JP6388354B1 - ドア用装飾具 - Google Patents

ドア用装飾具

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Abstract

【課題】ビスや釘などの固定材でドアに穴明け固定することなく、ドアの任意の箇所に固定することができ、また、樹脂製装飾具でありながら、装飾片の先側などが反り変形して上方に捲れ上がるなどの形状変化を抑制し、長期間体裁を保つことができるものを提供する。【解決手段】直線状にカットされた基端部と先尖り状の先端部1Tを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された、最小厚さ2mm以上の装飾片と、装飾片の外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片の背面に定着形成された粘着剤層とからなる。装飾片はランダムに複数形成された多角形のカット面を表面に有すると共に表面全体に金属調の塗装が施され、先端部1Tが裏側に湾曲するよう曲げ形成される。【選択図】図9

Description

本発明は、室内用または屋外用のドアに張り付けて使用するドア用装飾具に関する。
ドアに貼り付けするシート状の装飾具として、従来、自動車のドアの内側用のプラスチックシートや、ガラスや家具の飾り付けを目的とする装飾シートないし装飾シールが開示される。
特開平2−034447号公報 実開平1−067290号公報
しかしながら、ある程度厚みを有した金属体をドア端辺に固定しようとすると、その重量を支えるために、ビスや釘などの固定材でドアに穴明け固定する必要がある。穴明け固定はドアの表面欠損になるだけでなく、消防法上の制限を受けるため、任意の箇所に固定することができない。また、前記従来の装飾シートはドア表面に固定して金属調の風合いをなす目的のものではないため、仮に、従来の装飾シートを樹脂製装飾具にしようとすると、金属調に見せるため厚みを確保することから装飾片の先側などが反り変形して上方に捲れ上がるなど、長期間体裁を保つことが困難であった。
そこで本発明は、ビスや釘などの固定材でドアに穴明け固定することなく、ドアの任意の箇所に固定することができ、また、樹脂製装飾具でありながら、装飾片の先側などが反り変形して上方に捲れ上がるなどの形状変化を抑制し、長期間体裁を保つことができるものを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく本発明では以下〔1〕〜の手段を講じている。
〔1〕 すなわち、本発明のドア用装飾具は、直線状にカットされた基端部1Eと先尖り状の先端部1Tとを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された、最小厚さ2mm以上の装飾片1と、
装飾片1の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片1の背面に定着形成された粘着剤層2とからなるドア用装飾具であって、
装飾片1は弾性樹脂材又はゴム製材を主剤(成分比率の内も比率の高い40重量比の成分を言う)とし、表面全体に金属調の塗装が施されてなり、先端部1Tが湾曲して裏側に曲がる湾曲状に曲げ形成され、
粘着剤層2は基端部1Eから先端部1Tの曲げ形成端を除く長手方向全体に、装飾片1よりも僅かに小さい幅の平坦な接着面を有することを特徴とする。
このようなものであれば、ドアにビスや釘などを打つことなく、金属調の装飾具をドア端辺に沿ってドア表面に固定することができ、また、装飾片1の先側が反り変形して上方に捲れ上がるのを抑制することができ、非金属製の装飾具でありながら、体裁を保つことができる。
〔2〕前記記載のドア用装飾具において、粘着剤層2は、基端部1Eを除いた、装飾片1の外形状に沿う周縁部が、平面視内部よりも100μm以上1000μm以下の肉厚差で部分的に薄厚に成形されてなることが好ましい。
このようなものであれば、装飾片1ないし粘着剤層2が温度変化によって収縮変形した場合でも、両側部ないし先部における粘着剤層2の周縁部がその内部よりも小さい伸縮量となるため、装飾片1の先側が反り変形して上方に捲れ上がるのを抑制することができる。これにより、非金属製の装飾具でありながら、体裁を保つことができる。
〔3〕前記いずれか記載のドア用装飾具は、
直線状にカットされた基端部1Eと先尖り状の先端部1Tとを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された装飾片1と、
装飾片1の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片1の背面に定着形成された粘着剤層2とからなるドア用装飾具であって、
装飾片1の基端部1Eには、略V字断面からなる複数の縦切り込み部311,312,323が、両側部の一箇所又は複数個所から基端部1の左右の複数個所それぞれに亘って横断形成され、
装飾片1は、これら切込み部311,312、313のいずれかに沿って引裂分離又は切断可能であり、
前記複数の切込み部の間隔は、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応する3.0〜12.5mmの間隔差に設定されることを特徴とすることが好ましい。
このようなものであれば、ドアヒンジの露出部近傍のドア端辺を基端部として固定されることで、ドアヒンジと一体化した金属調の装飾片の体裁をなすことができる。
〔4〕前記いずれか記載のドア用装飾具は、
装飾片1及び粘着剤層2の長手方向の一部には、略V字断面からなる切り込み部5が、基端部と平行な直線状で基端部の幅方向に亘って横断形成され、
装飾片1は、この横切込み部5に沿って引裂分離又は切断可能であり、
前記切込み部の端部幅は、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応して設定されることを特徴とすることが好ましい。
このようなものであれば、ドアヒンジの露出部近傍のドア端辺を基端部として固定されることで、ドアヒンジと一体化した金属調の装飾片の体裁をなすことができる。
本発明の実施例1のドア用装飾具の平面図。 実施例1のドア用装飾具の正面図。 実施例1のドア用装飾具の底面図。 実施例1のドア用装飾具の右側面図。 図4のB−B拡大図 図1のA−A部の部分拡大平面図。 図6のC−C部の部分拡大断面図。 図6のD−D部の部分拡大断面図。 実施例1のドア用装飾具の第1の使用状態例の状態図。 実施例1のドア用装飾具の第2使用状態例の状態図。 本発明の実施例2のドア用装飾具の平面図。 本発明の実施例3のドア用装飾具の平面図(a)、底面図(b)、右側面図(c)。 本発明の実施例4のドア用装飾具の平面図。 図13のE−E部の断面図。 図14のF−F部の部分拡大断面図。
以下本発明を実施するための形態例について、実施例1〜4として示す図面とともに説明する。
本発明のドア用装飾具は、開き戸のドア、又は引き戸のドアのどちらも対象とし、表側または裏側のドア面に接着固定される。玄関ドアや通用口のドアのように外装ドアでもよく、部屋内のドア、屋内の廊下に面したドアなどのように内装ドアでもよい。また、フェンスの扉、通用門の扉など家屋以外の扉に使用してもよい。
ドア用装飾具の基本構成として、
直線状にカットされた基端部1Eと先尖り状の先端部1Tとを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された、最小厚さ2mm以上の装飾片1と、
装飾片1の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片1の背面に定着形成された粘着剤層2とからなる。
(装飾片1)
装飾片1は鉄を除く、樹脂を主剤とした素材からなる。具体的には例えば、弾性樹脂材又はゴム製材を主剤とし、表面全体に金属調の塗装が施されてなり、先端部1Tが湾曲して裏側に曲がる湾曲状に曲げ形成される。但し「主剤」とは成分比率の内も比率の高い、対全重量比40%以上の成分を言う。
装飾片1の基端部1Eは直線状のカットの両側部には、略V字断面からなる複数の縦切り込み部311,312,323が、両側部の一箇所又は複数個所から基端部1の左右の複数個所それぞれに亘って横断形成される。
また装飾片1は、これら縦切込み部311,312、313のいずれかに沿って引裂分離又は切断可能である。前記複数の縦切込み部の間隔は、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応する3.0mm〜12.5mmの範囲内の間隔差に設定される。
(粘着剤層2)
粘着剤層2は基端部1Eから先端部1Tの曲げ形成端を除く長手方向全体に、装飾片1よりも僅かに小さい幅の平坦な接着面を有する。粘着剤層2は、装飾片1の裏面であって、基端部1E以外の外周縁よりも平面視にて僅かに内側の範囲に定着形成される。特に装飾片1の先端部1Tでは、先端距離1TWを隔てた頂部1TEよりも内側の位置を、粘着剤層2の先端部とする。但し、装飾片1の基端部1Eでは粘着剤層2の端部が一回り内側ではなく装飾片1と同じ位置に設定されており、装飾片1の基端部1Eと粘着剤層2の当該部分の基端部とは平面視の位置が共通している。
実施例1のドア用装飾具は、主にヒンジを有する開き戸のドア面に貼り付けて使用する。
(装飾片1)
図1〜図10に示す実施例1の装飾片1は、所定幅の直線形状の基端部1Eから、先尖形状の先端部1Tへ向かって、一方向(例えば図1の左側方)の長手方向に全長11Lで伸びた、横長方向に取り付ける外形からなる(図1、図2)。この外形は、基端部1Eの底辺と、先端部1Tの頂点と、を有して、基端部1Eから先端部1Tに向かって徐々に細幅となる略二等辺三角形を基本形状部100とする。ドア面の側辺に沿って取り付けたとき、基本形状部100は側方を長手方向として横方向へ伸長する。
この基本形状部100の略二等辺三角形の側辺及び頂点の各箇所に、湾曲した外形縁からなると共に表面側へ隆起した隆起部11S,12S,13S,14Sが付加形成される(図1、図2)。隆起部は具体的には、先端部1Tを略「スペード」形状にした第一隆起部11Sと、長手方向の頂点寄りの途中位置における両側辺から外側方へそれぞれ張り出した、左右一対の略「勾玉」形状の第二隆起部12Sと、長手方向の基端部寄りの途中位置の両側辺から外側方へそれぞれ張り出した、第二隆起部12Sよりも大きい、左右一対の略「勾玉」形状の第三隆起部13Sと、基端部1Eの両側部に設けられた片側山形形状の第四隆起部14Sと、からなる。
装飾片1の表側には、表面全体にランダムな角度及び大きさの平面カット面からなる凹凸部が形成され、金属粉を含む樹脂或いはアルミニウム等の軽金属からなる。基端部に近接して貼り付けられるヒンジと同じ色調の金属色の顔料を含む樹脂であるか、或いは、前記ヒンジと同じ金属粉を含む樹脂であることで、ヒンジと一体的に飾り蝶番の体裁をなす。アイアン調のヒンジの場合、鉄分またはアルミニウム分を含む樹脂で形成し、かつ表面全体に錆風の塗装を施すことで、疑似アイアンの装飾片1となる。
(横切込み部5)
装飾片1の裏側には、装飾片1の基端部をカットないし屈曲させるための横切込み部5が、基端部1Eと平行すなわち幅方向に亘って直線状に横断形成される(図2、図3)。この横切込み部5は先端部1Tから分断長12Lだけ離れた位置にあり、側面視(側断面視)にて倒立V字形状、すなわち対称山形形状のカット面で構成される(図2)。この横切込み部5の最深部(V字の頂部)に沿って、装飾片1Tを引裂分離又は切断することができる。横切込み部5に沿って装飾片1Tを引裂分離又は切断したとき、元の全長よりも短い分断長12Lとなる。例えば、貼り付け対象のドア面Dの大きさ、或いは貼り付け箇所に近接するヒンジの大きさないし形状に応じて、装飾片1を分断後全長12Lの形状に引裂分離又は切断することができる(図10)。あるいは、横切込み部5に沿って、ドア面Dへの貼り付け時に装飾片1を屈曲させ、ドア面Dの歪みに対応して粘着剤層2を密着させることができる。
(カット面の形状)
横切込み部5のカット面の断面(端面)形状は、図2に示すような対称の倒立V字形状からなる。これは、横切込み部でカットしたときに基端面となるカット面が断面視にて垂直方向に近い方向を向き、平面視にて近接するヒンジに沿うことでヒンジとの一体感を持った体裁をなすためである。なお、他の形態として、互いに対水平傾斜角が異なる2辺を有した非対称の倒立V字形状からなるものとしてもよい。この場合は、カッターやハサミなどの切断器の挿入代を確保することができ、かつ、カット開始部(カット面のV字形状の溝奥部)から大きく外側へ張り出さないよう、カット方向を垂直寄りの斜め方向へ誘導しやすいものとなる。横切込み部5でカットして基部側装飾片1Bを破棄することで、装飾片1は長手方向に分断長12Lの長さを持つ先側装飾片1Aとなる(図3)。
(縦切込み部311,312,323)
装飾片1の裏側にはまた、装飾片1の両側部をカットないし屈曲させるための、左右一対又は左右複数対の縦切り込み部311,312,323/411,412,423が、基端部1Eと交差する方向すなわち長手方向に亘って、直線状に横断形成される(図2、図3)。この切込み部311,312,323/411,412,423は、側面視(側断面視)にて倒立V字形状すなわち対称山形形状からなり、基端部1Eの左右に形成された片側山形形状の第四隆起部14Sの側端から所定の間隔ずつ離れた位置、並びに、横切込み部5の左右端近傍の先端寄りに形成された片側山形形状片の側端から所定の間隔ずつ離れた位置に、いずれも長手方向と同じ方向にて並行形成される。各縦切込み部311,312,323/411,412,423の最深部(V字の頂部)に沿って、装飾片1Tを引裂分離又は切断することができる。対称位置にある一対の縦切込み部311,312,323/411,412,423に沿って装飾片1Tを引裂分離又は切断したとき、元の基端幅10Wよりも短い分断幅11W/12W/13Wとなる。例えば、貼り付け対象のドア面Dの大きさ、或いは貼り付け箇所に近接するヒンジ幅HW(但し「ヒンジ幅」とは、図9に符号HWで示すような、ヒンジの縦方向の長さを言う。)に応じて縦切込み部に沿って両端をそれぞれ分断することで、装飾片1の基端部1E或いは横切込み部5にてカットした後のカット端部の幅を、分断後の幅に調整することができる(図10)。あるいは、各縦切込み部に沿って、ドア面Dへの貼り付け時に装飾片1を屈曲させ、ドア面Dの歪みに対応して粘着剤層2を密着させることができる。
実施例1では、基端部1Eないしカット端部の各片側に、第一縦切り込み部311,第二縦切り込み部312,第三縦切り込み部323が、隣り合う順に、3.0〜12.5mmの範囲内の所定の間隔を開けて等間隔に形成される。この間隔設定により、一対の第一縦切り込み部311,一対の第二縦切り込み部312,一対の第三縦切り込み部323のいずれかの対を選択してカットすることで、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応させた所定幅の対称形状の基端部を成形することができる。或いは、片側一方の第一縦切り込み部311と片側他方の第二縦切り込み部312,片側一方の第一縦切り込み部311と片側他方の第三縦切り込み部323のように、一方と他方とで異なる位置(異なる長さ)の縦切込み部311/312/313を組み合わせて選択してカットするか、もしくは片側一方のみのいずれかの縦切込み部311/312/313のみをカットすることで、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応させた所定幅の非対称形状の基端部を成形することができる。
(形成間隔差)
また、隣り合う縦切込み部の形成間隔差は、3.0〜12.5mmの範囲内の間隔差、さらに好ましくは、6.0〜7.5mmの範囲内の間隔差、例えば6.0mm又は6.6mm又は7.5mmのいずれかの間隔差に設定される。これは、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長HWの多くが、2.5インチ(約64mm)、3.0インチ(約76mm)、3.5インチ(約89mm)、4.0インチ(約102mm)、5.0インチ(約127mm)のいずれかに寸法設定されており、寸法設定すなわちインチサイズの違いによって、12mm、13mm、25mmのいずれかの寸法差が生じることに基づく。12mm、13mm、25mmの各寸法差を半分にした6.0mm、7.7mm、12.5mmのいずれか、或いは前記各寸法差を四分の一にした3.0mm、3.75mm、6.25mmのいずれか、を間隔差に設定することで、前記ヒンジ長HWの寸法設定の差に応じたサイズ調整が可能となる。
(カット面の形状)
縦切込み部のカット面の断面(端面)形状は、図4に示すような非対称の倒立V字形状からなる。特に、倒立V字形状の2辺は互いに対水平傾斜角が異なっており、幅方向中央側の辺が、幅方向外側の辺のよりも大きい対水平傾斜角で、すなわち、より直立に近い角度で傾斜設定される。これは、縦切込み部311/312/313でカットしたときにその側面のカット面(図5のCL1/CL2/CL3)や粘着剤層2が(平面視にて)表側に露出せず、かつ、近接するヒンジHのヒンジ端よりも大きく外側へ張り出さないようにするためである。カット面を対称の倒立V字形状からなるものとすると、縦切込み部のカット方向が断面視にて垂直方向よりも内側へ傾く恐れがあるところ、カット面を幅方向外方へより大きく開いた非対称の倒立V字形状からなるものとすることで、カッターやハサミなどの切断器の挿入代を確保することができ、かつ、カット開始部であるカット面のV字形状の溝奥部311T/312T/313Tから大きく外側へ張り出さないよう、カット方向を垂直寄りの斜め方向へ誘導しやすいものとなる。
(側部形状)
装飾片1の側部は傾斜面11T/141Sで形成され、下部が外側へ僅かに張り出すように成形される(図5、図8)。これは、側面のカット面(図5のCL1/CL2/CL3)や粘着剤層2が(平面視にて)表側に露出せず、かつ、近接するヒンジHのヒンジ端よりも大きく外側へ張り出さないようにするためである。またこのような下部の傾斜面11T/141Sを形成することで、傾斜面11T/141Sの上端が鋭角部で形成される。これにより、平面視にて、金属調の装飾片1のカット端部が金属風の外形のカット部であるように演出することができる。
(先端部1T)
装飾片1の先端部1Tは平面視及び正面方向断面視にて、先尖り状、すなわち、先側に行く程細くなる形状からなると共に、側面視ないし側断面視にて、湾曲して裏側に曲がる湾曲状に反り変形した形状に成形される(図1、図6、図7)。断面視にて、先端部1Tの頂部1TEは粘着剤層2の下面位置2Lよりも下方に位置すると共に、粘着剤層2の上端縁2AEよりもさらに先端距離1TWを開けた先側に位置する(図7)。
(窪み穴)
第一隆起部11Sの中央部、第二隆起部12Sの張り出し先端よりも基部側の途中位置、第三隆起部13Sの張り出し先端よりも基部側の位置、並びに、基端部1Eの端辺近傍であって基端幅方向に離間した複数位置には、隆起部上面を窪ませた窪み穴(61,62,63,64)が形成される(図1、図8等)。これら窪み穴(61,62,63,64)は湾曲凹状の部分球面からなる(図8)。窪み穴は鋲穴の風体の装飾穴からなるが、実際にこの窪み穴に鋲を打ち込んで取り付け対称の扉に固定することもできる。
(粘着剤層2)
粘着剤層2は、装飾片1の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片1の背面に定着形成される。基端部1Eから先端部1Tの曲げ形成端を除く長手方向全体に、装飾片1よりも僅かに小さい幅の平坦な接着面を有する。粘着剤層2の材質は限定するものではないが、例えばアクリル系共重合体を主剤とする。基端部1Eを除いた、装飾片1の外形状に沿う周縁部が、平面視内部よりも100μm以上1000μm以下の肉厚差で部分的に薄厚に成形されてなる。
横切込み部を境として先側粘着剤層2Aと基部側粘着剤層2Bとに分断される。また、縦切込み部のカット面を境として、端部が第一側部粘着剤層21Bと第二側部粘着剤層22Bと第三側部粘着剤層23Bとに分断される(図5)。分断縁は底面に対して垂直であり、断面視にて互いに平行線をなす。また図8に示すように、先端部の粘着剤層2の最大幅2AWは、装飾片1の最大幅111Wよりも5%程小さい。
(使用例)
実施例1のドア用装飾具は、例えば図9、図10に示すように、主にヒンジを有する開き戸のドア面に貼り付けて使用する。具体的には、ドア側部のドア枠Fに露出するヒンジ付蝶番のドアヒンジHに近接した位置に貼り付けて使用する。このうち図9に示すドア用装飾具は、基端部の第二縦切込み部312で両側端部21Bをカットして取り除き、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のドアヒンジHのヒンジ幅HWに応じたカット基端幅12Wへとカット成形してなる。第二縦切込み部312で取り除いた後のカット側辺CL2は、ドアヒンジの両端と並走するように貼り付けられる。これにより、図9に示すように、ドア面Dに貼り付けたカット成形後のドア用装飾具が、ドア枠Fの前面に突出して露出するドアヒンジHと同調して、全長11Lの飾り片と一体化した飾りヒンジの体裁をなす。また、窪み穴61,62,63,64は飾りヒンジの飾り片をドア面Dに止める止め鋲の体裁をなす。
また図10に示すドア用装飾具は、横切込み部5で基端部側の半片を取り除くと共に、横切込み部5のカット辺の両側端部21Aを第二縦切込み部412でカットして取り除き、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のドアヒンジHのヒンジ幅HWに応じたカット基端幅14Wへとカット成形してなる。図10に示すように、取り付け対象のドア面Dが比較的小さい場合は、基端部の任意の縦切込み部と横切込み部それぞれで基端部ないし両側端部をカットして、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のドアヒンジのヒンジ幅ないしドアのサイズに応じた形状へとカット成形し、このカット成形後の形状でドア面Dに貼り付けて使用する。
図11に表面加工の異なる2通りの形態例として示す実施例2の装飾片1は、前記実施例1とほぼ同様の基本形状からなるが、実施例1と比べて外形状及び表面加工が異なるほか、窪み穴や縦切込み部は形成されない。
実施例2の装飾片1の外形は、実施例1と同様、所定幅の直線形状の基端部1Eから、先尖形状の先端部1Tへ向かって、一方向(例えば図1の左側方)の長手方向に全長11Lで伸びた横長の外形からなる(図11)。この外形は、両側縁を緩湾曲線として側方へ多段階に緩やかに膨らんだ基本形状部100、基本形状部の先端に形成された縦長広葉形状の先端部1T、並びに、基本形状部の側部に付加形成された第一隆起部11S、第二隆起部12S、及び第四隆起部14S、から構成される。
基本形状部100の側部には、先端側から基端側にかけて順に、第一隆起部、第二隆起部、第四隆起部が外方へ張出し形成される。実施例1の第三隆起部は形成されない。第一隆起部11Sは平面視(図11の面視)にて基端部側へ湾曲すると共に先尖形状に成形される。第二隆起部12Sは、先端側へ湾曲すると共に先端が円形に成形される。第四隆起部14Sは、基端部の両側部にて湾曲しながら外方へ張り出した先尖形状の略三角形形状の側方張り出し片からなる。但し、隆起部の厚さ方向の隆起量は基本形状部100と比べてごく僅かであり、各隆起部の傾斜面6Sの形成縁の上端が僅かに基本形状部よりも隆起する程度となっている。
また実施例2の装飾片1は、粗面からなる平坦な浅い窪み面を表面にランダムに形成すると共に、基端部を除く外形周縁の大部分に亘って、斜め外方を法線とする傾斜面6Sが形成される。また、装飾片1の構成樹脂を、ツヤのない暗色樹脂材としてさらに金属粉を混入させたものとしている。これらにより、アイアン調の金属風成型片の体裁をなす。
装飾片1の裏側には、装飾片1の基端部をカットないし屈曲させるための横切込み部5が、基端部1Eと平行に、すなわち幅方向(図示縦方向)に亘って直線状に横断形成される(図11の二点鎖線線)。図11の上側に示す実施例2の第一実施形態では、基端部1E付近に1本の横切込み部5が形成され、図11の下側に示す実施例2の第二実施形態では、基端部1Eと第二隆起部12Sとの間に4本の横切込み部51、52,53,54が並行に形成される。カット面の形状他、特記しない各形態及び使用方法等は実施例1と同様である。
図12(a)(b)(c)に一形態の平面図、底面図、右側面図をそれぞれ示す実施例3の装飾片1は、図示縦方向すなわち幅方向に長く、上下それぞれに先尖の隆起部1Sを有した、横方向を短手方向とする上下対称形状からなる(図12)。この装飾具は、取り付け対象のドア面の近傍側辺に沿って縦長方向に取り付けられる。装飾片1の表面全体には凹凸部が形成され、上下端は断面視にて部分円弧縁をなすように、徐々に薄く成形される(図12(c))。なお、(図12(c)の上下のハッチングは断面を表すものではなく、基端部1Eを除いた、装飾片1の上下方向の張出部分の外形を示ものである。
基本形状部100は、所定幅の直線形状の基端部1Eから、円弧形状部1Dへ向かって、一方向(例えば図12の左側方)の短手方向に全長11Lで伸びた、部分円弧形状体からなる。但し、前記部分円弧形状体とは、横向きの円弧形状体のうち中心付近が直線的にカットされた形状を言う。このカットされた直線縁部分が基端部1Eであり、基本形状部100は、この基端部1Eから一側方へ向かって幅広となるように成形された、扁平の幅広基部を有する。
この基本形状部100の上下各部、すなわち図12において左部分で縦に伸びる円弧形状部1Dの上下両端部付近に、湾曲した先尖外形縁からなると共に表面側へ隆起した隆起部1Sが付加形成される(図12)。隆起部1Sは具体的には、両側方へ湾曲縁をもって膨らむと共にその先側が先尖形状となった略「ダイヤ」形状からなる。また、隆起部1Sの外形略中央位置には、半球状の窪み部6が形成される(図12(c))。
装飾片1の底面であって、基本形状100の幅広基部の上下両側部には、幅広基部の上下各側縁から基端部1Eにかけて斜めに湾曲して伸長する、複数の縦切込み部311,312が横断形成される(図12(b))。この縦切込み部311,312は基本形状100の幅広基部のうち、基端部1E寄りの角部を円弧状に区切る断面略V字状の溝であり、前記角部寄りの比較的小さい範囲を略小型円弧状に仕切る第一縦切込み部311と、前記角部寄りであって第一縦切込み部311を含む比較的大きい範囲を略大型円弧状に仕切る第二縦切込み部312と、からなる2本ずつが、幅広基部の上下の側部それぞれに形成される。第一縦切込み部311と第二縦切込み部312とは互いに隣り合う切込み溝からなるところ、その形成間隔は、幅広基部の側縁から基端部1Eに向かうに連れて徐々に広くなるように設定される。すなわち、隣り合う第一縦切込み部311と第二縦切込み部312は、それぞれ一側端から他側端にかけて湾曲状に伸長して隣接する溝奥線を有するところ、幅広基部の側縁付近の一側端では互いに近接する一方、基端部付近の他側端では所定の形成間隔差にて離間する。この基端部1Eにおける形成間隔差は、3.0〜12.5mmの範囲内の間隔差、さらに好ましくは、6.0〜7.5mmの範囲内の間隔差、例えば6.0mm又は6.6mm又は7.5mmのいずれかの間隔差に設定される。第一、第二いずれかの縦切込み部で幅広基部の上下の角部(側端部)21,22をカットすることで、取り付けた対称のドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応させた所定幅の対称形状の基端部を成形することができる。
(粘着剤層2)
実施例3の粘着剤層2は、実施例1と同様、装飾片1の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片1の背面に定着形成される。基端部1Eから先端部1Tの曲げ形成端を除く長手方向全体に、装飾片1よりも僅かに小さい幅の平坦な接着面を有する。カット面の形状他、特記しない各形態及び使用方法等は実施例1と同様である。
(装飾片1)
実施例4のドア用装飾具は、図13、図14に示すように、主に引き戸に貼り付けて使用する。
図13〜15に示す実施例4の装飾片1は、所定幅の直線形状の基端部1Eから、先尖形状の先端部1Tへ向かって、一方向(例えば図13の右側方)の長手方向に全長11Lで伸びた、横長方向に取り付ける外形からなる(図13)。この外形は、基端部1Eから等幅に伸びた先に二等辺三角形状の先端部1Tが連なった、横倒台形形状の基本形状部100の上下両側部に、上下一対ずつ半円状の切込み部11D、12Dが形成された形状からなる。幅方向(図示縦方向)の中央位置には長手方向に沿って、半球凹状の三つの窪み穴61,62,63が形成される。図13にて基端部は頂部1TEとして図内左側に直線状に表れ、先端部1Tは図内右側に表れる。
図14は図13のE−E断面図(正面方向断面図)であり、図15は図14のF−F部の拡大図である。装飾片1の先端部1T及び基端部の頂部1TEは、正面方向断面視にて、先尖り状、すなわち、先側に行く程細くなる形状からなると共に、側面視ないし側断面視にて、湾曲して裏側に曲がる湾曲状に反り変形した形状に成形される(図14)。断面視にて、先端部1Tないし頂部1TEは粘着剤層2の下面位置2L上又はこれよりも下方に位置すると共に、粘着剤層2の上端縁2TEよりもさらに先端距離1TWを開けた先側に位置する(図15)。
また、装飾片1の窪み穴61,62,63は窪み形状の中央部上面631と中央部下面631が共に下方へ凹んでなり、この中央部下面631に対応して粘着剤層2が部分的に薄く層形成される。本実施例においては粘着剤層2の下面は平坦であり、縦切込み部ないし横切込み部は形成されていない。
本実施例のドア用装飾具を開き戸のドア面の側辺に沿って取り付けた取付け状態において、基本形状部100は側方を長手方向として横方向へ伸長する(図12、図13)。この取付け状態では先端部1Tないし頂部1TEが裏側へ薄くなりながら湾曲し、粘着剤層2の下面位置2Lすなわち貼り付け対象のドア面D上にその頂部1TEの先端が接してなる。このため、ドアの開き操作において装飾片1が開き戸の戸袋内に入っても、先端が引っ掛かることがない。経年により装飾片1が縮んだ場合や反り変形した場合でも、予め先端部1Tを先薄化と共に湾曲形成してなるため、平面方向(上方)へ張り出すことがない。
実施例4では、引き戸の開け閉めで引っかかりが懸念される部位をなくすため、両端に折り曲げ部を形成していない。また、引き戸への貼り付け強度の点から、長手方向途中の長さ調節カット部を設けていない。その他、特記しない各形態及び使用方法等は実施例1と同様である。
上述の実施例はいずれも、ドアや建具などに貼る擬似アイアンである。実施例1〜3のようにヒンジに近接させて固定することで、飾り蝶番の一部としての体裁をなすものでもよく、実施例4のように引き戸の表面の装飾具としてもよい。材質としては、アルミやアイアン合金の他、他の金属素材又はこれらの金属素材を含有する樹脂素材でも可能である。
このようなものであれば、ドアにビスや釘などを打つことなく、金属調の装飾具をドア端辺に沿ってドア表面に固定することができ、また、装飾片1の先側が反り変形して上方に捲れ上がるのを抑制することができ、非金属製の装飾具でありながら、体裁を保つことができる。
また、前記記載のドア用装飾具において、粘着剤層2は、基端部1Eを除いた、装飾片1の外形状に沿う周縁部が、平面視内部よりも100μm以上1000μm以下の肉厚差で部分的に薄厚に成形されてなる。これにより、装飾片1ないし粘着剤層2が温度変化によって収縮変形した場合でも、両側部ないし先部における粘着剤層2の周縁部がその内部よりも小さい伸縮量となるため、装飾片1の先側が反り変形して上方に捲れ上がるのを抑制することができる。これにより、非金属製の装飾具でありながら、体裁を保つことができる。
また、前記いずれか記載のドア用装飾具において、装飾片1の基端部1Eは直線状のカットの両側部には、略V字断面からなる複数の縦切り込み部311,312,323が、両側部の一箇所又は複数個所から基端部1の左右の複数個所それぞれに亘って横断形成され、装飾片1は、これら切込み部311,312、313のいずれかに沿って引裂分離又は切断可能とすることで、ドアヒンジの露出部近傍のドア端辺を基端部として任意の基端部の幅で固定される。例えばドアヒンジのヒンジ幅に合わせることで、ドアヒンジと一体化した金属調の装飾片の体裁をなすことができる。
また、前記いずれか記載のドア用装飾具は、装飾片1及び粘着剤層2の長手方向の一部には、略V字断面からなる切り込み部(横切込み部5)が、基端部と平行な直線状で幅方向(装飾片1の伸長形状の長手方向と交差する方向)に亘って横断形成され、装飾片1は、この横切込み部5に沿って引裂分離又は切断可能であり、前記切込み部の端部幅は、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応して設定されることで、ドアヒンジの露出部近傍のドア端辺を基端部として固定されることで、ドアヒンジと一体化した金属調の装飾片の体裁をなすことができる。
その他上述した実施例の各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜一部要素の抽出、他の構成の付加ないし一部構成の削除、各構成の形成数の増減、ないし、実施例の各構成の形状の採用、実施例間での各構成要素同士の組合せ、或いは公知の形状ないし公知の材料との組合せが可能である。
1 装飾片
1A 先側装飾片
1B 基部側装飾片
1T 先端部
1E 基端部
10W、11W、12W、13W 基端幅
11S,12S,13S,14S 隆起部
100 基本形状部
2 粘着剤層(アクリル系共重合体を主剤とするもの)
2A 先側粘着剤層
2B 基部側粘着剤層
311,312,313 幅方向カット部
411、412 幅方向カット部
5 長手方向カット部
61,62,63,64 窪み穴

Claims (4)

  1. 直線状にカットされた基端部と先尖り状の先端部とを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された、最小厚さ2mm以上の装飾片と、
    装飾片の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片の背面に定着形成された粘着剤層とからなるドア用装飾具であって、
    装飾片は弾性樹脂材又はゴム製材を主剤とし、表面全体に金属調の塗装が施されてなり、先端部が湾曲して裏側に曲がる湾曲状に曲げ形成され、
    粘着剤層は基端部から先端部の曲げ形成端を除く長手方向全体に、装飾片よりも小さい幅の平坦な接着面を有することを特徴とする、ドア用装飾具。
  2. 粘着剤層は、基端部を除いた、装飾片の外形状に沿う周縁部が、平面視内部よりも100μm以上1000μm以下の肉厚差で部分的に薄厚に成形されてなる、請求項1に記載のドア用装飾具。
  3. 直線状にカットされたカット辺からなる基端部と先尖り状の先端部とを長手方向の両端にそれぞれ有する外形状からなると共に、表面全体に凹凸部が形成された装飾片と、
    装飾片の前記外形状よりも一回り小さい接着形状からなり装飾片の背面に定着形成された粘着剤層とからなるドア用装飾具であって、
    装飾片の基端部両側部の一方及び他方にはそれぞれ、略V字断面からなる複数本ずつの切り込み部が、基端部の両側部近傍の一方及び他方の側辺における一箇所又は複数個所の位置から、装飾片の基端部と交差する長手方向に向かって、基端部の前記カット辺における当該一方及び他方の複数個所までを亘って、所定の間隔差で横断形成され、
    装飾片は、これら切込み部のいずれかに沿って引裂分離又は切断可能であり、
    前記両側部の一方に形成された切込み部同士の間隔差、及び、前記両側部の他方に形成された切込み部同士の間隔差は、それぞれ、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応する3.0〜12.5mmの間隔差に設定される、請求項1、2のいずれかに記載のドア用装飾具。
  4. 装飾片及び粘着剤層の長手方向の一部には、略V字断面からなる切り込み部が、基端部と平行な直線状で基端部の幅方向に亘って、所定の端部幅の横断長さで横断形成され、
    装飾片は、この横切込み部に沿って引裂分離又は切断可能であり、
    前記切込み部の端部幅は、ドア側部に露出するヒンジ付蝶番のヒンジ長以下の長さに対応して設定される、請求項1、2、3のいずれかに記載のドア用装飾具。
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