JPH0493454A - 不燃板の目地部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は不燃板を交換可能に装着する縦、または横張り
目地部構造に関するものである。

〔従来の技術〕

この種、不燃板を連結する目地部構造には、■雄型部を
釘で直接に固定するか、実公昭５８−１８５１５号公報
のように特殊金具で抑え込む法、■不燃板の化粧面から
釘等を脳天打ちする法、■実開平１１３３９号公報のよ
うに連結部材とパッキング材とコーキング材とから構成
した目地部構造、等がある。

〔発明が解決しようとする課Ｂ］ しかしながら、この種目地部構造には下記するような諸
点において欠点があった。すなわち、■の場合は不燃板
は耐衝撃性に弱く、ハンマ等で打設する際に破壊するこ
とが多々あった。また、■では０以上に打設による破壊
が多く、しかも打設には慎重となるため非能率的となり
、その上打痕により美観を損ねる等の不利があった。さ
らに、■では連結部にパッキング材とコーキング材が必
要で、かつ化粧面にコーキング材が露出する欠点があっ
た。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、不燃板の両側
壁に深さの異なる嵌挿溝を変形Ｈ型断面の取付具に嵌挿
すると共に、目地部表面側に防水パッキング材を介在さ
せ、不燃板側壁と取付具間に不燃板着脱用のクッション
材を介在させ、しかも不燃板と取付具間に遊び防止と弾
力支持のための弾力付加体を介在させて、万一の破壊に
おいても容易に交換でき、しかも防水性、支持力にすぐ
れ、地震等に対しても対応できる弾力挟持構造とした不
燃板の目地部構造を提案するものである。

（実施例） 以下に図面を用いて本発明に係る不燃板の目地部構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、第１図は
本発明の代表的な一例を示す断面図であり、１は下地、
又は不燃板、主は取付具で短尺、長尺のいずれかからな
り、２０はクッション材、２１は弾力付加体、２２はバ
ンキング材、２４は目地部、２５は釘、ボルト、ネジ等
の締結具である。

さらに詳説すると、不燃板又は例えば第２図に示すよう
に窯業系、セラミンク系（焼成物も含む）の材質からな
り、これを押出、またはプレスによって密実体、中空体
のいずれかに形成し、かつその両側壁４．５に取付興産
と連結する嵌挿溝６．７を設けた形状としたものである
。すなわち、不燃板主は化粧面３とその相対する長手方
向の両側壁４．５に形成した嵌挿溝６．７を押出時、も
しくは刻設により設けた断面とし、上方突起５ａ、５ｃ
、下方突起５ｂ、５ｄを形成したものである。取付具主
は例えば第３図に示すように一部材、あるいは後記する
２部材のいずれかからなり、押出成形、プレス、ロール
成形等の１種から断面を変形Ｈ型に形成したものである
。すなわち、取付具旦は上方水平片９と垂直片１３と下
方水平片Ｉ４とから形成し、上方水平片９は上方保合片
１０と下方係合片１１と突条１２とからなり、垂直片１
３は下方突起５ｂ、５ｄより大きい寸法とし、下方水平
片１４は上方固定片１５と下方固定片１６と突条１７．
１８と貫通孔１９とから構成したものである。なお、上
、下方係合片１０．１１の寸法をＬ！＋　、Ｉ！ｚ　、
上、下方固定片１４．１５の寸法をＥｓ　、（１４、上
、下水平片９．１４間の寸法をｈ＋、突条１２．１７．
１８の高さをΔｈ１、Δｈｇ、不燃板又の下方突起５ｂ
、５ｄの厚さをｔ＋、ｔｇ、第１図に示すように装着し
た状態の寸法をＷＩ、ＷｌＩ、Ｗｓ　、ＷＩ　とすると
ｌｘ　＞Ｌ　、ｆｓ　＞ｉｔ　＋ｉ。

−以上、Ｑ＊　＞ｌｚ　＋１０ｍｍ以上、ｈ＋　＞ｔ＋
　、ｈ＋＞ｔｇ　、　ＷＩ　＜Ｗｚ　、ＷＩ　＜Ｗ３、
ＷＩ　＞”＃＋、Δｌ’ｌ＋、Δｈ２＝１〜５ＩＩＩ１
１位とし、板厚は０．３〜２ｍｍ位である。クッション
材２０は例えば第４図に示すようにプラスチックフオー
ム、ゴム製、もしくはこれらの中空体からなり、第１図
に示すように不燃板２と取付具−β−の垂直片１３間の
空隙を充填し、断熱性と空隙充填材と不燃板又装着時の
弾性付与材として機能する。なお、寸法は不燃板２の下
方突起５ｂから取付具主の垂直片１３までの寸法Ｗ３に
近似しているか、これより弾性付加分だけ大きい寸法と
する。弾力付加体２１は第５図に示すように上、下方固
定片１５．１６と不燃Ｆｉ２間の空隙、寸法誤差を調整
し、確実に不燃板主をガタなく保護するものであり、鋼
板、プラスチック板等からなり、これを第１図に示すご
とく不燃板ｌと下方固定片１６間に挿入するものである
。また、パッキング材２２は第１図に示すように第６図
に示すようなバンキング材２２を目地部２４に挿入する
ものであり、弾力性と防水性とを具備する。なお、図で
は表層に耐候性のあるフッソ樹脂、強化ビニール等のフ
ィルム、もしくは塗膜等２３を一体に形成した場合を示
す。

次に施工順序について簡単に説明すると、下地１は所定
ピッチ、例えば４５０〜１５００ａｎ位で配設した柱、
間柱からなり、これに図示しないスタータを水平に固定
し、かつ第１段目の不燃！２の側壁４の嵌挿溝６を嵌挿
できる位置にクッション材２０、弾力付加体２１付の取
付具−β−をスクリュ御名ジよりなる締結具２５で水平
に固定する。そこで、第１段目の不燃択一？−を第１図
に示す矢印イのように上方へ挿入し、次に矢印口のよう
に下方に下げて装着するものである。この工程を繰り返
すことにより壁を形成した後は目地部２４にパッキング
材２２を挿入し、壁が完成するものである。

以上説明したのは、本発明の一実施例にすぎず、不燃板
−？−は第７図（ａ）〜（ｊ）に示す断面に形成したり
することができる。また、取付興産は第８図（ａ）〜同
に示す断面に形成することができる。なお、（ａ）図は
２部材で、かつ中央をリベット、ネジ等で一体化した構
造、（′ｂ）図は突条１２を下方に膨出させた形状に形
成した場合、（Ｃ）図は２部材での嵌合構造、（ｄ）図
は一部材を形成し、それに爪突起９ａを上方水平片９と
したものである。さらに、第９図（ａ）、（ｂ）はクッ
ション材２０のその他の実施例で、（ａ）図は中空体、
（ｂ）図は楕円形の断面とした場合である。また、第１
０図（ａ）、（′ｂ）はパッキング材２２のその他の実
施例である。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明に係る不燃板の目地部構造によ
れば、■不燃板を取付具をガイドとするため着脱が容易
で、かつ離脱がない。■不燃板の装着に釘等の打設が不
要となり、打設時の破損がない。■目地部の防水性、耐
候性、断熱性が強化される。■目地部が壁外観のアクセ
ントとなり、意匠性にすぐれる。等の特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る不燃板の目地部構造の一実施例を
示す斜視図、第２図は不燃板の一例を示す斜視図、第３
図は取付具の一例を示す斜視図、第４図はクッション材
の一例を示す斜視図、第５図は弾力付加体の一例を示す
斜視図、第６図はパッキング材の一例を示す斜視図、第
７図（ａ）〜（ｊ）〜第１０図（ａ）、（ｂ）はその他
の実施例を示す説明図である。 １・・・下地、２・−−不燃板、６．７・・・嵌挿溝、
工・・・取付具、２０・・・クッション材、２１・・・
弾力付加体、２４・・・目地部。 第１図 第乙囚 第 図 第 図 （α） （ｂ） （〆 ロロロロロロ 第 図 第 ワ 図 （）〕 Ｃも１ （＃） 第 図 （α） 第 図 （Ｑ 第 図 （へ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下地材上に断面をほぼ変形Ｈ型とした取付具を固
   定し、該取付具の上方水平片に不燃板両側壁に設けた不
   燃板を交換可能にする寸法に形成した嵌挿溝を嵌挿し、
   該不燃板の一側壁と取付具の垂直片間にクッション材を
   介在させ、かつ前記不燃板の裏面と取付具の固定片間に
   弾力付加体を設けると共に、前記不燃板間の目地部にパ
   ッキング材を嵌挿せしめてなり、また、前記取付具の上
   方水平片の一方を他方より短尺に形成し、かつ上方水平
   片の短尺よりクッション材の縮み幅を大きい寸法に形成
   したことを特徴とする不燃板の目地部構造。