軸に近い枢軸)を支点として図13のように外
向きに開き回動でき、左右のマンドレル2の上細斜面3
からそれぞれプーリPを左右のベルトV1 と共に離すこ
とができる。
【0026】そして、定寸のチューブ1を同図13のよ
うに上細斜面3に外嵌めし始めたとき、または前記のよ
うに長尺チューブの下部を上細斜面3に被せた後、その
上部をカットしたときに、左右のアーム11,11間か
らピストンPSを図14の破線で示すように引き抜け
ば、左右のアーム11が内向きに図8のようにスプリン
グSで弾力復帰して、左右の下降ベルトVの上部がプー
リPと共に同図8のようにチューブ1を挟んでマンドレ
ル2の左右の上細斜面3に弾接し、チューブ1を前述の
ような下降順序で図1、図11のように被嵌装物Bに被
せることができる。
うに上細斜面3に外嵌めし始めたとき、または前記のよ
うに長尺チューブの下部を上細斜面3に被せた後、その
上部をカットしたときに、左右のアーム11,11間か
らピストンPSを図14の破線で示すように引き抜け
ば、左右のアーム11が内向きに図8のようにスプリン
グSで弾力復帰して、左右の下降ベルトVの上部がプー
リPと共に同図8のようにチューブ1を挟んでマンドレ
ル2の左右の上細斜面3に弾接し、チューブ1を前述の
ような下降順序で図1、図11のように被嵌装物Bに被
せることができる。
【0027】なお、被嵌装物Bには、前述したような平
面輪郭が円形のボトルに限るものではなく、楕円筒ボト
ルや角筒ボトル等をも採用でき、また、本発明装置にお
ける前述のマンドレル2の上細斜面3の形状は、図2の
(b)に示すように、半径方向および周面方向の両方向
にそれぞれ上細の斜面3aとしてもよく、この場合は、
チューブ1の下部を少し拡開しただけで、マンドレル2
に容易にチューブ1を外嵌めし始めることができる。
面輪郭が円形のボトルに限るものではなく、楕円筒ボト
ルや角筒ボトル等をも採用でき、また、本発明装置にお
ける前述のマンドレル2の上細斜面3の形状は、図2の
(b)に示すように、半径方向および周面方向の両方向
にそれぞれ上細の斜面3aとしてもよく、この場合は、
チューブ1の下部を少し拡開しただけで、マンドレル2
に容易にチューブ1を外嵌めし始めることができる。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態を採用し
たので、以下に記載の効果を奏する。所望長にカットし
たチューブ1をその長さ方向に移動可能に被せた左右の
マンドレル2に内装した対接ローラ5と従動ローラ8お
よびこれら各ローラにそれぞれ対向して固定材6側に枢
設した位置決めローラ7と原動ローラ9の全部を磁性材
で作ってこれら各ローラを前記マンドレル2および下降
ベルトVと共に互いに磁力吸引させて定位することで、
互いに磁気吸引し合う対接ローラ5と位置決めローラ7
および同じく磁気吸引し合う従動ローラ8と原動ローラ
9とでそれぞれカット済チューブ1を下降ベルトVを介
して下降可能に挟支することができると共に、このチュ
ーブ1の下降擦過摩擦に伴う各マンドレル2,2の位置
ずれを阻止することができたという第1の効果が有る。
たので、以下に記載の効果を奏する。所望長にカットし
たチューブ1をその長さ方向に移動可能に被せた左右の
マンドレル2に内装した対接ローラ5と従動ローラ8お
よびこれら各ローラにそれぞれ対向して固定材6側に枢
設した位置決めローラ7と原動ローラ9の全部を磁性材
で作ってこれら各ローラを前記マンドレル2および下降
ベルトVと共に互いに磁力吸引させて定位することで、
互いに磁気吸引し合う対接ローラ5と位置決めローラ7
および同じく磁気吸引し合う従動ローラ8と原動ローラ
9とでそれぞれカット済チューブ1を下降ベルトVを介
して下降可能に挟支することができると共に、このチュ
ーブ1の下降擦過摩擦に伴う各マンドレル2,2の位置
ずれを阻止することができたという第1の効果が有る。
【0029】また、本発明は、左右のマンドレル2の上
下をそれぞれ磁性ローラにより外部固定材6側の磁性ロ
ーラに磁力吸引させると共に、上下に対をなす対接ロー
ラ5,5間にチューブ1を介在させて位置決めローラ7
を磁力吸引力で下降ベルトVを介し対接転動させること
で、マンドレル2の上下の位置ずれと幅方向の位置ずれ
とを防ぐことができると共に、マンドレル自体に磁石等
磁力吸引専用部材を搭載しないでよいからマンドレルを
軽量化でき、しかも、外乱で、たとい位置ずれが生じた
としても、マンドレル2は、上記対接ローラ5と位置決
めローラ7との間に生じている磁力で直ちに正しい原位
置に復元するため、カット済のチューブ1を傷めること
なく常に円滑に下降案内できたという第2の効果も有
る。
下をそれぞれ磁性ローラにより外部固定材6側の磁性ロ
ーラに磁力吸引させると共に、上下に対をなす対接ロー
ラ5,5間にチューブ1を介在させて位置決めローラ7
を磁力吸引力で下降ベルトVを介し対接転動させること
で、マンドレル2の上下の位置ずれと幅方向の位置ずれ
とを防ぐことができると共に、マンドレル自体に磁石等
磁力吸引専用部材を搭載しないでよいからマンドレルを
軽量化でき、しかも、外乱で、たとい位置ずれが生じた
としても、マンドレル2は、上記対接ローラ5と位置決
めローラ7との間に生じている磁力で直ちに正しい原位
置に復元するため、カット済のチューブ1を傷めること
なく常に円滑に下降案内できたという第2の効果も有
る。
【0030】さらに、本発明によるマンドレル2は、筒
体をその中心線から縦方向に二つ割りして左右に分離し
たので、外部固定材6,6の間隔を変えるだけで、チュ
ーブ径の若干異なる複数種類のチューブに互換性よく対
応できたという使用上の便益も有る。
体をその中心線から縦方向に二つ割りして左右に分離し
たので、外部固定材6,6の間隔を変えるだけで、チュ
ーブ径の若干異なる複数種類のチューブに互換性よく対
応できたという使用上の便益も有る。
【図1】本発明装置の実施形態の一例を示す要部縦断立
面図
面図
【図2】本発明装置に用いるマンドレルの一例を示す斜
視図
視図
【図3】同上の縦断側面図
【図4】本発明装置の要部切欠横断平面図
【図5】本発明装置の要部切欠縦断側面図
【図6】本発明装置の要部切欠横断平面図
【図7】本発明装置の要部切欠縦断立面図
【図8】本発明装置の要部切欠縦断立面図
【図9】図8と状態を異にした縦断立面図
【図10】図9と状態を異にした縦断立面図
【図11】図10と状態を異にした縦断立面図
【図12】本発明に用いる各ローラの着磁例を示す要部
拡大縦断側面図
拡大縦断側面図
【図13】本発明の実施例を示す要部縦断立面図
【図14】図13に示すものの具体例要部の立面略図
【図15】本発明装置に用いる各ローラの他の着磁例を
示す要部拡大横断平面図
示す要部拡大横断平面図
【図16】本発明装置に用いる各ローラの他の着磁例を
示す要部拡大横断平面図
示す要部拡大横断平面図
1 定寸カット済チューブ 2 マンドレル 3 マンドレルの上細斜面 4 マンドレルの透孔 5 対接ローラ(磁性ローラ) 6 外部固定材 7 位置決めローラ(磁性ローラ) 8 従動ローラ(磁性ローラ) 9 原動ローラ(磁性ローラ) 11 左右のプーリ枢着アーム A 鉛直設置の基枠 B 被嵌装物 L チューブの下降中心線 V 摩擦係数の大きい素材で作った下降ベルト P プーリ
Claims (1)
- 【請求項1】 扁平に折り合わせた定寸カット済の加熱
収縮性チューブ1の下部をチューブ拡開用マンドレル2
の上細斜面3に外嵌めし、このチューブ1をマンドレル
外面に沿わせて張設した下降ベルトVにより、マンドレ
ル2に沿わせ拡開しながら引き下ろすことで、被嵌装物
Bに所望長のチューブ1を被せる装置において、筒体を
縦に二つ割りした上細のマンドレル2,2を前記チュー
ブ1の下降中心線Lを挟み左右対称に配置すると共に、
各マンドレル2の上細斜面3の下部付近に形成した透孔
4からそれぞれ外部に向け、上下に対をなす対接ローラ
5,5を各マンドレル2内に枢支横設して、これら各対
接ローラ間における左右の外部固定材6,6にそれぞれ
マンドレル2の位置決めローラ7を枢支横設して、これ
ら各ローラ7をそれぞれ前記各対接ローラ5に前記下降
ベルトVを挟んで転接配設し、また、各マンドレル2の
下部には、その透孔4から外部に向け従動ローラ8を枢
支横設して、これら各ローラ8には、チューブ1を下降
させる左右の原動ローラ9をそれぞれ下降ベルトVを挟
んで転接配設し、さらに、前記各ローラの全部を磁性材
で作ってこれら各ローラを前記マンドレル2と共に互い
に磁力吸引させて定位することで、互いに磁気吸引し合
う対接ローラ5と位置決めローラ7および同じく磁気吸
引し合う従動ローラ8と原動ローラ9とで前記下降ベル
トVを介してそれぞれチューブ1を下降可能に挾支する
と共に、このチューブ1の下降に伴う各マンドレル2,
2の位置ずれを阻止したことを特徴とする加熱収縮性チ
ューブを被嵌装物に被せる装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26293597A JP2899965B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26293597A JP2899965B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191733A JPH1191733A (ja) | 1999-04-06 |
JP2899965B2 true JP2899965B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=17382629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26293597A Expired - Fee Related JP2899965B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2899965B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3411875B2 (ja) * | 2000-01-20 | 2003-06-03 | 東洋ガラス株式会社 | マンドレル |
JP5662692B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2015-02-04 | 株式会社フジシールインターナショナル | フィルム開口機構 |
NL2007785C2 (en) | 2011-11-14 | 2013-05-16 | Fuji Seal Europe Bv | Mandrel to be suspended in a sleeving device for arranging sleeves around containers, sleeving device and method for arranging sleeves around containers. |
DE102014216187A1 (de) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | Krones Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Abtrennen von Etikettenhülsen von einem Folienschlauch |
CN104691864B (zh) * | 2015-02-15 | 2017-08-29 | 湖北中烟工业有限责任公司 | 卷烟设备条包透明纸美容器 |
DE102018113915A1 (de) * | 2018-06-11 | 2019-12-12 | Haver & Boecker Ohg | Öffnungsvorrichtung |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP26293597A patent/JP2899965B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1191733A (ja) | 1999-04-06 |
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