JP3089889B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3089889B2
JP3089889B2 JP05103540A JP10354093A JP3089889B2 JP 3089889 B2 JP3089889 B2 JP 3089889B2 JP 05103540 A JP05103540 A JP 05103540A JP 10354093 A JP10354093 A JP 10354093A JP 3089889 B2 JP3089889 B2 JP 3089889B2
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信幸 大林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信端末装置に関するも
のであり、特に、接続できる可能性が低いと思われる同
一宛先に対する連続発呼を防止して通信回線の使用効率
を向上させることができる通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置などの通信端末装置で
は、オペレータからの通信指示や画情報等を蓄積するメ
モリが設けられており、予定の時間に自動発呼して、前
記メモリに蓄積された画情報を送信することができるメ
モリ送信機能を有するものが一般的である。さらに、上
記通信端末装置において、相手先が通信中であった場
合、予定の間隔つまり再発呼インターバルで、再び同一
相手先に発呼をすることができるものも知られている。
【0003】ところで、この再発呼待ち状態になった直
後に同一宛先に対する別の文書送信予約が発生した場
合、前記宛先に接続できる可能性が低いにもかかわら
ず、そのような事情に関係なく発呼動作が行われるとい
う不具合があった。
【0004】この不具合を解消するため、前記再発呼の
ための通信予約が存在する場合に、同一宛先に対して新
たな通信予約が受付けられると、その新たな通信予約の
実行を、前記再発呼待ち状態の通信の発呼時間まで待た
せて、これらを一括して通信処理をするようにした装置
が提案されている(特開平2−137470号公報)。
この装置によれば、同一宛先に対する複数の通信を一括
して処理できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
従来の装置には次のような問題点があった。すなわち、
多数の通信予約がされていた場合に、これらの通信予約
が公平に実行されるのが好ましい場合がある。ところ
が、従来の装置では、新たに発生した通信予約が、前記
発呼待ちとなっている通信予約と一括して送信されるよ
うになるため、他の通信予約の待ち時間が非常に長くな
ることがある。したがって、最低限度の発呼間隔を遵守
して発呼できれば、多数の通信予約が発生したような場
合には、この発呼間隔の間に他の通信予約も実行できる
可能性が生じ、通信予約が公平に実行されることにな
り、通信効率も向上する。
【0006】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
同一宛先に対する通信予約が重なった場合に、無駄な発
呼とならない最低限度の発呼間隔を遵守してその利用効
率を向上させることができる通信端末装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、少なくとも通信宛先およ
び時間管理情報を含む通信予約管理情報を格納する管理
情報記憶手段と、新たに発生した通信予約の受付手段
と、前記通信予約が受付けられた場合に、その通信予約
の通信予約管理情報として、予定時間後に前記通信予約
を実行可能状態にするための時間管理情報を設定する管
理手段とを具備し、さらに、前記管理手段が、送信失敗
時に、前記管理情報記憶手段に格納された通信予約のう
ち失敗した前記通信予約と同一宛先のものの時間管理情
報を再設定するように構成されている点に第1の特徴が
ある。
【0008】また、本発明は、発呼時に起動されるタイ
マ手段を具備し、前記再設定される時間管理情報が、送
信が失敗した時の前記タイマ手段の残り時間である点に
第2の特徴がある。
【0009】さらに、本発明は、新たな通信予約が受付
けられると、前記タイマ手段が作動中か否かを判断する
タイマ判別手段を具備し、前記管理手段が、前記タイマ
手段が作動中でない場合にはその通信予約をただちに実
行可能状態にするための時間管理情報を設定するように
構成された点に第3の特徴がある。
【0010】またさらに、本発明は、新たな通信予約が
受付けられると、前記タイマ手段が作動中か否かを前記
判断するタイマ判別手段と、新たな通信予約を受付けた
ときに、前記通信宛先および時間管理情報に基づき、該
通信予約と同一宛先の通信予約であってただちには送信
されないものの有無を判別する宛先判別手段とを具備
し、前記管理手段が、前記タイマ手段が作動中でない場
合であって、かつただちには送信されない同一宛先の通
信予約がない場合には、前記新たに受付けた通信予約を
ただちに実行可能状態にするための時間管理情報を設定
するように構成された点に第4の特徴がある。
【0011】
【作用】上記の特徴を有する本発明では、新たに通信予
約が発生すると、その通信予約が、時間管理情報ととも
に管理情報記憶手段に格納される。この時間管理情報に
基づいて該通信予約が実行可能状態となる時期が決定さ
れる。そして、送信失敗時に、送信を失敗した通信予約
と同一宛先のものの時間管理情報が再設定されるので、
前記時間管理情報によって決定される時期までは、同一
宛先に対して発呼されることがない。
【0012】また、第2の特徴を有する本発明では、発
呼時にタイマ手段が起動され、送信が失敗した時には、
前期同一宛先の通信予約の時間管理情報としてこのタイ
マ手段の残り時間が設定されるので、同一宛先に対する
発呼間隔として前記タイマ手段で設定された時間が保証
される。
【0013】さらに、第3の特徴を有する本発明では、
前記タイマ手段が作動中の場合には、新たに発生した通
信予約がただちに実行可能状態になるように時間管理情
報が設定される。そして、第4の特徴を有する本発明で
は、前記タイマ手段が作動中の場合であって、先に発呼
した通信の宛先と異なる通信予約には、該通信予約をた
だちに実行可能状態にするための時間管理情報が設定さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明に係る通信端末装置の一例としての
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図であり、以下
の第1〜第4実施例に共通する。同図において、操作部
1はテンキーや個別の機能を指示する機能キー等を含む
入力装置であり、オペレータによる指示を受付ける。ス
キャナ2は、送信のための原稿や複写原稿を読取り、こ
れを電気信号すなわち画情報に変換して蓄積部3に蓄積
する。該蓄積部3はRAM等のメモリでもよいし、さら
に記憶容量の大きいハードディスク等であってもよい。
該蓄積部3には、スキャナ1で読取られた画情報のほか
受信情報も格納される。蓄積部3に格納された情報は、
操作部1からの指示により、又は予定の手順によって自
動的にプリンタ4から出力される。
【0015】主制御部5はマイクロコンピュータ(CP
U)からなり、該ファクシミリ装置各機能部の動作また
は通信予約等のジョブの制御を行うもので、その動作は
制御記憶部6に格納されたプログラムや制御情報に従っ
て実行される。制御記憶部6は、プログラム等の固定制
御情報を格納するROM60と操作部1からの指示やプ
ログラム実行の過程に応じて変化しうる変動制御情報を
格納するRAM61とから構成される。RAM61内に
は通信予約管理領域を設け、通信待ち状態にある通信予
約(以下、本明細書ではこの通信予約をジョブと呼ぶ)
の管理情報を格納できるようにしている。管理情報には
各ジョブの送信対象となる文書の識別番号、宛先情報、
待ち時間が含まれる。以下の説明では各ジョブ毎の前記
管理情報をキューを使用して管理する場合を例とした
が、必ずしもキューを使用するものに限定されない。
【0016】タイマ管理部7は、主制御部5の内部クロ
ックに基づき、現在時刻を示す信号の出力、および各種
制御に用いられるインターバルタイマの管理、例えば前
記待ち時間の管理を行う。前記蓄積部3および制御記憶
部6等の記憶手段の使用状況やメモリ残量等は、メモリ
管理部8によって管理される。通信制御部9は、通信の
プロトコル制御を行う。表示部10は液晶画面(LC
D)からなり、前記操作部1からの指示や装置管理情報
や状態等を表示する。
【0017】図3を参照して本発明の第1実施例におけ
る通信予約管理情報の時間毎の変化の一例を説明する。
同図において、待ちキュー(レディキュー)Rには、回
線が空き次第順次通信を開始することができるジョブが
登録される。一方、再発呼キュー(ウェイトキュー)W
には、送信を失敗したジョブ、および新たに発生したジ
ョブが登録される。
【0018】同図(a)ではレディーキューRにジョブ
aおよびジョブbが登録されており、これらのジョブ
a,bは回線が空き次第順次通信を開始できる。一方、
ウェイトキューWには、前記ジョブaより後に発生した
ジョブであって該ジョブaと同一宛先を有するジョブc
が登録されており、待ち時間(タイマ)として60秒が
設定されている。
【0019】図3(a)の状態で回線が空いてジョブa
が実行され、その送信が失敗した場合であって、しかも
再発呼条件もしくは再送条件(以下、リダイヤル条件と
いう)が成立した場合には前記ジョブaは図3(b)に
示すようにウェイトキューWに接続される。このとき、
ジョブaの待ち時間としては予定のリダイヤルインター
バルが設定される。本実施例ではこのリダイヤルインタ
ーバルは120秒とする。ここで、ジョブcは、その登
録時から時間が経過しているので、このジョブcが前記
ジョブaの送信失敗から確実に60秒を経過して実行で
きるようにするため、待ち時間つまり60秒を改めて設
定し直す。
【0020】また、前記ジョブaのリダイヤル条件が成
立しない場合、例えば予定のリダイヤル回数に達した場
合は、ジョブaの実行はキャンセルとなり、図3(c)
のようにジョブaの管理情報はキューから消去される。
そしてジョブcには待ち時間60秒が設定し直される。
【0021】次に、図4のフローチャートを参照して第
1実施例の動作を説明する。図4において、ステップS
1では、レディキューRにジョブが登録されているか否
かが判断される。レディキューRにジョブが登録されて
いれば、ステップS2に進み、発呼可能か、つまり回線
が空いたかが判断される。発呼可能であればステップS
3に進み、前記管理情報に含まれる宛先情報に従って発
呼動作が行われ、送信が開始される。ステップS4で
は、送信が終了したか否かが監視され、送信が終了した
ことが検出されればステップS5に進み、その送信が正
常に終了したか否かが判断される。
【0022】ステップS6では、リダイヤル条件が成立
しているか否かが判断される。リダイヤル条件は、話
中、応答なし、もしくは通信エラーの場合に成立する。
リダイヤル条件が成立した場合はステップS7に進み、
失敗したジョブのリダイヤルインターバル(例えば12
0秒)を設定し、このジョブをウェイトキューWに接続
する。ステップS8では、ウェイトキューWにあるジョ
ブのうち送信を失敗した前記ジョブと同一宛先であっ
て、待ち時間が予定時間(例えば60秒)以内のもの
に、この予定時間を設定し直す。また、レディキューR
にある同一宛先のジョブについては、予定時間(例えば
60秒)を設定してウェイトキューWに接続する。リダ
イヤル条件が成立していない場合は、ステップS7をス
キップしてステップS8に進む。
【0023】ステップS8の処理を終えた後、もしくは
ステップS1の判断が否定の場合には、ステップS9に
進み、ウェイトキューWに待ち時間が切れたジョブがあ
るか否かが判断され、待ち時間が切れたジョブがあれ
ば、ステップS10に進み、そのジョブをレディキュー
Rに接続する。
【0024】続いて、本発明の第2実施例を説明する。
上述の第1実施例では、レディキューRにあるジョブで
送信が失敗した時から予定のインターバル(60秒)が
保証されるようにしたが、この第2実施例では、同一宛
先に対する発呼が予定のインターバルより短い時間では
行われないようにした。すなわち、発呼時を基準として
予定のインターバルを確保できるようにしている。
【0025】図5を参照して第2実施例における通信予
約管理情報の時間毎の変化の一例を説明する。同図にお
いて、図3と同符号は同一または同等部分を示す。図5
(a)ではレディーキューRにジョブaおよびジョブb
が登録されている。また、ウェイトキューWには、前記
ジョブaより後に発生したジョブであって該ジョブaと
同一宛先を有するジョブcが登録されており、このジョ
ブcの待ち時間として60秒が設定されている。さら
に、ジョブaの発呼時に、例えば60秒を計測するため
の減算タイマTを起動する。
【0026】ジョブaの送信が失敗した場合であって、
リダイヤル条件が成立した場合には、図5(b)に示す
ように前記ジョブaはウェイトキューWに接続される。
このとき、ジョブaの待ち時間としては予定のリダイヤ
ルインターバル例えば120秒もしくはその時点の前記
減算タイマTの値が設定される。また、ジョブcにも、
その時点の減算タイマTの値が待ち時間として設定され
る。ここでは、減算タイマTの値は20秒になっている
例、すなわち前記ジョブaの発呼から40秒経過した時
点の例を示す。このように、該第2実施例では減算タイ
マTの残り時間を待ち時間として設定するので、前記ジ
ョブaもしくはcは前回発呼時から確実に60秒を経過
するまでレディキューに移行しないように処置できる。
【0027】また、前記ジョブaのリダイヤル条件が成
立しない場合は、ジョブaの実行はキャンセルとなり、
図5(c)のようにジョブaの管理情報はキューから消
去される。ジョブcにはその時点の減算タイマTの値
(ここでは20秒)が待ち時間として設定される。
【0028】次に、図6のフローチャートを参照して第
2実施例の動作を説明する。なお、このフローチャート
の説明のうち、第1実施例と同等部分は説明を簡単にす
る。図6において、ステップS10では、レディキュー
Rにジョブが登録されているか否かが判断される。ステ
ップS11では発呼可能か否かが判断される。ステップ
S12では、発呼および送信動作が開始される。ステッ
プS13では、減算タイマTが起動される。ステップS
14では、送信が終了したか否かが監視される。送信が
終了したことが検出されればステップS15に進み、そ
の送信が正常に終了したか否かが判断される。
【0029】ステップS16では、リダイヤル条件が成
立しているか否かが判断される。リダイヤル条件が成立
した場合はステップS17に進み、失敗したジョブのリ
ダイヤルインターバル(例えば120秒もしくはその時
点における前記減算タイマTの値)を設定し、このジョ
ブをウェイトキューWに接続する。ステップS18で
は、ウェイトキューWにあるジョブのうち前記送信失敗
したジョブと同一宛先であって、待ち時間がその時点の
減算タイマTの値以内のものに、その時点の減算タイマ
Tの値を設定する。また、レディキューRにある同一宛
先のジョブについても、その時点の減算タイマTの値を
設定する。
【0030】ステップS15の判断が肯定の場合、すな
わち送信が正常に終了した場合、もしくはステップS1
8の処理を終えた後は、ステップS19に進んで次の発
呼時のため前記減算タイマTをクリア「0」にする。ス
テップS19の処理を終えた後、もしくはステップS1
の判断が否定の場合には、ステップS20に進み、ウェ
イトキューWに待ち時間が切れたジョブがあるか否かが
判断され、待ち時間が切れたジョブがあれば、ステップ
S21に進み、そのジョブをレディキューRに接続す
る。
【0031】なお、上述の第2実施例では、文書が新た
に蓄積されると、その文書に関するジョブの管理情報と
して必ず予定の待ち時間が設定されてウェイトキューW
に接続されていた。しかし、先の発呼から予定時間以上
経過していれば、新たに発生したジョブは、回線が空い
ていればすぐに発呼してもよい。すなわち、先の発呼か
ら予定時間以上経過していれば、新たに発生したジョブ
をレディキューRに接続すればよい。
【0032】具体的には、次のフローチャートに示すよ
うな処理をする。図8は上述の新たな送信予約に関する
処理(第3実施例)の動作を示すフローチャートであ
る。ステップS100では減算タイマTがかかっている
か、すなわち該タイマTの残り時間の有無が判断され
る。減算タイマTがかかっている場合はステップS11
0に進み、その減算タイマTの残り時間または予定の待
ち時間(例えば60秒)を設定して当該ジョブ(予約)
をウェイトキューWに接続する。減算タイマTがかかっ
ていない場合はステップS120に進み、当該ジョブを
レディキューRに接続する。
【0033】この第3実施例では、先の発呼から予定時
間以上経過しているか否かを判別できるように、送信終
了後に前記減算タイマTをクリアにしないで、継続して
動作させる。したがって、第2実施例の動作を示す図6
のフローチャートにおいて、ステップS19を削除した
ものが該第3実施例の動作例としてそのまま当てはま
る。
【0034】図7を参照して第3実施例における通信予
約管理情報の時間毎の変化の一例を説明する。同図にお
いて、図5と同符号は同一または同等部分を示す。同図
(a)は減算タイマTの残り時間が40秒あるときに文
書3に関するジョブcが予約された場合を示し、ジョブ
cはウェイトキューWに接続され、待ち時間として減算
タイマの残り時間40秒が設定されている。また、図7
(b)は、減算タイマTの残り時間がない場合を示し、
ジョブcはレディキューRに接続されている。なお、ジ
ョブaの送信後の状態は、第2実施例と同様であるので
図示は省略する。
【0035】さらに、第3実施例では、減算タイマTが
かかっている場合には、新たに発生したジョブが、先に
発呼されたジョブと同一宛先でない場合にも、その減算
タイマTの残り時間だけ待たされることになる。そこ
で、最低限度、同一宛先に対する予定時間内の連続発呼
を防止するため、次のように処理する。
【0036】図9は上述の新たな送信予約に関する処理
(第4実施例)の動作を示すフローチャートである。同
図において、ステップS200では減算タイマTがかか
っているか、すなわち該タイマTの残り時間の有無が判
断される。減算タイマTがかかっている場合はステップ
S210に進み、その減算タイマTの残り時間または予
定の待ち時間(例えば60秒)を設定して当該ジョブを
ウェイトキューWに接続する。減算タイマTがかかって
いない場合はステップS220に進み、ウェイトキュー
Wに当該新たなジョブと同一宛先のジョブがあるか否か
が判断される。ウェイトキューWに同一宛先のジョブが
あればステップS210に進み、同一宛先のジョブがな
ければステップS230に進んで当該ジョブをレディキ
ューRに接続する。
【0037】図10のフローチャートを参照して第4実
施例の送信動作の例を説明する。同図において、ステッ
プS30〜S35、ならびにステップS40,41は図
6のステップS10〜S15、ならびにステップS2
0,21と同等部分である。
【0038】送信が正常に行われなかった場合はステッ
プS36に進み、ウェイトキューWにあるジョブのうち
前記送信失敗したジョブと同一宛先であって、待ち時間
がその時点の減算タイマTの値以内のものに、その時点
の減算タイマTの値を設定する。またレディキューRに
ある同一宛先のジョブについても、その時点の減算タイ
マTの値を設定する。ステップS37では、リダイヤル
条件が成立しているか否かが判断される。リダイヤル条
件が成立した場合はステップS38に進み、失敗したジ
ョブのリダイヤルインターバル(例えば120秒もしく
はその時点における前記減算タイマTの値)を設定し、
このジョブをウェイトキューWに接続する。ステップS
39で減算タイマTをクリアにした後、ステップS40
に進む。
【0039】このように第4実施例では、リダイヤル条
件が成立した場合、すなわち送信失敗したジョブをウェ
イトキューWに接続した後、減算タイマTをクリアにし
た。したがって、前記ステップS220(図9)の処理
すなわちウェイトキューWに同一宛先のジョブがあるか
否かの判断によって、別宛先に対する送信のジョブはす
ぐにレディキューRに接続することができる。
【0040】次に、図1のブロック図を参照して本実施
例のファクシミリ装置の要部機能を説明する。同図にお
いて、ジョブ受付部11で通信予約が検出されると、そ
の通信予約管理情報つまり文書番号および宛先等はキュ
ー管理部12に転送される。キュー管理部12は、ウェ
イトキューWに対し、前記通信予約管理情報を接続する
とともに、予定時間を待ち時間として設定する。
【0041】通信結果記憶部13には、通信結果が格納
される。通信結果判断部14は、前記通信結果に基づい
て通信の正常終了および失敗を判定し、その結果をキュ
ー管理部12に供給する。リダイヤル条件判定部15
は、前記通信結果に基づいてリダイヤル条件の成立およ
び不成立を判定し、その結果をキュー管理部12に供給
する。
【0042】キュー管理部12は、送信失敗検出信号お
よびリダイヤル条件成立信号が供給されると、その失敗
した通信ジョブをレディキューRから消去し、ウェイト
キューWへ接続する。これと同時に、ウェイトキューW
にある該ジョブと同一宛先のジョブの待ち時間をリセッ
トする。一方、送信失敗信号およびリダイヤル条件不成
立信号が供給された場合には、キュー管理部12は、そ
の失敗した通信ジョブをレディキューRから消去し、ウ
ェイトキューWにある該ジョブと同一宛先のジョブの待
ち時間をリセットする。
【0043】キュー管理部12は、前記待ち時間として
常に固定の時間を設定するのに限らず、タイマTの現在
値を待ち時間として設定することもできる。すなわちタ
イマTは発呼時に起動され、発呼時からの経過に応じて
変化していく。キュー管理部12は、送信失敗検出信号
が供給されると、ウェイトキューWに接続されているジ
ョブのうち、失敗した前記通信ジョブと同一宛先のジョ
ブの待ち時間をその時点のタイマTの値で更新(再設
定)する。また、レディキューRにある同一宛先のジョ
ブについても、その時点の減算タイマTの値で更新(再
設定)する。
【0044】また、新たな通信ジョブを受付けたとき
に、次のような処理をすることができる。すなわちジョ
ブ受付部11は、通信ジョブを受付けたときに、タイマ
判別部16によってタイマTが動作中か否かを判断させ
る。タイマTが動作中であればキュー管理部12に指示
信号を出力して、タイマTの現在値を待ち時間として設
定した予約管理情報をウェイトキューWに接続させる。
宛先判別部17は、タイマTが動作中でない場合に、受
付けたジョブと同一宛先のジョブがあるか否かを判別す
る。そして、同一宛先のジョブがあることが検出された
ときは、キュー管理部12は、その検出信号に応答して
新たに受付けたジョブにタイマTの現在値を待ち時間と
して設定し、これをウェイトキューWに接続する。ま
た、同一宛先がないことが検出されたときには、キュー
管理部12は、その検出信号に応答して新たに受付けた
ジョブをレディキューRに接続する。
【0045】以上のように、本実施例では、話中や応答
がない場合、もしくは通信エラーなどによって再発呼と
なったときに、該再発呼となったジョブと同一宛先のジ
ョブが新たに発生した場合もしくはすでに予約されてい
る場合に、これらのジョブが、先の通信の直後に実行さ
れないようにした。
【0046】本実施例では、予約管理情報をキュー構造
によって管理したが、必ずしもこの構造に限らず、その
他公知のファイル管理形態を使用しても同様の効果が得
られる。また、タイマTは、減算タイマで構成したが、
待ち時間に代えて予定時間後の送信開始時刻を設定し、
この設定時刻を、公知の時計手段による現在時刻との比
較結果によりウェイトキューWからレディキューRへの
接続変更等の管理を行うようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、送信失敗時に、前記管理情報記憶手
段に格納された通信予約のうち該失敗した通信予約と同
一宛先のものの時間管理情報を再設定されるので、送信
失敗時から前記時間管理情報に基づいて決定される予定
時間が経過するまでの間、発呼が制限され、同一宛先に
対する連続発呼を防止できる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、発呼時か
らタイマ手段で決定される予定時間が経過するまでの
間、発呼が制限されるので同一宛先に対する連続発呼を
防止できる。また、請求項3の発明によれば、タイマ手
段が作動中でない場合には、発呼が制限されていないと
判断され、その通信予約をただちに実行可能状態にする
ための時間管理情報が設定さる。その結果、発呼時から
前記時間管理情報に基づいて決定される予定時間が経過
するまでの間、発呼が制限されるので同一宛先に対する
連続発呼を防止できる。
【0049】さらに、請求項4の発明によれば、前記タ
イマ手段が作動中でない場合であって、かつただちには
送信されない同一宛先の通信予約がない場合には、前記
新たに受付けた通信予約は、先の発呼対象となった通信
予約とは異なる宛先を有すると判断され、この通信予約
をただちに実行可能状態にするための時間管理情報が設
定れる。その結果、同一宛先を有しない通信予約はただ
ちに実行可能となって通信の効率が向上する。このよう
に、本発明によれば、接続される可能性が低い宛先に対
する連続発呼を抑制でき、無駄な発呼動作を無くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置の要部機能を示すブロック
図である。
【図2】 ファクシミリ装置のハード構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 第1実施例における通信予約管理情報の変化
の一例を示す図である。
【図4】 第1実施例の通信動作を示すフローチャート
である。
【図5】 第2実施例における通信予約管理情報の変化
の一例を示す図である。
【図6】 第2実施例の通信動作を示すフローチャート
である。
【図7】 第3実施例における通信予約管理情報の変化
の一例を示す図である。
【図8】 第3実施例における通信予約の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】 第4実施例における通信予約の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 第4実施例における通信動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11…ジョブ受付部、 12…キュー管理部、 14…
通信結果判断部、 15…リダイヤル条件判定部、 1
6…タイマ判別部、 T…タイマ、 R…レディキュ
ー、 W…ウェイトキュー
フロントページの続き (72)発明者 吉田 稔 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 田中 伊佐夫 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 齋藤 一孝 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 紙本 嘉見 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 中橋 栄二 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 大林 信幸 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−254858(JP,A) 特開 平6−284178(JP,A) 特開 平2−185164(JP,A) 特開 平2−137470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/00 H04N 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも通信宛先および時間管理情報
    を含む通信予約管理情報を格納する管理情報記憶手段
    と、 新たに発生した通信予約を受付ける受付手段と、 前記通信予約が受付けられると、その通信予約の通信予
    約管理情報として、予定時間後に前記通信予約を実行可
    能状態にするための時間管理情報を設定する管理手段と
    を具備し、 さらに、前記管理手段が、送信失敗時に、前記管理情報
    記憶手段に格納された通信予約のうち失敗した前記通信
    予約と同一宛先のものの時間管理情報を再設定するよう
    に構成されていることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 発呼時に起動されるタイマ手段を具備
    し、 前記再設定される時間管理情報が、送信が失敗した時の
    前記タイマ手段の残り時間であることを特徴とする請求
    項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 新たな通信予約が受付けられると、前記
    タイマ手段が作動中か否かを判断するタイマ判別手段を
    具備し、 前記管理手段が、前記タイマ手段が作動中でない場合に
    はその通信予約をただちに実行可能状態にするための時
    間管理情報を設定するように構成されたことを特徴とす
    る請求項2記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 新たな通信予約が受付けられると、前記
    タイマ手段が作動中か否かを判断するタイマ判別手段
    と、 新たな通信予約を受付けたときに、前記通信宛先および
    時間管理情報に基づき、該通信予約と同一宛先の通信予
    約であってただちには送信されないものの有無を判別す
    る宛先判別手段とを具備し、 前記管理手段が、前記タイマ手段が作動中でない場合で
    あって、かつただちには送信されない同一宛先の通信予
    約がない場合には、前記新たに受付けた通信予約をただ
    ちに実行可能状態にするための時間管理情報を設定する
    ように構成されたことを特徴とする請求項2記載の通信
    端末装置。
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