JP2893022B1 - 遊技機用の遊技部品及び遊技機 - Google Patents

遊技機用の遊技部品及び遊技機

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JP2893022B1
JP2893022B1 JP10149058A JP14905898A JP2893022B1 JP 2893022 B1 JP2893022 B1 JP 2893022B1 JP 10149058 A JP10149058 A JP 10149058A JP 14905898 A JP14905898 A JP 14905898A JP 2893022 B1 JP2893022 B1 JP 2893022B1
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邦夫 松元
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Abstract

【要約】 【課題】 大型の遊技部品等であっても、特別な加工精
度が要求されることなく、遊技盤等の所要部材に圧入に
より容易に装着でき、しかも装着状態で確実に位置決め
できる遊技機用の遊技部品を提供する。 【解決手段】 遊技盤等の所要部材5 の装着孔22に圧入
して装着するようにした遊技機用の遊技部品において、
所要部材5 の装着孔22に挿入される遊技部品本体23と、
この遊技部品本体23にその内外方向に出退自在に設けら
れ且つ装着孔22の内面に内側から圧接して該遊技部品本
体23を所要部材5 に固定する加圧固定手段24,25 と、遊
技部品本体23を所要部材5 に対して位置決めする位置決
め手段26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機用の遊技部
品及び遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機においては、遊技盤にガイドレールを装着し、こ
のガイドレールの内側に入賞手段、液晶式表示手段、ラ
ンプ風車、コーナーランプ等の各種の遊技部品を配置し
ている。
【0003】この種の遊技部品を遊技盤に装着する場合
の装着形態として、ランプ風車等のような比較的小さい
遊技部品では、圧入方式を採用したものが提案されてい
る。従来の圧入方式は、前飾り板から後方に突出する左
右一対の圧入ピンを設け、この圧入ピンを遊技盤側のピ
ン孔に圧入する方式が採用されている。
【0004】即ち、遊技部品側には、遊技盤の装着孔に
嵌合する嵌合胴部の前端側にフランジ状の前飾り板が設
けられ、この前飾り板から後方に突出するように左右一
対の圧入ピンが設けられている。一方、遊技盤側には、
装着孔の左右両側に、各圧入ピンに対応するピン孔が形
成されている。そして、遊技部品を遊技盤に装着する場
合には、嵌合胴部を装着孔に合わせた状態で、各圧入ピ
ンの先端を遊技盤側のピン孔に合わせた後、前飾り板側
を遊技盤側に押圧して圧入ピンをピン孔内に圧入してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧入方式は、ラ
ンプ風車等のような比較的小さい遊技部品を対象とした
ものであり、例えば遊技盤の中央部に配置される中央入
賞手段、液晶式表示手段等の大型の遊技部品の場合に
は、採用し難い欠点がある。
【0006】即ち、従来の圧入方式では、圧入ピンとピ
ン孔とを合わせた状態で各圧入ピンを均等に加圧しなが
ら圧入する必要がある。しかし、大型の遊技部品の場合
には、圧入ピン及びピン孔の数が増えるため、その圧入
ピンとピン孔との位置合わせが困難であると共に、各圧
入ピンの均等な加圧が困難であり、圧入作業が煩雑にな
る欠点がある。
【0007】また各圧入ピン間の間隔とピン孔の間隔と
を完全に一致させる必要がある。しかし、大型の遊技部
品の場合には、圧入ピン及びピン孔の数が増えるため、
その間隔を完全に一致させることが非常に困難であり、
両者の間隔にバラツキ等があれば、圧入ピンの変形又は
折損等により、遊技部品を遊技盤に確実に固定できない
恐れがある。このため、遊技部品側の圧入ピン間の間
隔、遊技盤側のピン孔間の間隔に非常な精度が要求され
る欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
大型の遊技部品等であっても、特別な加工精度が要求さ
れることなく、遊技盤等の所要部材に圧入により容易に
装着でき、しかも装着状態で確実に位置決めできる遊技
機用の遊技部品及び遊技機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤等の所
要部材5 の装着孔22に圧入して装着するようにした遊技
機用の遊技部品において、所要部材5 の装着孔22に挿入
される遊技部品本体23と、この遊技部品本体23にその内
外方向に出退自在に設けられ且つ装着孔22の内面に内側
から圧接して該遊技部品本体23を所要部材5 に固定する
加圧固定手段24,25 と、遊技部品本体23を所要部材5 に
対して位置決めする位置決め手段26とを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0011】図面は本発明の一実施形態を例示する。図
1はパチンコ機の全体を示し、図1において、1 は外
枠、2 は前枠で、外枠1 の前面側に開閉自在に枢着され
ている。前枠2 にはガラス扉3 及び前面板4 が開閉自在
に装着され、これらに対応して前枠2 の裏側に遊技盤5
が着脱自在に装着されている。
【0012】前面板4 には上皿6 が装着され、この上皿
6 に球抜きレバー7 が設けられている。前枠2 の下部に
は下皿8 と発射手段9 の発射ハンドル10とが設けられて
いる。発射手段9 は発射ハンドル10を操作した時に、上
皿6 から1個づつ供給される遊技球を打撃槌で打撃し
て、その遊技球を遊技盤5 側に発射させるようになって
いる。
【0013】遊技盤5 は、図2に示すようにベニヤ板等
を略正方形状に切断したものであって、発射手段9 によ
り発射された遊技球を案内するガイドレール11が環状に
装着され、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に液
晶式表示手段13、始動入賞手段14、上入賞手段15、下入
賞手段16、ゲート手段17、大入賞手段18及びランプ風車
20等の各遊技部品が配置され、また大入賞手段18の下側
中央にアウト球口21が形成されている。
【0014】液晶式表示手段13は、始動入賞手段14に遊
技球が入賞した時に変動する図柄を表示する図柄表示手
段等を構成するものであって、遊技盤5 の遊技領域12の
左右方向の中央部に配置され、その下側に始動入賞手段
14と大入賞手段18とが上下に配置されている。
【0015】液晶式表示手段13は、図3〜図8に示すよ
うに、遊技盤5 の装着孔22に前側から挿脱自在に挿入さ
れた遊技部品本体23と、この遊技部品本体23の上下両側
に設けられ且つ装着孔22の内面に内側から圧接して該遊
技部品本体23を遊技盤5 に固定する加圧固定手段24,25
と、遊技部品本体23を遊技盤5 に対して位置決めする位
置決め手段26とを備え、遊技盤5 に形成された装着孔22
に嵌合して圧入により着脱自在に固定されている。
【0016】遊技部品本体23は、図3〜図5に示すよう
に、内部に矩形状の表示窓30が形成された支持枠体27
と、この支持枠体27の前端側に固定された前飾り板28
と、前飾り板28に装着された廂部29と、支持枠体27の表
示窓30に対応して装着された窓板31と、窓板31を介して
支持枠体27の裏側に装着された液晶表示部32と、この液
晶表示部32を駆動する駆動ユニット33とを備えている。
なお、液晶表示部32と駆動ユニット33は、液晶ケース34
を介して支持枠体27に裏側から着脱自在に装着されてい
る。
【0017】支持枠体27は装着孔22に嵌合する大きさの
矩形枠状であって、この支持枠体27内の表示窓30の下側
に、前側から裏側へと張り出すステージ収容部35が設け
られ、また前端側の外周に取り付けベース兼用の前飾り
板28が装着されている。ステージ収容部35には、遊技球
を遊技盤5 の前側に落下させる球案内ステージ36が前側
から装着されている。球案内ステージ36は後端から上側
に屈曲する後壁板37を一体に備え、この後壁板37側がネ
ジ38によりステージ収容部35の後壁61に着脱自在に固定
されている。
【0018】なお、後壁板37の裏側には、左右方向に複
数個の表示ランプ39を備えた基板40に装着されている。
基板40は、後壁61に形成された開口61a に前側から出し
入れ自在であり、球案内ステージ36を装着した状態では
ステージ収容部35の後壁61よりも後方に突出している。
【0019】廂部29は前飾り板28の前方に突出してお
り、支持枠体27の前上側から左右両側に跨がって逆U字
状に設けられている。廂部29の上部中央には、動物等を
あしらったキャラクター部41が設けられると共に、この
キャラクター部41の下側内部に、左右方向の複数個の表
示ランプ42a が配置されている。なお、各表示ランプ42
a は基板43a に装着され、その基板43a が支持枠体27の
上部に前側から取り付けられている。
【0020】廂部29には、遊技盤5 に沿って斜め上方か
ら落下する遊技球が入るように、その左右両側の下部側
に入口42が形成されている。各入口42は、支持枠体27の
左右両側の通過路44を介して球案内ステージ36に遊技球
を案内するようになっている。
【0021】通過路44は、支持枠体27の左右両側に通路
壁45により上下方向に形成されており、上端側が前側に
屈曲する上屈曲通路部46を介して入口42に、下端側が裏
下側に屈曲する下屈曲通路部47を介して出口48に夫々接
続されている。出口48は、図5及び図8に示すように、
球案内ステージ36の後部側の左右両側で内向きに開口さ
れ、通過路44からの遊技球を左右両側から球案内ステー
ジ36上に案内するようになっている。なお、下屈曲通路
部47側には、通過路44と球案内ステージ36側の出口48と
を接続するように屈曲カバー57が設けられている。
【0022】各加圧固定手段24,25 は、図6及び図8に
示すように、合成樹脂材料によって一体成形された合成
樹脂製の加圧固定部材49,50 を備え、その各加圧固定部
材49,50 は装着孔22の内面側に圧接する左右両端側の圧
接部51,52 と、左右中央側の連結部53,54 と、この連結
部53,54 と各圧接部51,52 との間に介在され且つ各圧接
部51,52 を装着孔22の内面に向かって外方に付勢するバ
ネ部55,56 とを有する。
【0023】なお、各加圧固定部材49,50 を左右に分離
して夫々2個と見た場合、圧接部51,52 とバネ部55,56
とを備えた加圧固定手段24,25 が遊技部品本体23に周方
向に所定間隔をおいて複数個(4個)配置されている。
【0024】上側の加圧固定部材49は、図6の(A)及
び(B)に示すように、左右方向に長く形成された全体
として略帯状であって、支持枠体27の上部側に左右方向
に形成された保持部58内に左右方向に摺動自在に挿入さ
れている。各圧接部51の外端には、後側に圧入用の案内
傾斜面51a が、前側に圧接固定用の圧接傾斜面51b が夫
々形成されており、この圧接部51はその各傾斜面51a,51
b が遊技部品本体23に対して左右方向(内外方向)に出
退すべく保持部58に摺動自在に挿入されている。バネ部
55は各圧接部51と連結部53とを連結するようにΩ状等に
屈曲形成されている。
【0025】保持部58は支持枠体27の上面との間で加圧
固定部材49を保持するように、その連結部53と各圧接部
51とに対応して左右方向に3個設けられている。中央の
保持部58の後壁には、左右方向に間隔をおいて一対の小
さい突起58a が形成され、一方、連結部53の裏面にはそ
の両突起58a 間に位置する小さい突部53a が形成され、
これら突部53a,58a によって加圧固定部材49の保持部58
からの脱落を阻止するようになっている。
【0026】下側の加圧固定部材50は、図7及び図8に
示すように、ステージ収容部35の裏側で左右方向に延び
る連結部54と、この連結部54の左右両端側からバネ部56
を介してステージ収容部35に沿って前側へと屈曲する操
作部59と、操作部59の前端側の圧接部52とを一体に備
え、支持枠体27の下部のステージ収容部35に対応して略
コ字状に形成されている。
【0027】連結部54はステージ収容部35の後壁61側に
突出する左右一対の突起60を有し、その各突起60がステ
ージ収容部35の後壁61側の長孔62に左右摺動自在に挿入
されている。各バネ部56は連結部54の両端に半円状に形
成され、このバネ部56の他端側から前方に各操作部59が
突出している。
【0028】各圧接部52の外端には、後側に圧入用の案
内傾斜面52a が、前側に圧接固定用の圧接傾斜面52b が
夫々形成されている。各圧接部52には、左右方向の長孔
65が形成され、この長孔65に、支持枠体27の下面に突設
された突起66が左右摺動自在に挿入されている。なお、
長孔62,65 と突起60,66 とにより、下側の加圧固定部材
50を支持枠体27の下部側で着脱自在に保持する保持部が
構成されている。
【0029】操作部59は、液晶式表示手段13を遊技盤5
から離脱する時に、遊技盤5 の裏側から加圧固定部材50
を離脱方向に操作するためのものであって、ステージ収
容部35の下側から両操作部59を親指と中指とにより内向
きに把持する等によって、遊技盤5 の裏側から離脱方向
に操作可能である。
【0030】遊技盤5 の装着孔22側には、各加圧固定部
材49,50 の圧接部51,52 に対応して受け部63,64 が左右
両側に設けられている。各受け部63,64 は、加圧固定部
材49,50 の圧接部51,52 の圧接方向(左右方向)に対し
て略直角方向(上下方向)に形成されており、左右の受
け部63,64 同士は略平行に設定されている。
【0031】装着孔22の上側の加圧固定部材49に対応す
る部分には、図4及び図6(A)に示すように、遊技盤
5 の裏側から凹部65a が形成され、その凹部65a の内端
隅部に各圧接部51の圧接傾斜面51b がバネ部55のバネ圧
により圧接するようになっている。また装着孔22の下側
の加圧固定部材50に対応する部分には、凹部65a に相当
する部分がなく、裏側の隅部の各圧接部52の圧接傾斜面
52b がバネ部56のバネ圧により圧接するようになってい
る。
【0032】装着孔22は、上下方向の中間部分の左右方
向の寸法が支持枠体27の左右方向の寸法に合わせて、そ
の上下両側の受け部63,64 間の間隔よりも大になってい
る。各圧接傾斜面51b,52b は、圧接部51,52 が装着孔22
側の受け部63,64 側に圧接する時の圧接力により、前飾
り板28が遊技盤5 の前面に押圧するように分力を生じさ
せるためのものである。
【0033】支持枠体27は、図4及び図7に示すよう
に、遊技盤5 の前面に当接する当接部66,67 を上下両端
に一体に備え、その各当接部66,67 に位置決め手段26を
構成する1個〜複数個の位置決め突起68,69 が後向きに
突設されている。一方、遊技盤5 側には、各位置決め突
起68,69 に対応して所定数の位置決め凹部70が形成され
ている。なお、位置決め凹部70はポンチ孔等により構成
しても良いし、ドリル孔等により構成しても良い。
【0034】上記構成の液晶式表示手段13を遊技盤5 に
装着する場合には、次のような方法で圧入する。先ず遊
技盤5 側に所定形状の装着孔22と位置決め凹部70とを形
成しておく。勿論、大入賞手段18、その他の各遊技部品
に対応する装着孔22、その他を加工しておくことは言う
までもない。
【0035】次に液晶式表示手段13の遊技部品本体23側
を遊技盤5 の前面から装着孔22に合わせて、この液晶式
表示手段13を圧入方法により遊技盤5 に装着する。液晶
式表示手段13の圧入に際しては、遊技部品本体23の後端
側の液晶表示部32、駆動ユニット33等を遊技盤5 の装着
孔22に挿入し、各加圧固定手段24,25 を構成する加圧固
定部材49,50 の両端の圧接部51,52 を、各受け部63,64
に対応する位置で遊技盤5 の装着孔22の口縁に当接させ
た後、その状態で遊技部品本体23を前面側から遊技盤5
側に押圧して装着孔22内に圧入する。
【0036】遊技部品本体23を遊技盤5 側に押圧する
と、各加圧固定部材49,50 の圧接部51,52 に形成された
案内傾斜面51a,52a が遊技盤5 の口縁に沿って摺動する
ので、各圧接部51,52 がバネ部55,56 に抗して内側へと
後退しながら装着孔22の内面に沿って裏側へと摺動す
る。そして、圧接部51,52 の案内傾斜面51a,52a と圧接
傾斜面51b,52b との境界部分が受け部63,64 を通過した
時点で、圧接部51,52 がバネ部55,56 のバネ力によって
外方に突出し、その圧接傾斜面51b,52b が装着孔22の受
け部63,64 に圧接する。
【0037】この圧接状態では、加圧固定部材49,50 の
バネ部55,56 のバネ力が圧接部51,52 に作用しているた
め、圧接傾斜面51b,52b により遊技部品本体23を遊技盤
5 側に付勢する分力が働き、その前飾り板28が遊技盤5
の前面に押圧する。このため大型の液晶式表示手段13で
あるにも拘わらず、圧入方式により各加圧固定手段24,2
5 を介して液晶式表示手段13を遊技盤5 にガタツキなく
容易且つ確実に固定できる。
【0038】また前飾り板28の位置決め突起68,69 と遊
技盤5 の位置決め凹部70との位置を予め合わせておけ
ば、各加圧固定部材49,50 の圧接部51,52 の圧接傾斜面
51b,52b が受け部63,64 に当接する前の時点で位置決め
突起68,69 の先端が位置決め凹部70に嵌合し、これで液
晶式表示手段13の遊技盤5 に対する装着位置を確実に位
置決めできる。特に位置決め突起68,69 が支持枠体27の
上下にあるため、液晶式表示手段13の上下とも確実に位
置決めできる。
【0039】遊技盤5 に装着後の液晶式表示手段13を取
り外す場合には、遊技盤5 の裏側から下側の加圧固定部
材49,50 を操作して、その各圧接部51,52 を装着孔22の
各受け部63,64 から離脱させる。即ち、下側の加圧固定
部材50の両操作部59をバネ部56のバネ力に抗して把持す
ると、バネ部56の弾性変形により両圧接部52が装着孔22
の受け部64から内側に離脱するので、その状態で遊技部
品本体23の下部側を前側に押し、各圧接部52を装着孔22
の内面に沿って摺動させながら、液晶式表示手段13の下
部側が前方に突出するように、液晶式表示手段13全体を
装着孔22内で傾斜させて行く。
【0040】そして、液晶式表示手段13を傾斜させなが
らか、又は液晶式表示手段13がある程度傾斜した状態
で、装着孔22内において液晶式表示手段13全体を若干下
方へと移動させると、上側の加圧固定部材50の各圧接部
52が装着孔22の上側の受け部63から下側に離脱するの
で、各加圧固定手段24,25 による液晶式表示手段13の固
定を解除でき、液晶式表示手段13を装着孔22から前側へ
と抜き取れば良い。
【0041】加圧固定手段24,25 が遊技部品本体23の廻
りに周方向の4個あり、その各圧接部51,52 をバネ部5
5,56 のバネ圧で装着孔22の内面に圧接させているの
で、この各加圧固定手段24,25 により液晶式表示手段13
を確実に固定できる。また周方向に4個の加圧固定手段
24,25 の内、左右に相対応する2個の加圧固定手段24,2
5は、一体構造の加圧固定部材49,50 により構成してい
るので、左右の各加圧固定手段24,25 を別々に独立して
設ける場合に比較して、遊技部品本体23側を含む全体の
構造を簡単にできる。
【0042】しかも各加圧固定部材49,50 は、連結部5
3,54 の両側にバネ部55,56 を介して圧接部51,52 を設
けた一体構造であるため、加圧固定部材49,50 自体の構
造が簡単で製作が容易であると共に、その組み込み等も
容易にできる。上側の加圧固定部材49は、連結部53の両
側にΩ状等に屈曲するバネ部55を介して圧接部51を設
け、各部が一定幅内に納まるように全体として帯状に構
成しているので、支持枠体27側の保持部58の幅が狭い場
合でも、その加圧固定部材49を保持部58に容易にセット
でき、コンパクトに纏めることができる。
【0043】一方、下側の加圧固定部材50は、左右方向
に長い連結部54の両側にバネ部56、操作部59を介して圧
接部52を設けた略コ字状であるため、バネ部56のバネ力
の確保が容易であると共に、各圧接部52を装着孔22の受
け部64から離脱させる時の離脱操作を容易にできる。更
に加圧固定部材50がコ字状であるため、ステージ収容部
35を迂回又は取り囲むように加圧固定部材50を配置する
等、加圧固定部材50を貫通させて配置できない箇所に便
利である。
【0044】また下側の加圧固定部材50を保持する保持
部は、長孔62,65 と突起60,66 との組み合わせにより構
成しているので、その構造を簡単にしつつも加圧固定部
材49,50 を確実に保持できる。
【0045】ゲーム中に入口42に遊技球が入球した場合
は、その遊技球は通過路44、出口48を経て球案内ステー
ジ36へと案内された後、球案内ステージ36から遊技盤5
の前側に落下する。球案内ステージ36はステージ収容部
35に対して着脱自在であり、異なる種類の球案内ステー
ジ36に適宜交換することが可能である。
【0046】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。実施形
態では、液晶式表示手段13を遊技盤5 に装着する場合に
ついて例示しているが、遊技盤5 に装着する他の遊技部
品(例えば大入賞手段18等)でも同様に実施可能であ
り、また遊技盤5 以外の部材(例えば前枠2 )に他の遊
技部品を装着する場合でも同様に実施可能である。
【0047】加圧固定手段24,25 を圧接部51,52 とバネ
部55,56 とにより構成し、この加圧固定手段24,25 を遊
技部品本体23に周方向に複数個設けても良い。その場
合、左右に相対応する加圧固定手段24,25 があっても、
その各加圧固定手段24,25 は互いに独立させて設ければ
良い。加圧固定手段24,25 を構成する加圧固定部材49,5
0 は、実施形態に例示する以外の構造、形状でも良い。
また上側の加圧固定部材49の場合には、中央部分で左右
に2分割しても良い。
【0048】2個以上の加圧固定部材49,50 を設ける場
合、その加圧固定手段49,50 は遊技部品本体23に対して
平行に設ける他、斜め方向に交差方向に配置しても良
い。但し、加圧固定部材49,50 が直接干渉しないように
設けることが望ましい。保持部58等は、加圧固定手段2
4,25 の加圧固定部材49,50 を着脱自在な状態等に保持
し得る構造であれば良い。位置決め手段26の位置決め突
起68,69 は、遊技部品本体27の左右両側に設けても良
い。圧入後に前飾り板28をネジで遊技盤5 に固定するよ
うに、圧入方式とネジ止め方式とを併用しても良い。
【0049】本発明はパチンコ機、アレンジボール機等
の弾球遊技機は勿論のこと、回胴式遊技機等の各種の遊
技機においても同様に実施可能であることは言うまでも
ない。
【0050】
【発明の効果】本発明では、遊技盤等の所要部材5 の装
着孔22に圧入して装着するようにした遊技機用の遊技部
品において、所要部材5 の装着孔22に挿入される遊技部
品本体23と、遊技部品本体23にその内外方向に出退自在
に設けられ且つ装着孔22の内面に内側から圧接して該遊
技部品本体23を所要部材5 に固定する加圧固定手段24,2
5 と、遊技部品本体23を所要部材5 に対して位置決めす
る位置決め手段26とを備えているので、大型の遊技部品
等であっても、特別な加工精度が要求されることなく、
遊技盤等の所要部材5 に圧入により容易に装着でき、し
かも装着状態で確実に位置決めできる利点がある。
【0051】また加圧固定手段24,25 は、装着孔22の内
面に圧接する圧接部51,52 と、この圧接部51,52 を装着
孔22の内面に向かって外方に付勢するバネ部55,56 とを
備え、この加圧固定手段24,25 を遊技部品本体23に周方
向に所定間隔をおいて複数個設けているので、簡単な構
造の加圧固定手段24,25 により遊技部品本体23を確実に
固定できる。
【0052】しかも加圧固定手段24,25 は、両端側の圧
接部51,52 と、この両圧接部51,52間のバネ部55,56 と
が一体に形成された加圧固定部材49,50 を備えているの
で、加圧固定手段24,25 自体の構造が簡単であり、容易
且つ安価に製作でき、また部品点数を少なくできる。
【0053】更に加圧固定部材49,50 を遊技部品本体23
に間隔を置いて略平行に複数個設けているので、遊技部
品本体23に加圧固定手段24,25 を容易に設けることがで
きる。
【0054】また遊技部品本体23に、遊技盤5 の前面に
当接する前飾り板28を設け、この前飾り板28に、遊技盤
5 の位置決め凹部70に嵌合する位置決め突部68,69 を設
け、加圧固定手段24,25 に、遊技盤5 の装着孔22の内面
側に圧接する時の圧接力により、前飾り板28が遊技盤5
の前面に押圧するように分力を生じさせる傾斜面51b,52
b を設けているので、遊技部品本体23の前飾り板28が遊
技盤5 に確実に当接し、またその状態で遊技部品本体23
を確実に位置決めできる。
【0055】加圧固定部材49,50 は、バネ部55,56 に抗
して圧接部51,52 が装着孔22の内面から離脱するように
遊技盤5 の裏側から離脱方向に操作可能であるので、遊
技部品本体23を遊技盤5 から容易に離脱できる。
【0056】更に遊技盤等の所要部材5 の装着孔22に圧
入して遊技部品13を装着した遊技機において、遊技部品
13は、その遊技部品本体23を所要部材5 の装着孔22に挿
入した時に両端の圧接部51,52 が装着孔22の内面に内側
から圧接して、該遊技部品本体23を所要部材5 に固定す
る複数個の加圧固定部材49,50 と、遊技部品本体23を所
要部材5 に対して位置決めする位置決め手段26とを備
え、所要部材5 の装着孔22に、加圧固定手段24,25 の圧
接方向に対して略直角方向の受け部63,64 を設けている
ので、大型の遊技部品等であっても、特別な加工精度が
要求されることなく、遊技盤等の所要部材5 に圧入によ
り容易に装着できると共に、装着状態で確実に位置決め
でき、また加圧固定部材49,50 に曲げ方向の応力が作用
することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す液晶式表示手段の一
部破断正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す液晶式表示手段の一
部破断背面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す液晶式表示手段の装
着状態の断面図である。
【図6】(A)は本発明の一実施形態を示す上側の加圧
固定手段部分の断面図、(B)はその要部の拡大図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態を示す下側の加圧固定手段
部分の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す下側の加圧固定手段
部分の一部破断底面図である。
【符号の説明】
5 遊技盤(所要部材) 13 液晶式表示手段(遊技部品) 22 装着孔 23 遊技部品本体 24,25 加圧固定手段 26 位置決め手段 28 前飾り板 49,50 加圧固定部材 51,52 圧接部 51b,52b 傾斜面 55,56 バネ部 63,64 受け部 68,69 位置決め突部 70 位置決め凹部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤等の所要部材(5) の装着孔(22)に
    圧入して装着するようにした遊技機用の遊技部品におい
    て、所要部材(5) の装着孔(22)に挿入される遊技部品本
    体(23)と、この遊技部品本体(23)にその内外方向に出退
    自在に設けられ且つ装着孔(22)の内面に内側から圧接し
    て該遊技部品本体(23)を所要部材(5)に固定する加圧固
    定手段(24)(25)と、遊技部品本体(23)を所要部材(5) に
    対して位置決めする位置決め手段(26)とを備えたことを
    特徴とする遊技機用の遊技部品。
  2. 【請求項2】 加圧固定手段(24)(25)は、装着孔(22)の
    内面に圧接する圧接部(51)(52)と、この圧接部(51)(52)
    を装着孔(22)の内面に向かって外方に付勢するバネ部(5
    5)(56)とを備え、この加圧固定手段(24)(25)を遊技部品
    本体(23)に周方向に所定間隔をおいて複数個設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機用の遊技部品。
  3. 【請求項3】 加圧固定手段(24)(25)は、両端の圧接部
    (51)(52)と、この両圧接部(51)(52)間のバネ部(55)(56)
    とが一体に形成された加圧固定部材(49)(50)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用の遊技
    部品。
  4. 【請求項4】 加圧固定部材(49)(50)を遊技部品本体(2
    3)に間隔を置いて略平行に複数個設けたことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載の遊技機用の遊技部品。
  5. 【請求項5】 遊技部品本体(23)に、遊技盤(5) の前面
    に当接する前飾り板(28)を設け、この前飾り板(28)に、
    遊技盤(5) の位置決め凹部(70)に嵌合する位置決め突部
    (68)(69)を設け、加圧固定手段(24)(25)に、遊技盤(5)
    の装着孔(22)の内面側に圧接する時の圧接力により、前
    飾り板(28)が遊技盤(5) の前面に押圧するように分力を
    生じさせる傾斜面(51b)(52b)を設けたことを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の遊技機用の遊技部品。
  6. 【請求項6】 加圧固定部材(49)(50)は、バネ部(55)(5
    6)に抗して圧接部(51)(52)が装着孔(22)の内面から離脱
    するように遊技盤(5) の裏側から離脱方向に操作可能で
    あることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の遊
    技機用の遊技部品。
  7. 【請求項7】 遊技盤等の所要部材(5) の装着孔(22)に
    圧入して遊技部品(13)を装着した遊技機において、遊技
    部品(13)は、その遊技部品本体(23)を所要部材(5) の装
    着孔(22)に挿入した時に両端の圧接部(51)(52)が装着孔
    (22)の内面に内側から圧接して、該遊技部品本体(23)を
    所要部材(5) に固定する複数個の加圧固定部材(49)(50)
    と、遊技部品本体(23)を所要部材(5) に対して位置決め
    する位置決め手段(26)とを備え、所要部材(5) の装着孔
    (22)に、加圧固定手段(24)(25)の圧接方向に対して略直
    角方向の受け部(63)(64)を設けたことを特徴とする遊技
    機。
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