JP2898491B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

Info

Publication number
JP2898491B2
JP2898491B2 JP33495992A JP33495992A JP2898491B2 JP 2898491 B2 JP2898491 B2 JP 2898491B2 JP 33495992 A JP33495992 A JP 33495992A JP 33495992 A JP33495992 A JP 33495992A JP 2898491 B2 JP2898491 B2 JP 2898491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
conductor
conductor portion
movable contact
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33495992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06162909A (ja
Inventor
健一 仁科
和則 福谷
伸示 山県
貢 高橋
孝夫 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33495992A priority Critical patent/JP2898491B2/ja
Publication of JPH06162909A publication Critical patent/JPH06162909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2898491B2 publication Critical patent/JP2898491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、回路遮断器
や限流器または電磁接触器など、電流遮断時に容器内で
アークが発生する開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は従来の開閉器として例えば回路
遮断器の開成時状態を示す側面図、図26は図25の回
路遮断器の接点開離直後の状態を示す側面図、図27は
図26の回路遮断器における可動接触子の最大開離状態
を示す側面図である。図に於て、1は回路遮断器の可動
接触子であり、この可動接触子1は基部の回動支点(回
動中心)14を(図26,図27参照)を中心にして回
動するように支持されている。2は前記可動接触子1の
一端(自由端部下面)に固着された可動接点、3は前記
可動接触子1の回動により可動接点2と接離する固定接
点、4はその固定接点3を一端に有する固定接触子であ
り、この固定接触子4の形状構成については後述する。
5は前記固定接触子4の他端に接続された電源側の端子
部である。6は消弧板で、前記可動接点2と前記固定接
点3との開離時にそれらの接点間に発生するアークを引
き延ばして冷却すべく機能する。7は前記消弧板6を保
持する消弧側板である。8は前記可動接触子1を回動さ
せる機構部であり、この機構部8は、電流検出部(図示
せず)を内蔵し、該電流検出部が短絡電流を検知するこ
とによって作動するようになっている。9は前記機構部
8を手動で操作するためのハンドル、10は負荷側の端
子部、11はその端子部10を前記可動接触子1に接続
する導体である。12はこれらの回路遮断器構成部品を
収納する容器、13はその容器12の壁部に設けられた
排気孔である。
【0003】ここで、前記固定接触子4の形状構成につ
いて説明する。図25〜図27において、前記固定接触
子4は、電源側の端子部5が接続されて水平方向に延び
る導体部4aと、この導体部4aにおける前記端子部5
と反対側の端部に下方へ向け折曲形成された垂直な導体
部4bと、この導体部4bの下端から前記導体部4aと
は反対側の水平方向に延びる段差状下部の導体部4c
と、この導体部4cの先端から垂直方向に立ち上がる導
体部4dと、この導体部4dの上端から前記導体部4a
側に向って水平方向に延びる導体部4eとから成る形状
に一体形成され、前記導体部4e上に固定接点3が設け
られた構成となっている。
【0004】このような形状構成の固定接触子4におい
て、段差状下部の導体部4cと固定接点3側とを接続し
ている導体部4dは、固定接点3の位置より可動接触子
1の可動接点2が固着されていない他端部側で且つ端子
部5の反対側に位置し、固定接点3を有する導体部4e
は、端子部5を有する導体部4aと同一水平面上にあっ
て、可動接点2と固定接点3相互の接点閉成時に該接点
接触面の位置より下方に位置している。かかる固定接触
子4は、その全体表面が絶縁されていない素肌露出状態
で使用されている。
【0005】次に動作について説明する。図25の状態
において、固定接触子4の端子部5を電源に接続すると
共に、負荷側の端子部10を負荷に接続する。この状態
において、ハンドル9を矢印B方向に操作すると、機構
部8が動作して回動接触子1が基部の回動支点14(図
26,図27参照)を中心として下降回動することによ
り、可動接点2が固定接点3と接触した接点閉成状態と
なって、電力が電源から負荷に供給される。この状態
で、通電の信頼性を確保するために可動接点2は固定接
点3に規定の接触圧力で押えつけられている。
【0006】ここで、回路遮断器より負荷側に回路で短
絡事故などが起こり、回路に大きな短絡電流が流れる
と、この大電流を前記機構部8内の電流検出部が検知し
て前記機構部8を作動させる。これによって、可動接触
子1が接点開離方向に回動することで可動接点2が固定
接点3から開離する。このような接点開離時には、図2
6および図27に示すように、可動接点2と固定接点3
との間にアークAが発生する。
【0007】しかし、通常、短絡電流などの大電流が流
れると、可動接点2と固定接点3の接触面における電磁
反発力が非常に強くなり、前記可動接点2にかかってい
る接触圧力に打ち勝つために、可動接触子1は機構部8
の動作を待たずに接点開離方向に回動する。従って、そ
の回動により、可動接点2と固定接点3の開離が起こ
り、それらの接点2,3間に発生したアークAは、消弧
板6で引き延ばされて冷却される。この結果、アーク抵
抗が上昇し、短絡電流が小さく絞られる限流が起こり、
電流零点で前記アークAは消弧されて電流遮断が完了す
る。
【0008】限流は、回路遮断器の保護機能を向上させ
るために非常に重要である。限流性能を高めるために
は、上述のようにアーク抵抗を増大させる必要がある。
【0009】アーク抵抗を増大させるためにアークを引
き延ばす方法としてよく使われるのは、例えば特開昭6
0−49533号公報や特開平2−68831号公報に
示されているような形状の固定接触子を利用する方法で
ある。これらの公報に示された固定接触子の形状は、図
25〜図27に示した固定接触子4の形状と基本的には
同じである。この固定接触子4による電流経路は、図2
5〜図27において、電源側の端子部5から導体部4
a,4b,4c,4d,4eを順に経て固定接点3に至
る。このような電流経路において、固定接触子4の固定
接点3側の電流経路4eに流れる電流がアークAに及ぼ
す電磁力は、アークAを消弧板6方向へ引き延ばす力と
なる。この結果、アーク抵抗はより高くなり限流性能の
優れた回路遮断器が得られる。
【0010】通常の交流遮断における限流性能を高める
には、上述のようにアーク抵抗を高めることが必要であ
るが、この場合、接点2,3が開離した直後の未だ電流
が最大値になる前に、アーク抵抗を高めなければならな
い。電流が大きくなった後にアーク抵抗を高めても、電
流の慣性効果のためになかなか電流は限流されない。か
えって、大電流で且つ抵抗が高いため、遮断器内で発生
するアークエネルギーが大きくなり、遮断器の損傷が激
しくなるだけである。従って、接点2,3が開離した直
後のアークを強い電磁力で大きく引き延ばし、急激にア
ーク抵抗を高めるような固定接触子形状が必要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定接触子形状
を持つ開閉器は以上のように構成されているので、図2
5〜27に示すように、接点2,3開離直後のアークA
を電源側の端子部5方向に引き延ばす電磁力を発生する
固定接触子4の電流経路は、電源側の端子部5を有する
導体部4aと同一面上で分離した固定接点3側の導体部
4eだけであり、他の電流経路(導体部)4a,4b,
4c,4dは、全てアークAを前記端子部5と反対側に
引き延ばす電磁力を発生する。導体部4a,4cの電流
は固定接点3側の導体部4eと逆方向に流れ、これによ
って、アークAを端子部5の方向と逆方向に引き延ばす
電磁力を発生させる結果となっている。また、導体部4
bの電流は、前記アークAの電流と逆方向のために反発
し合い、導体部4dの電流は前記アークAの電流と同一
方向であって引き合うため、アークAを端子部5の方向
と逆方向に引き延ばす結果となる。このため、前記電流
経路4eが発生するアークAを端子部5の方向に引き延
ばす電磁力は減少してしまう。したがって、従来の開閉
器に使用されている固定接触子4の形状では、該固定接
触子4に流れる電流の電磁力がアークを引き延ばすため
に効果的に作用しないという問題点があった。
【0012】請求項1から請求項3の発明は上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、容器に排気
を行なう排気流路を配置することにより、優れた限流性
能を持つ開閉器を得ることを目的とする。
【0013】請求項4および請求項5の発明は、さら
に、接点近傍に細隙板を対向配置することにより、さら
に、優れた限流性能を持つ開閉器を得ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る開
閉器は、接点閉成状態の可動接点が固定接点から開離す
る方向を上方とした時、その固定接触子を、端子部と接
続する第1導体部、固定接点を有する第2導体部、及び
第1導体部と第2導体部を上下方向に接続する第3導体
部で構成し、可動接点と接触する固定接点の接触面の位
置を端子部の位置より下方に配置し、第3導体部を固定
接点の位置より可動接触子の可動接点が設けられていな
い他端部側で且つ端子部の反対側に配置し、第1導体部
を、接点閉成時に接点接触面の位置より上方に配置する
と共に、接点開成時に前記接点接触面の位置より下方に
配置し、第1導体部及び第3導体部の中心線上に可動接
触子の移動空間となるスリットを設け、接点開成時に可
動接点表面から見渡せる第1導体部及び第3導体部のス
リット内側部を含む部位を接点開離時に発生するアーク
を冷却する絶縁物で被覆し、容器の内部から外部に排気
を行なう排気流路の容器内側の流入口を第1導体部より
下側であり且つ固定接点より端子部側で端子部の方向で
はない方向に向けて設けたものである。
【0015】請求項2の発明に係る開閉器は、固定接点
が固着された第2導体部にアークランナを設け、アーク
ランナの端子部側の先端近傍に流入口を配置したもので
ある。
【0016】請求項3の発明に係る開閉器は、第2の流
入口を第1導体部の上部の端子部の方向ではない方向に
向けて設けたものである。
【0017】請求項4の発明に係る開閉器は、接点閉成
状態の可動接点が固定接点から開離する方向を上方とし
た時、その固定接触子を、端子部と接続する第1導体
部、固定接点を有する第2導体部、及び第1導体部と第
2導体部を上下方向に接続する第3導体部で構成し、可
動接点と接触する固定接点の接触面の位置を端子部の位
置より下方に配置し、第3導体部を固定接点の位置より
可動接触子の可動接点が設けられていない他端部側で且
つ端子部の反対側に配置し、第1導体部を、接点閉成時
に接点接触面の位置より上方に配置すると共に、接点開
成時に前記接点接触面の位置より下方に配置し、第1導
体部及び第3導体部の中心線上に可動接触子の移動空間
となるスリットを設け、接点開成時に可動接点表面から
見渡せる第1導体部及び第3導体部のスリット内側部を
含む接点近傍のアークにさらされる部位に、その接点を
両側から挟み込むように絶縁物よりなる細隙板を狭い間
隔で対向配置し、第1導体部の細隙板が配置されていな
いスリット内側部を接点開離時に発生するアークを冷却
する絶縁物で被覆し、容器の内部から外部に排気を行な
う排気流路の容器内側の流入口を第1導体部より下側か
つ固定接点より端子部側で端子部の方向ではない方向に
向けて設けたものである。
【0018】請求項5の発明に係る開閉器は、第2の流
入口を第1導体部の上部の端子部の方向ではない方向に
向けて設けたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における開閉器は、接点開離直
後にアークが固定接触子を構成する導体を流れる全ての
電流と排気流路の容器内側の流入口へ流れる気流により
端子部方向に引き延ばされ、アークが第1導体部の切り
欠き部奥を覆う絶縁物に触れることにより高いアーク電
圧を発生、維持し、排気流路により内部の圧力を低下
し、容器割れを防ぐ。また、端子部の方向ではない方向
に向けて設けられた流入口は、アークガスの端子部への
アークタッチを防止する。
【0020】請求項2の発明における開閉器は、接点開
離直後にアークが固定接触子を構成する導体を流れる全
ての電流と排気流路へ流れる気流により端子部方向に引
き延ばされ、アークスポットはすばやくアークランナに
移行し、アークによる固定接点の損傷が極めて減少し、
アークが第1導体部の切り欠き部奥を覆う絶縁物に触れ
ることにより高いアーク電圧を発生、維持し、排気流路
により内部の圧力を低下し、容器割れを防ぐ。
【0021】請求項3の発明における開閉器は、接点間
からの排気の気流を上側に向けたことで、可動接点の消
耗を押えアークを引き延ばし、可動接触子の回動を速め
より高いアーク電圧を発生、維持し、排気流路により内
部の圧力を低下し、容器割れを防ぐ。
【0022】請求項4の発明における開閉器は、接点開
離直後にアークが固定接触子を構成する導体を流れる全
ての電流と排気流路の容器内側の流入口へ流れる気流に
より端子部方向に引き延ばされ、アークが細隙板と第1
導体部の切り欠き部奥を覆う絶縁物に触れることにより
高いアーク電圧を発生、維持し、排気流路により内部の
圧力を低下し、容器割れを防ぐ。
【0023】請求項5の発明における開閉器は、接点間
からの排気の気流を上側に向けたことで、可動接点の消
耗を押えアークを引き延ばし、可動接触子の回動を速め
より高いアーク電圧を発生、維持し、排気流路により内
部の圧力を低下し、容器割れを防ぐ。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1の発明の一実施例による回路遮断
器の閉成状態を示す側面図、図2は図1の回路遮断器の
開成状態を示す側面図であり、図25〜図27と同一ま
たは相当部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。図において、4は一端部に固定接点3が設けられた
固定接触子であり、この固定接触子4は、第1導体部4
aと第2導体部4eと第3導体部4dとから構成されて
いる。
【0025】更に詳しく述べると、図1の接点閉成状態
において、可動接触子1の可動接点2が固定接点3から
開離する方向を上方とした時、前記固定接触子4は、電
源側の端子部5が接続されて水平方向に延びる第1導体
部4aと、この第1導体部4aの下方に離間位置した第
2導体部4eと、この第2導体部4eと前記第1導体部
4aを前記端子部5の反対側で上下方向に接続している
第3導体部4dとから成る形状に一体形成され、前記第
2導体部4e上に固定接点3を固着してその固定接点3
を第1導体部4aの下方に位置させた構成となってい
る。
【0026】そして、前記固定接触子4は、固定接点3
の位置より可動接触子1の可動接点2が固着されていな
い他端側で、且つ、前記端子部5の反対側(可動接触子
1の回動中心14側)に第3導体部4dが位置する向き
として容器12に取付けセットされている。この場合、
第1導体部4aは、固定接点3に可動接点2が接触した
接点閉成時にその接点接触面より上方に全て位置し、且
つ、接点開成時に可動接点2の接触面より下方に位置す
る配置としてある。また、15は接点開成時に可動接点
2の表面から見わたせる第1導体部4aを被覆した絶縁
物である。
【0027】図1および図2に示した消弧板6は、可動
接触子1の回動を妨げないようにするための切欠部(図
示せず)が設けられた構成となっている。また13は容
器12の内部から外部に排気を行なう排気流路、13a
は第1導体部4aより下側かつ固定接点3より端子部5
側に設けた排気流路13の容器内側の流入口である。な
お、図1および図2においては、図27に示した従来の
回路遮断器における機構部8とハンドル9および負荷側
の端子部10を省略しており、これらは、当然、容器1
2内に収納配置されている。
【0028】図3(a),(b)は請求項1の発明の一
実施例による固定接触子を示す斜視図である。図3
(a)に示す固定接触子4は、第1導体部4aと第2導
体部4eと第3導体部4dとによって一体形成され、第
1導体部4aの電源接続側の端部に端子部5が接続され
ている。また、第2導体部4eの上面部に固定接点3が
固着されている。さらに、固定接触子4において、前記
固定接点3の固着面より上方に位置する接続導体部(第
1導体部4aと第3導体部4d)には、第2導体部4e
上の固定接点3に対する可動接触子1の開閉動作を妨げ
ないようにするためのスリット40が設けられている。
【0029】図3(b)において、13は排気流路であ
り、この排気流路13の流入口13aは、第1導体部4
aより下側かつ固定接点3より端子部側に設けられてい
る。
【0030】次に動作について説明する。短絡電流など
の大電流が流れると、機構部の動作を待たずに可動接触
子1が回動し、可動接点2および固定接点3が開離し、
接点2と3の間にアークが発生する事は、従来と同様で
ある。図4は接点2,3が開離した直後の可動接点2の
接触面がまだ固定接触子4の端子部5に接続される第1
導体部4aより下方にある状態を示している。ここで矢
印は電流を示し、消弧板6は簡単のため省略した。端子
部5から固定接触子4の第1導体部4aまでで構成され
る電流経路は、全てアークAより上方にある。この結
果、この電流経路が発生するアークに作用する電磁力
は、アークを端子部5側に引き延ばす力である。固定接
触子4の第3導体部4dに流れる電流はアークの電流と
逆方向なので、第3導体部4dを流れる電流による電磁
力もアークを端子部5側に引き延ばす力となる。さら
に、アークにより生ずる高圧のホットガスが流入口13
aに向かって流れ、この力もアークを端子部5側に引き
延ばそうとする。したがって、この固定接触子4に流れ
る電流が発生する電磁力とホットガスの気流は、全てア
ークを端子部5側に引き延ばす力となる。この結果、接
点開離直後のアークは、強力に引き延ばされ、アーク抵
抗が急激に高くなる。
【0031】図5(a)は可動接触子と固定接触子の側
面図、図5(b)は図5(a)における固定接触子のC
−C断面図である。41はスリット40を挟む左右両側
の第1導体部4aの各断面の重心である。図5(c)
は、理論計算より求めた固定接触子4を流れる電流がつ
くる図5(b)のZ軸上での磁場強度分布である。図5
(c)において正方向の磁場がアークを端子5側に引き
伸ばす磁場成分(以下においてアーク駆動磁場と呼ぶ)
である。図5(b)で示すように第1導体部4aは可動
接触子1が回動する平面から左右にずれた所に位置す
る。このような導体配置では、第2導体部4eおよび第
3導体部4dを流れる電流の影響のため、図5(c)に
示すように第1導体部4aより上部の空間(領域Z0)
までアーク駆動磁場が存在する。そのため、図6のよう
に可動接点面が第1導体部4aより上部まで回動して
も、第1導体部4aの溝の部分ではアークは端子側に力
を受け溝の奥の部分を覆う絶縁物15aに押しつけられ
冷却される。この結果、接点開離直後に急激に高くなっ
たアーク抵抗がさらに増大し、かつ高いアーク電圧が維
持されるので、優れた限流性能を有した遮断器が得られ
る。
【0032】また、本実施例による排気流路13の流入
口13aは図25に示す従来例の排気孔に比べ、接点間
に発生するアークに近く、高圧のホットガスを速やかに
排気流路13へ導き容器内部の圧力が上昇するのを防止
し、容器割れを防ぐ効果も得られる。また、他の実施例
として、排気流路13が図7、図8に示す様な端子部5
側および可動接触子1の回転中心14側の配置でも、上
記実施例1と同様な効果が得られる。
【0033】実施例2.図9は請求項2の発明の一実施
例による回路遮断器を示す側面図である。図において、
25は第1導体部4aに固着されたアークランナで、2
5aはアークランナ25の端子部5側先端部、13aは
アークランナの端子部側先端25aの近傍に配置した流
入口である。接点間に発生したアークは、強い駆動磁場
と高圧のホットガスの流入口13aへ向かう流れにより
瞬時にアークランナに転移し先端部25aまで駆動され
るので伸びやすく、固定接点の消耗を少なくし、アーク
は第1導体部4aの溝の奥の部分を覆う絶縁物15に強
く押しつけられアーク抵抗が高くなる。また、流入口1
3sをアークランナ25の端子部側先端25aの近傍に
設けたことで、高圧のホットガスを速やかに排気流路へ
導き容器内部の圧力が上昇するのを防止し、容器割れを
防ぎ、優れた限流性能、耐久性を有した遮断器が得られ
る。
【0034】実施例3.図10は請求項3の発明の一実
施例による回路遮断器を示す側面図である。図におい
て、13は容器12の内部から外部に排気を行なう排気
流路、13aは第1導体部4aの上方に設けた排気流路
13の容器内側の流入口である。接点間に発生したアー
クは強い駆動磁場により引き伸ばされ、アークは第1導
体部4aの溝の奥の部分を覆う絶縁物5に強く押しつけ
られアーク抵抗が高くなるのは上記実施例1と同様であ
るが、高圧のホットガスの流入口13aへ向かう流れが
上に向かうので、可動接点2のアークは上部の可動接触
子先端1aに移動し可動接点の消耗を少なくし、また、
アークが消弧板6に導入されやすくなり冷却されてより
アーク抵抗が高くなる。さらに、高圧のホットガスの流
入口13aへ向かう流れは可動接触子1を上部に押し上
げ回動速度を速め、優れた限流性能、耐久性を有した遮
断器が得られる。また、他の実施例として排気流路13
を図11、図12に示すような形状にしたり、図13の
ように実施例1と実施例3を合成しても同様な効果が得
られる。
【0035】実施例4.図14(a)は請求項4の発明
の一実施例による回路遮断器の閉成状態を示す側面図で
あり、図14(b)は図14(a)におけるD−D断面
図である。図において、59は接点を両側から狭い間隔
で挟む、絶縁物よりなる細隙板である。13は容器12
の内部から外部に排気を行なう排気流路、13aは第1
導体部4aより下側かつ固定接点3より端子部5側に設
けられた排気流路13の容器内側の流入口である。図1
5は可動接触子1が開成時の状態を示しており、図16
(a)は端子部5と接続した固定接触子4の斜視図であ
り、図16(b)は端子部5、固定接触子4、絶縁物1
5、細隙板59および排気流路13を同時にあらわした
斜視図である。
【0036】図17(a)は接点2,3が開離した直後
の可動接点2の接触面がまだ固定接触子4の端子部5に
接続される第1導体部4aより下方にある状態を示して
いる。ここで矢印は電流を示し、細隙板59および消弧
板6は簡単のため省略した。端子部5から固定接触子4
の第1導体部4aまでで構成される電流経路は、全てア
ークAより上方にある。この結果、この電流経路が発生
するアークに作用する電磁力は、アークを端子部5側に
引き延ばす力である。固定接触子4の第1導体部4dに
流れる電流はアークの電流と逆方向なので、第3導体部
4dを流れる電流による電磁力もアークを端子部5側に
引き延ばす力となる。さらに、アークが細隙板59に触
れることで生ずる高圧のガスが流入口13aに向かって
流れ、この力もアークを端子部5側に引き延ばそうとす
る。したがって、この固定接触子4に流れる電流が発生
する電磁力とガスの気流は、全てアークを端子部5側に
引き延ばす力となる。この結果、接点開離直後のアーク
は、強力に引き延ばされ、アーク抵抗が急激に高くな
る。
【0037】図17(b)は図17(a)における端子
部5側から可動接触子1方向に見た接点付近のE−E断
面図である。ここで、可動接触子1は回動の途中の状態
を示している。接点2,3間に発生したアークが、接点
の両側に狭い間隔で配置された細隙板59に触れる(以
下において細隙板のアークにさらされている面を細隙面
と呼ぶ)ことにより冷却されてアーク電圧は上昇する。
また、このとき細隙板が放出するガスのガス圧上昇によ
り可動接触子1の回動速度は上がり、アークの引き伸ば
しがより早くなる。
【0038】また、図5(c)で示したように第2導体
部4eおよび第3導体部4cを流れる電流の影響のた
め、第1導体部4aより上部の空間Z0まで駆動磁場が
存在し、アークは端子部側に力を受け、そのため、図1
8のように可動接点面が第1導体部4aより上部まで回
動しても第1導体部4aの溝の部分ではアークは端子部
側に力を受け溝の奥の部分を覆う絶縁物15に押しつけ
られ冷却される。この結果、接点開離直後に急激に高く
なったアーク抵抗がさらに増大し、かつ高いアーク電圧
が維持される。また、可動接点面が第1導体部4aより
上部まで回動しても、細隙板59がアークにさらされて
いるために、上述のガス圧によって可動接触子1の回動
速度が鈍るのを防ぎ、優れた限流性能および遮断性能を
有した遮断器が得られる。
【0039】また、本実施例4による排気流路13の流
入口13aは図25に示す従来例の排気孔に比べ、接点
間に発生するアークに近く、高圧のホットガスを速やか
に排気流路13へ導き容器内部の圧力が上昇するのを防
止し、容器割れを防ぐ効果も得られる。また、他の実施
例として、排気流路13が図19、図20に示す様な端
子部5側および可動接触子1の回動中心14側の配置で
も、上記と実施例4と同様な効果が得られる。
【0040】実施例5.図21は請求項5の発明の一実
施例による回路遮断器を示す側面図である。図におい
て、13は容器12の内部から外部に排気を行なう排気
流路、13aは第1導体部4aの上に設けた排気流路1
3の容器内側の流入口である。接点間に発生したアーク
は強い駆動磁場により引き伸ばされ、アークは第1導体
部4aの溝の奥の部分を覆う絶縁物15と細隙面に強く
押しつけられアーク抵抗が高くなるのは上記実施例4と
同様であるが、高圧のホットガスの流入口13aへ向か
う流れが上に向かうので、可動接点2のアークは上部の
可動接触子先端1aに移動し可動接点の消耗を少なく
し、また、アークが消弧板6に導入されやすくなり冷却
されてよりアーク抵抗が高くなる。さらに、高圧のホッ
トガスの流入口13aへ向かう流れは可動接触子1を上
部に押し上げ回動速度を速め、優れた限流性能、耐久性
を有した遮断器が得られる。また、他の実施例として排
気流路13を図22、図23に示すような形状にした
り、図24のように実施例1と実施例2を合成しても同
様な効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、固定接触子を、第1導体部と第2導体部と第3導体
部から成るブローアウトコイルに構成したので、接点開
離時に発生するアークの端子部側への移行を速めること
ができる。また、第1導体部及び第3導体部のスリット
内側部を含む部位を接点開離時に発生するアークを冷却
する絶縁物で被覆するように構成したので、固定接触子
の不要な部位へのアークの移行を阻止することができる
と共に、アーク熱による絶縁物からの放出ガスによりア
ークを冷却し、アーク抵抗を高め、限流性能を向上させ
ることができる。さらに、流入口を端子部の方向ではな
い方向に向けて設けるように構成したので、高圧のホッ
トガスを速やかに排気流路へ導き容器内部の圧力が上昇
するのを防止し、容器割れを防ぐことができると共に、
アークガスの端子部へのアークタッチを防止することが
できる効果がある。
【0042】請求項2の発明によれば、固定接点が固着
された第2導体部にアークランナを設け、アークランナ
の端子部側の先端近傍に流入口を配置するように構成し
たので、アークスポットすばやくアークランナに転移
し固定接点の損傷を軽減することができる。また、高圧
のホットガス速やかに排気流路かれ、容器内部の
圧力が上昇するのを防止し、容器割れを防ぐことができ
る効果がある。
【0043】請求項3の発明によれば、第2の流入口を
第1導体部の上部に設けるように構成したので、2個所
の流入口により容器内部の圧力を急速に低下させること
ができる効果がある。
【0044】請求項4の発明によれば、接点近傍のアー
クにさらされる部位に、接点を両側から挟み込むように
絶縁物よりなる細隙板を狭い間隔で対向配置すると共
に、第1導体部の細隙板が配置されていないスリット内
側部を接点開離時に発生するアークを冷却する絶縁物で
被覆するように構成したので、固定接触子の不要な部位
へのアークの移行を阻止することができると共に、アー
ク熱による細隙板および第1導体部の絶縁物からの放出
ガスによりアークを冷却し、アーク抵抗を高め、限流性
能を向上させることができる効果がある。
【0045】請求項5の発明によれば、第2の流入口を
第1導体部の上部に設けるように構成したので、2個所
の流入口により容器内部の圧力を急速に低下させること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
閉成状態を示す側面図である。
【図2】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
開成状態を示す側面図である。
【図3】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
固定接触子の斜視図である。
【図4】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
動作説明図である。
【図5】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
固定接触子を流れる電流が発生する磁場強度分布の説明
図である。
【図6】請求項1の発明の一実施例による回路遮断器の
動作説明図である。
【図7】請求項1の発明の他の実施例による回路遮断器
を示す側面図である。
【図8】請求項1の発明の他の実施例による回路遮断器
を示す側面図である。
【図9】請求項2の発明の一実施例による回路遮断器を
示す側面図である。
【図10】請求項3の発明の一実施例による回路遮断器
を示す側面図である。
【図11】請求項3の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図12】請求項3の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図13】請求項3の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図14】請求項4の発明の一実施例による回路遮断器
の閉成状態を示す側面図である。
【図15】請求項4の発明の一実施例による回路遮断器
の開成状態を示す側面図である。
【図16】請求項4の発明の一実施例による回路遮断器
の固定接触子の斜視図である。
【図17】請求項4の発明の一実施例による回路遮断器
の動作説明図である。
【図18】請求項4の発明の一実施例による回路遮断器
の動作説明図である。
【図19】請求項4の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図20】請求項4の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図21】請求項5の発明の一実施例による回路遮断器
を示す側面図である。
【図22】請求項5の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図23】請求項5の発明の他の実施例による遮断器を
示す側面図である。
【図24】請求項5の発明の他の実施例による回路遮断
器を示す側面図である。
【図25】従来の回路遮断器の開成状態を示す側面図で
ある。
【図26】図25の回路遮断器の接点開離直後の状態を
示す側面図である。
【図27】図26の回路遮断器における可動接触子の最
大開離状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 可動接触子 2 可動接点 3 固定接点 4 固定接触子 4a 第1導体部 4d 第3導体部 4e 第2導体部 5 端子部 13 排気流路 13a 流入口 15 絶縁物 25 アークランナ 59 細隙板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 貢 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 三橋 孝夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平4−262334(JP,A) 特開 昭62−123627(JP,A) 特開 昭60−49536(JP,A) 実開 昭59−175250(JP,U) 実開 昭55−144742(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 69/00 - 83/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収納され一端部に可動接点を有
    する可動接触子と、この可動接触子の開閉動作で前記可
    動接点と接離可能な固定接点を一端部に有する固定接触
    子と、この固定接触子の他端部に接続する端子部とを備
    えた開閉器において、接点閉成状態の前記可動接点が前
    記固定接点から開離する方向を上方とした時、前記固定
    接触子を、前記端子部と接続する第1導体部、前記固定
    接点を有する第2導体部、及び第1導体部と第2導体部
    を上下方向に接続する第3導体部で構成し、前記第1導
    体部及び前記第3導体部の中心線上に前記可動接触子の
    移動空間となるスリットを設け、可動接点と接触する前
    記固定接点の接触面の位置を前記端子部の位置より下方
    に配置し、第3導体部を前記固定接点の位置より可動接
    触子の可動接点が設けられていない他端部側で且つ前記
    端子部の反対側に配置し、第1導体部を、前記接点閉成
    時に前記接点接触面の位置より上方に位置すると共に、
    前記接点開成時に前記接点接触面の位置より下方に配置
    し、前記接点開成時に前記可動接点表面から見渡せる前
    記第1導体部及び前記第3導体部のスリット内側部を含
    部位を前記接点開離時に発生するアークを冷却する
    縁物で被覆し、前記容器の内部から外部に排気を行なう
    排気流路の容器内側の流入口を前記第1導体部より下側
    であり且つ前記固定接点より端子部側で前記端子部の方
    向ではない方向に向けて設けたことを特徴とする開閉
    器。
  2. 【請求項2】 固定接点が固着された第2導体部にアー
    クランナを設け、そのアークランナの端子部側先端の近
    傍に流入口を配置したことを特徴とする請求項1記載の
    開閉器。
  3. 【請求項3】 容器の内部から外部に排気を行なう第2
    の流入口を第1導体部の上部の端子部の方向ではない方
    向に向けて設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉
    器。
  4. 【請求項4】 一端部に可動接点を有する可動接触子
    と、この可動接触子の開閉動作で前記可動接点と接離可
    能な固定接点を一端部に有する固定接触子と、この固定
    接触子の他端部に接続する端子部とを備えた開閉器にお
    いて、接点閉成状態の前記可動接点が前記固定接点から
    開離する方向を上方とした時、前記固定接触子を、前記
    端子部と接続する第1導体部、前記固定接点を有する第
    2導体部、及び第1導体部と第2導体部を上下方向に接
    続する第3導体部で構成し、前記第1導体部及び前記第
    3導体部の中心線上に前記可動接触子の移動空間となる
    スリットを設け、可動接点と接触する前記固定接点の接
    触面の位置を前記端子部の位置より下方に配置し、第3
    導体部を前記固定接点の位置より可動接触子の可動接点
    が設けられていない他端部側で且つ前記端子部の反対側
    に配置し、第1導体部を、前記接点閉成時に前記接点接
    触面の位置より上方に位置すると共に、前記接点開成時
    に前記接点接触面の位置より下方に配置し、前記接点開
    成時に前記可動接点表面から見渡せる前記第1導体部
    び前記第3導体部のスリット内側部を含む接点近傍のア
    ークにさらされる部位にその接点を両側から挟み込むよ
    うに絶縁物からなる細隙板を狭い間隔で対向配置し、
    記第1導体部の前記細隙板が配置されていないスリット
    内側部を前記接点開離時に発生するアークを冷却する絶
    縁物で被覆し、前記容器の内部から外部に排気を行なう
    排気流路の容器内側の流入口を前記第1導体部より下側
    であり且つ前記固定接点より端子部側で前記端子部の方
    向ではない方向に向けて設けたことを特徴とする開閉
    器。
  5. 【請求項5】 容器の内部から外部に排気を行なう第2
    の流入口を第1導体部の上部の端子部の方向ではない方
    向に向けて設けたことを特徴とする請求項4記載の開閉
    器。
JP33495992A 1992-11-24 1992-11-24 開閉器 Expired - Fee Related JP2898491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33495992A JP2898491B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33495992A JP2898491B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06162909A JPH06162909A (ja) 1994-06-10
JP2898491B2 true JP2898491B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=18283149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33495992A Expired - Fee Related JP2898491B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2898491B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4140204B2 (ja) * 2001-03-12 2008-08-27 三菱電機株式会社 限流機構およびそれを備えた回路遮断器
KR102194812B1 (ko) * 2018-03-23 2020-12-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전자 접촉기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06162909A (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012138173A (ja) 回路遮断器
JP2898491B2 (ja) 開閉器
JP2002008508A (ja) 回路遮断器
JP2996810B2 (ja) 開閉器
JP2996808B2 (ja) 開閉器
KR100386629B1 (ko) 회로차단기의 소호장치
JP2002251933A (ja) 開閉器
JP2925869B2 (ja) 開閉器
JP2925861B2 (ja) 開閉器
JPS6282616A (ja) 消弧装置
JP2004273235A (ja) 回路遮断器
JP2996807B2 (ja) 開閉器
JP2996821B2 (ja) 開閉器
JP2918752B2 (ja) 開閉器
JPH06162908A (ja) 開閉器
CN220400522U (zh) 一种断路器
CN219435796U (zh) 一种静触头及断路器
CN220821455U (zh) 一种灭弧结构
CN220627721U (zh) 一种导电回路结构及断路器
KR100475069B1 (ko) 회로차단기의 소호장치
JP2019087513A (ja) 開閉装置
JPH06139907A (ja) 開閉器
JP3034697B2 (ja) 開閉器
JPH0471134A (ja) 回路遮断器
JP2965331B2 (ja) 回路遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees