JP2892991B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP2892991B2
JP2892991B2 JP8224900A JP22490096A JP2892991B2 JP 2892991 B2 JP2892991 B2 JP 2892991B2 JP 8224900 A JP8224900 A JP 8224900A JP 22490096 A JP22490096 A JP 22490096A JP 2892991 B2 JP2892991 B2 JP 2892991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信予約機能を有す
る画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信予約機能を有するファクシミ
リ装置においては、予約された通信ジョブを予約順に登
録し、その登録順に通信ジョブを実行し、通信エラーを
発生した通信ジョブは最新の通信ジョブとして一番最後
に再登録するという通信管理方式が一般的であった。
【0003】たとえば、画情報のファイルに関する宛
先A,B,Cへの順次同報の通信ジョブ、画情報のファ
イルに関する宛先D,E,Fへの順次同報の通信ジョ
ブが順に予約されて登録されたとする。この場合、まず
登録順が一番早い画情報ファイルに関し、各宛先への
通信ジョブが順に実行される。たとえば、宛先A,Cへ
の通信ジョブの実行が正常に完了し、宛先Bへの通信ジ
ョブで通信エラーが発生した場合、画情報ファイルに
対する宛先Bへの通信ジョブは最新のものとして再登録
される。
【0004】次に、画情報ファイルに関する宛先D,
E,Fへの通信ジョブが順次実行される。その後に、再
登録された画情報ファイルの宛先Bへの通信ジョブの
再実行が行われる。
【0005】また、特開昭63−269836号公報に
は、基本的には上述の技術と同様に通信ジョブの実行順
序を管理するが、最優すべき通信ジョブについては優先
予約をして、その優先予約情報を記憶させ、実行すべき
通信ジョブを選択する際に優先予約情報の有無を調べ、
それがあるときには対応した優先予約の通信ジョブを優
先的に選択して実行し、一度選択したときにその優先予
約を解除する構成のファクシミリ装置が述べられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
技術の構成によれば、予約された通信ジョブが多い場合
(画情報ファイル数は少ないが同報宛先数が多い場合も
含む)、後から予約された通信ジョブの実行開始が異常
に長い時間待たされたり、また早く予約をした通信ジョ
ブであっても一旦通信エラーを起こすと、その再実行ま
での時間が異常に長くなるという不都合があった。
【0007】他方、上述のように最優先すべき通信ジョ
ブについて優先予約をすれば、確かに優先予約をした通
信ジョブを早い時点で実行させることができるが、これ
も一旦通信エラーを起こすと優先予約が解除されるた
め、再実行が大幅に遅れることがあり、また多くの優先
予約がなされると優先予約でない通信ジョブの実行が大
幅に遅れることがあった。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、予約された通信ジョブが多い場合に、通信エラー
を起こした通信ジョブや予約順の遅い通信ジョブの実行
完了までの時間が異常に長くならない画像通信装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、予約された各々の通信ジョブを登録順に
実行し、通信エラーを発生した通信ジョブに対してはリ
ダイヤルまでの時間ジョブの実行対象から除外して、そ
の間次に実行すべき順位の通信ジョブを実行し、この通
信ジョブの実行完了後に前記リダイヤルまでの時間が経
過したか否かを判断し、経過していれば前記実行対象か
ら除外された通信ジョブを他の通信ジョブより優先的に
実行し、一方、経過していなければさらに次に実行すべ
き順位の通信ジョブを実行するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、複数の画
情報を蓄積する第1の記憶手段と、前記複数の画情報の
管理情報を蓄積する第2の記憶手段と、画情報を回線に
送出する通信手段と、予約された各々の通信ジョブを登
録順に実行し、通信エラーを発生した通信ジョブに対し
てはリダイヤルまでの時間ジョブの実行対象から除外
し、その間次に実行すべき順位の通信ジョブを実行し、
この通信ジョブの実行完了後に前記リダイヤルまでの時
間が経過したか否かを判断し、経過していれば前記実行
対象から除外された通信ジョブを他の通信ジョブより優
先的に実行する制御手段とを備えたものである。
【0011】上述の構成によって、通信エラーを起こし
た通信ジョブはリダイヤルまでの時間、実行対象として
選択されず、その間次に実行すべき順位の通信ジョブが
実行されるが、この通信ジョブの実行が完了した後に前
記リダイヤルまでの時間が経過したか否かが判断され、
経過していれば前記通信エラーを起こした通信ジョブが
優先的に選択されて実行されるので、登録された通信ジ
ョブが多い場合であっても、通信エラーを起こした通信
ジョブを一番後回しにする方式と違い、その再実行が極
端に遅れるという不都合を回避できる。
【0012】請求項2記載の発明は、複数の画情報を蓄
積する第1の記憶手段と、前記複数の画情報の管理情報
を蓄積する第2の記憶手段と、画情報を回線に送出する
通信手段と、予約された各々の通信ジョブを登録順に実
行し、通信エラーを発生した通信ジョブに対してはリダ
イヤルまでの時間ジョブの実行対象から除外し、その間
次に実行すべき順位の通信ジョブを実行し、この通信ジ
ョブの実行完了後に前記リダイヤルまでの時間雅兄かし
たか否かを判断し、経過していなければ前記実行対象か
ら除外された通信ジョブではなくさらに次に実行すべき
順位の通信ジョブを優先的に実行する制御手段とを備え
たものである。
【0013】上述の構成によって、通信エラーを起こし
た通信ジョブはリダイヤルまでの時間、実行対象として
選択されず、その間次に実行すべき順位の通信ジョブが
実行されるが、この通信ジョブの実行が完了した後に前
記リダイヤルまでの時間が経過したか否かが判断され、
経過していなければ前記通信エラーを起こした通信ジョ
ブではなく、さらに次に実行すべき順位の通信ジョブが
実行されるので、リダイヤル間隔の調整により、前記通
信エラーを起こした通信ジョブを他の通信ジョブより優
先して処理する時期を遅らせることができ、これによ
り、ビジー等が頻繁繰り返されるために、前記通信エラ
ーを起こした通信ジョブの処理が進まず、他の通信ジョ
ブの実行が極端に遅れるという不都合を回避できる。
【0014】図1は本発明の一実施例によるファクシミ
リ装置の概略構成図である。1はファクシミリ装置全体
を制御する主制御部であり、通信ジョブの登録,実行順
序等を管理する通信管理部2を含んでいる。このような
主制御部1および通信管理部2は、たとえばマイクロプ
ロセッサとそれを制御するプログラムにより実現され
る。3は通信ジョブの管理情報等を記憶するための不揮
発メモリ(たとえば揮発性RAMをバッテリバックアッ
プしたもの)である。5は原稿画像の読取りのためのス
キャナ、6はスキャナ5の読取り動作を制御する読取り
制御部である。7は送信原稿または受信原稿の符号化画
情報を蓄積するためのメモリ、8はスキャナ5から入力
した画情報の符号化、あるいはメモリ7より読み出され
た符号化画情報の復号化のための符号化/復号化部、9
はこの符号化/復号化部8の動作およびメモリ7の書込
みまたは読み出しを制御する画情報制御部である。10
は符番化/復号化部8によって復号化された画情報を通
信相手のファクシミリ装置に適合したモードで符号化
し、または受信原稿の符号化画情報を復号化するための
符号化/復号化部、11は送信データの変調または受信
データの復調を行う変復調部である。
【0015】12は回線網制御およびファクシミリ装置
と電話機(不図示)との接続切り換えを行う網制御部で
あり、ダイヤル信号発生機能も備えている。13は符号
化/復号化部10、変復調部11および網制御部12の
制御および通信手順制御等を行う通信制御部である。1
4は通信予約等の操作を利用者が行うための操作パネル
である。
【0016】本実施例においては、管理の都合上、“予
約された通信ジョブ”(実行すべき実体のある通信ジョ
ブ)と“予約されていない通信ジョブ”(空き状態の通
信ジョブ)という2種類の通信ジョブがある。そして、
通信予約がなされたときに“予約されていない通信ジョ
ブ”より1個または必要個数の通信ジョブを獲得して
“予約された通信ジョブ”として登録し、“予約された
通信ジョブ”の実行を完了すると、これを“予約されて
いない通信ジョブ”に戻す。したがって“予約されてい
ない通信ジョブ”と“予約されている通信ジョブ”の合
計数は一定している。
【0017】それぞれの種類の通信ジョブの管理は別々
のマネージャーによって行われるが、その構造を図2に
示す。予約されていない通信ジョブの管理のためのマネ
ージャーMaおよび予約された通信ジョブの管理のため
のマネージャーMbの内容は、それぞれの通信ジョブの
個数Na,Nbそれぞれの最初に登録された通信ジョブ
の指定Sa,Sb、および、それぞれの最後に登録され
た通信ジョブの指定Ea,Ebである。
【0018】個々の通信ジョブの管理情報Jは、図3に
示すように、当該通信ジョブの優先度(ブライオリテ
ィ)P、ステータス情報STS、その他の情報(宛先、
リダイヤル回数、蓄積画情報のモード、蓄積画情報ファ
イルの管理アドレス、タイマーアウト時間等)APと、
前後に登録された同種の通信ジョブとのリンクのための
直後に登録されている通信ジョブの指定PJおよび直前
に登録されている通信ジョブの指定FJから構成されて
いる。管理上は、このような管理情報Jが通信ジョブと
して扱われる。
【0019】各通信ジョブの管理情報Jおよびマネージ
ャーMa,Mbはメモリ3に記憶され、通信管理部2に
よって適宣参照され、また更新される。
【0020】以上のように構成されたファクシミリ装置
について、以下その通信管理を中心にして動作を説明す
る。
【0021】操作パネル14より通信予約が行われる
と、主制御部1は読取り制御部6に対し原稿読取りの開
始を指示し、さらに画情報制御部9に対しても画情報蓄
積の開始を指示する。読取り制御部6の制御によりスキ
ャナ5で原稿の画情報が読み取られる。画情報制御部9
の制御により、スキャナ5からの入力画情報は符号化/
復号化部8で符号化(圧縮)されてからメモリ7に格納
される。原稿読取りの終了通知が読取り制御部6より出
ると、主制御部1は画情報制御部9に対し蓄積完了を通
知し蓄積動作を終了させる。
【0022】この時点で、主制御部1の通信管理部2が
働き、メモリ2上のマネージャーMaを参照し、このマ
ネージャーMaに登録されている先頭の予約されていな
い通信ジョブを獲得し、これを予約された通信ジョブと
してマネージャーMbの最後に登録する。すなわち予約
された通信ジョブの登録の順番は通信予約の行われた順
番である。また、この登録に関連して必要な通信ジョブ
の管理情報Jと各マネージャーMa,Mbの更新を行
う。
【0023】たとえば、予約された通信ジョブが一つも
登録されていないとして、ジョブA,B…,Dがすべて
予約されていない通信ジョブであったとする。この場
合、予約されていない通信ジョブのマネージャーMaお
よび通信ジョブA,…,Dの管理情報Jは図4の左側に
示した内容であり、予約された通信ジョブのマネージャ
ーMbは図5の左側に示した内容である。
【0024】この状態で、一つの通信予約がなされる
と、予約されていない通信ジョブとして登録された先頭
の通信ジョブAが獲得されてマネージャーMaより外さ
れ、予約された通信ジョブとしてマネージャーMbの先
頭に登録される。したがって、予約されていない通信ジ
ョブのマネージャーMaおよび残りの通信ジョブB,…
Dの管理情報Jは図4の右側に示した内容に更新され、
また予約された通信ジョブのマネージャーMbと予約さ
れた通信ジョブAの管理情報Jは図5の右側に示した内
容に更新される。
【0025】なお、予約された通信ジョブの登録時に
は、その優先度Pは初期値Xに設定される。
【0026】次に、予約された通信ジョブの実行につい
て説明する。たとえば、図6に示すように通信ジョブ
A,…,Eがこの順番(予約順と同じ)に予約された通
信ジョブとして登録されているとする。なお、Pは各通
信ジョブの優先度であり、Xはその初期値である。
【0027】通信管理部2は、予約された通信ジョブの
マネージャーMbに登録された通信ジョブについて、そ
の先頭の通信ジョブAより順にそのステータス情報ST
Sと優先度Pの情報を調べることによって、動作可能な
状態の予約された通信ジョブ中で最も優先度の高い通信
ジョブを捜す。同じ優先度を持つ動作可能な通信ジョブ
が2個以上見つかったときは、その中で登録順が最も早
い通信ジョブを選ぶ。
【0028】ここでは通信ジョブA,…,Eがすべて動
作可能状態であるとすると、優先度はすべて同じである
ので、先頭の通信ジョブAを選ぶことになる。
【0029】通信管理部2は、選んだ通信ジョブAの優
先度Pを最小値(最高優先度)Yに設定しなおす(図7
参照)。主制御部1は、通信管理部2によって選択され
た通信ジョブAの管理情報J中の宛先情報を網制御部1
2へ与え、発呼を要求する。網制御部12は内部のダイ
ヤル信号発生部(不図示)により発呼動作を行い、宛先
との回線接続に成功すると主制御部1へ通知する。
【0030】主制御部1は、この回線接続通知を受ける
と、通信ジョブAの管理情報J中のモード情報を通信制
御部13に与え、画情報ファイルの管理アドレス情報を
画情報制御部9へ与えて通信制御部13に通信開始を要
求する。
【0031】通信制御部13は回線接続がなされた宛先
のファクシミリ装置との間の必要な前手順を行った後、
モード情報に応じた符号化動作を符号化/復号化部10
に行わせるとともに画情報制御部9に画情報を要求す
る。この要求に応じて画情報制御部9は、管理アドレス
情報によって指定された画情報ファイルの内容(符号化
画情報)をメモリ7より出力させ、これを符号化/復号
化部8により復号化させる。この復号化された画情報は
符号化/復号化部10によって符号化され、変復調部1
1により変調され網制御部12を経て回線へ送出され、
その後、必要な後手順、回線切断が通信制御部13によ
って行われ、通信終了(正常終了または異常終了)が主
制御部1へ通知される。
【0032】通信ジョブAが正常に終了した場合、主制
御部1の通信管理部2は通信ジョブAをマネージャーM
bより外し、予約されていない通信ジョブとしてマネー
ジャーMaへの再登録を行い、次に実行すべき通信ジョ
ブを捜す。
【0033】他方、通信ジョブAが正常に終了しなかっ
た場合(回線接続後の通信エラーだけでなく、回線接後
の不成功も含む。1回の発呼動作で回線接続ができない
ときは通信失敗とする)には、通信管理部2は他の予約
された通信ジョブB,…,Eの優先度Pを1だけ減らし
(優先度を1ランク上昇させ)、通信ジョブAをタイマ
ー通信ジョブとしてマネージャーMbに再登録する。こ
のタイマー通信ジョブ(ステータス情報STSに表示さ
れる)は、その管理情報中のタイマーアウト時間で示さ
れる一定時間(たとえば1分間、この一定時間はリダイ
ヤルまでの時間をいう。)を経過するまで、実行すべき
ジョブとしての選択対象から除外される(すなわち動作
不可能状態とされる)。
【0034】また、通信エラーを起こした通信ジョブA
の再登録位置の決定のために、マネージャーMbに登録
された他の通信ジョブの優先度と通信ジョブAの優先度
とを比較する。この比較は、他の通信ジョブの優先度を
1ランク上げてから行う。そして、通信ジョブAの優先
度以上の優先度を持つ通信ジョブの後に通信ジョブAを
再登録する。
【0035】ここでは図7に示した状態で通信ジョブA
で通信エラーが発生したとする。この場合、他の通信ジ
ョブの優先度P=X−1がYより大きい(最高優先度で
はない)ので、図8に示すように通信ジョブAは再び先
頭に登録されることになる。
【0036】このような通信ジョブAの再登録後、通信
管理部2は次に実行すべき通信ジョブとして通信ジョブ
Bを選択し、その優先度を最小値Y(最高優先度)まで
上昇させる。そして、主制御部1は、この通信ジョブB
の実行を開始する。この時点での通信ジョブA,…,E
の登録順と優先度は図9に示す通りである。
【0037】なお、通信ジョブAの再登録から一定のタ
イマーアウト時間を経過した時点で、通信管理部2は通
信ジョブAのステータス情報を動作可能状態に書き換え
る。すなわち、実行すべき通信ジョブとしての選択対象
に戻す。ただし、優先度は最高優先度Yのままにする。
【0038】したがって、もし通信ジョブBが正常に完
了し、その時点で通信ジョブAが動作可能状態に戻され
ていたならば、次に通信ジョブAが実行すべき通信ジョ
ブとして選択され、実行される。
【0039】また、通信ジョブBでも通信エラーが発生
した場合、通信ジョブC,D,Eの優先度が1だけ減ら
され(通信ジョブAの優先度は既に最小値Yすなわち最
高優先度となっているので、更新されない)、通信ジョ
ブBは通信ジョブAの場合と同様にタイマー通信ジョブ
としてマネージャーMaに再登録される。
【0040】もし、通信ジョブBが通信エラーを起こ
し、その後に通信ジョブAが再び実行されたが再び通信
エラーを起こしたとすると、予約された通信ジョブの登
録順と優先度は図10に示すようになる。そして、通信
ジョブBがタイマー通信ジョブの状態であれば、通信ジ
ョブCが選択されて実行される。また、この段階で新た
に通信予約がなされると、これは図10に示すような順
位で通信ジョブFとして登録されることになる。
【0041】なお、通信ジョブの1回の実行での発呼動
作は1回に限られるので、各通信ジョブはリダイヤル回
数情報で指定された回数だけ実行しても正常に終了でき
ないときは、その通信ジョブは未完了のままマネージャ
ーMaより外される。
【0042】次に順次同報の通信ジョブの場合について
説明する。たとえば同一の画情報ファイルに対する宛先
ア,イ,ウへの順次同報の予約がなされた場合、通信管
理部2は宛先別に3個の通信ジョブを登録する。この3
個の通信ジョブ中の一つの実行で通信エラーが発生した
場合、この通信ジョブだけでなく他の宛先への通信ジョ
ブ(その時点で通信完了済みの宛先への通信ジョブは当
然除く)も同時にタイマー通信ジョブとして再登録をす
る。
【0043】このようにすると、一つの画情報の順次同
報のための通信ジョブによってシステムが専有され、他
の画情報のための通信ジョブに実行の機会が回ってこな
いというような不都合を防止できる。また、一つの画情
報の同報通信のために他の通信ジョブを実行できない
と、他の通信ジョブの画情報が何時までもメモリ7に残
ったままになるので、メモリ7の空きがなくなり新しい
通信予約が不可能になる虞があるが、本実施例の通信管
理方式によれば、このような不都合を回避できる。
【0044】なお、通信ジョブの管理上では、同一の画
情報の順次同報のための各宛先の通信ジョブを子ジョブ
とし、それを一つの親ジョブに一括して管理してもよ
い。
【0045】以上、ファクシミリ装置の例について説明
したが、本発明の通信管理方式は他の通信予約機能を有
する情報通信装置においても同様に適用できるものであ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明は、予約された各々の通信ジョブを登録順
に実行し、通信エラーを発生した通信ジョブに対しては
リダイヤルまでの時間ジョブの実行対象から除外し、そ
の間次に実行すべき順位の通信ジョブを実行し、この通
信ジョブの実行完了後に前記リダイヤルまでの時間が経
過したか否かを判断することによって、経過していれば
前記実行対象から除外された通信ジョブを他の通信ジョ
ブより優先的に実行するので、登録された通信ジョブが
多い場合であっても、通信エラーを起こした通信ジョブ
を一番後回しにする方式と違い、その再実行が極端に遅
れるという不都合を回避できるという効果を有するもの
である。
【0047】請求項2記載の発明は、予約された各々の
通信ジョブを登録順に実行し、通信エラーを発生した通
信ジョブに対してはリダイヤルまで時間ジョブの実行対
象から除外し、その間次に実行すべき順位の通信ジョブ
を実行し、この通信ジョブの実行完了後に前記リダイヤ
ルまでの時間が経過したか否かを判断することによっ
て、経過していなければ前記実行対象から除外された通
信ジョブではなくさらに次に実行すべき順位の通信ジョ
ブを優先的に実行するので、リダイヤル間隔の調整によ
り、前記通信エラーを起こした通信ジョブを他の通信ジ
ョブより優先して処理する時期を遅らせることができ、
これにより、ビジー等が頻繁繰り返されるために、前記
通信エラーを起こした通信ジョブの処理が進まずに、他
の通信ジョブの実行が極端に遅れるという不都合を回避
できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるファクシミリ装置の概
略構成図
【図2】予約されていない通信ジョブおよび予約された
通信ジョブ管理のためのマネージャーの説明図
【図3】通信ジョブの管理情報の説明図
【図4】通信予約の前後の予約されていない通信ジョブ
とそのマネージャーの変化を示す図
【図5】通信予約の前後の予約された通信ジョブとその
マネージャーの変化を示す図
【図6】予約された通信ジョブの優先度の登録順序およ
び優先度の変化の説明図
【図7】予約された通信ジョブの優先度の登録順序およ
び優先度の変化の説明図
【図8】予約された通信ジョブの優先度の登録順序およ
び優先度の変化の説明図
【図9】予約された通信ジョブの優先度の登録順序およ
び優先度の変化の説明図
【図10】予約された通信ジョブの優先度の登録順序お
よび優先度の変化の説明図
【符号の説明】
1 主制御部 2 通信管理部 3 不揮発メモリ 5 スキャナ 6 読取り制御部 7 画情報蓄積用メモリ 8,10 符号化/復号化部 9 画情報制御部 11 変復調部 12 網制御部 13 通信制御部 14 操作パネル J 通信ジョブ管理ジョブ Ma 予約されていない通信ジョブのマネージャー Mb 予約された通信ジョブのマネージャー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画情報を蓄積する第1の記憶手段
    と、前記複数の画情報の管理情報を蓄積する第2の記憶
    手段と、画情報を回線に送出する通信手段と、予約され
    た各々の通信ジョブを登録順に実行し、通信エラーを発
    生した通信ジョブに対してはリダイヤルまでの時間ジョ
    ブの実行対象から除外し、その間次に実行すべき順位の
    通信ジョブを実行し、この通信ジョブの実行完了後に前
    記リダイヤルまでの時間が経過したか否かを判断し、経
    過していれば前記実行対象から除外された通信ジョブを
    他の通信ジョブより優先的に実行する制御手段とを具備
    した画像通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の画情報を蓄積する第1の記憶手段
    と、前記複数の画情報の管理情報を蓄積する第2の記憶
    手段と、画情報を回線に送出する通信手段と、予約され
    た各々の通信ジョブを登録順に実行し、通信エラーを発
    生した通信ジョブに対してはリダイヤルまで時間ジョブ
    の実行対象から除外し、その間次に実行すべき順位の通
    信ジョブを実行し、この通信ジョブの実行完了後に前記
    リダイヤルまでの時間が経過したか否かを判断し、経過
    していなければ前記実行対象から除外された通信ジョブ
    ではなくさらに次に実行すべき順位の通信ジョブを優先
    的に実行する制御手段とを具備した画像通信装置。
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