JP2890688B2 - 気泡水流発生装置 - Google Patents
気泡水流発生装置Info
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- JP2890688B2 JP2890688B2 JP15480090A JP15480090A JP2890688B2 JP 2890688 B2 JP2890688 B2 JP 2890688B2 JP 15480090 A JP15480090 A JP 15480090A JP 15480090 A JP15480090 A JP 15480090A JP 2890688 B2 JP2890688 B2 JP 2890688B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、浴槽内に気泡水流を噴出する装置に関す
る。
る。
従来の技術 従来のこの種の気泡水流発生装置は実開昭63−288027
号公報に示すような構成が一般的であった。
号公報に示すような構成が一般的であった。
以下、その構成について第３図を参照しながら説明す
る。図に示すように、浴槽10からの温水を循環ポンプ８
で吸入し、この循環ポンプ８の下流側に混合室４を設
け、その先端は浴槽10に開口させる構成になっていた。
そして混合室４は、水平方向の軸をもつ噴出ノズル１と
混合ノズル２およびその軸が前記２つのノズル軸と直交
する混合空気吸入部３とからなっていた。（図中９は吸
込用の配管である。） 発明が解決しようとする課題 このような従来の気泡水流発生装置では、吸入空気
は、水流のジェット作用により、噴流水の周囲から吸い
込まれるため、気泡サイズは比較的大きなものしか生成
されなかった。何故ならば、空気の塊は最初流速の遅い
噴流水周辺部の層流拡散層で水流と接触するため、ここ
での層流剪断力により空気塊は小さくされる。しかしな
がらこの水と空気の接触面積は小さいため、大きなエネ
ルギの授受は行われず、微細化には限界があった。
る。図に示すように、浴槽10からの温水を循環ポンプ８
で吸入し、この循環ポンプ８の下流側に混合室４を設
け、その先端は浴槽10に開口させる構成になっていた。
そして混合室４は、水平方向の軸をもつ噴出ノズル１と
混合ノズル２およびその軸が前記２つのノズル軸と直交
する混合空気吸入部３とからなっていた。（図中９は吸
込用の配管である。） 発明が解決しようとする課題 このような従来の気泡水流発生装置では、吸入空気
は、水流のジェット作用により、噴流水の周囲から吸い
込まれるため、気泡サイズは比較的大きなものしか生成
されなかった。何故ならば、空気の塊は最初流速の遅い
噴流水周辺部の層流拡散層で水流と接触するため、ここ
での層流剪断力により空気塊は小さくされる。しかしな
がらこの水と空気の接触面積は小さいため、大きなエネ
ルギの授受は行われず、微細化には限界があった。
次に空気塊は層流境界層から乱流領域に移送され、こ
こで水流子との運動量交換により欄流剪断力により微細
化されるわけであるが、一度形成された空気塊をこわす
には非常に大きなエネルギを必要とするため、微細化に
は限界があった。
こで水流子との運動量交換により欄流剪断力により微細
化されるわけであるが、一度形成された空気塊をこわす
には非常に大きなエネルギを必要とするため、微細化に
は限界があった。
本発明はこのような従来の欠点を解消するもので、微
細気泡を発生する気泡水流装置を提供することを目的と
している。
細気泡を発生する気泡水流装置を提供することを目的と
している。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、循環ポンプと連
通する噴出ノズルと、浴槽と連通する混合ノズルと、一
端を前記噴出ノズルと混合ノズルの間にあって噴出ノズ
ル直後に開口し、他端を空気ポンプと連通した小口径の
空気供給管と、前記空気供給管の途中に設けた電磁弁
と、前記電磁弁を駆動する制御回路より構成したもので
ある。
通する噴出ノズルと、浴槽と連通する混合ノズルと、一
端を前記噴出ノズルと混合ノズルの間にあって噴出ノズ
ル直後に開口し、他端を空気ポンプと連通した小口径の
空気供給管と、前記空気供給管の途中に設けた電磁弁
と、前記電磁弁を駆動する制御回路より構成したもので
ある。
作用 上記構成において、循環ポンプを運転して、噴出ノズ
ルより水流を噴射するとともに、空気ポンプを運転し
て、上記噴出ノズル直後に配設された小口径の空気供給
管先端から空気を噴出する。そうすると、小口径の微小
空気供給先端から送出される空気は、水流の動圧エネル
ギによりふきちぎられ、微小な空気気泡となり、これが
水流と混合して微細気泡水流となるのである。
ルより水流を噴射するとともに、空気ポンプを運転し
て、上記噴出ノズル直後に配設された小口径の空気供給
管先端から空気を噴出する。そうすると、小口径の微小
空気供給先端から送出される空気は、水流の動圧エネル
ギによりふきちぎられ、微小な空気気泡となり、これが
水流と混合して微細気泡水流となるのである。
そしてこの場合、空気供給管途中に設けた電磁弁のデ
ューティ比を制御することにより、希望の空気サイズお
よび空気量を得ることができる。
ューティ比を制御することにより、希望の空気サイズお
よび空気量を得ることができる。
また微細気泡を作るエネルギとしては、空気供給管か
らの空気塊を吹き飛ばすに必要な運動エネルギ相当分
と、空気塊と空気供給管との間に働く摩擦力に打ち勝つ
だけのエネルギでよい。
らの空気塊を吹き飛ばすに必要な運動エネルギ相当分
と、空気塊と空気供給管との間に働く摩擦力に打ち勝つ
だけのエネルギでよい。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
図に示すように、混合室４は一定距離隔てて対向設置
した噴出ノズル１と混合ノズル２および噴出ノズル１の
下流直後に配設した小口径の空気供給管３よりなり、こ
の空気供給管３は、途中に駆動用制御回路７によって制
御される電磁弁６が配設され、終端部で空気ポンプ５と
連通している。
した噴出ノズル１と混合ノズル２および噴出ノズル１の
下流直後に配設した小口径の空気供給管３よりなり、こ
の空気供給管３は、途中に駆動用制御回路７によって制
御される電磁弁６が配設され、終端部で空気ポンプ５と
連通している。
一方噴出ノズル１は、上流側で循環ポンプ８ならびに
吸込用の配管９を介して浴槽10と接続されている。
吸込用の配管９を介して浴槽10と接続されている。
このような構成において、循環ポンプ８を運転する
と、浴槽10から配管９を通して吸入された温水は、面積
を縮小している噴出ノズル１で高速の水流となり、混合
室４内へ噴出する。それと同時に空気ポンプ５を運転
し、かつ電磁弁６を開閉制御して、浴室内の空気を空気
供給管３を通して、混合室４内の噴出ノズル１直後へ供
給する。すると小口径の空気供給管３の先端からは、気
泡サイズに応じた空気量の空気塊が一定間隔をおいて送
出される。そしてこの空気塊は、水流の動圧エネルギに
より吹きちぎられて微小な空気塊となり、これが水流と
混合して微細気泡となり浴槽10内へ送られる。その結
果、必要な大きさの気泡を必要な空気量だけ水流に混合
させることが可能となる。
と、浴槽10から配管９を通して吸入された温水は、面積
を縮小している噴出ノズル１で高速の水流となり、混合
室４内へ噴出する。それと同時に空気ポンプ５を運転
し、かつ電磁弁６を開閉制御して、浴室内の空気を空気
供給管３を通して、混合室４内の噴出ノズル１直後へ供
給する。すると小口径の空気供給管３の先端からは、気
泡サイズに応じた空気量の空気塊が一定間隔をおいて送
出される。そしてこの空気塊は、水流の動圧エネルギに
より吹きちぎられて微小な空気塊となり、これが水流と
混合して微細気泡となり浴槽10内へ送られる。その結
果、必要な大きさの気泡を必要な空気量だけ水流に混合
させることが可能となる。
また一定の循環水量に対して、体感あるいは騒音面か
らみて最適の空気量の組合せが存在する。
らみて最適の空気量の組合せが存在する。
したがって循環ポンプ８の流量を制御して、水量と空
気量を連動させて変えることにより、最適の気泡水流を
得ることも可能となる。さらにこの場合、微細気泡をつ
くるに必要なエネルギとしては、空気供給管３からの空
気塊は吹き飛ばす運動エネルギと、空気塊と空気供給管
３との間に働く摩擦力に打ち勝つだけのエネルギを合算
したものでよく、従来に比してはるかに少ないエネルギ
で微細気泡水流を実現することが可能となるものであ
る。
気量を連動させて変えることにより、最適の気泡水流を
得ることも可能となる。さらにこの場合、微細気泡をつ
くるに必要なエネルギとしては、空気供給管３からの空
気塊は吹き飛ばす運動エネルギと、空気塊と空気供給管
３との間に働く摩擦力に打ち勝つだけのエネルギを合算
したものでよく、従来に比してはるかに少ないエネルギ
で微細気泡水流を実現することが可能となるものであ
る。
発明の効果 以上実施例の説明から明らかなように、本発明の気泡
水流発生装置は、循環ポンプと連通する噴出ノズルと、
浴槽と連通する混合ノズルと、一端を前記噴出ノズルと
混合ノズルの間にあって噴出ノズル直後に開口し、他端
を空気ポンプと連通した小口径の空気供給管と、前記空
気供給管途中に設けた電磁弁と、前記電磁弁を駆動する
制御回路より構成しているため、次の効果が得られる。
水流発生装置は、循環ポンプと連通する噴出ノズルと、
浴槽と連通する混合ノズルと、一端を前記噴出ノズルと
混合ノズルの間にあって噴出ノズル直後に開口し、他端
を空気ポンプと連通した小口径の空気供給管と、前記空
気供給管途中に設けた電磁弁と、前記電磁弁を駆動する
制御回路より構成しているため、次の効果が得られる。
（１） 空気ポンプと電磁弁の働きにより、必要な微小
大きさの気泡を必要な空気量だけ、水流に混合させるこ
とができるため、微細気泡水流を発生させることが可能
となる。
大きさの気泡を必要な空気量だけ、水流に混合させるこ
とができるため、微細気泡水流を発生させることが可能
となる。
（２） 小口径の空気供給管より空気を噴出し、空気が
水と混合する瞬間に水流の運動エネルギで吹き飛ばすた
め、従来に比して遥かに少ないエネルギで、微細気泡水
流をつくることができる。
水と混合する瞬間に水流の運動エネルギで吹き飛ばすた
め、従来に比して遥かに少ないエネルギで、微細気泡水
流をつくることができる。
（３） 循環水量に応じて空気量を最適制御することに
より、体感性能の良い低騒音の微細気泡水流を実現する
ことができる。
より、体感性能の良い低騒音の微細気泡水流を実現する
ことができる。
第１図は本発明の一実施例の気泡水流発生装置の断面
図、第２図はその混合室の拡大断面図、第３図は従来の
気泡水流発生装置の断面図である。 １……噴出ノズル、２……混合ノズル、３……空気供給
管、４……混合室、５……空気ポンプ、６……電磁弁
（空気量制御手段）、７……制御回路、８……循環ポン
プ、10……浴槽。
図、第２図はその混合室の拡大断面図、第３図は従来の
気泡水流発生装置の断面図である。 １……噴出ノズル、２……混合ノズル、３……空気供給
管、４……混合室、５……空気ポンプ、６……電磁弁
（空気量制御手段）、７……制御回路、８……循環ポン
プ、10……浴槽。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−237978（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−77556（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−313054（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−158161（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−155853（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−60940（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−42633（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−53729（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61H 23/00 520
Claims (2)
- 【請求項１】循環ポンプと連通する噴出ノズルと、浴槽
と連通する混合ノズルと、一端を前記噴出ノズルと混合
ノズルの間にあって噴出ノズル直後に開口し、他端を空
気ポンプと連通した小口径の空気供給管と、前記空気供
給管途中に設けた空気量制御手段と、前記空気量制御手
段を駆動する制御回路より構成される気泡水流発生装
置。 - 【請求項２】空気量制御手段は電磁弁よりなり、前記電
磁弁のデューティ比を制御するようにしてなる請求項１
記載の気泡水流発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15480090A JP2890688B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 気泡水流発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15480090A JP2890688B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 気泡水流発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0449967A JPH0449967A (ja) | 1992-02-19 |
| JP2890688B2 true JP2890688B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=15592170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15480090A Expired - Fee Related JP2890688B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 気泡水流発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2890688B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102009033506A1 (de) * | 2009-07-15 | 2011-01-27 | Niro-Plan Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Aufschäumen eines flüssigen Lebensmittels, insbesondere von Milch |
| DE102009041809B4 (de) * | 2009-09-18 | 2013-05-16 | Franke Kaffeemaschinen Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Aufschäumen eines flüssigen Lebensmittels, insbesondere von Milch |
-
1990
- 1990-06-13 JP JP15480090A patent/JP2890688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0449967A (ja) | 1992-02-19 |
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Legal Events
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Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226 |
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