JP2889337B2 - 金属硫酸塩を含む硫酸の濃縮法 - Google Patents

金属硫酸塩を含む硫酸の濃縮法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属硫酸塩を含む希酸から、真空蒸発器中の
蒸発濃縮および蒸発過程で得られた懸濁液からの金属硫
酸塩の分離により硫酸を回収する方法に関するものであ
る。
本発明を要約すると、蒸発濃縮、および蒸発によって
得た懸濁液からの金属硫酸塩の分離による、金属硫酸塩
を含む廃酸からの硫酸の回収法で、その改良点は、金属
硫酸塩を含む硫酸の小滴および固体金属硫酸塩と共に蒸
発器から出る蒸気を冷却された汚染蒸気凝縮液に直接接
触させて凝縮させること、冷却媒体として循環するこの
蒸気凝縮液をフラッシュ蒸発器で冷却すること、および
金属硫酸塩と硫酸を含まずにフラッシュ蒸発器から出る
蒸気を直接又は間接的に冷却剤によって凝縮させること
である。
金属硫酸塩を含む希硫酸、特に二酸化チタン製造のた
めの硫酸塩法で生じるいわゆる廃酸は金属硫酸塩が全く
不溶になるまでの多段真空蒸発によって濃縮し、62〜70
%硫酸から分離することができ、その硫酸は工程にもど
されるということは公知である(EP−A133505)。しか
しこの方法は硫酸と金属硫酸塩の損失を伴ない、蒸気凝
縮液の汚染を生じる。
流出液の質にますます厳しい基準が適用されるのを見
るとこれらの損失は減らさなければならない。
カルシウム化合物を添加すると蒸気凝縮液から硫酸カ
ルシウムおよび金属ヒドロキシが析出し、ろ過の困難な
非常に薄い懸濁液を生じ、ついには廃液処理の問題とな
る。
従って金属硫酸塩を含む小滴による蒸気凝縮液の汚染
を防ぐことが第1の目的である。しかしながら蒸気の凝
縮の前にミストエリミネータを用いてこれらの小滴を分
離する試みは固体金属硫酸塩がミストエリミネータにく
っつく傾向があり工程のひどい妨害になるので大きな問
題を起こす。金属硫酸塩、特に鉄硫酸塩−水和物は冷却
に溶けにくいが、洗浄のために工程の途中でミストエリ
ミネータに散布する水は、硫酸を約70%に真空濃縮する
ために必要な30〜100ミリバールという圧力ですぐに25
−45℃に冷却されるのでこの問題はより困難なものとな
る。このような条件下ではミストエリミネータは比較的
大量の水があって初めて作用し続けることができるがミ
ストエリミネータから放出される汚染水の蒸発はこの工
程の重大な害になる。
本発明の目的は金属硫酸塩を含む廃酸から、真空中の
蒸発濃縮および蒸発によって得た懸濁液からの金属硫酸
塩の分離によって硫酸を回収することであり、蒸気凝縮
液の化学的処理の必要性、その結果の固体の廃物の形成
を避けるため、この蒸発濃縮はできるだけ蒸気濃縮液が
硫酸および金属硫酸塩によって汚染されないように行
う。本発明のもうひとつの主な目的は問題点なしに実施
できる方法を示すことである。
本発明による目的の達成のため、金属硫酸塩を含む硫
酸の小滴および固体金属硫酸塩と共に蒸発器を出る蒸気
は、冷却された汚染蒸気凝縮液に直接接触させることに
より凝縮され、冷却媒体として循環するこの蒸気凝縮液
はフラッシュ蒸発器で冷却され、金属硫酸塩と硫酸を含
まない、フラッシュ蒸発器から出る蒸気を直接又は間接
に冷却水により濃縮する。この方法が本発明の主題であ
る。蒸発蒸気を含んでいた水の1〜20%に相当する量の
水を汚染蒸気凝縮液の循環に供給し、それに相当する量
の水、これは汚染金属硫酸塩及び硫酸が蒸発器を出ると
きの蒸気に比べ5〜100倍に濃縮されている、をこの循
環から放出する。このようにして金属硫酸塩を含む少量
の1〜30%、好ましくは5〜30%の硫酸が汚染蒸気凝縮
液として蒸気凝縮液の循環から除去され蒸発によって濃
縮されるべき廃酸と共に蒸発器の系にもどされる。
この濃縮蒸気凝縮液は化学的処理が可能であり、非濃
縮汚染蒸気凝縮液の処理より有利であるが、本発明の生
態学的目的のため、それを拒否し、凝縮液を蒸発にもど
すことを支持しなければならない。フラッシュ蒸発器を
出る蒸気が金属硫酸塩および硫酸により汚染されるのを
避けるため、この蒸気をミストエリミネータに通すのが
良い。本発明では濃縮蒸気凝縮液として循環中の金属硫
酸塩と硫酸の濃縮はすべての金属硫酸塩が溶解している
という制限内に保たれているので、ミストエリミネータ
を使っても蒸発器プラントの操作に問題は起きないこと
が保証されている。スルホン化脂肪酸又はトリ−n−ブ
チルホスフェートのようなあわ消し剤を循環蒸気凝縮液
に加えるのが好ましく、この場合ミストエリミネータは
不溶であろう。
本発明による方法で廃酸から蒸発した水が蒸気凝縮器
Iでの凝縮の後、新たにエネルギーをあまり消費するこ
となくフラッシュ蒸発器で再び蒸発させられ、もうひと
つの蒸発凝縮器IIで凝縮するので、非常に純粋な蒸気凝
縮液が得られる。得られる冷却水の温度によって凝縮器
IIにおける蒸気の凝縮は冷却水による直接冷却、この場
合蒸気凝縮液は加熱された冷却水と共に流出液として排
出される、で行うか、又は純粋な蒸気凝縮液を再利用で
きるため冷却水による間接冷却で行う。
本発明のもうひとつの目的は、プロセスを最適化し、
同時に流出液の汚染を最少にすることである。この目的
は多段蒸発器において、硫酸中に分散した金属硫酸塩の
懸濁液から水が蒸発する段階の蒸発器においてのみ、上
述の蒸気処理を行うことによって達成される。蒸発によ
って濃縮するべき硫酸が溶解金属硫酸塩のみを含んでい
る段階の蒸発器では、硫酸および金属硫酸塩による蒸気
の汚染は本発明に従い、硫酸にあわ消し剤を加えるおよ
び/又は蒸気をミストエリミネータを用いて凝縮器に通
すことによって十分避けられる。
ここで本発明につき、可能なひとつの実例を示した図
を参照しながら説明する。
第1段階の蒸発器はフラッシュ蒸発器1、循環ポンプ
2および熱交換器3から成る。18〜30重量%のH2SO4
よび5〜20重量%のMeSO4を含む廃酸17が循環酸19に供
給される。ポンプ2が蒸気20によって加熱された熱交換
器を通って酸を運ぶ。蒸気の凝縮液21は廃酸17の予備加
熱に使うことができる。80〜150℃に加熱された循環酸1
8はフラッシュ蒸発器1で水の蒸発により濃縮されて冷
却される。廃酸の量に相当する量の濃縮硫酸22が第2段
階蒸発器に流しこまれ、そこでは液相中の硫酸濃度が50
〜65%である硫酸中の金属硫酸塩の懸濁液がポンプ5に
より熱交換基6およびフラッシュ蒸発器4を通って循環
している。第2段階蒸発器の加熱媒体はフラッシュ蒸発
器1からの蒸気25から成っている。熱交換基6を出る蒸
気凝縮液26は流出液として放出される。フラッシュ蒸発
器4では60〜120℃および30〜100ミリバールにて水が加
熱懸濁液24から蒸発する。第3段階の蒸発器では蒸発器
4を出た懸濁液27がポンプ8により懸濁液28と共に熱交
換器9およびフラッシュ蒸発器7を通って循環してい
る。熱交換器9は蒸気30により加熱され、凝縮液31が生
じる。蒸発器7では80〜150℃および30〜100ミリバール
にて加熱懸濁液29が濃縮され、硫酸含有量が60〜82重量
%(水相中)になる。硫酸中の金属硫酸塩の濃縮懸濁液
の32部分は蒸発器の系から浸せき受け器33に放出され
る。続いて、金属硫酸塩を除去し、硫酸を回収するため
の処理を例えばEP−A133505に従って行う。
フラッシュ蒸発器4からの蒸気34およびフラッシュ蒸
発器7からの蒸気35はいっしょに凝縮器10で凝縮され
る。凝縮は最高40℃の温度の冷却媒体37と直接接触する
ことにより行う。凝縮器10に導入された冷却媒体37およ
び蒸気凝縮液はフラッシュ蒸発器から放出されるすべて
の金属硫酸塩および硫酸滴と共に、物質流37より2〜20
℃高い温度で(物質流36として)凝縮器から出る。この
液体36はポンプ11によってフラッシュ蒸発器12に運ば
れ、そこでは凝縮器10で凝縮された蒸気の量に相当する
量の水が液体を冷却しながら蒸発する。硫酸と金属硫酸
塩は液体中に残り、この液体は再び冷却媒体37として利
用される。冷却媒体中のH2SO4とMeSO4の濃縮は循環流36
中への水38の導入および冷却媒体37中の対応する39の放
出によって調節することができる。硫酸の濃縮は本発明
に従い金属硫酸塩の結晶化を避けるため30重量%以下に
調節する。この金属硫酸塩を含む放出硫酸39は廃酸17と
共に蒸発器の系にもどすのが好ましい。もし必要なら、
蒸発器12で放出される蒸気41はミストエリミネータ40を
通過させ、そこで固体を含まない硫酸滴が容易に分離で
きる。小滴を含まない蒸気41の凝縮は凝縮器14で冷却水
42との直接接触によって起こる。冷却水と蒸気凝縮液は
ほとんど汚染のない流出液43として浸せき浮け器15の放
出される。
漏れ空気45はポンプ13を用いて凝縮器10から除去さ
れ、漏れ空気44はポンプ16を用いて凝縮器14から除去さ
れる。
ここに図示した方法に対する本発明の範囲内の変更の
例としては、蒸発器の第3段階(蒸発器7、ポンピ8、
熱交換器9)の省略あるいは、蒸発器4および蒸発器7
からの蒸気を別々に凝縮することは含まれ、この場合こ
れらの蒸発器は異なる圧力で運転される。
本発明による方法の利点をここに例を使って示すがこ
れらに限られるわけではない。
比 較 例 24.6重量%のH2SO4と12.8重量%のMeSO4を含む廃酸17
(図を参照)を32トン/時間で3段階の強制循環真空蒸
発器に供給した。5バール蒸気20での加熱された第1段
階蒸発器で、120℃および0.9バール(絶対圧)にて7.65
トン/時間の水が蒸発した。32.3重量%のH2SO4と16.8
重量%のMeSO4を含む。24.35トン/時間の酸22が第1の
蒸発器1から第2の蒸発器4に流れた。第2段階の蒸発
器は第1段階蒸発器からの蒸気25によって加熱した。蒸
発器4では85℃および50ミリバールにて8.1トン/時間
の水が蒸発した。
47.0重量%のH2SO4および主に固体のMeSO4を24.6重量
%含む懸濁液27が16.6トン/時間にて、蒸発器4からや
はり5バールの蒸気30によって加熱されている第3段階
蒸発器に流れた。この蒸発器中で88℃および50ミリバー
ルにて0.8トン/時間の水が蒸発した。51.0重量%のH2S
O4と26.6重量%のMeSO4を含む懸濁液32が15.3トン/時
間にて蒸発器7から放出された。懸濁液32を冷却後67.8
%の硫酸をろ液として金属硫酸塩から分離した。
第2および第3の蒸発器4および7からの蒸気(34お
よび35)は冷却水を供給した噴射凝縮器でいっしょに凝
縮した。8.95トン/時間の速度で得られる蒸気凝縮液は
72kgのH2SO4および22kgのMeSO4を含んでいた。第2段階
蒸発器の熱交換器6で凝縮した蒸発器1からの蒸気25は
7.65トンの凝縮液中に10.2kgのH2SO4と5.3kgのMeSO4
含んでいた。
工程中に導入された硫酸の合計1.05%および導入され
た金属硫酸塩の0.67%が蒸気凝縮液に混入した。
例 真空蒸発は比較例と同様に行ったが、本発明に従う次
の変更を行った: a) あわ消し剤としての50gのスルホン化脂肪酸(Mon
opoll ,Stockhausen,Crefeldの商品)と共に18重量
%のH2SO4と5.5重量%のMeSO4を含む冷却媒体(図の物
質流39)を1時間当り400kgにて系に導入する廃酸に加
えた。
これにより第1段階蒸発器における蒸気20の消費は1.
5%増加した。
熱交換器6を出る蒸気凝縮液26は1.2kgのH2SO4と0.6k
gのMeSO4を含むのみで、直接流出液として放出できた。
b) 第2および第3蒸発器からの蒸気34と35を凝縮器
10に導入しそこで金属硫酸塩を含む800m3/時間の18%硫
酸37と32℃にて直接接触させて凝縮させた。硫酸36は37
℃にて809m3/時間の速度で凝縮器10を出た。この硫酸に
0.8m3/時間の水38(これにはあわ消し剤として50g/時間
のMonopoll が加えてある)を加え、混合物を循環
ポンプ11によってフラッシュ蒸発器12に供給した。この
蒸発器中では40ミリバールの圧力下で9.55トン/時間の
速度にて水が蒸発し、循環酸は32℃に冷却された。この
冷却された18%の酸、400kg/時間がa)で述べた物質流
39として放出され、第1段階蒸発器にもどされた。
凝縮器10の蒸発器4および7の真空は真空ポンプ13を
用いて50シリバールに保たれた。
フラッシュ蒸発器12で得られた蒸気41は網目ミストエ
リミネータ40によって凝縮器14に導入した。340m3/時間
の冷却水42を13℃の温度にて凝縮器14に導入した。放出
される冷却水と蒸気凝縮液13の温度は28℃でpHは6.8で
あった。金属硫酸塩による重大な汚染は検出されず、従
って冷却水と蒸気凝縮液の混合物は直接流出液として放
出できた。凝縮器14では真空ポンプ16により38ミリバー
ルの圧力が保たれた。
本発明による方法を採用すると、蒸気と共に放出され
る小滴として除去される硫酸と金属硫酸塩の損失は導入
された硫酸の1.05%から0.05%以下に減少し、導入され
た金属硫酸塩の0.67%から0.03%以下に減少した。
即時の明細書とクレームを図によって示したがそれに
よって制限されるものではなく、又種々の修正や変更が
本発明の精神と範囲から離れることなく成されるであろ
うことが認められるだろう。
本発明の主たる特徴及び態様は以下のとうりである。
1.蒸発器中での蒸発により廃酸を濃縮し、硫酸中に金属
硫酸塩が分散した懸濁液を得、蒸発濃縮の過程で得た前
記懸濁液から金属硫酸塩を分離することを含む、金属硫
酸塩を含む廃酸からの硫酸の回収方法において蒸発器を
出る時に金属硫酸塩を含む硫酸と固体の金属硫酸塩が混
入した、蒸発濃縮過程からの蒸気を、硫酸と溶解金属硫
酸塩を含む冷却蒸気凝縮液と直接接触させることにより
蒸気を凝縮させ、蒸発凝縮液は冷却媒体として循環して
おり、それはフラッシュ蒸発器中での、硫酸と金属硫酸
塩の濃縮を伴なう水の蒸発によって冷却されることを特
徴とする方法。
2.第1項記載の方法で、冷却媒体として循環する、蒸発
によって濃縮された蒸気凝縮液の硫酸濃度が1〜30重量
%である方法。
3.第1項記載の方法で、さらに、蒸発器から蒸気と共に
放出される金属硫酸塩と硫酸を、金属硫酸塩を含む1〜
30%硫酸として冷却循環から取り出し、蒸発器にもどす
ことを含む方法。
4.第1項記載の方法でさらに冷却循環にあわ消し剤を加
えることを含む方法。
5.第1項記載の方法でさらにフラッシュ蒸発器で硫酸と
金属硫酸塩を含む冷却媒体を冷却する過程で得た蒸気を
1個又はそれ以上のミストエリミネータを通して冷却剤
を満たした凝縮器に送ることを含む方法。
6.第1項記載の方法で、冷却媒体として循環する、蒸発
によって濃縮された蒸気凝縮液の硫酸濃度が5〜30重量
%である方法。
7.第1項記載の方法で、さらに蒸気と共に蒸発器から放
出される金属硫酸塩と硫酸を、金属硫酸塩を含む5〜30
%硫酸として冷却循環から取り出し、蒸発器にもどすこ
とを含む方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1つの実施例を示した体系図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C01B 17/90 C01B 17/88

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器中での蒸発により廃酸を濃縮し、硫
    酸中に金属硫酸塩が分散した懸濁液を得、蒸発濃縮の過
    程で得た前記懸濁液から金属硫酸塩を分離することを含
    む、金属硫酸塩を含んだ廃酸からの硫酸の回収方法にお
    いて蒸発器を出る時に金属硫酸塩を含む硫酸と固体金属
    硫酸塩が混入した、蒸発濃縮過程からの蒸気を硫酸と溶
    解金属硫酸塩を含む冷却蒸気凝縮液と直接接触させるこ
    とにより蒸気を凝縮させ、冷却媒体として循環している
    蒸気凝縮液の冷却はフラッシュ蒸発器中での、硫酸と金
    属硫酸塩の濃縮を伴なう水の蒸発によって行なわれるこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】さらに硫酸と金属硫酸塩を含む冷却媒体を
    冷却する過程でフラッシュ蒸発器中で得た蒸気を1個又
    はそれ以上のミストエリミネータを通して冷却剤を満た
    した凝縮器に送ることを含む特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
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