JPH0144704Y2 - - Google Patents

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JPH0144704Y2
JPH0144704Y2 JP18744882U JP18744882U JPH0144704Y2 JP H0144704 Y2 JPH0144704 Y2 JP H0144704Y2 JP 18744882 U JP18744882 U JP 18744882U JP 18744882 U JP18744882 U JP 18744882U JP H0144704 Y2 JPH0144704 Y2 JP H0144704Y2
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JP
Japan
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telescopic rod
waterproof door
push
box body
box
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JP18744882U
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JPS5989980U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物等の出入口からの浸水を防止す
るための防水扉開閉装置の改良に関するものであ
る。
地下街や高層建築物の地下室等への出入口に設
置される防水扉には各種の型式のものがあるが、
出入口の床面に箱体を埋設し常時はこの箱体に施
蓋されている防水扉を非常時には出入口に向つて
起立させるようにした形式のものは、防水扉が常
時は床面と同一高さに配置されており出入りの邪
魔にならぬ利点があるため広く賞用されていると
ころである。ところが従来のこの形式の装置にお
いては防水扉押上用のジヤツキ等の押上げ機構を
斜上向きに傾斜させて箱体に取付けることにより
その伸縮ロツドを伸長させたときに防水扉を斜上
方に押上げるようにしたものが多く、押上げ機構
取付けのために床面下をかなり深く掘つて深い箱
体を埋設しなければならないという問題点がある
うえに防水扉はかなりの重量であるのでこれを起
立させるためには押上げ機構とその駆動モータを
大型のものにしなければならず、装置全体が大型
となつてコンクリート構造物の床厚内に装着でき
なくなるという問題点があつた。
本考案は前記のような問題点を解決した防水扉
開閉装置を目的として完成されたもので、以下、
本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
1は出入口の通路の両側に立設される柱状の当
板であつて、該当板1,1間の床面には上端を床
面と同一平面とする箱体2が埋設され、該当板1
の箱体2に面する内側部分にはクロロプレン系合
成ゴム等の弾性材よりなる防水パツキン3が添着
されている。4は箱体2にリンク蝶番5によつて
枢着されている防水扉であつて、第1図に示され
るように常時は箱体2を覆つた状態にある。6は
この防水扉4を起立させるための押上げジヤツキ
を利用した押上げ機構であつて、その基部は箱体
2の後方部分に水平な枢軸7によつて枢着されて
おり、また、その伸縮ロツド8の先端はリンク1
0を介して防水扉4の中央よりやや基方寄りの位
置にピン11によつて枢着されて、常時は押上げ
機構6全体は箱体2の内部にほぼ水平状態に収納
されている。また、前記伸縮ロツド8の先端のリ
ンク10は全体がくの字形をなしており、その下
端にはローラー12が取付けられており、また、
ピン11の直下の部分には直角三角形状のブロツ
ク13がその斜辺をリンク10側に向けて固着さ
れている。14は箱体2内において前記伸縮ロツ
ド8の先方位置に設けられる傾斜案内部であつ
て、該傾斜案内部14はほぼ水平状態に設けた押
上げ機構6の伸縮ロツド8がそのまま前進しても
防水扉4を上方に押し上げることは不可能である
ので、伸縮ロツド8が収縮した状態におけるロー
ラー12の下側に約30゜の傾斜を有するように設
けられて伸長開始時に前記ローラー12をこの傾
斜案内部14に沿つて斜上方へ案内させることに
より伸縮ロツド8により防水扉4を開くことがで
きるようになつている。15は伸縮ロツド8の伸
長初期において該伸縮ロツド8は防水扉4の全重
量を上方に押し上げねばならぬために強い力が必
要であるので、この力を補うため伸縮ロツド8の
周囲に囲装されて該伸縮ロツド8を伸長方向に付
勢しているコイルスプリングであり、16は床面
より若干高い位置に設けられて雨水を感知する感
知器であり、雨水を感知するとモータ17を作動
させて駆動軸18を回転させ、押上げ機構6の伸
縮ロツド8を自動的に伸長させるようになつてい
る。
このように構成されたものは、常時は第1図に
示されたように防水扉4は箱体2の上面開口を覆
つた状態で床面と同一高さにあるが、雨水等を感
知器16が感知してモータ17を作動させると押
上げ機構6が作動してコイルスプリング15の付
勢下にその伸縮ロツド8の伸長を開始し、これに
つれて伸縮ロツド8の先端のリンク10のローラ
ー12が傾斜案内部14に沿つて斜上向きに動く
ので、防水扉4は徐々に上方へ押し上げられ、更
に伸縮ロツド8が伸長してローラー12が傾斜案
内部14の上端から外れても、この状態において
は防水扉4はかなり押上げられているために枢軸
7により後端を枢着されている押上げ機構6全体
が斜上向きの姿勢となり、伸縮ロツド8の伸長方
向は上向きの成分を持つに至つているから傾斜案
内部14の案内がなくとも押上げ機構6の押上げ
力とコイルスプリング15の弾発力により防水扉
4の押上げは可能である。このようにローラー1
2が傾斜案内部14を外れた後リンク10はピン
11を中心として反時計方向に回転するが、リン
ク10の上部に取付けられたブロツク13が第2
図のように防水扉4の裏面に接触した位置でリン
クの回転は止まるよう防水扉4が垂直になるまで
押上げが続けられる。なお、伸縮ロツド8はその
伸長につれて弾発力は弱められるが、このときに
はすでに防水扉4は水平姿勢から立上つており、
防水扉4を押上げる力は小さくてよいので、押上
げ機構6の押上げ力のみをもつて防水扉4は押上
げられることとなる。そして、前記したように防
水扉4はリンク蝶番5によつて箱体2に枢着され
ているため、防水扉4が垂直に押上げられた際に
は当板1の防水パツキン3に対して直角方向から
接近する運動を生じ出入口を閉鎖することとな
る。しかして、雨水等がなくなれば前記とは逆に
感知器からの電気信号によりモータ17は逆転さ
れ、押上げ機構6はその伸縮ロツド8を次第に収
縮させ、これにつれて防水扉4は再び第1図のよ
うに箱体2に施蓋される状態にまで降下すること
となり、この降下の際にはコイルスプリング15
は次第に圧縮され防水扉4が持つていた位置エネ
ルギーがコイルスプリング15に弾性エネルギー
として蓄積される。このように本考案は常時はほ
ぼ水平状態として箱体2内に収納されている押上
げ機構6の伸縮ロツド8の先方位置に該伸縮ロツ
ド8の先端を斜上向きに案内させる傾斜案内部1
4を設けたので、浅い箱体2内に押上げ機構6を
コンパクトに収納でき、コンクリート構造物の床
厚内に簡単に装着できるので安価に提供でき、ま
た、押上げ機構6の周囲にはコイルスプリング1
5を囲装して伸縮ロツド8を伸長させる方向に強
い力を付勢しているので、伸縮ロツド8の伸長が
開始した際に防水扉4を押上げ機構6の押上げ力
のみならずこのコイルスプリング15の弾発力に
よつても強力に押上げることができ、また、コイ
ルスプリング15は伸縮ロツド8が伸長を開始す
る際に最大の弾発力を生じ、伸長開始後は徐々に
弾発力が減少していくこととなるが、防水扉4を
押上げるに必要とされる力も防水扉4が水平状態
にあるとき最大であつて、防水扉4が起立してい
くにつれて減少していくものであるからこのコイ
ルスプリング15による弾発力はこの要求に一致
するものであつて、このように最大の押上げ力が
要求される際にコイルスプリング15は最大の弾
発力を生ずることとなるから、押上げ機構6や駆
動モータの容量はこのコイルスプリング15によ
る弾発力の分だけ小型化することができ、これに
よつても箱体2の厚みを減少させることができる
うえに製造費用を減少させることができる。
従つて、本考案は従来のこの種防水扉開閉装置
の問題点を解決したものとして実用的価値極めて
大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は同じく状態を異にして示す一部切欠
側面図である。 1:当板、2:箱体、4:防水扉、6:押上げ
機構、7:水平な枢軸、8:伸縮ロツド、14:
傾斜案内部、15:コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出入口の両側に当板1を立設して該出入口の床
    面に埋設された箱体2を常時は覆つている防水扉
    4を該箱体2内に設けられる押上げ機構6をもつ
    て前記当板1に向つて起立させるようにした防水
    扉開閉装置において、該箱体2に防水扉起立用の
    伸縮ロツド8を備えた押上げ機構6をほぼ水平状
    態に収納してその基端を水平な枢軸7に枢着する
    とともに該箱体2内における前記伸縮ロツド8の
    先方位置には伸縮開始時に該伸縮ロツド8の先端
    を斜上向きに案内させる傾斜案内部14を設け、
    さらに、前記押上げ機構6には伸縮ロツド8を伸
    長方向に付勢するコイルスプリング15を囲装し
    たことを特徴とする防水扉開閉装置。
JP18744882U 1982-12-10 1982-12-10 防水扉開閉装置 Granted JPS5989980U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18744882U JPS5989980U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 防水扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18744882U JPS5989980U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 防水扉開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5989980U JPS5989980U (ja) 1984-06-18
JPH0144704Y2 true JPH0144704Y2 (ja) 1989-12-25

Family

ID=30404618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18744882U Granted JPS5989980U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 防水扉開閉装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS5989980U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055679U (ja) * 1983-09-24 1985-04-18 高桑 宣幸 手動式防水扉

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5989980U (ja) 1984-06-18

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