JPH04279165A - 気泡水流発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、水槽内に気泡水流を噴
出する気泡水流発生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の気泡水流発生装置は、図３に示
すように、水槽１からの水を循環ポンプ２で吸入し、こ
の循環ポンプ２の下流側に混合室３を設け、その先端は
水槽１に開口させる構成になっていた。そして前記混合
室３は、水平方向の軸を持つ噴出ノズル４と混合ノズル
５、およびその軸が前記２つのノズルの軸と直行する混
合空気給入部６とから構成されていた。（例えば、実開
昭６３−１８８０２７号公報）

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成においては、発生した気泡が混合室３、混合ノ
ズル５等に衝突したり、またその内部に滞留するため気
泡水流噴出時には大きな騒音が伴っていた。

【０００４】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、気泡水流噴出時に伴う騒音のレベルを低減させ
て気泡水流発生装置を提供することを目的とするもので
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の気泡水流発生装置は水槽と、水槽の中の水
を循環させる循環回路と、循環回路に設けられた循環ポ
ンプと、一端が循環ポンプの吐出側に接続され他端が水
槽に開放されるように設けられた水噴出ノズルと、水噴
出ノズルの先端より上流側に位置し、且つ水噴出ノズル
の内部で流速が最大となる位置に設けられた空気噴出口
と、この空気噴出口に空気を供給する空気供給手段とを
接続したものである。

【０００６】

【作用】本発明は上記構成により、水噴出ノズルから気
泡水流が噴出される。気泡は水噴出ノズルの先端部分で
発生するために、この発生した気泡は水噴出ノズル等に
衝突することなく直ちに直接開放された水槽に噴出され
る。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例を図１及び図２に基づ
いて説明する。図において、１０は水槽であり、水槽１
０には循環ポンプ１１が設けられた循環回路１２が配管
されている。１３は水噴出ノズルであり１４は水流の方
向を示す矢印である。水噴出ノズル１３は、気泡水流の
噴流方向が可変できるように球状になっている。そして
水噴出ノズル１３の先端が絞られた最小内径の部分には
１つ以上の空気噴出口１５を設けている。また水噴出ノ
ズル１３は水槽１０の内部に突出しないように構成され
ている。１６は水噴出ノズルの噴流方向が可変できるこ
とを示す矢印である。循環回路１２の吐出方向には水噴
出ノズル支持体１７が接続され水噴出ノズル１３を支持
するように設けられている。水噴出ノズル支持体１７に
は空気供給手段１８が接続されている。また空気供給手
段１８は空気通路１９、空気量調整バルブ２０、エアー
ポンプ２１で構成されている。２２はエアーポンプ２１
から送られた空気通路１９を流れる空気の流れ方向を示
す矢印である。さらに水噴出ノズル１３の内部には水噴
出ノズル１３の軸とは直行するように空気噴出ノズル２
３が設けられている。なお２４は水槽１０に発生した気
泡水流であり、この気泡水流２４の噴出方向を変化させ
ても空気ノズル２３へ送られる空気２２に影響のないよ
うに空気噴出ノズル２３と空気通路１９は連通するよう
になっている。

【０００８】次に上記構成における動作を説明する。循
環ポンプ１１を運転すると水槽１０の水は、循環回路１
２を通り水噴出ノズル１３から水槽１０に噴出される。 これと同時に空気ポンプ２１から送られた空気は空気通
路１９を通り、空気噴出ノズル２３の空気噴出口１５か
ら噴出される。噴出された空気は水噴出ノズル１３から
の水流の剪断力により剪断されて気泡水流２４となり水
槽１０に噴出される。しかしこのときに気泡が発生する
位置が水噴出ノズル１３の先端部分にあるため、気泡を
発生するとほとんど同時に水槽１０に噴出される。この
ため水噴出ノズル１３に気泡が衝突することなしに水槽
１０に送り出される。また水噴出ノズル１３を動かすこ
とにより気泡水流２４の噴出方向を可変することができ
る。なお今回の一実施例においては空気供給手段として
エアーポンプ２１を使用しているがエアーポンプ２１を
使用しないで空気を自然吸気としてもよい。

【０００９】以上のことから明らかなように、水噴出ノ
ズル１３を球体としたことにより気泡水流２４の噴出方
向を可変することができると共に、水噴出ノズル１３と
空気噴出ノズル２３を一体化して形成することにより気
泡水流２４を噴出する部分をコンパクトにすることが可
能である。また水噴出ノズル１３を浴槽１０の壁面から
浴槽１０の内側に突出しないように取りつけることによ
り、デザイン的にすっきりした構成にすることができる
という特徴がある。また水噴出ノズル１３の先端を絞る
ことで、噴出する気泡水流２４を遠方に届くようにする
と共に、水噴出ノズル１３の内部における流速が最大と
なる部分に１つ以上の空気噴出口１５を設けることで水
の剪断力を最大に利用できるという特徴がある。

【００１０】

【発明の効果】以上のように本発明の気泡水流発生装置
によれば次の効果が得られる。

【００１１】水噴出ノズルから気泡水流が噴出されるが
、空気が噴出する空気噴出口は水噴出ノズルの先端近傍
でかつ水噴出ノズルの内部で流速が最大となるところに
位置し、そして水槽に直接開放されているため、ここで
発生した気泡はどこにも滞留することがなく、また水噴
出ノズル等に衝突することなく直接水槽に噴出される。 これによって気泡水流発生時の騒音レベルが著しく低く
なる。したがって、これを例えば泡風呂に適用すれば静
かで快適な入浴を可能とするものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における気泡水流発生装置の
断面図

【図２】同装置の水噴出ノズルの要部断面図

【図３】従
来の気泡水流発生装置の断面図

【符号の説明】

１０　　水槽 １１　　循環ポンプ １２　　循環回路 １３　　水噴出ノズル １５　　空気噴出口 １８　　空気供給手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水槽と、前記水槽の水を循環させる循環回
   路と、前記循環回路に設けられた循環ポンプと、一端が
   前記循環ポンプの吐出側に接続され他端が前記水槽に開
   放されるように設けられた水噴出ノズルと、前記水噴出
   ノズルに空気を供給する空気供給手段と、前記水噴出ノ
   ズルに設けられ前記空気を噴出する空気噴出口とを備え
   、前記空気噴出口は前記水噴出ノズルの先端より上流側
   に位置し、且つ前記水噴出ノズルの内部で流速が最大と
   なる位置に設けられた気泡水流発生装置。