JP2884629B2 - コンバインの穀物排出装置 - Google Patents
コンバインの穀物排出装置Info
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- JP2884629B2 JP2884629B2 JP27235989A JP27235989A JP2884629B2 JP 2884629 B2 JP2884629 B2 JP 2884629B2 JP 27235989 A JP27235989 A JP 27235989A JP 27235989 A JP27235989 A JP 27235989A JP 2884629 B2 JP2884629 B2 JP 2884629B2
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- auger
- grain
- discharge
- discharging
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンバインの穀物排出装置に係るものであ
る。
る。
(従来技術) コンバインの排出オーガーは、路上走行では低い位置
として走行容易とし、圃場ではトラック荷台に穀物を排
出するため旋回排出容易の高位置にする。そこで、従来
から、下部に走行装置を有するフレームと、該フレーム
上に設けた上部位置に排出オーガーを有する脱穀装置
と、前記排出オーガーに設けられている前記排出オーガ
ーの上下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置の上
面部に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オ
ーガーの中間部支持装置と、該中間部支持装置を上下動
させて前記排出オーガーを路上走行位置と穀物排出位置
とに変更させる前記中間部支持装置の上下変更手段を有
するコンバインの穀物排出装置は公知である。
として走行容易とし、圃場ではトラック荷台に穀物を排
出するため旋回排出容易の高位置にする。そこで、従来
から、下部に走行装置を有するフレームと、該フレーム
上に設けた上部位置に排出オーガーを有する脱穀装置
と、前記排出オーガーに設けられている前記排出オーガ
ーの上下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置の上
面部に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オ
ーガーの中間部支持装置と、該中間部支持装置を上下動
させて前記排出オーガーを路上走行位置と穀物排出位置
とに変更させる前記中間部支持装置の上下変更手段を有
するコンバインの穀物排出装置は公知である。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知のものは、前記中間部支持装置は手動操作に
より低い路上走行時の非作業位置と、それより高い穀物
排出時の作業位置とに切替えていたので、操作面倒とい
う課題があった。
より低い路上走行時の非作業位置と、それより高い穀物
排出時の作業位置とに切替えていたので、操作面倒とい
う課題があった。
(発明の目的) 本発明は、排出オーガーがシリンダ機構等によって、
自動的に上下動することに着目し、簡単容易に路上走行
時の非作業位置と、穀物排出時の作業位置とに切替えら
れるようにしたものである。
自動的に上下動することに着目し、簡単容易に路上走行
時の非作業位置と、穀物排出時の作業位置とに切替えら
れるようにしたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、下部に走行装置2を有するフレーム1上に
設けた脱穀装置3と、該脱穀装置3により脱穀された殻
粒を排出する排出オーガー10と、該排出オーガー10の上
下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置3の上面部
に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オーガ
ー10の中間部支持装置16とを有するコンバインの穀物排
出装置において、前記中間部支持装置16は前記排出オー
ガー10の下面側を下方より受止める樋形状の受部材18
と、該受部材18に取付けられている前記排出オーガー10
の上面側を係止する係止体27とより構成し、前記受部材
18は、路上走行位置にて前記排出オーガー10を支持する
と共に、穀物排出位置まで係止体27により上面側を排出
した前記排出オーガー10と共に上動し、上動後上下変更
手段21により穀物排出位置に保持される構成としたコン
バインの穀物排出装置としたものである。
設けた脱穀装置3と、該脱穀装置3により脱穀された殻
粒を排出する排出オーガー10と、該排出オーガー10の上
下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置3の上面部
に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オーガ
ー10の中間部支持装置16とを有するコンバインの穀物排
出装置において、前記中間部支持装置16は前記排出オー
ガー10の下面側を下方より受止める樋形状の受部材18
と、該受部材18に取付けられている前記排出オーガー10
の上面側を係止する係止体27とより構成し、前記受部材
18は、路上走行位置にて前記排出オーガー10を支持する
と共に、穀物排出位置まで係止体27により上面側を排出
した前記排出オーガー10と共に上動し、上動後上下変更
手段21により穀物排出位置に保持される構成としたコン
バインの穀物排出装置としたものである。
本発明は、前記受部材18は上下自在であって路上走行
位置より下降しないように上下変更手段21により支持さ
れ、前記排出オーガー10と共に上動後は上下変更手段21
により穀物排出位置に保持される構成としたコンバイン
の穀物排出装置としたものである。
位置より下降しないように上下変更手段21により支持さ
れ、前記排出オーガー10と共に上動後は上下変更手段21
により穀物排出位置に保持される構成としたコンバイン
の穀物排出装置としたものである。
本発明は、前記上下変更手段21は、機体側に設けられ
前記排出オーガー10を路上走行位置に保持する上下方向
の長孔25と、該長孔25の上端に連設され穀物排出位置に
保持する下向きの係合溝部26と、前記受部材18側に設け
られ前記長孔25および前記係合溝部26内のみを移動自在
の横軸23とを有して構成したコンバインの穀物排出装置
としたものである。
前記排出オーガー10を路上走行位置に保持する上下方向
の長孔25と、該長孔25の上端に連設され穀物排出位置に
保持する下向きの係合溝部26と、前記受部材18側に設け
られ前記長孔25および前記係合溝部26内のみを移動自在
の横軸23とを有して構成したコンバインの穀物排出装置
としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1はフレ
ーム、2はフレーム1の下部に設けた走行装置、3はフ
レーム1上に設けた脱穀装置、4はフレーム1の前方に
設けた刈取部であり、該刈取部4の最先端位置には分草
体5が設ける。分草体5の後方には掻込リール6を、掻
込リール6の下方に刈刃7をそれぞれ設ける。
ーム、2はフレーム1の下部に設けた走行装置、3はフ
レーム1上に設けた脱穀装置、4はフレーム1の前方に
設けた刈取部であり、該刈取部4の最先端位置には分草
体5が設ける。分草体5の後方には掻込リール6を、掻
込リール6の下方に刈刃7をそれぞれ設ける。
前記脱穀装置3の後部には、該脱穀装置3により脱穀
された穀物を排出する排出オーガー10を設ける。該排出
オーガー10の構造は、機体側に縦筒11をシリンダ等によ
り縦軸心回転自在に設け、該縦筒11の上端部に横筒13の
基部を前記縦筒11に対してオーガ上下シリンダ12により
上下に回動自在に取付ける。
された穀物を排出する排出オーガー10を設ける。該排出
オーガー10の構造は、機体側に縦筒11をシリンダ等によ
り縦軸心回転自在に設け、該縦筒11の上端部に横筒13の
基部を前記縦筒11に対してオーガ上下シリンダ12により
上下に回動自在に取付ける。
前記横筒13の先端には排出部14を形成し、該排出部14
は前記脱穀装置3の前側に設けた運転席15を越えて前方
に長く突出させ、穀物の排出作業を円滑にする。
は前記脱穀装置3の前側に設けた運転席15を越えて前方
に長く突出させ、穀物の排出作業を円滑にする。
前記横筒13は縦筒11の回転により左右方向にも回動自
在であり、横筒13の左右方向の回動は前記縦筒11を中心
に360度回転する構成、あるいは前記運転席15の上方を
除き回動するものでもよい。
在であり、横筒13の左右方向の回動は前記縦筒11を中心
に360度回転する構成、あるいは前記運転席15の上方を
除き回動するものでもよい。
しかして、前記脱穀装置3の上面あるいはその近傍位
置又は前記運転席15には、前記横筒13の中間部分を支持
する中間部支持装置16を設ける。
置又は前記運転席15には、前記横筒13の中間部分を支持
する中間部支持装置16を設ける。
本実施例で中間部支持装置16は、前記運転席15の側板
17に設けている。中間部支持装置16は樋形状の受部材18
の下部に腕部19の上端を固定する。腕部19は途中で側方
に屈曲させ、その側端部に移動部材20を固定する。
17に設けている。中間部支持装置16は樋形状の受部材18
の下部に腕部19の上端を固定する。腕部19は途中で側方
に屈曲させ、その側端部に移動部材20を固定する。
前記受部材18には、該受部材18上に載置された前記横
筒13の上面を弾力的に押さえる係止体27を設ける。
筒13の上面を弾力的に押さえる係止体27を設ける。
前記中間部支持装置16は、前記受部材18と該受部材18
と前記移動部材20とを連結する腕部19と前記係止体27と
により構成され、前記移動部材20を前記側板17に設けた
上下変更手段21に上下位置切替自在に取付け、低い非作
業位置と、高い作業位置とに切替可能に構成し、前記排
出オーガー10を夫々の位置にて支持する。
と前記移動部材20とを連結する腕部19と前記係止体27と
により構成され、前記移動部材20を前記側板17に設けた
上下変更手段21に上下位置切替自在に取付け、低い非作
業位置と、高い作業位置とに切替可能に構成し、前記排
出オーガー10を夫々の位置にて支持する。
前記移動部材20の下部には下部横軸22を固定し、該下
部横軸22よりも上方位置には上部横軸23を固定する。
部横軸22よりも上方位置には上部横軸23を固定する。
前記上下変更手段21には、上下に長い下部長孔24と、
該下部長孔24の上方側部位置に位置する該下部長孔24と
略平行の上部長孔25とを形成する。前記下部長孔24には
前記下部横軸22を上下動のみ自由に取付け、前記上部長
孔25には前記上部横軸23を上下動のみ自由に取付ける。
該下部長孔24の上方側部位置に位置する該下部長孔24と
略平行の上部長孔25とを形成する。前記下部長孔24には
前記下部横軸22を上下動のみ自由に取付け、前記上部長
孔25には前記上部横軸23を上下動のみ自由に取付ける。
前記上部長孔25の上端には、鍵形形状(「ク」の字形
状)に下向きの係合溝部26を連設する。したがって、前
記移動部材20は、前記下部横軸22が下部長孔24内を、前
記上部横軸23が上部長孔25内を夫々上下に移動し、前記
上部横軸23が上部長孔25より係合溝部26に係合すると、
前記移動部材20の左右動及び下動を防止し、前記中間部
支持装置16を前記作業位置に保持する。
状)に下向きの係合溝部26を連設する。したがって、前
記移動部材20は、前記下部横軸22が下部長孔24内を、前
記上部横軸23が上部長孔25内を夫々上下に移動し、前記
上部横軸23が上部長孔25より係合溝部26に係合すると、
前記移動部材20の左右動及び下動を防止し、前記中間部
支持装置16を前記作業位置に保持する。
この中間部支持装置16の非作業位置と作業位置との切
替は、前記受部材18に設けた前記横筒13の上面を弾力的
に押さえる係止体27により前記オーガ上下シリンダ12に
よる横筒13の上下動と共に中間部支持装置16を前記上下
変更手段21に対して上下させて行なう。
替は、前記受部材18に設けた前記横筒13の上面を弾力的
に押さえる係止体27により前記オーガ上下シリンダ12に
よる横筒13の上下動と共に中間部支持装置16を前記上下
変更手段21に対して上下させて行なう。
28は前記受部材18の内面に設けた前記横筒13を保護す
る弾性部材である。
る弾性部材である。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は、前記の構成であり、運転席15の側部には、
排出オーガー10の横筒13の途中部分を支持する中間部支
持装置16が設けられており、該中間部支持装置16は上下
変更手段21により低い非作業位置と、高い作業位置とに
切替可能に取付けられているから、中間部支持装置16を
低い非作業位置に位置させて排出オーガー10を路上走行
可能に支持固定し、係止体27により係止し、圃場に至
る。
排出オーガー10の横筒13の途中部分を支持する中間部支
持装置16が設けられており、該中間部支持装置16は上下
変更手段21により低い非作業位置と、高い作業位置とに
切替可能に取付けられているから、中間部支持装置16を
低い非作業位置に位置させて排出オーガー10を路上走行
可能に支持固定し、係止体27により係止し、圃場に至
る。
この場合、中間部支持装置16の受部材18の受面には弾
性部材28が設けられているら、横筒13の振動損傷を防止
する。
性部材28が設けられているら、横筒13の振動損傷を防止
する。
また、中間部支持装置16の受部材18には、該受部材18
に載置された排出オーガー10の横筒13を固定する係止体
27が設けられているから、係止体27により横筒13を受部
材18に固定し、安全に走行することができる。
に載置された排出オーガー10の横筒13を固定する係止体
27が設けられているから、係止体27により横筒13を受部
材18に固定し、安全に走行することができる。
圃場に到着すると、刈取・脱穀作業後の穀物排出に備
えるため、前記オーガ上下シリンダ12を伸張させ、排出
オーガー10の横筒13を上動させるが、該横筒13の上面は
前記係止体27により受部材18に固定されているから、中
間支持装置16は横筒13と共に上方移動し、移動部材20の
下部横軸22は前記上下変更手段21の下部長孔24内を上動
し、移動部材20の上部横軸23は上下変更手段21の上部長
孔25内を上動し、移動部材20により前記中間部支持部材
16は穀物排出の作業位置に上動する。
えるため、前記オーガ上下シリンダ12を伸張させ、排出
オーガー10の横筒13を上動させるが、該横筒13の上面は
前記係止体27により受部材18に固定されているから、中
間支持装置16は横筒13と共に上方移動し、移動部材20の
下部横軸22は前記上下変更手段21の下部長孔24内を上動
し、移動部材20の上部横軸23は上下変更手段21の上部長
孔25内を上動し、移動部材20により前記中間部支持部材
16は穀物排出の作業位置に上動する。
前記上部長孔25の上端部には、鍵形状の係合溝部26が
形成されているから、回転シリンダにより縦筒11を回転
させて横筒13を側方に回動させ、その後、少し下動させ
ると、前記移動部材20の上部横軸23は係合溝部26に係合
する。したがって、中間部支持装置16は横筒13の上下動
により非作業位置に切替えられて固定される。
形成されているから、回転シリンダにより縦筒11を回転
させて横筒13を側方に回動させ、その後、少し下動させ
ると、前記移動部材20の上部横軸23は係合溝部26に係合
する。したがって、中間部支持装置16は横筒13の上下動
により非作業位置に切替えられて固定される。
この状態で、機体が前進すると、分草体5で分草し、
掻込リール6により殻桿を掻込み、刈刃7の摺動で殻桿
を刈取り、脱穀装置3に殻桿を供給し、脱穀装置3内で
脱穀し、一定量の穀物が脱穀されると、機体を圃場近傍
に待機中の軽トラックまで移動させる。
掻込リール6により殻桿を掻込み、刈刃7の摺動で殻桿
を刈取り、脱穀装置3に殻桿を供給し、脱穀装置3内で
脱穀し、一定量の穀物が脱穀されると、機体を圃場近傍
に待機中の軽トラックまで移動させる。
そして、中間部支持装置16の係止体27を外すと、排出
オーガー10の横筒13は中間部支持装置16に対して自由状
態になるから、オーガ上下シリンダ12により僅かに上動
させ、その後回動シリンダを伸縮させて縦筒11を回転さ
せると、横筒13の排出部14は任意の位置に位置し、排出
部14より軽トラックのタンクに穀物を搬送させる。
オーガー10の横筒13は中間部支持装置16に対して自由状
態になるから、オーガ上下シリンダ12により僅かに上動
させ、その後回動シリンダを伸縮させて縦筒11を回転さ
せると、横筒13の排出部14は任意の位置に位置し、排出
部14より軽トラックのタンクに穀物を搬送させる。
穀物の排出作業が終了すると、横筒13を回動させ、中
間部支持装置16の上方に位置させ、オーガ上下シリンダ
12により横筒13を下動させ、横筒13を中間部支持装置16
の受部材18上に載置し、引続き、刈取り・脱穀作業を行
ない、一定量の穀物が脱穀されると、前記したように排
出オーガー10により穀物を軽トラックのタンクに排出す
る。
間部支持装置16の上方に位置させ、オーガ上下シリンダ
12により横筒13を下動させ、横筒13を中間部支持装置16
の受部材18上に載置し、引続き、刈取り・脱穀作業を行
ない、一定量の穀物が脱穀されると、前記したように排
出オーガー10により穀物を軽トラックのタンクに排出す
る。
この場合、前記中間部支持装置16は、高い作業位置に
位置しているから、排出オーガー10の横筒13の格納作業
は迅速に行なえ、作業が容易となる。
位置しているから、排出オーガー10の横筒13の格納作業
は迅速に行なえ、作業が容易となる。
しかして、圃場における作業が終了すると、排出オー
ガー10の横筒13を中間部支持装置16の受部材18上に載置
し、係止体27により固定し、横筒13を非作業位置に位置
するように中間部支持装置16を下動させ、排出オーガー
10の横筒13を中間部支持装置16により低い非作業位置で
支持しながら路上を走行する。
ガー10の横筒13を中間部支持装置16の受部材18上に載置
し、係止体27により固定し、横筒13を非作業位置に位置
するように中間部支持装置16を下動させ、排出オーガー
10の横筒13を中間部支持装置16により低い非作業位置で
支持しながら路上を走行する。
(効果) コンバインの排出オーガーは、路上走行では低い位置
として走行容易とし、圃場ではトラック荷台に穀物を排
出するため旋回排出容易の高位置にする。そこで、従来
から、下部に走行装置を有するフレームと、該フレーム
上に設けた上部位置に排出オーガーを有する脱穀装置
と、前記排出オーガーに設けられている前記排出オーガ
ーの上下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置の上
面部に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オ
ーガーの中間部支持装置と、該中間部支持装置を上下動
させて前記排出オーガーを路上走行位置と穀物排出位置
とに変更させる前記中間部支持装置の上下変更手段を有
するコンバインの穀物排出装置は公知である。
として走行容易とし、圃場ではトラック荷台に穀物を排
出するため旋回排出容易の高位置にする。そこで、従来
から、下部に走行装置を有するフレームと、該フレーム
上に設けた上部位置に排出オーガーを有する脱穀装置
と、前記排出オーガーに設けられている前記排出オーガ
ーの上下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置の上
面部に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オ
ーガーの中間部支持装置と、該中間部支持装置を上下動
させて前記排出オーガーを路上走行位置と穀物排出位置
とに変更させる前記中間部支持装置の上下変更手段を有
するコンバインの穀物排出装置は公知である。
前記公知のものは、前記中間部支持装置は手動操作に
より低い路上走行時の非作業位置と、それより高い穀物
排出時の作業位置とに切替えていたので、操作面倒とい
う課題があった。
より低い路上走行時の非作業位置と、それより高い穀物
排出時の作業位置とに切替えていたので、操作面倒とい
う課題があった。
本発明は、下部に走行装置2を有するフレーム1上に
設けた脱穀装置3と、該脱穀装置3により脱穀された殻
粒を排出する排出オーガー10と、該排出オーガー10の上
下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置3の上面部
に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オーガ
ー10の中間部支持装置16とを有するコンバインの穀物排
出装置において、前記中間部指示装置16は前記排出オー
ガー10の下面側を下方より受止める樋形状の受部材18
と、該受部材18に取付られている前記排出オーガー10の
上面側を係止する係止体27とより構成し、前記受部材18
は、路上走行位置にて前記排出オーガー10を支持すると
共に、穀物排出位置まで係止体27により上面側を係止し
た前記排出オーガー10と共に上動し、上動後上下変更手
段21により穀物排出位置に保持される構成としたコンバ
インの穀物排出装置、および、前記受部材18は上下自在
であって路上走行位置より下降しないように上下変更手
段21により支持され、前記排出オーガー10と共に上動後
は上下変更手段21により穀物排出位置に保持される構成
としたコンバインの穀物排出装置、および、前記上下変
更手段21は、機体側に設けられ前記排出オーガー10を路
上走行位置に保持する上下方向の長孔25と、該長孔25の
上端に連設され穀物排出位置に保持する下向きの係合溝
部26と、前記受部材18側に設けられ前記長孔25および前
記係合溝部26内のみを移動自在の横軸23とを有して構成
したコンバインの穀物排出装置としたものであるから、
中間部支持装置16は排出オーガー10の上下動により、排
出オーガー10を低い非作業位置における支持と、高い作
業位置とにおける支持に頗る簡単容易に切替えることが
でき、また、排出オーガー10は係止体27により中間部支
持装置16に係止されているので、排出オーガー10が中間
部支持装置16から外れるのを防止でき、刈取・脱穀作業
及び走行を安全にできる。
設けた脱穀装置3と、該脱穀装置3により脱穀された殻
粒を排出する排出オーガー10と、該排出オーガー10の上
下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置3の上面部
に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オーガ
ー10の中間部支持装置16とを有するコンバインの穀物排
出装置において、前記中間部指示装置16は前記排出オー
ガー10の下面側を下方より受止める樋形状の受部材18
と、該受部材18に取付られている前記排出オーガー10の
上面側を係止する係止体27とより構成し、前記受部材18
は、路上走行位置にて前記排出オーガー10を支持すると
共に、穀物排出位置まで係止体27により上面側を係止し
た前記排出オーガー10と共に上動し、上動後上下変更手
段21により穀物排出位置に保持される構成としたコンバ
インの穀物排出装置、および、前記受部材18は上下自在
であって路上走行位置より下降しないように上下変更手
段21により支持され、前記排出オーガー10と共に上動後
は上下変更手段21により穀物排出位置に保持される構成
としたコンバインの穀物排出装置、および、前記上下変
更手段21は、機体側に設けられ前記排出オーガー10を路
上走行位置に保持する上下方向の長孔25と、該長孔25の
上端に連設され穀物排出位置に保持する下向きの係合溝
部26と、前記受部材18側に設けられ前記長孔25および前
記係合溝部26内のみを移動自在の横軸23とを有して構成
したコンバインの穀物排出装置としたものであるから、
中間部支持装置16は排出オーガー10の上下動により、排
出オーガー10を低い非作業位置における支持と、高い作
業位置とにおける支持に頗る簡単容易に切替えることが
でき、また、排出オーガー10は係止体27により中間部支
持装置16に係止されているので、排出オーガー10が中間
部支持装置16から外れるのを防止でき、刈取・脱穀作業
及び走行を安全にできる。
第1図は全体側面図、第2図は要部正面図、第3図は要
部斜視図である。 符号の説明 1…フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取
部、5…分草体、6…掻込リール、7…刈刃、10…排出
オーガー、11…縦筒、13…横筒、14…排出部、15…運転
席、16…中間部支持装置、17…側板、18…受部材、19…
腕部、20…移動部材、21…上下変更手段、22…下部横
軸、23…上部横軸、24…下部長孔、25…上部長孔、26…
係合溝部、27…係止体、28…弾性部材。
部斜視図である。 符号の説明 1…フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取
部、5…分草体、6…掻込リール、7…刈刃、10…排出
オーガー、11…縦筒、13…横筒、14…排出部、15…運転
席、16…中間部支持装置、17…側板、18…受部材、19…
腕部、20…移動部材、21…上下変更手段、22…下部横
軸、23…上部横軸、24…下部長孔、25…上部長孔、26…
係合溝部、27…係止体、28…弾性部材。
Claims (3)
- 【請求項1】下部に走行装置2を有するフレーム1上に
設けた脱穀装置3と、該脱穀装置3により脱穀された殻
粒を排出する排出オーガー10と、該排出オーガー10の上
下動機構ならびに旋回機構と、前記脱穀装置3の上面部
に直接またはその近傍位置に設けられた前記排出オーガ
ー10の中間部支持装置16とを有するコンバインの穀物排
出装置において、前記中間部支持装置16は前記排出オー
ガー10の下面側を下方より受止める樋形状の受部材18
と、該受部材18に取付られている前記排出オーガー10の
上面側を係止する係止体27とより構成し、前記受部材18
は、路上走行位置にて前記排出オーガー10を支持すると
共に、穀物排出位置まで係止体27により上面側を係止し
た前記排出オーガー10と共に上動し、上動後上下変更手
段21により穀物排出位置に保持される構成としたコンバ
インの穀物排出装置。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記受部
材18は上下自在であって路上走行位置より下降しないよ
うに上下変更手段21により支持され、前記排出オーガー
10と共に上動後は上下変更手段21により穀物排出位置に
保持される構成としたコンバインの穀物排出装置。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記上下
変更手段21は、機体側に設けられ前記排出オーガー10を
路上走行位置に保持する上下方向の長孔25と、該長孔25
の上端に連設され穀物排出位置に保持する下向きの係合
溝部26と、前記受部材18側に設けられ前記長孔25および
前記係合溝部26内のみを移動自在の横軸23とを有して構
成したコンバインの穀物排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235989A JP2884629B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | コンバインの穀物排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235989A JP2884629B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | コンバインの穀物排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03133313A JPH03133313A (ja) | 1991-06-06 |
JP2884629B2 true JP2884629B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17512783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27235989A Expired - Lifetime JP2884629B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | コンバインの穀物排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2884629B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5666362B2 (ja) * | 2011-03-29 | 2015-02-12 | 三菱農機株式会社 | コンバイン |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP27235989A patent/JP2884629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03133313A (ja) | 1991-06-06 |
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