JP2887905B2 - 浴槽用防水パンの設置施工法 - Google Patents
浴槽用防水パンの設置施工法Info
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- JP2887905B2 JP2887905B2 JP41620390A JP41620390A JP2887905B2 JP 2887905 B2 JP2887905 B2 JP 2887905B2 JP 41620390 A JP41620390 A JP 41620390A JP 41620390 A JP41620390 A JP 41620390A JP 2887905 B2 JP2887905 B2 JP 2887905B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴室の施工に適用さ
れる浴槽用防水パンの設置施工法に関するものである。
れる浴槽用防水パンの設置施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水パンを設置施工する
においては、図12に示すように、土台a、a間に防水
パンbを配置し、この防水パンbの上端周縁に張出し形
成した支持面部(フランジ部)c、cを、前記土台a、
a上に吊支状態に支持させることにより行われている。
においては、図12に示すように、土台a、a間に防水
パンbを配置し、この防水パンbの上端周縁に張出し形
成した支持面部(フランジ部)c、cを、前記土台a、
a上に吊支状態に支持させることにより行われている。
【0003】しかしながら、このような土台a、a間の
距離Lは、[1820mm−1/2布基礎幅]で、この
布基礎幅が現場毎に異なり、±30mm程度の調整が必
要になる。
距離Lは、[1820mm−1/2布基礎幅]で、この
布基礎幅が現場毎に異なり、±30mm程度の調整が必
要になる。
【0004】そこで、従来では、図13及び図14に示
すように、特に土台a、a間の距離Lが小さい場合に対
応することができるように、防水パンbの底面部の幅寸
法を小さくしているのが現状である。
すように、特に土台a、a間の距離Lが小さい場合に対
応することができるように、防水パンbの底面部の幅寸
法を小さくしているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
防水パンbの底面部の幅寸法を、土台a、a間の距離L
が小さい場合に対応すべく小さく設定していることか
ら、土台a、a間の距離Lが大きい場合、図15に示す
ように、土台aと防水パンbとの間に隙間L0が生じ、
防水パンbの上端縁部dに応力が集中し、強度的に大き
な問題が生じる。
防水パンbの底面部の幅寸法を、土台a、a間の距離L
が小さい場合に対応すべく小さく設定していることか
ら、土台a、a間の距離Lが大きい場合、図15に示す
ように、土台aと防水パンbとの間に隙間L0が生じ、
防水パンbの上端縁部dに応力が集中し、強度的に大き
な問題が生じる。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、防水パンの上端縁部
への応力集中を防止することができるようにした防水パ
ンの設置施工法を提供することにある。
への応力集中を防止することができるようにした防水パ
ンの設置施工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、浴槽本体が載置される浴槽載置面
部と、この浴槽載置面部に隣接して一体形成された洗い
場面部と、これら洗い場面部及び浴槽載置面部の上端周
縁に土台間に支持されるように張出し形成された支持面
部とからなる防水パンの設置施工法において、前記浴槽
載置面部と洗い場面部とのそれぞれの底面部を、一対の
支持部材で吊支状態に支持してなるとともに、これら各
々の支持部材は、前記浴槽載置面部または洗い場面部の
底面部に横架させて支持する横架部材と、この横架部材
の両端を吊支して土台間に係止される一対の係止部材と
からなり、これら各々の係止部材を前記横架部材の両端
に伸縮調整自在に嵌合させてなることを特徴とするもの
である。
ために、この発明は、浴槽本体が載置される浴槽載置面
部と、この浴槽載置面部に隣接して一体形成された洗い
場面部と、これら洗い場面部及び浴槽載置面部の上端周
縁に土台間に支持されるように張出し形成された支持面
部とからなる防水パンの設置施工法において、前記浴槽
載置面部と洗い場面部とのそれぞれの底面部を、一対の
支持部材で吊支状態に支持してなるとともに、これら各
々の支持部材は、前記浴槽載置面部または洗い場面部の
底面部に横架させて支持する横架部材と、この横架部材
の両端を吊支して土台間に係止される一対の係止部材と
からなり、これら各々の係止部材を前記横架部材の両端
に伸縮調整自在に嵌合させてなることを特徴とするもの
である。
【0008】
【作 用】すなわち、この発明は、防水パンの浴槽載
置面部と洗い場面部とのそれぞれの底面部を、一対の支
持部材を介して土台間に支持してなるために、防水パン
の上端縁部への応力集中を防止することが可能になる。
置面部と洗い場面部とのそれぞれの底面部を、一対の支
持部材を介して土台間に支持してなるために、防水パン
の上端縁部への応力集中を防止することが可能になる。
【0009】
【実 施 例】以下、この発明の構成を図1から図11
に示す図面を参照しながら詳細に説明する。
に示す図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】 図1から図4に示すように、図中1は浴槽
本体、2はこの浴槽本体1の側面部に取り付けられるエ
プロン、3は浴室の床面を形成する防水パンである。
本体、2はこの浴槽本体1の側面部に取り付けられるエ
プロン、3は浴室の床面を形成する防水パンである。
【0011】 この防水パン3は、前記浴槽本体1が載置
される深底の浴槽載置面部4と、この浴槽載置面部4に
隣接して一体形成された浅底の洗い場面部5と、これら
洗い場面部5及び浴槽載置面部4の上端周縁に張出し形
成された支持面部6とからなっている。
される深底の浴槽載置面部4と、この浴槽載置面部4に
隣接して一体形成された浅底の洗い場面部5と、これら
洗い場面部5及び浴槽載置面部4の上端周縁に張出し形
成された支持面部6とからなっている。
【0012】 そして、図中7、7は前記一対の支持部材
で、この支持部材7は、図5から図7に示すように、断
面矩形の横架部材8と、この横架部材8の左右両端に伸
縮調整自在に嵌合させて設けたL字形状をなす一対の係
止部材9、9とで構成されている。
で、この支持部材7は、図5から図7に示すように、断
面矩形の横架部材8と、この横架部材8の左右両端に伸
縮調整自在に嵌合させて設けたL字形状をなす一対の係
止部材9、9とで構成されている。
【0013】 これら各々の支持部材7、7は、前記横架
部材8、8で防水パン3の深底の浴槽載置面部4及び洗
い場面部5のそれぞれの底面部4a、5aに横架させて
配置することにより支持するようになっている。
部材8、8で防水パン3の深底の浴槽載置面部4及び洗
い場面部5のそれぞれの底面部4a、5aに横架させて
配置することにより支持するようになっている。
【0014】 一方、前記各々の横架部材8の両端8a、
8aに設けた各々の係止部材9、9は、その上端部に形
成した係止片部9a、9aが土台10、10間に係止さ
れ、これによって、前記防水パン3を吊支状態に支持し
てなるものである。
8aに設けた各々の係止部材9、9は、その上端部に形
成した係止片部9a、9aが土台10、10間に係止さ
れ、これによって、前記防水パン3を吊支状態に支持し
てなるものである。
【0015】 すなわち、上記した防水パン3を設置施工
するには、まず、支持部材7、7を土台10、10間に
支持する。
するには、まず、支持部材7、7を土台10、10間に
支持する。
【0016】 このとき、横架部材8の両端に伸縮調整自
在に嵌合させた係止部材9、9を土台10、10間の距
離Lに対応するように伸縮調整される。
在に嵌合させた係止部材9、9を土台10、10間の距
離Lに対応するように伸縮調整される。
【0017】 この状態で、前記支持部材7、7の各々の
横架部材8上に防水パン3の浴槽載置面部4及び洗い場
面部5とのそれぞれの底面部4a、5aを載置し、これ
によって、前記防水パン3を吊支状態に支持してなるも
のである。
横架部材8上に防水パン3の浴槽載置面部4及び洗い場
面部5とのそれぞれの底面部4a、5aを載置し、これ
によって、前記防水パン3を吊支状態に支持してなるも
のである。
【0018】 なお、上記の実施例において、土台10、
10間に防水パン3を吊支状態に設置した例を説明した
が、図8から図10に示すように、一対の支持部材7、
7を逆さ状態にして土台10、10間の設置面G上に設
置し、これら支持部材7、7上に防水パン3を載置する
ことにより、据置状態の設置施工を可能にしている。
10間に防水パン3を吊支状態に設置した例を説明した
が、図8から図10に示すように、一対の支持部材7、
7を逆さ状態にして土台10、10間の設置面G上に設
置し、これら支持部材7、7上に防水パン3を載置する
ことにより、据置状態の設置施工を可能にしている。
【0019】 また、支持部材7の横架部材8と係止部材
9、9との嵌合状態も、図11(イ)(ロ)(ハ)に示
すように、横架部材8をチャンネル状の断面形状、円筒
形状あるいは断面エ型形状にそれぞれ形成して、これら
の形状に合うように係止部材9をスライド自在に嵌合さ
せて伸縮可能にしても良い。
9、9との嵌合状態も、図11(イ)(ロ)(ハ)に示
すように、横架部材8をチャンネル状の断面形状、円筒
形状あるいは断面エ型形状にそれぞれ形成して、これら
の形状に合うように係止部材9をスライド自在に嵌合さ
せて伸縮可能にしても良い。
【0020】 さらに、支持部材を構成する横架部材と係
止部材とを一体に形成しても良い。
止部材とを一体に形成しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、防水パンの浴槽載置面部と洗い場面部とのそれぞ
れの底面部を、一対の支持部材を介して土台間に支持し
てなるとともに、これら各々の支持部材は、浴槽載置面
部または洗い場面部の底面部に横架させて支持する横架
部材と、この横架部材の両端を吊支して土台間に係止さ
れる一対の係止部材とからなり、これら各々の係止部材
を横架部材の両端に伸縮調整自在に嵌合させてなること
ことから、従前のように、防水パンの上端部には応力が
集中しないために、強度的な問題が生じない。
明は、防水パンの浴槽載置面部と洗い場面部とのそれぞ
れの底面部を、一対の支持部材を介して土台間に支持し
てなるとともに、これら各々の支持部材は、浴槽載置面
部または洗い場面部の底面部に横架させて支持する横架
部材と、この横架部材の両端を吊支して土台間に係止さ
れる一対の係止部材とからなり、これら各々の係止部材
を横架部材の両端に伸縮調整自在に嵌合させてなること
ことから、従前のように、防水パンの上端部には応力が
集中しないために、強度的な問題が生じない。
【0022】 また、支持部材を構成する係止部材が横架
部材に対して伸縮調整自在になっているために、支持部
材を土台間の距離に応じて伸縮調整することができ、従
前のように土台間に係止される係止部材の係止片部に応
力集中が生じない。
部材に対して伸縮調整自在になっているために、支持部
材を土台間の距離に応じて伸縮調整することができ、従
前のように土台間に係止される係止部材の係止片部に応
力集中が生じない。
【図1】 この発明に係る浴槽用防水パンの設置施工状
態を示す分解斜視図である。
態を示す分解斜視図である。
【図2】 防水パンの設置施工状態を概略的に示す断面
図である。
図である。
【図3】 図2のIII−III線における概略的断面図であ
る。
る。
【図4】 図2のIV−IV線における概略的断面図であ
る。
る。
【図5】 支持部材を分解して示す説明図である。
【図6】 支持部材の横架部材と係止部材との嵌合状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】 図6のVII−VII線における拡大断面図であ
る。
る。
【図8】 この発明に係る他の実施例を概略的に示す断
面図である。
面図である。
【図9】 図8のIX−IX線における概略的断面図であ
る。
る。
【図10】図8のX−X線における概略的断面図であ
る。
る。
【図11】(イ)(ロ)(ハ)は支持部材の横架部材と
係止部材との嵌合状態の他の例をそれぞれ示す断面図で
ある。
係止部材との嵌合状態の他の例をそれぞれ示す断面図で
ある。
【図12】従来の浴槽用防水パンの吊支型の設置施工状
態を概略的断面にて示す分解図である。
態を概略的断面にて示す分解図である。
【図13】同じく従来の防水パンの吊支型の設置施工状
態を概略的に示す断面図である。
態を概略的に示す断面図である。
【図14】同じく従来の防水パンの吊支型の設置施工状
態を概略的に示す要部拡大断面図である。
態を概略的に示す要部拡大断面図である。
【図15】同じく従来の防水パンの吊支型の設置施工状
態を概略的に示す要部拡大断面図である。
態を概略的に示す要部拡大断面図である。
1・・・浴槽本体、3・・・防水パン、4・・・浴槽載
置面部、5・・・洗い場面部、6・・・支持面部、7、
7・・・支持部材、8、8・・・横架部材、9、9・・
・係止部材、10、10・・・土台。
置面部、5・・・洗い場面部、6・・・支持面部、7、
7・・・支持部材、8、8・・・横架部材、9、9・・
・係止部材、10、10・・・土台。
Claims (1)
- 【請求項1】浴槽本体が載置される浴槽載置面部と、こ
の浴槽載置面部に隣接して一体形成された洗い場面部
と、これら洗い場面部及び浴槽載置面部の上端周縁に土
台間に支持されるように張出し形成された支持面部とか
らなる防水パンの設置施工法において、 前記浴槽載置面部と洗い場面部とのそれぞれの底面部
を、一対の支持部材で吊支状態に支持してなるととも
に、 これら各々の支持部材は、前記浴槽載置面部または洗い
場面部の底面部に横架させて支持する横架部材と、この
横架部材の両端を吊支して土台間に係止される一対の係
止部材とからなり、 これら各々の係止部材を前記横架部材の両端に伸縮調整
自在に嵌合させてなることを特徴とする浴槽用防水パン
の設置施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41620390A JP2887905B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 浴槽用防水パンの設置施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41620390A JP2887905B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 浴槽用防水パンの設置施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04231526A JPH04231526A (ja) | 1992-08-20 |
JP2887905B2 true JP2887905B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18524444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41620390A Expired - Fee Related JP2887905B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 浴槽用防水パンの設置施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887905B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2585742Y2 (ja) * | 1992-07-23 | 1998-11-25 | 株式会社ノーリツ | 浴室ユニットの吊架台 |
JP4879045B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2012-02-15 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット設置構造及び施工方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41620390A patent/JP2887905B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04231526A (ja) | 1992-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |