JP3281212B2 - 弾性を有するシート状長尺物の切断方法およびその切断装置 - Google Patents

弾性を有するシート状長尺物の切断方法およびその切断装置

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JP3281212B2
JP3281212B2 JP06141895A JP6141895A JP3281212B2 JP 3281212 B2 JP3281212 B2 JP 3281212B2 JP 06141895 A JP06141895 A JP 06141895A JP 6141895 A JP6141895 A JP 6141895A JP 3281212 B2 JP3281212 B2 JP 3281212B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状長尺物を切断
して、静電転写プロセスを用いた画像形成装置のクリー
ニングブレード等を得るためのシート状長尺物の切断方
法およびその切断装置に関するものであり、より詳しく
は、角部の直角度、角部稜線の真直度を充分に確保した
状態に切断できるシート状長尺物の切断方法およびその
切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】この種の切断方法として
は、例えば、特公平3−43039号公報に形成されて
いるものがある。その概要は以下の通りである。すなわ
ち、図5に示す如く、弾性材料で形成されたローラ10
0を設け、該ローラ100に対向して、ブレード受部材
101、102が間隔をおいて配置する。シート状長尺
物を切断する場合には、ローラ100と、ブレード受部
材101および102との間にシート状長尺物(図示省
略)を介在させる。
【0003】この状態で、ローラ100をブレード受部
材101および102へ向けて下方へ押下げる。これに
より、シート状長尺物は、ブレード受部材101および
102に案内されて、図5下方に膨隆し、この伸張した
部分が隙間Sに露出する。この状態で、図示しないカッ
ターを隙間S内に配置し、図5の紙面に直交する方向へ
移動させ、シート状長尺物を幅方向に沿って切断すると
いうものである。
【0004】しかしながら、この切断方法では、切断の
際に、シート状長尺物をその長手方向へ伸長させた状態
で、該伸長部を切断しているものの、伸長力が充分では
なく、したがって、カッターとシート状長尺物との切断
面抵抗を十分には小さくできない。このため、切断の際
にカッターが微動し、切断面部の角部の直角度、角部稜
線の真直度を充分に確保することができないという問題
がある。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、角部の直角
度、角部稜線の真直度を充分に確保した状態に切断でき
るシート状長尺物の切断方法およびその切断装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の点に特徴
を有するものである。すなわち、本発明によれば、弾性
を有するシート状長尺物を、上方へ向けた湾曲面を有す
る支持台に当接させて湾曲させ、該湾曲部を前記シート
状長尺物の幅方向に沿って切断する弾性を有するシート
状長尺物の切断方法において、前記支持台は、上方先端
が湾曲面に形成されると共に、シート状長尺物の進入に
同調して下方から押し上げられ、前記湾曲面に前記シー
ト状長尺物の長手方向両端部の近傍の各々に、先端が爪
状に形成された一対の引張部材を当接させ、前記引張部
材の各々の前記湾曲面との当接部が前記シート状長尺物
の長手方向に沿って互いに離間するような回転力を各々
の引張部材に付与した状態で、前記湾曲部を前記シート
状長尺物の幅方向に沿って走行カッターで切断すること
を特徴とする弾性を有するシート状長尺物の切断方法が
提供される。
【0007】また、本発明によれば、弾性を有するシー
ト状長尺物の一端部近傍を保持した状態で前記シート状
長尺物を長手方向へ搬送する搬送手段と、シート状長尺
物の進入に同調して下方から上昇して切断部に上方へ向
けた湾曲面を形成する支持台と、前記搬送手段によって
搬送されたシート状長尺物の他端部側が前記湾曲面に当
接された時に前記シート状長尺物の長手方向両端部の近
傍の各々に当接される、先端が爪状の形成された一対の
引張部材と、前記一対の引張部材の各々の前記湾曲部と
の当接部が前記シート状長尺物の長手方向に沿って互い
に離間するような回転力を一対の引張部材に付与する回
転力付与手段と、前記シート状長尺物の湾曲部を前記シ
ート状長尺物の幅方向に沿って切断する走行カッターに
よる切断手段と、を備えていることを特徴とする弾性を
有するシート状長尺物の切断装置が提供される。
【0008】
【作用】請求項1の発明に係る弾性を有するシート状長
尺物の切断方法では、弾性を有するシート状長尺物は、
上方へ向けた湾曲面を有する支持台に当接して湾曲状態
となる。支持台は、上下方向に進退可能に構成されてお
り、シート状長尺物が切断部に搬送されてきた時に下方
から押し上げられてシート状長尺物に当接するようにな
っている。また、シート状長尺物の湾曲面におけるシー
ト状長尺物の長手方向両端部の近傍の各々に、先端が爪
状に形成された一対の引張部材が当接し、引張部材の各
々の湾曲面との当接部がシート状長尺物の長手方向に沿
って互いに離間するような回転力を各々の引張部材に付
与した状態で、湾曲部がシート状長尺物の幅方向に沿っ
て走行カッターにより切断される。すなわち、本発明で
は、シート状長尺物の湾曲部は、シート状長尺物の長手
方向側の端部が、先端が爪状に形成された一対の引張部
材によって、シート状長尺物の長手方向へ充分に引張ら
れた状態で、かつ、走行カッターによって切断されるた
め、切断手段に対する切断面抵抗が小さくなり、切断手
段の微動が抑えられ、これにより、角部の直角度、角部
稜線の真直度が充分に確保されることになる。
【0009】請求項2の発明に係る弾性を有するシート
状長尺物の切断装置では、弾性を有するシート状長尺物
は、その一端部近傍が搬送手段によって保持された状態
で、長手方向へ搬送される。搬送されたシート状長尺物
は、その他端部側が、支持台の上方へ向けた湾曲面に当
接されて該湾曲面に沿って湾曲する。この状態で、湾曲
部に、先端が爪状に形成された一対の引張部材が、湾曲
面におけるシート状長尺物の長手方向両端部の近傍の各
々に当接され、この当接状態で、回転手段によって、一
対の引張部材の各々の前記湾曲部との当接部が前記シー
ト状長尺物の長手方向に沿って互いに離間するような回
転力が一対の引張部材に付与される。
【0010】この状態では、シート状長尺物の湾曲部
は、シート状長尺物の長手方向側の端部が、先端が爪状
に形成された一対の引張部材によって、シート状長尺物
の長手方向へ充分に引張られた状態となる。この状態
で、走行カッターからなる切断手段によって、シート状
長尺物の幅方向に沿って湾曲部が切断される。この切断
の際には、上記の如く、湾曲部は、シート状長尺物の長
手方向側の端部が、シート状長尺物の長手方向へ充分に
引張られた状態となるので、切断手段に対する切断面抵
抗が小さくなり、切断手段の微動が抑えられ、これによ
り、角部の直角度、角部稜線の真直度が充分に確保され
る。なお、請求項2の発明において、シート状長尺物の
一端部とは、シート状長尺物の搬送方向と反対側の端部
であり、シート状長尺物の他端部とは、シート状長尺物
の搬送方向側端部である。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1には、弾性を有するシート状長尺物を幅方向に
沿って切断し、クリーニングブレードを製造するための
装置が示されている。切断装置10は、ガイドテーブル
12を備えており、ガイドテーブル12は、図1の上面
および下面を除く側面に、側板12Aが設けられてお
り、後述するブロワ42からのエアがガイドテーブル1
2の側部から流出するのが阻止されるようになってい
る。
【0012】また、ガイドテーブル12の図1の上方側
には、図2にも示す如く、複数個のエア通過穴13Aが
形成された上板13が設けられており、この上板13に
シート状長尺物14が載置されるようになっている。ガ
イドテーブル12内には、一対のレール(図示省略)が
設けられており、移動板28のガイド用として機能す
る。
【0013】図1に示す如く、切断装置10は、保持手
段15を備えており、これにより、シート状長尺物14
の一端部を保持するようになっている。保持手段15
は、クランプレバー16を備え、その基部16Aから図
1の右斜め下方に延出された保持片16Bを備えてい
る。そして、この保持片16Bの先端部から、保持爪1
6Cが垂下されており、シート状長尺物14の保持用と
されている。
【0014】基部16Aの図1の右端側には、移動板2
8に固定された図2に示すブラケット21に突設された
支点軸18が挿通されており、クランプレバー16は、
この支点軸18を中心に回転可能になっている。また、
クランプレバー16には、図1に示す如く、基部16A
の左端側にピン20が突設されており、このピン20
は、クランプ開閉レバー22に対応している。
【0015】クランプ開閉レバー22は、移動板28に
固定されたエアシリンダー24のピストンと一体とされ
たロッド26に連結されており、エアシリンダ24によ
り、ピン20に当たってピン20を押下げ可能な位置
と、ピン20と離間する位置との間を往復移動されるよ
うになっている。また、クランプレバー16の基部16
Aの支点軸18と反対側の端部と、移動板28との間に
は、クランプバネ30が介在されており、このクランプ
バネ30により、クランプレバー16が、支点軸18を
中心とする図1の時計方向への回転力が付与されるよう
になっている。
【0016】移動板28から図1の下方に延出された延
出部28Bには雌螺子が形成されており、この雌螺子
が、ポールネジ32に螺合されている。また、移動板2
8には、シート状長尺物14の搬送方向側へ延出された
支持片28Aが形成されており、この支持片28Aと保
持爪16Cとによって、シート状長尺物14の一端部を
挟持するようになっている。上記のクランプレバー1
6、クランプ開閉レバー22、クランプバネ30は、図
2に示す如く、シート状長尺物14の幅方向(図2矢印
A方向)に接近して一対設けられている。そして、これ
ら一対のクランプレバー16、クランプ開閉レバー2
2、クランプバネ30が、図示はしないが、図2の矢印
A方向に、間隔をおいて一対設けられている。すなわ
ち、シート状長尺物14は、クランプレバー16の保持
爪16Cと、移動板28とによって、4か所にて保持さ
れるようになっている。
【0017】図1に示す如く、前記ポールネジ32の一
端部には、従動側ベルト車34が固着されており、この
従動側ベルト車34に動力伝達ベルト36が巻き掛けら
れている。さらに、この動力伝達ベルト36は、サーボ
モータ38の駆動軸に固着された駆動側ベルト車40に
巻き掛けられている。これにより、サーボモータ38が
駆動されると、駆動側ベルト車40、動力伝達用ベルト
36、従動側ベルト車34を介して、サーボモータ38
の駆動力がポールネジ32に伝達され、ポールネジ32
が回転するようになっている。
【0018】ガイドテーブル12の下方には、ブロワ4
2が設けられており、このブロワ42は、上板13に対
向配置された下板19に穿設された貫通穴19Aに連結
された管路43に連結されている。そして、ブロワ42
からのエアが管路43、エア通過孔13Aを介してシー
ト状長尺物14の下面に噴出されるようになっている。
【0019】また、切断装置10には、保持手段15の
シート状長尺物14の搬送方向下流側(図1の右方側)
に、切断部44が設けられている。この切断部44は、
走行カッター46を備えており、走行カッター46は図
1の上下方向、および図1の紙面に直交する方向(シー
ト状長尺物14の幅方向)へ移動可能に支持されてい
る。
【0020】走行カッター46の先端は、一対の引張部
材50A、50Bの間に挿通されるようになっている。
引張部材50A、50Bの各々は、鉄製とされており、
引張部材50A、50B図の下端部には、爪部52Aが
形成されている。
【0021】また、引張部材50A、50Bの各々に
は、図示しない取付部材に固定されたシャフト56が挿
通されており、引張部材50A、50Bはシャフト56
を中心として回転可能となっている。また、各々の引張
部材50A、50Bには、駆動ピン45が突設されてお
り、各々の駆動ピン45は、後述する二股プレート47
(図3および図4参照)に穿設された長穴47Aに対応
している。
【0022】また、図3に示す如く、引張部材50Bの
下部には、溝51が4か所に形成されており、この溝5
1は、シート状長尺物14を搬送する場合に、4個の各
々のクランプレバー16が引張部材50Bへ近づくと
き、保持片16Bが引張部材50Bへ入り込むような形
状に形成されている。これにより、シート状長尺物14
を、その搬送方向と反対側端部近くまで切断でき、歩留
りが向上する。
【0023】二股プレート47は、図3および図4に示
す如く、基部47Bから引張部材50Aへ向けて延出さ
れたアーム47C、および基部47Bから引張部材50
Bへ向けて延出されたアーム47Dを備えている。各々
のアーム47C、47Dには、長穴47Aが穿設されて
おり、各々の長穴47Aに引張部材50A、50Bの駆
動ピン45が挿通されている。二股プレート47は、図
4に示すエアシリンダ64によって、図1の上下方向へ
駆動されるようになっており、二股プレート47が下方
に駆動されると、駆動ピン47の各々が図4に示す如く
長穴47Aを形成する図4の上方側の内壁面に当たるよ
うになっている。これにより、引張部材50Aは、シャ
フト56を中心として図4の反時計方向へ回転され、引
張部材50Bはシャフト56を中心として図3の時計方
向へ回転されるようになっている。
【0024】また、切断部44は、図1に示す如く、走
行カッター46の下方側に、押上バー58を備えてい
る。押上バー58の図1の上部はウレタンゴム(硬度;
80°ショアA)によって形成されている。この押上バ
ー58の上端部、すなわち、爪部52Aおよび走行カッ
ター46に対向する部位には、湾曲面58Aが形成され
ている。なお、本実施例では、湾曲面58Aの曲率は、
R50となっている。押上バー58は、エアシリンダー
60のピストンのロッド62に連結されており、エアシ
リンダー60によって図1の上下方向、すなわち、走行
カッター46に接近および離間する方向へ移動されるよ
うになっている。
【0025】上記の如く構成された切断装置10は、制
御装置(図示省略)を備えており、該制御装置によっ
て、シート状長尺物14の搬送量、シート状長尺物14
の切断幅が所定の値になるようになっている。また、制
御装置によって、エアシリンダ24、サーボモータ3
8、走行カッター46、押上バー58、エアシリンダ6
0、エアシリンダ64の駆動が制御されるようになって
いる。
【0026】以下に、本実施例に係る切断装置10によ
って、シート状長尺物14を切断する場合について説明
する。まず、シート状長尺物14を上板13に載置する
と共に、エアシリンダ24が駆動される。これにより、
クランプ開閉レバー22は、ピン20と当接し、クラン
プバネ30の付勢力に抗してピン20を下方へ押し下げ
る。
【0027】これにより、クランプレバー16は、支点
軸18を中心として図1の反時計方向へ回転され、保持
爪16Cと移動板28との間に隙間が形成される。この
隙間にシート状長尺物14の一端部を挿入し、次いで、
エアシリンダ24によってロッド26を図1の左方側へ
移動させ、クランプ開閉レバー22を図1上方へ駆動す
る。これにより、クランプ開閉レバー22が、ピン20
から離間し、クランプ開閉レバー22がクランプバネ3
0による付勢力によって、支点軸18を中心として、図
1の時計方向へ回転され、シート状長尺物14の一端部
が保持爪16Cと支持片28Aとによって挟持される。
【0028】この状態で、サーボモータ38のスイッチ
がオンされる。これにより、サーボモータ38の駆動力
が動力伝達ベルト36、従動側ベルト車34を介してポ
ールネジ32に伝達される。これにより、ポールネジ3
2が回転され、この回転によって、クランプレバー16
と共に移動板28が、シート状長尺物14の一端部を挟
持した状態で、一対のレール(図示省略)にガイドされ
切断部44側へ、予め制御装置によって設定した量だけ
移動される。このシート状長尺物14の搬送に際して
は、一対のローラに挟持された状態でローラが回転する
ことにより搬送されるのではなく、上記の如く、クラン
クレバー16と移動板28によって保持された状態で搬
送されるので、シート状長尺物が所定量確実に切断部4
4に搬送される。
【0029】また、シート状長尺物14の移動に際して
は、ブロワ42からのエアが、シート状長尺物14の下
面に供給され、上板13とシート状長尺物14との動摩
擦係数が小さい状態でシート状長尺物14が搬送される
ため、シート状長尺物14の搬送を円滑に行うことがで
きる。
【0030】シート状長尺物14の搬送方向側端部が引
張部材50A、50Bと、押上バー58との間に至った
状態で、押上レバー58がエアシリンダー60によって
図1の上方に駆動されると共に、エアシリンダ64によ
って、二股プレート47が図1の下方に移動される。こ
れによって、引張部材50A、50Bの各々の爪部52
Aが、湾曲面58Aに沿って湾曲されたシート状長尺物
14の湾曲部に当接すると共に、引張部材50Aは、シ
ャフト56を中心として、図1の反時計方向へ回転し、
引張部材50Bはシャフト56を中心として図1の時計
方向へ回転する。
【0031】これによって、シート状長尺物14の湾曲
部には、シート状長尺物の長手方向両端部の各々が、引
張部材50A、50Bの各々の爪部52Aによってシー
ト状長尺物14の長手方向に沿って互いに反対方向へ引
張られる。この状態で、走行カッター46が図示しない
エアシリンダによって、下降されて、湾曲部に当接する
と共に、走行カッター46がシート状長尺物14の幅方
向(図1の紙面に直交する方向)移動、つまり、スラ
イドすることによって、シート状長尺物14が所定の幅
寸法に切断される。本実施例に係る切断装置10では、
上記のような切断が制御装置による制御によって、間欠
的になされる。
【0032】上記の切断においては、引張部材50Bに
クランプレバー16に対応した数だけ溝51が形成され
おり、図3の矢印B方向へ向けて移動する各々のクラン
プレバー16の保持片16Bが溝51内に入り込む構成
なので、その分、シート状長尺物14を、切断部44側
へ供給できる。よって、シート状長尺物14からより多
くのクリーニングブレードを得ることができる。
【0033】本実施例では、上記の如く、シート状長尺
物14の湾曲部の長手方向両端部の各々を長手方向に沿
って互いに逆側に引張った状態で切断しているため、走
行カッター46に対する切断面抵抗が小さくなり、切断
の際の走行カッター46の微動が抑えられ、これによ
り、切断によって形成される角部の直角度、角部稜線の
真直度が充分に確保される。さらに、走行カッター46
で湾曲部を切断する際に、切断された湾曲面の稜線に走
行カッター46が接触されないため、稜線を傷めること
はない。本実施例では、湾曲面58Aの曲率を、R50
としているが、湾曲面58Aの曲率は、R30ないしR
80の範囲内で適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように構成されているので、本発
明によれば、カット幅を均一にできるシート状長尺物の
切断方法およびその切断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弾性を有するシート状
長尺物の切断装置の側面図である。
【図2】図1の切断装置における保持手段の斜視図であ
る。
【図3】図1の切断装置における引張部材と二股プレー
トとの結合状態を説明する分解斜視図である。
【図4】図1の切断装置における切断部の平面図であ
る。
【図5】従来の切断装置における切断部の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 切断装置 14 シート状長尺物 15 保持手段(保持部) 44 切断部(切断手段) 58 押上バー(支持台)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−131195(JP,A) 特開 平4−279229(JP,A) 特開 昭63−290701(JP,A) 実開 昭59−148295(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 7/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有するシート状長尺物を、上方へ
    向けた湾曲面を有する支持台に当接させて湾曲させ、該
    湾曲部を前記シート状長尺物の幅方向に沿って切断する
    弾性を有するシート状長尺物の切断方法において、前記
    支持台は、上方先端が湾曲面に形成されると共に、シー
    ト状長尺物の進入に同調して下方から押し上げられ、前
    記湾曲面に前記シート状長尺物の長手方向両端部の近傍
    の各々に、先端が爪状に形成された一対の引張部材を当
    接させ、前記引張部材の各々の前記湾曲面との当接部が
    前記シート状長尺物の長手方向に沿って互いに離間する
    ような回転力を各々の引張部材に付与した状態で、前記
    湾曲部を前記シート状長尺物の幅方向に沿って走行カッ
    ターで切断することを特徴とする弾性を有するシート状
    長尺物の切断方法。
  2. 【請求項2】 弾性を有するシート状長尺物の一端部近
    傍を保持した状態で前記シート状長尺物を長手方向へ搬
    送する搬送手段と、シート状長尺物の進入に同調して下
    方から上昇して切断部に上方へ向けた湾曲面を形成する
    支持台と、前記搬送手段によって搬送されたシート状長
    尺物の他端部側が前記湾曲面に当接された時に前記シー
    ト状長尺物の長手方向両端部の近傍の各々に当接され
    、先端が爪状の形成された一対の引張部材と、前記一
    対の引張部材の各々の前記湾曲部との当接部が前記シー
    ト状長尺物の長手方向に沿って互いに離間するような回
    転力を一対の引張部材に付与する回転力付与手段と、前
    記シート状長尺物の湾曲部を前記シート状長尺物の幅方
    向に沿って切断する走行カッターによる切断手段と、を
    備えていることを特徴とする弾性を有するシート状長尺
    物の切断装置。
JP06141895A 1995-03-20 1995-03-20 弾性を有するシート状長尺物の切断方法およびその切断装置 Expired - Fee Related JP3281212B2 (ja)

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