JP2893418B2 - リブ付吸気ダクトの一体成形方法 - Google Patents
リブ付吸気ダクトの一体成形方法Info
- Publication number
- JP2893418B2 JP2893418B2 JP14238390A JP14238390A JP2893418B2 JP 2893418 B2 JP2893418 B2 JP 2893418B2 JP 14238390 A JP14238390 A JP 14238390A JP 14238390 A JP14238390 A JP 14238390A JP 2893418 B2 JP2893418 B2 JP 2893418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake duct
- ribbed
- bellows
- molding method
- integral molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Duct Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用エアクリーナーに外気を導
入するために用いられる薄くて軽いリブ付吸気ダクトの
一体成形方法に関する。
入するために用いられる薄くて軽いリブ付吸気ダクトの
一体成形方法に関する。
(従来技術) 従来、第6図に示すようにエンジンに取付けられたエ
アクリーナーからエンジンの長手方向に沿って略水平に
延び、中間に断面略矩形状の蛇腹部を設けるようにした
自動車用エアクリーナーの吸気ダクトは実開昭62−1309
29号公報により公知である。
アクリーナーからエンジンの長手方向に沿って略水平に
延び、中間に断面略矩形状の蛇腹部を設けるようにした
自動車用エアクリーナーの吸気ダクトは実開昭62−1309
29号公報により公知である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来技術に於て蛇腹部は中空になっているので、
吸気の負圧(約−150mmAg)に耐えられず潰れてしまう
という問題点があった。
吸気の負圧(約−150mmAg)に耐えられず潰れてしまう
という問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決することを目的とし、吸気ダ
クトに一体に環状の蛇腹部を形成し、該蛇腹部を軸方向
に圧縮して接合し、次いで該接合部の少なくとも根部を
加熱融着してリブを形成したことを特徴とするものであ
る。
クトに一体に環状の蛇腹部を形成し、該蛇腹部を軸方向
に圧縮して接合し、次いで該接合部の少なくとも根部を
加熱融着してリブを形成したことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 以下、図示した実施例に基づいて具体的に説明する。
1は扁平部中間に断面三角形状の2個の蛇腹部2が所定
間隔で形成されている薄くて軽いブロー成形の吸気ダク
トで、該蛇腹部2を挾むように3個の治具3を配設しタ
イバー4に沿って軸方向に自由に摺動し得るように取り
付け、各タイバー4間にはスプリング5が挟持されてお
り、各治具3を蛇腹部2の巾だけ開かせておくようにな
っている。各治具3の蛇腹部2に対向した面には環状平
面凹部6が形成されている。
1は扁平部中間に断面三角形状の2個の蛇腹部2が所定
間隔で形成されている薄くて軽いブロー成形の吸気ダク
トで、該蛇腹部2を挾むように3個の治具3を配設しタ
イバー4に沿って軸方向に自由に摺動し得るように取り
付け、各タイバー4間にはスプリング5が挟持されてお
り、各治具3を蛇腹部2の巾だけ開かせておくようにな
っている。各治具3の蛇腹部2に対向した面には環状平
面凹部6が形成されている。
次に本発明の成形方法について説明する。治具3は蛇
腹部2を左右から締付けるようにスプリング5を圧縮さ
せ乍らタイバー4に沿って摺動し、第4図に示すように
環状平面凹部6に挟着され蛇腹部2は密着しリブ7を形
成する。
腹部2を左右から締付けるようにスプリング5を圧縮さ
せ乍らタイバー4に沿って摺動し、第4図に示すように
環状平面凹部6に挟着され蛇腹部2は密着しリブ7を形
成する。
次いで吸気孔8から吸気ダクト1の融点より10度位高
い高温のエアを吹込み排気孔9から排気する。この吹込
みを数秒間継続すると、吸気ダクト1のリプ7に生じた
応力は完全に緩和され、且つ、融点より高い温度のエア
にさらされてリブ7の少なくとも根部7aが融着し中空又
は中実状に接合したリブとなる。
い高温のエアを吹込み排気孔9から排気する。この吹込
みを数秒間継続すると、吸気ダクト1のリプ7に生じた
応力は完全に緩和され、且つ、融点より高い温度のエア
にさらされてリブ7の少なくとも根部7aが融着し中空又
は中実状に接合したリブとなる。
次いで高温のエアは常温以下の低温のエアに切替られ
数秒間冷却を行った後、治具3を開き、第1図、第5図
に示すようなリブ付吸気ダクト1を取出す。
数秒間冷却を行った後、治具3を開き、第1図、第5図
に示すようなリブ付吸気ダクト1を取出す。
別の実施例として治具内に高温のエアを通す代りリブ
近傍の治具本体内にニクロム線等の発熱体を埋設し加熱
してもよい。
近傍の治具本体内にニクロム線等の発熱体を埋設し加熱
してもよい。
なお、ブロー成形吸気ダクト以外にもスラッシュモー
ルディング或いはローテーションモールディング等によ
る吸気ダクトにも適用できる。
ルディング或いはローテーションモールディング等によ
る吸気ダクトにも適用できる。
(効 果) 本発明によると、吸気ダクトに一体に環状の蛇腹部を
形成し、該蛇腹部を軸方向に圧縮して接合し、次いで該
接合部の少なくとも根部を加熱融着してリブを形成して
いるので、吸気ダクトと蛇腹部が一体物となっており、
リブの剛性が増し、吸気の負圧にも潰れることがなく、
通気抵抗の増加を防止できるリブ付吸気ダクトを安価に
製作できる。
形成し、該蛇腹部を軸方向に圧縮して接合し、次いで該
接合部の少なくとも根部を加熱融着してリブを形成して
いるので、吸気ダクトと蛇腹部が一体物となっており、
リブの剛性が増し、吸気の負圧にも潰れることがなく、
通気抵抗の増加を防止できるリブ付吸気ダクトを安価に
製作できる。
第1図は本発明の成形方法により成形されたリブ付吸気
ダクトの斜視図、第2図は成形前のリブ付吸気ダクトの
正断面上半図、第3図は成形装置の成形前正断面上半
図、第4図は成形時の正断面上半図、第5図は成形品の
正断面上半図、第6図は従来の自動車用エアクリーナー
の吸気ダクト外観斜視図である。 1……吸気ダクト、2……蛇腹部、3……治具 4……タイバー、5……スプリング、6……環状平面凹
部 7……リブ、7a……リブ根部、8……吸気孔 9……排気孔
ダクトの斜視図、第2図は成形前のリブ付吸気ダクトの
正断面上半図、第3図は成形装置の成形前正断面上半
図、第4図は成形時の正断面上半図、第5図は成形品の
正断面上半図、第6図は従来の自動車用エアクリーナー
の吸気ダクト外観斜視図である。 1……吸気ダクト、2……蛇腹部、3……治具 4……タイバー、5……スプリング、6……環状平面凹
部 7……リブ、7a……リブ根部、8……吸気孔 9……排気孔
Claims (1)
- 【請求項1】吸気ダクトに一体に環状の蛇腹部を形成
し、該蛇腹部を軸方向に圧縮して接合し、次いで該接合
部の少なくとも根部を加熱融着してリブを形成したリブ
付吸気ダクトの一体成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14238390A JP2893418B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | リブ付吸気ダクトの一体成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14238390A JP2893418B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | リブ付吸気ダクトの一体成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436536A JPH0436536A (ja) | 1992-02-06 |
JP2893418B2 true JP2893418B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=15314089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14238390A Expired - Lifetime JP2893418B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | リブ付吸気ダクトの一体成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893418B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP14238390A patent/JP2893418B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436536A (ja) | 1992-02-06 |
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