JPH01102495A

JPH01102495A - 透視可能な装飾表示パネル

Info

Publication number: JPH01102495A
Application number: JP26047287A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Sato; 利隆佐藤; Hideyuki Onishi; 大西　秀之
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1987-10-15
Filing date: 1987-10-15
Publication date: 1989-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、表示あるいは装飾用として、文字、デザイン
、彩色、絵柄等を施した表裏より透視可能な表示パネル
に関する。

（従来の技術）従来の透視可能な表示、装飾用パネルは、例えば透明な
基材の表側に所望の文字、絵柄等を所定のレイアウトに
従って印刷等によって施したものである。基材の表裏両
側より透視でき、且つ表側より観察したときに正向きの
文字、絵柄が観察できるものであるが、当然基材の裏側
からは、表側とは逆向きの文字、絵柄が１！察されるた
め、文字などの場合は特に表示効果が減少する。また、
このような透視可能な表示パネルの場合は、表裏両側に
同−向きの文字、絵柄を施すことは困難であった。その
ため、従来は表側に表示された文字、絵柄を裏側からは
観察されないように文字、絵柄相当部を裏側よりベタ状
にホワイトインキ、塗料等Ｃ隠蔽層を形成するか、ある
いは隠蔽層を形成した上で隠蔽相当部分の裏側に正向き
となる文字、絵柄を施していた。また、表側と裏側とで
異なる文字、絵柄を表示する場合も同様にしていた。し
かし、このようにして作成された透視パネルは透視性の
無いベタ状の隠蔽層が表示主体の文字絵柄よりも目立っ
てしまい、表示効果を弱めたり、表示レイアウトの表現
バランスを悪くし易い。また、パネル全面に文字、絵柄
をレイアウトする必要のある透視パネルの製造において
は、パネル全面に隠蔽層を施すことが必要になり、結局
は透視効果を得ることができない。

（発明の目的）本発明は、パネル表側あるいは裏側より観察したとき、
それと反対側の文字、絵柄は観察されず、表裏それぞれ
同一方向性のある所望な文字、絵柄、あるいは異なる種
類の文字、絵柄が観察でき、且つ透視効果を備えた表示
、装飾用の透視可能な装装飾表示パネルを提供り−るも
のである。

（発明の構成）本発明は、第１図透明基材１の一方表面に、第１着色層
２、隠蔽層３、第２着色層４をこの順に備え、該着色−
層及び隠蔽病を含めて前記基材１に多数の微細な小孔ａ
が貫設され【いることを特徴とする透視可能な装ｆ！に
表示パネルである。本発明を図面に従って詳細に説明す
れば、第１図に示すように、第１着色層２は、基材１の
片側表面に印刷により施し、ベタ着色層あるいはその上
に重ね刷りした所望のデザイン、絵柄であり、１色乃至
数色のデザイン線画、あるいは写真原稿等を用いて製版
印刷により階調再現した絵柄等である。次に、隠蔽層３
は、該第１着色層２上側を隠蔽するととらに、第１着色
層のバックグラウンドとなる着色層としＣのＷｆｌｌを
備えている。また、１層乃至数層を重ね合わせたものに
よって隠蔽層３を構成してもよい。次に、第２着色層４
は、隠蔽層３の上側に印刷により施したベタ着色あるい
は所望のデザイン、絵柄であり、１色乃至数色のデザイ
ン線画、あるいは１ｌｉｌｌ再現した絵柄等である。透
明す材１には、該基材上の前記着色層及び隠Ｍ層を含め
て規則的、あるいは不規則的に多数の微細な小孔ａが゛
穿設されており、小孔ａより基材１の反対側を通視する
ことができる。小孔ａの直径は、例えば２−前後、約４
１ピツチが適当であり、４５°方向に直交するように規
則的に配列されている。そして、基材に着色層の形成さ
れた部分は表示パネルの着色表示部すとなる。そして、
透明基材両面のうち、着色層の形成されていない一方の
基材側より、第１着色１ｍ２のデザイン、絵柄が観察さ
れる。そして、着色層の印刷されている他方基材側より
、第２Ｎ１色層４のデザイン、絵柄が観察されるもので
ある。そして、それぞれの第１、第２着色層は、隠蔽層
の存在によって互いに一度に両面側よりは観察されず、
基材１の各々表側、または裏側よりそれぞれ独立したデ
ザイン、絵柄として観察されるものである。

本発明パネルの製造は、例えば第２図（イ）のように規
則的乃至不規則的に多数の微細な小孔ａを穿設した樹脂
の板、フィルムなどの基材１（例えば厚さ０．３１−乃
至それ以下あるいはそれ以上）に、ドライオフセット印
刷など印刷方式により第１着色層２、隠蔽層３、第２着
色１４をこの順で積層印刷するものである。前記フィル
ム基材１の場合は、ロールフィルムであっても、枚葉フ
ィルムであってもよい。また、他の実施例における製造
は、例えば、第３図のように、多数の微細な小孔が穿設
されていない通常の透明な樹脂板、フィルム６との基１
Ｉ１１１に、ドライオフセット、シルクスクリーンなど
の印一方式により、第１着色層２、隠蔽層３、第２１！
色ｌ！４をこの順で積層印刷した優に、第４図、印刷し
たこのフィルム基材１に規則的乃至不規則的に多数の微
細な小孔ａを穿設して、３ｆｉ視部を形成することがで
きる。このように形成した本発明パネルの表裏面または
、第５図のように、そのいずれか一方側より透明な樹脂
をラミネート、あるいはエクストルーダーラミネート、
あるいは塗布して被覆屑５を施して小孔ａを埋設するこ
とができる。

（発明の作用）本発明パネルは、透視部を多数の小孔ａで形成゛したパ
ネルにおいて、基材１の一方側に、表側と裏側のそれぞ
れデザイン、絵柄が表示され、パネル表側と裏側からそ
れぞれ観察した場合、それぞれのデザイン、絵柄が、ベ
タ状の隠蔽Ｊｉｉ３の存在を、Ｕａさせずに観察でき、
且つ透視可能である。

本発明パネルは、予め小孔ａを穿設した基材１を用いて
パネルを形成した場合、小孔ａ部分は、印刷されること
がなく、透視部を写真製版や印刷見当整合によって処理
形成する必要がない。また、小孔ａの穿設されていない
フィルムなどのり材１上に第１＠色居２、第２着色層４
Ｃあるデザイン、絵柄、文字など、及び隠蔽層３を印刷
した後に微細な小孔ａを穿設した場合、前記同様に透視
部を製版、印刷見当整合処理する必要がない。したがっ
て、第１利色ｆｆ２、第２着色層４のそれぞれ互いの透
視部の印刷見当整合の工程を省略することができる。

（発明の効渠）本発明パネルは、表裏より同一または異なるデザイン、
絵柄等の表示が観察でき、且つ透視可能な表示パネルで
あり、きわめ−（容易に製造することができるものぐあ
り、広告、宣伝、表示用パネル、間仕切り、ショーウィ
ンド用のパネル等としＣ効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明パネルの側断面図、第２図は本発明パネ
ルの製造工程の一実施例における基材及び着色層の側断
面図、第３図及び第４図は本３明パネルの製造工程の他
の実施例における基材及び着色層の側断面図、第５図は
表面被覆層を施した本発明パネルの側断面図である。１・・・基材　　　　　２・・・第１着色層３・・・隠
蔽層　　　　４・・・第２着色層５・・・被覆層特　　許　　出　　願　　人凸版印刷株式会社代表者　　鈴　　木　　和　　夫

Claims

【特許請求の範囲】

透明基材の一方表面に、第１着色層、隠蔽層、第２着色
層をこの順に備え、該各着色層及び隠蔽層を含めて前記
基材に多数の微細な小孔が貫設してあることを特徴とす
る透視可能な装飾表示パネル。