JP2890717B2 - 気泡水流発生装置 - Google Patents
気泡水流発生装置Info
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- JP2890717B2 JP2890717B2 JP18311690A JP18311690A JP2890717B2 JP 2890717 B2 JP2890717 B2 JP 2890717B2 JP 18311690 A JP18311690 A JP 18311690A JP 18311690 A JP18311690 A JP 18311690A JP 2890717 B2 JP2890717 B2 JP 2890717B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポンプにより水を循環させることによって水
槽内に気泡を発生させる気泡水流発生装置に関するもの
である。
槽内に気泡を発生させる気泡水流発生装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、この種の気泡水流発生装置は、第6図に示す様
になっていた。すなわち、水槽からの水を循環ポンプ
2で吸引し、この循環ポンプの下流側に混合室3を設
け、その先端は前記水槽に開口させる構成になってい
た。そして、前記混合室は水平方向の軸を持つ噴出ノ
ズルと混合ノズル、及びその軸が前記2つのノズル
軸と直交する混合空気吸入部とから成っていた。(例
えば実開昭63−188027号公報)。
になっていた。すなわち、水槽からの水を循環ポンプ
2で吸引し、この循環ポンプの下流側に混合室3を設
け、その先端は前記水槽に開口させる構成になってい
た。そして、前記混合室は水平方向の軸を持つ噴出ノ
ズルと混合ノズル、及びその軸が前記2つのノズル
軸と直交する混合空気吸入部とから成っていた。(例
えば実開昭63−188027号公報)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の様な構成においては、吸入空気は
水流のジェット作用により、噴流水の周囲から吸い込ま
れるため、気泡サイズは比較的大きなものしか生成され
なかった。何故ならば、空気の塊は最初、流速の遅い噴
流水周辺部の層流拡散層で水流と接触するため、ここで
の層流剪断力により空気塊は小さくされる。しかしなが
ら、水と空気の接触面積は小さいため大きなエネルギの
授受しは行われず、微細化には限界があった。
水流のジェット作用により、噴流水の周囲から吸い込ま
れるため、気泡サイズは比較的大きなものしか生成され
なかった。何故ならば、空気の塊は最初、流速の遅い噴
流水周辺部の層流拡散層で水流と接触するため、ここで
の層流剪断力により空気塊は小さくされる。しかしなが
ら、水と空気の接触面積は小さいため大きなエネルギの
授受しは行われず、微細化には限界があった。
次に、空気塊は層流境界層から乱流領域に移送され、
ここで水粒子との運動量交換による乱流剪弾力により微
細化されるわけであるが、一度形成された空気塊を壊す
には非常に大きなエネルギを必要とするため微細化には
限界があった。本発明はかかる従来の欠点を解消するも
ので、大きな気泡から微細気泡まで気泡径を可変できる
気泡水流発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
ここで水粒子との運動量交換による乱流剪弾力により微
細化されるわけであるが、一度形成された空気塊を壊す
には非常に大きなエネルギを必要とするため微細化には
限界があった。本発明はかかる従来の欠点を解消するも
ので、大きな気泡から微細気泡まで気泡径を可変できる
気泡水流発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の気泡水流発生装置
は、水槽と、前記水槽を循環する循環回路と、前記循環
回路に設けられた循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出
側に一端が接続され、他端が前記水槽に接続された噴出
ノズルと、前記噴出ノズルの下流側に設けられ一端を前
記水槽に開放した空気供給手段と、前記空気供給手段の
流量制御手段とを構成したものである。
は、水槽と、前記水槽を循環する循環回路と、前記循環
回路に設けられた循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出
側に一端が接続され、他端が前記水槽に接続された噴出
ノズルと、前記噴出ノズルの下流側に設けられ一端を前
記水槽に開放した空気供給手段と、前記空気供給手段の
流量制御手段とを構成したものである。
作用 本発明は上記構成により、噴出ノズルの下流側に設け
られた空気供給手段の一端から空気を供給すると、この
供給された空気は水流の動圧エネルギにより、ふきちぎ
られ独立した気泡を形成する。そして、空気供給手段か
らの供給空気量を変化することにより、単位時間当りの
空気供給量が変わり気泡径を可変することが出来るもの
である。
られた空気供給手段の一端から空気を供給すると、この
供給された空気は水流の動圧エネルギにより、ふきちぎ
られ独立した気泡を形成する。そして、空気供給手段か
らの供給空気量を変化することにより、単位時間当りの
空気供給量が変わり気泡径を可変することが出来るもの
である。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図〜第3図において、は水槽であり、この水
槽には循環ポンプが配接された循環回路が配管さ
れている。前記循環ポンプの吐出側には噴出ノズル
が接続されている。前記噴出ノズルの他端は水槽に
接続されている。また、前記噴出ノズルの下流側には
空気供給手段である小口径管が前記水槽に開放する
様に設けられている。前記小口径管の上流側には空気
供給手段であるエアーポンプと空気の供給量を調節す
る流量制御手段のバルブが設けられている。は気泡
である。
る。第1図〜第3図において、は水槽であり、この水
槽には循環ポンプが配接された循環回路が配管さ
れている。前記循環ポンプの吐出側には噴出ノズル
が接続されている。前記噴出ノズルの他端は水槽に
接続されている。また、前記噴出ノズルの下流側には
空気供給手段である小口径管が前記水槽に開放する
様に設けられている。前記小口径管の上流側には空気
供給手段であるエアーポンプと空気の供給量を調節す
る流量制御手段のバルブが設けられている。は気泡
である。
次に動作を説明する。この様な構成において循環ポン
プを運転すると、水槽から循環回路を通して吸引
された水は、循環ポンプの吐出側に設けられた噴出ノ
ズルから水槽に噴出される。この時エアーポンプ
を運転すると小口径管からエアーが水槽内に供給され
ると、エアーは水流の動圧エネルギにより吹きちぎられ
て空気塊となり気泡流状態で水槽内に噴出される。
プを運転すると、水槽から循環回路を通して吸引
された水は、循環ポンプの吐出側に設けられた噴出ノ
ズルから水槽に噴出される。この時エアーポンプ
を運転すると小口径管からエアーが水槽内に供給され
ると、エアーは水流の動圧エネルギにより吹きちぎられ
て空気塊となり気泡流状態で水槽内に噴出される。
小口径管からの空気の供給量をバルブにより少な
くすると第2図に示す様に微細気泡を作り出すことがで
きる。即ち、空気の供給量が少ないと小口径管から水
槽内に供給される単位時間当りの空気量は少なくな
る。ここで、噴出ノズルから一定流速で水が噴出され
水流の動圧エネルギで空気を吹きちぎるため、吹きちぎ
られた空気の大きさは小さくなり微細気泡を作り出すこ
とが出来るものである。
くすると第2図に示す様に微細気泡を作り出すことがで
きる。即ち、空気の供給量が少ないと小口径管から水
槽内に供給される単位時間当りの空気量は少なくな
る。ここで、噴出ノズルから一定流速で水が噴出され
水流の動圧エネルギで空気を吹きちぎるため、吹きちぎ
られた空気の大きさは小さくなり微細気泡を作り出すこ
とが出来るものである。
一方、小口径管からの空気の供給量が多い場合は第
3図のごとく、前記小口径管から水槽内への空気の
供給量は多くなり、前記噴出ノズルからの流速が一定
であるため動圧エネルギは前記と同等であるため、吹き
ちぎられた空気の大きさは大きくなり大気泡を作り出す
ことが出来るものである。
3図のごとく、前記小口径管から水槽内への空気の
供給量は多くなり、前記噴出ノズルからの流速が一定
であるため動圧エネルギは前記と同等であるため、吹き
ちぎられた空気の大きさは大きくなり大気泡を作り出す
ことが出来るものである。
第4図、第5図は本発明における他の実施例を示した
ものである。第4図においては流量制御手段としてモー
タ駆動バルブを用いた例である。この場合コントロー
ラによりモータ駆動バルブの開度調節を行い供給空
気量を調節し気泡径を変化することが可能である。
ものである。第4図においては流量制御手段としてモー
タ駆動バルブを用いた例である。この場合コントロー
ラによりモータ駆動バルブの開度調節を行い供給空
気量を調節し気泡径を変化することが可能である。
第5図は小口径管の上流にエアーポンプを設けない
例である。この場合には噴出ノズルから噴出される水
流により小口径管の先端が負圧となり、エアーが小口
径管より吸引されるものである。当然バルブの調節
により気泡径を変化することが可能である。
例である。この場合には噴出ノズルから噴出される水
流により小口径管の先端が負圧となり、エアーが小口
径管より吸引されるものである。当然バルブの調節
により気泡径を変化することが可能である。
発明の効果 以上のように、本発明の気泡水流発生装置は、水槽
と、前記水槽を循環する循環回路と、前記循環回路に設
けられた循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出側に一端
が接続され他端が前記水槽に接続された噴出ノズルと、
前記噴出ノズルの下流側に設けられた一端を前記水槽に
開放した空気供給手段と、前記空気供給手段の流量制御
手段とで構成することにより下記の効果を有する。
と、前記水槽を循環する循環回路と、前記循環回路に設
けられた循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出側に一端
が接続され他端が前記水槽に接続された噴出ノズルと、
前記噴出ノズルの下流側に設けられた一端を前記水槽に
開放した空気供給手段と、前記空気供給手段の流量制御
手段とで構成することにより下記の効果を有する。
(1) 空気供給手段からの供給空気量を変化すること
により、噴出ノズルから出た噴流内に供給する単位時間
当りの空気量が変化し、前記噴流により吹きちぎられる
空気量が変わることにより、気泡径を容易に可変するこ
とができる。即ち、微細気泡から大きな気泡まで自由に
造ることが出来る。
により、噴出ノズルから出た噴流内に供給する単位時間
当りの空気量が変化し、前記噴流により吹きちぎられる
空気量が変わることにより、気泡径を容易に可変するこ
とができる。即ち、微細気泡から大きな気泡まで自由に
造ることが出来る。
(2) 気泡を造る位置が水槽の内部であり、供給空気
が気泡に分割される際の騒音振動が水槽の外壁等に伝わ
ることがなく従来に比べ低騒音化が図れる。
が気泡に分割される際の騒音振動が水槽の外壁等に伝わ
ることがなく従来に比べ低騒音化が図れる。
第1図は本発明の一実施例を示す気泡水流発生装置の断
面図、第2図、第3図はそれぞれ同装置における動作状
態を示す断面図、第4図は本発明の第2の実施例を示す
断面図、第5図は本発明の第3の実施例を示す断面図、
第6図は従来の気泡水流発生装置を示す断面図である。 ……水槽、……循環ポンプ、……循環回路、…
…噴出ノズル、……空気供給手段、……流量制御手
段。
面図、第2図、第3図はそれぞれ同装置における動作状
態を示す断面図、第4図は本発明の第2の実施例を示す
断面図、第5図は本発明の第3の実施例を示す断面図、
第6図は従来の気泡水流発生装置を示す断面図である。 ……水槽、……循環ポンプ、……循環回路、…
…噴出ノズル、……空気供給手段、……流量制御手
段。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00 520
Claims (1)
- 【請求項1】水槽と、前記水槽の中の水を循環させる循
環回路と、前記循環回路に設けられた循環ポンプと、前
記循環ポンプの吐出側に一端が接続され、他端が前記水
槽に接続された噴出ノズルと、前記噴出ノズルの下流側
に設けられ一端を前記水槽に開放した空気供給手段と、
前記空気供給手段の流量制御手段とを備えた気泡水流発
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18311690A JP2890717B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 気泡水流発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18311690A JP2890717B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 気泡水流発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0471556A JPH0471556A (ja) | 1992-03-06 |
JP2890717B2 true JP2890717B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=16130062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18311690A Expired - Fee Related JP2890717B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 気泡水流発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890717B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP18311690A patent/JP2890717B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471556A (ja) | 1992-03-06 |
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Legal Events
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