JP2886469B2 - パネル成形用ブランクシート及びパネルの隅部加工方法並びに隅部加工装置 - Google Patents

パネル成形用ブランクシート及びパネルの隅部加工方法並びに隅部加工装置

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JP2886469B2 JP6321186A JP32118694A JP2886469B2 JP 2886469 B2 JP2886469 B2 JP 2886469B2 JP 6321186 A JP6321186 A JP 6321186A JP 32118694 A JP32118694 A JP 32118694A JP 2886469 B2 JP2886469 B2 JP 2886469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属製板材の4辺を
折り曲げた箱状のパネルを加工するもので、特に4辺折
曲げ稜角部と隅部に丸味をもたせたパネル成形用ブラン
クシート及びそのブランクシートを用いてパネルを加工
する方法並びに加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の扉や収納キャビネットなどは、
金属製板材を例えば浅い箱状のパネルに折り曲げ加工さ
れたものが使用される。これら冷蔵庫の扉などは、浅い
箱状の角ばったものとするより4辺折曲げ稜角部と隅部
に丸味をもたせて全体の感触を良くし、デザイン上から
の要請にも応じうるものが好まれている。従来、このよ
うに4辺折曲げ稜角部と隅部に丸味をもたせるには、通
常、パネルを総型により深絞りプレス成形することが行
われている。しかしながら、総型による成形は、大型の
プレス機械による絞り加工となるので、加工費用などが
高くなり、また、製品寸法に応じて多数の金型を用意し
なければならないため、保守管理も煩雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、プレスブレ
ーキなどの曲げ加工で4辺稜角部と隅部に丸味のあるパ
ネルを加工する方法が提案されている。例えば、実公平
6ー22496号公報では、向かい合う側板の端部に比
較的小さな矩形状切欠きをもつ板取り、すなわちブラン
クシートを用いて、まず長短辺のR曲げを行ったのち、
コーナ部分を雌雄の金型で丸味のある形に加工する曲げ
金型について開示している。しかし、この場合には、隅
部に矩形状切欠きが生じるので、この部分にプラスチッ
ク材等で別途にデザインした小片を接着または組み付け
てふさぐ必要があった。この発明は、4辺稜角部と隅部
に連続する丸味をもたせたパネル成形用ブランクシート
及びパネル隅部加工方法並びに加工装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の発明は、長短辺R曲げ隅部
に、球面と円柱状面とを連続させた丸味をもつパネルを
成形するためのブランクシートであって、長短辺折曲げ
隅部に、互いに端部が接して向かい合うほぼ楕円弧状の
曲線と長短辺側板高さに相当する直線とを結んだ切り込
みが形成されていることを特徴とするブランクシートで
ある。 また、請求項2の発明は、長短辺R曲げ隅部と、
折曲げ側板端の突き合わせ部とに連続する丸味をもた
せ、かつ互いに直交するパネル天面と折曲げた長短側板
との3つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面を配
した形状をもち、かつ前記互いに接する平面で形成され
る稜線部分に長短辺R曲げとほぼ同一曲率の丸味をもつ
パネルを成形するためのブランクシートであって;長短
辺折曲げ隅部に、互いに端部が接して向かい合う略楕円
弧状の曲線と長短辺側板高さに相当する直線とを結んだ
切り込みを入れられており、前記楕円弧状の曲線は前記
1/8球面の1/4円周を長径とし1/8円周を短径と
する楕円の劣弧であることを特徴とするブランクシート
である。
【0005】また、請求項3の発明は、長短辺R曲げ隅
部に、球面と円柱状面とを連続させた丸味をもつパネル
を成形するためのパネルの成形加工方法であって;形成
されるべき丸い隅部を一線で切り開いた状態に近似する
ように、ワークシートの隅部に、2本の互いに端部が接
し向かい合う略楕円弧状の曲線で切り欠きを入れるシー
トカット工程と;カット工程の後のワークシートの長短
辺折曲げ部に丸味を付与にさせながら折曲げる長短辺の
R曲げ工程と;長短辺のR曲げ工程の後に、互いに直交
する3つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面の凸
または凹部をもつ雄雌型を用いて、各長短辺R曲げ隅部
と、折曲げ側板端とに連続し、かつ長短辺R曲げとほぼ
同一曲率の丸味をもつように突き合わせる成形工程と、
からなるパネル隅部加工方法にかかるものである。
【0006】請求項4の発明は、長短辺R曲げ隅部に、
球面と円柱状面とを連続させた丸味をもつパネルを成形
するためのパネルの成形加工装置であって;形成される
べき丸い隅部を一線で切り開いた状態に近似するよう
に、隅部に、2本の互いに端部が接し向かい合う略楕円
弧状の曲線で切り込みを入れられたワークシートの長短
辺折曲げ部に、丸味を付与にさせながら折曲げる長短辺
のR曲げ型と;長短辺のR曲げ工程の後に、各長短辺R
曲げ隅部と折曲げ側板端とに連続し、かつ長短辺R曲げ
とほぼ同一曲率の丸味をもたせるべく、互いに直交する
3つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面の凸部ま
たは凹部をもつ雄雌型からなる突き合わせ成形型と、を
備えたパネル隅部加工装置にかかるものである。請求項
5の発明は、突き合わせ成形型は、互いに直交する3つ
の平面で形成される稜部にほぼ1/8球面を配した形状
をもち、かつ前記互いに接する平面で形成される稜線部
分に長短辺R曲げとほぼ同一曲率の丸味をもつ雄雌型
で、雄雌型の1/8球形頂部に互いに向かい合うオーバ
ーベント用の小凹凸部が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明では、形成されるべき丸い隅部を一線で
切り開いた状態に近似するように、ワークシートの隅部
に、2本の互いに端部が接し向かい合うほぼ楕円弧状の
線分と直線部分とを結んだ切り欠きを入れるシートカッ
トする。このカット工程の後のワークシートの長短辺折
曲げ部をR曲げする。次いで、互いに直交する3つの平
面で形成される稜部にほぼ1/8球面の凸部または凹部
をもつ雄雌型を用いて、各長短辺R曲げ隅部と、折曲げ
側板端とにそれぞれ連続する丸味をもたせた状態に加圧
成形することによりパネル隅部に球面と円柱状面とを連
続させた丸味をもたせた製品を成形する。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づきこの発明の一実施例を説
明する。図1は本発明による製品パネルの形状を示すも
ので、(A)はコーナ部分の斜視図、(B)は同じく拡
大斜視図である。製品パネル10の天板11と側板1
2、13とで形成される4辺稜角部14は長短辺R曲げ
により丸味をもち、また隅部15は、長短辺R曲げ端縁
相互の突き合わせにより形成される球面部分15aと、
折曲げ側板端相互の突き合わせによる円柱状部分15b
とを連続させて全体に丸味を有している。長短辺R曲げ
中心線の交点をOとし、R曲げの半径をRとすると、点
ABCDで囲まれる部分15aは、点Oを中心とする半
径Rの1/8球面をなしている。なお、図1Bにおい
て、点DBFを結ぶ線は後記側板端縁の切り込み17、
17の衝き当て部、A、E、C、Gは側板の湾曲始点、
hは湾曲する稜角部を除いた側板の高さ、すなわちA―
E、B―FまたはC―Gの距離である。
【0009】(ブランクシート) 図3は、パネル成形
用ブランクシート10aの平面図である。パネル天面1
1に対し、4つの側板12、13を形成する領域を有
し、形成されるべき丸味にある隅部15を一線で切り開
いた状態に近似するように、隅部に、互いに端部Dが接
し向かい合うほぼ楕円弧状の曲線と直線とを結んだ2本
の切り込み17、17が入れられている。ほぼ楕円弧状
の曲線とは楕円弧またはそれに近似する2次曲線を含む
ものである。
【0010】さらに詳しく説明すると、切り込み17、
17は、互いに端部Dが接して向かい合うほぼ楕円弧状
の線分mと長短辺側板高さhに相当する直線分nとを結
んで形成されている。前記楕円弧状の線分mは前記1/
8球面の1/4円周を長径aとし1/8円周を短径bと
する楕円の劣弧となっている(図1b参照)。上記2本
の切り込み17は、後の隅部突き合わせ工程で加圧成形
されるので伸びを考慮してカットされている。図3の展
開図において、ワークシート4辺に描いた3本の鎖線の
うち内側の鎖線18aと外側の鎖線18cで囲まれた部
分が後に長短辺R曲げ工程で丸味のある4辺稜角部14
となる。また、鎖線18bは両鎖線18a、18cの中
央を仮想して示したものである。
【0011】(パネル成形加工法)上記ブランクシート
10aを用いてパネル10を成形加工するには、ワーク
シートの長短辺折曲げ部に丸味を付与にさせながら長短
辺をR曲げし、次いで、曲面状の上型と下型とで各長短
辺R曲げ隅部15と、折曲げ側板端とにそれぞれ連続す
る丸味をもたせて突き合わせ成形する。長短辺R曲げし
た状態では、4辺稜角部14は正しくR曲げされている
が、長短辺の隅部近くは僅かに変形しており、また楕円
弧状の曲線mから直線部分nにわたり2つの切り込み1
7、17は下方に向かって開き加減となっている(図
2)。このような、隅部を後記突き合わせ成形型(図6
〜10)により加圧成形して切り込み17を密接させ、
さらに必要により突き合わせ線を溶接することにより製
品パネル10を得る。
【0012】(長短辺R曲げ) 長短辺R曲げ工程は、
パネル天面11に対し、4つの側板12、13がそれぞ
れ直立し、かつ折曲げ線に丸味をもつように折曲げるも
のである。R曲げするには金型20が使用される。R曲
げ金型20は、図4、5に示すように、プレスブレーキ
のラム21に設けた上型22と、ベッド23に設けた下
型24とからなる。上型22の先端は、断面丸棒状をな
し、下型24は上型22に対応する凹溝25を有してい
る。上型22および下型24の長手方向の寸法、すなわ
ち幅方向の寸法は、製品パネルの長辺の長さに合わせて
設定される。折曲げるには、長短辺の折曲げ線を下型2
4に置き、ラム21を下降して上型22と下型24との
間でR曲げを行う。この長短辺R曲げは、通常、対向す
る2つの短辺を折曲げた後に、長辺に対して折曲げを行
う。
【0013】(隅部突き合わせ成形) 次に、パネル隅
部の突き合わせ成形工程が行われる。 突き合わせ成形
に使用する金型は、パネル隅部における天板11、隣接
する側板12、13に当接させるため互いに直交する3
つの平面と、これら3つの平面で形成される稜部にほぼ
1/8球面の凸部または凹部をもつ雄雌型30、50か
らなる(図6〜9)。雌型30は、ラム21の下端にホ
ルダ31を用いて取付けられている。雌型の本体32内
には、前記パネル隅部における天板11、隣接する側板
12、13の外面に当接させるための3つの平面を有
し、また3つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面
の凹球面をもつ凹所33が形成されている。雌型本体3
2の前及び左右側面には、クッションまたは弾性部材4
0で下向きに付勢された板押さえ34、35、36を備
えており、各板押さえ34、35、36の下面は前記3
つの平面に対応する斜面37、38、39となってい
る。また、ホルダ31とクッション40に同心の孔42
をあけ、これにガイドピン41を通して各板押さえ3
4、35、36を保持している。
【0014】雄型50は、雌型に対応する位置のベッド
23に配置されている。雄型本体51の上部に、パネル
隅部を支持するための凸面52が成形されている。この
凸面52は、パネル隅部における天板11、隣接する側
板12、13の内面に当接させるための3つの平面と、
3つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面の凸球面
とを備えている。また、図10に示すように雌型本体3
1の凹所内部にオーバーベント用の小凸部44、雄型本
体51の頂部に小凹部54が形成されている。これらの
小凹凸部は、雌雄型の凹または凸球面から円柱面形成用
稜部にわたって形成されている(図6)。
【0015】この成形工程は、上記雌雄型を備えたプレ
スブレーキによって行われる。このプレスブレーキは、
長短辺R曲げ工程において使用したものと別に用意する
か、あるいは、一方にR曲げ型、他方に突き合わせ成形
型を配置した一基のプレスブレーキの使用で行うことも
できる。まず、ラム21の駆動により雌型30を上昇さ
せて静止させる。この状態で、長短辺がR曲げされてパ
ネル天面11に対し、4つの側板12、13をそれぞれ
直立させた箱状のワークを下向きにして、固定された雄
型50に被せる。ワークのパネル天面11及び隣接する
側板12、13の各内面は、雄型の3つの平面にそれぞ
れ接し、かつ隅部が凸部52に当接している(図7)。
このようにしたのち、ラム21を下降させて、雌型本体
側面の板押さえ34、35、36によりワークを押さ
え、更に下降させることによりワークを挟んで雌型30
を雄型50に向け押す圧する(図8)。この押圧により
各長短辺R曲げ隅部と、折曲げ側板端部とに連続した丸
味をもたせて突き合わせ成形する。この隅部の突き合わ
せ成形により、前記楕円弧状の曲線mと直線nとで形成
された開き加減の切り込み部分に材料の移動が生じる。
この移動は2本の切り込み17を閉じる働きをする。
【0016】上記成形加工により、2本の切り込み17
は衝き合わされ閉じて一線になる。この一線に閉じた材
料は、型開きの際に、自らの弾性により再び開いてしま
うスプリングバックを生じる恐れがある。しかし、雌型
30および雄型50の中央位置の小さな凸部44、凹部
54で、材料を隅部の内側に向かって大きく押し込むこ
とで、スプリングバックに対抗できる。このようにして
隅部15は球面に成形される。
【0017】以上説明したように、この実施例において
は、プレスブレーキにより設けられる型は、部分的なも
ので済む。すなわち、長短辺R曲げ工程を行うR曲げ型
と、突き合わせ成形工程を行う雌雄型とで成形すること
ができる。従って、従来のように総型を必要とせず、製
品パネルの製造コスト低下が図れる。また、長短辺R曲
げ工程の型は、箱状の製品の長短辺を兼用するものとで
きるので、長辺用および短辺用に別に2組設ける必要が
ない。これによっても、コスト低下が図れる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来のように総型を用いずに済み、長短辺R曲げ工
程と突き合わせ成形工程とのそれぞれを行う部分的な型
を用いるのみで良いので、大型のプレス装置を必要とし
ない。従って、長短辺R曲げ隅部に、球面と円柱状面と
を連続させた丸味をもつパネルを安価に提供できる。ま
た、従来のように隅部にプラスチック材を用いる必要が
なく、製品全体を金属製のパネルで作ることができるの
で、デザイン的にも優れたものとなる。さらに、突き合
わせ成形型の中央位置に形成された前記小さな凸部、凹
部によって板材のスプリングバックに対処できるので、
隅部の丸みをより完全に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製品パネルを示すもので、(A)
はコーナ部分の斜視図、(B)は同じく拡大斜視図であ
る。
【図2】シート長短辺R曲げ直後の状態におけるコーナ
部分の拡大斜視図である。
【図3】パネル成形用ブランクシートの平面図である。
【図4】本発明における長短辺R曲げ装置の縦断側面図
である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】長短辺R曲げ後のコーナ部分の突き合わせ成形
装置の分解斜視図である。
【図7】図6のA−A線における断面図である。
【図8】図7の突き合わせ成形加工時の断面図である。
【図9】図8のB−B線における断面図である。
【図10】図9の突き合わせ成形部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 パネル 10a ブランク
シート 11 天面 12、13 側板 14 4辺稜角部 15 隅部 15a 球面部分 15b 円柱状部
分 17 切り込み 18a、18b、
18c 線 D 切欠き先端部 20 R曲げ型 21 ラム 22 上型 23 ベッド 24 下型 25 凹溝 30 雌型 31 ホルダ 32 雌型本体 33 凹所 34、35、36 板押さえ 37、38、3
9 斜面 44 小凸部 50 雄型 52 凸面 54 小凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 5/01 B21D 19/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長短辺R曲げ隅部に、球面と円柱状面と
    を連続させた丸味をもつパネルを成形するためのブラン
    クシートであって、長短辺折曲げ隅部に、互いに端部が
    接して向かい合うほぼ楕円弧状の曲線と長短辺側板高さ
    に相当する直線とを結んだ切り込みが形成されているこ
    とを特徴とするブランクシート。
  2. 【請求項2】 長短辺R曲げ隅部と、折曲げ側板端の突
    き合わせ部とに連続する丸味をもたせ、かつ互いに直交
    するパネル天面と折曲げた長短側板との3つの平面で形
    成される稜部にほぼ1/8球面を配した形状をもち、か
    つ前記互いに接する側板端で形成される稜線部分に長短
    辺R曲げとほぼ同一曲率の丸味をもつパネル成形用ブラ
    ンクシートであって、 長短辺折曲げ隅部に、互いに端部が接して向かい合うほ
    ぼ楕円弧状の曲線と長短辺側板高さに相当する直線とを
    結んだ切り込みが形成され、前記楕円弧状の曲線は前記
    1/8球面の1/4円周を長径とし1/8円周を短径と
    する楕円の劣弧であることを特徴とするブランクシー
    ト。
  3. 【請求項3】 長短辺R曲げ隅部に、球面と円柱状面と
    を連続させた丸味をもつパネルを成形するためのパネル
    の成形加工方法であって、 形成されるべき丸い隅部を一線で切り開いた状態に近似
    するように、ワークシートの隅部に、端部が接して互い
    に向かい合う略楕円弧状の曲線と長短辺側板高さに相当
    する直線とを結んだ切り欠きを入れるシートカット工程
    と、 カット工程の後のワークシートの長短辺折曲げ部に丸味
    を付与にさせながら折曲げる長短辺のR曲げ工程と、 長短辺のR曲げ工程の後に、互いに直交する3つの平面
    で形成される稜部にほぼ1/8球面の凸または凹部をも
    つ雄雌型を用いて、各長短辺R曲げ隅部と、折曲げ側板
    端とに連続し、かつ長短辺R曲げとほぼ同一曲率の丸味
    をもつように突き合わせる成形工程と、 からなるパネル隅部加工方法。
  4. 【請求項4】 長短辺R曲げ隅部に、球面と円柱状面と
    を連続させた丸味をもつパネルを成形するためのパネル
    の成形加工装置であって、 形成されるべき丸い隅部を一線で切り開いた状態に近似
    するように、隅部に、端部が接して互いに向かい合う略
    楕円弧状の曲線と長短辺側板高さに相当する直線とを結
    んだ切り込みを入れられたワークシートの長短辺折曲げ
    部に、丸味を付与にさせながら折曲げる長短辺のR曲げ
    型と、 長短辺のR曲げ工程の後に、各長短辺R曲げ隅部と折曲
    げ側板端とに連続し、かつ長短辺R曲げとほぼ同一曲率
    の丸味をもたせるべく、互いに直交する3つの平面で形
    成される稜部にほぼ1/8球面の凸部または凹部をもつ
    雄雌型からなる突き合わせ成形型と、 を備えたパネル隅部加工装置。
  5. 【請求項5】 突き合わせ成形型は、互いに直交する3
    つの平面で形成される稜部にほぼ1/8球面を配した形
    状をもち、かつ前記互いに接する平面で形成される稜線
    部分に長短辺R曲げとほぼ同一曲率の丸味をもつ雄雌型
    で、雄雌型の1/8球形頂部に互いに向かい合うオーバ
    ーベント用の小凹凸部が形成されている請求項記載の
    パネル隅部加工装置。
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