JP2880795B2 - 壁パネル取付け構造 - Google Patents
壁パネル取付け構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内装材または外装材としての壁パネルを壁
下地に取付ける場合の壁パネル取付け構造に関するもの
である。
下地に取付ける場合の壁パネル取付け構造に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、壁面に高級な感じに仕上げるために、天然大理
石や人造大理石、セラミック材等の無機質系の板を壁パ
ネルとして用いるようにし、この壁パネルで壁面を形成
することが行われている。そして、これらの複数枚の壁
パネルを壁下地に並べて取付けることで壁面の施工を行
うようにしている。
石や人造大理石、セラミック材等の無機質系の板を壁パ
ネルとして用いるようにし、この壁パネルで壁面を形成
することが行われている。そして、これらの複数枚の壁
パネルを壁下地に並べて取付けることで壁面の施工を行
うようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のような無機質系の壁パネルは端部の加
工や釘打ち等が難しいため、取付けの際の施工が難しい
という問題がある。そこで、本発明の発明者は壁下地に
引掛け金具を取付け、上下の引掛け金具に壁パネルの背
面部の上下部に設けた上下の引掛け片をそれぞれ引掛け
ることで引掛け式で取付けることを考えた。しかしなが
ら、上下の引掛け片の垂下長さ及び上下の引掛け金具の
引掛け部の垂下長さが同じであるため、引掛けに当たっ
て上下の引掛け片を同時に上下の引掛け部に引掛けるよ
うにして施工しなければならず、重量の重いパネルを持
ち上げての引掛け作業が面倒であった。
工や釘打ち等が難しいため、取付けの際の施工が難しい
という問題がある。そこで、本発明の発明者は壁下地に
引掛け金具を取付け、上下の引掛け金具に壁パネルの背
面部の上下部に設けた上下の引掛け片をそれぞれ引掛け
ることで引掛け式で取付けることを考えた。しかしなが
ら、上下の引掛け片の垂下長さ及び上下の引掛け金具の
引掛け部の垂下長さが同じであるため、引掛けに当たっ
て上下の引掛け片を同時に上下の引掛け部に引掛けるよ
うにして施工しなければならず、重量の重いパネルを持
ち上げての引掛け作業が面倒であった。
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところは、引掛け方式により
重量のある壁パネルを簡単に取付けることができ、しか
も壁パネルを上下逆に使用することができる壁パネル取
付け構造を提供するにある。
であって、その目的とするところは、引掛け方式により
重量のある壁パネルを簡単に取付けることができ、しか
も壁パネルを上下逆に使用することができる壁パネル取
付け構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の壁パネル取付け構造は、壁下地1の表面側に
引掛け金具2を上下に多段に取付け、引掛け金具2にL
字状に上方に突出する下引掛け部3と上引掛け部4とを
突設し、下引掛け部3の上方への突出長さを上引掛け部
4の上方への突出長さよりも長くし、壁パネル5の背面
部の上部と下部とにそれぞれ略T字状をしたT字状片30
を設け、上のT字状片30の上半部をL字状に立ち上がる
上向きの引掛け片6a、下半部を逆L字状に垂下する下向
きの引掛け片6bとし、下のT字状片30の上半部をL字状
に立ち上がる上向きの引掛け片6b、下半部を逆L字状に
垂下する下向きの引掛け片6aとし、上部の下向きの引掛
け片6bの垂下長さを下部の下向きの引掛け片6aの垂下長
さよりも長くし、且つ、下部の下向きの引掛け片6bの垂
下長さを上部の上向きの引掛け片6aの突出長さよりも長
くし、上段の引掛け金具2の下引掛け部3に壁パネル5
の上部の下向きの引掛け片6bを引掛けると共に下段の引
掛け金具2の上引掛け部4に壁パネル5の下部の下向き
の引掛け片6aを引掛けて成るものであって、このような
構成を採用することで、上記した従来例の問題点を解決
して本発明の目的を達成できたものである。
引掛け金具2を上下に多段に取付け、引掛け金具2にL
字状に上方に突出する下引掛け部3と上引掛け部4とを
突設し、下引掛け部3の上方への突出長さを上引掛け部
4の上方への突出長さよりも長くし、壁パネル5の背面
部の上部と下部とにそれぞれ略T字状をしたT字状片30
を設け、上のT字状片30の上半部をL字状に立ち上がる
上向きの引掛け片6a、下半部を逆L字状に垂下する下向
きの引掛け片6bとし、下のT字状片30の上半部をL字状
に立ち上がる上向きの引掛け片6b、下半部を逆L字状に
垂下する下向きの引掛け片6aとし、上部の下向きの引掛
け片6bの垂下長さを下部の下向きの引掛け片6aの垂下長
さよりも長くし、且つ、下部の下向きの引掛け片6bの垂
下長さを上部の上向きの引掛け片6aの突出長さよりも長
くし、上段の引掛け金具2の下引掛け部3に壁パネル5
の上部の下向きの引掛け片6bを引掛けると共に下段の引
掛け金具2の上引掛け部4に壁パネル5の下部の下向き
の引掛け片6aを引掛けて成るものであって、このような
構成を採用することで、上記した従来例の問題点を解決
して本発明の目的を達成できたものである。
[作用] 壁下地1に取付けた上段の引掛け金具2の長さの長い
下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの長い下
向きの引掛け片6bを少し引掛け、次に、下段の引掛け金
具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル2の下部の長
さの短い下向きの引掛け片6aを引掛け、この状態で壁パ
ネル5全体を下方にずらして上段の引掛け金具2の長さ
の長い下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの
長い下向きの引掛け片6bを完全に引掛けるとともに下段
の引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル2
の下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを完全に引掛け
るものである。
下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの長い下
向きの引掛け片6bを少し引掛け、次に、下段の引掛け金
具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル2の下部の長
さの短い下向きの引掛け片6aを引掛け、この状態で壁パ
ネル5全体を下方にずらして上段の引掛け金具2の長さ
の長い下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの
長い下向きの引掛け片6bを完全に引掛けるとともに下段
の引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル2
の下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを完全に引掛け
るものである。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
る。
壁パネル5は壁パネル本体8と壁パネル本体8の背面
部の端部に固着された枠体9とで構成してあり、壁パネ
ル本体8は天然大理石のような石材や人造大理石、セラ
ミック材等の無機質系の板であり、枠体9は金属製であ
る。枠体9は第4図に示すように取付け片10と、取付け
片10の一端から前方に突出した目地底片11と、取付け片
10の略中間部分から背方に突出した略T字状片をしたT
字状片30、取付け片10の他端部付近から背方に突出した
略L字状のL字状片12とから構成してあり、枠体9の取
付け片10を接着剤等により壁パネル本体8の背面端部に
固着してある。そして、壁パネル5の背面上部に設けら
れたT字状片30は下半部が下方に逆L字状に垂下した上
の下向きの引掛け片6bとなり、また、壁パネル5の背面
下部に設けられたT字状片30は下半部が下方に逆L字状
に垂下した下向きの引掛け片6aとなっている。このよう
にして壁パネル5の背面部の上部と下部とにそれぞれ下
向きの引掛け片6が突出して設けてある。ところで、添
付図面の実施例ではT字状片30とすることで、壁パネル
5の背面上部に設けられたT字状片30の上半部は引掛け
片6aとなり、背面下部に設けられたT字状片30の上半部
は引掛け片6bとなっており、壁パネル5を上下逆にした
場合に使用されるものである。そして、本発明において
は、上部の下向きの引掛け片6bの垂下長さを下部の下向
きの引掛け片6aの垂下長さよりも長くしてある。すなわ
ち第1図においてL1>L2という関係になっている。ま
た、上下のL字状片12間には断熱材13が配設され、断熱
材13の端部がL字状片12にはめ込んである。
部の端部に固着された枠体9とで構成してあり、壁パネ
ル本体8は天然大理石のような石材や人造大理石、セラ
ミック材等の無機質系の板であり、枠体9は金属製であ
る。枠体9は第4図に示すように取付け片10と、取付け
片10の一端から前方に突出した目地底片11と、取付け片
10の略中間部分から背方に突出した略T字状片をしたT
字状片30、取付け片10の他端部付近から背方に突出した
略L字状のL字状片12とから構成してあり、枠体9の取
付け片10を接着剤等により壁パネル本体8の背面端部に
固着してある。そして、壁パネル5の背面上部に設けら
れたT字状片30は下半部が下方に逆L字状に垂下した上
の下向きの引掛け片6bとなり、また、壁パネル5の背面
下部に設けられたT字状片30は下半部が下方に逆L字状
に垂下した下向きの引掛け片6aとなっている。このよう
にして壁パネル5の背面部の上部と下部とにそれぞれ下
向きの引掛け片6が突出して設けてある。ところで、添
付図面の実施例ではT字状片30とすることで、壁パネル
5の背面上部に設けられたT字状片30の上半部は引掛け
片6aとなり、背面下部に設けられたT字状片30の上半部
は引掛け片6bとなっており、壁パネル5を上下逆にした
場合に使用されるものである。そして、本発明において
は、上部の下向きの引掛け片6bの垂下長さを下部の下向
きの引掛け片6aの垂下長さよりも長くしてある。すなわ
ち第1図においてL1>L2という関係になっている。ま
た、上下のL字状片12間には断熱材13が配設され、断熱
材13の端部がL字状片12にはめ込んである。
壁下地1はパネル1aにより構成してあり、表面側には
引掛け金具2を上下に多段に一定のピッチで固着具14に
より固着してある(第3図参照)。パネル1aよりなる壁
下地1は、壁の構造材である間柱等に固着されるもので
ある。引掛け金具2は第2図に示すように板状の固定片
15の前面の下部と上部とにそれぞれ略L字状をした下引
掛け部3と上引掛け部4とが突設してある。ここで、下
引掛け部3の上方への突出長さを上引掛け部4の上方へ
の突出長さよりも長くしてある。すなわち第1図におい
てL3>L4となっている。上引掛け部4のやや下方にはV
字状その他の形状をした溝条16が長手方向の全長にわた
り設けてあり、この溝条16を目印にして引掛け金具2を
切断可能である。
引掛け金具2を上下に多段に一定のピッチで固着具14に
より固着してある(第3図参照)。パネル1aよりなる壁
下地1は、壁の構造材である間柱等に固着されるもので
ある。引掛け金具2は第2図に示すように板状の固定片
15の前面の下部と上部とにそれぞれ略L字状をした下引
掛け部3と上引掛け部4とが突設してある。ここで、下
引掛け部3の上方への突出長さを上引掛け部4の上方へ
の突出長さよりも長くしてある。すなわち第1図におい
てL3>L4となっている。上引掛け部4のやや下方にはV
字状その他の形状をした溝条16が長手方向の全長にわた
り設けてあり、この溝条16を目印にして引掛け金具2を
切断可能である。
しかして、壁パネル5の取付けに当たっては、まず、
壁下地1に取付けた上段の引掛け金具2の長さの長い下
引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの長い下向
きの引掛け片6bを少し引掛ける。このように壁パネル5
の背面上部のみを少し仮引掛け状態とし、次に、下段の
引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル5の
下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを引掛け、この状
態で壁パネル5全体を下方にずらして上段の引掛け金具
2の長さの長い下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部
の長さの長い下向きの引掛け片6bを完全に引掛けるとと
もに下段の引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁
パネル5の下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを完全
に引掛けるのである。このようにL1>L2、L3>L4として
おくことで、引掛けに当たってまず壁パネル5の上の下
向きの引掛け片6bを少し引掛けた状態で下の下向きの引
掛け片6aを引掛けることができ、順序よく上から確実に
引掛けることができるのである。なお、上のT字状片30
及び下のT字状片30のいずれも引掛け片6bと引掛け片6a
とを設けたのは壁パネル5を上下逆にして使用した場合
にも対応できるようにするためである。このようにして
壁パネル5を壁下地1の前面側に引掛け方式により引掛
けて取付けるものであるが、下段の壁パネル5を取付け
た後、第1図に示すように下段の壁パネル5の背面上部
の引掛け片6と上引掛け部4との間に浮き上がり防止部
材7を介在させて両面粘着テープ17により取付けるもの
である。このように浮き上がり防止部材7を取付けると
地震等の際に壁パネル5に浮き上がり力が作用しても浮
き上がり防止部材7が引掛け金具2の上引掛け部4に当
たることで壁パネル5の浮き上がりを確実に防止するこ
とができるものである。浮き上がり防止部材7の取付け
が終わると、上段の壁パネル5を上記と同様にして取付
けるものであり、この場合、上段の壁パネル5の下部の
引掛け片6は引掛け金具2の上引掛け部4に引掛けられ
るものである。そして、上下段の壁パネル5の端面間に
は防水スポンジ18が介在され、また、コーキング材19が
充填されるものである。
壁下地1に取付けた上段の引掛け金具2の長さの長い下
引掛け部3に下段の壁パネル5の上部の長さの長い下向
きの引掛け片6bを少し引掛ける。このように壁パネル5
の背面上部のみを少し仮引掛け状態とし、次に、下段の
引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁パネル5の
下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを引掛け、この状
態で壁パネル5全体を下方にずらして上段の引掛け金具
2の長さの長い下引掛け部3に下段の壁パネル5の上部
の長さの長い下向きの引掛け片6bを完全に引掛けるとと
もに下段の引掛け金具2の長さの短い上引掛け部4に壁
パネル5の下部の長さの短い下向きの引掛け片6aを完全
に引掛けるのである。このようにL1>L2、L3>L4として
おくことで、引掛けに当たってまず壁パネル5の上の下
向きの引掛け片6bを少し引掛けた状態で下の下向きの引
掛け片6aを引掛けることができ、順序よく上から確実に
引掛けることができるのである。なお、上のT字状片30
及び下のT字状片30のいずれも引掛け片6bと引掛け片6a
とを設けたのは壁パネル5を上下逆にして使用した場合
にも対応できるようにするためである。このようにして
壁パネル5を壁下地1の前面側に引掛け方式により引掛
けて取付けるものであるが、下段の壁パネル5を取付け
た後、第1図に示すように下段の壁パネル5の背面上部
の引掛け片6と上引掛け部4との間に浮き上がり防止部
材7を介在させて両面粘着テープ17により取付けるもの
である。このように浮き上がり防止部材7を取付けると
地震等の際に壁パネル5に浮き上がり力が作用しても浮
き上がり防止部材7が引掛け金具2の上引掛け部4に当
たることで壁パネル5の浮き上がりを確実に防止するこ
とができるものである。浮き上がり防止部材7の取付け
が終わると、上段の壁パネル5を上記と同様にして取付
けるものであり、この場合、上段の壁パネル5の下部の
引掛け片6は引掛け金具2の上引掛け部4に引掛けられ
るものである。そして、上下段の壁パネル5の端面間に
は防水スポンジ18が介在され、また、コーキング材19が
充填されるものである。
ところで、最上段の壁パネル5や窓枠やドア枠の下枠
の下側に位置する壁パネル5の上部の取付け部分におい
ては、引掛け金具2の上部の上引掛け部4は必要がな
く、むしろ収まり上邪魔になるので、上引掛け部4のや
や下方の溝条16部分で切断して第6図のようにして使用
するものである。そして、この溝条16部分で切断して除
去した部分である切断除去片2aを浮き上がり防止部材7
として利用することも可能である。この場合、第6図の
ように切断除去片2aを上下逆にして下部を外側引掛け片
6aに挿入することで切断除去片2aを壁パネル5の背面上
部の引掛け片6と上引掛け部4との間に介在させること
ができるものであり、この場合、少なくとも第6図のA
>Bの関係であれば、壁パネル5に浮き上がり力が生じ
ても切断除去片2aが上引掛け部4に当たって壁パネル5
がそれ以上浮き上がって外れるのが防止されるものであ
る。また、浮き上がり防止部材7は上記した各実施例の
もの以外の形状のものであってもよいのはもちろんであ
る。
の下側に位置する壁パネル5の上部の取付け部分におい
ては、引掛け金具2の上部の上引掛け部4は必要がな
く、むしろ収まり上邪魔になるので、上引掛け部4のや
や下方の溝条16部分で切断して第6図のようにして使用
するものである。そして、この溝条16部分で切断して除
去した部分である切断除去片2aを浮き上がり防止部材7
として利用することも可能である。この場合、第6図の
ように切断除去片2aを上下逆にして下部を外側引掛け片
6aに挿入することで切断除去片2aを壁パネル5の背面上
部の引掛け片6と上引掛け部4との間に介在させること
ができるものであり、この場合、少なくとも第6図のA
>Bの関係であれば、壁パネル5に浮き上がり力が生じ
ても切断除去片2aが上引掛け部4に当たって壁パネル5
がそれ以上浮き上がって外れるのが防止されるものであ
る。また、浮き上がり防止部材7は上記した各実施例の
もの以外の形状のものであってもよいのはもちろんであ
る。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように壁下地の表面側に引
掛け金具を上下に多段に取付け、引掛け金具にL字状に
上方に突出する下引掛け部と上引掛け部とを突設し、下
引掛け部の上方への突出長さを上引掛け部の上方への突
出長さよりも長くし、壁パネルの背面部の上部と下部と
にそれぞれ略T字状をしたT字状片を設け、上のT字状
片の上半部をL字状に立ち上がる上向きの引掛け片、下
半部を逆L字状に垂下する下向きの引掛け片とし、下の
T字状片の上半部をL字状に立ち上がる上向きの引掛け
片、下半部を逆L字状に垂下する下向きの引掛け片と
し、上部の下向きの引掛け片の垂下長さを下部の下向き
引掛け片の垂下長さよりも長くし、且つ、下部の下向き
の引掛け片の垂下長さを上部の上向きの引掛け片の突出
長さよりも長くし、上段の引掛け金具の下引掛け部に壁
パネルの上部の下向きの引掛け片を引掛けると共に下段
の引掛け金具の上引掛け部に壁パネルの下部の下向きの
引掛け片を引掛けてあるので、壁パネルを壁下地の引掛
け金具に引掛ける際に、壁パネルを上下逆にして使用で
きるものとなる。つまり、壁パネルの上のT字状片のう
ち垂下長さの長い下向きの引掛け片と下のT字状片のう
ち垂下長さの短い下向きの引掛け片とを、壁下地の上下
の引掛け金具に引掛けて取り付ける場合と、壁パネルを
上下逆にして、上記の壁パネルの上のT字状片のうち突
出長さの短い上向きの引掛け片と下のT字状片のうち突
出長さの長い上向きの引掛け片とを、壁下地の上下の引
掛け金具に引掛けて取り付ける場合とを任意に選択する
ことができる。このように、壁パネルを上下逆に使用す
ることで施工の幅が広がり、且つ施工ミスも生じないと
いう効果が得られる。そのうえ、上記のように壁パネル
を上下逆に使用できるものでありながら、いずれの場合
でも、まず、上段の引掛け金具の長さの長い下引掛け部
に下段の壁パネルの上部の長さの長い下向きの引掛け片
を少し引掛けた後に下段の引掛け金具の長さの短い上引
掛け部に壁パネルの下部の長さの短い下向きの引掛け片
を引掛け、この状態で壁パネル全体を下方にずらして上
段の引掛け金具の長さの長い下引掛け部に下段の壁パネ
ルの上部の長さの長い下向きの引掛け片を完全に引掛け
るとともに下段の引掛け金具の長さの短い上引掛け部に
壁パネルの下部の長さの短い下向きの引掛け片を完全に
引掛けることができるものであり、この結果、壁パネル
の引掛けに当たって上下の引掛け片を同時に引掛ける必
要がなくて、引掛け作業が簡略化されるものである。
掛け金具を上下に多段に取付け、引掛け金具にL字状に
上方に突出する下引掛け部と上引掛け部とを突設し、下
引掛け部の上方への突出長さを上引掛け部の上方への突
出長さよりも長くし、壁パネルの背面部の上部と下部と
にそれぞれ略T字状をしたT字状片を設け、上のT字状
片の上半部をL字状に立ち上がる上向きの引掛け片、下
半部を逆L字状に垂下する下向きの引掛け片とし、下の
T字状片の上半部をL字状に立ち上がる上向きの引掛け
片、下半部を逆L字状に垂下する下向きの引掛け片と
し、上部の下向きの引掛け片の垂下長さを下部の下向き
引掛け片の垂下長さよりも長くし、且つ、下部の下向き
の引掛け片の垂下長さを上部の上向きの引掛け片の突出
長さよりも長くし、上段の引掛け金具の下引掛け部に壁
パネルの上部の下向きの引掛け片を引掛けると共に下段
の引掛け金具の上引掛け部に壁パネルの下部の下向きの
引掛け片を引掛けてあるので、壁パネルを壁下地の引掛
け金具に引掛ける際に、壁パネルを上下逆にして使用で
きるものとなる。つまり、壁パネルの上のT字状片のう
ち垂下長さの長い下向きの引掛け片と下のT字状片のう
ち垂下長さの短い下向きの引掛け片とを、壁下地の上下
の引掛け金具に引掛けて取り付ける場合と、壁パネルを
上下逆にして、上記の壁パネルの上のT字状片のうち突
出長さの短い上向きの引掛け片と下のT字状片のうち突
出長さの長い上向きの引掛け片とを、壁下地の上下の引
掛け金具に引掛けて取り付ける場合とを任意に選択する
ことができる。このように、壁パネルを上下逆に使用す
ることで施工の幅が広がり、且つ施工ミスも生じないと
いう効果が得られる。そのうえ、上記のように壁パネル
を上下逆に使用できるものでありながら、いずれの場合
でも、まず、上段の引掛け金具の長さの長い下引掛け部
に下段の壁パネルの上部の長さの長い下向きの引掛け片
を少し引掛けた後に下段の引掛け金具の長さの短い上引
掛け部に壁パネルの下部の長さの短い下向きの引掛け片
を引掛け、この状態で壁パネル全体を下方にずらして上
段の引掛け金具の長さの長い下引掛け部に下段の壁パネ
ルの上部の長さの長い下向きの引掛け片を完全に引掛け
るとともに下段の引掛け金具の長さの短い上引掛け部に
壁パネルの下部の長さの短い下向きの引掛け片を完全に
引掛けることができるものであり、この結果、壁パネル
の引掛けに当たって上下の引掛け片を同時に引掛ける必
要がなくて、引掛け作業が簡略化されるものである。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は同上に用
いる引掛け金具の側面図、第3図は同上の引掛け金具を
取付けた壁下地の正面図、第4図は同上の枠体の側面
図、第5図は同上の浮き上がり防止部材の一実施例の断
面図、第6図は本発明の他の実施例の断面図であって、
1は壁下地、2は引掛け金具、3は下引掛け部、4は上
引掛け部、5は壁パネル、6は引掛け片、6aは下部の下
向きの引掛け片、6bは上部の下向きの引掛け片である。
いる引掛け金具の側面図、第3図は同上の引掛け金具を
取付けた壁下地の正面図、第4図は同上の枠体の側面
図、第5図は同上の浮き上がり防止部材の一実施例の断
面図、第6図は本発明の他の実施例の断面図であって、
1は壁下地、2は引掛け金具、3は下引掛け部、4は上
引掛け部、5は壁パネル、6は引掛け片、6aは下部の下
向きの引掛け片、6bは上部の下向きの引掛け片である。
Claims (1)
- 【請求項1】壁下地の表面側に引掛け金具を上下に多段
に取付け、引掛け金具にL字状に上方に突出する下引掛
け部と上引掛け部とを突設し、下引掛け部の上方への突
出長さを上引掛け部の上方への突出長さよりも長くし、
壁パネルの背面部の上部と下部とにそれぞれ略T字状を
したT字状片を設け、上のT字状片の上半部をL字状に
立ち上がる上向きの引掛け片、下半部を逆L字状に垂下
する下向きの引掛け片とし、下のT字状片の上半部をL
字状に立ち上がる上向きの引掛け片、下半部を逆L字状
に垂下する下向きの引掛け片とし、上部の下向きの引掛
け片の垂下長さを下部の下向きの引掛け片の垂下長さよ
りも長くし、且つ、下部の下向きの引掛け片の垂下長さ
を上部の上向きの引掛け片の突出長さよりも長くし、上
段の引掛け金具の下引掛け部に壁パネルの上部の下向き
の引掛け片を引掛けると共に下段の引掛け金具の上引掛
け部に壁パネルの下部の下向きの引掛け片を引掛けて成
る壁パネル取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32676990A JP2880795B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 壁パネル取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 1990-11-27 JP JP32676990A patent/JP2880795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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