JP2882854B2 - 両面印刷遮光性フィルム - Google Patents
両面印刷遮光性フィルムInfo
- Publication number
- JP2882854B2 JP2882854B2 JP16124690A JP16124690A JP2882854B2 JP 2882854 B2 JP2882854 B2 JP 2882854B2 JP 16124690 A JP16124690 A JP 16124690A JP 16124690 A JP16124690 A JP 16124690A JP 2882854 B2 JP2882854 B2 JP 2882854B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- printing
- double
- shielding film
- sided printing
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遮光性があるために両面に印刷をした場合裏
側の印刷が透過されず鮮明であり、包装の充填ラインに
おいてピッチ合わせの光電管マークを光電管で読み取る
ことが可能なため自動化が可能となるフィルムシートに
関するものである。
側の印刷が透過されず鮮明であり、包装の充填ラインに
おいてピッチ合わせの光電管マークを光電管で読み取る
ことが可能なため自動化が可能となるフィルムシートに
関するものである。
(従来の技術) 従来は、アルミ箔のラミネート又は二酸化チタン等の
着色による隠ペイ性を向上させたフィルムを基材として
構成されたフィルムシートが使われているが、ピッチ合
わせの光電管マークが光電管で読み取れない、あるいは
着色では遮光性が不充分で裏印刷が透過してしまう等々
の欠点があった。
着色による隠ペイ性を向上させたフィルムを基材として
構成されたフィルムシートが使われているが、ピッチ合
わせの光電管マークが光電管で読み取れない、あるいは
着色では遮光性が不充分で裏印刷が透過してしまう等々
の欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) その目的とするところはアルミ等蒸着フィルムを使用
することにより遮光性を持たせることが出来て且つ表裏
に印刷を施す際に、ピッチ合わせの光電管マークを光電
管で感知出来るフィルムを提供するにある。
することにより遮光性を持たせることが出来て且つ表裏
に印刷を施す際に、ピッチ合わせの光電管マークを光電
管で感知出来るフィルムを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、全光線透過率が80%以上の透明フィルムの
片面に蒸着金属層を有し、該金属層付透明フィルムの両
側に白色印刷が施されており、更に該白色印刷上の両面
もしくは片面に表示印刷が施されていることを特徴とす
る両面印刷遮光性フィルムである。
片面に蒸着金属層を有し、該金属層付透明フィルムの両
側に白色印刷が施されており、更に該白色印刷上の両面
もしくは片面に表示印刷が施されていることを特徴とす
る両面印刷遮光性フィルムである。
本発明において用いられる透明性フィルムは二軸遠心
ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム、二軸延伸ナイロンフィルム等の二軸延伸フィルムも
しくは硬質塩化ビニルフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、ポリメチルメタアクリレートフィルム等の二
軸延伸しないフィルムであり、かつ全光線透過率が80%
以上のものを用いる。
ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム、二軸延伸ナイロンフィルム等の二軸延伸フィルムも
しくは硬質塩化ビニルフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、ポリメチルメタアクリレートフィルム等の二
軸延伸しないフィルムであり、かつ全光線透過率が80%
以上のものを用いる。
その厚みは9ミクロンミリメートル(μm)以上で任
意であるが、一般的には袋上包装体やブリスターパック
の蓋用フィルムに用いるために300μm以下であること
が好ましい。またアルミニウム等の蒸着を施すために真
空蒸着加工適正、例えば真空時に水分などのガスが発生
しにくいフィルムであることが好ましい。同時にアルミ
ニウム等の蒸着密着力を向上させるためにコロナ処理、
プラズマ処理、接着剤を表面層にコーティングする等々
のケミカル処理を施しても良い。
意であるが、一般的には袋上包装体やブリスターパック
の蓋用フィルムに用いるために300μm以下であること
が好ましい。またアルミニウム等の蒸着を施すために真
空蒸着加工適正、例えば真空時に水分などのガスが発生
しにくいフィルムであることが好ましい。同時にアルミ
ニウム等の蒸着密着力を向上させるためにコロナ処理、
プラズマ処理、接着剤を表面層にコーティングする等々
のケミカル処理を施しても良い。
アルミニウム等の蒸着は金属としては、アルミニウ
ム、ニッケル、クロム等々が挙げられるが、コストの点
でアルミニウムが最も好ましい。
ム、ニッケル、クロム等々が挙げられるが、コストの点
でアルミニウムが最も好ましい。
また蒸着は、真空蒸着が最も好ましい手法であるが、
スパッタリングEB蒸着等の手法でも良い。図−1に示し
たように基材となる透明フィルム(1)の片面に蒸着に
より金属層(2)を施し、該アルミ等蒸着フィルムの表
裏両面に白色印刷(3)を施してあり、更に白色印刷上
に表裏両面もしくは片面に1色ないし多色の表示印刷
(4)を施す。白印刷と表示印刷は同時に行っても良
く、また逐時に行っても良い。ただし表示印刷を施す際
に片面内の複数印刷の位置合わせ及び表面と裏面内の印
刷位置合わせを行う目的で、光電管マークを表示印刷加
工の前工程もしくは第1色印刷と同時に行う必要があ
る。
スパッタリングEB蒸着等の手法でも良い。図−1に示し
たように基材となる透明フィルム(1)の片面に蒸着に
より金属層(2)を施し、該アルミ等蒸着フィルムの表
裏両面に白色印刷(3)を施してあり、更に白色印刷上
に表裏両面もしくは片面に1色ないし多色の表示印刷
(4)を施す。白印刷と表示印刷は同時に行っても良
く、また逐時に行っても良い。ただし表示印刷を施す際
に片面内の複数印刷の位置合わせ及び表面と裏面内の印
刷位置合わせを行う目的で、光電管マークを表示印刷加
工の前工程もしくは第1色印刷と同時に行う必要があ
る。
該光電管マークは図−2の如くアルミ等蒸着フィルム
の片面の片側エッヂに白色印刷が両面ともに施されてい
ない部位に施す。
の片面の片側エッヂに白色印刷が両面ともに施されてい
ない部位に施す。
該光電等マークは光電管マークの施されていない両側
からもアルミ等蒸着面を通して光電管により認識するこ
とが可能であり、表裏間の印刷位置合わせが可能とな
る。
からもアルミ等蒸着面を通して光電管により認識するこ
とが可能であり、表裏間の印刷位置合わせが可能とな
る。
(実施例) 実施例1 二軸延伸ポリエステルフィルム25μmにアルミ蒸着を
施した後、該蒸着フィルムを600mm幅にスリットした。
図−2と同様にフィルム端部を除き白色印刷を両面に施
した。次に白色印刷を施したフィルムに光電管マークを
フィルム端部の白色印刷を施していない部位に印刷し
た。その後該光電管マークを光電管により位置確認しな
がら表面に3色、裏面に1色印刷を行い両面印刷遮光性
フィルムを完成した。得られたフィルムは表裏間の印刷
位置が目標となる設計寸法とほぼ同一であり位置ズレが
なく、かつ遮光性の良い両面印刷フィルムが得られた。
施した後、該蒸着フィルムを600mm幅にスリットした。
図−2と同様にフィルム端部を除き白色印刷を両面に施
した。次に白色印刷を施したフィルムに光電管マークを
フィルム端部の白色印刷を施していない部位に印刷し
た。その後該光電管マークを光電管により位置確認しな
がら表面に3色、裏面に1色印刷を行い両面印刷遮光性
フィルムを完成した。得られたフィルムは表裏間の印刷
位置が目標となる設計寸法とほぼ同一であり位置ズレが
なく、かつ遮光性の良い両面印刷フィルムが得られた。
実施例2 実施例1に於いて、二軸延伸ポリエステルフィルムの
代わりに二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いて、又
表裏印刷を片面2色、反対面4色を施した。
代わりに二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いて、又
表裏印刷を片面2色、反対面4色を施した。
効果は実施例1と同様であった。
(発明の効果) 本発明両面遮光性フィルムは連続で表裏面の各々の面
内の又表裏間の印刷が可能で、且つ隠ペイ性があるため
裏印刷が透過しないため製品の仕上がりきれいになるた
め従来オフラインでピッチ合わせを手動でするか又は枚
様で成形していた欠点がカバーされる。
内の又表裏間の印刷が可能で、且つ隠ペイ性があるため
裏印刷が透過しないため製品の仕上がりきれいになるた
め従来オフラインでピッチ合わせを手動でするか又は枚
様で成形していた欠点がカバーされる。
またインラインの連続成形でも二酸化チタン等による
着色シートを使うのに比べて印刷の仕上がりがきれいに
なって非常に有用な製造方法の確立が画れる。
着色シートを使うのに比べて印刷の仕上がりがきれいに
なって非常に有用な製造方法の確立が画れる。
図−1は本発明の両面印刷遮光性フィルムの一実施態様
を示す断面図及び図−2は本発明の両面印刷遮光性フィ
ルムの表示印刷層の製造例を説明するための光電管マー
ク付フィルムの断面図である。
を示す断面図及び図−2は本発明の両面印刷遮光性フィ
ルムの表示印刷層の製造例を説明するための光電管マー
ク付フィルムの断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】全光線透過率が80%以上の透明フィルムの
片面に蒸着金属層を有し、該金属層付透明フィルムの両
側に白色印刷が施されており、更に該白色印刷上の両面
もしくは片面に表示印刷が施されていることを特徴とす
る両面印刷遮光性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124690A JP2882854B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 両面印刷遮光性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124690A JP2882854B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 両面印刷遮光性フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0452135A JPH0452135A (ja) | 1992-02-20 |
JP2882854B2 true JP2882854B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=15731433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16124690A Expired - Lifetime JP2882854B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 両面印刷遮光性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882854B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014002623A1 (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-03 | 日本合成化学工業株式会社 | 積層体、及びそれを用いた包装体並びにプレススルーパック |
JP2015044618A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 凸版印刷株式会社 | ブリスターパック |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP16124690A patent/JP2882854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0452135A (ja) | 1992-02-20 |
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