JP2891968B2 - 原稿搬送機構 - Google Patents
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- H04N1/0414—Different densities of dots per unit length in the sub scanning direction
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- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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- H04N2201/04753—Control or error compensation of scanning position or velocity
- H04N2201/04756—Control or error compensation of scanning position or velocity by controlling the position or movement of the sheet, the sheet support or the photoconductive surface
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複合機などにおける原稿搬送機構に関する。
や複合機などにおける原稿搬送機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複合機のように原稿
のデータを送信をする機器では、データ送信のために原
稿を自動原稿供給機構の原稿テーブルにセットすると、
原稿の有無を感知するセンサが作動して供給ローラが回
転し、摩擦パッドにより原稿を一枚、一定長さだけ取り
込んで一旦停止する。そして送信ボタンが操作される
と、ＣＰＵ制御でステッピングモータを動かして各ロー
ラを回転させ、これにより原稿を読取器へ移送してい
く。即ち、読取器前に設けられた搬送ローラに設置され
たアクチュエータを原稿の先端が作動させＣＰＵが原稿
位置を確認すると、読取器までの距離を計算して原稿は
移送ローラに挟まれて移送される。このときには供給ロ
ーラの軸上に設けられているクラッチの働きで、供給ロ
ーラはアイドル状態とされる。移送ローラにより送られ
る原稿は読取器で読取られ、そのデータがモデムを介し
て送信される。読取後の原稿は排紙ローラにより排出さ
れ、原稿の終端が排紙ローラに設けられたセンサを通過
すると、数秒後にステッピングモータは停止するか、或
いは、続くページがあればその原稿の取り込みが実行さ
れる。
のデータを送信をする機器では、データ送信のために原
稿を自動原稿供給機構の原稿テーブルにセットすると、
原稿の有無を感知するセンサが作動して供給ローラが回
転し、摩擦パッドにより原稿を一枚、一定長さだけ取り
込んで一旦停止する。そして送信ボタンが操作される
と、ＣＰＵ制御でステッピングモータを動かして各ロー
ラを回転させ、これにより原稿を読取器へ移送してい
く。即ち、読取器前に設けられた搬送ローラに設置され
たアクチュエータを原稿の先端が作動させＣＰＵが原稿
位置を確認すると、読取器までの距離を計算して原稿は
移送ローラに挟まれて移送される。このときには供給ロ
ーラの軸上に設けられているクラッチの働きで、供給ロ
ーラはアイドル状態とされる。移送ローラにより送られ
る原稿は読取器で読取られ、そのデータがモデムを介し
て送信される。読取後の原稿は排紙ローラにより排出さ
れ、原稿の終端が排紙ローラに設けられたセンサを通過
すると、数秒後にステッピングモータは停止するか、或
いは、続くページがあればその原稿の取り込みが実行さ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】現在の装置では一般
に、スーパーファインモード(super fine mode)、ファ
インモード(fine mode)、及びノーマルモード(normal m
ode)のいずれかの解像度を送信時に選択できるようにな
っている。但し、高解像度を得るためにスーパーファイ
ンモードやファインモードを設定した場合には、読取精
度を上げるためにステッピングモータの回転数を落とし
細かく駆動されるので、原稿の読取り時間が長くなる。
このため通常はノーマルモードが多用されることにな
り、従って、ステッピングモータの回転最適条件はノー
マルモードにセッティングされる。
に、スーパーファインモード(super fine mode)、ファ
インモード(fine mode)、及びノーマルモード(normal m
ode)のいずれかの解像度を送信時に選択できるようにな
っている。但し、高解像度を得るためにスーパーファイ
ンモードやファインモードを設定した場合には、読取精
度を上げるためにステッピングモータの回転数を落とし
細かく駆動されるので、原稿の読取り時間が長くなる。
このため通常はノーマルモードが多用されることにな
り、従って、ステッピングモータの回転最適条件はノー
マルモードにセッティングされる。
【０００４】つまり、スーパーファインやファインモー
ドでは、ノーマルモードとは回転が異なるためにステッ
ピングモータの最適条件から外れることになり、機械的
な磨耗及び振動による騒音と共振周波数の発生で制御が
難しくなる。また、このような振動でギアが磨耗して隙
間が増加するために原稿の読取速度が不均一となってし
まい、受信側での画質の低下、及びジッタの発生による
問題が生じる。
ドでは、ノーマルモードとは回転が異なるためにステッ
ピングモータの最適条件から外れることになり、機械的
な磨耗及び振動による騒音と共振周波数の発生で制御が
難しくなる。また、このような振動でギアが磨耗して隙
間が増加するために原稿の読取速度が不均一となってし
まい、受信側での画質の低下、及びジッタの発生による
問題が生じる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明では、読取る原稿をローラの回転により
副走査方向へ搬送するための原稿搬送機構において、動
力をローラへ伝えるギア比を駆動モータの正回転時と逆
回転時とで変化させる伝達切換手段を備え、駆動モータ
を逆転させることにより原稿の副走査方向への送り速度
を変えられるようになっていることを特徴とした原稿搬
送機構を提供する。
るために本発明では、読取る原稿をローラの回転により
副走査方向へ搬送するための原稿搬送機構において、動
力をローラへ伝えるギア比を駆動モータの正回転時と逆
回転時とで変化させる伝達切換手段を備え、駆動モータ
を逆転させることにより原稿の副走査方向への送り速度
を変えられるようになっていることを特徴とした原稿搬
送機構を提供する。
【０００６】その伝達切換手段としては、駆動モータの
回転方向に従い２つのギア間をスイングするスイングギ
アを用いることができる。スイングギアは、駆動モータ
の動力を受ける動力伝達ギアに噛み合っており、該動力
伝達ギアが回転し始めるとその回転方向へスイングして
２つのギアのいずれかに噛み合った後に回転して動力を
伝達する構造とすることができる。そしてスイングギア
を軸支するスイングアームに、動力を伝達しないときに
２つのギアのいずれにも噛み合わない中立位置を保つた
めのテンションスプリングを設けておくとよい。
回転方向に従い２つのギア間をスイングするスイングギ
アを用いることができる。スイングギアは、駆動モータ
の動力を受ける動力伝達ギアに噛み合っており、該動力
伝達ギアが回転し始めるとその回転方向へスイングして
２つのギアのいずれかに噛み合った後に回転して動力を
伝達する構造とすることができる。そしてスイングギア
を軸支するスイングアームに、動力を伝達しないときに
２つのギアのいずれにも噛み合わない中立位置を保つた
めのテンションスプリングを設けておくとよい。
【０００７】或いは、伝達切換手段としては、駆動モー
タの回転方向に従い２つのギアのいずれか一方を接続す
るクラッチを用いることができる。クラッチは、駆動モ
ータの動力を受ける動力伝達ギアの側面に突設されたハ
ブと２つのギアとの間に介在させたスプリングクラッチ
とすることができる。この場合、２つのギアの一方と他
方でスプリングクラッチの巻き方向を逆にしておくとよ
い。
タの回転方向に従い２つのギアのいずれか一方を接続す
るクラッチを用いることができる。クラッチは、駆動モ
ータの動力を受ける動力伝達ギアの側面に突設されたハ
ブと２つのギアとの間に介在させたスプリングクラッチ
とすることができる。この場合、２つのギアの一方と他
方でスプリングクラッチの巻き方向を逆にしておくとよ
い。
【０００８】このような原稿搬送機構では、駆動モータ
を逆回転させるときに、読取器の手前に原稿が整列する
までは正回転で原稿を送っておいてから逆回転させるよ
うにするのが好ましい。
を逆回転させるときに、読取器の手前に原稿が整列する
までは正回転で原稿を送っておいてから逆回転させるよ
うにするのが好ましい。
【０００９】また、本発明によれば、ステッピングモー
タの動力を受ける動力伝達ギアに噛み合うスイングギア
と、ステッピングモータが正回転するとスイングギアに
噛み合う第１駆動用減速ギアと、ステッピングモータが
逆回転するとスイングギアに噛み合う第２駆動用減速ギ
アと、この第２駆動用減速ギアに噛み合う駆動用アイド
ルギアと、第１駆動用減速ギアに噛み合い、原稿テーブ
ルから原稿をピックアップする供給ローラを回転させる
ピックアップギアと、このピックアップギアに噛み合う
移送用減速ギアと、この移送用減速ギアに噛み合い、供
給ローラからの原稿を読取器へ移送する移送ローラを回
転させる移送ギアと、この移送ギア及び駆動用アイドル
ギアに噛み合うアイドルギアと、このアイドルギアに噛
み合う排紙用アイドルギアと、この排紙用アイドルギア
に噛み合い、読取器を経た原稿を排紙する排紙ローラを
回転させる排紙ギアと、を備えてなることを特徴とした
原稿搬送機構を提供する。
タの動力を受ける動力伝達ギアに噛み合うスイングギア
と、ステッピングモータが正回転するとスイングギアに
噛み合う第１駆動用減速ギアと、ステッピングモータが
逆回転するとスイングギアに噛み合う第２駆動用減速ギ
アと、この第２駆動用減速ギアに噛み合う駆動用アイド
ルギアと、第１駆動用減速ギアに噛み合い、原稿テーブ
ルから原稿をピックアップする供給ローラを回転させる
ピックアップギアと、このピックアップギアに噛み合う
移送用減速ギアと、この移送用減速ギアに噛み合い、供
給ローラからの原稿を読取器へ移送する移送ローラを回
転させる移送ギアと、この移送ギア及び駆動用アイドル
ギアに噛み合うアイドルギアと、このアイドルギアに噛
み合う排紙用アイドルギアと、この排紙用アイドルギア
に噛み合い、読取器を経た原稿を排紙する排紙ローラを
回転させる排紙ギアと、を備えてなることを特徴とした
原稿搬送機構を提供する。
【００１０】そのスイングギアは、スイングアームで動
力伝達ギアに連結されており、動力伝達ギアが逆回転し
始めるとその逆回転方向へスイングして第１駆動用減速
ギアに噛み合い、動力伝達ギアが正回転し始めるとその
正回転方向へスイングして第２駆動用減速ギアに噛み合
う構造とすることができる。この場合、スイングギアの
スイングアームにテンションスプリングを設け、動力伝
達ギアが回転しないときに、スイングギアが第１及び第
２駆動用減速ギアのいずれにも噛み合わない中立位置を
とるようにしてあるとよい。
力伝達ギアに連結されており、動力伝達ギアが逆回転し
始めるとその逆回転方向へスイングして第１駆動用減速
ギアに噛み合い、動力伝達ギアが正回転し始めるとその
正回転方向へスイングして第２駆動用減速ギアに噛み合
う構造とすることができる。この場合、スイングギアの
スイングアームにテンションスプリングを設け、動力伝
達ギアが回転しないときに、スイングギアが第１及び第
２駆動用減速ギアのいずれにも噛み合わない中立位置を
とるようにしてあるとよい。
【００１１】このような原稿搬送機構では、スイングギ
アと第２駆動用減速ギアとが噛み合うときに移送ローラ
による原稿送り速度が遅くなるようにし、ステッピング
モータの正逆回転数は同じにしておくことができる。
アと第２駆動用減速ギアとが噛み合うときに移送ローラ
による原稿送り速度が遅くなるようにし、ステッピング
モータの正逆回転数は同じにしておくことができる。
【００１２】また更に、本発明によれば、ステッピング
モータの動力を受ける動力伝達ギアと、ステッピングモ
ータが正回転するとクラッチがつながり動力伝達ギアか
ら動力を受ける第１伝達ギアと、ステッピングモータが
逆回転するとクラッチがつながり動力伝達ギアから動力
を受ける第２伝達ギアと、第１伝達ギアに噛み合う減速
ギアと、この減速ギアに噛み合うアイドルギアと、この
アイドルギアに噛み合い、原稿テーブルから原稿をピッ
クアップする供給ローラを回転させるピックアップギア
と、前記アイドルギアに噛み合い、供給ローラからの原
稿を読取器へ移送する移送ローラを回転させる移送ギア
と、第２伝達ギアに噛み合う第１アイドルギアと、この
第１アイドルギアに噛み合う第２アイドルギアと、この
第２アイドルギア及び移送ギアに噛み合う第３アイドル
ギアと、移送ギアに噛み合う排紙用アイドルギアと、こ
の排紙用アイドルギアに噛み合い、読取器を経た原稿を
排紙する排紙ローラを回転させる排紙ギアと、を備えて
なることを特徴とした原稿搬送機構を提供する。
モータの動力を受ける動力伝達ギアと、ステッピングモ
ータが正回転するとクラッチがつながり動力伝達ギアか
ら動力を受ける第１伝達ギアと、ステッピングモータが
逆回転するとクラッチがつながり動力伝達ギアから動力
を受ける第２伝達ギアと、第１伝達ギアに噛み合う減速
ギアと、この減速ギアに噛み合うアイドルギアと、この
アイドルギアに噛み合い、原稿テーブルから原稿をピッ
クアップする供給ローラを回転させるピックアップギア
と、前記アイドルギアに噛み合い、供給ローラからの原
稿を読取器へ移送する移送ローラを回転させる移送ギア
と、第２伝達ギアに噛み合う第１アイドルギアと、この
第１アイドルギアに噛み合う第２アイドルギアと、この
第２アイドルギア及び移送ギアに噛み合う第３アイドル
ギアと、移送ギアに噛み合う排紙用アイドルギアと、こ
の排紙用アイドルギアに噛み合い、読取器を経た原稿を
排紙する排紙ローラを回転させる排紙ギアと、を備えて
なることを特徴とした原稿搬送機構を提供する。
【００１３】動力伝達ギアと第１及び第２伝達ギアとの
間のクラッチは、動力伝達ギアの一方の側面に突設した
ハブと第１伝達ギアの側面に突設した円柱部とを対面さ
せてスプリングクラッチで連結し、動力伝達ギアの他方
の側面に突設したハブと第２伝達ギアの側面に突設した
円柱部とを対面させてスプリングクラッチで連結した構
造とすることができる。この場合、第１伝達ギアのスプ
リングクラッチと第２伝達ギアのスプリングクラッチと
で巻き方向を逆にしてあるとよい。
間のクラッチは、動力伝達ギアの一方の側面に突設した
ハブと第１伝達ギアの側面に突設した円柱部とを対面さ
せてスプリングクラッチで連結し、動力伝達ギアの他方
の側面に突設したハブと第２伝達ギアの側面に突設した
円柱部とを対面させてスプリングクラッチで連結した構
造とすることができる。この場合、第１伝達ギアのスプ
リングクラッチと第２伝達ギアのスプリングクラッチと
で巻き方向を逆にしてあるとよい。
【００１４】このような原稿搬送機構では、第２伝達ギ
アが動力伝達ギアから動力を受けるときに移送ローラに
よる原稿送り速度が遅くなるようにし、ステッピングモ
ータの正逆回転数は同じにしておくことができる。
アが動力伝達ギアから動力を受けるときに移送ローラに
よる原稿送り速度が遅くなるようにし、ステッピングモ
ータの正逆回転数は同じにしておくことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき添
付図面を参照して詳細に説明する。なお、文中では時計
回りを正回転、反時計回りを逆回転とする。
付図面を参照して詳細に説明する。なお、文中では時計
回りを正回転、反時計回りを逆回転とする。
【００１６】図１は、原稿搬送機構の構成を説明してあ
る。
る。
【００１７】駆動モータとして使用するステッピングモ
ータ１は、同一の最適条件で正回転及び逆回転するもの
で、つまりモードに応じて回転方向が変わるだけで、回
転数などの制御は常に同じ最適条件とされる。この、正
・逆回転するステッピングモータ１のギアによって動力
の伝達を受ける二段減速ギア（動力伝達ギア）２に、伝
達切換手段としてスイングアーム３の連結されたスイン
グギア４が噛み合う。このスイングアーム３にはテンシ
ョンスプリング５が取り付けられており、ステッピング
モータ１の動力が伝わらないときにはどのギアとも噛み
合わない中立位置をとる。スイングギア４の上側には二
段第１駆動用減速ギア６を、そして第１駆動用減速ギア
６の小ギアには、原稿１５を取込む供給ローラ１６の設
けられたピックアップギア７を噛み合わせる。このピッ
クアップギア７の下側には二段の移送用減速ギア８が噛
み合い、移送用減速ギア８の小ギアと上下一組の移送ロ
ーラ１７の設けられた移送ギア９とが噛み合うように設
置され、また、移送用減速ギア８の大ギアとアイドルギ
ア１０が噛み合い、このアイドルギア１０は駆動用アイ
ドルギア１１と排紙用アイドルギア１２に噛み合ってい
る。駆動用アイドルギア１１には、第２駆動用減速ギア
１３が噛み合い、排紙用アイドルギア１２には、排紙ロ
ーラ１８の設けられた排紙ギア１４が噛み合うように設
置する。
ータ１は、同一の最適条件で正回転及び逆回転するもの
で、つまりモードに応じて回転方向が変わるだけで、回
転数などの制御は常に同じ最適条件とされる。この、正
・逆回転するステッピングモータ１のギアによって動力
の伝達を受ける二段減速ギア（動力伝達ギア）２に、伝
達切換手段としてスイングアーム３の連結されたスイン
グギア４が噛み合う。このスイングアーム３にはテンシ
ョンスプリング５が取り付けられており、ステッピング
モータ１の動力が伝わらないときにはどのギアとも噛み
合わない中立位置をとる。スイングギア４の上側には二
段第１駆動用減速ギア６を、そして第１駆動用減速ギア
６の小ギアには、原稿１５を取込む供給ローラ１６の設
けられたピックアップギア７を噛み合わせる。このピッ
クアップギア７の下側には二段の移送用減速ギア８が噛
み合い、移送用減速ギア８の小ギアと上下一組の移送ロ
ーラ１７の設けられた移送ギア９とが噛み合うように設
置され、また、移送用減速ギア８の大ギアとアイドルギ
ア１０が噛み合い、このアイドルギア１０は駆動用アイ
ドルギア１１と排紙用アイドルギア１２に噛み合ってい
る。駆動用アイドルギア１１には、第２駆動用減速ギア
１３が噛み合い、排紙用アイドルギア１２には、排紙ロ
ーラ１８の設けられた排紙ギア１４が噛み合うように設
置する。
【００１８】移送ローラ１７と排紙ローラ１８との間に
読取器１９が設置され、読取器１９の手前にレジストレ
ーションセンサ２０が設けらる。供給ローラ１６の上部
には摩擦パッド２１と原稿有無センサ２２が設けられ、
原稿テーブル２３に原稿１５をセットすると供給ローラ
１６により１枚づつピックアップされるようになってい
る。
読取器１９が設置され、読取器１９の手前にレジストレ
ーションセンサ２０が設けらる。供給ローラ１６の上部
には摩擦パッド２１と原稿有無センサ２２が設けられ、
原稿テーブル２３に原稿１５をセットすると供給ローラ
１６により１枚づつピックアップされるようになってい
る。
【００１９】この原稿搬送機構では、ステッピングモー
タ１が正回転すると減速ギア２が逆回転し、これによ
り、スイングアーム３に設置されたスイングギア４が上
向（逆回転方向）に回動（スイング）して第１駆動用減
速ギア６と噛み合うことになる。一方、ステッピングモ
ータ１が逆回転すると減速ギア２が正回転し、今度はス
イングギア４が下向（正回転方向）に回動して第２駆動
用減速ギア１３と噛み合うようになっている。
タ１が正回転すると減速ギア２が逆回転し、これによ
り、スイングアーム３に設置されたスイングギア４が上
向（逆回転方向）に回動（スイング）して第１駆動用減
速ギア６と噛み合うことになる。一方、ステッピングモ
ータ１が逆回転すると減速ギア２が正回転し、今度はス
イングギア４が下向（正回転方向）に回動して第２駆動
用減速ギア１３と噛み合うようになっている。
【００２０】即ちまず、原稿１５が原稿テーブル２３に
セットされて原稿有無センサ２２が感知すると、ステッ
ピングモータ１が正回転してスイングギア４と第１駆動
用減速ギア６とが噛み合い、供給ローラ１６が正回転し
て摩擦パッド２１を通じ一枚の原稿１５を一定の長さ、
この例ではレジストレーションセンサ２０で先端が感知
されるまで取り込む。そして一旦、ステッピングモータ
１は停止して送信開始を待つ。
セットされて原稿有無センサ２２が感知すると、ステッ
ピングモータ１が正回転してスイングギア４と第１駆動
用減速ギア６とが噛み合い、供給ローラ１６が正回転し
て摩擦パッド２１を通じ一枚の原稿１５を一定の長さ、
この例ではレジストレーションセンサ２０で先端が感知
されるまで取り込む。そして一旦、ステッピングモータ
１は停止して送信開始を待つ。
【００２１】ノーマルモードで送信が開始されると、図
２に示すようにステッピングモータ１は正回転する。従
って、ステッピングモータ１のギアに噛み合う減速ギア
２が逆回転し、スイングアーム３で連結されたスイング
ギア４は上向に回動して第１駆動用減速ギア６の大ギア
に噛み合うと正回転する。これにより第１駆動用減速ギ
ア６は逆回転し、その小ギアに噛み合ったピックアップ
ギア７が正回転するので、これと噛み合った移送用減速
ギア８は逆回転して移送ギア９を正回転させる。移送ギ
ア９の正回転で移送ローラ１７が駆動され、原稿１５
は、読取部１９によって読み取られつつ排紙ローラ１８
側へ移送される。このときに供給ローラ１６は、その軸
に設けられたクラッチの作動でアイドル（空転）状態と
なる。
２に示すようにステッピングモータ１は正回転する。従
って、ステッピングモータ１のギアに噛み合う減速ギア
２が逆回転し、スイングアーム３で連結されたスイング
ギア４は上向に回動して第１駆動用減速ギア６の大ギア
に噛み合うと正回転する。これにより第１駆動用減速ギ
ア６は逆回転し、その小ギアに噛み合ったピックアップ
ギア７が正回転するので、これと噛み合った移送用減速
ギア８は逆回転して移送ギア９を正回転させる。移送ギ
ア９の正回転で移送ローラ１７が駆動され、原稿１５
は、読取部１９によって読み取られつつ排紙ローラ１８
側へ移送される。このときに供給ローラ１６は、その軸
に設けられたクラッチの作動でアイドル（空転）状態と
なる。
【００２２】また、移送用減速ギア８に噛み合ったアイ
ドルギア１０は正回転し、これにより排紙用アイドルギ
ア１２が逆回転して排紙ローラ１８の設けられた排紙ギ
ア１４を正回転させ、原稿１５を排紙させる。
ドルギア１０は正回転し、これにより排紙用アイドルギ
ア１２が逆回転して排紙ローラ１８の設けられた排紙ギ
ア１４を正回転させ、原稿１５を排紙させる。
【００２３】ファインモードで送信する時は、はじめス
テッピングモータ１がノーマルモードと同じく正回転
し、原稿１５の先端が供給ローラ１６と移送ローラ１７
を経てレジストレーションセンサ２０に達し感知されれ
ば、ステッピングモータ１は一旦停止する。そして送信
が開始されると、図３に示すように、この場合にはステ
ッピングモータ１が逆回転する。従って、ステッピング
モータ１のギアに噛み合う減速ギア２が正回転し、スイ
ングアーム３で連結されたスイングギア４は下向に回動
して、第２駆動用減速ギア１３の大ギアに噛み合うと逆
回転する。これにより第２駆動用減速ギア１３は正回転
し、その小ギアに噛み合った駆動用アイドルギア１１が
逆回転してアイドルギア１０を正回転させる。これに従
い、移送用アイドルギア１２が逆回転して排紙ギア１４
を正回転させる。
テッピングモータ１がノーマルモードと同じく正回転
し、原稿１５の先端が供給ローラ１６と移送ローラ１７
を経てレジストレーションセンサ２０に達し感知されれ
ば、ステッピングモータ１は一旦停止する。そして送信
が開始されると、図３に示すように、この場合にはステ
ッピングモータ１が逆回転する。従って、ステッピング
モータ１のギアに噛み合う減速ギア２が正回転し、スイ
ングアーム３で連結されたスイングギア４は下向に回動
して、第２駆動用減速ギア１３の大ギアに噛み合うと逆
回転する。これにより第２駆動用減速ギア１３は正回転
し、その小ギアに噛み合った駆動用アイドルギア１１が
逆回転してアイドルギア１０を正回転させる。これに従
い、移送用アイドルギア１２が逆回転して排紙ギア１４
を正回転させる。
【００２４】一方アイドルギア１０の上側に噛み合う移
送用減速ギア８は逆回転し、その小ギアに噛み合った移
送ローラ１７の移送ギア９を正回転させる。これによ
り、移送ローラ１７が原稿１５の副走査方向の送りを行
う。このファインモードにおけるギア１３、１１、１
０、８、９の組によるギア比は、ノーマルモードにおけ
るギア６、７、８、９の組によるギア比とは変えてあ
り、より細かい原稿送りが実施される。即ち、ステッピ
ングモータ１の正・逆回転時の回転数やステップ制御は
同一としてモータの最適条件を設定しておけばよいの
で、ファインモード以上での不具合が解消される。
送用減速ギア８は逆回転し、その小ギアに噛み合った移
送ローラ１７の移送ギア９を正回転させる。これによ
り、移送ローラ１７が原稿１５の副走査方向の送りを行
う。このファインモードにおけるギア１３、１１、１
０、８、９の組によるギア比は、ノーマルモードにおけ
るギア６、７、８、９の組によるギア比とは変えてあ
り、より細かい原稿送りが実施される。即ち、ステッピ
ングモータ１の正・逆回転時の回転数やステップ制御は
同一としてモータの最適条件を設定しておけばよいの
で、ファインモード以上での不具合が解消される。
【００２５】図４から図７に、本発明の他の例を示して
ある。
ある。
【００２６】正・逆回転するステッピングモータ３１の
動力を伝達する動力伝達ギア３２の両側面に、それぞれ
ハブ３２ａ、３２ｂが設けられている。そして、一方の
ハブ３２ａに対面するように円柱部３３ａの形成された
ノーマルモード用ギア（第１伝達ギア）３３がシャフト
３４により設置される。このハブ３２ａとノーマルモー
ド用ギア３３との間には、正回転方向に巻かれたスプリ
ングクラッチ３５を介在させてある。また同様に他方の
ハブ３２ｂに対面するように円柱部３６ａの形成された
ファインモード用ギア（第２伝達ギア）３６がシャフト
により設置される。このハブ３２ｂとファインモード用
ギア３６との間には、逆回転方向に巻かれたスプリング
クラッチ３７を介在させてある。
動力を伝達する動力伝達ギア３２の両側面に、それぞれ
ハブ３２ａ、３２ｂが設けられている。そして、一方の
ハブ３２ａに対面するように円柱部３３ａの形成された
ノーマルモード用ギア（第１伝達ギア）３３がシャフト
３４により設置される。このハブ３２ａとノーマルモー
ド用ギア３３との間には、正回転方向に巻かれたスプリ
ングクラッチ３５を介在させてある。また同様に他方の
ハブ３２ｂに対面するように円柱部３６ａの形成された
ファインモード用ギア（第２伝達ギア）３６がシャフト
により設置される。このハブ３２ｂとファインモード用
ギア３６との間には、逆回転方向に巻かれたスプリング
クラッチ３７を介在させてある。
【００２７】ノーマルモード用ギア３３には、二段の減
速ギア３８が噛み合い、この減速ギア３８の小ギアに噛
み合ったアイドルギア３９の上側に、原稿４７を取込む
供給ローラ４８の設けられたピックアップギア４０が設
置される。またアイドルギア３９の下方には、移送ロー
ラ４９の設けられた移送ギア４１を噛み合わせる。
速ギア３８が噛み合い、この減速ギア３８の小ギアに噛
み合ったアイドルギア３９の上側に、原稿４７を取込む
供給ローラ４８の設けられたピックアップギア４０が設
置される。またアイドルギア３９の下方には、移送ロー
ラ４９の設けられた移送ギア４１を噛み合わせる。
【００２８】ファインモード用ギア３６には第１アイド
ルギア４２が噛み合い、そして第１アイドルギア４２に
は第２アイドルギア５５が噛み合い、さらに第２アイド
ルギア５５は第３アイドルギア４３が噛み合う。第３ア
イドルギア４３は、移送ギア４１の大ギアに噛み合い、
移送ギア４１の小ギアは排紙用アイドルギア４４へ噛み
合っている。排紙用アイドルギア４４には、排紙ローラ
５０の設けられた排紙ギア４５を噛み合わせる。
ルギア４２が噛み合い、そして第１アイドルギア４２に
は第２アイドルギア５５が噛み合い、さらに第２アイド
ルギア５５は第３アイドルギア４３が噛み合う。第３ア
イドルギア４３は、移送ギア４１の大ギアに噛み合い、
移送ギア４１の小ギアは排紙用アイドルギア４４へ噛み
合っている。排紙用アイドルギア４４には、排紙ローラ
５０の設けられた排紙ギア４５を噛み合わせる。
【００２９】移送ローラ４９の上部には上部移送ローラ
４９ａを、排紙ローラ５０の上部には上部排紙ローラ５
０ａを設置し、これら上部移送ローラ４９ａと上部排紙
ローラ５０ａとの間に、読取器５１及び読取部手前のレ
ジストレーションセンサ５２を設置する。また、供給ロ
ーラ４８の上部には、摩擦パッド４６と原稿有無センサ
５３とを設置し、原稿テーブル５４に原稿４７がセット
されると感知されるようにしてある。
４９ａを、排紙ローラ５０の上部には上部排紙ローラ５
０ａを設置し、これら上部移送ローラ４９ａと上部排紙
ローラ５０ａとの間に、読取器５１及び読取部手前のレ
ジストレーションセンサ５２を設置する。また、供給ロ
ーラ４８の上部には、摩擦パッド４６と原稿有無センサ
５３とを設置し、原稿テーブル５４に原稿４７がセット
されると感知されるようにしてある。
【００３０】ステッピングモータ３１が正回転する時に
は、動力伝達ギア３２のハブ３２ａに設けられたスプリ
ングクラッチ３５によりノーマルモード用ギア３３へ動
力が伝達され、他方のファインモード用ギア３６には、
スプリングクラッチ３７の作用で動力は伝達されない。
ステッピングモータ３１の逆回転時にはこれと反対に動
力が伝達される。
は、動力伝達ギア３２のハブ３２ａに設けられたスプリ
ングクラッチ３５によりノーマルモード用ギア３３へ動
力が伝達され、他方のファインモード用ギア３６には、
スプリングクラッチ３７の作用で動力は伝達されない。
ステッピングモータ３１の逆回転時にはこれと反対に動
力が伝達される。
【００３１】原稿４７を原稿テーブル５４にセットする
と、原稿有無センサ５３で感知され、供給ローラ４８に
より摩擦パッド４６を通じて一枚だけ一定な長さ取込ま
れる。ノーマルモードの送信の場合、図５に示すよう
に、ステッピングモータ３１は正回転する。すると、ス
テッピングモータ３１のギアに連結された動力伝達ギア
３２は逆回転し、ハブ３２ａに巻かれたスプリングクラ
ッチ３５が締められてノーマルモード用ギア３３の円柱
部３３ａを締め付ける。これによりクラッチがつながっ
て、ノーマルモード用ギア３３も逆回転し、これと噛み
合った減速ギア３８は正回転する。そして、減速ギア３
８の小ギアに噛み合ったアイドルギア３９が逆回転して
上部のピックアップギア４０を正回転させ、従って供給
ローラ４８は正回転し、原稿４７を移送ローラ４９側へ
送る。送信が始まると、アイドルギア３９に噛み合った
移送ギア４１の正回転で上・下部の移送ローラ４９、４
９ａが駆動され、原稿４７は、移送ローラ４９を経て読
取器５１へ送られ読み取られて排紙ローラ５０側に移送
される。また、移送ギア４１の小ギアに噛み合った排紙
用アイドルギア４４が逆回転し、これと噛み合った排紙
ギア４５が正回転するので排紙ローラ５０によって原稿
４７が排紙される。
と、原稿有無センサ５３で感知され、供給ローラ４８に
より摩擦パッド４６を通じて一枚だけ一定な長さ取込ま
れる。ノーマルモードの送信の場合、図５に示すよう
に、ステッピングモータ３１は正回転する。すると、ス
テッピングモータ３１のギアに連結された動力伝達ギア
３２は逆回転し、ハブ３２ａに巻かれたスプリングクラ
ッチ３５が締められてノーマルモード用ギア３３の円柱
部３３ａを締め付ける。これによりクラッチがつながっ
て、ノーマルモード用ギア３３も逆回転し、これと噛み
合った減速ギア３８は正回転する。そして、減速ギア３
８の小ギアに噛み合ったアイドルギア３９が逆回転して
上部のピックアップギア４０を正回転させ、従って供給
ローラ４８は正回転し、原稿４７を移送ローラ４９側へ
送る。送信が始まると、アイドルギア３９に噛み合った
移送ギア４１の正回転で上・下部の移送ローラ４９、４
９ａが駆動され、原稿４７は、移送ローラ４９を経て読
取器５１へ送られ読み取られて排紙ローラ５０側に移送
される。また、移送ギア４１の小ギアに噛み合った排紙
用アイドルギア４４が逆回転し、これと噛み合った排紙
ギア４５が正回転するので排紙ローラ５０によって原稿
４７が排紙される。
【００３２】この時、移送ギア４１の大ギアに噛み合っ
た第３アイドルギア４３を介して第２アイドルギア５５
が正回転し、従って第１アイドルギア４２が逆回転して
ファインモード用ギア３６は正回転するが、ハブ３２ｂ
とファインモード用ギア３６の円柱部３６ａとの間のス
プリングクラッチ３７が切れる方向への回転なので、フ
ァインモード用ギア３６は空回りすることになる。
た第３アイドルギア４３を介して第２アイドルギア５５
が正回転し、従って第１アイドルギア４２が逆回転して
ファインモード用ギア３６は正回転するが、ハブ３２ｂ
とファインモード用ギア３６の円柱部３６ａとの間のス
プリングクラッチ３７が切れる方向への回転なので、フ
ァインモード用ギア３６は空回りすることになる。
【００３３】ファインモードの場合は、はじめノーマル
モードと同じくステッピングモータ３１が正回転して原
稿４７を送り、原稿４７の先端がレジストレーションセ
ンサ５２に達したところで停止する。送信が始まると、
図６に示すようにステッピングモータ３１は逆回転し、
これにより動力伝達ギア３２が正回転する。すると、ハ
ブ３２ｂに巻かれたスプリングクラッチ３７が締められ
てファインモード用ギア３６の円柱部３６ａを締め付け
る。従って、ファインモード用ギア３６も正回転し、こ
れと噛み合った第１アイドルギア４２は逆回転する。こ
の、第１アイドルギア４２に噛み合った第２アイドルギ
ア５５は正回転して第３アイドルギア４３を逆回転さ
せ、これによる移送ギア４１の正回転で原稿４７が移送
ローラ４９により移送される。この時、ノーマルモード
とはギア比が変わるので、より高解像度の読取りが実施
される。
モードと同じくステッピングモータ３１が正回転して原
稿４７を送り、原稿４７の先端がレジストレーションセ
ンサ５２に達したところで停止する。送信が始まると、
図６に示すようにステッピングモータ３１は逆回転し、
これにより動力伝達ギア３２が正回転する。すると、ハ
ブ３２ｂに巻かれたスプリングクラッチ３７が締められ
てファインモード用ギア３６の円柱部３６ａを締め付け
る。従って、ファインモード用ギア３６も正回転し、こ
れと噛み合った第１アイドルギア４２は逆回転する。こ
の、第１アイドルギア４２に噛み合った第２アイドルギ
ア５５は正回転して第３アイドルギア４３を逆回転さ
せ、これによる移送ギア４１の正回転で原稿４７が移送
ローラ４９により移送される。この時、ノーマルモード
とはギア比が変わるので、より高解像度の読取りが実施
される。
【００３４】一方、移送ギア４１の大ギアの上側に噛み
合ったアイドルギア３９を介してピックアップギア４０
及び減速ギア３８も正回転し、減速ギア３８に噛み合っ
たノーマルモード用ギア３３も逆回転するが、スプリン
グクラッチ３５の切れる方向への回転なので、ノーマル
モード用ギア３３は空回りする。
合ったアイドルギア３９を介してピックアップギア４０
及び減速ギア３８も正回転し、減速ギア３８に噛み合っ
たノーマルモード用ギア３３も逆回転するが、スプリン
グクラッチ３５の切れる方向への回転なので、ノーマル
モード用ギア３３は空回りする。
【００３５】
【発明の効果】本発明によれば、ステッピングモータの
正・逆回転制御によりモード変更するようにしたので、
モータの最適条件をいずれのモードでも保持することが
でき磨耗及び振動による騒音と共振周波数を回避して画
質低下及びジッタを防止することが可能である。
正・逆回転制御によりモード変更するようにしたので、
モータの最適条件をいずれのモードでも保持することが
でき磨耗及び振動による騒音と共振周波数を回避して画
質低下及びジッタを防止することが可能である。
【図１】本発明による原稿搬送機構の一例を示した概略
構成図。
構成図。
【図２】図１の原稿搬送機構のノーマルモードでの動作
説明図。
説明図。
【図３】図１の原稿搬送機構のファインモードでの動作
説明図。
説明図。
【図４】本発明による原稿搬送機構の他の例を示した概
略構成図。
略構成図。
【図５】図４の原稿搬送機構のノーマルモードでの動作
説明図。
説明図。
【図６】図４の原稿搬送機構のファインモードでの動作
説明図。
説明図。
【図７】図４中に示す動力伝達ギアに設けられたスプリ
ングクラッチの説明図で、分図Ａは、動力伝達ギアの一
方のハブにスプリングクラッチが時計方向に巻かれた状
態、分図Ｂは、動力伝達ギアの他方のギアにスプリング
クラッチが反時計方向に巻かれた状態を示す。
ングクラッチの説明図で、分図Ａは、動力伝達ギアの一
方のハブにスプリングクラッチが時計方向に巻かれた状
態、分図Ｂは、動力伝達ギアの他方のギアにスプリング
クラッチが反時計方向に巻かれた状態を示す。
Claims (17)
- 【請求項１】 読み取る原稿をローラの回転により副走
査方向へ搬送するための原稿搬送機構において、 動力をローラへ伝えるギア比を駆動モータの正回転時と
逆回転時とで変化させる伝達切換手段を備え、駆動モー
タを逆転させることにより原稿の副走査方向への送り速
度を変えられるようになっており、そして駆動モータを
逆回転させるときに、読取器の手前に原稿が整列するま
では正回転で原稿を送っておいてから逆回転させるよう
にしてあることを特徴とする原稿搬送機構。 - 【請求項２】 伝達切換手段として、駆動モータの回転
方向に従い２つのギア間をスイングするスイングギアが
用いられる請求項１記載の原稿搬送機構。 - 【請求項３】 スイングギアは、駆動モータの動力を受
ける動力伝達ギアに噛み合っており、該動力伝達ギアが
回転し始めるとその回転方向へスイングして２つのギア
のいずれかに噛み合った後に回転して動力を伝達する請
求項２記載の原稿搬送機構。 - 【請求項４】 スイングギアを軸支するスイングアーム
に、動力を伝達しないときに２つのギアのいずれにも噛
み合わない中立位置を保つためのテンションスプリング
が設けられる請求項２又は請求項３記載の原稿搬送機
構。 - 【請求項５】 伝達切換手段として、駆動モータの回転
方向に従い２つのギアのいずれか一方を接続するクラッ
チが用いられる請求項１記載の原稿搬送機構。 - 【請求項６】 クラッチは、駆動モータの動力を受ける
動力伝達ギアの側面に突設されたハブと２つのギアとの
間に介在させたスプリングクラッチである請求項５記載
の原稿搬送機構。 - 【請求項７】 ２つのギアの一方と他方でスプリングク
ラッチの巻き方向が逆にしてある請求項６記載の原稿搬
送機構。 - 【請求項８】 ステッピングモータの動力を受ける動力
伝達ギアに噛み合うスイングギアと、ステッピングモー
タが正回転するとスイングギアに噛み合う第１駆動用減
速ギアと、ステッピングモータが逆回転するとスイング
ギアに噛み合う第２駆動用減速ギアと、この第２駆動用
減速ギアに噛み合う駆動用アイドルギアと、第１駆動用
減速ギアに噛み合い、原稿テーブルから原稿をピックア
ップする供給ローラを回転させるピックアップギアと、
このピックアップギアに噛み合う移送用減速ギアと、こ
の移送用減速ギアに噛み合い、供給ローラからの原稿を
読取器へ移送する移送ローラを回転させる移送ギアと、
この移送用減速ギア及び駆動用アイドルギアに噛み合う
アイドルギアと、このアイドルギアに噛み合う排紙用ア
イドルギアと、この排紙用アイドルギアに噛み合い、読
取器を経た原稿を排紙する排紙ローラを回転させる排紙
ギアと、を備えてなることを特徴とする原稿搬送機構。 - 【請求項９】 スイングギアは、スイングアームで動力
伝達ギアに連結されており、動力伝達ギアが逆回転し始
めるとその逆回転方向へスイングして第１駆動用減速ギ
アに噛み合い、動力伝達ギアが正回転し始めるとその正
回転方向へスイングして第２駆動用減速ギアに噛み合う
請求項８記載の原稿搬送機構。 - 【請求項１０】 スイングギアのスイングアームにテン
ションスプリングが設けられ、動力伝達ギアが回転しな
いときに、スイングギアが第１及び第２駆動用減速ギア
のいずれにも噛み合わない中立位置をとるようになって
いる請求項９記載の原稿搬送機構。 - 【請求項１１】 スイングギアと第２駆動用減速ギアと
が噛み合うときに移送ローラによる原稿送り速度が遅く
なる請求項８〜１０のいずれか１項に記載の原稿搬送機
構。 - 【請求項１２】 ステッピングモータの正逆回転数が同
じである請求項１１記載の原稿搬送機構。 - 【請求項１３】 ステッピングモータの動力を受ける動
力伝達ギアと、ステッピングモータが正回転するとクラ
ッチがつながり動力伝達ギアから動力を受ける第１伝達
ギアと、ステッピングモータが逆回転するとクラッチが
つながり動力伝達ギアから動力を受ける第２伝達ギア
と、第１伝達ギアに噛み合う減速ギアと、この減速ギア
に噛み合うアイドルギアと、このアイドルギアに噛み合
い、原稿テーブルから原稿をピックアップする供給ロー
ラを回転させるピックアップギアと、前記アイドルギア
に噛み合い、供給ローラからの原稿を読取器へ移送する
移送ローラを回転させる移送ギアと、第２伝達ギアに噛
み合う第１アイドルギアと、この第１アイドルギアに噛
み合う第２アイドルギアと、この第２アイドルギア及び
移送ギアに噛み合う第３アイドルギアと、移送ギアに噛
み合う排紙用アイドルギアと、この排紙用アイドルギア
に噛み合い、読取器を経た原稿を排紙する排紙ローラを
回転させる排紙ギアと、を備えてなることを特徴とする
原稿搬送機構。 - 【請求項１４】 動力伝達ギアの一方の側面に突設した
ハブと第１伝達ギアの側面に突設した円柱部とを対面さ
せてスプリングクラッチで連結し、動力伝達ギアの他方
の側面に突設したハブと第２伝達ギアの側面に突設した
円柱部とを対面させてスプリングクラッチで連結してあ
る請求項１３記載の原稿搬送機構。 - 【請求項１５】 第１伝達ギアのスプリングクラッチと
第２伝達ギアのスプリングクラッチとで巻き方向を逆に
してある請求項１４記載の原稿搬送機構。 - 【請求項１６】 第２伝達ギアが動力伝達ギアから動力
を受けるときに移送ローラによる原稿送り速度が遅くな
る請求項１３〜１５のいずれか１項に記載の原稿搬送機
構。 - 【請求項１７】 ステッピングモータの正逆回転数が同
じである請求項１６記載の原稿搬送機構。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960023332A KR100202377B1 (ko) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 원고 이송 구동장치 |
| KR1996P23332 | 1996-06-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072139A JPH1072139A (ja) | 1998-03-17 |
| JP2891968B2 true JP2891968B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=19463113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9167698A Expired - Fee Related JP2891968B2 (ja) | 1996-06-24 | 1997-06-24 | 原稿搬送機構 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6019363A (ja) |
| EP (1) | EP0817460A3 (ja) |
| JP (1) | JP2891968B2 (ja) |
| KR (1) | KR100202377B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100288707B1 (ko) * | 1999-05-07 | 2001-04-16 | 윤종용 | 스캐너의 구동 장치 |
| US6757449B1 (en) * | 1999-11-17 | 2004-06-29 | Xerox Corporation | Methods and systems for processing anti-aliased images |
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| KR100428548B1 (ko) | 2002-08-07 | 2004-04-29 | 삼성전자주식회사 | 스윙기어를 이용한 용지이송기구 및 제어방법 |
| KR100524075B1 (ko) * | 2003-10-25 | 2005-10-26 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치의 자동급지장치 |
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| TW201414280A (zh) * | 2012-09-28 | 2014-04-01 | Primax Electronics Ltd | 饋紙式掃描裝置 |
| CN103716500A (zh) * | 2012-09-28 | 2014-04-09 | 致伸科技股份有限公司 | 馈纸式扫描装置 |
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| JP6604538B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2019-11-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
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| JPH0789638B2 (ja) * | 1986-12-11 | 1995-09-27 | 株式会社テック | ファクシミリの紙送り装置 |
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