JP2890276B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびカラー写真画像形成方法 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびカラー写真画像形成方法Info
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Description
感光材料およびそれを用いたカラー画像形成方法に関
し、特に非画像部の白色度の良いカラープリントを迅速
処理で提供するためのカラー写真画像形成方法に関する
ものである。
ゲン化銀乳剤を支持体上に有す感光材料を、芳香族第一
級アミン系発色現像主薬で現像処理することによって、
生成する現像主薬の酸化体と色素形成カプラー(以下カ
プラーと称す)との反応により色素画像を得る方法であ
ることは良く知られているところである。このカラー現
像処理の簡易化・迅速化は、カラー写真業界における非
常に強い要求であり、この要求に従って非常に多くの改
良が加えられ、数年ごとに、新しい、より簡易迅速なシ
ステムが開発されてきている。処理の迅速化は、カラー
現像、漂白定着、水洗、乾燥それぞれの工程について別
々に時間短縮の工夫がなされる必要がある。処理の迅速
化の方法として、例えば国際公開WO87−04534
号明細書には、高塩化銀ハロゲン化銀カラー写真感光材
料を実質的に亜硫酸イオン及びベンジルアルコールを含
有しないカラー現像液で迅速処理する方法が示されてい
る。この方法は、現像時間を短縮する方法について示し
ているが、画像の鮮鋭度を高めるため等に用いられる写
真用染料などを現像処理によって洗い出す時間の短縮方
法についてはなんら示されておらず、さらに写真用染料
の脱色作用のある亜硫酸イオンが含有されないため、こ
の方法をそのまま適用した場合は、非画像部での白色度
の低下が問題である。また、漂白定着液のpHを下げて脱
銀を早める方法が米国特許4,828,970号に示さ
れているが、この方法は、写真用染料の洗い出しをむし
ろ遅らせる方向に作用し、白色度の低下が問題であっ
た。このような水溶性染料の使用量は市場の鮮鋭度向上
の強い要求に従って近年益々増加する傾向にある。この
ような水溶性染料を用いた時の光学反射濃度をある濃度
以上にすることが特開昭63−286849号に記載さ
れている。このような画像の鮮鋭度を高めるための水溶
性染料の使用量の増加に対し、前述したような処理の迅
速化は水溶性染料の処理後の残留量の増大を引起し白色
度の低下として大きな問題となってきている。
厚を小さくすることが一般的に有効であるが、発色層の
膜厚を小さくしすぎると、必要な画像の濃度が得られず
視覚的な画像の鮮鋭度低下が起こり、むしろ着色剤を用
いたにもかかわらず逆に「見た目」のシャープネスが低
下して見えることすら起こりうる。またプリント直後は
鮮鋭だった画像が、保存しておくと画像が滲んで鮮鋭さ
が失われていくこともあった。また中間層の膜厚を小さ
くしすぎると処理による混色が発生し色の鮮やかさが損
なわれる問題が発生する。ハロゲン化銀乳剤を保護す
る、いわゆる保護層は紫外線吸収層とその被覆層の2層
から構成されるのが一般的であるが、紫外線吸収層の厚
みを薄くすると紫外線吸収能が低下することで画像の保
存性が低下し、また最上層の被覆層を薄くすると圧力に
よるやカブリ感度低下、傷などが発生したり、油溶性素
材の分散媒体として使用している高沸点有機溶媒が、表
面に滲み出して画像表面にベトツキや粉状の析出が発生
する等の問題が生じる。このように、迅速処理において
画像鮮鋭度が高く、かつ非画像部の白色度が高いカラー
画像を得ることの実現には困難が多く、これらの問題を
解決する技術の開発が待ち望まれていた。
処理によって非画像部の白色度の高いカラー写真を得る
ためのハロゲン化銀カラー写真感光材料と、その画像形
成方法を提供することにある。
を重ねた結果、前記の目的が、以下のような手段で解決
されることを見い出した。 (1)反射支持体上に、シアン色素形成カプラーを含有
するハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤層及びイエロー色素形成カプ
ラーを含有するハロゲン化銀乳剤層および複数の非感光
性コロイド層とからなる写真構成層を有し、且つ該写真
構成層に水溶性染料を含有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料において、該写真構成層のうちの最上層の非感
光性コロイド層が下記一般式〔I〕および〔II〕で表さ
れる紫外線吸収剤の少なくとも一種と水不溶性の高分子
化合物の少なくとも一種とが溶解した混合溶液を乳化分
散させて得られる分散物と等電点が6.0以上のゼラチ
ンとを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写
真感光材料。
R2 、R3 はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アリールオキシ基またはアシルアミノ基を表す。上記一
般式〔II〕において、R4 、R5 はそれぞれ水素原子、
アルキル基、アルコキシ基またはアシル基を表し、Xは
−CO−あるいは−COO−を表し、l、m、nはそれ
ぞれ1〜4の整数である。これらの基はさらに別の基に
よって置換されていてもよい。) (2)一般式〔I〕および〔II〕で表される紫外線吸収
剤の少なくとも一種は常温において液体であることを特
徴とする前項(1)のカラー写真感光材料。 (3)最上層中に高沸点有機溶媒を実質的に含有しない
ことを特徴とする前項(1)または(2)のカラー写真
感光材料。 (4)前項(1)、(2)または(3)のカラー写真感
光材料であって、かつ各乳剤層の少なくとも一層に含有
されるハロゲン化銀乳剤の平均塩化銀含有率が90モル
%以上であるハロゲン化銀カラー写真感光材料を実質的
に亜硫酸塩を含有しない発色現像液を用いて発色現像の
開始から水洗または安定化処理の終了までを完了するこ
とを特徴とするカラー写真感光材料。
は、一般に沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀もしくは塩沃臭
化銀よりなり、実質的に沃化銀を含まず平均塩化銀含有
率が90モル%以上の塩臭化銀または塩化銀乳剤を使用
することが好ましい。ここで、「実質的に沃化銀を含ま
ない」とは沃化銀含有率が1モル%以下であることが好
ましく、より好ましくは0.2モル%以下である。乳剤
のハロゲン組成は粒子間で異なっていても等しくても良
いが、粒子間で等しいハロゲン組成を有する乳剤を用い
ると、各粒子の性質を均質にすることが容易である。ま
た、ハロゲン化銀乳剤粒子内部のハロゲン組成分布につ
いては、ハロゲン化銀粒子のどの部分をとっても組成の
等しい所謂均一型構造の粒子や、ハロゲン化銀粒子内部
のコア(芯)とそれを取り囲むシェル(殻)〔一層また
は複数層〕とでハロゲン組成の異なる所謂積層型構造の
粒子あるいは、粒子内部もしくは表面に非層状にハロゲ
ン組成の異なる部分を有する構造(粒子表面にある場合
は粒子のエッジ、コーナーあるいは面上に異組成の部分
が接合した構造)の粒子などを適宜選択して用いること
ができる。高感度を得るには、均一型構造の粒子より
も、後二者のいずれかを用いることが有利であり、耐圧
力性の面からも好ましい。ハロゲン化銀粒子が上記のよ
うな構造を有する場合には、ハロゲン組成において異な
る部分の境界部は、明確な境界であっても、組成差によ
り混晶を形成して不明確な境界であっても良く、また積
極的に連続的な構造変化を持たせたものであっても良
い。
いては、塩化銀含有率の高い所謂高塩化銀乳剤が迅速処
理に適しており、本発明においては塩化銀含有率が95
モル%以上が更に好ましい。こうした高塩化銀乳剤にお
いては臭化銀局在相を先に述べたような層状もしくは非
層状にハロゲン化銀粒子内部および/または表面に有す
る構造のものが好ましい。上記局在相のハロゲン組成は
臭化銀含有率において少なくとも10モル%のものが好
ましく20モル%を越えるものがより好ましい。そし
て、これらの局在相は、粒子内部、粒子表面のエッジ、
コーナーあるいは面上にあることができるが、一つの好
まし例として、粒子のコーナー部にエピタキシャル成長
したものを挙げることができる。一方、感光材料が圧力
を受けたときの感度低下を極力抑える目的で、塩化銀含
有率90モル%以上の高塩化銀乳剤においても、粒子内
のハロゲン組成の分布の小さい均一型構造の粒子を用い
ることも好ましく行われる。また、現像処理液の補充量
を低減する目的でハロゲン化銀乳剤の塩化銀含有率を更
に高めることも有効である。この様な場合にはその塩化
銀含有率が98モル%〜100モル%であるような、ほ
ぼ純塩化銀の乳剤も好ましく用いられる。本発明に用い
るハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の平均
粒子サイズ(粒子の投影面積と等価な円の直径を以て粒
子サイズとし、その数平均をとったもの)は、0.1μ
〜2μが好ましい。また、これらの粒子サイズ分布は変
動係数(粒子サイズ分布の標準偏差を平均粒子サイズで
除したもの)20%以下、望ましくは15%以下の所謂
単分散なものが好ましい。このとき、広いラチチュード
を得る目的で上記の単分散乳剤を同一層にブレンドして
使用することや、重層塗布することも好ましく行われ
る。
成は、立方体、十四面体あるいは八面体のような規則的
な(regular)結晶形を有するもの、球状、板状などのよ
うな変則的な (irregular)結晶形を有するもの、あるい
はこれらの複合形を有するものを用いることができる。
また、種々の結晶形を有するものの混合したものからな
っていても良い。本発明においてはこれらの中でも上記
規則的な結晶形を有する粒子を50%以上、好ましくは
70%以上、より好ましくは90%以上含有するのが良
い。また、これら以外にも平均アスペクト比(円換算直
径/厚み)が5以上、好ましくは8以上の平板状粒子が
投影面積として全粒子の50%を越えるような乳剤も好
ましく用いることができる。本発明に用いる塩臭化銀乳
剤は、P. Glafkides著 Chimie et Phisique Photograph
ique (PaulMontel社刊、1967年)、G. F. Duffin著
Photo-graphic Emulsion Chemistry (Focal Press社
刊、1966年)、V. L. Zelikman et al著 Making an
d Coating Photographic Emulsion (Focal Press社刊、
1964年)などに記載された方法を用いて調製するこ
とができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法
等のいずれでも良く、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン
塩を反応させる形式としては、片側混合法、同時混合
法、およびそれらの組み合わせなどのいずれの方法を用
いても良い。粒子を銀イオン過剰の雰囲気の下において
形成させる方法(所謂逆混合法)を用いることもでき
る。同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成
する液相中のpAg を一定に保つ方法、すなわち所謂コン
トロールド・ダブルジェット法を用いることもできる。
この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一
に近いハロゲン化銀乳剤を得ることができる。
は、その乳剤粒子形成もしくは物理熟成の過程において
種々の多価金属イオンドーパントを導入することができ
る。使用する化合物の例としては、カドミウム、亜鉛、
鉛、銅、タリウムなどの塩、あるいは第VIII族元素であ
る鉄、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウ
ム、イリジウム、白金などの塩もしくは錯塩を挙げるこ
とができる。特に上記第VIII族元素の錯塩は好ましく用
いることができる。これ等の化合物の添加量は目的に応
じて広範囲にわたるがハロゲン化銀1モルに対して10
-9〜10-2モルが好ましい。本発明に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤は、通常化学増感および分光増感を施され
る。化学増感法については、不安定硫黄化合物の添加に
代表される硫黄増感、金増感に代表される貴金属増感、
あるいは還元増感などを単独もしくは併用して用いるこ
とができる。化学増感に用いられる化合物については、
特開昭62−215272号公報明細書の第18頁右下
欄〜第22頁右上欄に記載のものが好ましく用いられ
る。
層の乳剤に対して所望の光波長域に分光感度を付与する
目的で行われる。本発明においては目的とする分光感度
に対応する波長域の光を吸収する色素−分光増感色素を
添加することで行うことが好ましい。このとき用いられ
る分光増感色素としては例えば、F. M. Harmer著 Heter
ocyclic compounds −Cyanine dyes and related compo
unds (JohnWiley & Sons〔New York, Londom〕社刊、1
964年)に記載されているものを挙げることができ
る。具体的な化合物の例ならびに分光増感法は、前出の
特開昭62−215272号公報明細書の第22頁右上
欄〜第38頁に記載のものが好ましく用いられる。本発
明に用いるハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工
程、保存中あるいは写真処理中のかぶりを防止する、あ
るいは写真性能を安定化させる目的で種々の化合物ある
いはそれ等の前駆体を添加することができる。これらの
化合物の具体例は前出の特開昭62−215272号公
報明細書の第39頁〜第72頁に記載のものが好ましく
用いられる。本発明に用いる乳剤は、潜像が主として粒
子表面に形成される所謂表面潜像型乳剤、あるいは潜像
が主として粒子内部に形成される所謂内部潜像型乳剤の
いずれのタイプのものであっても良い。
で表される化合物について詳しく説明する。本発明で用
いる一般式〔I〕で表される化合物についての詳細は特
開昭58−221844号、同59−46646号、同
59−109055号、特公昭36−10466号、同
42−26187号、同48−5496号、同48−4
1572号、米国特許3,754,919号、同4,2
20,711号等に記載されている。また常温(25
℃)で液体のものとして特公昭55−36984号、同
55−12587号、特開昭58−214152号等に
記載がある。一般式〔II〕で表される化合物についての
詳細は特公昭48−30493号、同48−31255
号等に記載されている。本発明に用いられる紫外線吸収
剤の具体例を第1表および第2表に示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
なくとも1種は常温で液体状であることが好ましい。本
発明に用いる水不溶性高分子化合物としては、具体的に
は、米国特許4,857,449号明細書の第7欄〜1
5欄及び国際公開WO88/00723号明細書の第1
2頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体等が用
いられ、主鎖あるいは側鎖に−C(O)−結合をもつ繰
り返し単位からなる水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独
または共重合体の少なくとも一種からなるものが好まし
く、なかでも側鎖に−C(O)−N−(G1 )G2 結合
をもつものが好ましい(ここでG1 とG2 はそれぞれ水
素原子、アルキル基、シクロアルキル基、またはアリー
ル基をあらわす。但し、G1 とG2 が同時に水素原子で
あることはない。G1 とG2 は互いに結合して環を形成
してもよい。)。また、本発明の目的にとって好ましい
水不溶性重合体は、アクリル酸またはメタクリル酸のア
ルキルエステルをモノマーユニットとして含むものであ
り、なかでもメタクリル酸のアルキルエステルとスチリ
ルとの共重合体が好ましい。
の具体例の一部を以下に記すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 P− 1)ポリビニルアセテート P− 2)ポリビニルプロピオネート P− 3)ポリメチルメタクリレート P− 4)ポリメチルメタクリレート P− 5)ポリメチルアクリレート P− 6)酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(95:5) P− 7)ポリ−n−ブチルアクリレート P− 8)ポリ−n−ブチルメタクリレート P− 9)ポリイソブチルメタクリレート P−10)ポリイソプロピルメタクリレート P−11)ポリオクチルアクリレート P−12)n−ブチルアクリレート−アクリルアミド共重合体(95:5) P−13)ステアリルメタクリレート−アクリル酸共重合体(90:10) P−14)1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリエステル P−15)エチレングリコール−セバシン酸ポリエステル P−16)ポリカプロラクトン P−17)ポリプロピオラクトン P−18)ポリジメチルプロピオラクトン P−19)n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体( 90:10) P−20)メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合体(70:30)
線吸収剤は、一般的には高沸点の有機溶媒と一緒に、酢
酸エチルエステルなどの低沸点の有機溶媒に溶解した後
に界面活性剤を含むゼラチン水溶液に混合し、乳化分散
して使用するが、本発明においてはさらに水不溶性高分
子化合物を同時に含有することが特徴である。従来一般
的に使用されてきた高沸点の有機溶媒は、本発明におい
ては実質的に含有しないことが好ましい。実質的に含有
しないとは、前記の紫外線吸収剤と同一層中に含有され
る水不溶性高分子化合物の重量に対して0.5以下のこ
とを示し、0.2以下であることがより好ましい。全く
含有しないことが特に好ましい。一般に高沸点有機溶媒
を使用する目的は、紫外線吸収剤の乳化分散物を感光材
料の層として塗設すると、乾燥によって低沸点の有機溶
媒が除去されるため、それまで溶解していた紫外線吸収
剤が粗大な結晶となって析出し、感光材料の表面にザラ
ツキを与えるのを防止するためである。本発明におい
て、実質的に高沸点有機溶媒を含有させることなく前記
したような感光材料表面のザラツキを発生することがな
かったことはおどろくべきことである。水不溶性高分子
化合物の塗布量は、0.05g/m2以上が好ましく、
0.1g/m2以上がより好ましく、0.15g/m2以上
が更に好ましい。水不溶性の高分子化合物に対する一般
式〔I〕および〔II〕で表される全紫外線吸収剤の重量
比は0.1〜5が好ましく、0.2〜1であることがよ
り好ましい。乳化分散物の平均粒子サイズは0.3μm
以下であることが好ましく、0.1μm以下であること
がより好ましい。
は、支持体上に、少なくとも、イエロー色素形成カプラ
ーを含有するハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カ
プラーを含有するハロゲン化銀乳剤層及びシアン色素形
成カプラーを含有するハロゲン化銀乳剤層を有するが、
これらの乳剤層は対応して青感性、緑感性および赤感性
であることが好ましい。また本発明の感光材料はこの順
で塗設して構成することができるが、これと異なる順序
であっても良い。また、赤外感光性ハロゲン化銀乳剤層
を前記の感光性乳剤層の少なくとも一つの替りに用いる
ことができる。本発明において、上記カプラーを感光層
に添加するためには、公知の種々の技術を適用すること
ができる。通常、オイルプロテクト法として公知の水中
油滴分散法により添加することができ、高沸点有機溶媒
に溶解した後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液に乳化
分散させる。あるいは界面活性剤を含むカプラー溶液中
に水あるいはゼラチン水溶液を加え、転相を伴って水中
油滴分散物としてもよい。またアルカリ可溶性のカプラ
ーは、いわゆるフィッシャー分散法によっても分散でき
る。カプラー分散物から、蒸留、ヌードル水洗あるいは
限外濾過などの方法により、低沸点有機溶媒を除去した
後、写真乳剤と混合してもよい。このようなカプラーの
分散媒としては誘電率(25℃)2〜20、屈折率(2
5℃)1.5〜1.7の高沸点有機溶媒および/または
先に述べた水不溶性高分子化合物を使用するのが好まし
い。本発明に用いうる高沸点有機溶媒は、融点が100
℃以下、沸点が140℃以上の水と非混和性の化合物
で、紫外線吸収剤またはカプラーの良溶媒であれば使用
できる。高沸点有機溶媒の融点は好ましくは80℃以下
である。高沸点有機溶媒の沸点は、好ましは160℃以
上であり、より好ましくは170℃以上である。高沸点
有機溶媒はカプラーに対して重量比で0.1〜10.0
倍量、好ましくは0.1〜4.0倍量で使用できる。こ
れらの高沸点有機溶媒の詳細については、特開昭62−
215272号公開明細書の第137頁右下欄〜144
頁右上欄に記載されている。
例えば、特開昭50−145125号、同昭52−20
830号、同昭50−147712号、同昭59−11
1641号、同昭61−148448号、同昭61−1
51538号、同昭61−151649号、同昭61−
151650号、同昭61−151651号、同昭61
−170742号、同昭61−175638号、同昭6
1−235837号、同昭61−248044号、同昭
62−164043号、同昭62−253145号、同
昭62−253146号、同昭62−253142号、
同昭62−275262号、同昭62−283336号
明細書や、リサーチヂスクロージャーRD−17643
号(1978年12月22頁)、RD−18716号
(1979年11月647頁)などに記載があり、中で
も欧州特許EP0,337,490A2号の第27〜7
6頁に記載の、処理により脱色可能な染料(例えばオキ
ソノール染料)の使用が好ましい。水溶性染料の使用量
は、4mg/m2以上200mg/m2以下であることが好まし
く、10mg/m2以上100mg/m2以下であることが特に
好ましい。複数の染料を使用する場合はその合計量が上
記の中にあることが好ましい。
層に用いることのできる結合剤または保護コロイドとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の
親水性コロイド単独あるいはゼラチンと共に用いること
ができる。感光材料中のゼラチンの全塗布量としては、
迅速処理や非画像部の白色度を高める等の目的のために
好ましくは8.2g/m2以下、より好ましくは7.8g
/m2以下、さらに好ましくは7.4g/m2以下、特に好
ましくは7.0g/m2以下である。本発明においてゼラ
チンは石灰処理されたものでも、酸処理されたものでも
どちらでもよい。ゼラチンの製法の詳細はアーサー・ヴ
アイス著、ザ・マクロモレキュラー・ケミストリー・オ
ブ・ゼラチン(アカデミック・プレス、1964年発
行)に記載がある。最上層の非感光性コロイド層に用い
るゼラチンは酸処理されたものが好ましく、等電点が
6.0以上のものが用いられるが、より好ましくは6.
5以上、特に好ましくは7.0以上である。本発明にお
いて感光材料の乾燥時の膜の厚みは11マイクロメート
ル以下であることが好ましく、さらに好ましくは10マ
イクロメートル以下、特に好ましくは8マイクロメート
ル以下である。なかでも最上層は乾燥時の膜の厚みが薄
い方が好ましく、2μm以下であることが好ましい。
尚、この最上層と支持体から最も遠いハロゲン化銀乳剤
層とは直かに接して配置されているのが好ましいが、こ
の両層の間に親水性コロイド層を設けてもよい。
も反射型でも使用目的によって任意に選ぶことができる
が、本発明の目的にとっては、なかでも反射型支持体の
使用が好ましい。反射型支持体としては、支持体上に酸
化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム
等の光反射物質を分散含有する疏水性樹脂を被覆したも
のや、光反射性物質を分散含有する疏水性樹脂そのもの
を支持体として用いたものが含まれる。また、本発明に
係わる感光材料には、画像シャープネス等を向上させる
目的で、支持体の耐水性樹脂層中に2〜4価のアルコー
ル類(例えばトリメチロールエタン)等で表面処理され
た酸化チタンを12重量%以上、より好ましくは14重
量%以上含有させるのが好ましい。
ラーと共に欧州特許EP0,277,589A2号に記
載のような色像保存性改良化合物を使用するのが好まし
い。即ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現
像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(F)および/または発
色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の
酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(G)を同時または単独
に用いることが、例えば処理後の保存における膜中残存
発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による
発色色素生成によるステイン発生その他の副作用を防止
する上で好ましい。また、本発明に係わる感光材料に
は、親水性コロイド層中に繁殖して画像を劣化させる各
種の黴や細菌を防ぐために、特開昭63−271247
号に記載のような防黴剤を添加するのが好ましい。
れても赤外光で露光されてもよい。露光方法としては低
照度露光でも高照度短時間露光でもよく、一画素当りの
露光時間が10-4秒より短いレーザー走査露光方式が好
ましい。また、露光に際して、米国特許第4,880,
726号に記載のバンド・ストップフィルターを用いる
のが好ましい。これによって光混色が取り除かれ、色再
現性が著しく向上する。本発明において適用される素材
(カプラー、添加剤など)および写真構成層(層配置な
ど)、並びにこの感材を処理するために適用される処理
法や処理用添加剤としては、下記の特許公報、特に欧州
特許EP0,355,660A2号に記載されているも
のが好ましく用いられる。
塩化銀乳剤を使用するハロゲン化銀カラー感光材料を、
実質的に亜硫酸塩を含有しない発色現像液で処理する処
理方法としては、特開平2−207250号の第27頁
左上欄〜34頁右上欄に記載の方法が好ましく適用され
る。「実質的に亜硫酸塩を含有しない」とは、亜硫酸ナ
トリウムとして0.2g/リットル以下のことを示す。
0.2g/リットル程度の亜硫酸塩は、薬品として秤量
して添加しても調液時に空気中の酸素と反応して、大部
分は消費され、写真性上無害であり、かつ、染料の脱色
速度にも影響を与えない。
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗層を設け、更に種々の写真
構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー印画紙
(試料101)を作製した。紙支持体表面の乳剤を塗布
する側のポリエチレン層は15重量%の二酸化チタンを
含有し、30ミクロンの厚みでラミネートした。塗布液
は以下の様にして調製した。 第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)153.0gおよび色像安
定剤(Cpd−1)47.8g、色像安定剤(Cpd−
9)12.8g、色像安定剤(Cpd−12)3.2g
に酢酸エチル270.0ccおよび溶媒(Solv−3)
および)Solv−6)それぞれ37.4を加え溶解
し、この溶液を10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム60ccおよびクエン酸10gを不10%ゼラチン
水溶液1000gに乳化分散させて乳化分散物Aを調製
した。一方、塩臭化銀乳剤B(立方体、平均粒子サイズ
0.88μの大サイズ乳剤と0.70μの小サイズ乳剤
との6:4混合物(銀モル比)。粒子サイズ分布の変動
係数はそれぞれ0.08と0.10、各サイズ乳剤とも
臭化銀0.3モル%を粒子表面の一部に局在含有させ、
残りが塩化銀であるハロゲン化銀粒子からなる)が調製
された。前記の乳化分散物Aとこの塩臭化銀乳剤Bとを
混合溶解し、以下に示す組成となるように第一層塗布液
を調製した。第二層から第七層の塗布液も第一層塗布液
と同様の方法で調製した。各層のゼラチン硬化剤として
は、H−1およびH−2を使用した。また、各層にCp
d−10とCpd−11をそれぞれ全量が25.0mg/
m2と50.0mg/m2となるように添加した。各感光性乳
剤層の塩臭化銀乳剤には下記の分光増感色素をそれぞれ
用いた。
乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニル)−
5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀1
モル当たり8.5×10-5モル、7.7×10-4モル、
2.5×10-4モル添加した。また、青感性乳剤層と緑
感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,
3,3a,7−テトラザインデンをそれぞれハロゲン化
銀1モル当たり、1×10-4モルと2×10-4モル添加
した。また、イラジェーション防止のために乳剤層に下
記の染料(カッコ内は塗布量を表す)を添加した。
表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布量を表す。
のものを用いた。第7層に用いるゼラチンは等電点が
6.9のものを用いた。このようにして得られた試料1
01に対して第7層を除去した試料を102、試料10
2に対して第6層で使用するゼラチンを等電点が6.9
のもので等量置換したものを試料103、さらに103
に対し、紫外線吸収剤UV−1と同時に溶解して乳化分
散されていたSolv−5を等重量のCpd−13に置
き換えた試料を調製し、試料104とした。試料104
においてCpd−13を等重量のCpd−7に置き換え
た試料を試料105とした。尚、試料105の乳化分散
物は、10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム6
0ccを含み等電点が6.9のゼラチンの水溶液に、40
gのCpd−7と40gのUV−1とを160ccの酢酸
エチルに溶解した液を、乳化分散することによって調製
した。試料101〜105における紫外線吸収剤の乳化
分散物の平均粒子サイズは、いずれも0.07μであっ
た。
体を露光し、ペーパー用自動現像処理機を用いて、下記
処理工程及び処理組成の液を使用し、カラー現像のタン
ク容量の2倍補充するまで連続処理を実施した(標準処
理条件A)。また、リンス工程の温度を15℃、その補
充量を1/2の180mlとし同様の処理を行ったペーパ
ー用自動現像処理機を準備した。この後者の自動現像処
理機の処理条件は、実際の連続処理工程中で起こりうる
処理条件をシミュレーションしたものである(処理条件
B)。
た。
型感光計(光源の色温度3200°K)を使用してセン
シトメトリー用3色分解フィルターの階調露光を与え
た。露光の終了した試料は、上記のようにしてあらかじ
めランニング状態にしたペーパー用自動現像処理機(処
理条件A及びB)を用いて処理を行った。処理の終了し
た試料を富士写真フイルム株式会社製TCD型濃度測定
装置で反射濃度を測定し、白地(未露光部)のステイン
の濃度を求めた。また処理後の試料の光沢を視覚で判断
し、良好(O)、やや劣る(△)、劣る(×)の三段階
に区分した。視覚評価の終わった処理済み試料を80℃
80%で7日間保存し、再度表面の光沢を視覚で判断し
た。得られた結果を第3表に示す。
の試料104および105は、表面の光沢が処理直後も
経時後においても良好であり好ましいことが分かる。ま
た白地の濃度も低く好ましい。本発明外の試料101は
白地のステイン濃度上昇が処理条件Bにおいて大きく好
ましくない。試料102は、表面の光沢がおとり、好ま
しいない。試料102、および103は、経時後のプリ
ント表面の油状のべとつきが発生していた。試料103
は、最上層のゼラチンの等電点が6.0以上であること
から、処理直後の表面の光沢が改良されるが、強制経時
後の光沢度を改良するに至らない。それに対して、紫外
線吸収剤を水不溶性重合体とともに共乳化した試料10
4と105では、処理直後のみならず経時による表面光
沢も改良されることがわかる。またカラー写真の表面に
油状のべとつきの発生も認められなかった。
硫酸ナトリウムを2g/リットル添加し、試料101と
104に対して同様な処理を行った。実施例1の結果か
ら明らかなように、試料101は、本発明の試料104
に対して処理条件Bにおける白地濃度のみが劣っている
試料である。亜硫酸ナトリウムの添加前に処理した試料
と添加後に処理した試料の露光部の最高濃度と非画像部
の最低濃度(白地濃度)を測定し、結果を第4表に示し
た。
ナトリウムの添加は試料101の白地濃度を下げ、本発
明の試料104と同等のレベルに達することができる
が、一方で最高濃度が著しく低下してしまい好ましくな
い処理条件である。本発明の試料104は、亜硫酸塩の
存在なしで白地濃度が低く好ましいことが分かる。 実施例3 実施例1で作成した塗布試料103において、紫外線吸
収剤の混合比率とSolv−5に対するCpd −13またはCp
d −7の置き換え比率を第5表に示すように変えた試料
を作成し、試料301〜311とした。これらの試料に
対して実施例1で行った処理条件Bで現像処理を行っ
た。第5表において紫外線吸収剤(iv)は常温で液体であ
った。他の紫外線吸収剤(v) 〜(vii) は常温で固体であ
った。処理の終わった試料を80℃90%で2週間保存
し、実施例1と同様にして表面の光沢と油状のベトツキ
の有無を評価した。結果を第6表に示す。
体Cpd13またはCpd 7を含有しない試料301〜30
4は表面の光沢が劣り、油状のベトツキが観察された。
水不溶性重合体を含有する本発明の試料305〜311
は、このような欠点がないか、または少なく好ましい。
本発明の試料のなかでも高沸点有機溶媒を含有しないか
または実質的に含有しない場合、また常温で液体状の紫
外線吸収剤を含有する場合が特に好ましいことがわかる
(試料305〜310)。
く、しかも処理後の経時によっても表面の光沢度が劣化
しないカラー写真が得られる。そして、この効果は、実
質的に亜硫酸塩を含有しない発色現像液で迅速処理した
ときに特に顕著である。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に、シアン色素形成カプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラ
ーを含有するハロゲン化銀乳剤層及びイエロー色素形成
カプラーを含有するハロゲン化銀乳剤層および複数の非
感光性コロイド層とからなる写真構成層を有し、且つ該
写真構成層に水溶性染料を含有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料において、該写真構成層のうちの最上層に
非感光性コロイド層が下記一般式〔I〕および〔II〕で
表される紫外線吸収剤の少なくとも一種と水不溶性高分
子化合物の少なくとも一種とが溶解した溶液を乳化分散
させて得られる分散物と等電点が6.0以上のゼラチン
とを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
感光材料。 【化1】 (上記一般式〔I〕において、R1 、R2 、R3 はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、水酸基、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基
またはアシルアミノ基を表す。上記一般式〔II〕におい
て、R4 、R5 はそれぞれ水素原子、アルキル基、アル
コキシ基またはアシル基を表し、Xは−CO−あるいは
−COO−を表し、l、m、nはそれぞれ1〜4の整数
である。) - 【請求項2】 一般式〔I〕および〔II〕で表される紫
外線吸収剤の少なくとも一種は常温において液体である
ことを特徴とする請求項1のカラー写真感光材料。 - 【請求項3】 一般式〔I〕および〔II〕で表される紫
外線吸収剤の少なくとも一種と水不溶性高分子化合物の
少なくとも一種とを含有する親水性コロイド層中に高沸
点有機溶媒を実質的に含有しないことを特徴とする請求
項1または2のハロゲン化銀カラー写真感光材料。 - 【請求項4】 支持体上に、シアン色素形成カプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラ
ーを含有するハロゲン化銀乳剤層及びイエロー色素形成
カプラーを含有するハロゲン化銀乳剤層および複数の非
感光性コロイド層とからなる写真構成層を有し、且つ該
写真構成層に水溶性染料を含有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料をカラー現像処理するカラー写真画像形成
方法において、該写真構成層のうちの最上層の非感光性
コロイド層が下記一般式〔I〕および〔II〕で表される
紫外線吸収剤の少なくとも一種と水不溶性の高分子化合
物の少なくとも一種とが溶解した混合溶液を乳化分散さ
せて得られる分散物と等電点が6.0以上のゼラチンと
を含有するものであり、かつ各乳剤層の少なくとも一層
に含有されるハロゲン化銀乳剤の平均塩化銀含有率が9
0モル%以上であり、かつ該ハロゲン化銀カラー写真感
光材料を実質的に亜硫酸塩を含有しない発色現像液を用
いて発色現像の開始から水洗または安定化処理の終了ま
でを完了することを特徴とするカラー写真画像形成方
法。 【化2】 (上記一般式〔I〕において、R1 、R2 、R3 はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、水酸基、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基
またはアシルアミノ基を表す。上記一般式〔II〕におい
て、R4 、R5 はそれぞれ水素原子、アルキル基、アル
コキシ基またはアシル基を表し、Xは、−CO−あるい
は−COO−を表し、l、m、nはそれぞれ1〜4の整
数である。) - 【請求項5】 一般式〔I〕および〔II〕で表される紫
外線吸収剤の少なくとも一種と水不溶性高分子化合物の
少なくとも一種とを含有する親水性コロイド層中に高沸
点有機溶媒を実質的に含有しないことを特徴とする請求
項4のカラー写真画像形成方法。
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