JP2890196B2 - 能動的振動制御装置もしくはそれに関連する改良 - Google Patents

能動的振動制御装置もしくはそれに関連する改良

Info

Publication number
JP2890196B2
JP2890196B2 JP62505958A JP50595887A JP2890196B2 JP 2890196 B2 JP2890196 B2 JP 2890196B2 JP 62505958 A JP62505958 A JP 62505958A JP 50595887 A JP50595887 A JP 50595887A JP 2890196 B2 JP2890196 B2 JP 2890196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
control device
vibration control
signal
active vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62505958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01501344A (ja
Inventor
ジョン エリオット,ステファン
アーサー ネルソン,フィリップ
マックグレガー ストーサーズ,イアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADAPUTEIBU KONTOROORU Ltd
Original Assignee
ADAPUTEIBU KONTOROORU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26291394&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2890196(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from GB08624053A external-priority patent/GB2203016A/en
Application filed by ADAPUTEIBU KONTOROORU Ltd filed Critical ADAPUTEIBU KONTOROORU Ltd
Publication of JPH01501344A publication Critical patent/JPH01501344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2890196B2 publication Critical patent/JP2890196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K11/00Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/16Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/175Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general using interference effects; Masking sound
    • G10K11/178Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general using interference effects; Masking sound by electro-acoustically regenerating the original acoustic waves in anti-phase
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/10Applications
    • G10K2210/128Vehicles
    • G10K2210/1282Automobiles
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/301Computational
    • G10K2210/3023Estimation of noise, e.g. on error signals
    • G10K2210/30232Transfer functions, e.g. impulse response
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/301Computational
    • G10K2210/3032Harmonics or sub-harmonics
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/301Computational
    • G10K2210/3046Multiple acoustic inputs, multiple acoustic outputs
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/301Computational
    • G10K2210/3048Pretraining, e.g. to identify transfer functions
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/301Computational
    • G10K2210/3049Random noise used, e.g. in model identification
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/30Means
    • G10K2210/321Physical
    • G10K2210/3212Actuator details, e.g. composition or microstructure

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明において「振動」という用語は、音響あるい
は雑音にも包含するものであり、特にこの発明は能動的
な雑音の制御に関する。顕著な雑音成分が車両(自動
車)の運転に使用される往復動エンジンの回転周波数に
調和する関係にある場合における、車両の客室内におい
ては、このような閉鎖した区画内における低周波領域の
音響レベルは、これを従来の受動的な方法によって減衰
させることは困難であると共に、不快な「低音」の原因
となる。単一の第二次音源の出力が原始周囲雑音と反対
位相となるように、その二次音源を導入することによっ
て、単純な音場を積極的に減衰させる方法は、「チャー
タード・メカニカル・エンジニア」の1983年1月号の第
41〜47頁にB.チャップリン氏によってその一般的条件が
記載されている。その他の論説としては、Noise Contro
l Enginnering誌の1982年5〜6月号の第100〜110頁にG
lenn E.Warnaka氏による「雑音の積極的減衰法−現在の
技術状況」と題する論文中に開示され、この論文は「In
ternoise83年の進歩」の457〜458頁と461〜464頁および
「Internoise84年の進歩」の483〜488頁にも掲載されて
いる。また特殊な方法および装置は、英国特許明細書第
1,577,322号、第2,149,614号に記載されている。 発明の概要 この発明によれば、一次音源すなわち一次振動源から
発生する振動を減衰させる積極的振動制御装置であっ
て、その特徴とするところは、一次音源の選ばれた高調
波を含む少なくとも1つの基準信号が複数個の二次音源
すなわち二次振動源を駆動する手段に供給されて、前記
一次と二次の振動源によって形成される振動音場を感知
する作用を有するセンサ手段によって検出される振動エ
ネルギーが減少されるようにすることにある。 この明細書中では、「高調波」という場合には「準高
調波」をも含むものとする。 発明による制御装置は、二次振動源からセンサへの振
動の伝達に伴う遅延に対応する時間スケールのコスト要
素を十分に低減するために、二次振動源からの出力を調
整する1つのアルゴリズムに関して動作するのが好まし
い。 特にこの発明は、車両の密閉空間全域にわたる音響の
制御、あるいはその空間内の1つまたは多数の「静かな
ゾーン」における音響の制御を可能とし、かつ例えばエ
ンジンの負荷または速度などの変化に伴って生ずる音響
の励起状態の変化に対して急速に対応し得るところの能
動的雑音低減装置に関する。 二次振動源によって発生する音響がエンジンによって
生起される音響と同一の周波数となるようにさせるため
に、エンジンのクランク軸の回転速度に関連する信号、
例えばエンジンの点火装置によって発生する信号を、ク
ランク軸の回転周波数の高調波(または準高調波)に存
在する多くの正弦波を含む基準信号を発生するために使
用される。これらの高調波および準高調波はエンジンオ
ーダ周波数として知られている。これらの正弦波を得る
には種々の方法があり、以下その概要を説明する。すべ
ての高調波を制御しようとするのではなく、この発明に
おいては、エンジンオーダ周波数の或る1組の周波数を
選定して基準周波数として発生する。例えば、燃焼周波
数(4気筒車両内の第2エンジンオーダ)およびその第
2次高調波(第4エンジンオーダ)が、車両内の音響ス
ペクトルが主としてこれらの成分によって支配されるな
らば、使用される。 または前記の他に、エンジンオーダ周波数のすべてを
帯域フィルタに入力し、このフィルタによって、特定の
周波数、即ち、車両内において「不快な低音」を発生す
るような特定の共振を助長する若干の周波数のみを分離
させる。帯域フィルタに入力させる周波数の個数を少な
くすることの利点は、少数の係数を有する適応形フィル
タを使用すればよいことである。これによって効率的な
実行が可能となり、適応時間も速くなる。適応時間が速
くなることは、自動車の用途において特に重要であり、
例えば、本発明の能動的制御装置は、極めて短い時間ス
ケールで発生するエンジン回転速度の変化に追随するも
のである。 さらにこの基準信号を、車両の車輪のハブまたは懸架
装置に設置したトランスデューサから取出すこともでき
る。この方法による基準信号は、車輪の回転はまたは走
行雑音の高調波を含んでいる。トランスデューサが車両
の外部にあるので、風圧雑音を表わす基準信号が得られ
る。このような音源から得られる信号は音域が広く、こ
の場合は、基準信号を適応フィルタに直接に入力させる
ことができ、以下これを詳説する。また、基準信号が周
期性(判別し易い)である場合は、個々の高調波に対し
て個別に制御することが可能となり、これについても後
述する。 空閉空間が自動車の内部であれば、二次振動源は、カ
ー・オーディオ装置の低周波音域再生用のラウンドスピ
ーカーである。 内燃機関から発生する信号によって幾つかの基準信号
を生成させるための、本発明による方法の実例につき以
下説明する。 1.フィルタによる高調波の選択 内燃機関によって動力を与えられる車両内の音響に含
まれるすべての高調波成分を含む一次振動源から、1つ
の信号が取出される。この信号を濾波して、最も重要
な、即ち最も優位の高調波のみを取出す。この濾波方法
は、フィルタの中心周波数を1つの外部信号によって制
御し得るようなフィルタによって濾波を行う方法であ
り、その方式としては、、臨界濾波信号数がエンジンの
クランク軸の回転数に対して一定の比率を有するように
する方式である。例えば、これは、切換え周波数がクラ
ンク軸の回転周波数の値に固定された電荷結合素子(CC
D)を使用することによって達成できるが、後述のとお
り、マイクロコンピュータにより1つのプログラムを実
行することによっても可能である。 2.中心周波数が固定されたフィルタにより、或る1つの
帯域内の高調波を選択する方法 一次振動源からの1つの信号が多くの高調波を含み、
2つの信号を帯域フィルタによって濾波する方法で、こ
のフィルタは、車室内の「好ましくない低音」の周波数
の値に固定された中心周波数を有するようにしてあり、
かつこのフィルタは、基準信号が、特にそのような低音
を励起するような1つのまたは2つ以上の高調波のみを
含むような特性を有するものとする。この方法を発展さ
せることにより、帯域フィルタが、車両から生じる多く
の低音周波数における多数の共振を含むようにすること
ができる。さらには、フィルタが、一次的励起に応答す
る車両内部に音響的特性を再現するような周波数特性を
有するようにすることができる。このフィルタに入力さ
せる信号は、主要な高調波のすべてを含んでエンジンか
ら発生する信号であり、これを一連のパルスの形で入力
させることができる。 3.エンジンのクランク軸の回転周波数の値に固定された
特定の高調波の生成 この方法は、位相固定ループ(PLL)を使用してエン
ジンからの形波に対して整数関係にある多くの正弦波を
発生させ、然るのち、この正弦波の周波数を相互に加算
して基準信号を形成させるものである。或いは、エンジ
ンから抽出した信号により、複数個の可同調発振器を制
御し、その各々が選択された高調波における正弦波を発
生するようにしてもよい。このように一連の可同調発振
器を使用した一つの構成においては、エンジン回転数に
おける方形波信号の同期をカウンタで測定し、マイクロ
プロッサを通して、このプロセッサが下記の各微分方程
式を使用して複数個のディジタルオシレータを実行させ
るものである。 xI(n)=δ(n)+2cos(Iω)xI(n−1)−xI(n−2) ここで各記号は、ω=2πfC/NfS、Iは発生すべき高
調波の次数、fCはカウンタの周波数で、カウンタは1周
期の間にN個のパルスをカウントし、fSは、微分方程式
に使用されるサンプル速度を表わす。δ(n)は、上記
の微分方程式で形成されるオシレータを開始させるため
の単位サンプル順序である。例えば第2次と第4次の高
調波を発生することができる。 例えば、分周回路を使用して、カウンタ周波数(fC
からサンプル周波数(fS)を抽出すれば好適であり、そ
うすればfSとfCとの比fS/fCは厳密に1つの整数比とな
る。 また、一つの三角関数に近似させた級数の形式から成
る次記の微分方程式を使用して、ディジタルオシレータ
を実行させることができる。例えば、 変数yはオシレータの蓄積位相で、次式によって与えら
れる。 前式中でω(n)=Iωであり、ωは、各々の新
しいサンプル(n)に対し、上記のとおり、基準信号の
周期の測定値から演算される。上式における級数近似法
は、−π/2<y(n)<π/2の範囲におけるy(n)の
各数値に対して使用することができる。この範囲外のy
(n)に対しては、y(n)>πとなるまでは余弦波形
の対称性を利用する。y(n)≧πの値に対しては、2
の補数の表示の自然オーバフロー特性を利用して、y
(n)をy(n)≧−πまで拡大し、上記で説明した級
数展開と対称性を再び活用する。かくして、y(n)の
ディジタル表示が、−π<y(n)<πの範囲内で行わ
れ、xI(n)は±1の範囲内にある。 ディジタル発振器の各々を形成させる各微分方程式内
で使用される各係数の算定および微分方程式それ自体
は、マイクロプロセッサで実行され、または前記基準信
号からの二次振動源を駆動するために使用される出力を
発生する制御装置を実行させるプログラムの一部の形成
も行うことができる。 この制御装置は、エンジン速度と負荷との変化に急速
に追随できるような適応性を与えられている。二次振動
源の出力は、予測できる若干のコスト機能を低減するの
に適応するように制御される。このコスト機能の代表的
なものは、閉鎖空間内にある複数個のマイクロホンから
の自乗平均出力の総和である。制御装置はディジタル適
応FIRフィルタを使用することができ、「エレクトロニ
クス・レターズ」の1985年第979〜981頁に掲載のS.エリ
オット及びP.ネルソン氏によるベーシック形更新アルゴ
リズムが使用される。但しこのペーシックアルゴリズム
に幾つかの付加要素を加えて、この発明の特殊な実例に
おいて急速かつ効率的に使用できるようにする必要はあ
る。このアルゴリズムを、以下「確率勾配アルゴリズ
ム」と呼称することにし、以下これによる必要な諸種の
変形を示して説明する。サンプル番号nにある第m番目
の二次振動源を駆動する適応形フィルタの第i番目の係
数wmi(n)とすれば、これらの係数の各々は次の式に
より各サンプル毎に調節が行われる。 なお、αは収束係数、el(n)は第l番目のセンサか
らサンプル化出力で、さらにrm(n)は順番をあらわ
し、これは関数x(n)に関して前記説明した基準信号
を、第m次の二次振動源の励起に対する第lセンサの応
答をモデル化するようなディジタルフィルタにより、濾
波することによって形成される順番である。これらのデ
ィジタルフィルタは、vlm(n)の各周波数を発生する
が、前記「エレクトロニクス・レターズ」の論文中記載
の実行のうちの2つの係数のみを有する。それは、単一
の一定の周波数のみについての制御が意図されていたか
らである。或る条件下にてディジタルフィルタが、応答
特性内の総合的な遅延を模写し、他の1つの適応形フィ
ルタの安定性を保持させればそれでよいことが判明して
いる。なお、さらに通常のこととしては、ディジタルフ
ィルタを遅延およびその他の反射特性と関連付けること
である。このためには、係数αが初期有段階において適
応形に調整されるようになっているディジタルFIRまた
はIIR形のフィルタを使用すれば可能であり、所要の応
答特性に正確に整合させることができる。この初期の適
応過程は、この能動制御装置の動作中継続することがで
きる。その方法は、相互にかつ一次励起を適切に関連し
ていない二次振動源に、教示信号を供給することであ
る。これは、閉室内の音響特性の変化に追随できること
が必要である。これとは別に、乗客が座席に坐る動作と
か、閉じた窓を開く動作の如き明確な要因による変化が
あるときは、これが機械的変換手段で検出され、この情
報により各フィルタ間の切換えを行うので、各種の条件
下における客室の応答特性を模写することができる。 この実例における適応形アルゴリズムの使用に関する
他の重要な見地としては、基準信号中の好ましくない低
レベルの高調波または副次高調波の成分がある。前記に
よる基準信号を発生する方法が、単にI周波数のみを発
生するように設定されていると仮定する。かかる装置で
はIの所望の高調波のみが存在する筈であるが、実際に
は、それ以外の低いレベルの高調波または副次高調波周
波数が多く存在し、それは例えばフィルタのカットオフ
速さが有限であることに起因する。これらな成分は一次
振動源からも発生するので、車室内にも、従ってマイク
ロホン等のセンサ類の出力にも存在する。そこで、適応
形アルゴリズムは、低レベルの不容高調波的基準信号を
極度に増幅することによって、これらの不要分を除去し
ようとするものである。これによって適応形フィルタ内
に数値的なオーバフローを誘起する可能性があるが、こ
れは次のようにして防止することができる。 (1)適応形フィルタ内に2,Iの係数のみの使用する。 (2)基準信号にランダムの雑音を意識的に注入する。 (3)アルゴリズムに「洩れ」の要素を挿入し、前記算
式中で、数値を更新する前に、以前の係数のWmi(N)
に、1に近い値であるが、1に等しくない値を乗じる。 (4)更新方程式に外挿項を付加して、「誤り」のみな
らず「努力」をも含んだコスト関数を最小ならしめる方
法で、サザンプトン大学の音響振動研究所発行のISVR技
法No.136,1985中に記載された方法である。 その他の各種の適応形アルゴリズムが、二次振動源を
駆動する制御装置(コントローラ)中のディジタルフィ
ルタの係数を調整するために使用される。これらのアル
ゴリズムは、マトリクス形式で最も良く記述される。 標本化された基準信号x(n)は、一次振動源の出力
と相関性を有するが、二次振動源の出力には影響されな
い形で使用されるものと仮定する。第m次の二次振動源
の出力ym(n)は、この基準信号を、第i次の係数が第
n次のサンプルにおいてwmi(n)であるディジタルフ
ィルタを通過させて得られ、従って、次式が成立する。 誤差センサの第l番の標本化出力el(n)は、一次振
動源からの寄与成分dl(n)と、二次振動源の各々との
総計に等しい。第m番の二次振動源と、 l′番の誤差センサとの間のパスの特性は、第J′次
FIRフィルタによって係数clmijを含んで模式化される。 従って 誤差平面に対するマトリクス表現を求めるには、制御
装置内のフィルタ係数が時間的に不変、即ち制御装置が
制御されるべきシステムの応答のタイムスケールに比較
して極めて緩慢にしか適応しないと仮定せねばならな
い。しかしてwmi(n−j)=wmiであり、次式が成立
つ。 とし、この式中、lとmの各々に対する整数rm(n)を
フィルタされた基準信号と呼ぶことにすると、 または、el(n)=dl(n)+ l T(n) が求められ、上式中 l T(n)=[rl1(n) rl1(n−1)…rl1(n
−I+1) rl2(n)…rl1(n−I+1) rl3(n)… rlM(n)…rlM(n−I+1)] =[w10 w11 w11-1 w2O w2I-1 w30… wMO wMI-1] である。 そこで、 (n)=[e1(n) e2(n)…e
L(n)] (n)=[d1(n) d2(n)…d
L(n)] とすれば次式を得る。 (n)=(n)+(n) 但し (n)=[ (n) (n)…
(n)] とする。ここで、Eを期待演算子としてコスト関数を で表わせば、 J=E( (n)(n))+z TE ( (n)(n))+ TE( (n)
(n)) マトリクスの2次形式の標準論理を適用して、Jの極
小値Jminを求めるために、 opt=− -1 =−E( (n)(n))-1E ( (n)(n)) を求めると、 Jmin=C− -1 =E( (n)(n))−E( (n)(n)) E( (n)(n))-1E( (n)(n)) となる。勾配の実数は次式で表わされる 時間変域最深下降アルゴリズムは、次のように表記さ
れる。 (n+1)=(n)−2μE( (n)
(n) 実際の実施段階では、真の期待値は、MAまたはARの平
均値法によって近似させる。或いは、勾配の瞬時値を各
標本について各フィルタ係数を更新するために使用さ
れ、時間変域「確率勾配」アルゴリズムとして、 (n+1)=(n)−2μ (n)(n) この式は前記アルゴリズムのマトリクス表示である。こ
の形式から明らかに、緩慢適応の制限内においてのこの
アルゴリズムの安定性と収束性は、マトリクスE(
(n)(n))の固有値広がりによって支配される。
このマトリクスは、単に、制御せらるべきシステムの特
性と、システム内での振動源とセンサの設定の仕方と、
基準信号x(n)のスペクトル特性とによってのみ左右
される。振動源とセンサとの位置が良くないと、このマ
トリクスが不良な状態となり、大きな固有値広がりを持
つようになってしまう。かかるアルゴリズムの収束特性
に極めて遅い「モード」を生ぜしめることになる。 この問題はニュートン法アルゴリズムを適用すること
によって排除され、その厳密な表式を示せば、 (n+1)=w(n)−2μE ([ (n)(n)])-1E( )(n)(n)) さらに、種々の方式の平均化が、期待演算子に対する
実用的な近似値を与えるために使用される。しかしなが
ら、時間に独立なマトリクスE( (n)(n))
は、制御せられるシステムの応答性と、基準信号とにの
み依存し、これらは何れも既知であり定常性である。こ
れは種々の確率ニュートン法(“SNM")アルゴリズムを
暗示することになる。これらの最も明瞭なものは、基準
信号(n)の変形または「標準化」セットを次式の形
で使用することである。 E(〔 (n)(n)〕)-1 T(n)=
(N) これらの基準信号の各々を算定することは、(n)
のみを求めるよりも幾分手間がかかる。それは、
(n)の何れかの要素も、当然他の何れの要素の時間的
遅延表現であるからである。完全なSNMアルゴリズム
は、再びE( (n)e(n))の瞬時表現を使用し
て、次の様になる。 (n+1)=(n)−2μ (n)(n) 図面の簡単な説明 第1図は、閉鎖空間に随伴するこの発明の能動的雑音
制御装置のブロック図、 第2図(a)、(b)、(c)の各図は、第1図の装
置の一要素の動作を示すグラフ、 第3図は、基準信号発生器の一例を示すブロック図、 第4図は、基準信号発生器の他の一例を示すブロック
図、 第5図は、2つの基準信号が合成される状況を示すブ
ロック図、 第6図は、基準信号の結合状態を示すブロック図、 第7図は、この発明の特殊な実施例における処理を示
すブロック図、 第8図は、この発明の他の実施例に係り、誤差列の同
位相の、および2次形式成文を求めるためのヘテロダイ
ン法および平均化法を図示した構成図、 第9図は、非雑音振動制御に関する、この発明の適用
を示す図、 第10図は、第9図の構造の変形を示す図である。 発明の詳細な説明 第1図において、包囲体10は、この発明による能動的
音響制御装置1と結合された形で図示されている。包囲
体10は、内燃機関動力による車両、即ち一例として自動
車100の客室または運転室の内部に相当する。この実施
例では、装置1は、車両に取付けたステレオ音響装置の
2個の低周波スピーカを有する2つの二次音源11と、マ
イクロホン12を有する3個の音響センサより成る。スピ
ーカ11は、1対の対応形フィルタ14を有する制御回路13
によって駆動される。各適応形フィルタは、基準信号発
生器15によって供給される基準信号4に加わる作用の結
果としてフィルタ14が発生する出力信号により、スピー
カ11の各々を駆動する。基準信号4は、クランク軸の回
転数に伴って同期的な入力信号16から発振器15によっ
て、基準信号4が生成される。 信号発生器15は、追跡フィルタを含ませることができ
る制御装置13によって駆動されるスピーカ11からの出力
の目的は、客室10内で経験される、一次と二次との音源
によって生ずる振動音場を低減させることにある。低減
させようとする雑音の一次音源(エンジン2)は周期的
であるから、発振器15で発生される基準信号4は、この
発明によれば、エンジン2のクランク軸の回転数の高調
波(または準高調波)における1つまたは2つ以上の正
弦波成分を含むように構成される。適応形フィルタ14
は、センサマイクロホン12からの出力信号5によって自
動的に調節され、対応する調整は、スピーカ11の出力に
対して同時に行われ、スピーカ11からマイクロホン12へ
の音響振動の伝播に伴なう遅延と、時間的に匹敵するコ
スト関数を十分に低減させようとするものである。 どの高調波を選択すべきかの決定が前以て行われる。
この決定は車両毎に異ってくるものである。 制御装置1は記憶装置が使用していない。その代り、
複数個の閉ループが利用され、その各ループはマイクロ
ホン12と、制御装置13とスピーカ11とを含み、それによ
ってマイク12からの信号は、スピーカ11を制御するフィ
ルタ14を適応させるのに使用される。このスピーカ11
は、車室10内の音響的特性の結果として、マイクの出力
に影響を及ぼす。 閉ループの各々は、前記のとおり、スピーカ11の出力
を調節する一種のアルゴリズムの一部によって説明され
る。このアルゴリムは次式で表わされる。 (n+1)=(n)−2μ (n)(n) スピーカ11とマイクロホン12とは車室10内において相
互に間隔をとって配置されている。この配置は車両毎に
異なるので、車室10内にわたって十分な音響低減がなさ
れるように調節される。 さらに、注目すべき点は、音響制御装置が、二次音源
11の数によって増加されるセンサ12の数と同数の閉ルー
プを使用することにある。 第2音源11がセンサ12の各センサに対してどのように
作用するかは、この発明中で言及されたアルゴリズム中
に反映される。 さらに、装置1は、二次センサ11よりも多くのセンサ
12を有することにより、一次音源振動を制御して低減さ
せることができる。この点が、センサと同じ数の二次音
源を使用した周知の装置と対比されるものである。従来
装置では、ほぼ完全な相殺がセンサの位置で達成される
が、これらの位置から離れた位置では振動レベルが増大
する。 基準信号4は入力信号16の高調波を含み、この入力信
号はエンジンのクランク軸の回転数と同じ周期となって
いるので、基準信号4はエンジンオーダ周波数を含むも
のである。信号発生器15は、エンジンの負荷、回転数
等、エンジンの状態に変化があったとしても、スピーカ
11から生ずる音がエンジン2によって車室内に生ずる音
の周波数と同じになるようなエンジンオーダ周波数を、
信号発生器15が選択するように構成されている。基準信
号中にあるエンジンオーダ周波数は、適応形フィルタ14
が比較的少数の係数を有して急速に適応できるように、
その周波数の個数の適切に制限するようになっている。 サンプルからサンプルへの原則を基き、すべての係数
が、制御装置によって一定期間毎に更新される。よっ
て、次の調整を行う前に最終応答を待つ必要がない。サ
ンプル時間は、二次音源2の基本周波数は何分の一とい
う数値である。 入力信号16は、例えばエンジンの他の可動部または点
火回路部分から得られる。 第2図は、基準信号発生器15が追跡フィルタの形であ
る場合の、発生器15の特性を図示するものである。即
ち、フィルタ出力周波数が主要入力周波数に対して一定
の比を有するように中心周が制御されるフィルタであっ
て、第2図(a)の如く周波数fOはNx(エンジンクラン
ク軸回転数)で、基準信号4(第1図)は、エンジン回
転数の第1N高調波のみを含むものである。ここにNは整
数とする。フィルタ入力信号が第2図(b)で表示され
る電圧パルス列とすれば、信号が第2図(b)で表示さ
れる電圧パルス列とすれば、(ここで8Tはエンジン回転
数の周期時間とする)エンジン回転数のはじめの8高調
波は基準信号4内に存在する。この基準信号4は、フー
リエ分析によれば第2(c)図のように表示され、ここ
でAは振幅である。第2(a)図によれば、はじめの6
つの高調波だけが利用できる。 信号発生器を含む追跡フィルタは、切換え周波数がク
ランク軸の回転数に固定された電荷結合素子(CCD)の
形にすることができる。 他の方式の基準信号発生器は複数個の追跡帯域フィル
タを使用したもので、第3図に示すように、入力信号16
は、例えばエンジン駆動軸回転数の128倍の方形波で、
これを先ず32で割り次に2で割る。32で割ることは、分
周器6で割ってクランク軸回転数の4倍の方形波7が得
られ、帯域フィルタ17に入力される。フィルタ17は中心
周波数f4を有し、それに入力される方形波信号の基準周
波数を追跡するようになっている。次に2で割ることは
分周器8で行われ、エンジン駆動軸回転数の2倍の方形
波信号9を発生する。信号9は帯域フィルタ18に入力さ
れ、その中心周波数はf2で、受取った方形波信号9の基
本周波数を追路する。帯域フィルタ17と18は、それぞれ
中心周波数f2、f4において正弦波信号7a,7bを発生し、
加算器19で線形に加算され、所要の基準信号4を発生す
る。 さらに他の分周器と追跡フィルタを第3図の回路に追
加して、基準信号4が一組のエンジン位数周波数を含む
ようにすることもできる。 その他の形式の基準信号発生回路は、一定周波数濾波
回路を有して、クランク軸回転速度または点火速度の高
調波を多く含む出力信号から高調波または準高調波、ま
たはその両者を選択させ方式も可能である。この濾波回
路は、エンジン2またはその他の一次振動音源によって
車室10(第1図)内に生起させる顕著な1つの共振の周
波数に固定された中心周波数を有する帯域フィルタを有
するものとする。例えば、自動車の車室がエンジンの音
に応答して表わす音響特性を模倣する特性を有するよう
に設計された1つの帯域フィルタ使用すればよい。 更に、他の方式は、基準信号発生回路に複数個の位相
固定ループ(PLL)を含ましめ、これによって、エンジ
ン2またはその他の第一次振動源からの方形波入力信号
に対して整数関係を有する各周波数を持った複数個の正
弦波信号を発生させるものである。この正弦波信号を、
次に互いに加算して必要な基準信号を形成する。かくし
て、特定の高調波か、またはクランク軸の回転数などの
第一次音源の基本振動に固定された高調波から成る基準
信号4が発生される。 このような基準信号用の信号発生回路は第4図のとお
りで、第一次音源基本振動の方形波20によって、複数個
の可同調ディジタルオシレータ25、26を制御し、各オシ
レータは、加算器19に加算されるべき選択された高調波
または準高調波周波数を発生し、この加算器19から正弦
波の単純な加算によって、基準信号4が発生されるので
ある。 第4図の信号発生器27内で、エンジンクランク軸回転
数に相当する方形波信号20が双安定回路21に入力され、
回転速度信号を2で割って、パルス列信号20aが生成さ
れる。この信号内では各パルスのパルス長は、方形波信
号20の周期時間と等しくされている。次にこの周期がカ
ウント22が計数され、このカウンタは、双安定回路21か
らの正の各パルスの継続時間中はエネイブルにされて、
クロックパルス発生器23からのクロックパルスをカウン
トする。このクロックパルスは、一定の適度のパルス速
さで発生される。 カウンタ22のカウント数は、三角関数発生回路24によ
り、双安定回路21からの正のパルス毎にその終端におい
て読取られる。発生回路24は、回路21からの正のパルス
を受ける毎に、その立下りによってトリガされ、式ω
=2πfC/NfSによって与えられるcoj(20)とcos(40
でそれぞれ表される2つのディジタル出力を発生する。
この式ではNは、カウンタ22が回路21からの正の1パル
スの継続中にカウントされたクロックパルスの数で、fS
は、関数発生器24からのディジタル出力cos(2ω
とcos(4ω)の各々を受理する2つのディジタルオ
シレータ25、26内で使用される単位時間当りの標本数で
ある。オシレータ25、26からのディジタル正弦波出力
は、基準信号を1つのディジタル信号として出力するデ
ィジタル加算器191の出力と重畳される。三角関数発生
器24、オシレータ25、26と加算器191は、すべてマイク
ロプロセッサにより適切なプログラムに従って作動され
る。このプロセッサを使用すれば、基準信号4は次の式
の形で出力することができる。 xI(n)=δ(n)+2cos(Iω)xI (n−1)−xI(n−2) ここでIは、発生される高調波または準高調波の次
数、δ(n)は、オシレータのシミュレーションを開始
する単位サンプル列、nは、サンプル番号をあらわす。 第5図は、車両の客室内のエンジン雑音レベルを低減
するための、能動的音響制御装置30の回路ブロック図で
ある。車両には、点火回路が設けられ、この回路には低
張力のコイル31が含まれ、このコイルから、エンジンの
点火速度に応じた電圧信号32が得られ、波形整形回路33
に送られて、この回路33は電圧信号32に応答して点火速
度に応じたパルス列を発生する。この実施例では、点火
速度はクランク軸回転速度f0の2倍と仮定する。かく
て、波形回路33は、クランク軸速度の単一高調波(2
f0)に相当する基本周波数より成る1つの信号を発生す
る。 基準信号発生回路は、ブリュエル・アンド・キエール
の型式名1623番の追跡フィルタの方式で与えられる。こ
の追跡フィルタ34は、波形整形回路33の出力を入力信号
ならびにトリガ信号として受理し、選択された高調波2f
0の正弦波出力信号を発生する。この信号は、アナログ
/ディジタル変換器35によって標本化され、ディジタル
化標本値の基準列x(n)を発生し、これがデータとし
てマイクロプロセッサより成る処理回路と記憶装置とを
兼ねる回路36に入力される。 自動車の客室10(第5図には図示せず)内にはスピー
カ371、372が、通常はカーステレオ再生用として設置さ
れている。スピーカ371、372は各々の低域フィルタ39と
出力増幅器40を通じてマルチプレクサ38によって駆動さ
れる。フィルタ39のカットオフ周波数は460Hzで、偽信
号を発生を防止するようになっている。マルチプレクサ
38は、各出力毎にサンプル・ホールド回路を有し、処理
回路兼記憶装置36により、制御ライン55によって制御さ
れ、ディジタル・アナログ変換器41から単一入力信号57
を受理する。 スピーカ371と372は客室内にあって、音声信号を発生
し、エンジンから客室へ機械的に直接伝播する音波を打
消すようになっている。ディジタル・アナログ変換器
(以下、D/A変換器とする)41は、プロセッサと記憶装
置36から、ディジタル化した標本値y1(n)とy2(n)
が交互に挿入された列より成るデータ58を供給する。デ
ータ58はD/A変換器41によってアナログ標本値に変換さ
れ、またマルチプレクサ38によって各々の列に分離さ
れ、低域フィルタ39に入力される。その結果、スピーカ
371は列y1(n)によって、また他のスピーカ372は列y2
(n)によって駆動され、即ちこの実施例では、mは1
または2である。 スピーカ371と372からの音響出力が、正しい位相と振
幅を有してエンジン雑音を除去するために、誤差信号は
客室から抽出され、マイクロ処理回路兼記憶装置36によ
って使用される。音響的誤差が存在する場合は、操縦者
ヘッドレストと乗客のヘッドレストの両側にあるマイク
ロホン421、422、423、424によって感知される。この実
施例の場合は、前後に各々2座席だけの構造とする。マ
イクロホン421、……からの電気的出力は、それぞれ増
幅器43によって、増幅され、低域フィルタ44を通過して
四入力マルチプレクサ45に入力され、単一のアナログ出
力となってA/D変換器46に入力される。フィルタ44は偽
信号を防止するために設けられ、カットオフ周波数は46
0Hzになっている。 マルチプレクサ45は、制御ライン56を通じて処理回路
36によって制御される。 マルチプレクサ45とA/D変換器は、4個の濾波された
マイクロホン出力を変換して、4個の相互挿入された誤
差信号のディジタル化標本値e1(n)、e2(n)、e
3(n)、e4(n)の数列にして出力する。この標本値
はそれぞれマイクロホン421、422、423,424の出力を濾
波したものに対応する。第5図で、各数列はel(n)で
表示され、lは1、2、3、4何れかの値である。 処理回路36は、変換器35、41、46が標本を変換する速
さおよびユニット36によって実行される処理のフレーム
継続時間を決める標本速度オシレータ47から、1.2KHzの
方形波信号60を受ける。そして処理回路36は、833ミリ
秒内にフレームの処理を終了する。処理回路36には10MH
zの水晶クロックオシレータ61が含まれる。 処理回路36は、各々が2つの係数を有する適応形フィ
ルタをシミュレートし、次式によって、スピーカに対す
る駆動信号数列ym(n)と基準信号x(n)との関係が
表わされる。 ym=Wm0x(n)+Wm1x(n−1) なお、Wm0、Wm1は第2のフィルタ係数である。従ってス
ピーカ371と372については y1(n)=W10x(n)+W11x(n−1) y2(n)=W20x(n)+W21x(n−1) となる。係数Wm0、Wm1は、次式の関数を利用してユニッ
ト36によって演算される。 ここでαは一定の収束係数、rlm(n−i)フィルタさ
れた基準信号の値で、i=0または1とする。 フィルタされた基準信号rlm(n−i)は、基準信号
x(n)を、スピーカのm番目とマイクのl番目の間の
音響的結合の結果を模式化する1つのフィルタで濾波さ
れることによって形成される1つの系列となる。処理回
路36は、この濾波をディジタルFIR(有限パルス応答特
性)濾波としてシミュレートする。ディジタルFIR用濾
波法は、白色ノイズ発生器48に通電される初期化プログ
ラムの間に、適応型によって調整される。 初期化プログラム中では、白色ノイズ信号が信号発生
器48によって発生され、低域フィルタ49によって濾波さ
れて偽信号を防止し、フィルタ49のカットオフ周波数は
460Hzである。この白色ノイズは、標本化されA/D変換器
50によって変換される。変換器50のディジタル出力は、
プロセッサと記憶ユニットを経て、スピーカ371、372
駆動し、マイク421、422、423、424から処理回路36に入
力されるディジタル入力は、第1のフィルタ係数Clmj
値を決定するために使用され、j=0,……,34である。
処理回路36は、第j番目の標本におけるスピーカのm番
とマイクロホンのl番の間のパルス特性を模式化する。
この模式化は、Prentice Hallによって1985年に発行さ
れたB.WidrowとS.D.Steransの「適応形信号処理法」中
に記載されている。 次に、フィルタされた基準信号は、次式で与えられ
る。 処理回路36の作用により、まず誤差標本el(n)と濾波
した基準信号rlm(n)が得られる。次いで各駆動信号y
m(n)に対する第2のフィルタ係数wmiは、誤差信号el
(n)とrlm(n−i)との積の総和に比例した数値だ
け更新される。 第2の係数の新しいセットwmi(n+1)は、格納され
て次の基準信号x(n+1)の標本をフィルタするのに
使用される。 処理回路36は、一時保持と演算用のRAMと、プログラ
ム格納用EPROMを有する。計算された係数WmiとClmjと基
準信号とはRAMに保持される。集束係数αは、1組の手
動スイッチ(図示せず)によって入力される。 できれば、処理回路36は、テキサスインストロメンツ
社のTMS32010マイクロプロセッサがよい。点火用回路か
らの入力信号速度はテンションコイルを通じて100から2
00Hzで、波形成形回路33は、入力信号の立上りでトリガ
される単安定回路で、1.2KHzのサンプル速度によるサン
プル周期セットに比較して小さい一定幅のパルスを発生
する。低域フィルタ39、44、49はKemo Limited社のNo.1
431/Lのアクティブフィルタモジュールである。 別に追加のRAMは上記TMS32010マイクロプロセッサで
は必要で、可成りの量の内部RAMを有し、TMS32010ユー
ザズガイド(1983年TI社発行)に記載されているがごと
く作動する。処理回路36と変換器35、41、46、50の間の
データバスは、12ビットバスである。同期と制御に必要
な他のバスとラインとは、簡単のために略した、なお、
係数wmiとClmijとはまず「0」にセットする。 SNMアルゴリズムの代りに1つのアルゴリズムは、第
2音響と平行に動作する適応形ディジタルフィルタであ
り、各フィルタは、高調波のサブセットまたは準高調波
より成る。例えば第6図は、2つの平行FIRフィルタ70
を示し、このフィルタは、純音の基準信号71が入力され
る。この際、エンジンオーダ周波数の第2次、第4次の
周波数が入力される。フィルタ群の出力72は、加算器73
を追加して、二次振動源への出力74を形成する。並列フ
ィルタ70の各々は、前述のアルゴリズムで更新すること
ができる。例えば前記確率勾配アルゴリズムは、次のよ
うに変更できる。 ここでwImiは、二次振動源のm番面を駆動するため
の、エンジンの第1次高調波から供給されるFIRフィル
タのi番目の係数である。 このアルゴリズムの利点は、高調波周波数が独立に制
御され、高調波の集束が他の高調波の集束に結合しない
ということである。2I係数のフィルタがフィルタIの高
調波と同時に使用されても差支えない。この場合、2つ
の計数を有するフィルタは、I高調波を独立にフィルタ
するために用いられ、その特性はあとで合成される。こ
のアルゴリズムの短所は、フィルタされた基準信号が、
各音源(m)、センサ(l)および高調波(I)を得
て、rlmI(n)を得るために必要なことである。 多くの高調波を得るための他の試みは、各誤差信号を
フーリエ変換し、各二次出力を独立に制御する1組の係
数を更新することである。次に第2の各音源について、
各フィルタの出力を相互に結合し、第7図のように、こ
の音源の出力波形が発生される。 周波数域における1つの高調波について、或る順番の
誤差信号の複素数値は次式で与えられる。 ただし、Alは、アクティブ制御されないときのElの値
であり、wmは第m番二次音源の複素振幅、Clmは、第l
番センサとm番音源との間の複素伝達関数である。 数式表示すれば CW ここで この場合のコスト関数はJ= と書くことができ、
Hは転置ベクトルまたはマトリクスの複素共軛を表示す
る。即ち、 J= 従って、 となり、最急峻下降アルゴリズムは k+1 −2μ と記述され、 は、それぞれ第k番目の反復に
おけるフィルタ特性と誤差出力である。 このアルゴリズムは、アクティブ制御の文献には現れ
ないようである。これはおそらく下記のニュートン法ア
ルゴリズムの方が、初期化後に を予め乗ずるに必要
なマトリクス形成を実行することが困難でないからであ
る。但し或る場合には、マトリクスCは時間と共に変化
するので、他に「識別」アルゴリズムを、適応制御アル
ゴリズムと並行して使用し、前記の変化に対応させてい
る。この場合は、最急峻下降アルゴリズムの方が下記の
ものよりも、演算上可成り効率的であると見られる。 ニュートン法アルゴリズムの周波数領域表現は、 k+1 −2μ( -1 このアルゴリズムの特殊な事例は文献にも見られ、誤
差センサの個数は二次音源の数と等しくし(L=M)、
Cは正方行列となり、アルゴリズムは次のように簡略化
される。 k+1 −2 -1 このアルゴリズムはピアース(1985年、デービットW.
テーラー海洋船舶研究開発センター報告No.85/047.中に
掲載の「周期的インタフェースの能動的適応制御用のア
ルゴリズム」)によって既に発表されている。収束係数
μが2分の1に設定されている場合には、ホワイト ア
ンド クーパー(1984年、応用音響学P.99〜109に掲載
の「多変数能動制御用の適応形制御装置」)中に記載の
如く、反復マトリクスアルゴリズムの形に簡略化され
る。なお英国特許明細書第2,122,052A号にも開示されて
いる。 実用上最もすぐれたアルゴリズムは、恐らくは時間の
概念と周波数領域の概念とを適切に統合して得られるア
ルゴリズムと考えられる。例えば、各誤差数列el(n)
に対して作用するフーリエ変換演算を一回行うことによ
ってIωにおけるel(n)の2次形式の周波数成分を
得ることを第8図に示し、この際積分回路80と乗算回路
81が使用される。この回路の緩徐に変化する出力は、前
記定義の周波数変域Elの実数部と虚数部とを表示する。
従ってこれらの信号は、前記説明の周波数変域アルゴリ
ズムの何れと共に使用してもよく、この周波数成分によ
って駆動され二次音源の各々を駆動する一連の適応形フ
ィルタを更新することができることは、第6図のとおり
である。 第9図は、この発明を無雑音、即ち機械的振動制御に
使用した場合を示す。 この第9図に示した実施例は、第1図の構成の変形で
あり、マイクロホンセンサに代って、加速度計90をスピ
ーカに代って振動装置91を使用したもので、これらを車
室の表面に取付けたものである。 第10図は他の変形例を示し、マイクロホン12と加速時
計90より成るセンサ構成と、スピーカ11と振動器91より
なる音源構成とが使用されている。 第10図のセンサまたは音源構成は、この通りでなくて
もよいが、各々の構成部品は互いに距離をおくようにす
る。
フロントページの続き (72)発明者 ストーサーズ,イアン マックグレガー イギリス国,ハンプシャー イーストレ イ ニュートン ロード 89番地 (56)参考文献 特開 昭59−9699(JP,A) 特開 昭57−97989(JP,A) 特開 昭59−133595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 11/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の高周波周波数を有する一次振動源から発生す
    る振動を低減させるための能動的振動制御装置であっ
    て、処理回路36と;この処理回路の出力側に設けられ、
    一定のカットオフ周波数を有する第1の低域フィルタ39
    と;前記一次振動源の周波数から選択された少なくとも
    1つの高調波を表わす少なくとも1種の基準信号を前記
    処理回路36に供給する基準回路31、33、34、35とを備
    え;前記処理回路36は、前記基準信号を使用して少なく
    とも1つの駆動信号を発生し、これらの各駆動信号を、
    前記第1の低域フィルタ39を介して複数個の二次振動源
    37に供給する作用を果たし;前記処理回路36の入力側に
    設けられ、一定のカットオフ周波数を有する第2の低域
    フィルタ44と;1つまたは2つ以上の位置にあって、前記
    第1および二次振動源37および前記第2の低域フィルタ
    44を経由して前記処理回路36へ入力される少なくとも1
    つの出力誤差とによって、前記少なくとも1つの位置に
    形成される振動音場を検出する作用を備えたセンサ手段
    42と;一定の標本化速度信号で標本化するための標本化
    速度発信器を備えることにより、前記基準信号r
    lm(n)とセンサ手段によって出力される誤差信号e
    l(n)とを一定の速度で標本化し;前記処理回路36に
    設けられた適応形特性フィルタ14または70は、第1のフ
    ィルタ係数Clm(n)を使用することにより、二次振動
    源37の少なくとも1個からセンサ42への音響振動の伝播
    に伴って生じる遅延および残響に対応して前記基準信号
    rlm(n)を調整し、さらに、前記基準信号rlm(n)
    と、センサ42から検出された誤差信号el(n)の少なく
    とも1つに基づいて、第2のフィルタ係数wmiを決定
    し、前記第2のフィルタ係数miを使用することにより、
    前記駆動信号ym(n)の各々を逐次更新し、かくして前
    記センサ手段42によって検出された振動音場を減衰させ
    るところの能動的振動制御装置。 2.適応形特性フィルタ14、70が、第1のフィルタ係数
    を使用することによって1つの濾波基準信号を発生し、
    この基準信号を誤差信号の各々と結合することにより、
    第2のフィルタ係数を決定するところの請求の範囲第1
    項記載の能動的振動制御装置。 3.センサ手段42が、二次振動源の個数より多い複数個
    のセンサより成るところの請求の範囲第1項または第2
    項記載の能動的振動制御装置。 4.基準回路31、33、34、35が、一次振動源の少なくと
    も2種の高調波を表わす1つの基準信号を、処理回路36
    に供給するところの請求の範囲第1項または第2項記載
    の能動的振動制御装置。 5.適応形特性フィルタが、センサ手段42の特性を、二
    次振動源37の少なくとも1つの出力に対して模式化する
    ところの各々35種の第1の係数clmjを有する一連のフィ
    ルタより成るところの請求の範囲第1項から第4項まで
    のいずれか1項記載の能動的振動制御装置。 6.Iを基準信号の高調波の数とするとき、適応形特性
    フィルタ14、70が、各々が2種の第2の係数wmiを有す
    るI個のフィルタ70より成るところの請求の範囲第1項
    から第5項までの何れか1項記載の能動的振動制御装
    置。 7.適応形特性フィルタ14、70が、それぞれが1個の高
    調波を代表する複数個の基準信号を付与された複数個の
    フィルタ70より成り、このフィルタ70の出力72が、二次
    振動源への出力74を形成するように連結され、かつ独立
    に調節可能であるところの請求の範囲第1項から第3項
    までの何れか1項記載の能動的振動制御装置。 8.適応形特性フィルタ14、70が、一連のフィルタ列を
    備えることにより、誤差信号をフーリエ変換し、一連の
    複素第2係数を更新し、および反転フーリエ変換による
    各フィルタの出力を組み合わせて駆動信号を発生すると
    ころの請求の範囲第1項から第4項までの何れか1項記
    載の能動的振動制御装置。 9.基準回路31、33、34、35が、基準信号フィルタ34を
    包含することにより、基本周波数が一次振動源の主要周
    波数に固定された周期的入力信号を濾波するところの請
    求の範囲第1項から第8項までの何れか1項記載の能動
    的振動制御装置。 10.基準信号フィルタ34が、追跡フィルタ34であると
    ころの請求の範囲第9項記載の能動的振動制御装置。 11.基準回路31、33、34、35が、少なくとも1個の可
    同調発振器25、26を包含し、その周波数が、一次振動源
    の基本周波数を表わす信号20によって制御されるところ
    の請求の範囲第1項から第9項までの何れか1項記載の
    能動的振動制御装置。 12.第1のフィルタ係数が、装置の作動開始段階の期
    間において適応調整されるところの請求の範囲第1項か
    ら第11項までの何れか1項記載の能動的振動制御装置。 13.適応形特性フィルタ14、70が、複数個の第1の係
    数(Clmj)を有するフィルタ列より成り、装置の作動期
    間中において周波数広域に亘り、訓練信号を二次振動源
    に供給することにより、適応形に制御され、前記訓練信
    号は、信号相互にもまた一次振動源とも相関しないもの
    であるところの請求の範囲第1項から第12項までの何れ
    か1項記載の能動的振動制御装置。 14.適応形特性フィルタが、1つのアルゴリズムに従
    って駆動信号を調整することにより、二次振動源37から
    センサ手段42への振動の伝播に付随する遅延に匹敵する
    時間規模で、費用関数を十分に低減するところの請求の
    範囲第1項から第13項までの何れか1項記載の能動的振
    動制御装置。 15.w(n+1)を、n+1番目の標本の第2フィル
    タ係数の値のベクトル、 w(n)を、n番目の標本の第2フィルタ係数の値のベ
    クトル、 μを変換係数、 RT(n)を、第1の濾波信号係数を使用して基準信号を
    濾波することによって得られた信号マトリクス、 e(n)を、n番目の標本に関する誤差信号に対する複
    数数値とするとき、適応形特性フィルタが、 w(n+1)=w(n)−2μRT(n)×e(n) で表示されるアルゴリズムに従って、駆動信号を調整す
    るところの請求の範囲第14項記載の能動的振動制御装
    置。 16.w(n+1)を、n+1番目の標本の第2フィル
    タ係数の値のベクトル、 w(n)を、n番目の標本の第2フィルタ係数の値のベ
    クトル、 μを変換係数、 QT(n)を、濾波された基準信号から変形されたマトリ
    クス、 e(n)を、n番目の標本に関する誤差信号に対する複
    素数値、 RT(n)は、第1の信号フィルタ係数を適用して前記基
    準信号を濾波することによって求められた信号のマトリ
    クスで、添字Tは転置マトリクスを表わし、かつEを期
    待演算子とするとき、適応形特性フィルタが、 w(n+1)=w(n)−2μQT(n)×e(n) および QT(n)=E([RT(n)R(n)])-1RT(n) で表わされるアルゴリズムに従って、駆動信号を調整す
    るところの請求の範囲第14項記載の能動的振動制御装
    置。 17.wk+1を、k+1番目の代入値のフィルタ特性の複
    素数値ベクトル、 wkを、k番目の代入値フィルタ特性の複素数値ベクト
    ル、 μを変換係数、 Ekを、k番目の代入値の誤差信号のフーリエ変換の複素
    数値ベクトル、 Cを、変換係数のマトリクス、 Hを、転置されたベクトルまたはマトリクスの共役複素
    数値とするとき、 適応形特性フィルタ14、70が、 wk+1=wk−2μCHEk で表示されるアルゴリズムに従って、単一の高調波にお
    ける駆動信号を調整するところの請求の範囲第14項記載
    の能動的振動制御装置。 18.wk+1を、k+1番目の代入値のフィルタ特性の複
    素数値ベクトル、 wkを、k番目の代入値フィルタ特性の複素数値ベクト
    ル、 μを変換係数、 Cを、変換係数のマトリクス、 Ekを、k番目の代入値の誤差信号のフーリエ変換の複素
    数値ベクトル、 Hを、転置されたベクトルまたはマトリクスの共役複素
    数値とするとき、 適応形特性フィルタ14、70が、 wk+1=wk−2μ(CH−C)-1CHEk で表示されるアルゴリズムに従って、駆動信号を調整す
    るところの請求の範囲第14項記載の能動的振動制御装
    置。 19.二次振動源37が、スピーカを含み、センサ手段42
    が少なくとも1個のマイクロホンを含むところの請求の
    範囲第1項から第18項までの何れか1項記載の能動的振
    動制御装置。 20.二次振動源37が、振動発生器を含み、センサ手段
    42が加速度測定器を含むところの請求の範囲第1項から
    第18項までの何れか1項記載の能動的振動制御装置。 21.二次振動源37が、スピーカと振動発生器との組合
    わせより成り、センサ手段42がマイクロホンと加速度測
    定器との組合せより成るところの請求の範囲第19項また
    は第20項記載の能動的振動制御装置。 22.内燃機関によって駆動される車両に設置されたと
    ころの請求の範囲第1項から第21項までの何れか1項記
    載の能動的振動制御装置。 23.内燃機関によって駆動される車両に設置され、立
    体音響装置用のスピーカを備えたところの請求の範囲第
    1項から第21項までの何れか1記載の能動的振動制御装
    置。
JP62505958A 1986-10-07 1987-10-06 能動的振動制御装置もしくはそれに関連する改良 Expired - Lifetime JP2890196B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8624053 1986-10-07
GB08624053A GB2203016A (en) 1986-10-07 1986-10-07 Active sound control apparatus
GB08630422A GB2201858A (en) 1986-10-07 1986-12-19 Active noise control
GB8630422 1986-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01501344A JPH01501344A (ja) 1989-05-11
JP2890196B2 true JP2890196B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=26291394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62505958A Expired - Lifetime JP2890196B2 (ja) 1986-10-07 1987-10-06 能動的振動制御装置もしくはそれに関連する改良

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0285632B1 (ja)
JP (1) JP2890196B2 (ja)
DE (1) DE3786165T2 (ja)
WO (1) WO1988002912A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101542482B1 (ko) 2012-07-16 2015-08-06 썬파워, 인코포레이티드 스털링 머신에 커플링된 선형 모터/얼터네이터의 전기자로 고조파 밸런싱 신호를 주입함으로써 고조파 주파수에서의 진동들의 밸런싱
KR101550264B1 (ko) * 2012-07-16 2015-09-04 썬파워, 인코포레이티드 기본 및 고조파 주파수들에서 진동들을 최소화하도록 능동 진동 밸런서의 구동

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8818087D0 (en) * 1988-07-29 1988-09-01 Univ Southampton Improvements in/relating to attenuation of electro-magnetic field components
GB8903201D0 (en) * 1989-02-13 1989-03-30 Lotus Group Plc Noise suppression in vehicles
US5371802A (en) * 1989-04-20 1994-12-06 Group Lotus Limited Sound synthesizer in a vehicle
GB8908980D0 (en) * 1989-04-20 1989-06-07 Lotus Group Plc Treatment of noise in vehicles
GB2230920B (en) * 1989-04-25 1993-12-22 Topexpress Ltd Active sound and/or vibration control
DE69030289T2 (de) * 1989-08-11 1997-09-04 Bridgestone Corp Aktives Schwingungssteuergerät
JP2685917B2 (ja) * 1989-08-31 1997-12-08 株式会社東芝 消音装置
US5091953A (en) * 1990-02-13 1992-02-25 University Of Maryland At College Park Repetitive phenomena cancellation arrangement with multiple sensors and actuators
JP2573389B2 (ja) * 1990-03-23 1997-01-22 晴夫 浜田 電子消音方法及び装置
US5233540A (en) * 1990-08-30 1993-08-03 The Boeing Company Method and apparatus for actively reducing repetitive vibrations
GB2252657A (en) * 1990-10-24 1992-08-12 Lotus Car Vibration and sound generation in vehicles
GB9023459D0 (en) * 1990-10-29 1990-12-12 Noise Cancellation Tech Active vibration control system
US5245552A (en) * 1990-10-31 1993-09-14 The Boeing Company Method and apparatus for actively reducing multiple-source repetitive vibrations
JP2533695B2 (ja) * 1991-04-16 1996-09-11 株式会社日立製作所 こもり音低減装置
US5224168A (en) * 1991-05-08 1993-06-29 Sri International Method and apparatus for the active reduction of compression waves
JP3114074B2 (ja) * 1991-06-21 2000-12-04 株式会社日立製作所 医療用診断装置
JP3471370B2 (ja) * 1991-07-05 2003-12-02 本田技研工業株式会社 能動振動制御装置
US5404409A (en) * 1991-07-31 1995-04-04 Fujitsu Ten Limited Adaptive filtering means for an automatic sound controlling apparatus
DE69330568T2 (de) 1992-03-12 2001-11-22 Honda Motor Co Ltd Schwingungs- und Geräuschregelungssystem für Kraftfahrzeuge
CA2096926C (en) * 1992-05-26 1997-09-30 Masaaki Nagami Noise controller
FR2692709B1 (fr) * 1992-06-18 1994-09-16 Renault Dispositif de contrôle actif du bruit dans l'habitacle d'un véhicule automobile.
GB9218465D0 (en) * 1992-08-29 1992-10-14 Adaptive Control Ltd Active sound control systems and sound reproduction systems
US5381485A (en) * 1992-08-29 1995-01-10 Adaptive Control Limited Active sound control systems and sound reproduction systems
JP3276214B2 (ja) * 1992-08-31 2002-04-22 マツダ株式会社 車両の振動低減装置
JP2924496B2 (ja) * 1992-09-30 1999-07-26 松下電器産業株式会社 騒音制御装置
JP3506449B2 (ja) * 1992-12-04 2004-03-15 富士通テン株式会社 騒音制御装置
DE4402086A1 (de) * 1993-01-25 1994-07-28 Mazda Motor Befestigungsvorrichtung für ein Antriebsaggregat
US5544080A (en) * 1993-02-02 1996-08-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vibration/noise control system
US5530764A (en) * 1993-03-19 1996-06-25 Mazda Motor Corporation Vibration control system for an automotive vehicle
US5361303A (en) * 1993-04-01 1994-11-01 Noise Cancellation Technologies, Inc. Frequency domain adaptive control system
DE4432747C2 (de) * 1993-09-17 1997-03-27 Hitachi Medical Corp Vorrichtung und Verfahren zur Geräuschdämpfung in einem Kernspintomographen
JP3419865B2 (ja) * 1993-12-28 2003-06-23 富士重工業株式会社 騒音低減装置
GB2287851A (en) * 1994-03-25 1995-09-27 Lotus Car Time domain adaptive control system for active noise cancellation
JPH0830278A (ja) * 1994-07-14 1996-02-02 Honda Motor Co Ltd アクティブ振動制御装置
FR2723464B1 (fr) * 1994-08-05 1996-10-11 Matra Cap Systems Sa Procede et dispositif d'amortissement actif d'ondes mecaniques
FR2724467B1 (fr) * 1994-09-09 1996-11-22 Matra Cap Systems Sa Procede et dispositif d'amortissement actif d'ondes mecaniques a capteurs deportes
GB2293898B (en) * 1994-10-03 1998-10-14 Lotus Car Adaptive control system for controlling repetitive phenomena
US5754662A (en) * 1994-11-30 1998-05-19 Lord Corporation Frequency-focused actuators for active vibrational energy control systems
US5692055A (en) * 1996-09-24 1997-11-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Active noise-suppressive control method and apparatus
DE19746523B4 (de) * 1996-11-02 2006-06-08 Volkswagen Ag Verfahren zur Klangerzeugung in Kraftfahrzeugen und eine Schaltungsanordnung zur Durchführung des Verfahrens
US7062049B1 (en) 1999-03-09 2006-06-13 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Active noise control system
US6597099B1 (en) 1999-05-10 2003-07-22 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Glass bulb for cathode-ray tube
JP4581293B2 (ja) * 2001-06-04 2010-11-17 株式会社デンソー 騒音制御装置
JP3843082B2 (ja) 2003-06-05 2006-11-08 本田技研工業株式会社 能動型振動騒音制御装置
JP4077383B2 (ja) 2003-09-10 2008-04-16 松下電器産業株式会社 能動型振動騒音制御装置
GB0419512D0 (en) * 2004-09-02 2004-10-06 Avon Vibration Man Syst Ltd Controlling vibrations
JP4074612B2 (ja) 2004-09-14 2008-04-09 本田技研工業株式会社 能動型振動騒音制御装置
WO2007013281A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 能動型振動騒音制御装置
DE102006045627A1 (de) * 2006-09-27 2008-04-03 Robert Bosch Gmbh Anordnung zur aktiven Geräuschkompensation für ein elektronisch gesteuertes Scheibenwischersystem eines Kraftfahrzeugs
JP5092974B2 (ja) 2008-07-30 2012-12-05 富士通株式会社 伝達特性推定装置、雑音抑圧装置、伝達特性推定方法及びコンピュータプログラム
US11279265B2 (en) 2018-09-06 2022-03-22 Honda Motor Co., Ltd System and method for counteracting vibrations within a vehicle
DE102021120317A1 (de) 2021-08-04 2023-02-09 Sick Ag Sensor und Verfahren mit einem Sensor
CN114368268B (zh) * 2021-08-24 2023-11-03 华为数字能源技术有限公司 一种动力总成、噪声抑制方法和电动汽车

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2776020A (en) * 1955-02-09 1957-01-01 Gen Electric Noise reducing system for transformers
GB1577322A (en) * 1976-05-13 1980-10-22 Bearcroft R Active attenuation of recurring vibrations
US4232381A (en) * 1979-06-08 1980-11-04 Northrop Corporation Noise cancellation using tracking filter
US4473906A (en) * 1980-12-05 1984-09-25 Lord Corporation Active acoustic attenuator
ZA828700B (en) * 1981-11-26 1983-09-28 Sound Attenuators Ltd Method of and apparatus for cancelling vibrations from a source of repetitive vibrations
GB2122052B (en) * 1982-06-09 1986-01-29 Plessey Co Plc Reducing noise or vibration
JPS599699A (ja) * 1982-07-07 1984-01-19 日産自動車株式会社 自動車の車室内音場制御装置
JPS59133595A (ja) * 1982-11-26 1984-07-31 ロ−ド・コ−ポレ−シヨン 能動音響減衰装置
GB8328997D0 (en) * 1983-10-31 1983-11-30 Secr Defence Active noise reduction

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101542482B1 (ko) 2012-07-16 2015-08-06 썬파워, 인코포레이티드 스털링 머신에 커플링된 선형 모터/얼터네이터의 전기자로 고조파 밸런싱 신호를 주입함으로써 고조파 주파수에서의 진동들의 밸런싱
KR101550264B1 (ko) * 2012-07-16 2015-09-04 썬파워, 인코포레이티드 기본 및 고조파 주파수들에서 진동들을 최소화하도록 능동 진동 밸런서의 구동

Also Published As

Publication number Publication date
WO1988002912A1 (en) 1988-04-21
JPH01501344A (ja) 1989-05-11
EP0285632B1 (en) 1993-06-09
EP0285632A1 (en) 1988-10-12
DE3786165D1 (de) 1993-07-15
DE3786165T2 (de) 1993-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2890196B2 (ja) 能動的振動制御装置もしくはそれに関連する改良
US5170433A (en) Active vibration control
KR960011152B1 (ko) 능동 진동제어 시스템 및 이를 포함하는 내연기관 구동차량
US10121464B2 (en) Subband algorithm with threshold for robust broadband active noise control system
US20090136052A1 (en) Active Noise Cancellation Using a Predictive Approach
WO2019019801A1 (zh) 新能源车及其主动降噪方法和系统
Lee et al. Frequency-domain active noise control for magnetic resonance imaging acoustic noise
JP2827374B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JPH07133842A (ja) 能動型振動制御装置
JP3579898B2 (ja) 車両の振動制御装置および振動制御方法
Sun et al. Active noise control over 3D space with multiple circular arrays
Van Walstijn et al. The prosthetic conga: Towards an actively controlled hybrid musical instrument
JPH06282281A (ja) 車両用振動制御装置
JP2901990B2 (ja) 合成音発生装置
JPH0972375A (ja) アクティブ制振装置
Hansen Does active noise control have a future
Johansson et al. Active noise control in propeller aircraft
JPH0619485A (ja) 騒音キャンセル装置
JP2841585B2 (ja) 車室内騒音の低減装置
JP2743639B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JP2924500B2 (ja) 適応制御装置及び能動型騒音制御装置
JP2827603B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JP2867417B2 (ja) パッシブソーナー信号模擬装置
JPH0651789A (ja) 車室内騒音の低減装置
JPH0553589A (ja) 能動型騒音制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080226

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080226

Year of fee payment: 9