JP2897811B2 - 傘 - Google Patents

Info

Publication number
JP2897811B2
JP2897811B2 JP6305817A JP30581794A JP2897811B2 JP 2897811 B2 JP2897811 B2 JP 2897811B2 JP 6305817 A JP6305817 A JP 6305817A JP 30581794 A JP30581794 A JP 30581794A JP 2897811 B2 JP2897811 B2 JP 2897811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
handle
weight
shaft
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6305817A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08154717A (ja
Inventor
真二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6305817A priority Critical patent/JP2897811B2/ja
Publication of JPH08154717A publication Critical patent/JPH08154717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2897811B2 publication Critical patent/JP2897811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傘に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、傘は軸柄の一端部に柄が設け
られ、軸柄の他端部に半径方向に広がる多数の骨が回動
可能に設けられ、骨に張り布が縫製により固定されて構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】傘は、開いた状態にお
いて、傘の重心位置が図6のGに示すように軸柄上の柄
よりも石突に近い位置にあるため、風があるときに傘を
差していると布の部分が風を受けるため傘が揺れて不安
定となり、傘を持つ手が疲れるものであった。また、風
が吹いていなくても、重心位置が柄よりも石突に近い位
置にあるため、傘が持ちにくいことがあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑み、傘を使用しても
疲れない、安定した持ち易い傘を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による傘は、柄の
近傍に重りを取り外し自在に設け、取り外した重りを石
突部分に取付け可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0006】ここで、近傍とは傘の軸柄の全長の半分よ
り柄に近い位置をいうものであり、好ましくは軸柄の全
長の40%よりも柄に近い位置、さらに好ましくは軸柄
の全長の35%よりも柄に近い位置、さらには軸柄の全
長の30%よりも柄に近い位置であることが好ましい。
また、近傍とは柄の近傍のみでなく、柄自体をも含むも
のである。
【0007】また、本発明による他の傘は、柄および/
または軸柄を中空とし、この中空内に複数に分割された
重りを移動可能に設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明による傘は、柄の近傍に重りを設けたた
め、柄を握って傘を差したとき安定するようになる。し
たがって、風が吹いているときに傘を使用しても傘が揺
れることが少なくなり、非常に傘が持ち易くなる。ま
た、重りの位置を柄により近づけることにより、より傘
の安定性が増す。
【0009】また、重りを傘を閉じている時に取り外す
ことができるようにし、かつ取り外した重りを傘の石突
に取り付け可能とすることにより、傘を閉じている時の
重量は重くなるが、閉じた傘を持ち運ぶ際に傘の地面に
近い位置に傘の重心が位置することとなるため、傘を持
ち運び易くなり、とくに傘を杖代わりに使用する際に便
利である。さらに、取り外した重りをなくすことも防止
される。
【0010】また、重りを傘の軸方向に移動可能なもの
とすれば、傘を使用している時には重りを柄の近傍に移
動せしめ、傘を閉じてぶら下げた時には重りを軸の石突
近傍に移動させることができるため、傘を開いた時には
傘が安定して持ち易くなり、傘を閉じた時にも傘が安定
して持ち易くなる。さらに、傘の軸柄を中空軸とし、こ
の中空内に複数の重りを軸に沿って移動可能に設けるよ
うにすれば、傘を閉じてぶら下げた時には重りを軸の石
突近傍に移動させることができるため、傘を開いた時に
は傘が安定して持ち易くなり、傘を閉じた時にも傘が安
定して持ち易くなる。さらに、重りの数を変更して、持
ち易さを調節することもできる。また、重りが外部に現
れないため、デザイン的にも優れたものとなる。なお、
この場合、重りを、軸方向に遊動可能すなわち自由落下
可能なものとすることにより、傘を差したり閉じてぶら
下げたりするのに合わせて重りが軸柄に沿って好ましい
位置に移動するため、重りを移動させる手間が省け、傘
の扱いがより容易なものとなる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0012】図1は本発明による傘の第1実施例を表す
図である。図1に示すように本発明の第1実施例による
傘1は、軸柄2の一端に柄3が、軸柄2の他端には回動
可能な骨7が設けられており、この骨7に張り布4が固
定されており、さらに他端には石突6が設けられてい
る。
【0013】また、本発明の第1実施例による傘1は、
柄3自体が重り5となっており、かつ図2に示すように
軸柄2の一端に雄ねじ2Aが、重り5の軸柄2と接続す
る部分に雌ねじ5Aがそれぞれ切られており、これによ
り重り5は軸柄2の一端に取外し可能に設けられてなる
ものである。
【0014】そして、このように重り5を設けることに
より、傘1の重心Gの位置が図6に示す従来の傘と比較
して柄3の近傍に位置せしめられるため、傘1を差した
ときに、傘1は柄3の近傍において安定するようにな
る。したがって、風が吹いているときに傘を使用してい
も傘が揺れることが少なくなり、非常に傘が持ち易くな
る。
【0015】また、重り5の重量を変更することにより
重心Gの位置をより柄3に近づけることができるが、こ
の場合、重心Gの位置は軸柄2の全長の半分より柄に近
い位置にある必要があり、好ましくは軸柄2の全長の4
0%よりも柄に近い位置、さらに好ましくは軸柄2の全
長の35%よりも柄に近い位置、さらには軸柄2の全長
の30%よりも柄に近い位置であることが好ましい。こ
のように重心の位置を柄により近づけることにより、よ
り傘の安定性が増す。
【0016】さらに、重り5を取外し可能とし、取り外
した重り5をねじにより傘1の石突6に取付け可能とす
ることにより、傘1を閉じている時の重量は軽くはなら
ないが、閉じた傘1を持ち運ぶ際に傘の地面に近い位置
に傘の重心が位置することとなるため、傘1を持ち運び
易くなり、とくに傘を杖代わりに使用する際に便利であ
る。
【0017】なお、柄3自体を重り5とし、かつ重り5
を取外し可能に軸柄2に設ける場合、図3に示すように
重り5に傘1を持ち易くするための窪み5Aを形成する
ようにしてもよい。なお、窪み5Aが形成された重り5
を軸柄2の一端に取り付けた状態を図3(a)に、重り
5を傘1の石突に取り付けた状態を図3(b)に示す。
【0018】次いで、本発明による傘の第2実施例につ
いて説明する。
【0019】図4は、本発明による傘の第2実施例を表
す図である。図4に示すように、本発明による傘1の第
2実施例は、図示しない石突の部分から軸柄2が柄3と
接続されている部分に至るまで中空となっており、この
中空内に複数の重り5を遊動自在に設けてなるものであ
る。これにより、傘1を差したときに重り5は図4に示
すように柄3の近傍に位置せしめられ、傘1を閉じて持
ち運ぶ際には図5に示すように石突の近傍に位置せしめ
られるように、中空内を矢印Aに示す方向に自在に移動
することになる。したがって、傘1を差している時には
傘1の重心が柄3の近傍に位置せしめられて傘1が安定
して持ち易くなり、傘1を閉じて持ち運んでいるときに
は、傘1の重心が石突近傍に位置せしめられて傘が安定
して持ち運び易くなる。さらに、重り5が傘1の目に見
えない部分に設けられるため、デザイン的にも優れたも
のとなる。
【0020】さらに、重り5を、軸方向に遊動可能すな
わち自由落下可能なものとすることにより、傘1を差し
たり閉じたりするのに合わせて重り5が軸柄2に沿って
移動することとなるため、重り5を移動させる手間が省
け、傘の扱いがより容易なものとなる。
【0021】また、本発明による傘は風が吹いている時
のみならず、風が吹いていない時であっても、重り5に
より重心位置が柄の近傍に位置せしめられるため、持ち
易いものとなる。
【0022】また、上述した実施例においては、通常の
長傘について説明したが、これに限定されるものではな
く、本発明は折り畳み傘にも適用できるものであり、さ
らには、雨用の傘のみではなく、日傘、ゴルフ用の傘等
あらゆる傘に適用できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る傘は、柄の近傍に重りを設けたため、使用中の傘は柄
の近傍において安定し、風が吹いている時であっても吹
いていない時であっても、傘を使用した場合に傘が揺れ
ることが少なくなり、非常に傘が持ち易くなる。また、
取り外した重りを石突に取付け可能とすることにより、
閉じた傘を持ち運ぶ際に傘の地面に近い位置に傘の重心
が移動することとなるため、傘を持ち運び易くなり、と
くに傘を杖代わりに使用する際に便利である。
【0024】さらに、傘の軸柄を中空とし、この中空内
に複数の重りを軸に沿って移動可能に設けることによ
り、傘を開いたときには傘が安定して持ち易くなり、傘
を閉じたときにも傘が安定して持ち易くなる。また、重
りの数を変更して持ち易さを調節することもでき、さら
に重りが外部に現れないため、デザイン的にも優れたも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による傘の第1実施例を表す図
【図2】重りを軸柄に取外し可能に設けた状態を表す図
【図3】取外し可能に設けられた重りの他の実施例を表
す図
【図4】本発明による傘の第2実施例を表す図
【図5】本発明の第2実施例による傘を閉じた状態を表
す図
【図6】従来の傘を表す図
【符号の説明】
1 傘 2 軸柄 3 柄 4 張り布 5 重り 6 石突 7 骨 G 重心

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘において、柄の近傍に重りを取り外し
    自在に設け、該取り外した重りを、石突部分に取り付け
    可能としたことを特徴とする傘。
  2. 【請求項2】 傘において、柄および/または軸柄が中
    空であり、該中空内に複数に分割された重りを移動可能
    に設けたことを特徴とする傘。
JP6305817A 1994-12-09 1994-12-09 Expired - Fee Related JP2897811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305817A JP2897811B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305817A JP2897811B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08154717A JPH08154717A (ja) 1996-06-18
JP2897811B2 true JP2897811B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=17949735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6305817A Expired - Fee Related JP2897811B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2897811B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3138172U (ja) * 2003-09-26 2007-12-27 智子 増田 ろくろ及び傘
JP4565110B2 (ja) * 2004-04-08 2010-10-20 独立行政法人産業技術総合研究所 重量移動式自立杖
CN106723781B (zh) * 2017-04-12 2019-03-29 福州市长乐区鑫达家居设计有限公司 一种不倒翁雨伞

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899904A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 有田 浩 自動開閉洋傘
JPH01131310U (ja) * 1988-03-02 1989-09-06
JPH03106306A (ja) * 1989-09-20 1991-05-02 Kazunori Hayakawa ゴルフクラブヘッドつき傘

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08154717A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2897811B2 (ja)
EP0465706A1 (en) Improved structure of triple-folding umbrella skeleton
WO2004077992A3 (en) Sillow with retractable umbrella
JP2000507110A (ja) 片手操作式ステッキ傘
JP3227074U (ja) 財布型携帯用傘
JP2004073534A (ja) ハンガー機能つきキャリーバッグ
US20050115598A1 (en) Tangle-free umbrella grip
WO2005120282A1 (ja) 折畳式傘
US4232693A (en) Folding umbrella
JPH0474008B2 (ja)
JP2003169707A (ja)
KR100685470B1 (ko) 케이스 출몰식 소형 양산
JP3085793U (ja) 傘の構造
JP3062352U (ja) カバ―収納部付き傘
JPS6337846Y2 (ja)
JP3031767U (ja) 折りたたみ傘
JPH0123287Y2 (ja)
JPH11103916A (ja) 自動販売機用の空気傘
KR200255857Y1 (ko) 절첩식 파라솔
JPH03121007A (ja) 折り畳み傘
JP3032565U (ja) 伸縮傘カバー
JP3058464U (ja) ハンドバッグ
JPH10137018A (ja) 自立傘
JPH0436661Y2 (ja)
JP3098897U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990126

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees