JPH0699654A - アルミニウム蒸着フイルムの表裏印刷方法 - Google Patents

アルミニウム蒸着フイルムの表裏印刷方法

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JPH0699654A
JPH0699654A JP27353492A JP27353492A JPH0699654A JP H0699654 A JPH0699654 A JP H0699654A JP 27353492 A JP27353492 A JP 27353492A JP 27353492 A JP27353492 A JP 27353492A JP H0699654 A JPH0699654 A JP H0699654A
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JP
Japan
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film
vapor deposition
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Application number
JP27353492A
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English (en)
Inventor
Yuji Honda
有司 本田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アルミニウム蒸着フイルムに表裏の絵柄を見
当良く印刷する。 【構成】 アルミニウム蒸着フイルムの蒸着面の両側に
非印刷部を設け、保護層を印刷し、非印刷部をアルカリ
水溶液或いは酸で溶出し、その透明部に見当マークを印
刷し、それを検知し自動見当調整装置を作動させて、表
裏の印刷見当を精度良く行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、10〜50μの紙と比
較し剛性のないアルミニウム蒸着フイルムに表裏の絵柄
見当を一致させる印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙のように、剛性がないプラスチックフ
イルムの印刷は枚葉で行うことが難しく、後加工である
貼合、コーテイングが巻取りで行われるため、グラビア
輪転印刷或いはフレキソ輪転印刷で行われるのが一般的
である。又、グラビア輪転印刷機で表裏の印刷を施す場
合は、プラスチックフイルムをターンバーで180度反
転させたり、或いは裏面の印刷ユニットの版を逆回転さ
せて実施している。
【0003】透明或いは半透明フイルムに行われる表裏
の印刷は、通常の片面印刷と同様にフイルムの片側に設
けた自動見当マークを1版毎に印刷し、前の印刷ユニッ
トで施した見当マークを自動見当調整装置により検知
し、絵柄の見当を合わせて行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不透明なアルミニウム
蒸着フイルムに表裏印刷を行う場合、例えば表印刷の見
当マークは裏印刷の時、蒸着層により遮断されるため検
知が出来ず、自動見当調整装置が作動しないという問題
点を有していた。
【0005】また、自動見当マークを同一面から検知出
来ないため、表裏の見当特に縦方向のそれを一致させる
までに時間を要し、その安定性にも欠けるため、印刷速
度を通常の1/2程度で行われていた。
【0006】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、自動見当調整装置の使用を可能とし、絵柄の見
当を制御し、印刷速度を通常の生産性にまで復元してア
ルミニウム蒸着フイルムの表裏印刷を効率良く、絵柄見
当精度の良い印刷を可能とするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの印刷方法を図面に基づいて説明すると、図1A〜C
の行程図において、アルミニウム蒸着フイルム(3)の
蒸着面(2)に蒸着層を溶解する酸やアルカリ等の薬剤
に耐性のある保護層としての透明ワニス(4)、又はそ
れらの薬剤に耐性のある着色料を含むインキ(4a)
で、フイルムの両側を除いた図1(A)を印刷する。そ
の後、印刷されていないアルミニウム蒸着層を酸あるい
はアルカリ水溶液で溶出、水洗、乾燥し、アルミニウム
蒸着膜を除去した透明部分(2a)をフイルムの両側に
作成した両側が透明のフイルム図1Bを得る。
【0008】そして、上記フイルム(3)のアルミニウ
ム蒸着を溶出した透明部分(2a)及び保護層(4)上
に見当調整用の自動見当マークを設けた版を使用して蒸
着面側の絵柄印刷(5)及び表面の(2a)に見当マー
ク(6)の印刷を行い、次いで同一の印刷ラインで裏面
である非蒸着面(1a)に絵柄(7)及び表面の2aに
相当する位置に見当マーク(8)の印刷を行う。自動見
当調整装置は一方向から見当マーク(6)及び(8)を
検知し、縦方向の見当制御を行うため、表裏の絵柄ずれ
のない精度の良い印刷が可能である。
【0009】上記、蒸着フイルムに使用可能なベースと
なるプラスチックフイルムは、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポ
リイド等アルミニウム蒸着が可能なフイルムならば、延
伸、未延伸を問わず使用できる。
【0010】
【作用】表裏の絵柄見当はアルミニウム蒸着フイルムの
透明部分に印刷された自動見当マーク(6)及び(8)
により縦方向の見当制御を行うため精度良く、又、印刷
速度も通常の片面印刷に近いスピードで行われる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)本発明をの実施例について、図面を参照し
て説明すると、アルミニウム蒸着ポリエステルフイルム
12μ(3)のアルミニウム蒸着面(2)にポリ塩化ビ
ニル・酢酸ビニル系共重合物を主成分とする耐薬品性透
明ワニス(大日精化工業株式会社VMパール メジウ
ム)をフイルムの両端をそれぞれ15mm除いた全面に保
護層(4)を印刷し、その印刷フイルムを苛性ソーダ水
溶液を用い蒸着層を溶解し、水洗、乾燥して、アルミニ
ウム蒸着層を除去した透明部分(2a)をフイルム作成
した両側が透明のフイルム図1(B)を得る。
【0012】そして、上記フイルム(3)のアルミニウ
ム蒸着を溶出した透明部分(2a)がある位置に見当調
整用の自動見当マークを設けた版を使用して蒸着面側の
絵柄印刷(5)及び見当マーク(6)を大日精化工業株
式会社製インキVMパールを使用して印刷を行い、次い
で同一の印刷ラインで裏面である非蒸着面(1a)に絵
柄(7)例えば隠し文字及び(2a)に対応する位置に
見当マーク(8)を大日精化工業株式会社製ポリウレタ
ン系インキラミクF220を用いて印刷する。自動見当
調整装置は一方向から見当マーク(6)及び(8)を検
知し、縦方向の見当制御を行うため、表裏の絵柄ずれの
ない精度の良い印刷フイルム(9)を得ることが可能で
あった。
【0013】次に、印刷フイルム(9)の蒸着面側(2
a、4、5、6)に、表面保護用フイルムとなるポリエ
ステルフイルム12μ(11)を、大日本インキ化学工
業株式会社製ポリウレタン系接着剤LX−75(10)
を用いてドライラミネートし、更に非蒸着面側(1a、
7、8)にポリウレタン系のアンカーコート(12)を
施し、低密度ポリエチレン(13)及び三井石油化学工
業株式会社製感熱型ピールレジンCMPS−V−70
(14)を押出コーテイングし、プラスチック成形品用
のふた材(15)を構成した。このふた材は、非蒸着面
の印刷(7)が蓋を開けるまで表面より判読できないた
め、隠し印刷物としの効果がある。
【0014】(実施例2)実施例1と同様にアルミニウ
ム蒸着フイルムの表裏見当の良い印刷フイルムを構成
し、その印刷フイルム(9)の蒸着面側(2a、4、
5、6)に、表面保護用フイルムとなる未延伸ポリプロ
ピレンフイルム30μ(16)を、大日本インキ化学工
業株式会社製ポリウレタン系接着剤LX−75(10)
を用いてドライラミネートし、更に非蒸着面側(1a、
7、8)に上記LX−75接着剤(10)を介して低密
度ポリエチレンフイルム40μ(17)をドライラミネ
ションし、蓋材(18)を構成した。この蓋材(18)
は表裏の絵柄をそれぞれ独立して判読できるから特徴が
ある。
【0015】
【発明の効果】不透明なアルミニウム蒸着プラスチック
フイルムの表裏印刷の見当が精度良く且つ、生産性の低
下がなく行うできる。
【0016】アルミニウム蒸着フイルムは、光りの不透
過度が大きく、表裏の印刷が反対面より判読が不可能な
ため、剛性のないプラスチックフイルムとして例のな
い、合成紙、厚紙のように表裏に精度の良い絵柄をそれ
ぞれ独立して印刷できる。
【0017】この構成物をプラスチック成形品の蓋材に
使用した場合、裏面の印刷は蓋を開けるまで表面より判
読できないため、隠し印刷物としの効果がある。又、プ
ラスチックしぼり成形品には表裏より判読ができ、販売
促進効果のあるふた材を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム蒸着フイルムが表裏に印刷を層を
印刷される行程図である。 (A)アルミニウム蒸着フイルムの表面に保護層を印刷
した断面図である。 (B)保護層を施さない蒸着膜を溶出し、端部を透明に
したフイルムの断面図である。 (C)図1(B)の表裏に印刷を施したフイルムの断面
図である。 (D)図1(B)の平面図である。
【図2】図1(9)の両面にプラスチックフイルムを貼
合し、プラスチック成形品用ふた材として構成した多層
フイルムの断面図である。
【図3】図1(9)の両面にそれぞれプラスチックフイ
ルムを貼合し、プラスチックしぼり成形品用のふた材と
して構成した多層フイルムの断面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム蒸着フイルムの透明フイルム部 1a アルミニウム蒸着フイルムの非蒸着面 2 アルミニウム蒸着フイルムの蒸着部 2a 蒸着膜を溶出し透明にしたフイルム部 3 アルミニウム蒸着フイルム 3a 蒸着膜を溶出し、部分的に透明化したアルミニウ
ム蒸着フイルム。 4 保護層 4a 着色層を含む保護層 5 表面に施した絵柄印刷 6 表面に印刷した見当マーク 7 裏面に施した絵柄印刷 8 裏面に印刷した見当マーク 9 表裏に印刷をしたアルミニウム蒸着フイルム 10 接着剤 11 表面保護用透明フイルム 12 アンカーコート剤 13 押出ラミネートしたポリエチレン 14 感熱性ピールレジン 15 プラスチック成形品用ふた材 16 表面保護用フイルム 17 ヒートシール用ポリエチレンフイルム 18 プラスチックしぼり成形品用ふた材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム蒸着フイルムの蒸着面に蒸
    着層を溶解する薬剤に侵されない透明ワニス、又は着色
    インキでフイルムの両側を除いた保護層を印刷し、保護
    されていない蒸着層を酸或いはアルカリ水溶液で溶出し
    透明にした後、その透明部に自動見当マークを印刷して
    表裏の絵柄ずれがないアルミニウム蒸着フイルムの表裏
    印刷方法。
  2. 【請求項2】 他のプラスチックフイルムを貼合或いは
    他の材料をコーテイングすることにより構成される多層
    フイルムの製造に使用する表裏の絵柄ずれがない請求項
    1記載のアルミニウム蒸着フイルムの表裏印刷方法。
JP27353492A 1992-09-18 1992-09-18 アルミニウム蒸着フイルムの表裏印刷方法 Withdrawn JPH0699654A (ja)

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