JP2889459B2 - 防塵カバーおよび取り外し治具 - Google Patents

防塵カバーおよび取り外し治具

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JP2889459B2 JP5105214A JP10521493A JP2889459B2 JP 2889459 B2 JP2889459 B2 JP 2889459B2 JP 5105214 A JP5105214 A JP 5105214A JP 10521493 A JP10521493 A JP 10521493A JP 2889459 B2 JP2889459 B2 JP 2889459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙感知器に用いられる
防塵カバーおよび防塵カバーの取り外しを行う取り外し
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防塵カバーとしては、煙
感知器に取り付けられ、煙感知器カバーに設けられた煙
流入口を略密閉状態に覆って、埃や塵の侵入を防止する
ようにしたものが知られている。この防塵カバーは、煙
感知器に取り付けられ、煙感知器とともに収納箱内に収
納され、工事の現場に搬送される。
【0003】工事の現場では防塵カバーを煙感知器に装
着した状態で煙感知器は天井に取り付けられる。煙感知
器を天井に取り付ける取付工事の際は埃や塵が生じ易
く、その埃や塵が煙感知器の煙流入口に侵入し、防虫網
の目詰まりが生じたり、また、検煙部の中に侵入し、検
出感度が変化し、検出機能が低下してしまう。
【0004】このような不具合を防止するために、工事
中煙感知器に防塵カバーを取り付けて、煙流入口に埃や
塵が侵入するのを防止する。工事が終了すれば、防塵カ
バーを取り外すが、取り外す際には防塵カバーを引っ張
って取り外すようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防塵カバーおよび取り外し治具にあっては、
工事が終了したとき、防塵カバーを取り外す際、防塵カ
バーを引っ張ることにより、取り外しを行っていたた
め、取り外す際に防塵カバーに付着した埃や塵が舞って
しまい、煙流入口に侵入する。その結果、防虫網の目詰
まりが生じたり、また、検出感度が変化し、検出機能が
低下してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、取り外しの際に埃や塵が煙流
入口に侵入するのを防止することで、目詰まりの発生や
検出感度の低下を防止することを目的とする。また、感
知器を箱に収納した状態で緩衝材としての機能を持たせ
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、感知器カバー
の側面に形成された複数の煙流入口を略密閉状に覆い埃
や塵の侵入を防止する凹部と、該凹部の側面に形成され
前記感知器カバーに取り付けられるように煙流入口に係
合する複数の係合突起と、前記凹部の底面の裏面側に形
成された十字状の溝よりなり、前記凹部を前記感知器カ
バーに取り付けた状態で取り外し治具により取り外し可
能な取り外し係合部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記取り外し用係合部を
十字状の溝の代りに前記凹部の裏面側に設けられた周状
突起に形成された複数の切欠きとしたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明は、前記取り外し用係合部に
それぞれ係合可能な第1係合部および第2係合部からな
る略U字状の係合部と該係合部を固定した棒状部材によ
り構成されることを特徴とする。また、本発明は、前記
第1係合部が前記防塵カバーの切欠きに係合可能である
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記第2係合部が前記防
塵カバーの溝に係合可能であることを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の防塵カバーに
よれば、感知器カバーの側面に形成された複数の煙流入
口を凹部により略密閉状に覆うため、感知器の取り付け
工事中に埃や塵が煙流入口に侵入するのを防止すること
ができる。また、感知器の取り付け工事が終了すると、
取り外し用係合部に取り外し治具を係合させ、回転させ
て、防塵カバーを取り外すため、従来のように埃や塵が
舞うことがなく、埃や塵が煙流入口に侵入するのを防止
することができる。
【0012】その結果、防虫網の目詰まりが生じたり、
また、検出感度が変化し、検出機能が低下することを防
止することができる。また、取り外し用係合部に緩衝材
としての機能を持たせるようにしたため、感知器の箱収
納状態において、クッションとなって、衝撃をやわらげ
ることができる。その結果、感知器の破損を未然に防止
することができる。
【0013】さらに、取り外し治具には、防塵カバーの
取り外し用係合部に係合可能な第1係合部および第2係
合部が設けられているため、防塵カバーが複数種類あっ
ても、一つの取り外し治具で対応することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図4は本発明の一実施例を示す図であ
る。図1は本発明の一実施例に係る全体を示す分解斜視
図である。図1において、1は露出ベース、2は感知器
本体であり、露出ベース1および感知器本体2が全体と
して露出型の煙感知器3を構成している。
【0015】4は煙感知器3が取り付けられる天井であ
り、天井4には取付孔5が形成される。天井4の裏側に
は長板状の取付金具6が固定され、取付金具6には複数
のねじ孔7A,7Bが形成されている。露出ベース1
は、天井4から露出するように、天井4に取り付けられ
る。露出ベース1には一対のねじ孔8A,8Bが形成さ
れるとともに感知器本体2を嵌合するための嵌合金具9
A,9Bが固定されている。
【0016】露出ベース1のねじ孔8A,8Bおよび取
付金具6のねじ孔7A,7Bにねじ10A,10Bを通
し、ねじ込むことにより、露出ベース1は取付金具6に
より天井4に取り付けられる。露出ベース1の嵌合金具
9A,9Bに感知器本体2の嵌合金具を嵌合させること
により、露出ベース1に感知器本体2が取り付けられ
る。こうして、天井4に煙感知器3が取り付けられる。
【0017】この煙感知器3を天井4に取り付ける工事
の際には感知器本体2に透明のプラスチック製薄板より
なる防塵カバー11を装着した状態で煙感知器3を天井
4に取り付ける。取り付け工事の際には埃や塵が生じや
すいので、防塵カバー11は感知器本体2の感知器カバ
ー12の側面に形成した煙流入口13を略密閉状態に覆
うことで、埃や塵の煙流入口13に対する侵入を防止す
る。
【0018】一方、図2に示すように、煙感知器3に防
塵カバー11が装着された状態で煙感知器3は収納箱1
4内に収納される。この箱収納状態において、煙感知器
13は取り付け工事の現場に搬送され、その現場で取り
付け工事が行われる。したがって、防塵カバー11に煙
感知器3を箱収納状態で衝撃をやわらげる緩衝材として
の機能を持たせるようにしている。
【0019】再び図1において、15は防塵カバー11
の凹部であり、凹部15は略碗状に形成され、凹部15
には感知器カバー12が収納される。すなわち、凹部1
5は感知器カバー12に形成された煙流入口13を略密
閉状態に覆う。これにより、取り付け工事中に生じる埃
や塵の煙流入口13への侵入を防止する。
【0020】凹部15の傾壁16には周方向に球状の複
数の係合突起17が形成されている。係合突起17は煙
流入口13に係合するようになっており、防塵カバー1
1は係合突起17により、煙感知器3に装着される。凹
部15の底面は略平坦に形成され、底面には凹凸部18
が形成されている。凹凸部18は煙感知器3の箱収納状
態において、その凸部がつぶれることで衝撃をやわらげ
る緩衝材としての機能を有する。
【0021】凹部15の外周には周縁19が形成され、
周縁19の外周には周溝20が形成されている。周溝2
0内には周方向に後述する取り外し用係合部としての切
欠きを構成する複数の突出部21が形成されている。周
溝20の外側には薄板状の外延部22が形成され、外延
部22の四隅には切欠部23が形成されている。
【0022】次に、図3に基づいて防塵カバー11の裏
側を説明する。図3において、24は前記凹部15に対
応した凸部であり、凸部24の下面には前記凹凸部18
に対応した凸凹部25が形成されている。また、凸部2
4には前記傾壁16に対応した傾壁26が形成され、傾
壁26には前記係合突起17に対応した球状の凹溝27
が形成されている。
【0023】凸部24の外周には前記周縁19に対応し
た周溝28が形成され、周溝28の外周には前記周溝2
0に対応した周突起29が形成されている。周突起29
には、前記突出部25に対応した複数の切欠き30が形
成されている。切欠き30は防塵カバー11の取り外し
用係合部を構成している。周突起29の外側には前記外
延部22に対応した外延部31が形成されている。
【0024】次に、図1および図4を参照しながら、取
り外し治具を説明する。図1および図4において、32
A,32Bは防塵カバー11の前記取り外し用係合部と
しての切欠き30に係合する第1係合部であり、これら
の第1係合部32A,32Bには段部33A,33Bが
連続して形成され、段部33A,33Bの間には第2係
合部34が一体に形成されている。
【0025】第2係合部34は、平坦面35を有し、こ
の実施例においては、前記凸凹部25に当接可能に形成
される。これらの第1係合部32A,32B、段部33
A,33Bおよび第2係合部34は、全体として略U字
形状の係合部36を構成している。第2係合部34の中
央下面には取付部材37が固定され、係合部36は取付
部材37を介して棒状部材のバー38に取り付けられ
る。係合部36、取付部材37およびバー38が全体と
して防塵カバー11の取り外しを行う取り外し治具39
を構成している。取付部材37は円柱状の大径部40と
大径部40の下面に設けられた小径部41により構成さ
れ、小径部41には一対のピン42A,42Bが挿入さ
れるとともにねじ孔43が形成されている。
【0026】バー38には小径部41が挿入される挿入
孔44と、一対のピン42A,42Bが挿入される一対
の切欠き45A,45Bと、外周部にはねじ孔46が形
成されている。ねじ孔46,43にねじ47を通して、
ねじ込むことにより、係合部36は取付部材37を介し
てバー38に固定される。次に、作用を説明する。
【0027】図2に示すように、煙感知器3に防塵カバ
ー11を装着した状態で煙感知器3は収納箱14に収納
され、この箱収納状態において、取り付け工事の現場に
搬送される。この搬送時において、防塵カバー11は緩
衝材としての機能を果す。すなわち、防塵カバー11の
凹部15に形成した凹凸部18がクッションとなり、衝
撃をやわらげる。これにより、搬送時に煙感知器3が破
損するのを未然に防止する。
【0028】天井4に煙感知器3を取り付けるときは、
煙感知器3に防塵カバー11を装着した状態で行う。す
なわち、露出ベース1のねじ孔8A,8Bおよび取付金
具6のねじ孔7A,7Bにねじ10A,10Bを挿入
し、ねじ込むことにより、露出ベース1は取付部材6を
介して天井4に取り付けられる。
【0029】次に、露出ベース1の嵌合金具9A,9B
に感知器本体2の嵌合金具を嵌合させることにより、感
知器本体2は露出ベース1に固定される。こうして、天
井4には防塵カバー11を装着した状態で煙感知器3が
取り付けられる。防塵カバー11の煙感知器3に対する
取り付けは、感知器カバー12に形成した煙流入口13
に防塵カバー11の係合突起17をはめ込むことで、行
われる。
【0030】このように、取り付け工事中は、煙流入口
13を略密閉状態に覆うように防塵カバー11を取り付
けるので、煙流入口13に対する埃や塵の侵入を防止す
ることができる。取り付け工事が終了したときは、取り
外し治具39を用いて防塵カバー11の取り外しを行
う。すなわち、図4に示すように防塵カバー11の裏側
の切欠き30に取り外し治具39の第1係合部32A,
32Bを係合させ、防塵カバー11の裏側の凸凹部25
に取り外し治具39の第2係合部34を当接させて、取
り外し治具39を回転させて、防塵カバー11の取り外
しを行う。
【0031】従来のように、防塵カバーを取り外し治具
で引っかけ、引っ張ることで取り外しを行うのではな
く、取り外し治具39を防塵カバー11の切欠き30に
はめ込んで回転させて、取り外すので、防塵カバー11
に工事中に付着した埃や塵が舞うことがなく、煙流入口
13への埃や塵の侵入を確実に防止することができる。
その結果、防虫網の目詰まりが生じたり、また、検出感
度が変化し、検出機能が低下することがない。
【0032】また、係合突起17を球状に形成している
ことから、滑らかに防塵カバー11を取り外すことがで
きる。次に、図5〜図7は本発明の他の実施例を示す図
である。図5は本発明の他の実施例に係る全体を示す分
解斜視図である。図5において、51は埋込ベース、5
2は感知器本体であり、埋込ベース51および感知器本
体52が全体として埋込型の煙感知器53を構成してい
る。
【0033】54は煙感知器53が取り付けられる天井
であり、天井54には取付孔55が形成される。天井5
4の裏側には屈折した取付金具56が固定され、取付金
具56には複数のねじ孔57A,57Bが形成されてい
る。埋込ベース51は、天井54から埋込むように、天
井54に取り付けられる。埋込ベース51には一対の図
示しないねじ孔が形成されるとともに感知器本体52を
嵌合するための嵌合金具58が固定されている。
【0034】埋込ベース51のねじ孔および取付金具5
6のねじ孔57A,57Bにねじ59A,59Bを通
し、ねじ込むことにより、埋込ベース51は取付金具5
6により天井54に取り付けられる。埋込ベース51の
嵌合金具58に感知器本体52の嵌合金具を嵌合させる
ことにより、埋込ベース51に感知器本体52が取り付
けられる。こうして、天井54に埋込まれるように煙感
知器53が取り付けられる。
【0035】この煙感知器53を天井54に取り付ける
工事の際には感知器本体52に防塵カバー60を装着し
た状態で煙感知器53を天井54に取り付ける。取り付
け工事の際には埃や塵が生じやすいので、防塵カバー6
0は感知器本体52の感知器カバー61の側面に形成し
た煙流入口62を略密閉状態に覆うことで、埃や塵の煙
流入口62に対する侵入を防止する。
【0036】63は防塵カバー60の凹部であり、凹部
63は略碗状に形成され、凹部63には感知器カバー6
1が収納される。すなわち、凹部63は感知器カバー6
1に形成された煙流入口62を略密閉状態に覆う。これ
により、取り付け工事中に生じる埃や塵の煙流入口62
への侵入を防止する。
【0037】凹部63の傾壁64には周方向に球状の複
数の係合突起65が形成されている。係合突起65は煙
流入口62に係合するようになっており、防塵カバー6
0は係合突起65により、煙感知器53に装着される。
凹部63の底面には4個の扇形の溝66が形成され、こ
れらの溝66によって十字状の突出部67が形成されて
いる。突出部67は、裏面からみると、後述する取り外
し用係合部としての十字状の溝を構成している。また、
突出部67は、煙感知器53の箱収納状態において、緩
衝材としての機能を有し、クッションとなって、衝撃を
やわらげる。
【0038】凹部63の外側には薄板状の外延部68が
形成され、外延部68の四隅は切欠部69が形成されて
いる。次に、図6に基づいて防塵カバー60の裏側を説
明する。図6において、70は前記凹部63に対応した
凸部であり、凸部70には前記傾壁64に対応した傾壁
71が形成され、傾壁71には前記係合突起65に対応
した球状の凹溝72が形成されている。また、凸部70
の下面には前記溝66に対応した突出部73が形成され
ている。
【0039】また、凸部70の下面には前記十字状の突
出部67に対応した十字状の溝74が形成されている。
この溝74は防塵カバー60の取り外し用係合部を構成
している。凸部70の外側には前記外延部68に対応し
た外延部75が形成されている。39は防塵カバー60
の取り外しを行う取り外し治具であり、取り外し治具3
9は前記実施例と同じ構成になっている。
【0040】取り外し治具39の第2係合部34は防塵
カバー60の裏側の十字状の溝74に係合可能となって
いる。したがって、防塵カバー11,60は2種類ある
が、1つの取り外し治具39によって取り外しができる
ようになっている。図2に示した場合と同様に、この煙
感知器53も感知器本体52に防塵カバー60を装着し
た状態で収納箱14に収納され、この箱収納状態におい
て、取り付け工事の現場に搬送される。
【0041】この搬送時において、防塵カバー60は緩
衝材としての機能を果す。すなわち、底面に形成した突
出部67がクッションとなり、衝撃をやわらげる。天井
54に煙感知器53を取り付けるときは、煙感知器53
に防塵カバー60を装着した状態で行う。すなわち、埋
込ベース51のねじ孔および取付金具56のねじ孔57
A,57Bにねじ59A,59Bを挿入し、ねじ込むこ
とにより、埋込ベース51は取付部材56を介して天井
54に取り付けられる。
【0042】次に、埋込ベース51の嵌合金具58に感
知器本体52の嵌合金具を嵌合させることにより、感知
器本体52は埋込ベース51に固定される。こうして、
天井54には防塵カバー60を装着した状態で煙感知器
53が取り付けられる。防塵カバー60の煙感知器53
に対する取り付けは、感知器カバー61に形成した煙流
入口62に防塵カバー60の係合突起65をはめ込むこ
とで、行われる。
【0043】このように、取り付け工事中は、煙流入口
62を略密閉状態に覆うように防塵カバー60を取り付
けるので、煙流入口62に対する埃や塵の侵入を防止す
ることができる。取り付け工事が終了したときは、図7
に示すように、取り外し治具39を用いて防塵カバー6
0の取り外しを行う。すなわち、防塵カバー60の裏側
の十字状の溝74に取り外し治具39の第2係合部35
を係合させ、取り外し治具39を回転させて、防塵カバ
ー60の取り外しを行う。
【0044】従来のように、防塵カバーを取り外し治具
で引っかけ、引っ張ることで取り外しを行うのではな
く、取り外し治具39を防塵カバー60の溝74にはめ
込んで回転させて、取り外すので、防塵カバー60に付
着した埃や塵が舞うことがなく、煙流入口62への埃や
塵の侵入を確実に防止することができる。その結果、防
虫網の目詰まりが生じたり、また、検出感度が変化し、
検出機能が低下することがない。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、感知器に取り付けられた状態において、取り外し治
具により取り外し可能な取り外し用係合部を設けたた
め、取り外し用係合部に取り外し治具をはめ込んで回転
させるだけで取り外すことができ、埃や塵が舞うことが
なく、煙流入口への埃や塵の侵入を確実に防止すること
ができる。
【0046】その結果、防虫網の目詰まりが生じたり、
また、検出感度が変化し、検出機能が低下するのを防止
することができる。また、取り外し用係合部などに緩衝
材としての機能を持たせるようにしたため、感知器の箱
収納状態において、衝撃をやわらげることができる。さ
らに、取り外し治具には第1係合部と第2係合部を設け
るようにしたため、防塵カバーが複数種類あっても1つ
の取り外し治具で取り外しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分解斜視図
【図2】箱収納状態を示す図
【図3】防塵カバーの裏面図
【図4】取り外しの説明図
【図5】本発明の他の実施例に係る分解斜視図
【図6】防塵カバーの裏面図
【図7】取り外しの説明図
【符号の説明】 1:露出ベース 2,52:感知器本体 3,53:煙感知器 4,54:天井 5,55:取付孔 6,56:取付金具 7A,7B,8A,8B,57A,57B:ねじ孔 9A,9B,58:嵌合金具 10A,10B,59A,59B:ねじ 11,60:防塵カバー 12,61:感知器カバー 13,62:煙流入口 14:収納箱 15,63:凹部 16,26,64,71:傾壁 17,65:係合突起 18:凹凸部 19:周縁 20,28:周溝 21,67,73:突出部 22,31,68,75:外延部 23,69:切欠部 24,70:凸部 25:凸凹部 27,72:凹溝 29:周突起 30:切欠き(取り外し用係合部) 32A,32B:第1係合部 33A,33B:段部 34:第2係合部 35:平坦面 36:係合部 37:取付部材 38:バー(棒状部材) 39:取り外し治具 40:大径部 41:小径部 42A,42B:ピン 43,46:ねじ孔 44:挿入孔 45A,45B:切欠き 47:ねじ 51:埋込ベース 66,74:溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感知器カバーの側面に形成された複数の煙
    流入口を略密閉状に覆い埃や塵の侵入を防止する凹部
    と、 該凹部の側面に形成され前記感知器カバーに取り付けら
    れるように煙流入口に係合する複数の係合突起と、前記凹部の底面の裏面側に形成された十字状の溝よりな
    り、前記凹部を前記感知器カバーに取り付けた状態で取
    り外し治具により取り外し可能な取り外し係合部と、 を備えたことを特徴とする防塵カバー。
  2. 【請求項2】前記取り外し用係合部を十字状の溝の代り
    に前記凹部の裏面側に設けられた周状突起に形成された
    複数の切欠きとした ことを特徴とする請求項1の防塵カ
    バー。
  3. 【請求項3】請求項1,2記載の防塵カバーの取り外し
    用係合部にそれぞれ係合可能な第1係合部および第2係
    合部からなる略U字状の係合部と該係合部を固定した棒
    状部材により構成されることを特徴とする取り外し治
    具。
  4. 【請求項4】前記第1係合部が前記防塵カバーの切欠き
    に係合可能であることを特徴とする請求項3の取り外し
    治具。
  5. 【請求項5】前記第2係合部が前記防塵カバーの十字状
    の溝に係合可能であることを特徴とする請求項3の取り
    外し治具。
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