JP2802640B2 - 転写箔 - Google Patents

転写箔

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JP2802640B2
JP2802640B2 JP7463889A JP7463889A JP2802640B2 JP 2802640 B2 JP2802640 B2 JP 2802640B2 JP 7463889 A JP7463889 A JP 7463889A JP 7463889 A JP7463889 A JP 7463889A JP 2802640 B2 JP2802640 B2 JP 2802640B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転写箔に関し、詳しくは転写した際外光の反
射による虹彩模様が生ずることのない転写箔に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 基材シート上に剥離層、絵柄層、接着層等からなる転
写層を積層してなる転写箔は知られている。
従来のこの種転写箔においては、被転写体への転写
後、転写層の表面にある透明な剥離層に彩色現象が見ら
れ美観を損ねる場合がある。本発明はこの様な彩色現象
の生じない優れた転写箔を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この様な彩色現象の原因は白色光交互の干渉によって
生ずるものであり、本発明者等はこの干渉色の発生が、
転写された際表面となる剥離層の厚さ及びそれを構成す
る樹脂の屈折率との関係が極めて大きく、それらの適切
な選択により干渉色の発生を防止することが可能である
ことを見出し本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、 「(1) 基材シート上に少なくとも剥離層、装飾層、
接着層の3層を有する転写層を積層してなる転写箔であ
って、上記剥離層の厚さ1.5〜3.0μmであり、剥離層を
構成する樹脂の屈折率が1.4〜1.6であることを特徴とす
る転写箔。
(2) 剥離層が少なくとも2層以上から構成されてお
り、その全厚みが1.5〜3.0μmであり、各剥離層を構成
する樹脂の屈折率が1.4〜1.6である請求項1記載の転写
箔。」 を要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図において1は転写箔を示し、該転写箔1は基
材シート2の表面に転写層3が積層されて構成されてい
る。転写層3は基材シート2側から剥離層4、装飾層
5、接着層6が順次積層されて構成されている。
基材シート2の素材は、原則として、この種の転写箔
に使用されている転写層との剥離性を有するものであれ
ばよく、その厚みとしては通常5〜200μmが好まし
く、更に好ましくは12〜50μmである。基材シートの素
材の具体例を示すと、ポリエチレンテレフタレートに代
表されるポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン
もしくはポリアミド等の合成樹脂フィルム、紙、または
合成紙等である。これらの素材は必要によりラミネート
として使用できる。
剥離層4は基材シートを剥離した際に被転写体側に残
存するもので、基材シートと転写層の剥離を容易ならし
める効果を有するものである。本発明においては、この
剥離層の厚さを1.5〜3.0μmとし、且つ剥離層を構成す
る樹脂の屈折率を1.4〜1.6とし、この様な構成を有する
ことにより転写された箔の表面に彩色現象が生じるのを
防止するものである。
剥離層を構成する樹脂の具体例としては、ポリメタク
リレート、ポリブチルメタクリレート、ウレタン、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらは単
独に使用しても或いは混合して使用しても良い。
本発明では剥離層4は第2図に示す実施例の如く、2
層の剥離層4a,4bから構成しても良い。この場合の剥離
層4a及び4bの合計厚みは第1図の実施例と同様1.5〜3.0
μmであり。又、各層4a,4bを構成する樹脂の屈折率は
それぞれ1.4〜1.6である。剥離層を2層より構成する事
により、厚みの均一な剥離層が形成できる。この事によ
り、光の干渉条件が安定した彩色現象が生じにくくな
る。
装飾層5は転写箔の装飾性を向上する為に設けられる
ものであり、通常のインクにより模様、絵柄、図柄等を
施した模様層、或いはインクによるベタ刷層、或いは金
属蒸着層、部分金属蒸着層等の各層単独或いはこれらの
層の2層以上から構成される。
接着層6は転写箔1を転写した際の転写層と被転写体
との接着に関与するものであり、その材質としては従来
のこの種の転写箔の接着層に用いられるものであればど
の様なものでも使用できる。例えばアクリル、アクリル
−スチレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン、塩化ゴム、環化ゴム等が挙げられ
る。
上記の如く構成される転写箔を使用するにさいして
は、転写箔の接着層側を被転写体の所要箇所に当接し
て、基材シート側から加熱して接着層を被転写体へ接着
させ、しかる後基材シートを剥離して転写を行う。
本発明における転写箔は転写の際、彩色現象が生ぜ
ず、転写された画像を鮮明に観賞することができる。
以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
具体的実施例1 基材シートとして厚さ26μmのポリエチレンテレフタ
レートシートを使用し、該シート表面に剥離層としてア
クリル系樹脂(屈折率:1.49)及び塩化ゴムアクリル樹
脂(屈折率:1.54)をグラビアコートにより乾燥後の厚
さがそれぞれ、1.2μm,1.3μmとなる如く設けた。更に
その上から装飾層として、アクリル系樹脂インキにより
所望のパターンをクラビア印刷により施した。更に、そ
の上から接着層として、アクリル系接着剤を2μmの厚
さで設けて転写箔を得た。
得られた転写箔をポリスチレン樹脂の成形品に転写
し、絵柄付けを行ったところ、干渉色のない装飾性豊か
な絵柄付けが行えた。
具体的実施例2 剥離層として、アクリル系樹脂(屈折率:1.46)及び
アクリル樹脂(屈折率:1.46)をグラビアコートにより
乾燥後の厚さがそれぞれ、1.5μm,1.5μmとなる如く設
けた以外は実施例1と同様に転写箔を得た。
得られた転写箔を実施例1と同様に絵柄付けを行った
ところ、干渉色は現れなかった。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明の転写箔は特定の屈折率を
有する樹脂により特定厚みで剥離層を構成することによ
り、従来この種の転写箔の転写の際に生じていた干渉色
が発生せず、外観良好な転写が行えるものである。
又、剥離層の特定の屈折率を有する樹脂により2層以
上の積層体で特定の厚みで構成することにより、干渉色
発生防止効果をより発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は転写箔を示す縦断面図である。 1……転写箔 2……基材シート 3……転写層 4,4a,4b……剥離層 5……装飾層 6……接着層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シート上に少なくとも剥離層、装飾
    層、接着層の3層を有する転写層を積層してなる転写箔
    であって、上記剥離層の厚さが1.5〜3.0μmであり、剥
    離層を構成する樹脂の屈折率が1.4〜1.6であることを特
    徴とする転写箔。
  2. 【請求項2】剥離層が少なくとも2層以上から構成され
    ており、その全厚みが1.5〜3.0μmであり、各剥離層を
    構成する樹脂の屈折率が1.4〜1.6である請求項1記載の
    転写箔。
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