JP2882751B2 - コーナー材 - Google Patents

コーナー材

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JP2882751B2
JP2882751B2 JP16985294A JP16985294A JP2882751B2 JP 2882751 B2 JP2882751 B2 JP 2882751B2 JP 16985294 A JP16985294 A JP 16985294A JP 16985294 A JP16985294 A JP 16985294A JP 2882751 B2 JP2882751 B2 JP 2882751B2
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corner
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信行 八尋
園恵 中川
慎一郎 川瀬
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Fukubi Kagaku Kogyo KK
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Fukubi Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の壁面の出隅部
分あるいは入隅部分に取り付けて、その角部を平坦に先
仕上するコーナー材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物の壁の出隅、入隅部分を
施工する際に、この出隅部分の角部を平坦に仕上げるた
めに、コーナー材が用いられている。このコーナー材
は、合成樹脂をシート状に成形したもので、その中央部
分には、長手方向に蝶番部が成形されている。即ち、こ
のコーナー材を蝶番部にて屈曲させて、出隅部分あるい
は入隅部分の下地に接着材等によって貼り付け、その上
からクロス等の壁装材を壁面に貼り付けて仕上げを行な
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
コーナー材は、その中央部分を軟質合成樹脂によって成
形して屈曲を可能としたものであるが、施工時にコーナ
ー材を蝶番部にて屈曲させて平板部を壁面に配設した際
に、蝶番部における復元力によって平板部が互いに開い
てしまうという問題があった。このため、パテや接着材
によって平板部が壁面に確実に接着されるまで、コーナ
ー材を保持しておかなければならず、施工作業に多大な
手間を要していた。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易に、壁の出隅、入隅部分に屈曲させた
状態にて維持させて施工作業の効率を向上させることが
できるとともに、良好に仕上げることが可能なコーナー
材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のコーナー材は、合成樹脂を薄板状に
成形してなり、壁面の出隅、入隅部分に配設されるコー
ナー材において、前記出隅、入隅部分の角部の頂点を境
に壁面にそれぞれ取り付けられる平板部同士の間に、前
記角部に沿って前記平板部を配置させるべく屈曲される
蝶番部が一体成形されてなり、前記蝶番部は、可塑剤を
含有させることにより塑性変形可能とされてなることを
特徴としている。請求項2記載のコーナー材は、請求項
1記載のコーナー材において、前記蝶番部への可塑剤の
含有率が10〜35重量%であることを特徴としてい
る。請求項3記載のコーナー材は、請求項1または請求
項2記載のコーナー材において、前記蝶番部には、予め
予備角がつけられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】そして、請求項1記載のコーナー材によれば、
出隅あるいは入隅部分の角部を境に、平板部を壁面に沿
わせるべく、蝶番部を屈曲させると、この蝶番部が塑性
変形し、平板部の壁面沿った配置状態が維持される。請
求項2記載のコーナー材によれば、蝶番部の可塑剤の含
有率を10〜35重量%とすることにより、蝶番部が塑
性変形可能とされる。請求項3記載のコーナー材によれ
ば、壁の出隅、入隅部分に取り付けると、蝶番部の中心
にてくっきりとした角部が明確に現われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のコーナー材の実施例を図によ
って説明する。図1及び図2において、符号1は、コー
ナー材である。このコーナー材1は、平板部2と、これ
ら平板部2の間の蝶番部3とから構成されており、これ
ら平板部2と蝶番部3とを押出成形によって厚さ1mm
以下に一体成形したものである。平板部2は、それぞれ
端部近傍部分における表面にテーパーを付けることによ
り、端部方向へ向かって次第に厚さが薄くされており、
また、この平板部2の端部近傍には、長手方向へ亘って
複数の孔部4が形成されている。また、蝶番部3は、図
3に示すようにその中心部5に、予め予備角が付けられ
た山型形状に成形されている。
【0008】このコーナー材1は、例えば、塩化ビニル
(PVC)等の合成樹脂から成形されたもので、平板部
2は硬質とされ、蝶番部3は、塑性変形可能な固さに成
形されており、この蝶番部3にて屈曲させた際に、その
状態にて維持するようになっている。ここで、この蝶番
部3は、図4に示すように、合成樹脂への可塑剤の含有
量が10〜35重量%とされており、この含有量によれ
ば、温度が30〜−10℃において、塑性変形可能な状
態を確保することが可能である。なお、この温度として
は、各地域における住宅等の建築作業現場での気温の範
囲である。即ち、このコーナー材1を用いる作業現場に
おいて、その作業温度が30〜−10℃の範囲であれ
ば、十分に蝶番部3を屈曲させた状態に維持させること
が可能である。なお、上記の例は、可塑剤として、フタ
ル酸ジオクチル(DOP)を用いた場合であり、この場
合、可塑剤の含有量を15〜30重量%とした際に、3
0〜−10℃の範囲において塑性変形を許容し、可塑剤
の含有量が上記含有量より少ないと作業温度の低いとき
に割れたり、逆に可塑剤の含有量が上記含有量より多い
と作業温度が高いときに弾性変形し作業性を劣化させる
という問題が生じる。また、可塑剤としては、上記フタ
ル酸ジオクチルの他に、フタル酸ジブチル(DBP)、
フタル酸ジエチル(DEP)、フタル酸ジカプリル(D
CP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)、フタル酸
ジノニル(DNP)、フタル酸オクチルデシル(OD
P)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、ブチルフタ
リルブチルグリコレート(BPBG)、フタル酸ブチル
ラウリル(BLP)等がある。
【0009】上記コーナー材1によれば、図5に示すよ
うに、コーナー材1の蝶番部3を、石膏ボード等の壁K
の出隅部分Dの角部に合わせて屈曲させ、それぞれの平
板部2を壁面へ当接させて裏面を接着材によって接着さ
せることにより、極めて容易に、出隅部分Dに、その角
部に合わせて取り付けることができる。そして、この状
態において、このコーナー材1を含む壁面へクロス等の
壁装材Cを貼り付けることにより、出隅部分Dが極めて
良好な外観とされた壁面が施工される。
【0010】ここで、上記コーナー材1によれば、出隅
部分Dへその角部に合わせて蝶番部3を屈曲させた際
に、この蝶番部3が塑性変形するので、平面部2をそれ
ぞれ壁面に沿って配置させた状態に維持させることがで
きる。これにより、従来品のように、コーナー材を接着
させる接着材が硬化するまで屈曲させた状態に保持して
おくという煩雑な作業を不要とすることができ、作業効
率の大幅な向上を図ることができ、したがって、作業期
間の短縮等優れた効果を得ることができる。しかも、こ
のコーナー材1の蝶番部3は、その中心部5に角度が付
けられているので、このコーナー材1を出隅部分Dに取
り付けた際に、出隅部分Dの角部の角度に合わせてシャ
ープな角部を現せることができ、さらに良好な外観を得
ることができる。
【0011】また、平板部3に複数の孔部4が形成され
ているので、コーナー材1を接着させる際に、余分な接
着材を孔部4から押し出させることができ、適量の接着
材によってコーナー材1を確実に壁面に接着させること
ができる。なお、上記実施例では、壁Kの出隅部分Dに
取り付ける場合を例にとって説明したが、壁Kの入隅部
分に取り付けることができるのは勿論であり、この場合
も、上記と同様な効果を得ることができる。
【0012】また、上記実施例では、施工時にコーナー
材1の平板部2に接着材を塗布して貼り付けたが、予め
平板部2に両面接着テープ等を貼り付けておき、この両
面接着テープによって壁面に貼り付けるようにしても良
い。なおまた、上記コーナー材1の具体的な寸法も上記
実施例に限定されることはない。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のコーナ
ー材によれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載のコーナー材によれば、蝶番部を、壁の出隅、入
隅部分の角部に合わせて屈曲させ、それぞれの平板部を
壁面へ当接させ、平板部の裏面を接着材等によって壁面
へ接着させることにより、極めて容易に、出隅、入隅部
分に、その角部に合わせて取り付けることができ、壁面
の角部の外観を良好にすることができる。また、可塑材
を含有させた蝶番部が平板部に一体成形された構造であ
るので、出隅、入隅部分へその角部に合わせて蝶番部を
屈曲させて壁面に取り付ける際に、蝶番部が塑性変形
る。したがって、平板部をそれぞれ壁面に沿って配置さ
せた状態に維持させることができる。これにより、従来
品のように、コーナー材を接着させる接着材が硬化する
まで保持しておくという煩雑な作業を不要とすることが
でき、作業効率の大幅な向上を図ることができ、したが
って、作業期間の短縮等優れた効果を得ることができ
る。
【0014】請求項2記載のコーナー材によれば、蝶番
部における可塑剤の含有量を10〜30重量%とするだ
けで、極めて容易に、この蝶番部を塑性変形可能な状態
とすることができる。請求項3記載のコーナー材によれ
ば、蝶番部の中心部に予備角が付けられているので、出
隅、入隅部分に取り付けた際に、出隅、入隅部分の角部
の角度に合わせてくっきりとした角部を明確に現せるこ
とができ、さらに良好な外観を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコーナー材の構成及び形状を
説明するコーナー材の平面図である。
【図2】本発明の実施例のコーナー材の構成及び形状を
説明するコーナー材の断面図である。
【図3】本発明の実施例のコーナー材の蝶番部の形状を
説明する蝶番部付近の断面図である。
【図4】本発明の実施例のコーナー材の蝶番部における
可塑剤の含有量を説明するグラフ図である。
【図5】本発明の実施例のコーナー材の設置状態を説明
するコーナー材が設置された出隅部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 コーナー材 2 平板部 3 蝶番部 5 中心部 D 出隅部分 K 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を薄板状に成形してなり、壁面
    の出隅、入隅部分に配設されるコーナー材において、 前記出隅、入隅部分の角部の頂点を境に壁面にそれぞれ
    取り付けられる平板部同士の間に、前記角部に沿って前
    記平板部を配置させるべく屈曲される蝶番部が一体成形
    されてなり、前記蝶番部は、可塑剤を含有させることに
    より塑性変形可能とされてなることを特徴とするコーナ
    ー材。
  2. 【請求項2】 前記蝶番部への可塑剤の含有率が10〜
    35重量%であることを特徴とする請求項1記載のコー
    ナー材。
  3. 【請求項3】 前記蝶番部には、予め予備角がつけられ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    コーナー材。
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JP6227281B2 (ja) * 2013-05-24 2017-11-08 キョーセー株式会社 壁コーナ部の下地材
JP6472212B2 (ja) * 2014-11-06 2019-02-20 フクビ化学工業株式会社 建築用コーナー材
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