JP2882313B2 - 基板収納ケース - Google Patents
基板収納ケースInfo
- Publication number
- JP2882313B2 JP2882313B2 JP16464595A JP16464595A JP2882313B2 JP 2882313 B2 JP2882313 B2 JP 2882313B2 JP 16464595 A JP16464595 A JP 16464595A JP 16464595 A JP16464595 A JP 16464595A JP 2882313 B2 JP2882313 B2 JP 2882313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- case
- storage case
- holding
- upper case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
し、特に、ビリつき音を発生しないようにする基板収納
ケースに関する。
特開平第7−30265号公報に示すものが知られてい
る。図7及び図8は、同公報に開示された基板収納ケー
スを示しており、アッパケース1とロアケース2の内周
外縁部には支持突起3,4を形成してある。ロアケース
2に基板5を収容すると、同基板5は周縁にて支持突起
4上に載置され、アッパケース1をロアケース2に覆蓋
せしめると支持突起3が基板5の上面から突き当たり、
上記支持突起4との間で挟持する。
納ケースにおいては、次のような課題があった。車体か
ら伝わる振動によって基板5からビリつき音を発生しな
いようにしておくためには、支持突起3,4の弾性変形
あるいはアッパケース1とロアケース2とからなるケー
ス自体の弾性変形にて同基板5を適圧で挟持し続ける必
要がある。しかしながら、適度な硬度の樹脂を使用する
ことを前提とすれば支持突起3の弾性変形自体は殆ど期
待できないし、また、ケース自体の弾性変形においても
支持突起3,4はアッパケース1とロアケース2の周縁
の側壁に形成されているため側壁が伸縮して弾性変形し
なければならないので剛性感が高くなり、ケース嵌合の
作業性が悪化する。
にはケース自体が弾性変形するとともに支持突起3,4
は塑性変形を起こし、力がなくなったときにケースの方
は弾性復帰するものの支持突起3,4はつぶれたままと
なる。従って、基板5とケースとの間には隙間が生じ、
ビリつき音を発生させる原因となる。
中央に力が加わった場合には容易に内側に撓むことにな
り、背の高い実装品が配置されている場合には突き当た
って部品の破損あるいは半田のクラック発生という問題
も生じる虞があった。本発明は、上記課題にかんがみて
なされたもので、嵌合作業を容易にしつつビリつき音の
発生を防止し、さらには実装品の保護をも図ることが可
能な基板収納ケースの提供を目的とする。
に、請求項1にかかる発明は、アッパケースとロアケー
スからなり、同アッパケースとロアケースの内壁にて基
板を挟み込んで保持する基板収納ケースにおいて、ロア
ケース及びアッパケースの壁材における上記基板に対面
する略中央位置から基板に向けて押さえリブが突出さ
れ、両押さえリブは、アッパケースとロアケースとを基
板を収容せずに合体させたときに、基板の厚みよりも小
さい隙間を隔てて対面するように形成されており、アッ
パーケースとロアケースとを基板を収容して合体させた
ときに、両押さえリブの間が基板の厚みまで広げられ、
アッパケース及びロアケースの壁材の弾性反力によっ
て、両押さえリブが基板に押しつけられるようになって
いるところに特徴を有する。
に記載の基板収納ケースにおいて、上記押さえリブの先
端を略平坦とした構成としてある。さらに、請求項3に
かかる発明は、請求項1又は請求項2に記載の基板収納
ケースにおいて、上記押さえリブは、三本形成した構成
としてある。
1〜請求項3に記載の基板収納ケースにおいて、上記押
さえリブを突出する壁材を予め凹ませて形成した構成と
してある。
おいては、基板の厚みよりも小さい間隔を隔てて対面す
る両押さえリブの間に、基板を挟んでアッパケースとロ
アケースとを合体させると、両押さえリブの間が基板の
厚さまで広げられる。これにより、アッパケースの壁材
とロアケースの壁材とが弾性変形され、その弾性反力に
よって押さえリブを基板に押し付けることとなり、基板
は適圧で挟持される。
かる発明においては、押さえリブの先端は平面となって
いるので、押さえつけていても塑性変形しない。さら
に、上記のように構成した請求項3にかかる発明におい
ては、押さえリブが三点で支持するので、それぞれが確
実に基板に当接し、ビリつき音を発生させない。
かかる発明においては、上記押さえリブを突出する壁材
を予め凹ませて形成してあるので基板を収容したときに
平坦となり、膨らんでしまうことはない。
央から突出する押さえリブを基板に当接せしめることに
より、壁材全体の弾性を利用して基板に適圧を付与する
ことができ次のような効果を有する基板収納ケースを提
供することができる。
自体を撓ませることができ、嵌合作業性が向上する。壁
材の撓みで押さえリブを基板に当接させ続けるため基板
とケースとの間に隙間が生じず、いつまでもビリつき音
を発生させない安定したガタ防止効果を得ることができ
る。ここにおいて、特別なバネ構造を使用しないので、
構成を簡易にすることもできる。押さえリブが基板に対
面する内周面から突出して同基板に当接しているため、
外部から力が加わってもしんばり棒のように作用し、内
周面が基板に突き当たって破損させてしまうこともなく
なる。また、両面から押さえリブ同士で基板を挟持する
ため、当該基板収納ケースに外力がかかって変形しても
内部の基板自体は押さえリブで挟持されているだけであ
り、基板の変形を防止できる。基板の変形を防止すれば
半田付け部分に応力が集中するのも防止でき、信頼性を
向上させることができる。
さえリブの当接面が平面であるため、塑性変形を防止す
ることができる。なお、塑性変形を起こすような場合で
も、ケース自体の弾性変形量を大きくとれるため、塑性
変形分をカバーして基板を押さえ続けることができる。
三点支持の構成を取ることができ、常に支持点を当接さ
せてビリつき音の発生を防止できる。さらに、請求項4
にかかる発明によれば、壁材を膨張させて利用するが、
この膨張分だけ予め凹ませておくことにより、不格好と
ならないようにすることができるとともに、十分大きな
弾性変形量で基板を加圧挟持することができる。
明する。図1は、本発明の一実施例にかかる基板収納ケ
ースを分解斜視図により示している。本実施例において
は、深皿状のロアケース20と浅皿状のアッパケース3
0とからなる基板収納ケース10内に、基板40を収容
している。
には爪31を形成してあり、ロアケース20の開口端で
あって上記爪31に対面する位置にはロック孔21を形
成してあり、アッパケース30をロアケース20の開口
端内に押し込んで互いに係止できるようになっている。
ロアケース20とアッパケース30の中央部分には互い
に対面する三箇所の位置に図2に示す円柱状の押さえリ
ブ50を形成してある。各押さえリブ50は周縁に板状
の補強リブ51を形成してあり、先端は平面となってい
る。先端を平面とすることにより、基板40に当接した
ときに塑性変形し難くすることができる。また、本実施
例においては、概ね押さえリブ50は円柱状となってい
るが、設置スペースなどに応じて適宜変形しても良い。
さらに、補強リブ51は必ずしも必要ではないが、全体
を細くする必要があるような場合には強度アップの手段
として有効である。押さえリブ50は常にテンションを
付与しているため、かかる補強リブ51で側方への歪み
などを防止することもできる。
ぞれ互いに対面する内側方向に凹んでおり、基板40を
収容せずに互いに両者を合体させたときにそれぞれの側
から突出する押さえリブ50同士が基板の厚みtよりも
小さい隙間dを隔てて対面する。そして、図4に示すよ
うに、基板40を挟んで上記アッパケース30とロアケ
ース20とを合体させると基板40の厚みtまで広げら
れる。このようにしてアッパケース30とロアケース2
0とが広げられると、それら自身の弾性によって押さえ
リブ50を基板40に押し付けることになり、基板40
は適圧で挟持される。また、押し広げら得ることによ
り、凹んだ部分が平坦となるように設定しておくことも
でき、このようにすれば、実際の使用時には基板収納ケ
ースが全体として平坦となる。
50は略中央になければならない。ただし、正確に中央
である必要はなく、少なくとも側壁から十分に離れてい
ればよい。また、本実施例に示すように、複数の押さえ
リブ50を備える場合には、それらが全体として中央に
あるようにすればよい。また、本実施例では、図5に示
すように、三本の押さえリブ50を備えているが、例え
ば、図6に示すように四本の押さえリブ50を使用して
も良い。ただし、三点支持の場合には必ず全ての押さえ
リブ50が基板40に当接し、隙間を生じさせないの
で、ビリつき音などが発生しない。
ッパケース30とロアケース20の両方に設置し、基板
40をこれらの押さえリブ50だけで両面から挟み込ん
で支持するようにしている。従って、外力によって基板
収納ケース10が歪められたとしてもゆがめられた分だ
け基板40は基板収納ケース10内で傾くだけであり、
基板40自体をゆがめることはない。また、このように
必ずしも両面から支持する必要はなく、例えば、アッパ
ケース30の周縁にて基板40を突き当てるようにし、
ロアケース20の側から基板40の中央を押さえリブ5
0で押し付けるようにしても、常にテンションを与えて
挟持して基板40を保持することができ、ビリつき音を
発生しないようにすることができる。
ス30とからなる基板収納ケース10内には、それぞれ
対面する内周壁面のほぼ中央から押さえリブ50を突出
させてあり、基板40を挟み込んだときに押さえリブ5
0が基板40に当接して壁材がやや膨らむようにしてあ
る。壁材の内外方向への弾性を利用しているので、小さ
な力で撓ませることができ、基板40に適圧を付与し続
け、安定したガタ防止効果を維持することができる。ま
た、押さえリブ50がしんばり棒となって基板40上の
実装品を保護することもできる。
る場所の振動条件に応じて基板40を挟持する押圧力を
最適に調整すれば、より小さな嵌合力で組み立てること
ができるとともにビリつき音を発生させない電子ユニッ
トを得ることができる。
解斜視図である。
おける断面図である。
断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 アッパケースとロアケースからなり、同
アッパケースとロアケースの内壁にて基板を挟み込んで
保持する基板収納ケースにおいて、前記ロアケース及び前記アッパケースの壁材 における上
記基板に対面する略中央位置から基板に向けて押さえリ
ブが突出され、前記両押さえリブは、前記アッパケースと前記ロアケー
スとを前記基板を収容せずに合体させたときに、前記基
板の厚みよりも小さい隙間を隔てて対面するように形成
されており、 前記アッパーケースと前記ロアケースとを前記基板を収
容して合体させたときに、前記両押さえリブの間が前記
基板の厚みまで広げられ、前記アッパケース及び前記ロ
アケースの壁材の弾性反力によって、前記両押さえリブ
が前記基板に押しつけられるようになっていることを特
徴とする基板収納ケース 。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の基板収納ケースに
おいて、上記押さえリブの先端を略平坦としたことを特
徴とする基板収納ケース。 - 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2に記載の基板
収納ケースにおいて、上記押さえリブは、三本形成され
ていることを特徴とする基板収納ケース。 - 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3に記載の基板収
納ケースにおいて、上記押さえリブを突出する壁材を予
め凹ませて形成したことを特徴とする基板収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16464595A JP2882313B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 基板収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16464595A JP2882313B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 基板収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08335785A JPH08335785A (ja) | 1996-12-17 |
JP2882313B2 true JP2882313B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=15797125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16464595A Expired - Fee Related JP2882313B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 基板収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882313B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017200498A1 (de) | 2016-01-25 | 2017-07-27 | Yazaki Corporation | Elektrische Verbindungsdose und Kabelbaum |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005328024A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | コントロールユニットケース |
JP2009239261A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-10-15 | Panasonic Corp | 電子ユニット、電子装置 |
JP5363794B2 (ja) | 2008-12-12 | 2013-12-11 | カルソニックカンセイ株式会社 | 基板支持構造 |
JP5279126B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2013-09-04 | 矢崎総業株式会社 | 車両用計器における回路基板の固定構造 |
JP6645057B2 (ja) * | 2015-07-17 | 2020-02-12 | Tdk株式会社 | コンバータ装置およびコンバータ装置製造方法 |
JP7081250B2 (ja) * | 2018-03-22 | 2022-06-07 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
JP2020049161A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 放射線検出装置 |
DE102019135429A1 (de) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Hanon Systems | Gehäuse zur Aufnahme einer Leiterplatine |
JP7541875B2 (ja) | 2020-08-27 | 2024-08-29 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16464595A patent/JP2882313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017200498A1 (de) | 2016-01-25 | 2017-07-27 | Yazaki Corporation | Elektrische Verbindungsdose und Kabelbaum |
US9924606B2 (en) | 2016-01-25 | 2018-03-20 | Yazaki Corporation | Electrical connection box and wire harness |
DE102017200498B4 (de) | 2016-01-25 | 2023-12-14 | Yazaki Corporation | Elektrische Verbindungsdose und Kabelbaum |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08335785A (ja) | 1996-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2882313B2 (ja) | 基板収納ケース | |
JP2956502B2 (ja) | 板状物品のケース内固定構造 | |
JP4893322B2 (ja) | 超音波センサ | |
JP3084222B2 (ja) | Pcカード用フレームキット及びpcカード | |
JP5658491B2 (ja) | 電子機器収納ケース | |
JP2591513Y2 (ja) | 係止構造 | |
JP2791295B2 (ja) | 基板保持構造 | |
JP2006262667A (ja) | ワイヤーハーネスプロテクタのロック構造 | |
JP2665724B2 (ja) | パネル取付コネクタ | |
JP3711035B2 (ja) | 電池ホルダ | |
JP3419286B2 (ja) | 計器ケースの防水構造 | |
JP3675243B2 (ja) | 電子制御機器 | |
JP3129138B2 (ja) | 板材保持構造 | |
JPH05275868A (ja) | 電気装置用筐体 | |
JP2000188491A (ja) | 基板保持構造 | |
JPH08185745A (ja) | ワイヤハーネス用グロメット | |
JP7508385B2 (ja) | アンカー構造体及びハーネス保護具 | |
JP2001306075A (ja) | 鍵盤装置 | |
JP2022038234A (ja) | 車載用アンテナ装置 | |
JPH1075072A (ja) | 電子部品収納ケース | |
JP2001171348A (ja) | 樹脂製トリムの構造 | |
JPH10292806A (ja) | 押込みクランプ | |
JPH11312871A (ja) | 締結装置 | |
JP2001023591A (ja) | 電池圧着バネの取付構造 | |
JPS6327295Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080205 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090205 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100205 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110205 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110205 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120205 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |