JP2824688B2 - 格納式カッターを備えた混練ロール装置 - Google Patents

格納式カッターを備えた混練ロール装置

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JP2824688B2 JP12674790A JP12674790A JP2824688B2 JP 2824688 B2 JP2824688 B2 JP 2824688B2 JP 12674790 A JP12674790 A JP 12674790A JP 12674790 A JP12674790 A JP 12674790A JP 2824688 B2 JP2824688 B2 JP 2824688B2
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Yokohama Rubber Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、格納式カッターを備えた混練ロール装置
に係わり、更に詳しくは荒練りと、仕上げ練りとの両方
を兼用できる混練ロール装置において、使用時と不使用
時との切り換えを簡単に行うことが出来る格納式のカッ
ター装置を備えた混練ロール装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ゴムエラストマー等の素材を混練する混練ロー
ル装置1は、第6図に示すように、荒練りと、仕上げ練
りとの両方を兼用できるフロントロール2とバックロー
ル3とを摺接するように水平に設置し、そして前記フロ
ントロール2とバックロール3との下方には、ロールパ
ン皿4上にカッター装置5が設置されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような従来のカッター装置5は、フ
ロントロール2の作業者側に設置されるため、作業上に
支障を来たし、また作業員に対する安全性の面において
も問題があった。
また、従来のカッター装置5におけるブレンダーカッ
ター6は、使用時と不使用時にはカッター装置5のホル
ダーから着脱させることで対応させていたため、多くの
手間と時間を要し、作業能率が極めて悪いと言う問題も
あった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題を着目して案出された
もので、カッター装置をロールパン皿に対して出没出来
るように構成することで、作業上の障害とならず、また
安全性を高めることが出来、更に使用時の不使用時にお
けるカッター刃の着脱作業を省略でき、作業能率を著し
く向上させることが出来る格納式カッターを備えた混練
ロール装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、ロールパン皿の
下方に、回転駆動される軸に複数枚のカッター刃を所定
の間隔を隔てて取付けたカッター装置を配置し、前記ロ
ールパン皿に、前記カッター装置の複数枚のカッター刃
がフロントロールとバックロールとの間に向かって出没
するスリットを形成したことを要旨とするものである。
〔発明の作用〕
この発明は、上記のように構成され、カッター装置の
使用時と不使用時には、ロールパン皿に形成したスリッ
トから、カッター装置の複数枚のカッターをがフロント
ロールとバックロールとの間に向かって出没させること
で、作業上の障害とならず、また安全性を高めることが
出来るものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、この発明を実施した混練ロール装置の正面
図、第2図は第1図の側面図を示し、この混練ロール装
置は、ベース10上に設置された相対向する架台11a,11b
に、フロントロール12とバックロール13が摺接するよう
に水平に設置されている。
前記フロントロール12とバックロール13との下方に
は、ロールパン皿14が水平に設置され、またロールパン
皿14の下方の架台11a,11b間には、複数枚のカッター刃1
5を回転駆動される軸16に所定の間隔を隔てて取付けた
カッター装置17が設置されている。
前記所定の長さを有する軸16は、相対向するベース10
上に軸受部材18a,18bを介して回転自在に支持され、こ
の軸受部材18a,18bの間の軸16に、前記複数枚のカッタ
ー刃15を所定の間隔を隔てて取付けられ、また軸16の一
部には、軸16を回転駆動する駆動装置19が取付けられて
いる。
この駆動装置19は、シリンダー20は基端部が、ベース
10の側面に固定され、またシリンダーロッド21の先端
が、前記軸16の一部に固定されている。
また、前記ロールパン皿14の表面には、前記カッター
装置17の複数枚のカッター刃15がフロントロール12とバ
ックロール13との間に向かって出没するカッター刃15と
同数のスリット(図示省略)が形成されている。
また、上記ロールパン皿14のスリット部には、混練ロ
ールから落下するゴム屑がロールパン皿14の下方に落下
しないようにゴム材料からなるシート22が被せてあり、
このシート22には、カッター刃15が出没できる図示しな
い切欠部が形成されている。
従って、カッター刃15がロールパン皿14上に突出する
時に、前記シート22の切欠部を押開くようにして突出
し、またカッター刃15がロールパン皿14の下方に位置す
る時には、ロールパン皿14のスリット部は、シート22に
より閉鎖された状態となり、従って混練ロールから落下
するゴム屑は、ロールパン皿14の下方には落下しないの
である。
前記、軸16に取付けられる複数枚のカッター刃15は、
第3図〜第5図に示すような支持機構23により上下方向
に揺動可能に支持されている。即、この支持機構23は、
軸16に固定される支持部材24のL字状の先端部24aに、
カッター刃15の基端部15aがピン25を介して旋回自在に
支持され、またカッター刃15の先端部15bは、支持部材2
4のL字状の先端部24aの下方に、ピン26を介して揺動可
能に支持されたアーム27と、リンク28を介して回動自在
に連結されている。
また、カッター刃15とアーム27とには、複数の連結用
の穴29が形成され、この穴29に前記リンク28をピン等を
介して連結することで、カッター刃15の揺動角度を規制
するようにしている。
また、前記アーム27の下部には、支持アーム30が一体
的に固定され、この支持アーム30の基端部30aと、前記
支持部材24との間には、カッター刃15の緩衝機構31が設
けられている。
この緩衝機構31は、支持部材24にネジを介して固定さ
れたロッド32の先端が支持アーム30に形成した貫通穴33
に挿通され、そして支持アーム30の貫通穴33の周辺部
と、前記支持部材24の下面との間には、スプリング34が
介設されている。
このスプリング34は、カッター刃15の先端を、常に反
時計方向(矢印方向)に附勢し、またカッター刃15の先
端が、フロントロール12やバックロール13と接触して矢
印Fの力を受た場合に、スプリング34の弾性力により緩
衝するように構成されている。
この発明は、上記のような構成からなり、カッター装
置17の使用時には、駆動装置19のシリンダー20を伸張作
動させて軸16を回転駆動させることで、複数枚のカッタ
ー刃15を、ロールパン皿14のスリット部から上方に突出
させ、またカッタ装置17の不使用時には、ロールパン皿
14の下方へ駆動装置19を介して格納させることで、作業
上の障害とならず、また安全性を高めることが出来るの
である。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のようにロールパン皿の下方に、回
転駆動される軸に複数枚のカッター刃を所定の間隔を隔
てて取付けたカッター装置を設置し、前記ロールパン皿
に、前記カッター装置の複数枚のカッター刃がフロント
ロールとバックロールとの間に向かって出没するスリッ
トを形成したので、カッター装置が作業上の障害となら
ず、また不使用時には格納されることから安全性を高め
ることが出来、更に使用時と不使用時におけるカッター
刃の着脱作業を省略できるので作業能率を著しく向上さ
せることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施した混練ロール装置の正面
図、第2図は第1図の側面図、第3図はカッター装置の
カッター刃の支持機構を示す拡大正面図、第4図は第3
図のIV−IV矢視底面図、第5図は第3図のV−V矢視底
面図、第6図は、従来の混練ロール装置の一部正面図で
ある。 12……フロントロール、13……バックロール、14……ロ
ールパン皿、15……カッター刃、16……軸、17……カッ
ター装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールパン皿上に、フロントロールとバッ
    クロールとを摺接するように水平に設置し、前記フロン
    トロールとバックロールとの間の下方にカッター装置を
    設置して成る混練ロール装置において、前記ロールパン
    皿の下方に、回転駆動される軸に複数枚のカッター刃を
    所定の間隔を隔てて取付けたカッター装置を設置し、前
    記ロールパン皿に、前記カッター装置の複数枚のカッタ
    ー刃がフロントロールとバックローとの間に向かって出
    没するスリットを形成したことを特徴とする格納式カッ
    ターを備えた混練ロール装置。
JP12674790A 1990-05-18 1990-05-18 格納式カッターを備えた混練ロール装置 Expired - Fee Related JP2824688B2 (ja)

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KR20200121001A (ko) * 2019-04-15 2020-10-23 서동준 합성수지의 믹싱수단

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