JP3085793U - 傘の構造 - Google Patents

傘の構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使いやすく、皺にならない折り畳まない長
傘タイプの傘の長所と、携帯に便利で軽量な折り畳み式
傘の長所を備えた使い易い傘の提供を目的とする。 【解決手段】 折り畳み式でない傘において、傘の軸柄
(1)を、軸方向に伸縮可能とし、軸柄(1)を最大に伸長
したとき、生地の中心(6)からハンドル下端(16)に至る
軸方向の長さを、親骨(7)の長さの約1.5倍、或いは
約60〜70cmとするか、又はハンドル下端(16)が、
閉傘状態における露先側の親骨端部の位置(17)より、親
骨(7)長さの約2分の1突出させる。軸柄(1)を最短に
収縮したときは、ハンドルの下端(16)が、閉傘状態にお
ける露先側の親骨端部の位置(17)とほぼ同じか内側に位
置させる。最短時の傘の全長は、約40〜50cmとす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、折り畳み式でないパラソル、雨傘、晴雨兼用傘の構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用されている傘は、折り畳み傘、ミニ傘、長傘など多様であるが、そ れぞれ一長一短がある。折り畳まない傘であって、最も普通に使われる長傘は、 軸柄が長いので、頭がつかえることもなく、さしたときは快適である。また、親 骨の長さが、婦人用の傘で50cm前後と長いので、親骨に張られた生地の面積 も大きくなり、体を覆う面積が多く、パラソルであればUVカットなどの日除け 効果が高くなり、雨傘であれば、雨がかかりにくい長所がある。更には、傘の開 け閉めが簡単であり、折り畳み式の傘のような折り皺もつかない。
【0003】 しかしながら、この種の傘は、大きさからくる短所がある。例えば、雨傘より は短めに作られることの多いパラソルですら、石突きからハンドル先端までの全 長が80cm程度はあり、携帯に不便であり、概して重いという短所がある。
【0004】 一方、折り畳み式の傘は、コンパクトに折り畳めるので携帯には便利である。 しかしながら、普段は折り畳まれているので、傘を素早くさすことはできず、畳 んだり広げたりするのが面倒である。また、見苦しい折り皺ができる欠点がある 。
【0005】 近年、特にパラソル等において、ショート丈の折り畳まない長傘タイプのもの が出回っている。こうした傘は、全長が55cm程度、親骨が42cm〜43c であり、折り畳まない長傘タイプの傘としてはコンパクトなので、人混みの中で は、邪魔にならず便利である。ハンドルがバッグから飛び出していても構わなけ れば大ぶりのトートバッグに入れることもできる。更には、折り畳まないので折 り皺ができることもなく、開閉が楽である。小振りであるので、通常の長傘より は軽量である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたショート丈の傘は、全長が55cm程度と短いので、 図8のように、傘の軸柄(31)の部分がどうしても短くなり、傘をさした状態では 、傘の生地(32)が頭につかえたりして使い勝手が悪い。即ち、長傘として持つに は短すぎるのである。また、短いとは言え、約55cmも長さがあれば、携帯す るには大きすぎてやはり不便である。
【0007】 そこで、この考案では、上記の欠点を解消して、使いやすく、皺にならないと いう折り畳まない長傘タイプの傘の長所と、携帯に便利で軽量であるという折り 畳み式の傘の長所を兼ね備えた、非常に使い易い傘の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案では、折り畳み式でない傘において、傘 の軸柄を、軸方向に伸縮可能とした。
【0009】 請求項2の考案では、軸柄を最大に伸長したとき、傘の天蓋を形成する生地の 中心から軸柄を経てハンドル下端に至るまでの軸方向の長さを、60cm〜70 cmとする。請求項3の考案では、傘の天蓋を形成する生地の中心から軸柄を経 てハンドル下端に至るまでの軸方向の長さを、約64cmとした。請求項4の考 案では、軸柄を最大に伸長したとき、傘の天蓋を形成する生地の中心から軸柄を 経てハンドル下端に至るまでの軸方向の長さが、傘の生地が張られる親骨の長さ の約1.5倍とした。請求項5の考案では、軸柄を最大に伸長したとき、ハンド ル及び軸柄が、閉傘状態における露先側の親骨端部の位置より、親骨の長さの約 2分の1程度突出させることとした。
【0010】 請求項6の考案では、軸柄を最短に収縮させたとき、ハンドルの下端が、閉傘 状態における露先側の親骨端部の位置とほぼ同じか又は前記親骨端部より内側に 位置するにようにし、閉傘状態において、ハンドル全体が親骨に張られた生地内 にほぼ収まるか又は完全に収まるようにした。請求項7の考案では、軸柄を最短 に収縮させたとき、傘の全長が、約40cm〜50cmである。請求項8の考案 では、上記において、傘の全長を、約44〜46cmとした。
【0011】 請求項9の考案では、ハンドルの全体又はほぼ全体が、閉傘状態における露先 側の親骨端部の位置より突出した状態で、軸柄の伸縮をロックするロック機構を 設けた。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この考 案になる傘の軸柄の伸縮状態を示す模式図である。
【0013】 図において、(1)は中棒又はシャフトと呼ばれる軸柄であって、筒状に形成さ れ、入れ子状に嵌めあわされた第1柄(2)と第2柄(3)からなる。第2柄(3)は 、第1柄(2)より大径に形成され、その一端は、手元と呼ばれるハンドル(4)に 嵌入されて固定されている。他端には、第1柄(2)の先端が嵌め込まれている。 第1柄(2)と第2柄(3)は、ちょうど望遠鏡のような状態で、軸方向へ伸縮可能 とされている。
【0014】 軸柄(1)のハンドル(4)とは反対側の端部には、上ロクロ(5)がはめ込まれて いる。上ロクロ(5)は、傘の天蓋の中心において、複数の親骨(7)(7)…を放射 状に支持する。上ロクロ(5)上には突起が設けられ、生地(10)を介して石突き( 9)が取り付けられる。石突き(9)は傘の全長を抑えるために、長くても2cm どまりのできるだけ短いものを用いる。この実施形態では、約1cmのものを用 いている。 一方、ハンドル(4)は持ちやすい程度の長さとしておく。この実施 形態においては、長さ約10cmのものを用いているので、携帯用の傘のハンド ルに比べると長さがあり、握りやすい。
【0015】 上ロクロ(5)から放射状に突出する親骨(7)(7)…には、傘の天蓋を形成する 概略円形状の生地(10)が張り付けられる。この生地の中央に設けられた孔が上ロ クロ(5)上の突起に嵌め込まれて、天蓋部の中心を形成する生地中心(6)となる 。
【0016】 親骨(7)(7)…の先端には、露先(12)(12)…が、キャップのように被せられて 取り付けられる。露先(12)(12)…にはそれぞれ生地固定用の孔(図示せず)が開け られており、この生地固定用孔に生地(10)の周端部が固定される。生地固定用の 孔は、親骨(7)(7)…の先端に位置しているので、親骨(7)(7)…の長さは、ほ ぼそのまま、生地の中心(6)から露先(12)の孔に固定された生地(10)の長さと一 致する。
【0017】 (14)は下ロクロもしくは摺動ロクロである。この下ロクロ(14)は、軸柄(1)に 外嵌され、親骨(7)(7)…を支承する複数の受け骨(15)(15)…を放射状に支持し た状態で、軸柄(1)を上下にスライドする概略筒状の部材である。この下ロクロ (14)を上ロクロ(5)側に摺動させると傘が開き、ハンドル(4)側に摺動させると 、傘が閉じる。実施形態の下ロクロ(14)は、軸柄(1)の伸縮状態が分かり易いよ うに透明な素材のものを図示している。
【0018】 (a)は、軸柄(1)を最大に伸長させた状態を示している。第2柄(3)から第1 柄(2)が限界まで引き出されており、この状態で、ハンドル下端(16)から天蓋の 生地中心(6)に至る長さL1は約60cm〜70cmとする。軸柄(1)を最大限 に伸長した場合のハンドル下端(16)から軸柄(1)を経て生地中心(6)に至るまで の長さが、60cmから70cmあれば、図2に示すように、傘をさしたときに 、生地(10)までの間に充分な空間が確保でき、生地(10)が頭につかえたりするこ ともなく、頭上に充分な空間が確保でき、快適に使用できる。
【0019】 この実施形態では、L1は約64cmであり、最も快適で使いやすい長さとさ れている。尚、軸柄(1)を最大に伸長したときの、この傘の全長は、石突き(9) の長さを加えて約65cm程度である。
【0020】 この傘の親骨(7)の長さは約43cmある。親骨(7)の長さが40cm〜50 cmの範囲にあれば、日差しや雨を除けるために、充分な天蓋部の生地(10)の面 積を確保できる。
【0021】 この実施形態では、軸柄(1)を最大限に伸長したときの生地(10)の中心からハ ンドル下端(16)までの軸方向の長さL1を約64cmとして、親骨(7)の長さの 約1.5倍に設定している。このように、ハンドル下端(16)から生地中心(6)ま での軸方向の長さを、親骨(7)の長さの約1.5倍に設定すると、図2のように 、傘の生地の下に充分な空間が確保できることとなる。一般に、傘の親骨(7)の 長さを短くするといっても限度があるので、ハンドル下端(16)から生地中心(6) までの長さを、傘の親骨(7)の長さの1.5倍程度としておけば、生地の下に充 分な空間を確保できて快適である。
【0022】 (a)において、閉傘状態で、親骨(7)の露先側端部から下方に突出した軸柄( 1)とハンドル(4)の長さはあわせて、21.5cm程度あり、親骨(7)の長さ の約2分の1とされている。このように、親骨(7)の約2分の1程度の長さ分だ け、軸柄(1)とハンドル(4)が、閉傘状態における露先側の親骨端部の位置(17) より突出するようにしておけば、開傘状態において、傘を使用する際に、生地(1 0)の下に充分な空間を確保できて快適である。
【0023】 軸柄(1)の長さを伸縮した状態は、第4図〜第7図に示されている。図4は、 図1の(a)の状態における軸柄(1)の伸縮状態を、図5は、(b)の伸縮状態を、 図6は(c)の伸縮状態を、図7は(d)の伸縮状態をそれぞれ示している。図中、 L1〜L4は、それぞれ、生地中心(6)からハンドル下端(16)までの軸方向の長さ を示す。L5は、(d)において、軸柄(1)を最短に収縮した状態の傘の全長を示 している。
【0024】 第1柄(2)には、図示しない公知のバネによって、軸の径方向に突出するよう に付勢された下ハジキ(18)と呼ばれる係止部材が設けられている。この下ハジキ (18)は、生地中心(6)から30cm弱離れた位置に設けられている。下ハジキ(1 8)は、軸柄上を摺動する下ロクロ(14)を係止して、傘を開傘状態に固定する。
【0025】 第1柄(2)には、下ハジキ(18)と径方向において反対側であって、下ハジキ(1 8)の軸方向の中心位置から約7mm程度下がった位置に、径方向に突出するスト ッパー(19)が、やはり径方向に突出するように、図示しない公知のバネによって 付勢されて設けられている。
【0026】 下ハジキ(18)、ストッパー(19)とも、力が加われば径の中心方向に引っ込むよ うにされており、下ロクロ(14)が軸柄(1)を摺動する際に、その内周壁(27)によ って押されて、第1柄(2)の径の内部側に向かって引っ込む。こうして、第1柄 (1)に対して第2柄(2)が固定されたロック状態を解除する。従って、軸柄(1) の長さを変える際は、閉傘状態にして、下ロクロ(14)を摺動させる必要がある。 (29)は、第1柄に開孔された下ハジキ突出孔、(30)は、同じくストッパー突出孔 である。
【0027】 第2柄(3)には、前記下ハジキ(18)が突出可能な第1スリット(21)、第2スリ ット(22)が間隔をおいて設けられている。各スリット(21)(22)は、軸方向の長さ 約1.3cm、幅約2mmに形成されている。第2柄(3)は、ハンドル(4)から突 端部(28)までの突出長さが23cm程度とされている。そして、第1スリット(2 1)のハンドル側下端は、第2柄突端部(28)から約10cm、第2スリット(22)の 下端は、突端部(28)から約19〜20cm下がった位置に設けられる。
【0028】 この各スリット(21)(22)とは、径方向において反対側に、突端部(28)から約7 mm程度ハンドル(4)側に下がった位置に第1係合孔(23)が、また、第1スリッ ト(21)、第2スリット(22)の軸方向の中心からそれぞれハンドル側へ約1cm下 がった位置に、第2係合孔(24)、第3係合孔(25)がそれぞれ開孔されている。第 1〜第3係合孔(23)(24)(25)は、前記ストッパー(19)が突出可能な直径約3mm の孔である。
【0029】 (a)において、第1柄(2)から径方向に突出した下ハジキ(18)は、第2柄突端 部(28)を係止し、第2柄(3)が、それ以上、石突き側へ移動しないようにロック する。一方、ストッパー(19)が、第1係合孔(23)から突出して、第1柄(2)が、 それ以上ハンドル側に進まないように固定している。この状態で、軸柄(1)が最 も長くなった状態でロックされる。
【0030】 (a)から(b)の状態にするためには、傘をいったん閉じた状態で、突出した 下ハジキ(18)とストッパー(19)上を、下ロクロ(14)を摺動させてロックを解除し 、第2柄(3)を、第1柄(2)を内部に収納する方向に押し縮める。そして、下ハ ジキ(18)が第1スリット(21)から突出し、ストッパー(19)が第2係合孔(24)から 突出した状態で、第1柄(2)に対して第2柄(3)がロックされる。
【0031】 前述したように、第1スリット(21)の開孔位置の下端が、第2柄(3)の突端か ら10cm程度下がった位置に設けられているので、(a)の状態より、軸柄(1) が約10cm程度短縮されて、L2は約54cmとなる。これに、石突き(9)の 長さ1cmを加えた全長は、従来のショート丈の傘とほぼ同じとなる。
【0032】 L2から親骨の長さ43cmを差し引いた長さは10cm強となり、閉傘状態 において、ハンドル(4)の全体が露出することになる。このように、閉傘状態に おいて、露先側の親骨端部が位置する部位(17)から、ハンドル(4)の全体もしく はほぼ全体が突出するようにしておくと、1時的に傘を閉じておく必要があると き、例えば、傘をさしていたが、アーケードの中に入り、一時的に傘をさす必要 がなくなったが、すぐまた開くというときに、傘を保持しておくのに便利である 。雨傘の場合は、手も濡れなくて済む。また、狭いところで、図8のような状態 で、短めに傘をもつこともできる。
【0033】 (c)では、第1柄(2)は更に深く第2柄(3)内に収納されている。(b)から( c)の状態にするためには、下ロクロ(14)を摺動させて現在のロック状態を解除 し、下ハジキ(18)を第2スリット(22)に係合させ、ストッパー(19)は第3係合孔 (25)に係止すればよい。こうして、ハンドル(4)が生地(10)の内部にほぼ隠れる 程度の位置まで、軸柄(1)が短縮される。この状態で、L3は親骨の長さとほぼ 同じ約43〜44cmとなり、石突き(9)、露先(12)の長さを加えた全長は、約 44〜46cmとなる。なお、この状態で開傘状態とすることも可能である。
【0034】 (d)では、下ロクロ(14)の下端がハンドル上端に当接するまで、第2柄(3)を 第1柄(2)側に押し縮めており、ハンドル(4)はすっかり閉傘状態の生地内に隠 れている。
【0035】 下ロクロ(14)がハンドル(4)に向かって摺動し、第1柄(2)が第2柄(3)内に 収納されるにつれて、下ハジキ(18)、ストッパー(19)とも下ロクロ(14)の内周壁 (27)並びに第2柄(3)の内周壁により第1柄(2)側に押し込まれる。この状態で 、傘の軸柄の長さは最も収縮する。実施形態では、L4は、約40cm程度とな る。
【0036】 (d)において、ハンドル(4)は生地内にあるので、傘の全長は石突き(9)上端 から露先(12)の下端迄の長さとなる。軸柄(1)が最短にまで収縮したこの状態で 、傘の全長L5は、(c)とほぼ同じか約44〜46cmとなる。
【0037】 図3は、軸柄(1)を収縮させた(c)又は(d)の状態で傘をトートバッグに収納 した様子を示している。折り畳み式の傘でない以上、バック内にしまうには、最 低限、石突き(9)端部から露先(12)端部迄の深さは必要であるが、ハンドル(4) を親骨(7)と同程度かそれより短い位置まで縮めてしまえば、ハンドル(4)が生 地内に納まり、考えられる限りコンパクトになる。傘の全長を、40cm〜50 cmの範囲におさめれば、トートバッグに充分収納できる長さとなる。望ましく は、(c)(d)のように、全長を44〜46cm程度としておけば、コンパクトで あると同時に、使いやすい傘が得られる。
【0038】 (c)のように、ハンドルの一部がほんの少しだけ露出するようにしていれば、 ハンドル(4)が引出しやすく便利である。一方、(d)のように、ハンドル(4)が すっかり生地内に収まってしまえば、見た目もすっきりとし、突出したハンドル が邪魔になることもない。
【0039】 (a)〜(c)では、下ハジキ(18)、ストッパー(19)により、第1柄(2)と第2柄 (3)が一定の位置でロックされているが、下ロクロ(14)と第2柄(3)の内周壁に よって、下ハジキ(18)及びストッパー(19)が、第1柄側に押し込まれた状態では 、ロックは解除される。従って、第1柄(2)を、第2柄(3)から自由に引出し、 収納可能となり、軸柄(1)全体の長さを、(a)〜(d)の範囲で無段階に伸縮でき る。
【0040】 なお、図1、図4〜図7ともいずれも閉傘状態を示している。下ロクロ(14)は 、側面に係止孔(26)が開口されており、この係止孔(26)から下ハジキ(18)を突出 させて、閉傘状態を固定するが、開傘状態においては、下ロクロ(14)は、傘の天 蓋側に移動している。
【0041】 この実施形態に係る傘は、折り皺がつかず、折り畳み傘のように畳む必要がな いので使い易い。また、一般的な長傘のように長くないので、軽量である。
【0042】 本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上記実施 形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0043】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1〜5の考案によれば、折り畳み式で ない傘において、軸柄(1)を軸方向に伸縮可能としたことから、傘を広げて使用 する際には、傘の天蓋を形成する生地の下には充分な空間が確保できて、快適に 使用できる。しかも、軸柄(1)を縮めれば、トートバッグ内に収納可能な程度に コンパクトになる傘が得られる。折り畳み式でないので、開閉が楽で折り皺もつ かず、長傘としては軽量である。このように、折り畳み傘と長傘の長所を兼ね備 えた上で、両者の短所を解消した使い勝手のよい傘が得られる。
【0044】 請求項6の考案によれば、軸柄を最短に収縮させたとき、ハンドル全体が親骨 に張られた生地内にほぼ収まるか、完全に収まるので、長傘としては、考えられ 得る限りコンパクトとなり、バッグ等に収納可能となる。また、見た目もすっき りとして、突出したハンドルが邪魔になることもない。請求項7及び8の考案に よれば、軸柄を最短に収縮させたときの全長が短いので、トートバッグなどに収 納可能で、持ち運びに便利である。
【0045】 請求項9の考案によれば、ハンドルのほぼ全体が、閉傘状態における親骨端部 の位置より突出した状態で、軸柄の伸縮をロックするロック機構を設けているこ とから、傘の使用中に、一時的に傘を閉じておくときなどの携帯に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸柄の伸縮状態を示す模式図
【図2】開傘状態における使用状態を示す図
【図3】傘の収納状態を示す図
【図4】軸柄を最も伸長させた状態を示す要部正面図
【図5】軸柄をやや短縮した状態を示す要部正面図
【図6】軸柄を更に短縮した状態を示す要部正面図
【図7】軸柄を最も短縮した状態を示す要部正面図
【図8】従来のショート丈の傘の使用状態を示す図
【符号の説明】
(1) 軸柄 (4) ハンドル (6) 生地中心 (7) 親骨 (9) 石突き (10) 生地 (12) 露先 (16) ハンドル下端 (17) 閉傘状態における親骨端部の位置

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み式でない傘において、傘の軸柄
    を、軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする傘の構
    造。
  2. 【請求項2】 軸柄を最大に伸長したとき、傘の天蓋を
    形成する生地の中心から軸柄を経てハンドル下端に至る
    までの軸方向の長さが、60cm〜70cmである請求
    項1に記載の傘の構造。
  3. 【請求項3】 軸柄を最大に伸長したとき、傘の天蓋を
    形成する生地の中心から軸柄を経てハンドル下端に至る
    までの軸方向の長さが、約64cmである請求項2に記
    載の傘の構造。
  4. 【請求項4】 軸柄を最大に伸長したとき、傘の天蓋を
    形成する生地の中心から軸柄を経てハンドル下端に至る
    までの軸方向の長さが、傘の生地が張られる親骨の長さ
    の約1.5倍である請求項1〜3のいずれかに記載した
    傘の構造。
  5. 【請求項5】 軸柄を最大に伸長したとき、ハンドル及
    び軸柄が、閉傘状態における露先側の親骨端部の位置よ
    り、親骨の長さの約2分の1程度突出する請求項1〜4
    のいずれかに記載した傘の構造。
  6. 【請求項6】 軸柄を最短に収縮させたとき、ハンドル
    の下端が、閉傘状態における露先側の親骨端部の位置と
    ほぼ同じか又は前記親骨端部より内側に位置するによう
    にし、閉傘状態において、ハンドル全体が親骨に張られ
    た生地内にほぼ収まるか又は完全に収まるようにした請
    求項1〜5のいずれかに記載した傘の構造。
  7. 【請求項7】 軸柄を最短に収縮させたとき、傘の全長
    が、約40cm〜50cmである請求項1〜6のいずれ
    かに記載した傘の構造。
  8. 【請求項8】 軸柄を最短に収縮させたとき、傘の全長
    が、約44cm〜46cmである請求項7に記載した傘
    の構造。
  9. 【請求項9】 ハンドルの全体又はほぼ全体が、閉傘状
    態における露先側の親骨端部の位置より突出した状態
    で、軸柄の伸縮をロックするロック機構を設けた請求項
    1〜8のいずれかに記載した傘の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013059362A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Masahiro Yoshioka
JP2018186893A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 グローブライド株式会社 折畳み傘

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