JPH09311838A - 端末装置およびこれを用いたネットワークシステム - Google Patents

端末装置およびこれを用いたネットワークシステム

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JPH09311838A
JPH09311838A JP8125989A JP12598996A JPH09311838A JP H09311838 A JPH09311838 A JP H09311838A JP 8125989 A JP8125989 A JP 8125989A JP 12598996 A JP12598996 A JP 12598996A JP H09311838 A JPH09311838 A JP H09311838A
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JP8125989A
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Akinori Yoshida
明徳 吉田
Katsuhisa Toyama
勝久 外山
Naohiro Yonezu
直洋 米津
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークにどんな端末装置が接続されて
いるかを容易に知ることができる端末装置およびこれを
利用したネットワークシステムを提供することである。 【解決手段】 操作パネル用CPU101は、他の各端
末が提供する各機能の概要を表すガイダンス情報の開示
を要求し、他の各端末から通知されたガイダンス情報を
受信し、他の各端末から通知されたガイダンス情報に基
づいてガイダンス表示用画面情報を生成し、液晶タッチ
パネル91にガイダンス表示用画面情報を表示する(ス
テップS35〜S37)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末とネッ
トワーク接続され、自端末から指定した処理をいずれか
の他の端末に依頼する端末装置およびこれを用いたネッ
トワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーション化が進
み、複写機やファクシミリ等の複数の端末装置をネット
ワーク接続し、自端末から指定した処理を他端末に依頼
することにより各端末装置の効率的な利用等が図られつ
つある。
【0003】従来の端末装置、ネットワークシステムで
は、複数のクライアント(例えば、パーソナルコンピュ
ータ(以下、PCと記す。))と、複数のサーバ(例え
ば、プリンタ)とを専用コントローラ(例えば、スイッ
チ)を介してネットワーク接続したシステムが考えられ
ている(特開昭60−1231522号公報、特開昭6
0−123153号公報)。
【0004】このようなシステムでは、PC内にプリン
タの状態を監視するプログラムを予め作成しておき、P
Cから出力先のプリンタを選択すると、そのプリンタに
応じた機能、例えば拡大・縮小印字の限度等や、プリン
タの状態、用紙サイズ、用紙収容枚数、紙詰まり検出等
を画面に表示するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端末装
置が遠隔に設置されている場合や、端末装置の数が多く
なった場合には、ネットワークに接続されている他の端
末がどんなサービスを提供する端末であるか、他の端末
がどんな機能を持っているかが完全には把握できず、そ
のため利用効率としては今一歩であった。
【0006】また、近年、多機能化のニーズに伴って、
旧機種がサポートしない機能を有する新機種の端末が開
発され、新機種の端末をネットワークに追加するような
場合があるが、旧機種の端末には、従来から接続されて
いた端末がサポートする機能を表示画面から依頼するた
めのプログラムしか用意されていないため、新機種だけ
がサポートする機能を利用した処理を追加された端末に
対して旧機種の端末から依頼することができないという
課題もあった。そして、これを可能とするためには、新
機種の機能を表示画面から依頼するためのプログラムを
旧機種端末に追加装備するという保守作業が必要になっ
た。
【0007】本発明は、上述の技術的課題に鑑み、ネッ
トワークにどんな処理機能を備えた端末装置が接続され
ているかを容易に知ることができる端末装置およびこれ
を利用したネットワークシステムを提供することを第1
の目的とする。
【0008】また、本発明は、その端末装置の機能をプ
ログラムの保守作業を行うことなく利用できる端末装置
およびこれを利用したネットワークシステムを提供する
ことを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】複数の端末とネットワー
ク接続され、自端末から指定した処理をいずれかの他の
端末に依頼する端末装置であって、他の各端末が提供す
る機能を表す情報の開示を要求する情報開示要求手段
と、他の各端末から通知された情報を受信する情報受信
手段と、受信された情報に基づいて端末毎に提供される
機能を表したガイダンスメニュー情報を生成するガイダ
ンスメニュー生成手段と、ガイダンスメニュー生成手段
により生成されたガイダンスメニューを表示する表示手
段とを備える。
【0010】また、端末装置の情報開示要求手段は、ユ
ーザ操作に基づいて特定機能に関する情報の開示を要求
する第1の要求と、不特定機能に関する情報の開示を要
求する第2の要求とを選択的に送信することを特徴とす
ることもできる。
【0011】また、端末装置は、ユーザ操作に基づい
て、表示手段に表示されたガイダンスメニュー中の何れ
かの他の端末を選択する端末選択手段と、端末選択手段
で選択された他の端末に対して、処理の依頼形式を表す
フォーマット情報の開示を要求するフォーマット情報開
示要求手段と、他の端末から通知されたフォーマット情
報を受信するフォーマット情報受信手段と、他の端末に
依頼すべき処理をフォーマット情報に合致させて当該他
の端末に送信する処理送信手段とをさらに備えることも
できる。
【0012】ネットワークシステムは、複数の端末を接
続し、各端末から指定した処理をいずれかの他端末に依
頼するようにしたネットワークシステムであって、各端
末は、他の各端末が提供する機能を表す情報の開示を要
求する情報開示要求手段と、他の各端末から通知された
情報を受信する情報受信手段と、受信された情報に基づ
いて端末毎に提供される機能を表したガイダンスメニュ
ー情報を生成するガイダンスメニュー生成手段と、ガイ
ダンスメニュー生成手段により生成されたガイダンスメ
ニューを表示する表示手段と、他の各端末の何れかから
受信した情報の開示の要求に応じて提供する機能の情報
を通知する情報通知手段とを備えることもできる。
【0013】また、ネットワークシステムの情報開示要
求手段は、ユーザ操作に基づいて特定機能に関する情報
の開示を要求する第1の要求と、不特定機能に関する情
報の開示を要求する第2の要求とを選択的に送信するこ
とを特徴とすることもできる。
【0014】また、ネットワークシステムは、ユーザ操
作に基づいて、表示手段に表示されたガイダンスメニュ
ー中の何れかの他の端末を選択する端末選択手段と、端
末選択手段で選択された他の端末に対して、処理の依頼
形式を表すフォーマット情報の開示を要求するフォーマ
ット情報開示要求手段と、他の端末から通知されたフォ
ーマット情報を受信するフォーマット情報受信手段と、
他の端末に依頼すべき処理をフォーマット情報に合致さ
せて当該他の端末に送信する処理送信手段とをさらに備
えることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態の
ネットワークシステムの全体構成を示す図である。図1
において、例えばオフィスの1階には、複写機1と、イ
メージスキャナ2と、パーソナルコンピュータ(以下、
PCと記す。)3が、2階には、複写機4と、ファクシ
ミリ5が、3階には、複写機6がそれぞれ設置されてい
る。これら3台の複写機1,4,6と、イメージスキャ
ナ2と、PC3と、ファクシミリ5とは、伝送路7を介
して相互に接続され、ローカルエリアネットワークシス
テムが形成されている。
【0016】各複写機1,4,6は、画像読み取り機能
と、画像を編集する画像処理機能と、プリント機能とを
有する。また、複写機1は、さらにファクシミリ送信機
能と、ファクシミリ受信機能を有する。各複写機1,
4,6、イメージスキャナ2、PC3、ファクシミリ5
は、自装置が有する種々の機能のいくつかをネットワー
ク接続された他の装置に対して提供する。すなわち、各
複写機1,4,6は、他の装置から依頼されたプリント
やファクシミリ送信などの処理をサーバとして実行する
ことができる。
【0017】例えば複写機1は両面コピー、ソート、ス
テイプル、FAX送受信の機能を、複写機4は画像編
集、Nin1コピーの機能を、複写機6は両面コピー、
ソート、ステイプルの機能を、他の端末にそれぞれ提供
している。このため、例えば、複写機4で原稿の画像を
読み取り、読み取った画像を各複写機1に送り、その画
像を複写機1でプリントしたり、FAX送信することが
できる。また、各複写機1,4,6は、さらにプリント
やファクシミリ送信などの処理をネットワーク接続され
る他の装置にクライアントとして依頼することができ
る。
【0018】図2は、図1の複写機1の全体概略構成を
示す図である。図2において、複写機1は、概ね画像読
み取り部IRと、プリンタユニットPRTとを備えてい
る。なお、画像読み取り部IRには原稿を自動搬送する
ADF500が、プリンタユニットPRTには用紙の両
面にプリントするための自動両面装置DUP(図示せ
ず)と、画像をプリントした用紙をソートしたり、ステ
イプルしたり、パンチ穴を開けるためのフィニッシャ装
置FIN(図示せず)がそれぞれ取り付けられている。
また、画像読み取り部IRには、メモリユニット30
と、ファクシミリ送受信やネットワーク通信を行う外部
入出力制御部50と、操作パネルOPとが設けられてい
る。プリンタユニットPRTには、上記各部を統括的に
制御する制御部CONTが設けられている。
【0019】画像読み取り部IRに取り付けられたAD
F500は、原稿トレイ501、ピックアップローラ5
02、さばきローラ503、さばきパッド504、レジ
スタローラ505、搬送ベルト506、反転ローラ50
7、排紙トレイ508から構成されており、原稿トレイ
501上にセットされた原稿を原稿台ガラス18上の所
定の位置に自動的に搬送し、読み取り終了後原稿を排紙
トレイ508上に自動的に排出する。レジスタローラ5
05の近傍には原稿サイズ検出センサSE5が備えら
れ、これにより、原稿は原稿台ガラス18上に搬送され
る直前にそのサイズを検出され、検出されたサイズはA
DF500を制御する制御部CONTへ入力される。ま
た、両面原稿の場合、原稿の第1面の読み取り終了後、
原稿は反転ローラ507の周囲を1回転して原稿台ガラ
ス18上に戻される。そのため、搬送ベルト506は正
逆回転可能な構成となっている。
【0020】画像読み取り部IRの読み取り系10は、
原稿台ガラス18の下方を移動するスキャナ19に組み
付けられた露光ランプ11と、ミラー12、第二ミラー
13a、第三ミラー13b、集光用レンズ14、CCD
アレイ等を用いた光電変換素子16、スキャンモータM
2等から構成されており、原稿台ガラス18上に搬送さ
れた原稿の全体を1ラインずつ光電変換素子16で読み
取り、読み取った1ページ分の画像信号を画像データ処
理ユニット20に送る。画像データ処理ユニット20
は、読み取り系10から受信した画像信号をA/D変換
し、A/D変換した画像データに対してシェーディング
補正、MTF補正、ガンマ補正等の画質補正を行う。ま
た、画像データ処理ユニット20は、制御部CONTか
らの指示に従って、画像データに対して変倍、画像編集
等の画像補正を行う。
【0021】メモリユニット30は、読み取り装置IR
で読み取られた画像データや、外部入出力制御部50を
介して他の装置から処理を依頼された画像データや、F
AX受信した画像データを一時的に格納できる構成とな
っている。なお、この構成の詳細は、後述する。
【0022】メモリユニット30に格納された画像デー
タを用紙にプリントする場合、プリンタユニットPRT
の印字処理ユニット40は、制御部CONTからの指示
に従って、画像データに基づいて主走査方向に1ライン
づつ光学系60の半導体レーザ62を変調(オン、オ
フ)駆動する。半導体レーザ62から放射されたレーザ
ビームはポリゴンミラー65で偏向走査され、偏向され
たレーザビームの歪曲収差等はfθレンズ69で補正さ
れ、補正されたレーザビームはミラー67a、67bで
作像系70の感光体ドラム71上に導かれ感光体ドラム
71を露光する。
【0023】感光体ドラム71は、図2の矢印方向に回
転され、露光前に残留トナークリーナ76で感光体表面
の残留トナーを除去され、帯電チャージャ72で一様に
帯電されており、このように一様に帯電した状態で露光
を受けると、感光体ドラム71表面に静電潜像が形成さ
れるようになっている。現像器73は、感光体ドラム2
2の静電潜像を現像する。
【0024】一方、搬送系80のシート搬送通路83の
要所に配設されたシートサイズ検出センサSE11、S
E12からの検出信号に基づいて、自動給紙カセット8
1a、81bに積載収容されいずれかの用紙が選択さ
れ、必要なサイズの用紙がローラ82a、82b、シー
ト搬送通路83およびタイミングローラ84を介して感
光体ドラム22の転写チャージャ75の位置まで搬送さ
れる。感光ドラム71に現像された静電潜像は、転写チ
ャージャ75によって用紙に転写される。
【0025】用紙に転写されたトナー像は、触れるとす
ぐに剥がれる不安定な状態であるので、用紙を搬送ベル
ト85でトナー定着器86に送り、トナー定着器86に
おいて加熱しながら押圧することにより、トナーを用紙
に固定した後、排出ローラ87を介して排紙トレイ88
上に排出する。
【0026】外部入出力制御部50は、ネットワークに
どんな処理機能を備えた端末装置が接続されているかを
知るために、ネットワーク接続される他の装置に対して
他の装置が提供する機能を表す情報の開示を要求を送信
し、他の装置から通知された情報を受信する。また、外
部入出力制御部50は、他の装置に依頼する処理の依頼
形式を知るために、選択された他の装置に対して処理の
依頼形式を表すフォーマット情報の開示の要求を送信
し、他の装置から通知されたフォーマット情報を受信す
る。さらに、外部入出力制御部50は、他の装置に対し
て依頼する処理と、フォーマット情報に合致させた動作
指示情報を送信し、他の装置から依頼された処理と、動
作指示情報とを受信する。
【0027】図3は、図2の操作パネルOPの具体的構
成を示す平面図である。操作パネルOPは、液晶パネル
とタッチパネルとを積層した液晶タッチパネル91と、
複数の操作キーと、複数の表示用LEDとが設けられて
いる。操作キーには、複写枚数などの置数や複写倍率、
FAX送信先の電話番号などを入力するテンキー92
と、置数などを標準値「1」に戻すクリヤキー93と、
複写機内部に設定された設定値を標準値に戻すパネルリ
セットキー94と、動作を中止させるストップキー95
と、動作を開始させるスタートキー96と、動作中に割
り込んで別の動作を行うための割り込みキー97と、コ
ピーやファクシミリといったアプリケーションによって
液晶タッチパネル91の表示を切り換えるアプリケーシ
ョン切換キー98と、ネットワーク接続された装置の機
能を利用したり、ネットワークに装置を登録するための
ネットワークキー99と、処理中か処理待ちかのジョブ
を管理するためのジョブ管理キー100とが含まれる。
これらの各キーの入力操作は制御部CONTに受け付け
られ、LEDの点灯や液晶タッチパネル91の表示は制
御部CONTによって制御される。
【0028】液晶タッチパネル91には、露光レベル、
複写倍率、記録紙サイズなどの複写機のコピー動作状態
や、ファクシミリ送信先や送信モードなどのファクシミ
リ動作状態や、ジャムの発生、サービスマンコールの発
生、ペーパーエンプティ発生などの各種の異常状態、そ
の他の種々の情報を表示することができる。また、液晶
タッチパネル91は、種々の入力キーとして使用するこ
とができる。また、液晶タッチパネル91には、ネット
ワーク接続された他の装置のそれぞれの設置場所や、他
の装置が提供する機能を表した公開情報すなわちガイダ
ンスメニューが表示される。操作者は、この液晶タッチ
パネル91に表示されるガイダンスメニュー中の他の端
末を選択することができる。さらに、液晶タッチパネル
91には、他の装置に対してプリント処理等の依頼形式
を表すフォーマットメニューが表示される。操作者は、
この液晶タッチパネル91に表示されるフォーマットメ
ニューから他の端末に依頼すべき処理をフォーマット情
報に合致させることができる。なお、この詳細は、後述
する。
【0029】図4は、制御部CONTを含む制御系のハ
ード構成を示すブロック図である。図4において、制御
部CONTは、6個のCPU101〜106を中心とし
て構成され、CPU101〜106には、それぞれ必要
なプログラムを格納したROM111〜116およびプ
ログラム実行時のワークエリアとなるRAM121〜1
26が設けられている。各CPU101〜106は、シ
リアルI/O200を介して、割り込み処理により情報
を送受信し相互に連絡を取りながら、ROM111〜1
16に記憶されたプログラムに基づいて、個別に動作し
ている。
【0030】操作パネル用CPU101は、操作パネル
OPの各キーのキー入力の受付や、LEDの点灯制御を
行っており、さらに操作パネルOPの入力操作に基づい
て、ネットワークにどんな処理機能を備えた端末装置が
接続されているか、他の端末にどのような依頼形式で処
理をすればよいかを液晶表示パネル91に表示する情報
を作成する処理や、他の装置に依頼した処理の管理処理
等を行っている。なお、後述する機能管理テーブルFU
NK(図10参照)や、ジョブ管理テーブルJT
(a),(b)(図16,図19参照)の動作指示情報
や、液晶タッチパネル91に表示する種々の情報は、R
AM123に記憶される。
【0031】画像処理用CPU102は、画像読み取り
部IRの読み取り系10の駆動制御と、画像データ処理
ユニット20の各部の制御を行い、原稿を読み取った画
像データをメモリユニット30に格納させるようになっ
ている。
【0032】メモリユニット用CPU103は、メモリ
ユニット30と外部入出力制御部50とを制御してお
り、画像信号処理部20から出力された画像データや、
外部入出力制御部50を介して他の装置から依頼された
処理に用いる画像データを画像データをメモリユニット
30に一旦格納するようになっている。また、メモリユ
ニット用CPU103は、動作指示情報に基づいて、メ
モリユニット30から読み出した画像データを印字処理
部40に出力するよう指示することによりプリント処理
が実行され、ファクシミリ変換部52に出力するよう指
示することによりFAX送信が実行され、さらに画像デ
ータを外部入出力制御部50に出力するよう指示するこ
とにより依頼する処理に用いる画像データを他の端末に
送信できるようになっている。
【0033】外部入出力制御部50においては、ファク
シミリ変換部51は、メモリユニット用CPU103の
指示に従って、ファクシミリ動作時にメモリユニット部
30と画像データを授受するほか、画素密度、符号化方
式などの変換処理を行う。G3ユニット52は、メモリ
ユニット用CPU103の指示に従って、公衆電話回線
PSTNを介して行われるファクシミリ送受信時に発呼
・着呼等の回線接続や、画像データの変調、復調などの
通信制御を行う。ネットワーク制御部53は、伝送路7
に接続され、機能を表す情報や、フォーマット情報や、
依頼する処理に用いる画像情報を送受する。
【0034】メモリユニット30においては、原稿トレ
イ501に載置された原稿の読み取り時には、画像デー
タ処理ユニット20から転送された1ページ分の画像デ
ータD2 は、2値化処理部302を経由して、まず、画
像メモリ304に書き込まれる。その後、画像データは
圧縮器311で圧縮され、圧縮済みの画像データとして
符号メモリ306に格納される。符号メモリ306は、
32キロバイト単位のメモリ領域に区分されており、書
き込みと読み出しを同時に制御することを考慮し、各領
域にはページごとの画像データが格納される。他の装置
から依頼された処理に用いる画像データは、符号メモリ
306に直接格納される。
【0035】符号メモリ306に格納された画像データ
は、プリント時には、メモリユニット用CPU103の
指示によって符号メモリ306から読み出され、伸長器
312で伸長された後、伸張済みの画像データとして画
像メモリ304に書き込まれる。画像メモリ304に書
き込まれた画像データは、回転処理部307、多値化処
理部308を経由してプリント用の画像データとして印
字処理ユニット40へと転送され、マスター用CPU1
04の制御により、前記光学系60を駆動して感光体ド
ラム71上に印字される。
【0036】符号メモリ306に格納された画像データ
は、他の端末に処理を依頼する場合や、FAX送信する
場合には、メモリユニット用CPU103の指示によっ
て符号メモリから読み出され、ファクシミリ変換部51
や、ネットワーク制御部53に送られる。
【0037】符号メモリ306は、RAM123上に作
成された管理テーブルMTによって管理されている。図
5および図6は、符号メモリ306と管理テーブルMT
との関係を示す図である。図5は、符号メモリ306の
内容を示し、図6は、管理テーブルMTの内容を表す。
図5に示されるように、符号メモリ306は32キロバ
イト単位のメモリ領域に区分されており、書き込みと、
読み出しとの同時制御を可能とすることを考慮して、そ
れぞれの領域にページごとの画像データが格納される。
【0038】また、管理テーブルMTには、図6に示さ
れるように、符号メモリ領域を示す番号、ページ番号、
連結されている領域の番号、および圧縮方式、データ長
など圧縮伸長に必要な各種の情報が格納されており、こ
れらの情報に基づいて符号メモリ306を動的に管理す
るように構成されている。
【0039】図6に示す前連結は、ページ内での32キ
ロバイト毎の領域の前方向のつながりと最初の領域か否
かを示すものである。前連結として保持されている符号
がFFであれば、最初の領域であることを示し、それ以
外の場合は、前の領域番号を示す。同様に、後連結は、
ページ内での32キロバイト毎の領域の後方向のつなが
りと最後の領域か否かを示すものであり、FFであれば
最後の領域であることを示し、それ以外の場合は、後の
領域番号を示す。
【0040】また、メモリユニット用CPU103に接
続されているRAM123には、管理テーブルMT等が
作成される。メモリユニット用CPU103は、画像デ
ータを符号メモリ306に格納する際に、管理テーブル
MTの情報を作成する。また、符号メモリ306から画
像データを読み出すときには、メモリユニット用CPU
103は符号メモリ306への書き込み処理とは逆の制
御を行う。即ち、管理テーブルMT内の情報は、符号メ
モリ306から、画像データがコピー部数の回数だけ読
み出されると消去される。なお、RAM123には、後
述するサーバ用ジョブ管理テーブル(a)(図19参
照)や、プリントジョブテーブルPT(図20参照)
や、FAX送信ジョブテーブルST(図21参照)が記
憶されている。
【0041】マスター用CPU104は、メモリユニッ
ト用CPU103の指示に従って、プリント装置PRT
のシートサイズ検出センサSE11、SE12からの検
出信号を受信し、印字処理ユニット40、光学系60、
作像系70、搬送系80を制御することにより、用紙に
画像をプリントするようになっている。
【0042】タイミング調整用CPU105は、制御部
CONTの全体的なタイミング調整や動作モード設定の
ための制御を行い、具体的には、他のCPUに対して起
動、停止のコマンドおよび動作モードの設定を行い複写
機全体の動作を制御する。
【0043】原稿搬送用CPU106は、タイミング調
整用CPU105からの指示に従って、ADF500の
原稿トレイ510に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ
所定の原稿載置位置(原稿ガラス上の所定の位置)まで
搬送し、読み取り終了後原稿ガラス18上の原稿を、原
稿排出トレイ511に排出する。さらに、原稿搬送用C
PU106は、原稿を原稿ガラス上へ搬送、セットする
とき、原稿搬送部500内に設置されているセンサSE
51のON/OFFの時間によって原稿サイズを検出
し、検出結果をタイミング調整用CPU105へ送る。
タイミング調整用CPU105は、この情報を受け取っ
て、ジョブ管理テーブルJTに動作指示情報として記録
する。
【0044】このように構成された複写機1は、画像読
み取り機能と、画像を編集する画像処理機能と、プリン
ト機能とを組み合わせたアプリケーションであるコピー
と、プリント機能単独のアプリケーションであるプリン
タと、ファクシミリ送信機能と、ファクシミリ受信機能
と、画像読み取り機能と、プリント機能とを組み合わせ
たアプリケーションであるファクシミリとの3つのアプ
リケーションを実行できるようにしている。また、プリ
ントやファクシミリ送信などの処理に必要な機能の全部
または一部をネットワーク接続される他の装置に依頼す
るために、ネットワークにどんな処理機能を備えた端末
装置が接続されているかを知り、さらに処理の依頼形式
を表すフォーマット情報を知り、他の装置に依頼すべき
処理をフォーマット情報に合致させて送信するようにし
ている。さらに、他の装置から依頼された処理をアプリ
ケーション毎に最適に実行するようにしている。
【0045】次いで、ネットワーク動作時のシーケンス
について説明する。なお、ネットワーク動作時のシーケ
ンスについて、本システムでは、不特定機能に関する情
報を要求するネットワーク接続・機能利用シーケンス
と、特定機能に関する情報の開示を要求するネットワー
ク機能検索シーケンスとが設けられている。まず、ネッ
トワーク接続・機能利用シーケンスから説明する。図7
は、ネットワーク接続・機能利用シーケンスの一例を示
す図である。このネットワーク接続・機能利用シーケン
スは、ネットワークを介して他の装置に接続を行い、そ
の後、その装置の機能を利用するシーケンスであり、ネ
ットワーク接続ステージと、ネットワーク動作ステージ
からなる。
【0046】ネットワーク接続ステージに入るにあた
り、操作者は、サーバとなる装置の公開する機能を設定
する。また、ネットワーク接続・機能利用シーケンスに
入るにあたり、他の装置に処理を依頼する装置、すなわ
ちクライアントの操作者は、処理を依頼する装置(サー
バ)を選択する。
【0047】図8は、ネットワーク登録画面の一例を示
す図である。この画面は、サーバの操作者がネットワー
クキー99を押下し、液晶タッチパネル91に表示され
る登録キーTP3を押下することにより表れる。操作者
は、キーTP10に表示される複写機1自信が有する機
能の中から、他の装置に公開する機能をキーTP11に
設定し、キーTP12を押下する。これにより、他の装
置(クライアント)は、複写機1が公開した機能(図8
の場合、両面コピー、ステイプル、パンチ穴)を知り、
この機能に関するジョブを依頼することができる。な
お、キーTP9には、この装置の装置名(例えば、設置
場所「1F」と、装置名「複写機/FAX」)が登録さ
れている。この設置場所「1F」と、装置名「複写機/
FAX」とは、他の各装置ごとに提供される機能を表し
たガイダンスメニュー情報として用いられる。
【0048】図9は、ネットワーク接続画面の一例を示
す図である。この画面は、クライアントの操作者がネッ
トワークキー99を押下し、液晶タッチパネル91に表
示される接続キーTP1を押下することにより表れる。
これにより、図7に示す接続ステージに入る。
【0049】図7において、接続ステージでは、まず操
作者が実際に利用している装置(クライアント)は、ネ
ットワーク接続された全ての装置(サーバ1,2,3)
に対して機能公開要求を行う(ステップS11)。これ
に対して、機能を公開したサーバは、図8に示したタッ
チパネルのネットワーク登録画面に従って、予め設定さ
れた公開機能(例えば、両面コピー、ステイプル、パン
チ穴)の概要を返す(ステップS12)。クライアント
は、この機能の概要により、図9に示すネットワーク接
続画面に表示するガイダンスメニュー情報を生成し、液
晶タッチパネル91に表示する。
【0050】操作者は、液晶タッチパネル91に表示さ
れる装置の中から、処理を依頼するサーバを選択し、キ
ーTP4を押下する。これにより、クライアントは、キ
ーTP4の操作により選択されたサーバ(例えば、サー
バ1)に対して接続要求を行う(ステップS13)。こ
れに対し、サーバ1は、詳細な機能を公開する(ステッ
プS14)。すなわち、フォーマット情報を通知する。
これにより、クライアントとサーバ1とがネットワーク
接続され、サーバ1に依頼すべき処理をフォーマット情
報に合致させて依頼することが可能になる。
【0051】動作ステージでは、まずクライアントは、
FAX送信時にサーバ1に登録されている電話帳情報を
利用するような場合には、情報要求を行う(ステップS
15)。これに対し、サーバは、対応した情報を公開す
る(S16)。クライアントは、ステップS14で得た
機能詳細情報と、その後必要に応じて得た情報を基に処
理の依頼形式を表すフォーマット情報を機能管理テーブ
ルFUNKでまとめて管理し、機能管理テーブルFUN
Kからサーバの機能を利用するためのパネル情報を生成
する。なお、このような電話帳情報が必要でない処理の
場合には、ステップS14からステップS17に進む。
【0052】図10は機能管理テーブルFUNKの一例
を示す図であり、図11は液晶タッチパネル91の画面
の一例を示す図である。ステップS14で情報を得たク
ライアントは、複数の類似機能を機能グループとしてま
とめ、さらに複数の機能グループを一つのアプリケーシ
ョンとしてまとめて管理し、付属情報としてパラメータ
と動作指示情報を持つ。
【0053】機能管理テーブルFUNKは、アプリケー
ションと、機能グループと、機能と、機能パラメータ
と、動作指示情報とを含む。アプリケーションは、アプ
リケーション1(例えば、コピー)、アプリケーション
2(例えば、プリント)、アプリケーション3(例え
ば、FAX)、…である。機能グループは、アプリケー
ションがコピーであれば、機能グループ1(例えば、基
本)、機能グループ2(例えば、コピー形式)、機能グ
ループ3(例えば、編集)、機能グループ4(例えば、
仕上げ)、…である。機能は、機能グループが仕上げで
あれば、機能1(例えば、ノンソート)、機能2(例え
ば、ソート)、機能3(例えば、ソートステイプル)、
機能4(例えば、パンチ穴)、…である。このような種
々の機能を機能管理テーブルFUNKでまとめて管理す
ることにより、他の装置の機能情報に対応した階層的か
つ詳細なパネル画面を生成することができ、依頼するす
べき処理をフォーマット情報に合致させることが容易に
なる。
【0054】図12は、クライアントの液晶タッチパネ
ル91の表示画面の一例を示す図である。フィニシング
機能を有しない装置(例えば、複写機4)は、ネットワ
ーク接続前には、図12(a)に示すように仕上げ機能
を利用するためのパネルが表示されず、プリント終了時
の処理である仕上げ、すなわちノンソート、ソート、ソ
ートステイプル、パンチ穴仕上げを利用することはでき
ない。これに対し、複写機4が複写機1とネットワーク
接続した場合には、複写機1からの機能情報に基づき複
写機4の液晶タッチパネル91が複写機4の機能を拡張
する形で更新され、図12(b)に示すように、プリン
ト終了時の処理、ノンソート、ソート、ソートステイプ
ル、パンチ穴が表示され、このパネルを操作することに
より複写機1に仕上げを依頼できるようになる。
【0055】図7において、クライアントは、液晶タッ
チパネル91で操作者が設定した動作指示情報と、画像
読み取り部IRにより読み取った画像データをサーバに
転送する(ステップS17,S18)。これに対し、サ
ーバは、動作指示情報をサーバ用ジョブ管理テーブルJ
T(a)に登録し、画像データをサーバ内部に登録した
ジョブIDをクライアントに送る(ステップS19)。
サーバは、ジョブ終了後、ジョブの正常終了もしくは失
敗を表すジョブ終了報告をジョブIDとともにクライア
ントに送信する(ステップS20)。このため、ネット
ワーク接続された他の装置にジョブを依頼することによ
り、他の装置の種々の機能を利用でき、ローカルジョブ
と、ネットワークジョブとを効率的に実行することがで
き、かつ各装置を無駄なく効率的に動作させることがで
きる。
【0056】次いで、ネットワーク機能検索シーケンス
を説明する。図13は、ネットワーク機能検索シーケン
スの一例を示す図である。このネットワーク機能検索シ
ーケンスは、クライアントが必要な機能を指定してその
機能を持つ装置をネットワーク内から検索し、ネットワ
ーク接続するシーケンスであり、ネットワーク接続ステ
ージと、ネットワーク動作ステージからなる。なお、ネ
ットワーク動作ステージのシーケンスは、図7のネット
ワーク動作ステージと同じであるので、ネットワーク動
作ステージの説明を省略する。
【0057】まず、クライアントは、ネットワーク内の
装置全てに向けて、図14に示すネットワーク検索画面
を操作することにより、機能検索要求を行う(ステップ
S21)。
【0058】図14は、ネットワーク検索画面の一例を
示す図である。この画面は、ネットワークキー99を押
下し、液晶タッチパネル91に表示される検索キーTP
2を押下することにより表れる。操作者は、キーTP6
に表示される複写機1が必要とする機能の中から、検索
する機能をキーTP7に設定し、検索キーTP8を押下
する。
【0059】これに対して、各装置(サーバ)は、登録
した機能中にクライアントが要求する機能があれば、機
能公開を行い、クライアントが要求する機能がなければ
NACKを返す(ステップS22〜S24)。これによ
り、クライアントは、この機能の概要により、図9に示
すネットワーク接続画面と同様なネットワーク接続画面
を作成する。なお、図14に示すように、クライアント
で両面コピ、ステイプル、パンチ穴の機能を指定した場
合、図9中の3F複写機だけがサーバとして表示され
る。
【0060】クライアントは、液晶タッチパネル91の
操作により選択されたサーバ(例えば、サーバ2)に対
して接続要求を行う(ステップS25)。これに対し、
サーバは、公開機能の詳細を返す(ステップS26)。
これにより、クライアントとサーバ2とは接続され、サ
ーバが公開した機能(図14の場合、両面コピー、ステ
イプル、パンチ穴)について、ジョブを依頼することが
できる。
【0061】次いで、接続ステージ・動作ステージにお
けるクライアントの動作および動作ステージにおけるサ
ーバの動作について、それぞれ詳細に説明する。ところ
で、各装置は、上述したように自装置のアプリケーショ
ンで発生した処理を自装置で実行することができ、自装
置のアプリケーションで発生した処理をネットワーク接
続される他の装置に依頼することができ、さらに他の装
置から依頼された処理を実行することができる。このた
め、他の装置に依頼したジョブと、自装置で実行するジ
ョブと分けて管理する必要がある。なお、自装置で実行
するジョブには、自装置のアプリケーションで発生した
処理を自装置で実行するローカルジョブと、他の装置か
ら依頼された処理を自装置で実行するネットワークジョ
ブとがある。また、画像読み取り部IRと、プリンタユ
ニットPRTと、FAX送信等とが非同期に動作する。
さらに、アプリケーションのコピー、プリント、ファク
シミリのFAX受信には、プリント処理が共通に含まれ
ている。このため、ローカルジョブおよびネットワーク
ジョブは、画像読み取りジョブと、プリントジョブと、
FAX送信ジョブ等とが分けて管理される。
【0062】この場合、コピー時や、FAX送信時に原
稿を読み取る読取ジョブに関しては、高速に行われ、短
時間で終了するため、これらの読取ジョブの登録は行わ
ない。これに対し、画像をプリントするプリントジョブ
や、画像をFAX送信するFAX送信ジョブなどの非読
取ジョブに関しては、比較的に時間がかかるため、複数
の非読み取りジョブが登録される。登録された非読取ジ
ョブは、画像データとともに各複写機1,4,6内に保
存され、後に説明する順序で処理される。
【0063】まず、接続ステージ・動作ステージにおけ
るクライアントの動作について、フローチャートを用い
て詳細に説明する。図15は、接続ステージ・動作ステ
ージにおけるクライアントのネットワーク動作指示情報
生成のフローである。このフローでは、クライアントが
サーバから機能情報を受け取ってから、サーバに動作指
示情報と画像データを送信するまでの操作パネル用CP
U101の処理の詳細なフローである。
【0064】まず、クライアントの操作パネルOPの操
作パネル用CPU101は、ネットワーク制御部53、
メモリユニット30を経由して、サーバの機能情報を入
力する(ステップS31)。操作パネル用CPU101
は、入力した機能情報が複数アプリケーション(本実施
例では、コピーとFAX)に対応したものか否か判断す
る(ステップS32)。複数アプリケーションであれ
ば、操作パネル用CPU101は、アプリケーション選
択画面を液晶タッチパネル91に表示し、操作者の入力
を待ち(ステップS33)、入力されるとステップS3
4に進む。ステップS32で単独のアプリケーションに
対応したものである場合には、ステップS34に進む。
【0065】ステップS34では、操作パネル用CPU
101は、アプリケーションがコピーかFAXかを判断
する。アプリケーションがコピーであれば、操作パネル
用CPU101は、ROM111に内蔵された自端末の
コピー機能情報と、サーバのコピー機能情報とにより、
コピー用のパネル、すなわちフォーマット情報を新しく
生成し、生成したコピー用パネルを液晶タッチパネル9
1に表示する(ステップS35、図12(b)参照)。
アプリケーションがFAXであれば、操作パネル用CP
U101は、サーバ内の電話帳情報の検索を行い(ステ
ップS36)、サーバのFAX機能情報と電話帳情報と
により、FAX用パネルを新しく生成し、生成したFA
X用パネルを液晶タッチパネル91に表示する(ステッ
プS37)。
【0066】操作パネル用CPU101は、生成された
パネルに対して操作者の操作入力に従って動作指示情報
を生成し、これをRAM121内のクライアント用ジョ
ブ管理テーブルJT(b)に書き込む(ステップS3
8)。次いで、操作パネル用CPU101は、操作者に
よって動作モードが設定された後、スタートキー96の
押下を待ち(ステップS39)、スタートキー96の押
下により画像処理用CPU102に対して原稿読み取り
開始を指示する(ステップS40)。指示された画像処
理用CPU102は、読込倍率や、多値もしくは2値な
どの読込モードなど、操作パネル用CPU101からの
指示に従ってクライアントで達成可能な処理を加えなが
ら画像データを符号メモリ306に格納するとともに、
原稿サイズや原稿枚数を操作パネル用CPU101に通
知する。
【0067】操作パネル用CPU101は、入力した原
稿サイズや原稿枚数などの原稿情報をクライアント用ジ
ョブ管理テーブルJT(b)に格納する(ステップS4
1)。次いで、操作パネル用CPU101は、ステップ
S38〜S41で生成されたクライアント用ジョブ管理
テーブルJT(b)内の動作指示情報をメモリユニット
30、ネットワーク制御部53を経由して、サーバに転
送するとともに、メモリユニット用CPU103に対し
て画像データの送信指示を行う(ステップS42)。メ
モリユニット用CPU103は、画像データをメモリユ
ニット30からネットワーク制御部53を経由して、サ
ーバに転送する。
【0068】図16は、クライアント用ジョブ管理テー
ブルJT(b)の構成の一例を示す図である。図19の
クライアント用ジョブ管理テーブルJT(b)は、ネッ
トワーク接続された他の装置の機能を利用するジョブを
管理するためのものであり、ジョブIDと、サーバと、
サーバジョブIDと、ジョブタイプと、アプリケーショ
ンと、後処理と、動作指示情報とを備える。
【0069】ジョブIDは、自装置で発生したジョブの
識別番号である。サーバは、ジョブを依頼した装置(例
えば、3F複写機、1Fファクシミリ、1F複写機、2
Fファクシミリ等)を示す。サーバジョブIDは、サー
バから返送されたサーバ内でのジョブIDである。ジョ
ブタイプは、ジョブの種類(例えば、コピー、FAX送
信、画像編集等)を示す。アプリケーションは、ジョブ
を生成した装置(コピー、FAX等)を示す。後処理
は、予め選択されたジョブ完了時の処理内容(完了レポ
ート、無し、画像プリント)を示す。動作指示情報は、
ジョブタイプに応じた動作内容を示す。動作内容には、
原稿枚数、プリント部数、プリント/送信サイズ、画像
データ形式(圧縮/非圧縮)、FAX送信先、画像デー
タ転送先等がある。
【0070】このクライアント用ジョブ管理テーブルJ
T(b)は、操作パネルOPからの入力と、サーバから
返送されたジョブIDとに基づき、操作パネル用CPU
101により生成され、RAM121に格納される。そ
して、サーバでの処理が終了した後のジョブ完了レポー
トのプリントや、編集処理後の画像プリントのために用
いられる。
【0071】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、ネットワークシステムの各複写機1,4,6等にお
いて、他の各端末が提供する各機能の機能を表す情報す
なわち上位情報の開示を要求し、他の各端末から通知さ
れた情報を受信し、他の各端末から通知された情報に基
づいて端末毎に提供される機能を表したガイダンスメニ
ュー情報を生成し、液晶タッチパネル91にガイダンス
メニューを表示するようにしているので、各複写機1,
4,6等において、ネットワークに接続されている他の
端末の設置場所や、どんな端末が設置されているか簡単
に完全に把握でき、また他の端末がどのような機能を持
っているか完全に把握でき、その端末の選択により他の
端末の利用効率を上げることができる。
【0072】また、本発明の実施の形態によれば、ネッ
トワークシステムの各複写機1,4,6において、液晶
タッチパネル91をユーザ操作することにより特定機能
に関する情報の開示を要求する第1の要求と、不特定機
能に関する情報の開示を要求する第2の要求とを選択的
に送信できるので、どのような処理を依頼できるか、必
要な機能を有する端末が存在するか選択的に知ることが
できる。
【0073】また、本発明の実施の形態によれば、ネッ
トワークシステムの各複写機1,4,6等において、液
晶タッチパネル91をユーザ操作することにより液晶タ
ッチパネル91に表示されたガイダンスメニューから処
理を依頼する他の端末を選択し、液晶タッチパネル91
で選択した他の端末に対して、処理の依頼形式を表すフ
ォーマット情報、すなわち下位情報の開示を要求し、他
の端末から通知されたフォーマット情報を受信し、液晶
タッチパネル91からの操作に基づいて他の端末に依頼
する処理をフォーマット情報に合致させて当該他の端末
に送信するので、新機種の機能を表示画面から依頼する
ためのプログラムを追加装備する保守作業をすることな
く、他端末がサポートする機能を十分に利用でき、装置
の組み合わせの変更に簡単に対応できる。さらに、1つ
のジョブ内で、自装置の機能と他の装置の機能双方を利
用することも可能となる。
【0074】次いで、動作ステージのサーバの動作につ
いて、説明する。図17は、動作ステージにおいてサー
バが実行するジョブ登録のフローである。図17では、
サーバがクライアントからジョブを受け取ってから、プ
ライオリティ付けを行い、サーバ内にジョブ登録するま
でのメモリユニット用CPU103の処理の流れを、サ
ーバ内で原稿読み取りを行ったジョブの処理を含めて、
表している。
【0075】まず、サーバのメモリユニット用CPU1
03は、他の装置からのネットワークジョブか、自装置
内のローカルジョブかの判断を行う(ステップS5
1)。ジョブがローカルジョブの場合には、メモリユニ
ット用CPU103は、そのジョブを生成したアプリケ
ーションが何かを判断し(ステップS52)、それぞれ
のアプリケーションおよびそのアプリケーション内の動
作モードにより、プライオリティを予め設定された値に
セットする(ステップS53〜S59)。また、ジョブ
がネットワークジョブの場合には、メモリユニット用C
PU103は、ジョブタイプにより(ステップS6
0)、予め設定された値にプライオリティをセットする
(ステップS61〜S64)。
【0076】本実施例では、「0」が最も高いプライオ
リティを表しており、一般的な用途を考慮して、初期値
として、リモート検索ジョブを「0」、ローカルコピー
アプリケーションの内のシングルコピーを「1」、その
他のローカルコピーを「2」、リモート画像編集ジョブ
を「3」、リモートプリントジョブを「4」、ローカル
プリンタアプリケーションを「5」、ローカルFAXア
プリケーションの送信ジョブを「6」、受信ジョブを
「7」、リモートFAX送信ジョブを「8」に、予め設
定している。
【0077】なお、ジョブのプライオリティは、ユーザ
の利用環境にあった設定に変更することができる。図1
8は、ジョブプライオリティの設定画面の一例を示す図
である。この画面は、操作者が操作パネルOPのジョブ
管理キー100を押下して、液晶タッチパネル91のキ
ーTP15を操作することにより表示される。この表示
中にジョブタイプをキーTP24で選択し、プライオリ
ティの値を変更し、キーTP25を押下すれば、ユーザ
の利用環境にあった設定にプライオリティを変更するこ
とができる。
【0078】図17を参照して、メモリユニット用CP
U103は、ジョブにプライオリティをセットした後、
ジョブの識別番号であるジョブIDをセットする(ステ
ップS65)。次いで、メモリユニット用CPU103
は、検索ジョブを除くジョブでは、画像読み取り部IR
から入力した画像データや、ネットワーク制御部53か
ら入力した画像データを符号メモリ306に格納する
(ステップS66,S67)。次いで、メモリユニット
用CPU103は、サーバ用ジョブ管理テーブルJT
(a)にジョブ登録する(ステップS67)。これによ
り、ローカルジョブやネットワークジョブ、すなわちリ
モートジョブを登録したサーバ用ジョブ管理テーブルJ
T(a)が形成される。
【0079】図19は、サーバ用ジョブ管理テーブルJ
T(a)の構成の一例を示す図である。非読み取りジョ
ブは、図19に示すサーバ用ジョブ管理テーブルJT
(a)により管理される。サーバ用ジョブ管理テーブル
JT(a)は、ジョブIDと、ジョブタイプと、クライ
アントと、アプリケーションと、プライオリティと、動
作指示情報とを含み、それぞれ動作可能となったとき、
プライオリティに従ってメモリユニット用CPU103
により、プリントや送信などのジョブが開始される。
【0080】ジョブIDは、ジョブの識別番号であり、
メモリ管理テーブルMTのジョブ番号「1,2,3,
…」にそれぞれ対応している。ジョブタイプは、ジョブ
の種類(例えば、機能検索、プリント、画像編集、電話
帳検索、FAX送信等)を示す。クライアントは、ネッ
トワーク接続された他の装置から指示されたジョブであ
る場合に、その指示を出した装置(例えば、3F複写
機、1F複写機、3F複写機、1F複写機、ローカルP
C等)を表す。なお、ブランクは、ローカルジョブを表
している。アプリケーションは、ジョブを生成したコピ
ー、FAX、プリンタ等を示し、プリント等の具体的な
ジョブを包含する上位概念を表している。プライオリテ
ィは、ジョブの優先度を表す。動作指示情報は、ジョブ
タイプに応じた動作内容を示す。動作内容には、例え
ば、原稿枚数、プリント部数、プリント/送信サイズ、
画像データ形式(圧縮/非圧縮)、FAX送信先、画像
データ転送先等の動作内容が格納される。
【0081】このサーバ用ジョブ管理テーブルJT
(a)は、操作パネルOPから入力された場合、または
ネットワーク接続された他の装置からの動作指示情報が
ネットワーク制御部53から入力された場合に、メモリ
ユニット用CPU103により生成され、RAM123
に格納される。また、メモリユニット用CPU103
は、サーバ用ジョブ管理テーブルJT(a)へのジョブ
登録時に、プリントとファクシミリ送信の個別に実行で
きるスケジュールであるために、RAM123のプリン
トジョブテーブルPT(後述する図20参照)と、FA
X送信ジョブテーブルST(後述する図21参照)とに
ジョブの登録をそれぞれ行う。なお、ネットワーク接続
された装置から登録したネットワークジョブについて
は、ジョブの登録後、ジョブIDをクライアントに通知
する。
【0082】メモリユニット用CPU103は、サーバ
用ジョブ管理テーブルJT(a)のジョブIDに対応し
た画像データを順次読み出し、ジョブタイプと動作指示
情報に応じた処理、例えばプリントジョブであれば、圧
縮された画像データの伸張等の必要な処理を行い、1ペ
ージ分のデータを画像メモリ304に展開する。FAX
送信ジョブであれば、ファクシミリ送信先と回線接続し
た後、圧縮された画像データをファクシミリ変換を行
い、変換した画像データをG3ユニットを介してファク
シミリ送信を行う。また、印字を伴わない編集機能など
の画像処理であれば、必要な処理を加えた後、ネットワ
ーク制御部53を介してクライアントに画像データを返
送する。さらに、ネットワーク接続された装置からのジ
ョブについては、ジョブの終了後、ジョブIDとともに
ジョブの完了報告をクライアントに返送する。
【0083】すなわち、図17を参照して、メモリユニ
ット用CPU103は、自装置のプリンタユニットPR
Tを利用するプリントジョブについては、プリントジョ
ブテーブルPTに登録する(ステップS68,S6
9)。また、メモリユニット用CPU103は、自装置
内のファクシミリ変換部51、G3ユニット52を利用
して、ファクシミリ送信を行うFAX送信ジョブについ
ては、FAX送信ジョブテーブルSTに登録する(ステ
ップS70,S71)。
【0084】サーバに登録されたジョブは、メモリユニ
ット用CPU103により、プライオリティに基づき、
並列に処理され、ジョブの終了とともにサーバ用ジョブ
管理テーブルJT(a)から削除される。しかし、プリ
ントジョブおよびFAX送信ジョブに関しては、プリン
タユニットと電話回線を1つしか持たないため、プリン
トジョブおよびFAX送信ジョブは、それぞれプライオ
リティとジョブ登録時間を基に、ページ単位で順番に処
理される。
【0085】サーバ用ジョブ管理テーブルJT(a)の
プリントジョブおよびFAX送信ジョブは、ジョブプラ
イオリティに基づきそれぞれスケジューリングされる。
これらのスケジューリングには、プリントジョブテーブ
ルPTおよびFAX送信ジョブテーブルSTを用いる。
【0086】図20は、プリントジョブテーブルPTの
構成の一例を示す図である。図20において、プリント
ジョブテーブルPTは、ジョブIDと、プライオリティ
と、登録時間と、ジョブステータスと、付加情報とを含
む。
【0087】ジョブIDは、ジョブ管理テーブルJT
(図19参照)で付与されたジョブID中のプリントジ
ョブに関するジョブの識別番号「2,4,5,8,…」
である。プライオリティは、ジョブ管理テーブルJTで
付与されたジョブID中のプリントジョブに関するジョ
ブの優先度「4,6,1,5,…」を表す。登録時間
は、プリントジョブに関するジョブの登録された時間
「7:58,8:05,8:11,8:15」である。
ジョブステータスは、ジョブの現在の情報(例えば、中
断中、待機中、プリント等の実行中)を表す。付加情報
は、図19に示すジョブ管理テーブルJTで付与された
プリントジョブの付加情報に対応し、ジョブの割り込み
が可能かどうかを判断するためのフィニシング装置使用
情報、および割り込み時のジョブ中断情報を含む。
【0088】なお、プリントした用紙をソートするよう
な場合には、途中で他のジョブを入れると、ソート等が
困難になるおそれがある。このため、フィニシング装置
使用情報は、あるジョブの処理中に他のジョブを入れる
のを防止するために用いられている。また、ジョブ中断
情報は、中断したところからジョブを再開するために用
いられる。
【0089】図21は、FAX送信ジョブテーブルST
の構成の一例を示す図である。図21において、FAX
送信ジョブテーブルSTは、ジョブIDと、プライオリ
ティと、登録時間と、ジョブステータスと、付加情報と
を含む。
【0090】ジョブIDは、図19に示すジョブ管理テ
ーブルJT(a)で付与されたジョブID中のFAXに
関するジョブの識別番号「7,9,12,14,…」で
ある。プライオリティは、図19に示すジョブ管理テー
ブルJTで付与されたジョブID中のFAXジョブに関
するジョブの優先度「8,7,…」を表す。登録時間
は、プリントジョブに関するジョブの登録された時間
「8:17,8:20,8:25,8:30,…」であ
る。ジョブステータスは、ジョブの現在の情報(例え
ば、中断中、待機中、送信中)を表す。付加情報は、図
19に示すジョブ管理テーブルJTで付与されたFAX
ジョブの付加情報に対応し、再送情報、送信完了/送信
失敗等の通信管理情報を含む。
【0091】なお、これらのプリントジョブテーブルP
T、FAX送信ジョブテーブルSTは、RAM123に
保管される。
【0092】図22は、プリントジョブのスケジュール
リングを示すフローチャートである。図22において、
プリントジョブは、優先順位に従って順番に自動的に処
理される。メモリユニット用CPU103は、まず、プ
リントジョブテーブルPTをサーチし、登録されている
ジョブの内、最もプライオリティが高いジョブを検索す
る(ステップS80)。なお、最もプライオリティが高
いジョブが複数ある場合には、メモリユニット用CPU
103は、登録時間の最も古いジョブを検索する。該当
するジョブが無ければ、該当するジョブが来るのを待つ
(ステップS80,S81)。ジョブが存在する場合に
は、メモリユニット用CPU103は、プリントジョブ
PTの付加情報から、中断情報の有無を検索する(ステ
ップS82)。
【0093】中断情報がなければ、メモリユニット用C
PU103は、ジョブの動作指示情報をサーバ用ジョブ
管理テーブルJT(a)より検索する(ステップS8
3)。中断情報が存在する場合は、メモリユニット用C
PU103は、その中断情報に含まれる動作指示情報を
検索する(ステップS84)。メモリユニット用CPU
103は、ステップS82において中断情報がない場合
には、第1ページ目の画像データを読み込み、中断情報
がある場合には、中断された未処理のページから画像デ
ータを読み込み、動作指示情報に基づいて1ページ分の
ジョブをそれぞれ処理する(ステップS85)。
【0094】次いで、メモリユニット用CPU103
は、1ページ分の処理中に次ページの有無をメモリ管理
テーブルMTより検索し、次ページ無しの場合には、ジ
ョブの終了およびジョブの廃棄を行い、次のジョブの検
索に移る(ステップS86,S80)。なお、ジョブ終
了処理は、ステップS20に示されるクライアントへの
ジョブの終了通知や、画像データの廃棄を含む。
【0095】ステップS86において次ページが有る場
合は、メモリユニット用CPU103は、現行ジョブよ
りもプライオリティの高いジョブが、プリントジョブテ
ーブルPTにあるか否かを検索する(ステップS8
7)。現行ジョブよりもプライオリティの高いジョブが
無い場合は、メモリユニット用CPU103は、次ペー
ジのプリントを行い(ステップS88,S89)、ステ
ップS86に戻る。
【0096】ステップS88において、現行ジョブより
もプライオリティの高いジョブが存在する場合は、現行
ジョブとプライオリティの高いジョブのプリントジョブ
テーブルPTの付加情報に保存された、フィニシング装
置利用情報から、ジョブの割り込みが可能かどうかを判
断する(ステップS90)。現行ジョブがフィニシング
装置FINを利用していて、割り込みができないような
場合は、現行ジョブを継続する(ステップS89)。
【0097】ステップS90において割り込みが可能な
場合は、メモリユニット用CPU103は、現行ジョブ
を中断し、動作指示情報を含む、ジョブ中断情報をプリ
ントジョブテーブルPTに書き込み(ステップS9
1)、新たなジョブを開始するために、ステップS83
に戻る。
【0098】したがって、図1における複写機1のよう
に、コピー、ファクシミリ、PCプリンタなど複数のア
プリケーションが利用できる装置における、各アプリケ
ーションのプリントジョブが同時期に指示された場合の
プリントジョブ割り込みは、図23に示すように行われ
る。なお、図23はプリントジョブの割り込みイメージ
を示す図である。FAX受信によるFAXデータをプリ
ント中に(図23(a)参照)、PCによりプリント指
示があった場合、FAX受信によるプリントジョブの優
先度が「7」で、PCによりプリントの優先度が「4」
であるため、複写機は、FAXプリントを中断し、PC
プリントを実行する(図23(b)参照)。PCプリン
トの実行中に液晶タッチパネル91によりコピー指示が
あった場合、PCによりプリントの優先度が「4」で、
コピーの優先度が「1」または「2」であるため、複写
機は、PCプリントを中断し、コピーを実行する(図2
3(c)参照)。コピーが終わると、複写機は、他に優
先度の高いプリントジョブが存在しないため、中断した
PCプリントを実行する(図23(d)参照)。PCプ
リントが終了すると、複写機は、他に優先度の高いプリ
ントジョブが存在しないため、中断したFAXプリント
を実行する(図23(e)参照)。
【0099】従来では、FAXプリント中にPCプリン
トを処理するには、操作者がサーバの操作パネルOPの
割り込みキー97の押下等をする必要があった。また、
従来では、FAXプリント中にPCプリントを割り込ま
せた場合、PCプリントと、FAXプリントとの両方が
すむまで優先度の高いコピー等を処理することができな
かった。これに対し、本発明の実施の形態によれば、割
り込みキーなどを押すことなく、通常の動作指示によ
り、自動的に優先度の高い割り込みを行うことができ
る。また、本発明の実施の形態によれば、割り込みジョ
ブの終了後、割り込まれたジョブを優先順位に従って自
動的に再開できる。
【0100】このように制御することにより、プライオ
リティと登録時間に基づいて、ジョブのスケジューリン
グと、新たにプライオリティの高いジョブが登録された
場合の、プリントジョブの割り込みが自動的に達成さ
れ、処理の最適化が図られる。
【0101】なお、サーバでは、プリントジョブの進行
状況、すなわち処理中、中断中および処理待ちのジョブ
をモニタでき、必要であればプリントジョブの削除、優
先処理、割り込みプリントが可能である。図24は、プ
リントジョブのモニタ画面の一例を示す図である。この
画面は、操作者が操作パネルOPのジョブ管理キー10
0を押下して、液晶タッチパネル91のキーTP13を
操作することにより表示される。これにより、プリント
ジョブの進行状況がわかる。
【0102】図24において、プリントジョブが選択さ
れ、プリントキーTP17が押下された場合は、そのジ
ョブのジョブプライオリティを最大に引き上げ、プリン
トジョブテーブルPT(図20参照)を更新すること
で、割り込みプリントを開始する。優先キーTP18が
押下された場合は、プライオリティを現行ジョブと同じ
とし、登録時刻を現行ジョブの登録時刻を1ランク早く
し(+1)、プリントジョブテーブルPT(図20参
照)を更新することで、現行プリントが終了次第プリン
トを開始できるようにする。削除TP19が指示された
場合は、ジョブの終了処理を行い、ジョブを廃棄する。
【0103】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、各複写機1,4,6等において、他の各端末から依
頼されたプリント処理に予め定められた複数の優先順位
のいずれかを付し、プリント処理について未実行および
実行中をプリントジョブテーブルPTによって管理し、
プリントジョブテーブルPTによって管理するプリント
処理の中から、優先順位が最も高いプリント処理を所定
の時間間隔で検索し、検索したプリント処理を実行する
ように制御するので、スイッチの手動切換による割り込
み操作等が必要が無くなり、また、割り込みが解除され
た後にも優先順位に従ってプリント処理が行われるの
で、操作性が向上し、プリント処理の処理順序の最適化
を図ることができる。
【0104】また、本発明の実施の形態によれば、各複
写機1,4,6等のプリントジョブテーブルPTによっ
て、実行中の各プリント処理が、実行されている状態で
あるか、中断された状態であるかを管理し、プリントジ
ョブテーブルPTによって、優先順位が最も高いプリン
ト処理を所定の時間間隔で検索する検索部すなわち、メ
モリユニット用CPU103を有し、検索部により検索
されたプリントの処理状態が未実行の場合には、他のプ
リント処理が実行されていれば当該他のプリント処理を
中断させて、検索されたプリント処理を実行し、検索部
により検索されたプリント処理が実行されている状態で
あれば、そのまま当該プリント処理を実行し、検索部に
より検索されたプリント処理が中断された状態であれ
ば、中断時点から再開するので、優先順位の高いプリン
ト処理をすばやく実行することができ、さらにプリント
処理の処理順序の最適化を図ることができる。
【0105】また、本発明の実施の形態によれば、プリ
ントジョブテーブルPTによって、他端末が依頼したプ
リント処理の種別で優先順位を付すので、1つのプリン
ト装置PRTを他端末が依頼したプリント処理の種別、
すなわちコピー、PCプリント、FAXプリントの種別
に合わせて効率的に利用することができる。
【0106】また、本発明の実施の形態によれば、プリ
ントジョブテーブルPTによって、他の各端末から依頼
されたプリント処理と、自端末で発生し、自端末で実行
するプリント処理とを合わせて優先順位を付すので、各
各複写機1,4,6等が有する1つのプリント装置PR
Tを他の各端末から依頼されたプリント処理と、自端末
で発生し、自端末で実行するプリント処理とを合わせて
効率的に利用することができる。
【0107】また、本発明の実施の形態によれば、所定
の時間間隔が、1ページのプリント処理が完了する時間
間隔であるので、プリント処理の中断された状態からの
再開の処理が簡単になる。
【0108】また、本発明の実施の形態によれば、各複
写機1,4,6等で実施するようにしたので、各複写機
1,4,6またはファクシミリ5のプリント装置PRT
の部分を効率的に利用することができる。
【0109】図25は、FAX送信ジョブのスケジュー
リングを示すフローチャートである。図25において、
FAX送信ジョブは、優先順位に従って、順番に自動的
に処理される。メモリユニット用CPU103は、ま
ず、FAX送信ジョブテーブルSTをサーチし、登録さ
れているジョブの内、最もプライオリティが高いジョブ
を検索する(ステップS100)。なお、最もプライオ
リティが高いジョブが複数ある場合には、メモリユニッ
ト用CPU103は、登録時間の最も古いジョブを検索
する。該当するジョブが存在しない場合は、メモリユニ
ット用CPU103は、該当するジョブが登録されるの
を待つ(ステップS100,S101)。
【0110】ジョブが存在する場合は(ステップS10
1)、メモリユニット用CPU103は、サーバ用ジョ
ブ管理テーブルJT(a)からジョブの動作指示情報を
検索する(ステップS102)。次いで、動作指示情報
に基づいて、メモリユニット用CPU103は、1ペー
ジ目の画像データを読み込み、ジョブを処理する(ステ
ップS103)。ジョブが正常終了した場合には(ステ
ップS104)、メモリユニット用CPU103は、ジ
ョブの終了処理と廃棄を行い、ステップS100に戻
る。なお、ジョブの終了処理は、ステップS20に示さ
れるクライアントへのジョブの終了通知や、画像データ
の廃棄を含む。なお、FAX送信ジョブでは、送信途中
で他のFAXジョブを入れると、回線接続等が煩雑で、
他のFAX送信先と回線接続できるとは限らないため、
割り込み処理は、行われていない。
【0111】ジョブが失敗した場合は(ステップS10
1)、メモリユニット用CPU103は、FAX送信管
理テーブルST内の送信失敗回数をインクリメントし
(ステップS105)、送信失敗回数が予め設定された
リダイアル回数以上となったかどうかの比較を行う(ス
テップS106)。失敗回数がリダイアル回数未満であ
れば、メモリユニット用CPU103は、FAX送信ジ
ョブテーブルST内のジョブ登録時間を現在の時刻に更
新し(ステップS107)、ステップS100に戻る。
これは、すぐにFAX送信しても相手側が通話中である
可能性が高いので、再送信前に次順位のFAX送信ジョ
ブを処理し、処理の効率化を図るためである。
【0112】ステップS106において、失敗回数がリ
ダイヤル回数以上となった場合、メモリユニット用CP
U103は、ジョブの終了処理、特にここでは送信が失
敗したことを、クライアントに通知する処理、もしくは
装置内での送信失敗処理を行い、ジョブを廃棄する(ス
テップS108)。このように制御することにより、プ
ライオリティと登録時間に基づいて、ジョブのスケジュ
ーリングと、リダイヤル設定時のFAXの再送信処理が
可能になる。
【0113】なお、サーバでは、FAX送信ジョブの進
行状況、すなわち送信中、中断中および処理待ちのジョ
ブをモニタでき、必要であればFAXジョブの削除、優
先処理、割り込みプリントが可能である。図26は、F
AX送信ジョブのモニタ画面の一例を示す図である。こ
の画面は、操作者が操作パネルOPのジョブ管理キー1
00を押下して、液晶タッチパネル91のキーTP14
を操作することにより表示される。これにより、FAX
ジョブの進行状況が容易に解る。
【0114】図26において、FAX送信ジョブが選択
され、プリントキーTP21が押下された場合には、メ
モリユニット用CPU103は、プリントジョブテーブ
ルPTに最大のプライオリティで登録され、FAX送信
用画像データのプリントが開始される。優先キーTP2
2が押下された場合は、メモリユニット用CPU103
は、FAX送信ジョブテーブルのプライオリティを最大
に変更することにより、現在のFAX送信ジョブに続き
送信されるようにする。削除キーTP23が指示された
場合は、ジョブの終了処理を行い、ジョブを廃棄する。
【0115】なお、上述の実施の形態では、端末をファ
クシミリ機能付きのディジタル複写機を例にとって説明
したが、ファクシミリ機能を持たない単純なディジタル
複写機であってもよく、また、ファクシミリ、イメージ
スキャナ、プリンタといった単機能機の端末で実施する
ようにしてもよく、さらに画像読み取り装置としてもプ
リンタ装置としても利用できる多機能のファクシミリで
実施するようにしてもよい。
【0116】
【発明の効果】本発明の端末装置によれば、複数の端末
とネットワーク接続され、自端末から指定した処理をい
ずれかの他の端末に依頼する端末装置において、情報開
示要求手段が他の各端末が提供する機能を表す情報の開
示を要求し、情報受信手段が他の各端末から通知された
情報を受信し、ガイダンスメニュー生成手段が受信され
た情報に基づいて端末毎に提供される機能を表したガイ
ダンスメニュー情報を生成し、表示手段がガイダンスメ
ニュー生成手段により生成されたガイダンスメニューを
表示するようにしているので、各端末において、ネット
ワークにどんな端末が設置されているか簡単に完全に把
握でき、また他の端末がどのような機能を持っているか
完全に把握でき、その端末の選択により他の端末の利用
効率を上げることができる。
【0117】また、本発明の端末装置によれば、情報開
示要求手段が、ユーザ操作に基づいて特定機能に関する
情報の開示を要求する第1の要求と、不特定機能に関す
る情報の開示を要求する第2の要求とを選択的に送信す
るようにしているので、どのような処理を依頼できる
か、必要な機能を有する端末が存在するか選択的に知る
ことができる。
【0118】また、本発明の端末装置によれば、端末選
択手段がユーザ操作に基づいて、表示手段に表示された
ガイダンスメニュー中の何れかの他の端末を選択し、フ
ォーマット情報開示要求手段が端末選択手段で選択され
た他の端末に対して、処理の依頼形式を表すフォーマッ
ト情報の開示を要求し、フォーマット情報受信手段が他
の端末から通知されたフォーマット情報を受信し、処理
送信手段が他の端末に依頼すべき処理をフォーマット情
報に合致させて当該他の端末に送信するようにしている
ので、新機種の機能を表示画面から依頼するためのプロ
グラムを追加装備する保守作業をすることなく、他端末
がサポートする機能を十分に利用でき、装置の組み合わ
せの変更に簡単に対応できる。さらに、1つのジョブ内
で、自装置の機能と他の装置の機能双方を利用すること
も可能となる。
【0119】また、本発明のネットワークシステムによ
れば、複数の端末を接続し、各端末から指定した処理を
いずれかの他端末に依頼するようにしたネットワークシ
ステムの各端末において、情報開示要求手段が他の各端
末が提供する機能を表す情報の開示を要求し、情報受信
手段が他の各端末から通知された情報を受信し、ガイダ
ンスメニュー生成手段が受信された情報に基づいて端末
毎に提供される機能を表したガイダンスメニュー情報を
生成し、表示手段がガイダンスメニュー生成手段により
生成されたガイダンスメニューを表示し、情報通知手段
が他の各端末の何れかから受信した情報の開示の要求に
応じて提供する機能の情報を通知するようにしているの
で、各端末において、ネットワークにどんな端末が設置
されているか簡単に完全に把握でき、また他の端末がど
のような機能を持っているか完全に把握でき、その端末
の選択により他の端末の利用効率を上げることができ
る。また、他の端末にネットワークにどんな端末が設置
されているか、どのような機能を持っているか知らせる
ことができ、自端末の選択により自端末の利用効率を上
げることができる。
【0120】また、本発明のネットワークシステムによ
れば、情報開示要求手段が、ユーザ操作に基づいて特定
機能に関する情報の開示を要求する第1の要求と、不特
定機能に関する情報の開示を要求する第2の要求とを選
択的に送信するようにしているので、各端末において新
機種の機能を表示画面から依頼するためのプログラムを
追加装備する保守作業をすることなく、他端末がサポー
トする機能を十分に利用でき、装置の組み合わせの変更
に簡単に対応できる。さらに、1つのジョブ内で、自装
置の機能と他の装置の機能双方を利用することも可能と
なる。
【0121】また、本発明のネットワークシステムによ
れば、端末選択手段がユーザ操作に基づいて、表示手段
に表示されたガイダンスメニュー中の何れかの他の端末
を選択し、フォーマット情報開示要求手段が端末選択手
段で選択された他の端末に対して、処理の依頼形式を表
すフォーマット情報の開示を要求し、フォーマット情報
受信手段が他の端末から通知されたフォーマット情報を
受信し、処理送信手段が他の端末に依頼すべき処理をフ
ォーマット情報に合致させて当該他の端末に送信するよ
うにしているので、各端末において、新機種の機能を表
示画面から依頼するためのプログラムを追加装備する保
守作業をすることなく、他端末がサポートする機能を十
分に利用でき、装置の組み合わせの変更に簡単に対応で
きる。さらに、1つのジョブ内で、自装置の機能と他の
装置の機能双方を利用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すネットワーク
システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1の複写機1の全体構成図を示す断面図であ
る。
【図3】図1の操作パネルOPの具体的構成を示す平面
図である。
【図4】図1の制御部CONTを含む制御系のハード構
成を示すブロック図である。
【図5】符号メモリ306のメモリマップを示す図であ
る。
【図6】メモリ管理テーブルMTの構成を示す図であ
る。
【図7】ネットワーク接続・機能利用シーケンスの一例
を示す図である。
【図8】ネットワーク登録画面の一例を示す図である。
【図9】ネットワーク接続画面の一例を示す図である。
【図10】機能管理テーブルFUNKの一例を示す図で
あり、
【図11】液晶タッチパネル91の画面の一例を示す図
である。
【図12】クライアントの液晶タッチパネル91の表示
画面の一例を示す図である。
【図13】ネットワーク機能検索シーケンスの一例を示
す図である。
【図14】ネットワーク検索画面の一例を示す図であ
る。
【図15】接続ステージ・動作ステージにおけるクライ
アントのネットワーク動作指示情報生成のフローであ
る。
【図16】クライアント用ジョブ管理テーブルJT
(b)の構成の一例を示す図である。
【図17】動作ステージにおけるサーバのジョブ登録の
フローである。
【図18】ジョブプライオリティの設定画面の一例を示
す図である。
【図19】サーバ用ジョブ管理テーブルJT(a)の構
成の一例を示す図である。
【図20】プリントジョブテーブルPTの構成の一例を
示す図である。
【図21】FAX送信ジョブテーブルSTの構成の一例
を示す図である。
【図22】プリントジョブのスケジュールリングを示す
フローチャートである。
【図23】プリントジョブの割り込みイメージを示す図
である。
【図24】プリントジョブのモニタ画面の一例を示す図
である。
【図25】FAX送信ジョブのスケジューリングを示す
フローチャートである。
【図26】FAX送信ジョブのモニタ画面の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1,4,6…複写機 2…イメージスキャナ 3…PC 5…ファクシミリ 30…メモリユニット 50…外部入 出力制御部 51…ファクシミリ変換部 52…G3ユニット部 53…ネットワーク制御部 91…液晶タッチパネル 99…ネットワークキー 101〜106…CPU 111〜116…ROM 121〜126…RAM IR…画像読み取り部 FUNK…機能管理テーブル CONT…制御部 JT…ジョブ管理テーブル MT…管理テーブル OP…操作パネル PRT…プリンタユニット PT…プリントジョブテーブル ST…FAX送信ジョブテーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末とネットワーク接続され、自
    端末から指定した処理をいずれかの他の端末に依頼する
    端末装置であって、 他の各端末が提供する機能を表す情報の開示を要求する
    情報開示要求手段と、 他の各端末から通知された情報を受信する情報受信手段
    と、 受信された情報に基づいて端末毎に提供される機能を表
    したガイダンスメニュー情報を生成するガイダンスメニ
    ュー生成手段と、 前記ガイダンスメニュー生成手段により生成されたガイ
    ダンスメニューを表示する表示手段とを備える端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記情報開示要求手段は、 ユーザ操作に基づいて特定機能に関する情報の開示を要
    求する第1の要求と、 不特定機能に関する情報の開示を要求する第2の要求と
    を選択的に送信することを特徴とする請求項1に記載の
    端末装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ操作に基づいて、前記表示手段に
    表示されたガイダンスメニュー中の何れかの他の端末を
    選択する端末選択手段と、 前記端末選択手段で選択された他の端末に対して、処理
    の依頼形式を表すフォーマット情報の開示を要求するフ
    ォーマット情報開示要求手段と、 他の端末から通知されたフォーマット情報を受信するフ
    ォーマット情報受信手段と、 他の端末に依頼すべき処理をフォーマット情報に合致さ
    せて当該他の端末に送信する処理送信手段とをさらに備
    える請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 複数の端末を接続し、各端末から指定し
    た処理をいずれかの他端末に依頼するようにしたネット
    ワークシステムであって、 前記各端末は、 他の各端末が提供する機能を表す情報の開示を要求する
    情報開示要求手段と、 他の各端末から通知された情報を受信する情報受信手段
    と、 受信された情報に基づいて端末毎に提供される機能を表
    したガイダンスメニュー情報を生成するガイダンスメニ
    ュー生成手段と、 前記ガイダンスメニュー生成手段により生成されたガイ
    ダンスメニューを表示する表示手段と、 他の各端末の何れかから受信した情報の開示の要求に応
    じて提供する機能の情報を通知する情報通知手段とを備
    えるネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記情報開示要求手段は、 ユーザ操作に基づいて特定機能に関する情報の開示を要
    求する第1の要求と、 不特定機能に関する情報の開示を要求する第2の要求と
    を選択的に送信することを特徴とする請求項4に記載の
    ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 ユーザ操作に基づいて、前記表示手段に
    表示されたガイダンスメニュー中の何れかの他の端末を
    選択する端末選択手段と、 前記端末選択手段で選択された他の端末に対して、処理
    の依頼形式を表すフォーマット情報の開示を要求するフ
    ォーマット情報開示要求手段と、 他の端末から通知されたフォーマット情報を受信するフ
    ォーマット情報受信手段と、 他の端末に依頼すべき処理をフォーマット情報に合致さ
    せて当該他の端末に送信する処理送信手段とをさらに備
    える請求項4または5に記載のネットワークシステム。
JP8125989A 1996-05-21 1996-05-21 端末装置およびこれを用いたネットワークシステム Pending JPH09311838A (ja)

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