JPH10338213A - 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 - Google Patents

加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置

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JPH10338213A
JPH10338213A JP16534897A JP16534897A JPH10338213A JP H10338213 A JPH10338213 A JP H10338213A JP 16534897 A JP16534897 A JP 16534897A JP 16534897 A JP16534897 A JP 16534897A JP H10338213 A JPH10338213 A JP H10338213A
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tube
mandrels
rollers
mandrel
roller
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Masaru Kinoshita
優 木下
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マンドレルを磁気的吸引力で固定材に対し所
定間隙を保ち吸引定位してマンドレル自体の落下や回転
等の妄動を阻止すると共に、マンドレルに被せたチュー
ブを安定確実に拡開しながら移送し被嵌装物に被せる。 【解決手段】 左右のマンドレル2の上細斜面3に弾接
させると共に、これら左右のベルトVの下部をそれぞれ
前記従動ローラ7を経て左右の原動ローラ9に掛け渡し
て張設し、さらに、前記左右の各マンドレルにはそれぞ
れ磁性体10を内装して、これらの磁性体をそれぞれマ
ンドレルと共に前記左右の外部固定材6に備えた磁性体
に磁力的に吸引させて定位することで、前記対接ローラ
5と従動ローラおよび位置決めローラ8と原動ローラと
でそれぞれ前記下降ベルトVを介してチューブ1を下降
可能に挾支すると共に、このチューブ1の下降に伴う各
マンドレル2,2の位置ずれを阻止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】扁平に折り合わせた定寸カッ
ト済の加熱収縮性チューブの下部をチューブ拡開用マン
ドレルの上細斜面に外嵌めし、このチューブをマンドレ
ル外面に沿わせて張設した下降ベルトにより、マンドレ
ルに沿わせ拡開しながら引き下ろすことで、ボトルなど
の被嵌装物に所望長のチューブを被せる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の扁平チューブ(スリーブ)を、
拡開して容器に被せる装置としては、従来、例えば特開
昭62−44428号公報記載のものが有る。この従来
の技術は、上方から下方に向けて動く熱収縮性フイルム
の連続した長尺な扁平スリーブ、該扁平スリーブの下端
部を拡径するための該スリーブ内に挿入配置した短尺な
スリーブ拡径部材、該スリーブ拡径部材の左右側部に回
転自在に装着した回転ローラ、該回転ローラの外部下方
に配設してあって該回転ローラとの間に該スリーブ拡径
した状態で挾持するとともに該回転ローラを受承する左
右一対の送りローラ、該一対の送りローラを反対方向に
間欠的に回転させ該回転ローラとの間に挾持した該スリ
ーブを所定長ごとに降下させる間欠的駆動手段、該送り
ローラの下方に配設した該スリーブの切断手段、該切断
手段の下方にあって該スリーブ拡径部材の同一垂直線上
に瓶等の容器を間欠的に供給する容器供給手段からなる
容器に熱収縮性スリーブ状フイルムを被着させる装置で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、ほぼ円筒状のスリーブ拡径用筒体(以下マンドレル
という)の左右両側切欠部の上下に、それぞれ回転可能
に軸支した左右のローラ対の各上下ローラ間に、スリー
ブを挟んで比較的大径の送りドライブローラをそれぞれ
転動可能に深く喰い込ませて転動させることで、スリー
ブを送ると共に、マンドレルの落下防止と回転止めとを
一挙に実現できるとしている。
【0004】ところが、実際には、この従来例では、マ
ンドレル内の左右上下2対の各ローラ間にドライブロー
ラを深く喰い込ませてスリーブを大きく変形させなが
ら、スリーブ送りとマンドレルの位置決めとを同時に実
行しようとしているので、各ローラの対向位置の僅かな
変動で、スリーブがローラ転接部にドライブローラの回
転力で自喰い込み易く、スリーブ外側の送りローラがス
リーブ内側のマンドレル外面のローラ対に喰い付いて、
送りローラが回転しなくなったり、このローラを無理に
回転させるとスリーブが破れたり『シワ』が生じてしま
うという本質的かつ重大な問題点が有る。
【0005】また、スリーブ径の僅かなバラツキによ
り、スリーブとマンドレルとの嵌合状態がゆるい場合に
は、下降中のスリーブに『ヨジレ』や『タルミ』・『斜
行』などが瞬時に生じて、スリーブにまたもや『破れ』
や『シワ』が生じ、使いものにならなくなると共に、上
記スリーブ径が僅かに小さい場合では、スリーブがマン
ドレルに貼り付いてスリーブ送りが不可能になってしま
うという互いに相容れない本質的かつ、重大な問題点が
有る。
【0006】さらに、上記従来例とは別に、現在では、
特開平8−119234号公報記載のもののように、偏
平状に折り合わせた筒状のフイルムを繰り出す繰出用手
段と、繰り出した長尺状のフイルムを所定寸法に切断す
る切断装置と、切断したフイルムを切断装置の下方に設
けられたマンドレルに外嵌すべく、該フイルムを下降さ
せながら開口させるエアー吸引式の拡開用ベルト装置
と、マドレルに外嵌したフイルムを下方の被嵌装物に被
嵌すべく、該フイルムを引き降ろす引降用回転体とを備
え、前記切断装置と拡開用ベルト装置との間には、フイ
ルムを拡開用ベルト装置へ移送するベルト体を有するベ
ルト搬送装置が設けてあり、前記切断装置によるフイル
ムの切断位置と、ベルト搬送装置によるフイルムの移送
開始位置との距離を、切断するフイルムの長さ以上に設
定可能に設けた被嵌装物の筒状フイルム嵌装装置も周知
である。
【0007】ところが、この従来例は、エアー吸引ポン
プと、エアーチャンバーと排気系統とを必要するため、
配管系統とエアー吸引用孔明きベルトが別途必要で、大
掛りかつ、広いスペースを要すると共に、複雑に配設し
なければならず、取扱い面倒で、設備が高価になるとい
う問題点が有った。
【0008】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、扁平に折り合せた定寸の加熱収縮性チューブを
拡開しつつベルトで移送するためのマンドレルを磁気的
吸引力で固定材に対し所定間隙を保ち吸引定位してマン
ドレル自体の落下や回転等の妄動を阻止すると共に、マ
ンドレルに被せたチューブを安定確実に拡開しながら移
送し被嵌装物に被せることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、扁平に折り合わせた定寸カット済の加熱収縮性チュ
ーブの下部をチューブ拡開用マンドレルの上細斜面に外
嵌めし、このチューブをマンドレル外面に沿わせて張設
した下降ベルトにより、マンドレルに沿わせ拡開しなが
ら引き下ろすことで、被嵌装物に所望長のチューブを被
せる装置を構成するに当り、筒体を縦に二つ割りした縦
長で上細のマンドレルを前記チューブの下降中心線を挟
み左右対称に配置すると共に、これら左右のマンドレル
の上細斜面の下部付近に形成した透孔からそれぞれ外部
に向け、対接ローラを枢支横設して、これら左右のロー
ラには外部固定材に枢着した左右の従動ローラをそれぞ
れ下降ベルトを挟んで転接配設し、また、左右のマンド
レルの下部には、その透孔から外部に向け上下に対をな
す位置決めローラを各マンドレル内に枢支横設し、これ
ら各ローラ間における外部固定材にそれぞれ左右の原動
ローラを枢支横設して、これら各ローラを上下の位置決
めローラに前記下降ベルトを挟んで転接配設し、かつ、
これら左右の各ベルトの上部をそれぞれプーリに掛け渡
して前記左右のマンドレルの上細斜面に弾接させると共
に、これら左右のベルトの下部をそれぞれ前記従動ロー
ラを経て左右の原動ローラに掛け渡して張設し、さら
に、前記左右の各マンドレルにはそれぞれ磁性体を内装
して、これらの磁性体をそれぞれマンドレルと共に前記
左右の外部固定材に備えた磁性体に磁力的に吸引させて
定位することで、前記対接ローラと従動ローラおよび位
置決めローラと原動ローラとでそれぞれ前記下降ベルト
を介してチューブを下降可能に挾支すると共に、このチ
ューブの下降に伴う各マンドレルの位置ずれを阻止した
ことで達成できた。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1に示すように、一軸延伸塩化ビニールチューブ等の
若干の剛性を有する可撓薄手チューブに所定の印刷を施
して多数のラベルを一体連設した後、扁平に折り合わせ
て作った長尺の加熱収縮性チューブを所望長にカットし
て得た加熱収縮性チューブ1をチューブ拡開用マンドレ
ル2の上細斜面3に周知の予備拡開手段や手動で外嵌め
し、このチューブ1をマンドレル外面に沿わせて張設し
たゴム製の平ベルトまたは内面ラダー状のゴムベルトな
どによる下降ベルトVにより、マンドレル2に沿わせ拡
開しながら引き下ろすことで、ボルトなどの被嵌装物B
に所望長のチューブ1を被せる装置を構成することにあ
る。
【0011】本発明では、フッ素樹脂コートした金属や
プラスチック等の表面滑性に富む素材で作った円筒体を
縦に二つ割りした縦長で上細のマンドレル2,2の二つ
を前記チューブ1の下降中心線Lを挟み図1、図4のよ
うに左右対称に配置すると共に、これら左右のマンドレ
ル2には、予じめその上細斜面3の下部付近に図2、図
3のように形成した透孔4からそれぞれ外部に向け、対
接ローラ5を図3のようにマンドレル2内の枢支片5A
に枢軸5aで枢支横設する。
【0012】そして、これら左右のローラ5には、図
1、図4のように基台Aからローラ5に向け突設してあ
る外部固定材6に枢着した左右の従動ローラ7をそれぞ
れ前記下降ベルトVを挟んで転接配設し、また、左右の
マンドレル2の下部には、図2、図3のようにその透孔
4または切欠から外部に向け上下に対をなす位置決めロ
ーラ8,8を各マンドレル2内に溶着した枢支片8Aと
枢軸8aとで図3のように枢支横設し、これら各ローラ
間に向け、鉛直設置の基枠Aから図1のように突設した
外部固定材6に、それぞれ左右の原動ローラ9を枢軸9
aで図1のように枢支横設して、これら各ローラ9を上
下の位置決めローラ8,8間に浅く挿入しつつ前記下降
ベルトVを挟んで各ローラ8に転接配設する。
【0013】さらに、これら左右の各ベルトVの上部を
それぞれ図1、図5のように外部固定材6に強固に枢支
突設した左右のアーム11の上部枢軸11aのプーリP
に掛け渡して、前記左右のマンドレル2の上細斜面3に
前記各アーム間に張設したスプリングSの牽引力で軽く
弾接させると共に、これら左右のベルトVの下部延在部
をそれぞれ図1のように前記従動ローラ7の両側を経て
左右の原動ローラ9に縦方向エンドレスに掛け渡して張
設する。
【0014】次いで、前記左右の各マンドレル2には、
図1、図3のようにそれぞれマグネット板(または鉄
板)等の磁性体10を取付板2aで内装して、これらの
磁性体10をそれぞれマンドレル2と共に前記左右の外
部固定材6に取付板6aで備えた鉄板(またはマグネッ
ト板)等の磁性体10に磁力吸引させて図1、図6のよ
うに定位することができる。
【0015】このマンドレル2の磁性体10,10によ
る磁力吸引定位作用により、前記対接ローラ5と従動ロ
ーラ7および位置決めローラ8と原動ローラ9とでそれ
ぞれ前記下降ベルトVを挟んでチューブ1を図7から図
11までの各図に示す順序で下降可能に挾支することが
できると共に、このチューブ1の下降に伴い各マンドレ
ル2に加わる滑動摩擦力による各マンドレル2の位置ず
れを阻止できた本発明による加熱収縮性チューブ1を被
嵌装物Bに被せる装置の基本形態を構成できる。
【0016】なお、前記各構成部材は、ゴム製の下降ベ
ルトVを除き、すべて金属や強化プラスチック等の強靭
材を用いて強固に組立てる。そして、チューブ1の送り
の手段としては、周知の間欠送りベルトコンベアBLで
被嵌装物Bがチューブ1の下降通路下に来たことを作業
者の目視観察や他の周知手段で検知し、原動ローラ9を
モータで回転駆動してチューブ1を下降させることがで
きる。その具体的手段の一例としては、図5から図7ま
での各図に示すように、基枠Aから延びる外部固定材6
に固定配置した前記モータMの出力ギヤG1に図7のよ
うに互いに直列噛合枢支した左右の平ギヤG2 ,G2 を
順次に噛合配設するとともに、これら左右の平ギヤG2
に同軸的に固定した左右のプーリP1 をそれぞれベルト
V1 を介し、同図7のように、左右の原動ローラ軸9a
のプーリP2 に掛け渡すことで、左右の原動ローラ9,
9を図9の矢示のように互いに逆方向に回転ドライブし
てチューブ1を所望時に下降させることができるように
してある。
【0017】マンドレル2は、平面小判形の筒体や楕円
筒体とか、筒状輪郭を有する外面滑性の良い「カゴ」を
縦に二つ割りして作ってもよく、また、マンドレル2の
ローラ対応外面には、図2のようにチューブ滑動平坦面
2Aを形成してもよく、さらに、各図中符号nで示すも
のは、すべて止めねじ、符号Jで示すものはすべてボー
ルベアリング等の軸受けである。
【0018】また、磁性体10としては、マンドレル2
と固定材6とのいずれか一方に肉厚方向または長さ方向
に着磁した例えばフェライトマグネット板を取着し、他
方の磁性体10は、単なる鉄板を用いた例を説明した
が、当然に磁性体10の全部をその肉厚方向または長さ
方向や幅方向に着磁したマグネットを用いることができ
た。
【0019】この場合は、例えば、左右のマンドレル2
内の各磁性体10は、それぞれその肉厚方向に図12の
ように着磁したマグネット板10Aをその内面同士が同
極になるように左右の各マンドレル2に内装すると共
に、これらのマグネットの着磁方向と肉厚同方向に図1
2のように着磁した外側左右のマグネット板10Bをそ
れぞれ左右の固定材6,6に対称的に取着する。
【0020】したがって、左右のマンドレル2内のマグ
ネットの各外面と左右の固定材6側の各マグネットの内
面とは、それぞれ図12のように、互いに異極で対向す
るから、磁気的吸引力は倍増すると共に、たとい互いに
位置ずれが生じてマンドレルが曲がろうとしても、直ち
に正しい原位置に復元し易くなる。
【0021】本発明は、以上のような構成となしたの
で、これを使用するに当り、先ず、左右の原動ローラ9
をモータMの回転力で図5、図7に示すギヤG1,G2 、
プーリP1,P2 やベルトV1 などの伝動部材を介し図8
のように互いに反対方向に回転させて下降ベルトVを図
1、図9および図10の各図の矢示方向に回転駆動す
る。
【0022】次いで、前記ベルトコンベアBL上の被嵌
装物Bがチューブ1の下降中心線Lの直下に図8のよう
に来たときに、定寸カット済チューブ1の下部表裏各片
を手指でひねり滑動させながら拡開し、または前記従来
例のような周知のチューブ予備拡開手段で拡げながら、
チューブ1をその有する剛性を利用してマンドレル2の
左右の上細斜面3に図8の鎖線のように被せ始める。
【0023】そして、上記上細斜面3の比較的上部に左
右のプーリPでそれぞれ弾接している下降ベルトVの上
部と左右のマンドレル2の上細斜面3の上部との間に、
前記被せ始めたチューブ1の左右両側下端を図8の鎖線
位置を経て同図実線位置まで下げて挟み込むことで、こ
のチューブ1を今度は左右の下降ベルトVの下降摩擦力
で図9のように上記上細斜面3を経て図6のような左右
のマンドレル2の平面輪郭に応じて図10のように拡径
しながら、マンドレル2の下部まで下降させることがで
きる。
【0024】すなわち、チューブ1は、その中のマンド
レル2との滑動摩擦力よりもチューブ外面に対する下降
ベルトVの下降面と間に生じているベルトとの下降摩擦
力の方が大きくなるように、各部の材質を前記のように
設定したので、チュー1を円滑に下降させ得る。この下
降の進行に伴ない、チューブ1が原動ローラ9と位置決
めローラ8,8間に下降ベルトVを介し図12のように
挟み込まれると、今度は、図1のように上記各ローラ
8,9の挾支下降力でチューブ1は強制下降し、被嵌装
物Bに所望長のチューブ1を図1の状態を経て図11の
ように被せ終えることができ、被嵌装物Bを他所に移動
した後、加熱収縮性チューブ1を熱風や加熱水蒸気で加
熱することで、チューブ1を被嵌装物Bの外面に沿わせ
て美しく収縮させ、ボトル製品等として出荷することが
できる。
【0025】
【実施例】前述のマンドレル2に内装した磁性体10
(10A)は、図2に示すマンドレル2のチューブ滑動
平坦面2Aに磁性体10の面輪郭に対応して透設した長
孔2Bから露見させて磁性体外面がマンドレル平坦面2
Aと面一になるようにマンドレル2に内装してもよく、
この場合には、上記内装磁性体10を外部固定材6側の
磁性体10(10B)にマンドレル2の肉厚分だけ近づ
けることができ、磁性体相互の磁気吸引力を増すことが
できた。
【0026】本発明では、長尺チューブの下部または、
定寸のチューブ1をそれぞれ周知の予備拡開手段を介し
てマンドレル2の上細斜面3に外嵌めし始めるに当り、
下降ベルトVの上部における左右のプーリPの間隔を図
13のように一旦拡げて上細斜面3の上部に長尺チュー
ブ(図示せず)の予備拡開した下部を同図13のように
一旦被せた後、その上部を周知の平刃カッタなどで剪断
し、次いで左右のプーリPを下降ベルトVと共に図8の
ように上細斜面3に上記カット済チューブ1を挟んでス
プリングSの牽引弾力で弾接させれば、図9、図10、
図1の各図の状態を経て図11のように被せ終えること
ができた。
【0027】上記の左右のプーリPの開閉手段の具体例
としては、これらプーリPを枢着した前記左右のアーム
11,11の上部対向部分に図14で示す下細のピスト
ンPSを流体シリンダや電磁プランジャなどの昇降駆動
源SLで同図14のようにスプリングSの牽引弾力に抗
して差し込むことで、アーム11,11をその下部枢支
部(従動ローラ7の枢軸7a部分)を支点として図13
のように外向きに開き回動でき、左右のマンドレル2の
上細斜面3からそれぞれプーリPを左右のベルトV1 と
共に離すことができる。
【0028】そして、定寸のチューブ1を同図13のよ
うに上細斜面3に外嵌めし始めたとき、または前記のよ
うに長尺チューブの下部を上細斜面3に被せた後、その
上部をカットしたときに、左右のアーム11,11間か
らピストンPSを図14の鎖線で示すように引き抜け
ば、左右のアーム11が内向きに図8のように弾力復帰
して、左右の下降ベルトV1 の上部がプーリPと共に同
図8のようにチューブ1を挟んでマンドレル2の左右の
上細斜面3に弾接し、チューブ1を前述のような下降順
序で図1、図11のように被嵌装物Bに被せることがで
きる。
【0029】なお、被嵌装物Bには、前述したような平
面輪郭が円形のボトルに限るものではなく、楕円筒ボト
ルや角筒ボトル等をも採用でき、また、本発明装置にお
ける前述のマンドレル2の上細斜面3の形状は、図15
に示すように、半径方向および周面方向の両方向にそれ
ぞれ上細の斜面3aとしてもよく、この場合は、チュー
ブ1の下部を少し拡開しただけで、マンドレル2に容易
にチューブ1を外嵌めし始めることができる。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態を採用し
たので、以下に記載の効果を奏する。扁平に折り合せた
長尺の加熱収縮性チューブを所望長にカットして得た定
寸のチューブ1を下降可能に被せた左右のマンドレル2
に内装した磁性体10をマンドレル2と共に前記左右の
外部固定材6に備えた磁性体10に磁力吸引させて定位
することで、前記対接ローラ5と従動ローラ7および位
置決めローラ8と原動ローラ9とでそれぞれ定寸カット
済のチューブ1をマンドレルで拡開しつつベルトVで下
降可能に挾支することができると共に、このマンドレル
に対するチューブ1の下降擦過摩擦に伴う各マンドレル
2,2の位置ずれを阻止することができたという第1の
効果が有る。
【0031】また、本発明は、左右のマンドレル2をそ
れぞれ外部固定材6に所定間隔を保ち磁力吸引させると
共に、上下に対をなす位置決めローラ8,8間にチュー
ブ1を介在させて原動ローラ9を下降ベルトVを挟み対
接転動させることで、マンドレル2の上下の位置ずれと
幅方向の位置ずれとを防ぐことができると共に、外乱
で、たとい位置ずれが生じたとしても、マンドレル2は
磁性体10,10による磁力で直ちに正しい原位置に復
元するため、チューブ1を傷めることなく常に円滑に下
降案内できたという第2の効果も有る。
【0032】さらに、本発明によるマンドレル2は、筒
体をその中心線から縦方向に二つ割りして左右に分離し
たので、外部固定材6,6の間隔を変えるだけで、チュ
ーブ径の若干異なる複数種類のチューブに互換性よく対
応できたという使用上の便益も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施形態の一例を示す要部縦断立
面図
【図2】本発明装置に用いるマンドレルの一例を示す斜
視図
【図3】同上の縦断側面図
【図4】本発明装置の要部切欠横断平面図
【図5】本発明装置の要部切欠縦断側面図
【図6】本発明装置の要部切欠横断平面図
【図7】本発明装置の要部切欠縦断立面図
【図8】本発明装置の要部切欠縦断立面図
【図9】図8と状態を異にした縦断立面図
【図10】図9と状態を異にした縦断立面図
【図11】図10と状態を異にした縦断立面図
【図12】本発明に用いる磁性体の着磁例を示す要部拡
大縦断側面図
【図13】本発明の実施例を示す要部縦断立面図
【図14】図13に示すものの具体例要部の立面略図
【図15】本発明装置に用いるマンドレルの他の実施例
を示す斜視図
【符号の説明】
1 定寸カット済チューブ 2 マンドレル 3 マンドレルの上細斜面 4 マンドレルの透孔 5 対接ローラ 6 外部固定材 7 従動ローラ 8 位置決めローラ 9 原動ローラ 10 磁性体 11 左右のプーリ枢着アーム A 鉛直設置の基枠 B 被嵌装物 L チューブの下降中心線 V 摩擦係数の大きい素材で作った下降ベルト P プーリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平に折り合わせた定寸カット済の加熱
    収縮性チューブ1の下部をチューブ拡開用マンドレル2
    の上細斜面3に外嵌めし、このチューブ1をマンドレル
    外面に沿わせて張設した下降ベルトVにより、マンドレ
    ル2に沿わせ拡開しながら引き下ろすことで、被嵌装物
    Bに所望長のチューブ1を被せる装置において、筒体を
    縦に二つ割りした上細のマンドレル2,2を前記チュー
    ブ1の下降中心線Lを挟み左右対称に配置すると共に、
    これら左右のマンドレル2の上細斜面3の下部付近に形
    成した透孔4からそれぞれ外部に向け、対接ローラ5を
    枢支横設して、これら左右のローラ5には外部固定材6
    に枢着した左右の従動ローラ7をそれぞれ下降ベルトV
    を挟んで転接配設し、また、左右のマンドレル2の下部
    には、その透孔4から外部に向け上下に対をなす位置決
    めローラ8,8を各マンドレル2内に枢支横設し、これ
    ら各ローラ間における外部固定材6にそれぞれ左右の原
    動ローラ9を枢支横設して、これら各ローラ9を上下の
    位置決めローラ8,8に前記下降ベルトVを挟んで転接
    配設し、かつ、これら左右の各ベルトVの上部をそれぞ
    れプーリPに掛け渡して前記左右のマンドレル2の上細
    斜面3に弾接させると共に、これら左右のベルトVの下
    部をそれぞれ前記従動ローラ7を経て左右の原動ローラ
    9に掛け渡して張設し、さらに、前記左右の各マンドレ
    ル2にはそれぞれ磁性体10を内装して、これらの磁性
    体10をそれぞれマンドレル2と共に前記左右の外部固
    定材6に備えた磁性体10に磁力的に吸引させて定位す
    ることで、前記対接ローラ5と従動ローラ7および位置
    決めローラ8と原動ローラ9とでそれぞれ前記下降ベル
    トVを介してチューブ1を下降可能に挾支すると共に、
    このチューブ1の下降に伴う各マンドレル2,2の位置
    ずれを阻止したことを特徴とする加熱収縮性チューブを
    被嵌装物に被せる装置。
JP16534897A 1997-06-06 1997-06-06 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置 Pending JPH10338213A (ja)

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