JP2881634B2 - 埋設型昇降リフト装置 - Google Patents

埋設型昇降リフト装置

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JP2881634B2
JP2881634B2 JP7083264A JP8326495A JP2881634B2 JP 2881634 B2 JP2881634 B2 JP 2881634B2 JP 7083264 A JP7083264 A JP 7083264A JP 8326495 A JP8326495 A JP 8326495A JP 2881634 B2 JP2881634 B2 JP 2881634B2
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和生 深澤
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ORION TEKUNO KK
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NITSUSAN ARUTEIA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両などの点検や整備
などの際、床下に埋設されて車両などを昇降させるため
の埋設型昇降リフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記ような埋設型の昇降リフト装
置は、その構造が比較的簡単で、かつ、小型で、埋設ス
ペースも小さくて済むことから、コスト低減が期待でき
るという理由で、広く普及してきている。そして、この
ような昇降リフト装置の一般的な概略構造を述べると、
ピット内部に設置された油圧シリンダと、この油圧シリ
ンダによって上下動するシリンダーロンドと、このシリ
ンダーロンドが内蔵されると共に、リフト装置の露出部
分の外装をなす筒型(パイプ型)などのガイドポスト
と、このガイドポストが摺動自在に嵌合されると共に、
ピットの開口部に蓋されるフランジ付きの筒型ガイドス
リーブなどからなる。また、この種のリフト装置には、
一般に、安全のため、荷重時などにおいて突然下降(落
下)することのないように、従来からいろいろな構造の
下降防止方法(機構)が施されている。例えば、ガイド
ポストの表面に降下防止用のラックやブロックなどを設
けて、その溝や凹み部にロック爪を係合させる方法や、
ガイドポストの内部に下降防止機構を組み込む方法など
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
ような下降防止方法には、次のような欠点があった。先
ず、ガイドポストの表面にラックやブロックなどの突起
物を設ける場合、当該ガイドポストが嵌合されるガイド
スリーブとの間で、シーリング性が損なわれるという問
題があった。と言うのは、ガイドポストは、その外周に
突起部分がなく、完全な円柱体として、ガイドスリーブ
の内壁面と密着した形で昇降することが、ピット内への
水や油、塵埃などの浸入防止上、好ましいからである。
一方、ガイドポスト内部への下降防止機構の組み込みで
は、スペース的な余裕があまりなく、構造が複雑になら
ざるを得ないという問題があると共に、ロック爪の係脱
がうまく行かないなどの問題もあった。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、比較的簡単な構成で、かつ、シーリン
グ性を損なうことのない、優れた埋設型昇降リフト装置
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1になる
埋設型昇降リフト装置は、上下動するシリンダーロッド
2を有する油圧シリンダ1を床下に埋設し、前記シリン
ダーロッド2の上下動によって、床面から昇降するガイ
ドポスト3を備えた埋設型昇降リフト装置において、前
記ガイドポスト3が摺動自在に嵌合されると共に、埋設
ピット100の開口部に蓋されるフランジ4aを有する
ガイドスリーブ4と、概略コ字形のフレーム部材からな
り、その下端中央の底部5aに前記油圧シリンダ1の底
部が取り付けられると共に、前記フレーム部材の左右の
延設部5b,5bが前記ガイドスリーブ4に固着された
設置枠体5と、前記ガイドポスト3の下端部に設けたプ
レート部材の突出部からなる下降防止爪6と、同じく当
該下降防止爪6のプレート部材の二股突出部からなっ
て、前記設置枠体5に嵌合されるガイドポスト用の回り
止め部7と、前記ガイドポスト3の側方の床下中に回動
可能に立設され、かつ前記下降防止爪6と係合される複
数のロック爪11が上下方向に配設された下降防止部設
置用の長尺部材8と、当該下降防止部設置用の長尺部材
8を回動させる駆動源12とからなり、前記所定の位置
に停止されたガイドポスト3の下降防止爪6に対して、
前記駆動源12によって下降防止部設置用の長尺部材8
を回動させて、退避位置にあった前記ロック爪11を係
合させることによって、ガイドポスト3の下降を防止す
るようにした埋設型昇降リフト装置にある。
【0006】本発明の請求項2になる埋設型昇降リフト
装置は、上下動するシリンダーロッド2を有する油圧シ
リンダ1を床下に埋設し、前記シリンダーロッド2の上
下動によって、床面から昇降するガイドポスト3を備え
た埋設型昇降リフト装置において、前記ガイドポスト3
が摺動自在に嵌合されると共に、埋設ピット100の開
口部に蓋されるフランジ4aを有するガイドスリーブ4
と、概略コ字形のフレーム部材からなり、その下端中央
の底部5aに前記油圧シリンダ1の底部が取り付けられ
ると共に、前記フレーム部材の左右の延設部5b,5b
が前記ガイドスリーブ4に固着された設置枠体5と、前
記ガイドポスト3の下端部に設けたプレート部材の突出
部からなる下降防止爪6と、同じく当該下降防止爪6の
プレート部材の二股突出部からなって、前記設置枠体5
に嵌合されるガイドポスト用の回り止め部7と、前記ガ
イドポスト3の側方の床下中に移動可能に立設され、か
つ前記下降防止爪6と係合される複数のロック穴21又
はロック爪11が上下方向に配設された下降防止部設置
用の長尺部材8と、当該下降防止部設置用の長尺部材8
を移動させる駆動源12とからなり、前記所定の位置に
停止されたガイドポスト3の下降防止爪6に対して、前
記駆動源12によって下降防止部設置用の長尺部材8を
移動させて、退避位置にあった前記ロック穴21又はロ
ック爪11を係合させることによって、ガイドポスト3
の下降を防止するようにした埋設型昇降リフト装置にあ
る。
【0007】本発明の請求項3になる埋設型昇降リフト
装置は、前記ガイドポスト3の上端部に組み込んだ一方
向弁31と前記埋設ピット100の開口部を塞ぐ閉塞板
の一部に組み込んだ一方向弁32とからなる乾燥手段を
設け、前記ガイドポスト3が下降した際の前記埋設ピッ
ト100内の内圧の上昇によって、内気が排気されるよ
うにした請求項1又は2記載の埋設型昇降リフト装置に
ある。
【0008】本発明の請求項4になる埋設型昇降リフト
装置は、前記ガイドポスト3の上端部に組み込んだ一方
向弁31と前記埋設ピット10 0内に配管されてその下
端部41aが当該埋設ピット100底面寄りに位置する
と共に一方向弁32の組み込まれた排出管路41と当該
排出管路41からの滞留水Wが貯溜される貯溜部42と
からなる排出手段を設け、前記ガイドポスト3が下降し
た際の前記埋設ピット100内の内圧の上昇によって、
前記埋設ピット100内の滞留水Wを前記排出管路41
を通じて前記貯溜部42に汲み上げる請求項1又は2記
載の埋設型昇降リフト装置にある。
【0009】本発明の請求項5になる埋設型昇降リフト
装置は、上下動するシリンダーロッドを有する油圧シ
リンダを床下に埋設し、前記シリンダーロッドの上
下動によって、床面から昇降するガイドポストを備え
た埋設型昇降リフト装置において、前記ガイドポスト
の下端部に設けた下降防止爪と、前記ガイドポスト
の側方の床下中に立設され、かつ前記下降防止爪と係
合される複数の進退自在なロック爪11が上下方向に配
設された下降防止部設置用の長尺部材と、前記ロック
11を進退させる駆動源12とからなり、前記所定の
位置に停止されたガイドポストの下降防止爪に対し
て、前記駆動源12によって、退避位置にあった前記ロ
ック爪を進出させることによって、ガイドポスト
下降を防止するようにした埋設型昇降リフト装置にあ
る。
【0010】
【作用】上記本発明の請求項1になるリフト装置では、
下降防止部設置用の長尺部材8の回動によって、下降防
止爪6とロック爪11とが係合するため、ガイドポスト
3の下降を、簡単かつ確実に防止することができる。
【0011】上記本発明の請求項2になるリフト装置で
は、下降防止部設置用の長尺部材8の移動によって、下
降防止爪6とロック穴21又はロック爪11とが係合す
るため、ガイドポスト3の下降を、簡単かつ確実に防止
することができる。
【0012】上記本発明の請求項3になる埋設型昇降リ
フト装置では、一方向弁31と一方向弁32とからなる
乾燥手段によって、本装置の駆動と連動させて、埋設ピ
ット100内を乾燥させることができる。
【0013】上記本発明の請求項4になる埋設型昇降リ
フト装置では、一方向弁31と排出管路41と貯溜部4
2とからなる排出手段によって、本装置の駆動と連動さ
せて、埋設ピット100内の滞留水Wを貯溜部42に汲
み上げることができる。
【0014】上記本発明の請求項になる埋設型昇降リ
フト装置では、ロック爪11の進出によって、下降防止
と当該ロック爪11とが係合するため、ガイドポス
の下降を、簡単かつ確実に防止することができる。
【0015】
【実施例】図1〜図2は、本発明に係る埋設型昇降リフ
ト装置の一実施例を示したものである。図中、1は上下
動するシリンダーロッド2を有する油圧シリンダ、3は
筒型(パイプ状、角形なども可)の部材からなり、内部
上端の接続部3aで上記シリンダーロッド2の上端接続
部2aと接続され、当該シリンダーロッド2の上下動に
よって、床面から昇降(伸縮)するガイドポスト、4は
このガイドポスト3が摺動自在に嵌合されると共に、埋
設ピット100の開口部に蓋されるフランジ4aを有す
る筒型(ガイドポストの形状に対応させて角形とするこ
とも可)などのガイドスリーブ、5は例えば概略コ字形
のフレーム部材からなり、その下端中央の底部5aに上
記油圧シリンダ1の底部が取り付けられると共に、左右
の延設部5b,5bが上記筒型ガイドスリーブ4の外表
面に固着された設置枠体、6はガイドポスト3の下端部
に設けたプレート部材の突出部からなる下降防止爪、7
は同じくこのプレート部材の二股突出部からなって、上
記設置枠体5の少なくとも一方の延設部5bに嵌合され
るガイドポスト用の回り止め部、8はガイドポスト3の
側方の床下中に回動可能に立設され、例えば設置枠体5
の底部から延設した取付け板9と筒型ガイドスリーブ4
の一部に取り付けたボックス部10間に回動可能に装着
されたロッド状の下降防止部設置用の長尺部材、11は
この下降防止部設置用の長尺部材8の上下方向に配設さ
れ、上記下降防止爪6と係合される複数のロック爪、1
2は例えばシリンダーロッドを長尺部材8からの突出片
にリンクさせた回転力変換機構13によって、長尺部材
8を回動させるための油圧シリンダーなどからなる駆動
源、14は上記ガイドポスト3の外側の上端に固着され
た車両などの被積載物101を載せるための載置受けで
ある。
【0016】しかして、この埋設型昇降リフト装置によ
ると、油圧シリンダ1の駆動によって、シリンダーロッ
ド2が上下動し、これによって、ガイドポスト3が昇降
するため、載置受け14上に載せた車両などを自在に上
下動させることができる。このとき、ガイドポスト3の
外周には、ラックなどの突出部分は全くないので、上記
ガイドスリーブ4の内壁面と良好に密着してスムーズに
摺動する。このため、自動車整備工場のような比較的水
や油、塵埃などの多い作業環境にあっても、ピット10
0内への異物の浸入を効果的に防止することができる。
【0017】一方、車両などの被積載物101は、相当
大きな重量があるため、その積載状態にあって、突然上
記ガイドポスト3が降下(落下)するようなことがある
と、極めて危険である。そこで、本実施例では、図1に
示したように、ガイドポスト3の昇降時には、当該ガイ
ドポスト3の下降防止爪6に対して、上記下降防止部設
置用の長尺部材8の上下方向に配設された複数のロック
爪6が邪魔にならないように、例えば図中手前側に向け
て退避させてあったものを、図2に示したように、駆動
源12により下降防止部設置用の長尺部材8を回動させ
て、下降防止爪6に対峙させ、係合させる。なお、上記
ロック爪6は、要は下降防止爪6と係合する構造であれ
ばよいため、広くは、長尺部材8と一体に形成した突起
部や、逆の凹み部、或いは切欠き部などをも含むもので
ある。これによって、ガイドポスト3の下降が確実に規
制され、突然落下するようなことはなくなる。つまり、
安全の確保が保障される。もちろん、この規制を解除す
るには、駆動源12によって下降防止部設置用の長尺部
材8を退避方向に回動させればよい。
【0018】図3は、本発明に係る埋設型昇降リフト装
置の他の実施例を示したもので、この場合、基本的な構
造は、上記図1〜図2の場合とほぼ同様であるが、下降
防止部設置用の長尺部材8がプレート状で、ロック穴2
1が上下方向に複数配設してある。そしてまた、この下
降防止部設置用の長尺部材8は、設置枠体5の底部から
延設した取付け板兼用ガイド22とガイドスリーブ4の
一部に取り付けた同じく取付け板兼用ガイド22との間
に移動可能に装着され、さらに、この各取付け板兼用ガ
イド22の基部に設置されたモータなどの駆動源12の
回動によって、例えばネジシャフトとナット部材からな
る回転力推進機構23によって、進退するようになって
いる。
【0019】したがって、この実施例では、ガイドポス
ト3の昇降時には、当該ガイドポスト3の下降防止爪6
に対して、下降防止部設置用の長尺部材8自体が邪魔に
ならないように、例えば図中右側方に向けて退避させて
あったものを、駆動源12の回動によって、下降防止部
設置用の長尺部材8を引き戻して、そのロック穴21を
下降防止爪6に対峙させ、係合させる。これによって、
ガイドポスト3の下降が確実に規制され、突然落下する
ようなことはなくなる。つまり、安全の確保が保障され
る。もちろん、この規制を解除するには、駆動源12に
よって下降防止部設置用の長尺部材8を図中右側方に後
退させればよい。なお、下降防止部設置用の長尺部材8
のロック穴21に替えて、図1〜図2の場合と同様、ロ
ック爪11を設けてもよく、これによって、上記ロック
穴21と同様の効果が得られる。
【0020】図4は、本発明に係る埋設型昇降リフト装
置の別の実施例を示したもので、この場合も、基本的な
構造は、上記図1や図3の場合とほぼ同様であるが、プ
レート状の下降防止部設置用の長尺部材8の上下方向
に、ソレノイドなどの駆動源12によって、進退自在な
ロック爪11を複数配設してある。そしてまた、この下
降防止部設置用の長尺部材8は、設置枠体5の底部から
延設した取付け板24と筒型ガイドスリーブ4の一部に
取り付けた同じく取付け板24との間に固定してある。
【0021】このため、この実施例では、ガイドポスト
3の昇降時には、当該ガイドポスト3の下降防止爪6に
対して、下降防止部設置用の長尺部材8の複数のロック
爪11が邪魔にならないように、例えば図中右側方に向
けて引っ込めて(後退させて)あったものを、駆動源1
2の駆動によって、進出させて下降防止爪6に対峙さ
せ、係合させる。これによって、やはりガイドポスト3
の下降が確実に規制され、突然落下するようなことはな
くなる。つまり、安全の確保が保障される。もちろん、
この規制を解除するには、駆動源12によってロック爪
11を図中右側方に後退させればよい。
【0022】図5は、本発明に係る埋設型昇降リフト装
置の別の実施例を示したもので、この場合も、基本的な
構造は、上記図1の場合とほぼ同様であるが、ピット1
00内の湿気による本装置への悪影響を防止するため、
本装置の駆動と連動して機能する、乾燥手段を設けてあ
る。この乾燥手段は、例えばガイドポスト3の上端部に
組み込んだ一方向弁31とピット100の開口部を塞ぐ
閉塞板の一部に組み込んだ一方向弁32とからなる。ガ
イドポスト3側の一方向弁31は、図6に示すように、
コイルスプリングなどの弾性体33によって弾性附勢さ
れた球体34とこの球体34によって開閉される弁孔3
5などで構成され、ガイドポスト3が上昇された際に開
いて、外気がガイドポスト3内を介して、ピット100
内に導入されるようになっている。また、筒型ガイドス
リーブ4の側の一方向弁32は、図7に示すように、ピ
ット100内に開口された弁孔36とピット100の内
圧によって開成される弾性弁プレート37などとからな
り、また、必要により弁孔36を開閉する球体38を内
蔵させてもよい。この構成により、ガイドポスト3が下
降した際のピット100内の内圧の上昇によって、内気
が排気されるようになっている。したがって、この乾燥
手段によると、本昇降リフト装置の駆動と連動して、ピ
ット内気が外気と入れ変わるため、ピット100内の乾
燥が促進され、本装置への悪影響が効果的に防止され
る。なお、ガイドポスト3側の一方向弁31は、図8に
示したように、弁孔35を開閉する、弾性弁プレート3
7からなるものであってもよい。
【0023】図9は、本発明に係る埋設型昇降リフト装
置の別の実施例を示したもので、この場合も、基本的な
構造は、上記図1の場合とほぼ同様であるが、ピット1
00内の湿気の原因となる滞留水(浸入水)Wなど(油
なども含む)を排出するするため、本装置の駆動と連動
して機能する、排出手段を設けてある。この排出手段
は、例えばガイドポスト3の上端部に組み込んだ、上記
図6に示したような一方向弁31と上記図7に示したよ
うな一方向弁32の組み込まれた排出管路41と当該排
出管路41からの滞留水Wなどが貯溜される貯溜部42
とからなる。したがって、この排出手段によると、例え
ば修理後の洗車などによって、ピット100内の底部に
浸入して来た滞留水Wなどは、ガイドポスト3が下降し
た際、ピット100内の内圧が上昇するため、本昇降リ
フト装置の駆動と連動して、その下端部41aが滞留水
Wなどの底寄りに位置する排出管路41を通じて、貯溜
部42に汲み上げられる。これによって、ピット100
内の湿気原因が排除されるため、本装置への悪影響を効
果的に防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、先ず、
本発明の請求項1になる埋設型昇降リフト装置による
と、下降防止部設置用の長尺部材8の回動によって、下
降防止爪6とロック爪11とが係合するため、ガイドポ
スト3の下降を、簡単かつ確実に防止することができ
る。
【0025】また、本発明の請求項2になる埋設型昇降
リフト装置によると、下降防止部設置用の長尺部材8の
移動によって、下降防止爪6とロック穴21又はロック
爪11とが係合するため、ガイドポスト3の下降を、簡
単かつ確実に防止することができる。
【0026】また、上記本発明の請求項3になる埋設型
昇降リフト装置によると、一方向弁31と一方向弁32
とからなる乾燥手段によって、本装置の駆動と連動させ
て、埋設ピット100内を乾燥させることができる。
【0027】また、上記本発明の請求項4になる埋設型
昇降リフト装置によると、一方向弁31と排出管路41
と貯溜部42とからなる排出手段によって、本装置の駆
動と連動させて、埋設ピット100内の滞留水Wを貯溜
部42に汲み上げることがで きる。
【0028】さらに、本発明の請求項になる埋設型昇
降リフト装置によると、ロック爪11の進出によって、
下降防止爪と当該ロック爪11とが係合するため、ガ
イドポストの下降を、簡単かつ確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋設型昇降リフト装置の一実施例
を示した概略斜視図である。
【図2】図1の埋設型昇降リフト装置の埋設状態を示し
た縦断面図である。
【図3】本発明に係る埋設型昇降リフト装置の他の実施
例を示した概略斜視図である。
【図4】本発明に係る埋設型昇降リフト装置の別の実施
例を示した概略斜視図である。
【図5】本発明に係る埋設型昇降リフト装置の他の一実
施例の埋設状態を示した縦断面図である。
【図6】図5の埋設型昇降リフト装置に用いられる一方
向弁を示した拡大断面図である。
【図7】図5の埋設型昇降リフト装置に用いられる他の
一方向弁を示した拡大断面図である。
【図8】図5の埋設型昇降リフト装置に用いられる別の
一方向弁を示した拡大断面図である。
【図9】本発明に係る埋設型昇降リフト装置の別の一実
施例の埋設状態を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 シリンダーロッド 3 ガイドポスト 4 ガイドシリーブ 4a フランジ 5 設置枠体 5a 底部5b,5b 左右の延設部 6 下降防止爪 7 ガイドポスト用の回り止め部 8 下降防止部設置用の長尺部材 11 ロック爪 12 駆動源 21 ロック穴 31 一方向弁 32 一方向弁 41 排出管路 41a 下端部 42 貯溜部 100 埋設ピット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−138000(JP,U) 実開 平1−121100(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 17/00 B66F 7/18 B66F 7/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動するシリンダーロッド2を有する
    油圧シリンダ1を床下に埋設し、前記シリンダーロッド
    2の上下動によって、床面から昇降するガイドポスト3
    を備えた埋設型昇降リフト装置において、 前記ガイドポスト3が摺動自在に嵌合されると共に、埋
    設ピット100の開口部に蓋されるフランジ4aを有す
    るガイドスリーブ4と、概略コ字形のフレーム部材から
    なり、その下端中央の底部5aに前記油圧シリンダ1の
    底部が取り付けられると共に、前記フレーム部材の左右
    の延設部5b,5bが前記ガイドスリーブ4に固着され
    た設置枠体5と、前記ガイドポスト3の下端部に設けた
    プレート部材の突出部からなる下降防止爪6と、同じく
    当該下降防止爪6のプレート部材の二股突出部からなっ
    て、前記設置枠体5に嵌合されるガイドポスト用の回り
    止め部7と、前記ガイドポスト3の側方の床下中に回動
    可能に立設され、かつ前記下降防止爪6と係合される複
    数のロック爪11が上下方向に配設された下降防止部設
    置用の長尺部材8と、当該下降防止部設置用の長尺部材
    8を回動させる駆動源12とからなり、 前記所定の位置に停止されたガイドポスト3の下降防止
    爪6に対して、前記駆動源12によって下降防止部設置
    用の長尺部材8を回動させて、退避位置にあった前記ロ
    ック爪11を係合させることによって、ガイドポスト3
    の下降を防止するようにしたことを特徴とする埋設型昇
    降リフト装置。
  2. 【請求項2】 上下動するシリンダーロッド2を有する
    油圧シリンダ1を床下に埋設し、前記シリンダーロッド
    2の上下動によって、床面から昇降するガイドポスト3
    を備えた埋設型昇降リフト装置において、 前記ガイドポスト3が摺動自在に嵌合されると共に、埋
    設ピット100の開口部に蓋されるフランジ4aを有す
    るガイドスリーブ4と、概略コ字形のフレーム部材から
    なり、その下端中央の底部5aに前記油圧シリンダ1の
    底部が取り付けられると共に、前記フレーム部材の左右
    の延設部5b,5bが前記ガイドスリーブ4に固着され
    た設置枠体5と、前記ガイドポスト3の下端部に設けた
    プレート部材の突出部からなる下降防止爪6と、同じく
    当該下降防止爪6のプレート部材の二股突出部からなっ
    て、前記設置枠体5に嵌合されるガイドポスト用の回り
    止め部7と、前記ガイドポスト3の側方の床下中に移動
    可能に立設され、かつ前記下降防止爪6と係合される複
    数のロック穴21又はロック爪11が上下方向に配設さ
    れた下降防止部設置用の長尺部材8と、当該下降防止部
    設置用の長尺部材8を移動させる駆動源12とからな
    り、 前記所定の位置に停止されたガイドポスト3の下降防止
    爪6に対して、前記駆動源12によって下降防止部設置
    用の長尺部材8を移動させて、退避位置にあった前記ロ
    ック穴21又はロック爪11を係合させることによっ
    て、ガイドポスト3の下降を防止するようにしたことを
    特徴とする埋設型昇降リフト装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドポスト3の上端部に組み込ん
    だ一方向弁31と前記埋設ピット100の開口部を塞ぐ
    閉塞板の一部に組み込んだ一方向弁32とからなる乾燥
    手段を設け、前記ガイドポスト3が下降した際の前記埋
    設ピット100内の内圧の上昇によって、内気が排気さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    埋設型昇降リフト装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドポスト3の上端部に組み込ん
    だ一方向弁31と前記埋設ピット100内に配管されて
    その下端部41aが当該埋設ピット100底面寄りに位
    置すると共に一方向弁32の組み込まれた排出管路41
    と当該排出管路41からの滞留水Wが貯溜される貯溜部
    42とからなる排出手段を設け、前記ガイドポスト3が
    下降した際の前記埋設ピット100内の内圧の上昇によ
    って、前記埋設ピット100内の滞留水Wを前記排出管
    路41を通じて前記貯溜部42に汲み上げることを特徴
    とする請求項1又は2記載の埋設型昇降リフト装置。
  5. 【請求項5】 上下動するシリンダーロッド2を有する
    油圧シリンダ1を床下に埋設し、前記シリンダーロッド
    2の上下動によって、床面から昇降するガイドポスト3
    を備えた埋設型昇降リフト装置において、 前記ガイドポスト3の下端部に設けた下降防止爪6と、
    前記ガイドポスト3の側方の床下中に立設され、かつ前
    記下降防止爪6と係合される複数の進退自在なロック爪
    11が上下方向に配設された下降防止部設置用の長尺部
    材8と、前記ロック爪11を進退させる駆動源12とか
    らなり、 前記所定の位置に停止されたガイドポスト3の下降防止
    爪6に対して、前記駆動源12によって、退避位置にあ
    った前記ロック爪6を進出させることによって、ガイド
    ポスト3の下降を防止するようにしたことを特徴とする
    埋設型昇降リフト装置。
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