JPS608049Y2 - 金庫室の扉部床構造 - Google Patents

金庫室の扉部床構造

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JPS608049Y2
JPS608049Y2 JP6620578U JP6620578U JPS608049Y2 JP S608049 Y2 JPS608049 Y2 JP S608049Y2 JP 6620578 U JP6620578 U JP 6620578U JP 6620578 U JP6620578 U JP 6620578U JP S608049 Y2 JPS608049 Y2 JP S608049Y2
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door
floor
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safe
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JP6620578U
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JPS54167794U (ja
Inventor
寛 田上
Original Assignee
株式会社富士精工本社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、金庫室の扉部床構造に関するもので、特に
金庫扉の踏板部すなわち床部の閉塞バー自体を床面に対
して上下動可能にすることにより、開扉時の床面段差に
伴う弊害を解消するようにしたものである。
例えば、金融機関等における金庫室は、防火・防盗性を
第1の目的とし、扉部の構造も閉扉時においては完全密
閉される必要がある。
このような金庫室における扉部の構造は、実際には扉の
開閉を円滑化ならしめるために、床面と金庫扉の下縁部
との間に一定の摺動間隙を保持している。
このような構造によると、防火・防煙の面で充分でなく
、また水あるいは粉塵等の侵入を招く虞れがある。
そのために、従来は、扉によって仕切られる金庫室内外
の床面に段差を設けたり、あるいは金庫室内外の床面の
高さが同一である場合は、床面の踏板部に一定の段差を
形成すべく扉間口の全幅にわたって突条を形成して閉塞
バーとしての機能を持たせ、これにより閉扉時において
扉間口の枠体と扉とを密着させて完全水密構造としてい
る。
しかし、上記のような床面段差は金庫室に出入する歩行
者の障害となるばかりでなく、キャスタ等を有する運搬
車を搬入する際に円滑に通行することができない。
特に、比較的重量のある物品を載置した運搬車を搬入す
る際には、その場で作業者が運搬車全体を持ち上げなけ
ればならない。
また、上記のような不具合を解消する手段として、開扉
時においては緩やかなスロープを持ち、閉扉時にはスロ
ープ部分が上昇して平坦となりスロープの傾斜角度分の
段差を形成するように、床面の踏板部全体を昇降可能に
構成し、床面段差による障害を解消するようにしたもの
がある。
このような構造によると、踏板部全体が大がかりなもの
となり、床面に対する掘り下げが大となるほか、施工に
当っても大規模な工事を要するなどの欠点があった。
この考案は上記従来の点に鑑みてなされたもので、金庫
扉部の床面下に閉塞バーを埋設し、この閉塞バーを扉の
開閉動作に伴って床面に対して上下動させることにより
、前記床面段差による障害を解消した金庫室の扉部床構
造を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
図面は金庫室の扉部の構成を示すものである。
第1図において、金庫室の出入口には扉枠体1が設けら
れ、この扉枠体1によって仕切られる金庫室内外の床面
3,4は高さが互いに同一平面上となるように構成され
ている。
また、扉枠体1の縦−側部には金庫扉2がヒンジ5,5
を介して回動自在に支持され、この金庫扉2は耐火・防
盗に富むように幅厚になっている。
このような扉枠体1の床面部には、閉塞バー8が扉間口
の全幅にわたって配設され、図示するように、金庫扉2
が開扉の状態では、閉塞バー8の上端面は床面3,4と
同一平面上になっている。
第2図において、扉枠体1の縦他側部下端には操作部材
13が床面3,4の配設方向と略平行に往復動自在に配
設されている。
この操作部材13は扉枠体1の奥行き幅よりも長さが大
きい丸棒部材からなり、金庫室外側の一端は扉枠体1の
側面から出没するとともに、金庫室内側の他端には操作
ブロック14が、第4図に示すように、ボルト15で締
結されている。
操作部材13と操作ブロック14は全体として操作具を
構成するもので、操作部材13一端の突出量は操作ブロ
ック14により規制される。
この操作ブロック14の下面には断面略コ字状の凹陥部
14aが形成されている。
第3図および第4図において、扉枠体1の床面部には溝
部6が扉間口の全幅にわたって掘り下げ形成され、この
溝部6内には金庫室外側に前記閉塞バー8が、金庫室内
側に枠体7が並設されている。
閉塞バー8は板状角部材からなり、板面が床面3.4と
直交する如く上下動自在に配設され、長手力向両端側の
下端部には支持孔12,12が両板面を貫通して形成さ
れている。
なお、この支持孔12,12の枠体7側開ロ部下端はテ
ーパ状に形成されている。
枠体7はチャンネル状に形成された板部材からなり、底
部を溝部6の開口側に向けて、かつ両垂直部を溝部6の
側壁、閉塞バー8の一板面にそれぞれ接触させた状態で
溝部6内に配設されている。
なお、両垂直部の高さは溝部6の高さよりも短いので、
底部面と床面3,4の段差を補正するために、底部面上
に保護板17が載置されている。
この枠体7には2種類の長孔が形成されている。
1つは閉塞バー8側の垂直部の長手力向両端側に設けた
長孔11,11である。
この長孔11.11は支持孔12,12に対応するもの
で、垂直部の自由端側から基部に至る範囲に形成されて
いる。
他の1つは底部側の長手方向一端、すなわち操作ブロッ
ク14の下方側に設けた長孔18である。
この長孔18は底部中央付近から溝部6側の垂直部の基
部に至る範囲に形成されている。
なお、この長孔18に対応して保護板17にも長孔19
が形成されている。
このような枠体7と溝部6とで囲まれた空間には、回転
軸9が枠体7の全長にわたって回動自在に横架されてい
る。
この回転軸9の両端側には一対の連繋ピン10.10が
植設され、その自由端部は長孔11,11を通り閉塞バ
ー8の支持孔12.12内に侵入している。
これにより、回転軸9を右向き回転させると、連繋ピン
10.10によって閉塞バー8は押し上げられて上端部
が床面3,4から突出し、図示一点鎖線の位置となる。
このとき、連繋ピン10,10は略水平位置から適宜角
度傾斜した上向き位置まで移動するので、枠体7に設け
た長孔11,11は比較的大きく形成したのであり、ま
た支持孔12.12のテ−パ部は閉塞バー8の突出量を
所定のものとするためのものである。
一方、回転軸9の一端側、すなわち操作ブロック14の
下方位置には連繋ピン16が植設され、この連繋ピン1
6の立設方向は前記連繋ピン10.10と略直角をなす
方向になっている。
この連繋ピン16の自由端部は枠体7の長孔18、保護
板17の長孔19を通り操作ブロック14の凹陥部14
a内に侵入嵌合している。
これにより、操作部材13、操作ブロック14が図示の
状態から一体的に図中右向きに水平移動すると、連繋ピ
ン16は移動方向に押倒され図示一点鎖線の位置になる
長孔1B、19は連繋ピン16のこのような動きを妨げ
ないように形成しである。
すると、回転軸9が右向き回転させられるので、閉塞バ
ー8は前述のように連繋ピン10,10によって押し上
げられ、図示一点鎖線で示す位置となり、その状態が保
持される。
この状態は、操作部材13の一端が金庫層2に押圧され
扉枠体1の側部面に没入した状態、つまり閉扉状態であ
り、床面3,4から突出し保持された閉塞バー8の上端
部は床面3,4上に一定の段差を形成する。
そして、閉塞バー8の上端部側面が金庫層2の下縁内側
面に密着し、金庫室の内と外とが完全に密閉遮断される
ことになる。
次いで、上述した閉扉状態から開扉状態にすると、操作
部材13は押圧が解かれ、連繋ピン16を押倒していた
力、従って連繋ピン10.10が閉塞バー8を押し上げ
ていた力が無くなる。
すると、閉塞バー8は自重により溝部6内に連繋ピン1
0.10を押し下げるように没入移動し、下端面が溝部
6の底面に当接して静止する。
この静止状態において、閉塞バー8の上端面は床面3,
4と同一平面上となり、第1図に示すように、床面3,
4間にストライプ状に表出することとなる。
このとき、連繋ピン10は、第4図に実線で示すように
、略水平位置まで押し下げられるので、左向き回転させ
られた回転軸9の回動動作により、連繋ピン16は一点
鎖線の押倒し位置から実線で示す略直立位置に戻される
その結果、操作ゾロツク14と操作部材13は一体的に
図中左向きに移動し、操作部材13の一端が扉枠体1の
一側面から突出する。
第4図はこの状態を示している。
従って、再び金庫層2を閉扉すると、操作部材13の一
端が金庫層2に押圧されるので、上述した動作を繰り返
すことができる。
なお、上記実施例においては、開扉式の金庫層について
説明したが、この考案はこれに限定されるものではなく
、引戸式の金庫層についても同様に適用することができ
ることは勿論である。
以上の説明から明らかなように、この考案の金庫室の扉
部床構造は、金庫層を支持している扉枠体と、上記扉枠
体の床面部にその全幅にわたって上下動自在に配設され
、閉扉状態では下端部に与えられる押上刃により上端部
が床面上に突出し、かつ開扉状態では前記押上刃の消失
を受けて自重により全体的に床面下に没入し、その上端
面が床面と同一平面上に位置する閉塞バーと、上記床面
下に上記閉塞バーと並列に、かつ回動自在に配設され、
開扉状態と閉扉状態とで回転方向が異なる回転軸と、上
記回転軸に立設され、その自由端が上記閉塞バーの下端
部に連繋する第1の連繋部材と、上記回転軸に上記第1
の連繋部材と適宜角度をなして立設された第2の連繋部
材と、上記扉枠体の一側部に摺動自在に配設され、一端
が該−側部面から出没させられるとともに、他端部が上
記第2の連繋部材の自由端に連繋する操作具とを備え、
金庫層の閉扉状態では金庫層により操作具の一端が扉枠
体の一側部面に没入されて前記押上刃を生ぜしめ、開扉
状態では操作具の一体との係合が解かれて前記押上刃を
消失せしめるようにしたものであるから、金庫層が開扉
状態にあるときには、閉塞バーは床面下に自重により下
降し、床面ば完全な平面となるので、金庫室に出入する
歩行者やキャスタ等を有する運搬車の通行を妨げること
は全くなくなる。
また、閉扉時においては、閉塞バーが床面上に突出し金
庫層に密着するので、金庫室の内外を密閉遮断でき、防
火・防煙機能は勿論のこと、水あるいは粉塵の侵入を完
全に防止できる。
更に、閉塞バーは可動構造であるにもかかわらず、簡単
な機構であるからコンパクトにまとめることができるほ
か、施工に当っても床面の掘り下げ高さを最小限に留め
ることができる。
加えて、金庫層の閉扉時には、第1の連繋部材およびこ
の第1の連繋部材と適宜角度をなす第2の連繋部材とが
閉塞バーの下端部および操作具の他端部に連繋し、これ
により閉塞バーを上昇せしめる一方、金庫扉の開扉時に
は閉塞バー自体の自重により閉塞バーを下降せしめるよ
うにしたものであるから、閉塞バーの駆動機構は極めて
簡単で、他のカム機構を用いて駆動機構に比べ、より低
コストに製作できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す金庫室の扉部の構成
を示す斜視図、第2図は同じく床部要部の斜視図、第3
図は同じくその水平断面図、第4図は同じく閉塞バーの
駆動機構の詳細を示す断面図である。 1・・・・・・扉枠体、2・・・・・・金庫扉、3,4
・・・・・・床面、8・・・・・・閉塞バー、9・・・
・・・回転軸、10,16・・・・・・連繋ピン、13
・・・・・・操作部材、14・・・・・・操作ブロック

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金庫扉を支持している扉枠体と、 上記扉枠体の床面部にその全幅にわたって上下動自在に
    配設され、閉扉状態では下端部に与えられる押上刃によ
    り上端部が床面上に突出し、かつ開扉状態では前記押上
    刃の消失を受けて自重により全体的に床面下に没入し、
    その上端面が床面と同一平面上に位置する閉塞バーと、 上記床面下に上記閉塞バーと並列に、かつ回動自在に配
    設され、開扉状態と閉扉状態とで回動力向が異なる回転
    軸と、 上記回転軸に立設され、その自由端が上記閉塞バーの下
    端部に連繋する第1の連繋部材と、上記回転軸に上記第
    1の連繋部材と適宜角度をなして立設された第2の連繋
    部材と、 上記扉枠体の一側部に摺動自在に配設され、一端が該−
    側部面から出没させられるとともに、他端部が上記第2
    の連繋部材の自由端に連繋する操作具とを備え、 金庫扉の閉扉状態では、金庫扉により操作具の一端が扉
    枠体の一側部面に没入されて前記押上刃を生ぜしめ、開
    扉状態では操作具の一端との係合が解かれて前記押上刃
    を消失せしめるようにしたことを特徴とする金庫室の扉
    部床構造。
JP6620578U 1978-05-17 1978-05-17 金庫室の扉部床構造 Expired JPS608049Y2 (ja)

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JP6620578U JPS608049Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 金庫室の扉部床構造

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JP6620578U JPS608049Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 金庫室の扉部床構造

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Publication Number Publication Date
JPS54167794U JPS54167794U (ja) 1979-11-26
JPS608049Y2 true JPS608049Y2 (ja) 1985-03-19

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ID=28971982

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JP6620578U Expired JPS608049Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 金庫室の扉部床構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2549222Y2 (ja) * 1990-11-29 1997-09-30 株式会社熊平製作所 気密扉

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JPS54167794U (ja) 1979-11-26

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