JP2899315B2 - 光磁気ディスク、それへの記録方法 - Google Patents

光磁気ディスク、それへの記録方法

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JP2899315B2 JP17267789A JP17267789A JP2899315B2 JP 2899315 B2 JP2899315 B2 JP 2899315B2 JP 17267789 A JP17267789 A JP 17267789A JP 17267789 A JP17267789 A JP 17267789A JP 2899315 B2 JP2899315 B2 JP 2899315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光磁気ディスクに関し、 フォーマット信号を消去されにくい状態で記録するこ
とを可能とすることを目的とし、 磁性層を、所定の保磁力及び所定のキュリー温度の第
1の磁性材料製の第1の磁性層と、上記所定の保磁力よ
り高い保磁力を有し且つ上記所定のキュリー温度より高
いキュリー温度を有する第2の磁性材料製の第2の磁性
層とを有する構造に構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は光磁気ディスク、それへの記録方法に関す
る。
電子計算機の外部記憶用媒体として、書き換え可能で
ある光磁気ディスクの開発が進められている。
この光磁気ディスクへの情報信号の記録はフォーマッ
ト領域を基準に行われている。従ってフォーマット領域
のフォーマット信号は消去されにくい状態で記録されて
いる必要がある。
また、フォーマット領域にフォーマット信号を記録す
る所謂初期化を、光磁気ディスクの使用者側で行えるこ
とが望ましい。
〔従来の技術〕
第5図は従来の光磁気ディスク1を示す。光磁気ディ
スク1は、ガラス基板2,3の間に、一層構造の磁性層4
を有する構成である。
5がフォーマット領域、6がデータ領域である。
領域5にフォーマット信号が記録された光磁気ディス
ク1を記録再生装置に装着し、領域6にデータが記録さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
フォーマット信号が記録されている部分の材料と、デ
ータが記録される部分の材料とは同じであるため、デー
タ記録時のレーザ出力はフォーマット信号記録のレーザ
出力と同じに定めてある。
このため、データの記録時に、レーザビームが誤って
フォーマット領域を走査したような場合には、フォーマ
ット信号が消去されてしまい、このフォーマット領域に
続くデータ領域へのデータの記録が出来なくなってしま
う。
本発明は、フォーマット信号を消去されにくい状態で
記録することを可能とする光磁気ディスク、それへの記
録方法を提供することを目的とする。
本発明は、ディスク上にキュリー温度Tc1、保磁力Hc1
の第一の磁性層と、キュリー温度Tc2、保磁力Hc2の第二
の磁性層とを有し、Tc<Tc2かつHc1<Hc2である構成と
したものである。
〔作用〕
第2の磁性層は、フォーマット信号の記録用に供さ
れ、フォーマット信号の記録状態を安定に維持する。
〔実施例〕 第1図は本発明の一実施例になる光磁気ディスク10の
断面図である。
11a,11bは共にガラス基板である。
12は磁性層でありガラス基板11a,11bの間に形成して
ある。
磁性層12は、第1の磁性層13と第2の磁性層14との積
層構造である。
図中、上方の第1の磁性層13は、TeFe製である。
TeFeの特性は、第2図中線Iで示す如くである。
キュリー温度Tc1は140℃であり、保磁力Hc1は2〜3KO
e程度である。
第2の磁性層14は、TbFeCo製である。
TbFeCoの特性は、第2図中線IIで示す如くである。
キュリー温度Tc2は220℃であり、保磁力Hc2は9〜10K
Oe程度である。
即ち、Tc1,Tc2,及びHc1,Hc2の関係は、Tc1≪Tc2及びH
c1≪Hc2である。
第1図中、20,21はフォーマット領域であり、22,23は
これに続くデータ領域である。
第3図はフォーマット信号を記録するときの状態を示
す。
24は対物レンズ、25はレーザ源、26はレーザ光であ
る。レーザ源25は出力を大(Pw2)に設定してある。
これにより、レーザ光26が照射する部分の温度がキュ
リー温度Tc2を越える温度にまで加熱され、外部磁界に
より、第1の磁性層13は勿論、第2の磁性層14の磁化の
方向が反転され、所定のフォーマット信号がフォーマッ
ト領域20に記録される。
他のフォーマット領域21にも所定のフォーマット信号
が記録される。
これにより初期化が完了し、光磁気ディスク10はデー
タの記録が可能となる光磁気ディスク10Aとなる。
第4図はデータ記録時の状態を示す。
レーザ源25の出力は小(Pw1)に設定され、レーザ光2
6aの照射部分は、キュリー温度Tc1を越える温度であっ
て、第2の磁性層14の記録情報に影響を及ぼさない範囲
の温度にまで加熱される。このため、第1の磁性層13の
磁化の方向が反転され、データがデータ領域22,23の第
1の磁性層13に記録される。
万一、レーザ光26がフォーマット領域20,21を照射し
てしまった場合にも、加熱される温度はキュリー温度T
c2より十分に低いため、第2の磁性層14の磁化の方向は
反転されず、フォーマット信号は消去されずに残り、不
都合は生じない。
なお、上記磁性材料の代わりに、第1の磁性層13をGd
TbFe(キュリー温度160℃,保磁力1〜2KOe程度)で形
成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、請求項1のによれば、第1の磁性
層を専らデータの記録用に使用し、第2の磁性層を専ら
フォーマット信号の記録用に使用すれば、万一データ記
録用のレーザ光がフォーマット信号が記録されている部
分を照射した場合に、フォーマット信号が消去されてし
まうことを防止することが出来、光磁気ディスクの使用
者側でフォーマット信号を記録して使用するものに好適
である。
請求項2の発明によれば、キュリー温度が最も高い磁
性層に書換え難い信号を記録する方法であるため、書換
えがめったに必要でない性格の信号と、書換えられるの
が通常である信号とを、夫々の信号の性格に対応した状
態で記録することが出来る。
請求項3の発明によれば、フォーマット信号を書換え
難い状態で記録してあるため、光磁気ディスクを製造し
た後に、フォーマット信号が記録された光磁気ディスク
を実現出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光磁気ディスクの一実施例を示す図、 第2図は第1,第2の磁性層の磁性材料の特性を示す図、 第3図はフォーマット信号記録時の状態を示す図、 第4図はデータ記録時の状態を示す図、 第5図は従来の光磁気ディスクの1例を示す図である。 図において、 10は光磁気ディスク、 11a,11bはガラス基板、 12は磁性層、 13は第1の磁性層、 14は第2の磁性層、 20,21はフォーマット領域、 22,23はデータ領域、 24は対物レンズ、 25はレーザ源、 26,26aはレーザ光 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−149245(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10 506

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク上にキュリー温度Tc1、保磁力Hc1
    の第一の磁性層と、キュリー温度Tc2、保磁力Hc2であ
    り、光磁気ディスクへの情報の記録を制御し且つ光磁気
    ディスクからの情報の再生を制御するフォーマット信号
    を記録するための第二の磁性層とを有し、Tc1<Tc2かつ
    Hc1<Hc2であり、且つ、上記フォーマット信号が記録さ
    れるためのフォーマット領域を有する構成としたことを
    特徴とする光磁気ディスク。
  2. 【請求項2】ディスク上に、キュリー温度Tc1、保磁力H
    c1の第一の磁性層と、キュリー温度Tc2、保磁力Hc2の第
    二の磁性層とを有し、Tc1<Tc2かつHc1<Hc2である光磁
    気ディスクに対して、最初に、上記キュリー温度Tc2
    上に昇温できる記録パワーでもって、光磁気ディスクへ
    の情報の記録を制御し且つ光磁気ディスクからの情報の
    再生を制御する信号を上記第二の磁性層に記録し、次い
    で、第一の磁性層のキュリー温度Tc1以上でかつ第二の
    磁性層の記録情報に影響を及ぼさない範囲の温度に昇温
    できる記録パワーPW1で上記第一の磁性層に情報の記録
    を行うことを特徴とする信号の記録方法。
  3. 【請求項3】ディスク上に、キュリー温度Tc1、保磁力H
    c1の第一の磁性層と、キュリー温度Tc2、保磁力Hc2の第
    二の磁性層とを有し、Tc1<Tc2かつHc1<Hc2である光磁
    気ディスクであって、 光磁気ディスクへの情報の記録を制御し且つ光磁気ディ
    スクからの情報の再生を制御する信号が、上記キュリー
    温度Tc2以上に昇温できる記録パワーでもって、上記第
    二の磁性層に記録されている構成としたことを特徴とす
    る光磁気ディスク。
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