JPH0418145Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はキヤビネツト構造に係り、特にポータ
ブルVTRに好適なキヤビネツト構造に関する。

〔考案の背景〕

従来の装置は第４図のようにトツプケース２の
爪２ａをフロントパネル１の凹部１ａに噛合せ、
しかるのち矢印Ｂ方向に回転させ取付けた後で、
ボトムケース３を取付けて一体化していた。しか
し第３図に示す矢印Ｄ，Ｅ方向より強い力が加わ
るとパネル１とケース２の突合せ部○イにすき間が
できる。なお、この種の装置として関連するもの
には例えば実開昭56−140274号等が挙げられる。

〔考案の目的〕

本考案の目的は内外部の力（落下・衝撃等）に
耐えられる、強固なキヤビネツト構造を提供する
にある。

〔考案の概要〕

本考案では、強固なキヤビネツト構造を実現す
るため、各パネル、ケースに嵌合、噛合せ用のリ
ブ、溝、穴、ボス等を設け、各々を嵌合、噛合せ
ることにより全体で強固なキヤビネツトを形状す
るようにした。

〔考案の実施例〕

以下、本考案の一実施例を第１図，第５図，第
６図により説明する。同図においてフロントパネ
ル１には図示の如く凹部１ａ，溝部１ｃ，穴１ｄ
を設けてある。斯かるパネルにトツプケース２を
矢印Ｃ方向より取付けるとケース２のリブ２ｂが
パネル１の溝部１ｃに噛合いさらにスライドさせ
るとケース２の爪部２ｃがパネル１の溝部１ｃ端
面に食い付く。この時、上面では穴１ｄにボス２
ｄが噛合つている。しかる後、ボトムケース３を
フロントパネル１の凹部１ａに爪部３ａをひつか
け、トツプケース２のリブ２ｅをはめ込み、ブラ
ケツト３ｂをネジ６にて、トツプケース２の外側
より止める。

〔考案の効果〕

本考案によれば、フロントパネルとトツプケー
スを側面の溝とリブにより嵌合させ、上面のボス
と穴を噛合せ、その上でボトムケースをフロント
パネルとトツプケースに噛合せ、ブラケツト部を
トツプケース外部よりネジ止め構造としているの
で、強固なキヤビネツト構造が形成され、外内部
よりの力（落下・衝撃）に対し耐えうる構造が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のキヤビネツト構造を示す分解
図、第２図ａ，ｂ，ｃは本考案のキヤビネツトの
嵌合部の前方向、上方向、横方向より見た要部断
面図、第３図はモニター付VTRの外観斜視図、
第４図は従来技術のキヤビネツト構造を示す分解
図、第５図は従来技術のキヤビネツトの横断面
図、第６図は上記キヤビネツトにＥ方向より力を
加え○イすき間が発生した状態を示す側面図であ
る。 １……フロントパネル、１ａ……凹部（嵌合
用）、１ｂ……フレーム取付リブ、１ｃ……溝部
（嵌合用）、１ｄ……穴、２……トツプケース、２
ａ……爪（嵌合用）、２ｂ……リブ（嵌合用）、２
ｃ……爪部、２ｄ……ボス、２ｅ……リブ、３…
…ボトムケース、３ａ……爪（嵌合用）、３ｂ…
…ブラケツト、４……カセツトフタ、５……ハン
ドル、６……ネジ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロントパネル、上板と左右の側板とを一体に
   有するトツプケース、及びボトムケースからなる
   キヤビネツト構造において、 フロントパネルの左右の側面に溝を、上面に複
   数の穴を設けるとともに、 トツプケースの左右の側板に上記溝と噛合うリ
   ブを、上板の下面に上記穴と嵌合する複数のボス
   を設け、 上記溝に上記リブを上方より差し込んでトツプ
   ケースをスライドさせることにより上記複数のボ
   スを上記複数の穴に嵌合してフロントパネルとト
   ツプケースを結合した後、 ボトムケースをトツプケースにネジ止めしたこ
   とを特徴とするキヤビネツト構造。