JP2881974B2 - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばキャベツ、白菜、大根等の苗を圃場
に移植する苗移植機に関するものである。
[従来の技術] 苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付け
る移植装置を多数組備え、例えば4条以上の多数条に同
時に苗を移植する乗用苗移植機が開発されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の多条植苗移植機は、各苗載
台および各移植装置が定位置に固定して設けられてお
り、移植条の間隔(条間)を調節することができなかっ
た。本発明の課題は、苗の種類やその他の条件に応じて
条間を調節できるようにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。
すなわち、本発明にかかる苗移植機は、苗を圃場に植
え付ける移植装置を複数組備えた多条植の苗移植機にお
いて、各移植装置を横移動可能に設けるとともに、この
横移動に際して、上記複数組の移植装置からなる移植装
置群全体の左右中心からの距離に比例させ、中心寄りの
移植装置よりも外側の移植装置を大きく移動させる条間
調節手段を設けたことを特徴としている。
[作用] 移植装置群の左右中心からの距離に比例させて各移植
装置を進行方向を交差する方向に横移動させるようにな
っているので、1度の操作で各条間を同時に適当間隔に
調節することができ、移植装置の初期位置を予め等間隔
に設定しておけば常に各条間が等間隔に保たれる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
この苗移植機1は、乗用走行車体2で移植機部分3を
牽引して使用するようになっている。走行車体2は、左
右一対の前輪5,5および後輪6,6を備えてなり、車体の前
部にミッションケース8とエンジン9が設けられ、ミッ
ションケース5から後方に延設したフレーム11上にフロ
アステップ12が形成され、該フロアステップの後部に操
縦座席13が設置されている。
走行車体2の後端部には移植機部分3を牽引するため
の平行リンク装置20が設けられている。平行リンク装置
20は、フレーム11に固着された支持枠21と、該支持枠に
回動自在に取り付けられた各一対の上リンク22,22およ
び下リンク23,23と、これらリンクの後端部に連結され
た連結枠24とからなる。そして、連結枠24に固着した牽
引杆26の後端部に移植機部分3が一体に取り付けられて
いる。また、連結枠24の下リンク枢支軸27に車輪支持杆
28が回動自在に取り付けられ、該車輪支持杆の後端部に
移植機部分3の車輪29が転動自在に支持されている。走
行車体側には油圧シリンダ31で駆動される駆動アーム32
が設けられており、車輪支持杆28と一体に設けた固定ア
ーム33の先端部とこの駆動アーム32の先端部とが連結ロ
ッド34で連結されている。油圧シリンダ31を伸縮させる
ことにより連結枠24に対して車輪29が上下動し、連結枠
24と一体な移植機部分3の圃場面からの高さが変化させ
られる。
この苗移植機1には植付深さ制御用の接地センサ36が
設けられており、該センサの検出結果に応じて油圧バル
ブ37が切り替えられ、油圧シリンダ31が伸縮制御され
る。例えば圃場面が高くなり接地センサ36が上動する
と、油圧シリンダ31が伸びて車輪29を連結枠24に対し下
動させ、移植機部分3を上昇させる。逆に圃場面が低く
なり接地センサ36が下動すると、油圧シリンダ31が縮ん
で車輪29を連結枠24に対し下動させ、移植機部分3を下
降させる。このように、圃場面の高低に応じて移植機部
分3を適宜昇降させることにより、植付深さを一定に維
持するのである。なお、連結枠24には、車輪29を圃場面
から浮上させる際に使用すルスタンド38が設けられてい
る。
移植機部分3は、ボックス状の伝動ケース40と、該伝
動ケースから後方に突設された中空フレーム41を備え、
これらの上方に苗を保持する苗載台43,…が設けられて
いるとともに、その後方に苗載台43,…上の苗を1株づ
つ挾持して圃場に移植する移植装置44,…が設けられて
いる。図示例の移植機部分3は4条植であり、苗載台43
および移植装置44からなる移植ユニットが4組(I〜I
V)設けられている。
苗載台43は、台上の苗を後方に送る一対のローラ46,4
6に調節された苗送りベルト47を有し、全体として前側
が上位となるように傾斜して設けられている。各苗載台
は、伝動ケース40に固着した支持棒50の先端に設けた左
右方向のレール51の上に前部が滑動自在に支持されてい
るとともに、後部に固着した取付部材53のねじ孔53aが
水平に横設した苗載台ガイド棒54のねじ部55(I〜IV)
に螺合している。ガイド棒54は、伝動ケース40から左右
に突出する苗載台移動棒56の両端部に回転自在に支承さ
れている。
さらに、各苗載台43,…に対応させ、中央部に苗取出
口が形成された受板58,…が苗載台の後端部に隣接させ
て設けられている。
伝動ケース40の内部には、伝動軸60およびリードカム
軸61が支承されているとともに、前記苗載台移動棒58が
左右移動可能に設けられている。また、中空フレーム41
の前部には、該中空フレームの左右両側方に延びる断面
六角形の移植装置駆動軸62が設けられている。伸縮自在
なPTO軸63を介して走行車体側から伝動軸60に回転動力
が伝えられ、さらに該伝動軸からリードカム軸61および
移植装置駆動軸62に伝動される。
リードカム軸61は外周部に螺旋状のリード溝65が形成
された軸で、該リード溝に苗載台移動棒56に固着したリ
ード部材66が係合している。リードカム軸61が回転する
ことにより、リード部材66が左右移動し、これと一体の
苗載台移動棒56に苗載台ガイド棒54を介して取り付けら
れている苗載台43,…が左右方向に往復動させられる。
苗載台43,…が左右に往復動すると、台上の最後列の苗
が順次受板58,…の苗取出口に供給される。苗載台43が
左右行程の端部まで移動すると、苗送りベルト47が所定
方向に所定量だけ回転移動し、苗を1列分だけ後方に移
送する。
移植装置駆動軸62には、移植装置44,…に伝動するチ
ェーン67,…を張架する条数分のスプロケット68,…が取
り付けられているとともに、適所に定位置停止クラッチ
69が設けられている。スプロケット68,…は六角軸であ
る移植装置駆動軸62に軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。チェーン67,…を収納するチェーンケース71,…の後
端部にはねじ孔71a,…が設けられており、中空フレーム
41の後端部に回転自在に支承した移植装置ガイド棒72の
ねじ部73,…に上記ねじ孔71a,…が螺合している。そし
て、このチェーンケース71,…の後部寄りの位置に移植
装置44,…が設けられている。
移植装置44は、チェーンケース71に対し回転自在な第
1回転ケース75、該第1回転ケースに対し回転自在な第
2回転ケース76、および該第2回転ケースに対し回転自
在な移植ケース77を備え、移植ケース77に一対の移植爪
78,78が設けられている。各移植装置の移植爪78,78の位
置は、受板58の苗取出口の位置に対応している。第1回
転ケース75および第2回転ケース76が所定の回転比で回
転することにより、移植ケース77が一定姿勢に保持され
たまま所定の軌跡を描いて閉ループの上下運動を行な
い、軌跡の上部で移植爪78,78が苗取出口に供給された
苗を挾持し、軌跡の下部でこの苗を圃場に移植するよう
になっている。
第3図は移植ユニットI〜IVが互いに最も接近した状
態を示しており、このとき各苗載台43,…および移植装
置44,…は互いに等間隔となるよう配置されている。ま
た、前記苗載台ガイド棒54および移植装置ガイド棒72の
ねじ部55,…,73,…は、左側のねじ部I,IIと右側のねじ
部III,IVとでねじの向きが逆になっているとともに、内
側のねじ部II,IIIのピッチp1と外側のねじ部I,IVのピッ
チp2の比がp1:p2=1:3となっている。そして、条間調
節手段として、苗載台ガイド棒54と移植装置ガイド棒72
とが中空フレーム41内に張架したチェーン81,82,83,84
によって互いに駆動連結され、中空フレーム41の後端部
にベベルギヤ85,86を介して移植装置ガイド棒72を回転
させるハンドル87が取り付けられている。なお、スプロ
ケット取付軸88a,移植装置駆動軸62,伝動軸60に取り付
けられている各スプロケット88,89,90は、それぞれの軸
に回転自在に遊嵌している。
ハンドル87を手で一方向に回すと、苗載台ガイド棒54
および移植装置ガイド棒72が所定方向に回転させられ、
苗載台43,…および移植装置44,…、換言すれば移植ユニ
ットI〜IVが両ガイド軸のねじ部55,…,73,…に沿って
移動し条間が変更させられる。左側の移植ユニットI,II
と右側の移植ユニットIII,IVは互いに逆向きに移動す
る。また、その移動量は、外側の移植ユニットI,IVが内
側の移植ユニットII,IIIの3倍である。第4図はこの苗
移植機1の移植ユニットの配置を模式的にあらわした図
であり、移植ユニット群全体の左右中心線92から内側の
移植ユニットII,IIIまでの距離をι1、左右中心線92か
ら外側の移植ユニットI,IVまでの距離をι2とすると、
ι1:ι2=1:3であるから、各移植ユニットの移動量を
これら距離ι1,ι2に比例させることにより、各移植ユ
ニットの相互間隔を常に等しく保てるのである。
以上に説明した苗移植機は4条植であるので、ねじ部
のピッチ比がp1:p2=1:3となっているが、第5図に示
すような6条植機ではねじ部のピッチ比をp1:p2:p3
1:3:5とすればよい。なお、p1はIII,IVのピッチ、p2はI
I,Vのピッチ、p3はI,Vのピッチである。また、移植ユニ
ット数が奇数である場合、例えば第6図に示すような5
条植機ではp1:p2=1:2にすればよい。なお、p1はII,IV
のピッチ、p2はI,Vのピッチであり、中央部の移植ユニ
ットIIIは固定である。いずれの場合も、中心線92から
の距離に比例させ、中心寄りの移植ユニットよりも外側
の移植ユニットを大きく移動させるようになっている。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明にかかる苗移植機は、
条間調節手段で移植装置を進行方向と交差する方向に横
移動させて条間を調整するようになっている。この条間
調節装置は、移植装置群の左右中心線からの距離的に比
例して移植装置を移動させるように構成されているの
で、予め適正な位置に移植装置を配置しておけば、条間
調節を行なっても常に移植装置の相互間隔を等しくする
ことができる。したがって、多条植の苗移植機におい
て、苗の種類やその他の条件等に応じて適正な条間を簡
単な得ることができるようになった。
なお本発明は、苗移植機に限らず、播種機、施肥機等
の他の農作業機の条間調節にも応用できることは云うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる苗移植機の1実施例の全体側面
図、第2図はその移植機部分の昇降機構の説明図、第3
図は移植機部分の展開平面図、第4図は移植ユニット配
置の模式図、第5図および第6図はそれぞれ異なる移植
ユニット配置の模式図である。 1…苗移植機、2…走行車体、3…移植機部分、20…平
行リンク装置、29…車輪、43…苗載台、44…移植装置、
54…苗載台ガイド棒、55,73…ねじ部、72…移植装置ガ
イド棒、87…ハンドル、92…左右中心線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗を圃場に植え付ける移植装置を複数組備
    えた多条植の苗移植機において、各移植装置を横移動可
    能に設けるとともに、この横移動に際して、上記複数組
    の移植装置からなる移植装置群全体の左右中心からの距
    離に比例させ、中心寄りの移植装置よりも外側の移植装
    置を大きく移動させる条間調節手段を設けたことを特徴
    とする苗移植機。
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