JP3226787B2 - サウナ装置 - Google Patents
サウナ装置Info
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Description
更に詳しくは、浴室内における設備を有効に利用しつ
つ、心地良いサウナ環境を得ることのできるサウナ装置
に関する。
置し、当該浴室ユニットをサウナルームとして利用でき
るようにしたものが注目されている。このサウナ装置
は、霧状の湯を噴出可能に設けたノズルと外装体を備え
て構成されている。この構成におけるサウナ装置は、前
記外装体を浴室ユニット内の壁面に固定して用いられる
ようになっている。
ウナ装置にあっては、ノズルの位置が壁面に設定されて
いるため、入浴者の胴部から頭の付近に蒸気が直接当た
る傾向をもたらす。そのため、入浴者の顔や頭が急激に
熱くなり、却って不快感を与えるという不都合を招来す
る。また、前記ノズルからの蒸気は、その噴出位置に起
因して浴室のフロア付近まで廻らず、浴室内の下部側領
域と上部側領域とに温度差を生じさせ、快適なサウナ環
境も得ることのできないものであった。更に、従来のサ
ウナ装置は、壁面に外付けされるタイプのものであり、
これが浴室空間を狭めて入浴者に無用な圧迫感を与える
という不都合もあった。
して案出されたものであり、その目的は、特別な設置空
間を要求することなく浴室内の設備を有効に利用するこ
とができ、且つ、浴室内に生じ得る温度分布のバラツキ
を極力抑制して快適なサウナ環境を作り出すことのでき
るサウナ装置を提供することにある。
め、本発明は、バスエプロン若しくはカウンタ等の上下
各位置に配置された空気吸入孔及び排出孔と、前記空気
吸入孔の近傍に配置されたノズルとを備えたサウナ装置
であって、前記ノズルから湯を霧状に噴出可能に設ける
とともに、ノズルの先端近傍から前記排出孔に向かって
霧状の湯を送出するガイドを設け、当該ガイドは、前記
排出孔に連なるとともに、ノズルの先端近傍から排出孔
に向かって次第に裾野が広くなる曲面形状に形成され
る、という構成を採っている。ノズルからは一定程度に
暖められた湯が霧状となって噴出され、当該霧状の湯は
ガイドの上部側に吹き付けられる。この時、霧状の湯
は、初期の噴霧圧力により、ガイドの曲面形状に沿って
流れた後に排出孔から排出される。この一方、霧状の湯
の排出でサウナ装置内は負圧傾向を生ずるため、浴室内
の空気が空気吸入孔から吸入されることとなり、これに
よりサウナ装置の内外圧力差が一定となる空気流を発生
する。また、本発明は、バスエプロン若しくカウンタ等
を利用するとともに、前記排出孔を下部側に設ける構成
としているため、浴室内における温度分布のバラツキが
抑制される他、排出孔から排出された霧状の湯が入浴者
の顔等に直接当たることを回避でき、不快感を感ずるこ
となくサウナを利用することができる。
孔及び又は排出孔の内側にファンを設けることが好まし
くは採用される。前述したように、ノズルから噴出され
た霧状の湯は、ノズル噴霧圧力、及び、ノズルの向きと
ガイドとの相対位置関係によって、排出孔から排出可能
となるが、ファンを内装することによってサウナ装置内
からの強制排気を可能として浴室内との空気循環が促進
される。ファンは空気吸入孔側と排出孔側の相互に設け
ることも可能である。
を配置し、この温度センサの検出値に基づいて給湯制御
を行えるようにすることが好ましい。温度センサは予め
設定された温度検出を条件として、給湯管に装備される
流量制御弁のON−OFF制御を行うように作用する。
そのため、浴室内の温度が上限設定温度に達したときに
は湯の供給を停止してノズルからの湯の噴出を停止させ
る一方、下限設定温度を検出したときに、給湯を開始し
て湯を噴出させることができる。
ウンタ等の上部位置に形成された空気吸入孔と、この空
気吸入孔の下部位置に形成された排出孔と、前記空気吸
入孔の近傍に内装されたノズルとを具備してなるサウナ
装置において、前記ノズルから噴出される湯を蒸気に変
換する熱交換促進部材を設けるとともに、この熱交換促
進部材によって発生した蒸気を前記排出孔に向かって送
出するガイドを設け、当該ガイドは、前記排出孔に連な
るとともに、ノズルの先端近傍から排出孔に向かって次
第に裾野が広くなる曲面形状に形成され、更に、前記空
気吸入孔及び又は排出孔の近傍にファンを装備する、と
いう構成によっても前述の目的を達成することができ
る。この構成では、熱交換促進部材に湯が蒸気に変換さ
れ、この後に当該蒸気が排出孔から噴出することとな
る。なお、この構成においても、前記空気吸入孔の近傍
に温度センサを装備することが好ましい。
説明する。
が設けられた浴室の外観構成図が示され、図2ないし図
4には、その要部構成図が示されている。これらの図に
おいて、サウナ装置の外装体を構成するバスエプロン1
0には、その上部位置に横方向に延びるスリット状の空
気吸入孔11と、この空気吸入孔11よりも下部位置に
形成されたスリット状の排出孔12とがそれぞれ形成さ
れている。この排出孔12は、浴室フロア14の上面に
比較的近い位置にあり、これにより、排出孔12から排
出される空気流が浴室フロア14に沿うようになってい
る。
に示されるように、一定の空間Cが形成されている。こ
の空間C内において、前記空気吸入孔11に近接した内
側位置には、給湯管15が空気吸入孔11の延出方向に
沿って配設されている。そして、この給湯管15には、
複数のノズル16が給湯管15の軸方向に沿って所定間
隔を隔てて配置されている。ここで、ノズル16は、先
端噴出口が斜め下後方に向けられており、このノズル1
6から噴出される霧状の湯は、当該ノズル16の後方位
置に配置されたガイド17の上部領域に向かって吹き付
けられるようになっている。
次第に裾野が広くなるような曲面形状に形成されてお
り、その下端は前記排出孔12に連なるように形成され
ている。そして、前記裾野領域における排出孔12の内
側には、排気ファン18が設けられている。
に、電磁弁等からなる流路制御弁20が介装されてい
る。この流路制御弁20には、前記空気吸入孔11の内
側に装備された温度センサ21が接続されており、この
温度センサ21は、図示しない操作ボードを介して可変
設定可能な上限温度と下限温度とをそれぞれリアルタイ
ムで検出し、その検出値に基づいて前記流路制御弁20
をON−OFF制御可能となっている。なお、本実施例
における温度センサ21としてはサーミスタが採用され
ている。
入するとファン18が回転し、同時に外部給湯機器等よ
り給湯管15に湯が供給される。この際、ファン18の
回転によって、バスエプロン10における空間C内の空
気が浴室フロア14側に排出されるとともに、浴室内の
空気が空気吸入孔11を通じて前記空間C内に取り込ま
れ、内外に一定の空気流を発生することとなる。従っ
て、ノズル16から噴出する霧状の湯、すなわち湯の微
細な粒は、この空気流に乗ってガイド17の上部から下
方に流れ込み、排出孔12から浴室フロア14に沿って
排出されることとなり、当該浴室フロア14上の領域を
加熱若しくは加温する。これによって生ずる暖気は、熱
の対流現象で次第に上昇しながら浴室内を一様に加熱若
しくは加温するとともに、当該加熱若しくは加温された
浴室内の空気が前記空気吸入孔11から空間C内に取り
込まれ、これによって空間Cの内外温度差が一定に保た
れる。
その温度が設定上限温度に達すると、これが温度センサ
21によって検出されて流路制御弁20が閉塞動作す
る。この一方、浴室内の温度が低下してこれが下限設定
温度に達すると、再び湯の供給が開始されて前述と同様
に霧状の湯が連続的に排出されることとなる。
ル16から湯を霧状に噴出するものとし、これを直接浴
室フロア14上に排出できるよう構成したから、サウナ
効果を発現させるための構成が従来装置に比べて極めて
簡易なものとなり、既存の浴室設備における内部空間を
利用したサウナ装置を提供できるという効果を得る。し
かも、排出孔12に連なるガイド17は、前記排出孔1
2に向かって次第に裾野が広くなる曲面形状に形成され
ている一方、ノズル16の向きをガイド17の上部領域
としているため、当該ガイド17の曲面に沿う空気流を
無理なく発生させることができ、湯の噴霧圧力と相俟っ
て霧状の湯の流れが促進される。従って、ノズル16の
向き並びに高さ位置とガイド17の曲面形状によって、
極めて自然な空気流を作り出すことができる。しかも、
ファン18を設けているため、その空気流を更に促進す
ることが可能となる。
を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、
前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成部分につい
ては同一符合を用いるものとし、説明を省略若しくは簡
略にする。
く噴出するようにしたところに特徴を有する。すなわ
ち、ノズル16から噴出された湯は、熱交換促進部材2
5に落下するようになっており、この熱交換促進部材2
5との接触によって蒸気の発生を可能にしたものであ
る。ここで、熱交換促進部材25は、図5中、紙面直交
方向に沿って多数枚のパネル状の薄板片を併設して構成
され、狭いスペースでの熱交換面積が大きく確保できる
ようになっている。熱交換促進部材25の下端側には、
ドレンパイプ26が配置され、このドレンパイプ26に
雫が滴下して浴室フロア14側に流出させるようになっ
ている。
させるための湯の処理手段が異なるだけで、その他の作
用は実質的に第1の実施例と同様である。
を利用してサウナ装置を構成する場合を図示、説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
図6に示されるように、浴室内のカウンター30にサウ
ナ装置を内装するという構成も採用できる。この構成に
よっても、前記実施例と同様の作用、効果を得ることが
可能となる。
上限温度を検出した時に給湯を停止する一方、下限温度
を検出した時に給湯を開始するものとしたが、本発明は
更に微細な温度制御を行うことができる。例えば、第1
の上限設定温度と、当該第1の上限設定温度よりも幾分
低い第2の上限設定温度を設け、この第2の上限設定温
度を越えて第1の上限設定温度以下を条件として湯の供
給量を抑制するという制御が考えられる。この場合、湯
の供給は停止することなく量的な抑制がなされるだけと
なり、加速度的な温度上昇を停滞させ、霧状の湯の排出
が停止しない状態を安定して維持することができる。従
って、ファン18を設けない場合において、入浴者は、
空気流が停止しない状態でサウナを利用することがで
き、変化の少ない一定環境下で快適にサウナを利用する
ことができる。
特別な設置空間を要求することなく浴室内の設備を有効
に利用することができ、且つ、浴室内の温度を常に安定
して維持することができる、という従来にない優れた効
果を奏するサウナ装置を提供することができる。特に、
湯を霧状に噴出させてこれを排出孔から排出する構成に
よれば、熱交換促進部材を設ける必要もないため、狭い
スペースでサウナ装置の構築が可能となり、構造の簡易
化を通じて保守、点検も容易に行うことが可能となる。
また、ノズルをガイド側に向けて当該ガイドに霧状の湯
を噴出する構成としたから、噴出された霧状の湯の流れ
が極めてスムースに行えることとなる。しかも、湯の噴
出の圧力を強く設定することにより、ファンを省略した
場合でも一定の空気流を発生させることが可能できるた
め、この点からも更なる構造の簡易化を図ることができ
る。
図。
・・・排出孔、16・・・ノズル、17・・・ガイド、
18・・・ファン、21・・・温度センサ、25・・・
熱交換促進部材
Claims (4)
- 【請求項1】 バスエプロン若しくはカウンタ等の上部
位置に形成された空気吸入孔と、この空気吸入孔の下部
位置に形成された排出孔と、前記空気吸入孔の近傍に内
装されたノズルとを具備してなるサウナ装置において、 前記ノズルから湯を霧状に噴出可能に設けるとともに、
ノズルの先端近傍から前記排出孔に向かって霧状の湯を
送出するガイドを設け、当該ガイドは、前記排出孔に連
なるとともに、ノズルの先端近傍から排出孔に向かって
次第に裾野が広くなる曲面形状に形成されていることを
特徴とするサウナ装置。 - 【請求項2】 前記空気吸入孔及び又は排出孔の内側に
ファンを設けたことを特徴とする請求項1記載のサウナ
装置。 - 【請求項3】 前記空気吸入孔の内側に温度センサを配
置し、この温度センサの検出値に基づいて給湯制御を行
うことを特徴とする請求項1又は2記載のサウナ装置。 - 【請求項4】 バスエプロン若しくはカウンタ等の上部
位置に形成された空気吸入孔と、この空気吸入孔の下部
位置に形成された排出孔と、前記空気吸入孔の近傍に内
装されたノズルとを具備してなるサウナ装置において、 前記ノズルから噴出される湯を蒸気に変換する熱交換促
進部材を設けるとともに、この熱交換促進部材によって
発生した蒸気を前記排出孔に向かって送出するガイドを
設け、当該ガイドは、前記排出孔に連なるとともに、ノ
ズルの先端近傍から排出孔に向かって次第に裾野が広く
なる曲面形状に形成され、更に、前記空気吸入孔及び又
は排出孔の近傍にファンを装備したことを特徴とするサ
ウナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11404196A JP3226787B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | サウナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11404196A JP3226787B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | サウナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09294798A JPH09294798A (ja) | 1997-11-18 |
JP3226787B2 true JP3226787B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=14627557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11404196A Expired - Fee Related JP3226787B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | サウナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004105677A1 (en) * | 2003-05-30 | 2004-12-09 | Kipley Roydon Marks | Bath aeration |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP11404196A patent/JP3226787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09294798A (ja) | 1997-11-18 |
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