JP2016070046A - 車ロック部材、車ロック装置及び駐車場装置 - Google Patents

車ロック部材、車ロック装置及び駐車場装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エア源を不要とし、従来よりも設置地面を浅く掘削するだけでよいと共に部品点数も少なくでき、もって、従来よりも低コストな車ロック装置を得る。【解決手段】車ロック装置1であって、車ロック部材2を昇降させるように車ロック部材2に取り付けられたパンタグラフ状部材20と、車ロック部材2を上昇させるようにパンタグラフ状部材20を付勢する第1の付勢手段23と、車ロック部材2を下降させるようにパンタグラフ状部材20を動かす電動シリンダー7と、を備える。パンタグラフ状部材20は、回動可能にX状に交差された一対の第1リンク部材5及び第2リンク部材6で構成されており、第1の付勢手段23は、一端が第1リンク部材5に取り付けられ、他端が第2リンク部材6に取り付けられており、車ロック部材2を上昇させる方向に第1リンク部材5及び第2リンク部材6を付勢している。【選択図】図3

Description

本発明は、無人駐車場などに適用可能な可動式の車ロック部材、該車ロック部材を備えた車ロック装置及び該車ロック装置を備えた駐車場装置に関するものである。
従来において、様々な車ロック装置が知られている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
このうち、特許文献1では、エア切替器とコンプレッサとで主に構成された駆動系で作動するエアーシリンダーと、該エアーシリンダーのエア圧により昇降動作を行うロックプレートと、を備えた車両ロック装置が開示されている。
また、特許文献2では、シリンダーのロッドの先端にロックプレートが取り付けられた車両ロック装置が開示されており、この装置ではシリンダーのロッドが地面に対して垂直な方向に伸縮し得るようにシリンダーのロッドのストローク以上に深く地面を掘削してシリンダーを設置していた。
また、特許文献3では、ロックプレートの昇降機構として複数の部材からなる入れ子式部材を備えており、更にこの入れ子式部材を駆動する駆動手段として複数のギヤからなるギヤ機構を備えた車止め装置が開示されている。
特許第4288114号公報 特許第3380216号公報 特開2008−101418号公報
上記文献に記載された車ロック装置には、以下のような問題点がある。すなわち、上記特許文献1に開示されている車両ロック式装置にはエア源が必要であり、該エア源を得るための装置の設置工事等のことを考えると車両ロック装置の設置コストが高くなるという問題点を有している。
また、上記特許文献2に開示されている車両ロック装置の場合には、地面を深く掘削しなければならず、地面を深く掘削して車両ロック装置を設置する工事等のことを考えると、上記特許文献1と同様、車両ロック装置の設置コストが高くなるという問題点を有している。
また、上記特許文献3に開示されている車止め装置の場合には、入れ子式部材やギヤ機構を備えているため構造が複雑になって部品点数が多くなり、車止め装置の部品コスト及び設置コストが高くなるという問題点を有している。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、エア源を不要とし、従来よりも地面を浅く掘削するだけで設置できると共に部品点数も少なくて済み、もって、従来よりも低コストで車ロック部材、車ロック装置及び駐車場装置を提供することを第1の目的とする。
また、従来の車ロック装置は、車ロック部材の天板の表面がフラットなため積雪時や雨天時等において、車のタイヤがスリップし易いという問題点を有していた。更に、地下に設けられている車ロック装置のハウジング内に制御機器を配置した場合には、円滑なメンテナンスが行えないことと、制御機器に対する雨水等の影響が懸念されていた。
従って、本発明は、このような従来の問題点にも対応できるよう、積雪時や雨天時等においても滑り難い車ロック部材と、該車ロック部材を備えた車ロック装置と、を提供し、メンテナンス性と降雨時の防水性に優れた駐車場装置を提供することを第2に目的とする。
本発明の車ロック装置は、車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備えることによって構成されている。
また、パンタグラフ状部材(20)は、回動可能にX状に交差された一対の第1リンク部材(5)及び第2リンク部材(6)で構成されており、第1の付勢手段(23)は、一端が第1リンク部材(5)に取り付けられ、他端が第2リンク部材(6)に取り付けられており、車ロック部材(2)を上昇させる方向に第1リンク部材(5)及び第2リンク部材(6)を付勢している。また、第1の付勢手段(23)はスプリングである。
また、電動シリンダー(7)は、伸縮可能なシリンダー(8)を備え、伸縮可能なシリンダー(8)は、伸びる方向に移動することにより、第1の付勢手段(23)の付勢力に抗して、車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かすようになっている。
また、車ロック部材(2)のロック状態を保持するラチェット機構110を備えることができ、ラチェット機構(110)は、パンタグラフ状部材(20)と共に動作する、複数のラチェット溝(11a)を有するラチェットプレート(11)と、電動シリンダー(7)の伸縮可能なシリンダー(8)の外表面の形状に沿って回動することができるロックアーム(15)であって、電動シリンダー(7)の伸縮可能なシリンダー(8)の外表面の形状によってラチェット溝(11a)との係合が制御された、ラチェット爪(19)を有するロックアーム(15)と、を備えることができる。
また、車ロック装置(1)は、駐車場管理システムの車両検出装置(120)と隣接して設置することができるようになっている。更に、車ロック装置(1)は、ハウジング(100)を有し、ハウジング(100)内には、車ロック装置(1)の制御部(26)が配置されており、制御部(26)は、カバー(27)によって上方から覆われており、カバー(27)は、カバー(27)内に空気を閉じ込めて制御部(26)を防水するようになっている。
また、車ロック装置(1)には、ラチェット爪(19)とラチェットプレート(11)のラチェット溝(11a)との係合を手動で解除するためのワイヤー(25)を取り付け屡ことができ、このワイヤー(25)を利用して、例えば、停電時などの緊急時に車ロック装置(1)を下降させて車両を出庫させることができる。
また、本発明の車ロック部材(2)は、車(50)の通過を許容し且つ禁止するために昇降自在に設けられた、車ロック装置(1)の車ロック部材(2)であって、該車ロック部材(2)は、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、該突条(2c)は、車(50)の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されている。
また、本発明の車ロック装置(1)は、駐車スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁止するために設けられた車ロック装置(1)であって、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備え、前記車ロック部材(2)は、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、該突条(2c)は、車(50)の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されている。
また、前記車ロック装置(1)は、前記車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、前記車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、前記車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備えていることが可能である。
また、本発明の駐車場装置(200)は、駐車スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)と、前記車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁示するために設けられた車ロック装置(1)と、を備え、前記車ロック装置(1)は、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備えており、前記駐車スペース(P)の所定位置には、前記駆動機構(70)を駆動制御する制御機器(26)が収納された制御機器収納体(51、52、53)が配置されている。
また、前記制御機器収納体(51、52、53)は、前記車ストップ部材(51a、51b)、又は、該車ストップ部材(51a、51b)の更に後方に設けた車(50)の後進暴走ストップ部材(52)、又は前記車ストップ部材(51a、51b)と後進暴走ストップ部材(52)以外で適宜の位置に配置された収納体(53)のいずれかによって構成することが可能である。
また、前記制御機器収納体(53)は、前記駐車スペース(P)の側方位置において前記収納体(53)の上面が地面と同一面になるように配置される。
また、本発明の駐車場装置(200)は、駐車スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)と、前記車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁示するために設けられた車ロック装置(1)と、を備え前記車ロック装置(1)は、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備えており、前記駐車スペース(P)の所定位置には、前記駆動機構(70)を駆動制御する制御機器(26)が収納された制御機器収納体(51、52、53)が配置されていて、前記車ロック部材(2)には、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、該突条(2c)は、車(50)の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されている。
また、前記制御機器収納体(51、52、53)は、前記車ストップ部材(51a、51b)、又は、該車ストップ部材(51a、51b)の更に後方に設けた車(50)の後進暴走ストップ部材(52)、又は前記車ストップ部材(51a、51b)と後進暴走ストップ部材(52)以外で適宜の位置に配置された収納体(53)のいずれかによって構成することが可能である。
また、前記制御機器(26)は、地面(40)より上方の位置に配置することが可能である。
また、車ロック部材(2)は、該車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、該車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、該車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備えていることが可能である。
本発明の車ロック部材、車ロック装置及び駐車場装置によれば次に示す効果がある。
(1)先ず、車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備える、車ロック装置(1)によれば、エア源を不要とし、従来よりも地面(40)を浅く掘削するだけで設置できると共に部品点数も少なくて済み、もって従来よりも低コストで車ロック装置(1)を提供することができる。
(2)また、天板(2a)の表面(2b)に所定高さ(H)、肩傾斜角度(α)、突条底部面積(S)の突条(2c)がプレス成形された車ロック部材(2)によれば、車(50)が最大下降位置にある車ロック部材(2)における天板(2a)の表面(2b)を通過する時、車(50)のタイヤ(50a、50b)がスリップするのを防止できる。また、車(50)の通過に支障を来たすような大きな段差は生じないから、円滑な車(50)の進入、退出が実行される。更に、プレス成形の採用により突条(2c)の成形コストを低く抑えて安価な車ロック部材(2)を提供できるようになる。
(3)また、上記構成の車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備え、駆動スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられる車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置に設けられる車ロック装置(1)によれば、上記車ロック部材(2)の効果が発揮されて、駐車スペース(P)への車(50)の進入と、駐車スペース(P)からの退出とが安全且つ円滑に実行される。また、車ロック部材(2)の上昇時には、離間した位置に設けられる車ストップ部材(51a、51b)と車ロック部材(2)とによって車(50)のタイヤ(50a、50b)が挟まれてロックされるから車(50)の移動は規制される。
(4)また、車ストップ部材(51a、51b)と、車ロック装置(1)と、車ロック装置(1)の駆動を制御する制御機器(26)が収納された制御機器収納体(51、52、53)を備えた駐車場装置(200)によれば、車ロック装置(1)のハウジング(100)以外の車ストップ部材(51a、51b)、又は後進暴走ストップ部材(52)、又は、地上における適宜の位置に配置された収納体(53)のいずれかに制御機器(26)が収納されることになるから、制御機器(26)のメンテナンス性と降雨時の防水性が向上する。
(5)また、制御機器収納体(53)は、前記駐車スペース(P)の側方位置において前記収納体(53)の上面が地面と同一面になるように配置することも可能であり、これによれば、車が駐車スペースPに駐車した状態においても、車の下方部分が邪魔にならずに制御機器の点検作業を容易に行ない得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置を適用した駐車場装置を示す、駐車スペースに車を進入させる時の状態を示す側断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置を適用した駐車場装置を示す、駐車スペースに車を駐車した状態を示す側断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置を示す側方部分断面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置に適用可能な電動ストロークモーターを含む駆動機構の一例を示す側断面図である。 図5は、車両検出装置と隣接して設置(埋設)された本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置を示す概略図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る車ロック装置に適用可能な、制御機器を上方から覆うカバーの一例を示す概略図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る駐車場装置の第1の態様を示す概略図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る駐車場装置の第2の態様を示す概略図である。 図9は、本発明の第2の実施形態に係る駐車場装置の第3の態様を示す概略図である。 図10Aは、本発明の第2の実施形態に係る駐車場装置の第4の態様を示す概略図である。図10Bは、図10A中の10B−10B矢視断面図である。 図11Aは、図10に示した車ロック装置の制御機器部分の部分断面図である。図11Bは、図11A中の11B−11B矢視断面図である。 図12は、図7乃至図10の駐車場装置に使用する車ロック部材の一実施例を示す平面図である。 図13は、図12に示す車ロック部材を示す斜視図である。 図14は、上記車ロック部材の図12中の天板のC−C断面図である。 図15は、上記車ロック部材の図12中の天板のD−D断面図である。
(1)第1の実施形態(図1〜図6参照)
以下、本発明に係る車ロック装置1を図1乃至図6に示す第1の実施形態に基づいて具体的に説明する。また、図1及び図2では当該車ロック装置1を適用した駐車場装置200の基本的な構成が図示されており、該駐車場装置200の基本的な構成についても併せて説明する。
図3には、本実施形態に係る車ロック装置1の側方部分断面図が図示されている。本実施形態に係る車ロック装置1は、前払い式及び後払い式などの無人駐車場管理システムの車両検出装置120の車両検出信号に基づいて昇降動作することができる可動式(昇降式)の車ロック装置である。
そして、この車ロック装置1は、複数の駐車スペースPを備える駐車場の各駐車スペースPに設けられ、本実施形態に係る車ロック装置1は、一例として図5に示されるように、車両検出装置120と隣接した位置に設けられる。従って、車ロック装置1は、該車両検出装置120と共に設置(埋設)・施工を行うことができ、もって、工事時間を短縮することができる。
図3(同図中、上下方向が実際の水平方向であり、且つ図中左方が上方、右方が下方である)に示すように、車ロック装置1は、地面40の下方の地中に埋め込まれた、上面が開口されたハウジング100を備えている。また、車ロック装置1は、ハウジング100から上方に向けて上昇することができる車ロック部材2(図11も参照)を備えている。

該車ロック部材2は、底面がない筐体であり、上面には天板(ロックプレート)2aが設けられている。そして、この車ロック部材2は、地面40とほぼ水平な位置(すなわち、ハウジング100の開口面)から所定の高さ寸法まで上昇可能であり(図1及び図2も参照)、その最大上昇位置から地面40とほぼ水平な最大下降位置(すなわち、ハウジング100の開口面)まで下降することができるようになっている。
図3の実線で示す車ロック部材2では、最大上昇位置まで上昇した状態を示しており、図3の仮想線で示す車ロック部材2は、地面40とほぼ水平の最大下降位置まで下降した状態を示している。尚、車ロック部材2は、縞鋼板などからなり、少なくとも車50の車両底部と接触する部分には、車両底部との接触時による損傷を防止するためにゴム板などを設けることができる。
車ロック部材2の天板2aの内側面には、モジュール天板3が一体に取り付けられている。モジュール天板3は、両側面が下方に立ち上がったコ字状プレートであり、各側面の左側には、前後方向(図の紙面において上下方向)に延在した長穴4がそれぞれ形成されている。
そして、この各長穴4には、後述するリンク手段の第1リンク部材5の上端が摺動可能に取り付けられている。また、各側面の右側には、後述するリンク手段の第2リンク部材6の上端が回動可能に取り付けられている。
図4に示されるように、ハウジング100の内底面には、車ロック部材2を駆動するための駆動源としての電動ストロークモーター(電動シリング)7が取り付けられている。電動ストロークモーター7は図3及び図4において前後方向に伸縮可能なシリンダー8を有し、そのシリンダー8の先端には、モーター先端キャップ9が取り付けられている。そして、モーター先端キャップ9の先端部には、先細りするように円錐部10が形成されている。
また、ハウジング100の内底面には、図3及び図4において前後方向に摺動可能なラチェット機構110の構成部材であるラチェットプレート11が設けられている。このラチェットプレート11は、複数のラチェット溝11aが前後方向に沿って形成されており、左右方向(紙面において垂直方向)に離間配置された一対のリンクブラケットに形成された各長穴11b(図3参照)に摺動可能に取り付けられたリンクピンに、先端ブロック12と共に取り付けられていて、ラチェットプレート11及び先端ブロック12は、リンクピンと共に前後方向に摺動可能になっている。
また、リンクピンには、後述する第2リンク部材6の下端が取り付けられている。そして、先端ブロック12は、リンクブラケットの間に設けられている。また、モーター先端キャップ9は、この二枚のリンクブラケットの間で摺動できるようになっており、上述した先端ブロック12と接触することができるようになっている。
また、ハウジング100の内底面には、ベース13が固定されており、ベース13には、枢軸14を中心にして回動することができるラチェット機構110の構成部材であるロックアーム15が取り付けられている。そして、該ロックアーム15には、モーター先端キャップ9及び円錐部10の各外表面に沿って回動することができるローラー16が取り付けられている。
また、ロックアーム15には、上方に延在する概ねL字状のバネロット17が取り付けられており、バネロット17とベース13とには、スプリング18が取り付けられている。そして、このスプリング18は、ローラー16がモーター先端キャップ9及び円錐部10の各外表面に沿って回動することができるようにロックアーム15を付勢している。
すなわち、スプリング18は、ロックアーム15を、枢軸14を中心にして時計方向に付勢している。また、ロックアーム15には、ラチェット爪19が設けられており、このラチェット19は、ラチェットプレート11のラチェット溝11aと係合することができるようになっている。なお、ラチェット19を有するロックアーム15と、ラチェットプレート11とにより、ラチェット機構110が構成される。
尚、バネロット17には、ラチェット爪19とラチェットプレート11のラチェット溝11aとの係合を手動で解除するためのワイヤー25が取り付けられている。そして、このワイヤー25を、スプリング18の付勢力に抗して引っ張ることにより、バネロット17及びロックアーム15が枢軸14を中心にして反時計方向に回動し、これによって、ラチェット爪19とラチェットプレート11のラチェット溝11aとの係合が解除される。

また、ワイヤー25は、使用者が操作することができるように適宜の手段を介してハウジング100の外部まで延在されている。そして、このワイヤー25は、例えば、停電時などの緊急時に車ロック装置1の車ロック部材2を下降させて車50を当該駐車スペースPから出庫させる時に利用される。
また、図3に示されるように、ハウジング100には、パンタグラフ状部材20が設けられている。このパンタグラフ状部材20は、回転軸21を中心にして回動可能にX状に交差された第1リンク部材5及び第2リンク部材6で構成されている。そして、第1リンク部材5及び第2リンク部材6は、左右方向において対となるように設けられている。尚、図3では、手前側の第1リンク部材5及び第2リンク部材6のみを示している。
第1リンク部材5の上端は、長穴4に摺動可能に取り付けられており、第1リンク部材5の下端は、ハウジング100の底部に固定されたリンクベース22に回動可能に取り付けられている。
一方、第2リンク部材6の上端は、モジュール天板3の側面の右側(長穴4と前後方向において反対側)に回動可能に取り付けられており、第2リンク部材6の下端は、リンクピンに回動可能に取り付けられている。
尚、図3において、実線で示される第1リンク部材5及び第2リンク部材6は、最大上昇位置まで上昇した状態を示しており、仮想線で示される第1リンク部材5及び第2リンク部材6は、地面40とほぼ水平な位置(すなわち、ハウジング100の開口面)レベルまで下がった状態(最大下降位置の状態)を示している。
また、第1リンク部材5及び第2リンク部材6が最大上昇位置に位置している時の車ロック部材2のモジュール天板3を実線で示しており、第1リンク部材5及び第2リンク部材6が最大下降位置に位置している時の車ロック部材2のモジュール天板3を仮想線で示している。
また、パンタグラフ状部材20には、車ロック部材2を地面40から上方に付勢するための付勢手段としてのリンクスプリング23が張設されている。このリンクスプリング23は、一端が第1リンク部材5に取り付けられ、他端がブラケット24を介して第2リンク部材6に取り付けられている。
そして、リンクスプリング23は、車ロック部材2を地面40から上方(上昇方向)に付勢するように、第1リンク部材5と第2リンク部材6とを互いに近付ける方向に付勢している。すなわち、車ロック部材2は、リンクスプリング23の付勢力によって上昇し得るように構成されている。
また、ハウジング100内には、車ロック装置1の制御部として機能する制御機器26が設けられており、上記ハウジング100には、該制御機器26を上方から覆うカバー27が設けられている。カバー27には、制御機器26を上方から覆うように配置されているため、図6に示されるように、ハウジング100内に雨水等が入って冠水した場合でも、カバー27内に空気を閉じ込めることができるようになっている。
これにより、高度で且つコストの高い防水機構を不要とし、安価で且つ容易に車ロック装置1の制御機器26を防水することが可能になる。そして、このようにして構成される車ロック装置1は、図1及び図2に示すような駐車場装置200に対して適用される。
そして、該駐車場装置200は、駐車スペースPの進入方向A(図1参照)の後方部に設けられ、車50の進入方向A側のタイヤ50a、50bに当接して車50をストップさせる車ストップ部材51a、51bと、該車ストップ部材51a、51bから所定寸法前方へ離間した位置に設けられ、車50の通過を許容し且つ禁止するために設けられる上述した車ロック装置1を備えることによって基本的に構成されている。
尚、離間して設けられる車ストップ部材51a、51bと車ロック装置1との間隔は、当該駐車スペースPに駐車することが想定される車50のタイヤ50a、50bを前後に挟んで当該車50の移動を規制し得る間隔に設定されている。
次に、このようにして構成される本実施形態に係る車ロック装置1の動作について説明する。図1に示すように駐車スペースPに車50が駐車されていない場合には、通常、車ロック部材2は最大下降位置にあり、この時、電動ストロークモーター7のシリンダー8は伸び、モーター先端キャップ9の円錐部10は、先端ブロック12と接触している。
また、ラチェット爪19は図4に示す状態になっており、ラチェットプレート11のラチェット溝11aと係合していない。そして、車両検出装置120によって駐車スペースPに車50が駐車されたことが検出されると、電動ストロークモーター7に電力が供給され、シリンダー8は伸びた状態から収縮状態に移行するように作動する。
そして、この時、リンクスプリング23の付勢力によって、モーター先端キャップ9の円錐部10は、先端ブロック12と接触した状態で摺動する。すなわち、ラチェットプレート11と、先端ブロック12と、モーター先端キャップ9の円錐部10と、は一体となってスライド移動する。また、リンクスプリング23の付勢力によって、第1リンク部材5と第2リンク部材6の各上端は、互いに近付ける方向に移動するため、車ロック部材2は上昇して図2に示す状態になる。
更に、車ロック部材2が最大上昇位置に至るまでの過程を細かく説明すると以下のようになる。
車ロック部材2が車50の底部に接触すると、車ロック部材2、第1リンク部材5、第2リンク部材6、ラチェットプレート11及び先端ブロック12は、静止(固定)状態になるが、シリンダー8は引き続き、最大収縮位置まで移動する。
すなわち、シリンダー8は、モーター先端キャップ9の円錐部10が先端ブロック12と切り離されて移動する。そして、シリンダー8が最大収縮位置(ストロークエンド)まで近付くと、スプリング18の付勢力によってモーター先端キャップ9の外表面に沿って回動しているローラー16は、モーター先端キャップ9の外表面から円錐部10の外表面に移動し、円錐部10の外表面に沿って回動する。
ローラー16が円錐部10の外表面を回動すると、スプリング18の付勢力によってラチェット爪19を有するロックアーム15が枢軸14を中心にして時計方向に回動するようになる。そして、シリンダー8が最大収縮位置に至ると、適宜の手段(例えば、リミットスイッチなど)によって、電動ストロークモーター7は停止され、ラチェット爪19は、ラチェットプレート11のラチェット溝11aと係合した状態になって車ロック部材2の固定状態を保持する。
一方、車ロック部材2を下降させて車50を出庫させる場合は、車両検出装置120によって車50の出庫を検出し、当該出庫の検出信号に基づいて、電動ストロークモーター7に電力が供給され、シリンダー8は伸びる方向に移動する。
そして、この時、スプリング18の付勢力によって円錐部10の外表面に沿って回動しているローラー16は、円錐部10の外表面からモーター先端キャップ9の外表面に移動し、モーター先端キャップ9の外表面に沿って回動する。
また、ローラー16が円錐部10の外表面からモーター先端キャップ9の外表面に移動することにより、ラチェット爪19とラチェットプレート11のラチェット溝11aとの係合状態が解除される。そして、シリンダー8が引き続き伸びて、モーター先端キャップ9の円錐部10が先端ブロック12と接触した状態になると、シリンダー8は、リンクスプリング23の付勢力に抗して、ラチェットプレート11と先端ブロック12とモーター先端キャップ9の円錐部10と一体となってスライド移動し、車ロック部材2が最大下降位置まで下降し、適宜の手段(例えば、リミットスイッチなど)によって、電動ストロークモーター7の駆動が停止される。
また、不正に出庫される場合には、車50の荷重がパンタグラフ状部材20の第1リンク部材5及び第2リンク部材6にかかり、これらのリンク部材5、6を破損させたり座屈変形させることが考えられる。この場合、第1リンク部材5と第2リンク部材6の幅寸法や板厚を増大させることにより、これらのリンク部材5、6をより強固にし、もって、車50の荷重による第1リンク部材5及び第2リンク部材6の破損や座屈変形を低減させることが可能である。
一方、逆に考えると、破損や座屈変形する個所を第1リンク部材5及び第2リンク部材6に設定することもできるため、不正出庫による機器の故障時には、複雑な要因を考えることなく上記リンク部材5、6の部品交換を行って、早期に車ロック装置1の復旧を図ることも可能となる。
(2)第2の実施形態(図7〜図10参照)
本発明の第2の実施形態は、駐車場装置200の制御機器収納体51、52、53の配置構成を異ならせた実施形態である。この駐車場装置200は、上述した第1の実施形態で述べた駐車場装置200と同様、離間された所定の位置に車ストップ部材51a、51bと車ロック装置1とを備えている。
そして、前記車ロック装置1は、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材2と、該車ロック部材2を昇降駆動する駆動機構70とを備えることによって基本的に構成されている。尚、駆動機構70としては前述した第1の実施形態で述べたパンタグラフ状部材20と、第1の付勢手段であるリンクスプリング23と、電動シリンダーである電動ストロークモーター7と、を備えた機構が採用可能である。
そして、本実施形態では車ロック装置1のハウジング100内を除く駐車スペースPの所定位置に、上記駆動機構70を駆動制御する制御機構26が収納された制御機器収納体51、52、53が配置されていることを特徴としている。
具体的には、図7に示す態様のように、制御機器収納体51を車ストップ部材51a、51bによって構成し、該車ストップ部材51a、51bの筐体に内蔵する形で制御機器26を配置することが可能である。
そして、このような制御機器収納体51に対して制御機器26を配置することによって、ハウジング100が地中に位置している車ロック装置1に対して、車ストップ部材51a、51bは常時地上に位置しているから、制御機器26のメンテナンス性と降雨時の防水性が向上する。
また、図8に示す態様のように、上記車ストップ部材51a、51bの更に後方の駐車スペースPの外方のスペースに設けられる、一例としてポールによって構成される車50の後進暴走ストップ部材52によって制御機器収納体を構成し、該後進暴走ストップ部材52であるポール内に制御機器26を配置することが可能である。
そして、このような制御機器収納体52に対して制御機器26を配置することによって、図7に示す態様と同様、ハウジング100が地中に位置する車ロック装置1に比べて後進暴走ストップ部材52は、常時地上に位置しているから、制御機器26のメンテナンス性と降雨時防水性が向上する。また、後進暴走ストップ部材52が鋼製ポールであれば、制御機器26が外部からの衝撃を受け難くなる。また、後進暴走ストップ部材52は、ポールに限らず柵や壁等であってもよいし、又はその鋼製ポールを更にゴムマット等でカバーすれば、車50が後方へ暴走して暴走ストップ部材52に衝突しても車50に凹みが生ずるのを防止できる。
また、後進暴走ストップ部材52の例えば上部に当該駐車スペースPの番号を書いたプレートを付けたり、当該番号を塗装等によって後進暴走ストップ部材52に直接表示することが可能である。因みに、このように構成した場合には、積雪等によって駐車スペースPのアスファルトやコンクリートに表示した当該駐車スペースPの番号等が分からない場合でも駐車スペースPの番号等を認識することが可能になる。
この他、後進暴走ストップ部材52にLED等を付けて当該駐車スペースPの情報を表示するように構成することも可能である。例えば、当該駐車スペースPに車50が駐車されている場合には、赤色のLED等を点灯させて車50が駐車中であることを知らせ、当該駐車スペースPに車50が駐車されていない場合には、緑色のLED等を点灯させて当該駐車スペースPが空き状態である旨を知らせることが可能である。
また、図9に示す態様のように、上記車ストップ部材51a、51bと後進暴走ストップ部材52以外の適宜の位置、例えば、駐車スペースPの外方のスペースに配置された収納体53によって制御機器収納体を構成し、該収納体53の筐体内に制御機器26を配置することが可能である。
そして、このような制御機器収納体53に対して制御機器26を配置することによって、図7及び図8に示す態様と同様、ハウジング100が地中に位置する車ロック装置1に比べて、該収納体53は、常時地上に位置しているから、制御機器26のメンテナンス性と降雨時の防水性が向上する。また、上記図8に示す態様の説明の中で述べたLED等を利用した表示を当該収納体53に対して適用することも可能である。
そして、これらの制御機器収納体51、52、53内に配置される制御機器26は、地面40よりも上方の位置に配置することが好ましく、このようにすれば、制御機器26の降雨時等の防水性は更に向上する。
また、図10A及び図10Bに示す態様のように、図9中で示した制御機器26を収納した収納体53を、車ロック装置1の側方であって駐車スペースPを区切る車線ライン60a及び隣の車線ライン60b間に配置してもよい。この場合、駆動機構70を収納するハウジング100と収納体63とは地面に掘った一つの長穴80の中に並んで収納され、図10B中、ハウジング100及び収納体53は夫々、空間80a及び80b中に収納される。その理由は、車が駐車スペースPに駐車した状態においても、車の下方部分が邪魔にならずに制御機器26の点検作業を容易に行なうためである。しかしながら、空間80a及び80bは連なって一つになっている必要は無く個別に設けられて、ハウジング100及び収納体53を個別に収納するようにしてもよい。また、収納体53の上面は地面40と同一面になっているが、その理由は機器が地上へ露出するのを少しでも防止して景観を向上させ、しかもつまずいたりすることのないよう安全性を向上させている。
図11A及び図11Bは、図10に示した態様の要部の断面図である。図11A中では、車止め装置1の車ロック部材2は上動した位置にある。制御機器26を収納した収納体53は空間80b内に収納され、密閉した上板53aと、制御基板26aを固着された垂直板53bとを有する。収納体53の下方から電気配線81が防水コネクタ82を介して導入されて制御基板26aに接続されている。収納体53は地面40より低い位置にあるが、収納体53自体の密閉性を高くして防水性を保っている。
(3)車ロック部材2の構造(図12〜図15参照)
本発明の第3の実施形態は、車ロック部材2の天板2aの表面2bの形状を異ならせた実施形態である。この車ロック部材2は、車50の通過を許容し且つ禁止するために昇降自在に設けられた、車ロック装置1の車ロック部材2であって、該車ロック部材2は、その天板2aの表面2bに図示のような複数の突条2cがプレス成形によって形成されることによって基本的に構成されている。
そして、該突条2cは、車50の進行方向A、B(図1及び図12参照)に対して直交する幅方向Xに所定長さ寸法Lだけ伸び、且つ該突条2cは、その底面から頂部までの高さHが0.5mm〜1.0mm、好ましくは0.8mm、頂部の肩傾斜角度α(図14及び図15が参照)が進行方向A、Bと幅方向Xの両方で夫々60°〜80°好ましくは70°、天板2aの表面2bの全表面積S0に対する突条底部面積Sの合計の割合が5%〜10%、好ましくは7.8%程度になるように形成されている。
また、図示の実施形態では、上記構成の突条2cが進行方向A、Bに4本、幅方向Xに8本の計32本設けられており、個々の突条2cは上方から見て幅方向Xに長い長円形で、その幅寸法Wが約8mm、長さ寸法Lが約70mm、隣接する突条2cとの進行方向A、Bの設置間隔G1が約35mm、幅方向Xの設置間隔G2が約105mmに一例として設定されている。
そて、このようにして構成される本実施形態による車ロック部材2によれば、車50が最大下降位置にある車ロック部材2における天板2aの表面2bを通過する時、車50のタイヤ50a、50bがスリップするのを防止できるから積雪時や雨天での使用が可能になり、安全な車50の駐車と出庫とが実行される。
また、上記突条2cは、車50の通過に支障を来すような大きな段差を生じさせるものではないから、円滑な車50の進入、退出が実行される。更に、プレス成形の採用により突条2cの成形コストを低く抑えることが可能になるから、安価な車ロック部材2を提供できるようになる。
そして、このようにして構成される車ロック部材2は、前述した第1の実施形態で述べた車ロック装置1や第2の実施形態で述べた駐車場装置200に対して適用でき、本実施形態に係る車ロック部材2を適用することで、駐車スペースPへの車50の進入と駐車スペースPからの車50の退出とが、安全且つ円滑に実行されるようになり、より使い易く安価でコンパクト且つメンテナンス性と降雨時の防水性に優れる車ロック部材2、車ロック装置1及び駐車場装置200が提供できるようになる。
以上が本発明の基本的な実施形態であるが、本発明の車ロック部材、車ロック装置及び駐車場装置は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略、あるいは当業者において周知、慣用の技術を追加することが可能である。
例えば、突条2cの形状、サイズ、設置間隔G、数は、図12乃至図15に示したものに限らず、車ロック部材2や車ロック装置1の形状や大きさの変化等に合わせて適宜変更することが可能である。
1 車止め装置
2 車ロック部材
2a 天板
2b 表面
2c 突条
3 モジュール天板
4 長穴
5 第1リンク部材
6 第2リンク部材
7 電動ストロークモーター(電動シリンダー)
8 シリンダー
9 モーター先端キャップ
10 円錐部
11 ラチェットプレート
11a ラチェット溝
11b リンクブラケットに形成された長穴
12 先端ブロック
13 ベース
14 枢軸
15 ロックアーム
16 ローラー
17 バネロット
18 スプリング
19 ラチェット爪
20 パンタグラフ状部材
21 回転軸
22 リンクベース
23 リンクスプリング(第1の付勢手段)
24 ブラケット
25 ワイヤー
26 制御機器(制御部)
26a 制御基板
27 カバー
40 地面
50 車
50a タイヤ
50b タイヤ
51 制御機器収納体
51a 車ストップ部材
51b 車ストップ部材
52 後進暴走ストップ部材(制御機器収納体)
53 収納体(制御機器収納体)
53a 上板
53b 垂直板
60a、60b 車線ライン
70 駆動機構
80 長穴
80a、80b 空間
81 電気配線
82 防水コネクタ
100 ハウジング
110 ラチェット機構
120 車両検出機構
200 駐車場装置
α 肩傾斜角度
S0 表面積
S 突条底部面積
P 駐車スペース
H 高さ
A 進入方向(進行方向)
B 退出方向(進行方向)
X 幅方向
L 長さ寸法
G 設置間隔

Claims (20)

  1. 車ロック装置(1)であって、
    車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、
    車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、
    車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備える、車ロック装置。
  2. 請求項1記載の車ロック装置(1)において、
    パンタグラフ状部材(20)は、回動可能にX状に交差された一対の第1リンク部材(5)及び第2リンク部材(6)で構成されており、
    第1の付勢手段(23)は、一端が第1リンク部材(5)に取り付けられ、他端が第2リンク部材(6)に取り付けられており、車ロック部材(2)を上昇させる方向に第1リンク部材(5)及び第2リンク部材(6)を付勢している、車ロック装置。
  3. 請求項1又は2記載の車ロック装置(1)において、
    第1の付勢手段(23)は、スプリングである、車ロック装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    電動シリンダー(7)は、伸縮可能なシリンダー(8)を備え、
    伸縮可能なシリンダー(8)は、伸びる方向に移動することにより、第1の付勢手段(23)の付勢力に抗して、車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かすようになっている、車ロック装置。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    電動シリンダー(7)の伸縮可能なシリンダー(8)が収縮方向に移動することにより、第1の付勢手段(23)は、車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かすようになっている、車ロック装置。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    車ロック部材(2)のロック状態を保持するラチェット機構(110)を更に備える、車ロック装置。
  7. 請求項6記載の車ロック装置(1)において、
    ラチェット機構(110)は、
    パンタグラフ状部材(20)と共に動作する、複数のラチェット溝(11a)を有するラチェットプレート(11)と、
    電動シリンダー(7)の伸縮可能なシリンダー(8)の外表面の形状に沿って回動することができるロックアーム(15)であって、電動シリンダー(7)の伸縮可能なシリンダー(8)の外表面の形状によってラチェット溝(11a)との係合が制御された、ラチェット爪(19)を有するロックアーム(15)と、を備える、車ロック装置。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    車ロック装置(1)は、駐車場管理システムの車両検出装置(120)と隣接して設置することができる、車ロック装置。
  9. 請求項1乃至8のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    車ロック装置(1)は、ハウジング(100)を有し、
    ハウジング(100)内には、車ロック装置(1)の制御部(26)が配置されており、
    制御部(26)は、カバー(27)によって上方から覆われており、カバー(27)は、カバー(27)内に空気を閉じ込めて制御部(26)を防水するようになっている、車ロック装置。
  10. 請求項7乃至9のうちのいずれか一つに記載の車ロック装置(1)において、
    車ロック装置(1)には、ラチェット爪(19)とラチェットプレート(11)のラチェット溝(11a)との係合を手動で解除するためのワイヤー(25)が取り付けられている、車ロック装置。
  11. 車(50)の通過を許容し且つ禁止するために昇降自在に設けられた、車ロック装置(1)の車ロック部材(2)であって、
    該車ロック部材(2)は、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、
    該突条(2c)は、車(50)の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されていることを特徴とする車ロック部材。
  12. 駐車スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁止するために設けられた車ロック装置(1)であって、
    昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備え、
    前記車ロック部材(2)は、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、
    該突条(2c)は、車(50)の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されていることを特徴とする車ロック装置。
  13. 請求項12記載の車ロック装置(1)において、
    車ロック装置(1)は、前記車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、
    前記車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、
    前記車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備えていることを特徴とする車ロック装置。
  14. 駐車場装置(200)において、
    駐車スペース(P)の進入方向(A)の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)と、
    前記車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁示するために設けられた車ロック装置(1)と、を備え、前記車ロック装置(1)は、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備えており、
    前記駐車スペース(P)の所定位置には、前記駆動機構(70)を駆動制御する制御機器(26)を収納した制御機器収納体(51、52、53)が配置されていることを特徴とする駐車場装置。
  15. 請求項14記載の駐車場装置(200)において、
    前記制御機器収納体(51、52、53)は、前記車ストップ部材(51a、51b)、又は、該車ストップ部材(51a、51b)の更に後方に設けた車(50)の後進暴走ストップ部材(52)、又は前記車ストップ部材(51a、51b)と後進暴走ストップ部材(52)以外で適宜の位置に配置された収納体(53)のいずれかであることを特徴とする駐車場装置。
  16. 請求項15記載の駐車場装置(200)において、
    前記制御機器収納体(53)は、前記駐車スペース(P)の側方位置において前記収納体(53)の上面が地面と同一面になるように配置されることを特徴とする駐車場装置。
  17. 駐車場装置(200)において、
    駐車スペース(P)の進入方向の後方部に設けられ、車(50)をストップさせる車ストップ部材(51a、51b)と、
    前記車ストップ部材(51a、51b)から所定寸法前方へ離間した位置にて、車(50)の通過を許容し且つ禁示するために設けられた車ロック装置(1)と、を備え
    前記車ロック装置(1)は、昇降自在に設けられた少なくとも1つの車ロック部材(2)と、該車ロック部材(2)を昇降駆動する駆動機構(70)と、を備えており、
    前記駐車スペース(P)の所定位置には、前記駆動機構(70)を駆動制御する制御機器(26)を収納した制御機器収納体(51、52、53)が配置されていて、
    前記車ロック部材(2)には、その天板(2a)の表面(2b)に複数の突条(2c)がプレス成形によって形成されており、
    該突条(2c)は、車の進行方向に対して直交する方向に所定寸法だけ伸び、且つ該突条(2c)は、その底面から頂部までの高さ(H)が0.5mm〜1.0mm、頂部の肩傾斜角度(α)が60°〜80°、天板(2a)の表面(2b)の表面積(S0)に対する突条底部面積(S)の合計の割合が5%〜10%となるように形成されていることを特徴とする駐車場装置。
  18. 請求項17記載の駐車場装置(20)において、
    前記制御機器収納体(51、52、53)は、前記車ストップ部材(51a、51b)、又は、該車ストップ部材(51a、51b)の更に後方に設けた車(50)の後進暴走ストップ部材(52)、又は前記車ストップ部材(51a、51b)と後進暴走ストップ部材(52)以外で適宜の位置に配置された収納体(53)のいずれかであることを特徴とする駐車場装置。
  19. 請求項14乃至18ののうちいずれか一つに記載の駐車場装置(200)において、
    前記制御機器(26)は、地面(40)より上方の位置に配置されていることを特徴とする駐車場装置。
  20. 請求項14乃至19のいずれか一つに記載の駐車場装置(200)において、
    前記車ロック部材(2)は、該車ロック部材(2)を昇降させるように車ロック部材(2)に取り付けられたパンタグラフ状部材(20)と、該車ロック部材(2)を上昇させるようにパンタグラフ状部材(20)を付勢する第1の付勢手段(23)と、該車ロック部材(2)を下降させるようにパンタグラフ状部材(20)を動かす電動シリンダー(7)と、を備えていることを特徴とする駐車場装置。
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