JP2885884B2 - 高耐衝撃性ビニル芳香族(コ)ポリマーの連続的量産法 - Google Patents
高耐衝撃性ビニル芳香族(コ)ポリマーの連続的量産法Info
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Description
連続的大量生産の方法に関する。
ン化ビニルモノマーとを基剤とする耐衝撃性の高いコポ
リマーの連続的大量生産の方法に関する。
料を混合することによって改良することができることは
周知である。この改良を行うには、2種類の成分を機械
的に混合することができ、または更に好ましい方法で
は、スチレンの重合をゴム状材料の存在下にて行う。
ースチレン中に溶解した後、この溶液を連続または不連
続的、塊状、溶液または塊状/懸濁重合法の組み合わせ
で重合する方法により行う。
材料の溶液は2相に分離し、それらの一方、すなわちモ
ノマースチレン中ゴムの溶液は最初に連続相を形成し、
もう一方、すなわちスチレンモノマーから生じるポリス
チレンの溶液はこの相中に液滴の形態で分散されたまま
になっている。転化率を増加させることによって、第二
相の量が増加して第一相が減少し、形成されるポリスチ
レンの量が用いられるゴムの量を超過すると、一般的に
転相と呼ばれている相の交換が起こる。
チレン溶液中に形成されるが、これらのゴム状材料溶液
の液滴は、今や連続なポリスチレン相になっている小さ
な液滴を含む。同時に、ポリスチレン鎖によるゴムのグ
ラフトがこの重合中に起こる。
第一の重合段階では、スチレン中のゴム溶液が重合し
て、転相に十分な重合率に達した後、重合を行って所望
なスチレンの重合率とする。
明細書、第3,243,481号明細書および第3,658,946号明細
書に記載されている。塊状/懸濁不連続重合の組み合わ
せは、例えば米国特許第3,428,712号明細書に記載され
ている。
は、特にポリマーが脂肪性物質と接触するときには、少
量のシアン化ビニルをポリマー中に導入することによっ
て改良することができる。
にポリスチレン鎖のゴムに対するグラフト率を変化させ
ることによって影響を与え、変化させることができるこ
とも知られている。
それらの試みはいずれも産業上の観点から受容可能な条
件で所望な程度にグラフトを実現することはできなかっ
た。ゴムのグラフト率を増加させる試みは、A−B、A
−B−AまたはB−A−B型(但し、Aはスチレンブロ
ックであり、Bはブタジエンブロックである)のブロッ
ク−ゴムを用いることまたは星型のブロックコポリマー
を用いることによりなされる。この試みは、西ドイツ国
特許出願公開第2646508号明細書、西ドイツ国特許出願
公開第2646509号明細書、西ドイツ国特許出願公開第271
7777号明細書および西ドイツ国特許出願公開第2504118
号明細書に記載されている。
操作条件を用いなければならないので、産業上の観点か
らは余り魅力はない。
存在下にて重合を行うことによって、現場で結合させる
ことが可能であるが、この場合には熱が好ましくないほ
ど除去されたり、溶液の粘度が過度になったりまたは高
温におけるゴムの早期架橋のような重合に関連した技術
的困難によって問題が起こることがあるので、低濃度し
か用いることができない。或いは、通常の濃度の触媒を
用いるときには、低温しか用いることができないのでグ
ラフト率は低くなり、機械特性は不十分になる。
て、初期段階において断熱条件下で重合を行うことによ
るグラフト率の増加を示唆している。この方法によって
良好なグラフト率を得ることができるが、この方法を工
業的規模で行うには、反応が制御不能になるので克服し
難い困難がある。
状反応装置中、等温条件下で高いグラフト率が得られる
ことが示唆されている。しかしながら、本発明者が行っ
た試験では、就中反応装置の最上部では架橋ポリマーが
形成されて、1〜2日後には反応装置が完全に塞がって
しまうので、この方法も問題なしという訳ではない。こ
れらの問題点は、特にスチレンとシアン化ビニルモノマ
ーとの共重合の場合に指摘される。
るビニル芳香族モノマーの塊状連続重合に関するあらゆ
る問題点を、そのモノマーとシアン化ビニルモノマーと
の共重合の場合にも解決することができる。
ポリマーを製造する連続的塊状または溶液法を提供する
ものであり、この方法は産業上の観点から実現可能であ
り且つ再現性があり、(コ)ポリマーのゴム上への高率
のグラフト化を達成することができる。
サー中で、ビニル芳香族モノマーと、ゴムと、モノマー
に対して0.1重量%を超過しない量の触媒と、所望によ
りシアン化ビニルコモノマーと、混合物に対して20重量
%を超過しない量の不活性溶媒と、全混合物に対して10
重量%を超過しない量の、これらのモノマーによって形
成される(コ)ポリマーとを混合し、 (b)得られる溶液(a)を、100゜〜150℃の間の異な
る温度に加熱された3つの連続的領域に分割され、プラ
グ流動撹拌された管状の縦型反応装置の最上部に、反応
装置から出てくる混合物の流速より早い流速で供給し、 (c)過剰の供給溶液を縦型反応装置からミキサーに再
循環させ、 (d)溶液に対して5重量%を超過しない量の溶媒を縦
型反応装置の最上部に注入し、 (e)得られた溶液(a)を、縦型反応装置の第一の領
域に前記の第一の領域の温度で、触媒寿命の半分以上の
時間保持し、 (f)縦型反応装置の以後の領域において重合を続け、
第三の領域から出てくるものの固形物含量収率を少なく
とも40重量%とすることから成っている。
管状の反応装置中で行って、固形物含量を少なくとも70
重量%の収率にした後、得られる重合混合物に脱蔵を施
すことができる。
ってはシアン化ビニルモノマーと、不活性溶媒と、
(コ)ポリマーとの溶液を単一のミキサー中で、または
好ましくは2個の別個なミキサー中で作成することがで
き、100℃を超過しない温度に保たれている第一のミキ
サーではビニル芳香族モノマーと、ゴムと、不活性溶媒
とを混合し、第二の加熱していないミキサーでは触媒
と、存在する場合にはシアン化ビニルモノマーが加えら
れる。溶液の製造段階における基本条件は、温度が100
℃を超過してはならず、触媒を縦型反応装置に溶液を供
給する直前に添加して、顕著なポリマーの形成を回避す
ることである。
一のミキサー中では、少量のコポリマーが存在するが、
これらの量は供給される溶液と比較して10重量%を超過
しないものである。
に保持されている時間および温度は、ゴム上にグラフト
されるスチレン性(コ)ポリマーの量によって与えられ
るゲル含量を高くするために本質的である。
撃性の高いポリマーを製造するのに通常用いられる天然
または合成ゴムである。好適なゴムは、4〜6個の炭素
原子を有する共役ジエンのホモポリマーまたはコポリマ
ー、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、およびブ
タジエンとイソプレンとのコポリマーであってそれら自
体のコポリマーおよびスチレンとのおよび/または他の
コモノマーとのコポリマーであり、これらのコポリマー
は好ましくは二次転移温度(Tg)が−20℃未満である。
ブタジエンおよび/またはイソプレンのゴム状コポリマ
ーは、「ランダム」またはブロック分析したモノマーを
含むことができる。耐衝撃性の高いスチレン性ポリマー
を製造するための本発明の方法に好適な他のゴム状成分
は、ゴム状のエチレン−プロピレンコポリマーおよびエ
チレン−プロピレン−ジエンターポリマーである。
役ジエンのホモポリマー、特にシス配置が25%を上回る
画分を有するポリブタジエンである。
またはスチレン−ジエングラフトコポリマーも、本発明
の方法に好適である。グラフトコポリマーは、基剤とし
てのポリジエン、好ましくはポリブタジエンにグラフト
したポリスチレンの側鎖を含む。ブロックコポリマーで
は、それぞれの単一ブロックの間に通路を突然または次
第に生じることができ、特に式A−BまたはA−B−A
(式中、Aはポリスチレンブロックホモポリマーであ
り、Bは4〜6個の炭素原子を有する共役ジエン、特に
ブタジエンとスチレンとのブロックポリマーであってラ
ンダムモノマー分布を有するものである)を有するブロ
ックコポリマーを用いることができる。ゴムは、一つず
つまたは互いに混合して用いることができる。用いられ
るゴム状成分は、ブロック形状のスチレンホモポリマー
セグメントを最大55重量%含むべきである。
ーに溶解した後、混合物を重合させるのである。一般的
には、ゴム状成分は、重合される初期溶液に対して1〜
20重量%、好ましくは2〜15重量%の量で用いられる。
して、20%を超過しない量、好ましくは5〜10重量%の
量で、重合される溶液に加えられる。
液体の芳香族炭化水素である。トルエン、エチルベンゼ
ン、キシレンまたはこれらの化合物の任意の比率での混
合物が好ましい。所望ならば、助剤および添加剤、例え
ば酸化防止剤、安定剤、潤滑剤、離型剤等を、重合され
る溶液に加えることができる。
普通に用いられる通常の触媒である。
始剤が挙げられる。
−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペルベンゾエー
ト、ジ−t−ブチルペルオキシド、1,1′−ジ−t−ジ
ブチルペルオキシシクロヘキサン、1,1′−ジ−t−ブ
チル−ペルオキシ−3,3,5−トリメチルシルロヘキサン
等である。
る量、特に0.005〜0.05重量%の量で加えられる。
有するメルカプタン、例えばn−ブチル−メルカプタ
ン、n−オクチル−メルカプタン、t−ドデシル−メル
カプタン、n−ドデシルメルカプタン等である。メルカ
プタンを用いるときには、メルカプタンの量は、通常は
ビニル芳香族モノマーに対して0.01〜0.3重量%であ
る。
第一にスチレンが挙げられるが、1個以上の水素をアル
キル−またはアリール基、ハロゲン、またはニトロ基に
よって置換されたスチレン性モノマー、例えばα−メチ
ル−スチレン、モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−および
ペンタ−クロロスチレン、および対応するα−メチルス
チレン、例えばオルト−およびパラ−エチルスチレン、
オルト−およびパラ−α−メチル−スチレンなどをそれ
ら自体でおよび互いにおよび/またはスチレンと混合し
て用いることができる。
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メ
タクリル酸、およびアルキル基に1〜8個の炭素原子を
有するそれらのアルキルまたはシクロアルキルエステ
ル、例えばブチル−アクリレート、エチル−ヘキシル−
アクリレート、シクロヘキシル−アクリレート、メチル
−メタクリレートおよびブチルメタクリレートであるこ
とができる。このシアン化ビニルコモノマーは、重合さ
れるモノマー混合物に対して通常0〜50重量%、好まし
くは5〜30重量%で用いられる。
倍数であり、生成物が緩やかに撹拌されるだけである装
置中で行われる。一般的には、長さ/直径の比率は2を
上回り、好ましくは3〜10である。
管状反応装置の第一段階において行われる予備重合方法
にある。例えばポリブタジエン性ゴムの場合のようにゲ
ル含量が高く、供給ゴム%に対するゲル%の比率によっ
て与えられるグラフト率が3を上回り、好ましくは3.2
〜4.2である生成物を得るには、モノマーの第一段階に
おける滞在時間が、少なくとも重合温度における触媒寿
命の半減を得るのに要するのと同じ時間とすることが必
要である。
(約25℃)でトルエンに不溶性の成分を意味する。
とができるデーターである。
間/温度のグラフが記載されている。
ート、 (2) 1,1′−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、 (3) 1,1′−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキ
サン、 (4) t−ブチル−ペルオキシベンゾエート、 および (5) ジ−t−ブチルペルオキシド。
ム混合物の予備重合が、転相するまで起こる。更に、重
合を反応装置の以下の段階で継続して、反応装置の第三
段階から出てくる固形物含量が少なくとも40重量%の収
率とする。
から出口の点へと急激に増加する。
から供給される混合物の値に相当し、温度は約95℃であ
り、固形物の比率は10重量%を下回り、管状反応装置最
上部の再循環からの(コ)ポリマーに相当する。出口点
では、温度は通常は約140〜150℃であり、固形物含量は
溶液の少なくとも40%である。
の希釈剤として用いられる不活性溶媒の少量を、室温で
縦型反応装置の最上部に散布または注入して、この領域
でのモノマーの重合を防止することである。注入される
溶媒の量は、モノマー性溶液に対して5重量%を超過せ
ず、反応装置が備えている破断ディスクにも同時に注入
するのが好ましい。反応装置の最上部での試薬と触媒の
濃度を更に減少させるこの連続的な洗浄操作によって、
破断ディスク室が低温に保たれる。溶媒は反応装置の壁
に接触して流れ、ミキサーに再循環される。用いられる
溶媒は、純粋な生成物、好ましくは本発明の方法の終了
時に重合バルクから蒸留によって回収される溶媒である
ことができる。
するため、窒素または他の不活性ガスを加圧下で前記の
破断ディスクの下の領域に吹き込むが、圧は通常は0.1
×105パスカルを上回り、好ましくは1×105パスカルで
ある。
最上部フランジと接触するガス状フィルムであって、洗
浄濃縮の効果を改良するのに役立つものを形成すること
である。
いる連続洗浄によって、数か月間の連続的操作の後であ
っても、反応装置の最上部、特に破断ディスクの汚染に
関する総ての問題点を取り除くことができる。
造の際に、通常の添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線安
定剤、潤滑剤、充填剤などを通常の量で加えることがで
きる。
マーおよび溶媒がない通常の脱蔵装置に供給することが
できる。実際には、脱蔵の前に、1以上の連続的な管状
反応装置で重合率を増加させるのが好ましい。同様の2
個の管状反応装置であって、ビニル芳香族モノマーに対
して固形物含量を少なくとも70重量%とすることができ
るものを用いることが好ましい。
願人による欧州特許出願第267025号明細書に記載されて
いるものが挙げられるが、この特許出願明細書の内容は
本明細書の一部である。
および最上部での沈着物形成および早期架橋に関する困
難さを伴わず、ゴムに対するグラフト壁を高くし、グラ
フト収率を高くすることができる点である。
に、幾つかの実施例を記載して、説明し、例示するが、
本発明の範囲を制限するものではない。
ないかぎり重量によるものである。
529) 5.0重量部 スチレン 85.4重量部 エチルベンゼン 8.1重量部 パラフィン油 1.5重量部 フェノール性酸化剤(イルガノックス(IRGANOX)107
6) 0.1重量部 を含んで成る反応溶液を、約95℃の温度および1.33リッ
トル/時の流量で、予備加熱装置(1)を通って、容積
が1.25リットルのCSTR型の撹拌されたミキサー反応装置
(2)に供給した。
て出てくる反応混合物を、0.27リットル/時の流量でミ
キサー反応装置(2)中のこの溶液に加えた。
125リットルのCSTR型の第二の撹拌ミキサー反応装置
(4)に0.160リットル/時の流量で供給した。
ルシクロヘキサン開始剤の溶液に対して0.02重量部を、
室温(約25℃)でパイプ(5)を通じてミキサー反応装
置(4)に注入した。生成する混合物を、1.62リットル
/時の流量で、パイプ(7)によって、全容積が2.5リ
ットルで長さの直径に対する比率が5のプラグ流動フル
型縦型の管状反応装置(6)の最上部に供給した。反応
装置を3個の反応領域に分割して、サーモスタットを備
えて、内部反応混合物を下記の温度分布にしたがって保
持した。
を有する撹拌装置を備えていた。
在時間は約35分間であり、全反応滞在時間は約2時間で
あった。流量が2リットル/時および圧が0.2×105パス
カルでの連続的窒素流(10)と、反応装置(6)から出
てくる最終重合バルクの濃縮によって得られ、スチレン
70重量%とエチルベンゼン30重量%とによって構成さ
れ、流量が0.05リットル/時の溶液(11)を、破断ディ
スク付近の反応装置最上部(6)に注入した。反応混合
物は1.38リットル/時の流量で管状反応装置(6)から
連続的に排出され、排出混合物中の固形物含量は40重量
%であった。次に、反応混合物を、ギアポンプ(9)を
介して、反応装置(6)と等しい、2個の縦型の管状反
応装置(図示せず)であって直列に配列したものに供給
し、撹拌下重合を継続して、2個の反応装置の第一のも
のにおいて130℃から150℃まで温度を増加させ、第二の
反応装置では150℃から170℃まで温度を増加させて、固
形物含量を約70%とした。第二の反応装置から出てくる
反応混合物を予備加熱装置で240℃に加熱し、10mmHg残
留圧での真空条件下、エバポレーター中で溶媒および未
反応モノマーから浄化した。
量は0.08重量%であり、その特性を下記の表−1に示
す。
529) 6.25重量部 スチレン 7.8重量部 エチルベンゼン 8.1重量部 パラフィン油 1.8重量部 フェノール性酸化剤(イルガノックス(IRGANOX)107
6) 0.1重量部 を含んで成る反応溶液を、約95℃の温度および1.52リッ
トル/時の流量で、予備加熱装置(1)を通って、実施
例1に記載した型の撹拌反応装置(2)に連続的に供給
した。管状反応装置(6)の最上部から出てくる反応混
合物を、0.27リットル/時の流量で溶液に加えた。
プ(3)を介して第二の撹拌ミキサー反応装置(4)に
供給した。
85重量部と実施例1の開始剤0.02重量部から成る混合物
を、流量0.08リットル/時の流量で加えた。
同じ管状反応装置の最上部に、1.6リットル/時の流量
で供給した。
(6)における全反応滞在時間は、実施例1と同じであ
った。
り、反応装置(6)から出てくる固形物含量は40%であ
り、最後の縦型反応装置から出てくる固形物含量は70%
であった。
ル法によって測定された窒素含量によって決定。
の射出成形した(コ)ポリマー標本に様々な高さから45
60gの物体を落下させることによる。
を考察した。実施した試験は下記のものである。
43重量%とによって構成される混合物100ccに分散させ
る。10.400xGで遠心分離した後、膨潤したゲル形状の不
溶性部分を傾瀉によって分離する。ゲルを前記のトルエ
ン−メチルエチルケトン混合物で繰り返し洗浄して、エ
タノールの添加によって洗浄溶媒が濁りを生じるまで遠
心分離を行う。膨潤して洗浄したゲルを凝固させ、濾過
によって分離し、45℃で200mmHgの真空条件下で12時間
乾燥する。トルエンに不溶性のエラストマー性相の含量
を、式 によって計算する。
測定した。
で遠心分離した後、ゲル状の不溶性部分を傾瀉によって
分離する。ゲルをトルエンで繰り返し洗浄して、エタノ
ールの添加によって洗浄溶媒が濁りを生じるようになる
まで遠心分離する。こうして得たゲルの2つの部分を多
孔性隔膜GA型を備えたガラスフィルター上に置いた。そ
れぞれのフィルターを、室温でビーカー中および空の閉
じた乾燥機中に、トルエンを取り巻くような方法で置
く。これらの条件下で、ゲルは溶媒を吸収して、膨潤す
る。平衡に達したならば、膨潤したゲルを秤量する。秤
量したゲルを次にエタノール中で凝集させ、45℃、200m
mHgで12時間乾燥させ、秤量する。
ラストでのマイクロ写真についての線形計算法によって
計測した。
5%とを含み、100℃のムーニーML 4粘度が50であるエチ
レン/プロピレン/5−エチリデン−2−ノルボルネン型
のターポリマーのEPDMゴム 7.0重量部 スチレン 81.25重量部 エチルベンゼン 10.0重量部 パラフィン油 1.75重量部 第三級ドデシルメルカプタン(TDM) 0.022重量部 フェノール性酸化剤(イルガノックス(IRGANOX)107
6) 0.1重量部 を含んで成る反応溶液を、約95℃の温度および1.33リッ
トル/時の流量で、予備加熱装置(1)を通って、実施
例1に記載した型の撹拌反応装置(2)に連続的に供給
した。
を、0.27リットル/時の流量で溶液に加えた。
を介して第二の撹拌ミキサー反応装置(4)に供給し
た。
t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチル−シクロヘ
キサンおよびジ−t−ブチルペルオキシドを、溶液に対
してそれぞれ0.04および0.05重量部の量でパイプ(5)
を介して室温(25℃)で供給した。
(6)と同じ管状反応装置の最上部に、1.60リットル/
時の流量で供給した。
在時間は約1時間であり、全反応滞在時間は、約3時間
であった。
ものにおいて130゜から140゜に変え、第二の反応装置に
おいて140゜から150゜に変えたこと以外は、実施例1に
おける条件と同じであり、反応装置(6)から出てくる
固形物含量は約40%であり、最後の縦型反応装置から出
てくる固形物含量は約70%であった。
装置の模式図であり、第2図は第1図において考察した
管状反応装置の上方部の拡大模式図であり、第3図は触
媒の時間−温度のグラフである。 1……予備加熱装置、 2……撹拌ミキサー反応装置、 3……ギアポンプ、 4……第二撹拌ミキサー反応装置、 5……パイプ、 6……管状反応装置、 7,8……パイプ、 9……ギアポンプ、 10……窒素流、 11……溶液。
Claims (18)
- 【請求項1】ビニル芳香族モノマーと、ゴムと、所望に
よりシアン化ビニルコモノマーとを含むビニル芳香族
(コ)ポリマーの連続的大量生産の方法であって、 (a)100℃より低い温度で、1個以上の加熱したミキ
サー中で、ビニル芳香族モノマーと、ゴムと、モノマー
に対して0.1重量%を超過しない量の触媒と、所望によ
りシアン化ビニルコモノマーと、混合物に対して20重量
%を超過しない量の不活性溶媒と、全混合物に対して10
重量%を超過しない量の、これらのモノマーによって形
成される(コ)ポリマーとを混合し、 (b)得られる溶液(a)を、100゜〜150℃の間の段階
的に上昇する異なる温度に加熱された3つの連続的領域
に分割され、プラグ流動撹拌された管状の縦型反応装置
の最上部に、反応装置から出てくる混合物の流速より早
い流速で供給し、 (c)過剰の供給溶液を縦型反応装置からミキサーに再
循環させ、 (d)溶液に対して5重量%を超過しない量の溶媒を縦
型反応装置の最上部に注入し、 (e)得られた溶液(a)を、縦型反応装置の第一の領
域に、前記の第一の領域の温度で、触媒寿命の半分以上
の時間保持し、 (f)縦型反応装置の以後の領域において重合を続け、
第三の領域から出てくるものの固形物含量収率を少なく
とも40重量%とすることを特徴とする方法。 - 【請求項2】ビニル芳香族モノマーと、ゴムと、触媒
と、所望のシアン化ビニルモノマーと、溶媒と、コポリ
マーとの溶解を、2種類の別個なミキサー中で行い、10
0℃を超過しない温度に保持されたその第一のミキサー
中にビニル芳香族モノマーと、ゴムと、不活性溶媒とを
加え、加熱されていない第二のミキサー中に触媒と、所
望のシアン化ビニルモノマーを加える、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項3】ゴムが、4〜6個の炭素原子を有し、二次
転移温度(Tg)が−20℃より低い共役ジエンのホモポリ
マーまたはコポリマーである、請求項1または2に記載
の方法。 - 【請求項4】ゴムが、シス配置の画分が25%を上回るポ
リブタジエンである、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】ゴムが、ゴム状エチレン−プロピレンコポ
リマーまたはエチレン−プロピレン−ジエンターポリマ
ーである、請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項6】ゴムを、重合される初期溶液に対して1〜
20重量%の量で用いる、請求項1〜5のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項7】不活性溶媒が、重合される溶液に対して5
〜10重量%の量である、請求項1〜6のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項8】触媒を、モノマーに対して0.005〜0.05重
量%の量で加える、請求項1〜7のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項9】触媒がラジカル性開始剤である、請求項8
に記載の方法。 - 【請求項10】連鎖移動剤をビニル芳香族モノマーに対
して0.01〜0.3重量%の量で溶液に加える、請求項1〜
9のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項11】ビニル芳香族モノマーが、スチレンであ
るか、または1個以上の水素原子をアルキル基、アリー
ル基、ハロゲンまたはニトロ基によって置換したスチレ
ンである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項12】シアン化ビニルコモノマーが、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、およびアルキル基が1〜8個の炭素原子を有する
それらのアルキルまたはシクロアルキルエステルから選
択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】シアン化ビニルコモノマーの量が、モノ
マー混合物に対して0〜50重量%である、請求項1〜12
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項14】縦型の管状反応装置の長さ/直径の比率
が2を上回る、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項15】反応装置の最上部に注入される溶媒が、
工程の終了時に重合バルクから蒸留によって回収される
溶媒である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項16】破断ディスクの下の領域において、窒素
または他の不活性ガスを0.1×105パスカルを上回る圧で
吹き込む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項17】縦型反応装置の第三の領域から出てくる
重合混合物を1以上のプラグ流動撹拌された連続する管
状縦型反応装置中で重合して、固形物含量の収率がビニ
ル芳香族モノマーに対して少なくとも70重量%となるよ
うにした後、混合物を蒸発工程に付す、請求項1〜16の
いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項18】プラグ流動撹拌された管状の反応装置が
2個である、請求項17に記載の方法。
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