JP2893376B2 - 天井見切縁 - Google Patents
天井見切縁Info
- Publication number
- JP2893376B2 JP2893376B2 JP33755994A JP33755994A JP2893376B2 JP 2893376 B2 JP2893376 B2 JP 2893376B2 JP 33755994 A JP33755994 A JP 33755994A JP 33755994 A JP33755994 A JP 33755994A JP 2893376 B2 JP2893376 B2 JP 2893376B2
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- Japan
- Prior art keywords
- horizontal
- back plate
- ceiling
- plate portion
- horizontal back
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- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、天井板の端部に用いて
天井と壁の取り合いを美しく見せる天井見切縁で、特に
壁が曲面の場合に用いて好適な天井見切縁に関する。
天井と壁の取り合いを美しく見せる天井見切縁で、特に
壁が曲面の場合に用いて好適な天井見切縁に関する。
【０００２】
【従来の技術】出願人は、実開昭６４−２３５３７号で
折れ曲がり自在の天井見切縁を提案したが、これは曲面
の壁に用いた場合、現場または図面に合せて工場で曲げ
加工を施す必要がなく、さらに、壁が複雑に曲がってい
る場合や天井が傾斜している場合等曲率の測定が煩雑な
場合にも簡単に適用できることから好評を得ている。従
来の折れ曲がり自在の天井見切縁は、全体が同一硬度の
軟質プラスチックで形成されたもの、または、全体が同
一硬度の軟質プラスチックで形成され縦板部に金属製の
薄い帯状の芯材が埋め込まれたものがあった。
折れ曲がり自在の天井見切縁を提案したが、これは曲面
の壁に用いた場合、現場または図面に合せて工場で曲げ
加工を施す必要がなく、さらに、壁が複雑に曲がってい
る場合や天井が傾斜している場合等曲率の測定が煩雑な
場合にも簡単に適用できることから好評を得ている。従
来の折れ曲がり自在の天井見切縁は、全体が同一硬度の
軟質プラスチックで形成されたもの、または、全体が同
一硬度の軟質プラスチックで形成され縦板部に金属製の
薄い帯状の芯材が埋め込まれたものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の折れ曲がり自在
の天井見切縁は、全体が同一硬度の軟質プラスチックで
形成されているので、 全体が柔らかいので捻じれ等
の変形をおこしやすく、使用に際しては捻じれ等の変形
を矯正する作業が必要となる、 水平裏板部を天井下
地に接着して取り付けるのであるが水平裏板部がフニャ
フニャに変形して接着作業に支障をきたし能率が悪い、
という問題がある。また、縦板部に金属製の帯状の芯材
を埋め込んだものは、前記の問題は改善されるが、
の問題は依然としてあり、製造コストが大幅に上昇する
という新たな問題を持っている。
の天井見切縁は、全体が同一硬度の軟質プラスチックで
形成されているので、 全体が柔らかいので捻じれ等
の変形をおこしやすく、使用に際しては捻じれ等の変形
を矯正する作業が必要となる、 水平裏板部を天井下
地に接着して取り付けるのであるが水平裏板部がフニャ
フニャに変形して接着作業に支障をきたし能率が悪い、
という問題がある。また、縦板部に金属製の帯状の芯材
を埋め込んだものは、前記の問題は改善されるが、
の問題は依然としてあり、製造コストが大幅に上昇する
という新たな問題を持っている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものである。すなわち本発明は、
下側の水平見切部、上側の水平裏板部及びこれらを連結
する縦板部により略コ字状の側面形状を有し、水平裏板
部に切欠部を設け折れ曲がり自在に形成された天井見切
縁において、水平見切部を軟質プラスチックで、水平裏
板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成したことを特
徴とする天井見切縁、及び、下側の水平見切部、上側の
水平裏板部、水平裏板部の反対側に突出する上側の水平
突出部及びこれらを連結する縦板部により略逆ユ字状の
側面形状を有し、水平裏板部に切欠部を設け折れ曲がり
自在に形成された天井見切縁において、水平見切部及び
水平突出部を軟質プラスチックで、水平裏板部及び縦板
部を硬質プラスチックで形成したことを特徴とする天井
見切縁である。
決するためになされたものである。すなわち本発明は、
下側の水平見切部、上側の水平裏板部及びこれらを連結
する縦板部により略コ字状の側面形状を有し、水平裏板
部に切欠部を設け折れ曲がり自在に形成された天井見切
縁において、水平見切部を軟質プラスチックで、水平裏
板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成したことを特
徴とする天井見切縁、及び、下側の水平見切部、上側の
水平裏板部、水平裏板部の反対側に突出する上側の水平
突出部及びこれらを連結する縦板部により略逆ユ字状の
側面形状を有し、水平裏板部に切欠部を設け折れ曲がり
自在に形成された天井見切縁において、水平見切部及び
水平突出部を軟質プラスチックで、水平裏板部及び縦板
部を硬質プラスチックで形成したことを特徴とする天井
見切縁である。
【０００５】本発明において、プラスチックの硬質及び
軟質の差は相対的なものであり、本発明の本質は、異な
る硬度のプラスチック材料を併用したところにある。硬
質プラスチックは捻じれ等の変形をおこさない程度の硬
度であり、軟質プラスチックは折れ曲げが容易に行える
程度の硬度であればよいが、実施するにあたっては、硬
質プラスチックの硬度は９５〜１１０度程度、軟質プラ
スチックは７５〜８９度程度が適当である。
軟質の差は相対的なものであり、本発明の本質は、異な
る硬度のプラスチック材料を併用したところにある。硬
質プラスチックは捻じれ等の変形をおこさない程度の硬
度であり、軟質プラスチックは折れ曲げが容易に行える
程度の硬度であればよいが、実施するにあたっては、硬
質プラスチックの硬度は９５〜１１０度程度、軟質プラ
スチックは７５〜８９度程度が適当である。
【０００６】
【作用】本発明においては、コ字状の側面形状をもつ天
井見切縁については、水平見切部を軟質プラスチック
で、水平裏板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成し
ている。これは、水平方向に折り曲げるのには縦板部、
及び切欠を有する水平裏板部は曲げ抵抗が少なく、水平
見切部に大きな曲げ抵抗がかかることに着目し、縦板部
と水平裏板部を、より硬質の材料とすることで縦方向と
捻じれの変形防止に成功したものである。また、もちろ
んこれにより水平裏板部自体の変形も防止される。
井見切縁については、水平見切部を軟質プラスチック
で、水平裏板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成し
ている。これは、水平方向に折り曲げるのには縦板部、
及び切欠を有する水平裏板部は曲げ抵抗が少なく、水平
見切部に大きな曲げ抵抗がかかることに着目し、縦板部
と水平裏板部を、より硬質の材料とすることで縦方向と
捻じれの変形防止に成功したものである。また、もちろ
んこれにより水平裏板部自体の変形も防止される。
【０００７】逆ユ字状の側面形状をもつ天井見切縁につ
いては、水平見切部と水平突出部を軟質プラスチック
で、水平裏板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成し
ている。これは、同様に水平方向に折り曲げるのには縦
板部、及び切欠を有する水平裏板部は曲げ抵抗が少な
く、水平見切部と水平突出部に大きな曲げ抵抗がかかる
ことに着目したものである。
いては、水平見切部と水平突出部を軟質プラスチック
で、水平裏板部及び縦板部を硬質プラスチックで形成し
ている。これは、同様に水平方向に折り曲げるのには縦
板部、及び切欠を有する水平裏板部は曲げ抵抗が少な
く、水平見切部と水平突出部に大きな曲げ抵抗がかかる
ことに着目したものである。
【０００８】水平裏板部の上面に両面テープを貼付して
おくと、施工に際して両面テープの保護紙をはがすこと
で直ちに天井下地に接着することができ、施工能率が著
しく向上する。
おくと、施工に際して両面テープの保護紙をはがすこと
で直ちに天井下地に接着することができ、施工能率が著
しく向上する。
【０００９】
【実施例】以下実施例を表した図面を参照しつつ、本発
明を詳細に説明する。図１は実施例の天井見切縁１の斜
視図、図２は使用状態の断面図である。天井見切縁１
は、図１に示すごとく、水平見切部２、水平裏板部３及
びこれらを連結する縦板部４により略コ字状の側面形状
を有するごとく形成されている。裏板部３には四角形状
の切欠部５を設けて曲げやすくしてある。
明を詳細に説明する。図１は実施例の天井見切縁１の斜
視図、図２は使用状態の断面図である。天井見切縁１
は、図１に示すごとく、水平見切部２、水平裏板部３及
びこれらを連結する縦板部４により略コ字状の側面形状
を有するごとく形成されている。裏板部３には四角形状
の切欠部５を設けて曲げやすくしてある。
【００１０】水平裏板部３及び縦板部４は硬度１００度
の塩化ビニル製、水平見切部２は硬度８０度の塩化ビニ
ル製で、相対的に水平裏板部３及び縦板部４は硬質、水
平見切部２は軟質となっている。本実施例の製造方法
は、硬質部分と軟質部分を別々に注入し押し出し成形と
同時に一体化するものである。しかし、もちろん製造方
法はこれに限るものではない。
の塩化ビニル製、水平見切部２は硬度８０度の塩化ビニ
ル製で、相対的に水平裏板部３及び縦板部４は硬質、水
平見切部２は軟質となっている。本実施例の製造方法
は、硬質部分と軟質部分を別々に注入し押し出し成形と
同時に一体化するものである。しかし、もちろん製造方
法はこれに限るものではない。
【００１１】水平裏板部３の上面には保護紙付きの両面
テープ６が貼付してある。施工に際しては、両面テープ
６の保護紙をはがし、図２に示すごとく壁８に沿って天
井下地７に貼り付け、天井板９を差し込む。壁は平面は
もちろん、凸曲面や凹曲面でもよい。天井見切縁１は自
由に折り曲げることができるので、天井下地に貼り付け
る際に壁の曲率に合わせて現場で曲げながら施工でき
る。
テープ６が貼付してある。施工に際しては、両面テープ
６の保護紙をはがし、図２に示すごとく壁８に沿って天
井下地７に貼り付け、天井板９を差し込む。壁は平面は
もちろん、凸曲面や凹曲面でもよい。天井見切縁１は自
由に折り曲げることができるので、天井下地に貼り付け
る際に壁の曲率に合わせて現場で曲げながら施工でき
る。
【００１２】本実施例の水平裏板部の切欠部５は四角形
であるが、切欠部の形状はこれに限るものでなく、種々
の形状とすることができる。
であるが、切欠部の形状はこれに限るものでなく、種々
の形状とすることができる。
【００１３】図３は、他の実施例の天井見切縁１１の斜
視図、図４は天井見切縁１１の使用状態の断面図であ
る。図４に示すように、天井と壁の取り合いに目地２１
を形成したい場合は側面形状が逆ユ字状の天井見切縁が
用いられる。天井見切縁１１は、図３に示すごとく、水
平見切部１２、水平裏板部１３、水平突出部１７及びこ
れらを連結する縦板部１４により略逆ユ字状の側面形状
を有するごとく形成されている。裏板部１３には四角形
状の切欠部１５を設けて曲げやすくしてある。
視図、図４は天井見切縁１１の使用状態の断面図であ
る。図４に示すように、天井と壁の取り合いに目地２１
を形成したい場合は側面形状が逆ユ字状の天井見切縁が
用いられる。天井見切縁１１は、図３に示すごとく、水
平見切部１２、水平裏板部１３、水平突出部１７及びこ
れらを連結する縦板部１４により略逆ユ字状の側面形状
を有するごとく形成されている。裏板部１３には四角形
状の切欠部１５を設けて曲げやすくしてある。
【００１４】水平裏板部１３及び縦板部１４は硬度１０
０度の塩化ビニル製、水平見切部１２及び水平突出部１
７は硬度８０度の塩化ビニル製で、相対的に水平裏板部
１３及び縦板部１４は硬質、水平見切部１２及び水平突
出部１７は軟質となっている。本実施例の製造方法は、
前述の天井見切縁１と同様の押し出し成形である。
０度の塩化ビニル製、水平見切部１２及び水平突出部１
７は硬度８０度の塩化ビニル製で、相対的に水平裏板部
１３及び縦板部１４は硬質、水平見切部１２及び水平突
出部１７は軟質となっている。本実施例の製造方法は、
前述の天井見切縁１と同様の押し出し成形である。
【００１５】水平裏板部１３の上面には保護紙付きの両
面テープ１６が貼付してある。施工に際しては、両面テ
ープ１６の保護紙をはがし、図４に示すごとく壁１９に
沿って天井下地１８に貼り付け、天井板２０を差し込
む。
面テープ１６が貼付してある。施工に際しては、両面テ
ープ１６の保護紙をはがし、図４に示すごとく壁１９に
沿って天井下地１８に貼り付け、天井板２０を差し込
む。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、折り曲げ自在の天井見切縁に
硬度の異なる材料を併用することで、水平方向には曲げ
やすく、かつ、縦方向と捻じれの変形防止に成功したも
のであり、施工に際して捻じれなどの変形を矯正する作
業が不要となる。また、もちろんこれにより水平裏板部
自体の変形も防止され、天井下地への接着作業の能率が
向上する。
硬度の異なる材料を併用することで、水平方向には曲げ
やすく、かつ、縦方向と捻じれの変形防止に成功したも
のであり、施工に際して捻じれなどの変形を矯正する作
業が不要となる。また、もちろんこれにより水平裏板部
自体の変形も防止され、天井下地への接着作業の能率が
向上する。
【図１】実施例の天井見切縁１の斜視図である。
【図２】天井見切縁１の使用状態の断面図である。
【図３】天井見切縁１１の斜視図である。
【図４】天井見切縁１１の使用状態の断面図である。
１ 天井見切縁 ２ 水平見切部 ３ 水平裏板部 ４ 縦板部 ５ 切欠部 ６ 両面テープ ７ 天井下地 ８ 壁 ９ 天井板 １１ 天井見切縁 １２ 水平見切部 １３ 水平裏板部 １４ 縦板部 １５ 切欠部 １６ 両面テープ １７ 水平突出部 １８ 天井下地 １９ 壁 ２０ 天井板 ２１ 目地
Claims (3)
- 【請求項１】 下側の水平見切部、上側の水平裏板部及
びこれらを連結する縦板部により略コ字状の側面形状を
有し、水平裏板部に切欠部を設け折れ曲がり自在に形成
された天井見切縁において、水平見切部を軟質プラスチ
ックで、水平裏板部及び縦板部を硬質プラスチックで形
成したことを特徴とする天井見切縁 - 【請求項２】 下側の水平見切部、上側の水平裏板部、
水平裏板部の反対側に突出する上側の水平突出部及びこ
れらを連結する縦板部により略逆ユ字状の側面形状を有
し、水平裏板部に切欠部を設け折れ曲がり自在に形成さ
れた天井見切縁において、水平見切部及び水平突出部を
軟質プラスチックで、水平裏板部及び縦板部を硬質プラ
スチックで形成したことを特徴とする天井見切縁 - 【請求項３】 水平裏板部の上面に両面テープを貼付し
た請求項１又は２の天井見切縁
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33755994A JP2893376B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 天井見切縁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33755994A JP2893376B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 天井見切縁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08184170A JPH08184170A (ja) | 1996-07-16 |
| JP2893376B2 true JP2893376B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18309787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33755994A Expired - Lifetime JP2893376B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 天井見切縁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2893376B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030087382A (ko) * | 2002-05-08 | 2003-11-14 | 김내윤 | 수도미터기 보호통용 보온재 착탈 뚜껑 |
| JP6795724B2 (ja) * | 2016-06-03 | 2020-12-02 | 大和ハウス工業株式会社 | 軒天見切部材及び軒天構造 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33755994A patent/JP2893376B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08184170A (ja) | 1996-07-16 |
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