JP2880090B2 - 移動式搬送方法 - Google Patents

移動式搬送方法

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JP2880090B2 JP29501594A JP29501594A JP2880090B2 JP 2880090 B2 JP2880090 B2 JP 2880090B2 JP 29501594 A JP29501594 A JP 29501594A JP 29501594 A JP29501594 A JP 29501594A JP 2880090 B2 JP2880090 B2 JP 2880090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】トンネル掘削時の土砂の搬送等の
ように被搬送物の発生場所が移動する場合に好適に用い
られる移動式搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルの掘削においては、切り
羽で大量の掘削土砂が発生するので、例えば、軌道上を
走る土砂運搬車両に積載してトンネル外に搬出してい
た。また、大断面トンネルにおいては、土砂搬送用のダ
ンプカーをトンネル内に乗り入れることができるので、
掘削途中のトンネルの先端部までダンプカーを乗り入れ
て土砂の搬出を行うことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、掘削途中の
トンネル先端部分においては、切り羽部分において掘削
作業が行われるとともに、切り羽部分の後方において、
トンネル内面の覆工作業が行われている。そして、上記
トンネル先端部分には、掘削作業及び覆工作業用の設備
や装置が配置されているとともに、上記トンネル先端部
部において掘削や覆工に使用する資材の搬入作業が行わ
れている。
【0004】従って、トンネルの切り羽部分まで、土砂
搬出用のダンプカー等が乗り入れた場合には、上記掘削
及び覆工用の設備や装置と土砂の搬出用のダンプカー等
とが混在した状態になるとともに、掘削作業、覆工作業
及び資材搬入作業と、搬出用ダンプカー等の出入り及び
ダンプカー等への土砂積載作業とが錯綜することにな
る。
【0005】ここで、ベルトコンベア等を用いて、一
旦、土砂を切り羽部分より後方に搬出することにより、
ダンプカー等への土砂の積載位置を掘削作業及び覆工作
業位置よりも後方にすることが考えられる。しかし、覆
工作業が切り羽部分から少し後方に離れた部分で行われ
ることになるので、ダンプカー等への土砂の投入位置を
覆工作業位置よりも後方に配置しようとした場合には、
長い距離のコンベアを設置する必要があるとともに、ト
ンネルの切り羽部分は、トンネルの掘削の進行に伴って
前進することになるので、トンネルの進行に伴ってコン
ベアを移動をする必要が生じる。
【0006】また、トンネルは必ずしも直線的に掘削さ
れるとは限らず、湾曲した状態に掘削される場合があ
り、このような場合には、直線的なベルトコンベアを複
数組み合わせてトンネルの湾曲した形状に沿わせる必要
が生じる。すなわち、掘削作業位置の後方までの短い距
離の土砂の搬送は、コンベアにより容易に可能となる
が、覆工作業位置の後方までコンベアにより土砂を搬送
するものとした場合には、コンベアの設置、移動、トン
ネルの湾曲部への対応に極めて煩雑な作業が必要とな
り、ダンプカー等への土砂の積載位置を覆工作業の後方
に移動したことによる効果が相殺されてしまう。
【0007】また、ズリ運搬用車両として、コンベアを
積載したシャトルカーが知られており、該シャトルカー
によれば、コンベアを容易に移動できるが、シャトルカ
ーは、基本的にその直線状のボディー内での土砂の短い
距離の移動にコンベアを用いるものであり、上記ダンプ
カーと同様に切り羽部分とトンネル坑口部分とを往復す
ることになり、上記ダンプカーと同様にトンネル切り羽
部分での作業を錯綜させることになる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、湾曲した長い搬送経路においても、容易に搬送
作業を行うことができる移動式搬送方法を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
移動式搬送方法は、一列に互いに連結された複数の台車
と、これら台車上に連続して配置されたコンベアとを備
えた移動式搬送装置を、掘削途中のトンネル内に、該ト
ンネルの切り羽部分から少なくとも上記トンネルの覆工
作業位置の後方まで延在するように配置する工程と、次
に、搬送元から搬送先まで、上記台車上のコンベアによ
上記トンネルから発生する掘削土砂を搬送する工程
と、上記移動式搬送装置を上記トンネルの掘削の進行に
伴ってトンネルの掘削方向に移動させる工程とを具備し
てなり、上記複数の台車が湾曲する経路に沿って移動可
能及び配置可能に互いに回動自在に連結されているとと
もに、上記コンベアに少なくとも底部と該底部の左右側
縁部から立設された側壁部とを有して湾曲した状態で被
搬送物が搬送可能なベルトが備えられ、かつ、該ベルト
の側壁部を外面側から略垂直に支持するとともに、前後
動可能に案内する支持ローラが、台車に対して水平方向
にスライド移動自在とされた支持枠に設置されているこ
とを上記課題の解決手段とした。
【0010】本発明の請求項2記載の移動式搬送方法
は、請求項1記載の移動式搬送方法において、上記台車
は、レール上を走行するものとされ、かつ、上記レール
がトンネルの一方の側縁部側に敷設されることを上記課
題の解決手段とした。
【0011】また、本発明の請求項3記載の移動式搬送
方法は、請求項1または2記載の移動式搬送方法におい
て、上記移動式搬送装置を切り羽から抗口まで配置し、
トンネルの掘削の進行に伴って、移動式搬送装置を前進
させるとともに、抗口部分において移動式搬送等をつぎ
たすことを上記課題の解決手段とした。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、上記移動式
搬送装置が、互いに回動可能に連結された複数の台車上
に、少なくとも底部と該底部の左右側縁から立設された
側壁部とを有し、かつ、湾曲した状態で被搬送物を搬送
可能なベルトを備えたコンベアを配置しているので、上
下左右に湾曲する経路に沿って移動及び配置が可能とな
っている。
【0013】従って、搬送元から搬送先の間の搬送経路
が上下左右に湾曲していても、列車状の上記台車により
上記移動式搬送装置を上記搬送経路に移動させるととも
に、湾曲した搬送経路に沿って列車状の上記台車を配置
することで、容易に上記搬送元から搬送先まで上記移動
式搬送装置を延在させることができる。また、この湾曲
した状態で被搬送物を搬送可能なベルトを備えたコンベ
アにより搬送作業を行うことができる。また、搬送元の
変更に伴って、上述のように移動式搬送装置の移動及び
設置を容易に行うことができる。また、連結された二つ
の台車のうちの一方の台車に対して他方の台車が左右に
曲がった状態となった場合に、上記支持枠が左右にスラ
イドすることにより、これら台車間に連続して配置され
たベルトが、それぞれの台車間に配置された部分だけで
急激に湾曲するのを防止することができる。すなわち、
上記支持ローラを有する上記支持枠が他方の台車の曲が
った方向に対応して左右に動くことにより、ベルトを緩
やかに湾曲した状態とすることができ、一方の台車に対
して他方の台車を曲がった状態としたときに被搬送物を
搬送中のベルトに大きな力がかかるのを防止することが
できる。
【0014】また、上記移動式搬送装置を掘削途中のト
ンネルの掘削土砂の搬送に用いた場合に、上記列車状の
台車により、上記移動式搬送装置を掘削途中のトンネル
が湾曲している場合でも、上記トンネルの切り羽部分か
ら坑口に向かって上述のように容易に配置することがで
きる。また、上記移動式搬送装置を上記トンネルの切り
羽部分から少なくとも上記トンネルの覆工作業位置の後
方まで配置することにより、最終的に掘削土砂を搬出す
るダンプカー等への土砂の積載位置を覆工作業位置の後
方とすることができ、土砂搬出用のダンプカー等の出入
り及び土砂の積載作業が、トンネルの掘削及び覆工作業
と錯綜するのを防止することができる。また、トンネル
の掘削においては、トンネルの掘削に伴って切り羽部分
が前進することになるが、上記列車状の台車により上記
移動式搬送装置を切り羽部分の移動に追随して容易に移
動することができる。
【0015】また、上記請求項2記載の構成によれば、
上記レールの敷設位置を、大断面トンネルの一方の側縁
側とすることにより、敷設されたレールの側方にダンプ
カー用の通路を確保することができる。この際に、ベル
ト上に高く土砂を積んだ状態での搬送が可能となってお
り、一般の平ベルトを用いたベルトコンベアに較べて、
同じ土砂の搬送速度を確保するのにコンベア自体の幅を
狭くすることができ、トンネル内のコンベアが配置され
た部分の空間を有効に利用できる。
【0016】また、上記請求項3記載の構成によれば、
上述のように移動式搬送装置の前進は容易なものとなっ
ており、かつ、移動式搬送装置の後端部を延長する作業
は、作業環境が良好な坑口の外で行えるので、上記移動
式搬送装置だけでトンネル内の搬送を行うのは、固定式
の搬送装置をトンネル内に設置し、作業環境が良好とは
言えないトンネルの切り羽部分で、搬送装置の延長作業
を行う場合に比較して、容易なものとなっている。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の一実施例の移動式搬送方法
及び移動式搬送装置について図面を参照して説明する。
なお、この実施例の移動式搬送方法及び移動式搬送装置
は、本発明を大断面トンネルの掘削工事における掘削土
砂の搬送に応用したものである。ここで、上記移動式搬
送方法の説明に先だって移動式搬送装置について説明す
る。
【0018】図1ないし図6は、この実施例の移動式搬
送装置を示すものである。なお、図1においては、一つ
の移動式搬送装置を前後で分割して上下に図示した。図
1ないし図3に示すように、この実施例の移動式搬送装
置は、一列に互いに連結された複数の台車1…と、上記
一列の複数の台車1…上に連続して配置されたU型コン
ベア2とを基本構成とするものである。
【0019】なお、この実施例において、上記移動式搬
送装置は、連続するU型コンベア2を配置された一列の
台車1…からなる第一の搬送部(図1の下に図示)A
と、該第一の搬送部Aと略同様の構成を有する第二の搬
送部(図1の上に図示)Bと、第二の搬送部Bの後方に
配置された土砂ホッパ装置(図3に拡大して図示)Cと
が一列に連結されたものとなっている。また、第一の搬
送部Aには、その先端部にロート状の土砂投入口3(図
1の下に図示)が設けられている。
【0020】上記台車1は、図3に示すように、レール
4、4(図3には一本のレール4を図示)上を走行する
ものであり、レール4、4上を転動する車輪5…と、該
車輪5…を軸支するとともに、後述するU型コンベア2
のベルト駆動部6を支持するフレーム部7とからなって
いる。また、各台車1のフレーム部7の前後には、周知
の連結機8、8が設けられている。該連結器8は、基本
的に台車1、1同士をピン結合するものであり、前の台
車1の後部の連結器8と後ろの台車1の前部の連結器8
とが互いに水平面内で回動自在に連結できるようになっ
ている。したがって、移動式搬送装置は、列車と同様に
左右に湾曲したレール上も走行可能となっている。
【0021】また、上記連結器8は、周知のように、起
伏した地盤に配置されて上下方向に湾曲したレール4、
4上でも、連結された台車1…が走行可能な構成となっ
ている。なお、上記連結器8を、上下左右どのような方
向にでも連結された状態の台車1…を自由に湾曲できる
ように、屈曲方向の異なる複数の関節を有する構成や、
ユニバーサルジョイントのような構成としても良い。
【0022】また、各台車1…は、上記第一及び第二の
搬送部A、Bにおいて、上記U型コンベア2を、搬送元
(第一及び第二の搬送部A、Bの前端、図1において右
側)から搬送先(第一及び第二の搬送部A、Bの後端、
図1において左側)に向かうにつれて斜め上方に向かう
ように傾斜して配置できるように、各台車1…のフレー
ム部7…の上部が斜めに形成されるとともに、上記フレ
ーム部7…の高さが第一の及び第二の搬送部A、Bの先
頭の台車1、1から後方の台車1…に向かうにつれて高
くされている。
【0023】なお、これは搬送先を高くして搬送先にお
いて被搬送物をU型コンベア2の下方に投下できるよう
にするためのであり、場合によっては、U型コンベア2
を水平に配置できるように、各台車1の高さを同一にす
るとともに、台車の上面を水平にしても良い。また、図
2の第一の搬送部Aの平面図に示すように、先頭の台車
1Aの前部と、最後尾の台車1Bの後部とは、後述する
ベルト9が後述するように広げられた状態となるので、
その幅が他の台車1…の幅より広く形成されている。
【0024】上記U型コンベア2は、図4等に示すよう
に環状のベルト9と、該ベルト9を断面U字状に保持し
た状態で周回させる上記ベルト駆動部6…とを基本構成
とするものである。上記ベルト9は、例えば、柔軟性を
有するゴムや合成樹脂や各種繊維もしくはこれらの複合
材料からなるものであり、広げた状態で環状の帯となっ
ているとともに、その左右両側縁に突条9a、9aが形
成されている。
【0025】また、上記ベルト9は図4に示すように、
被搬送物を搬送する状態では、ベルト駆動部6により断
面U字状に維持された状態となっている。すなわち、ベ
ルト9は、被搬送物を搬送する状態において、底部9b
と、該底部9bの左右側縁から立設された側壁部9c、
9cとからU字状に形成されている。
【0026】上記ベルト駆動部6…は、図3に示すよう
に、上記各台車1…のフレーム部7…上にそれぞれ固定
されるとともに図4に示すように上記ベルト9をU字状
に支持した状態で搬送方向に案内して駆動するものであ
り、各台車1…毎に固定され、かつ、四角筒状に形成さ
れた骨組みからなる筒フレーム6aと、図4ないし図6
に示すように該筒フレーム6a内に配置された支持ロー
ラ10…と、第一及び第二の搬送部A、Bの先頭及び最
後尾の台車1A、1Bのベルト駆動部6に設けられた駆
動ローラ11、11(図3に第二の搬送部Bの最後尾の
ベルト駆動部6の駆動ローラ11を図示)とを基本構成
とするものである。
【0027】上記筒フレーム6a…は、図4に示すよう
に上部と下部とを有し、上部は上述のようにU字状とさ
れたベルト9を搬送方向に案内するようになっており、
下部は逆U字上とされたベルト9を搬送方向の逆側に案
内するようなっている。すなわち、上記下部は、ベルト
9の戻り用の通路となっている。
【0028】そして、上記支持ローラ10…には、少な
くとも上部もしくは下部を通過するベルト9の上記側壁
部9c,9cを外面側から略垂直に支持するとともに前
後動可能に案内するために略垂直に配置された第一の支
持ローラ10a…と、上記第一の支持ローラ10aによ
りU字状もしくは逆U字状に保持された状態のベルト9
を下側から支持するとともに前後動可能に案内するため
に水平に配置された第二の支持ローラ10bと、上記ベ
ルト9の左右側縁部の突条9a、9aをそれぞれ左右か
ら挟持した状態にして前後動可能に案内する一対ずつの
第三の支持ローラ(図5及び図6に図示)10c…とが
ある。
【0029】なお、筒フレーム6a…の中央部において
は、上記第一の支持ローラ10a…の他に、U字状のベ
ルト9の底部9bと側壁部9cとの接合部分を左右外側
から斜めに支持する第四の支持ローラ(図示略)が設け
られている。また、第三の支持ローラ10c…は、ベル
ト9の左右側縁部を挟持した状態に規制することによ
り、後述するように台車1…が湾曲した経路上に配置さ
れた場合に、ベルト9のU字状の形態を確実に保持する
ためのものである。
【0030】上記駆動ローラ11は、第一及び第二の搬
送部A、Bの先頭の台車1Aの前端部もしくは最後尾の
台車1Bの後端部に水平配置され、かつ、先頭もしくは
最後尾の台車1の少なくともどちらか一方の駆動ローラ
11がモータにより回転駆動されるようになっている。
そして、上記駆動ローラ11は、第一及び第二の搬送部
A、Bの先頭の台車1Aの前端部もしくは最後尾の台車
1Bの後端部において、上記支持ローラ10…による規
制を解除されて扁平な帯状となったベルト9が卷回され
るようになっており、上記駆動ローラ11を回転するこ
とによりベルト9は筒フレーム6a内で周回できるよう
になっている。なお、ベルト9を駆動するための動力を
備えたローラは、例えば、上記駆動ローラ11のように
第一及び第二の搬送部A、Bの前端部もしくは後端部の
いずれかに必ず配置する必要はなく、任意の位置に配置
することができる。例えば、上記支持ローラ等のローラ
に動力を伝達して、ベルト9を駆動するようにしても良
い。
【0031】そして、上記ベルト9は、第一及び第二の
搬送部A、Bの先頭の台車1Aの前端部及び最後尾の台
車1Bの後端部に設けられた駆動ローラ11にそれぞれ
卷回された状態で、上記先頭の台車1Aと最後尾の台車
1Bと、これらの間の台車1…の筒フレーム6a…内に
U字状に支持されて連続して被搬送物を搬送できるよう
になっている。
【0032】また、図4に示すように上記第一及び第二
の搬送部A、Bの先頭の台車1Aの前端部もしくは最後
尾の台車1Bの後端部を除く筒フレーム6a…の前後両
端部の上部分においては、上記第一の支持ローラ10a
が、上記筒フレーム6aに対して水平方向に移動自在と
された支持枠12に設置されている。
【0033】上記支持枠12は、その四隅部分から左右
に支持棒12a…が延出した状態となっており、該支持
棒12aが上記筒フレーム6a…の端面に設けられた突
出片6b…に摺動自在に貫通した状態となっている。ま
た、支持枠12は、その上辺が支持枠12内を通過する
U字状のベルト9の上端の直ぐ近傍に設けられ、ベルト
9が左右にゆれることにより、ベルト9の左右側縁の高
さが変わるような場合に、ベルト9の左右側縁の上端の
高さを規制できるようになっている。
【0034】そして、このような構成に基づいて、図5
及び図6に示すように、連結された二つの台車1、1の
うちの一方の台車1に対して他方の台車1が左右に曲が
った状態となった場合に、上記支持枠12が左右にスラ
イドすることにより、これら台車1、1間に連続して配
置されたベルト9が、それぞれの台車1、1間に配置さ
れた部分だけで急激に湾曲するのを防止することができ
る。すなわち、上記第一の支持ローラ10a、10aを
有する上記支持枠12が他方の台車1の曲がった方向に
対応して左右に動くことにより、ベルト9を筒フレーム
6a内部から緩やかに湾曲した状態とすることができ、
一方の台車1に対して他方の台車1を曲がった状態とし
たときに被搬送物を搬送中のベルト9に大きな力がかか
るのを防止するようになっている。
【0035】なお、上記支持枠12による機構がなくと
も、上記一方の台車1が他方の台車1に対して極めて急
激な角度で曲がった状態となっていなければ、一方の台
車1に対して他方の台車1が曲がった状態で台車1…上
に連続して配置されたU型コンベア2による搬送は可能
となっている。また、上記レール4、4に起伏がある場
合には、上記連結器8により連結された一列の台車1…
が上下に湾曲することになるが、上記ベルト9は、柔軟
性を有するので、連結部分において上下に湾曲すること
が可能であるとともに、極めて極端に上下に湾曲した状
態でなければ、ベルト9が連結部分で上下に湾曲した状
態となってもU型コンベア2による搬送は可能となって
いる。以上のような構成により、上記移動式搬送装置
は、レール4、4が施設された経路を列車と同様に走行
して移動することが可能となっている。また、列車と同
様に上記経路が上下左右に湾曲していても移動すること
が可能である。
【0036】また、上記移動式搬送装置は、レール4、
4が施設された経路上に容易に配置して、配置された位
置において上記U型コンベア2により被搬送物を搬送す
ることができる。また、上述のように上記経路が上下左
右に湾曲した部分に上記移動式搬送装置を配置しても、
各台車1…上の筒フレーム6a…間に渡って断面U字状
とされたベルト9による被搬送物の搬送が可能となって
いる。
【0037】次に、上記移動式搬送装置を用いた掘削中
の大断面トンネルTにおける掘削土砂の搬出のための移
動式搬送方法について説明する。図7は、掘削中の大断
面トンネルTにおける移動式搬送装置を用いた移動式搬
送方法の一例を示すものである。まず、大断面トンネル
Tの掘削においては、掘削土砂の搬出にダンプカーDを
用いるものとする。そして、有る程度の長さまで掘削さ
れた掘削途中の大断面トンネルTにおいては、その底部
に上記移動式搬送装置用のレール4、4(図1等に図
示)を坑口13から切り羽14部分まで敷設する。
【0038】また、上記レール4、4の敷設位置を、大
断面トンネルTの一方の側縁側とすることにより、敷設
されたレール4、4の側方にダンプカーD用の通路を確
保することができる。この際に、U型コンベア2は、ベ
ルト9上に高く土砂を積んだ状態での搬送が可能となっ
ており、少なくともベルト9が広げられた状態となるU
型コンベア2の前端部と後端部とを除いた部分におい
て、一般の平ベルトを用いたベルトコンベアに較べて、
同じ土砂の搬送速度を確保するのにコンベア自体の幅を
狭くすることができ、トンネルT内のU型コンベア2が
配置された部分の空間を有効に利用できる。
【0039】また、ベルト9断面が底部9bと側壁部9
c,9cとからなるU字状となっていることにより、ベ
ルト9から土砂が荷こぼれする可能性がなく、掘削土砂
の状態がどのようなものでも対応することができる。す
なわち、U型コンベア2では、ズリから粘性土までの幅
広い土砂の輸送が可能となる。
【0040】また、U型コンベア2は、一本のベルト9
を上下左右に湾曲して配置することができるので、上記
列車状の台車1…とともに用いることにより、トンネル
Tが左右に湾曲していても、一つのベルト9で対応する
ことができ(この実施例では、第一の搬送部Aと第二の
搬送部Bとにおいてそれぞれ一つずつのベルト9、9を
使用しているが、一つのベルト9でも対応可能であ
る)、平ベルトのベルトコンベアの場合のように複数の
ベルトを組み合わせて湾曲部に対応させることがなく、
コンベアの設置が容易なものとなる。
【0041】また、図7においては、トンネルTの切り
羽14において、先にトンネルTの上部を掘削するとと
もに、その後方において、トンネルT上部の掘削に追随
して所定距離後方の残りの下部を掘削するようになって
いる。従って、トンネルTの先端部分においては、トン
ネルTの底面に段差が形成されるようになっている。そ
して、図7に示す例においては、上記段差部分において
レール4、4の敷設を容易とするために、スロープ15
が形成されている。従って、移動式搬送装置の先端部を
切り羽14の近傍まで配置した場合においては、スロー
プ15の前端部及び後端部において、移動式搬送装置が
上下に湾曲した状態となるが、上述のようにレール4、
4が上下に湾曲していても連結された台車1…が移動及
び配置可能な構成となっているとともに、U型コンベア
2が上下に湾曲した状態でも被搬送物を搬送可能となっ
ているので、容易に移動式搬送装置をトンネルTの先端
部分まで移動させるとともに配置させて、掘削土砂の搬
送を行うことができる。また、トンネルTが左右だけで
はなく、上下にも湾曲した状態で形成された場合にも、
同様に移動式搬送装置を移動及び配置して、掘削土砂の
搬送を行うことが可能である。
【0042】そして、上記移動式搬送装置に牽引車を連
結して、上記レール4、4上に上記移動式搬送装置を走
行させ、上記移動式搬送装置の前端部が、大断面トンネ
ルTの切り羽14部分の掘削土砂投入位置に至ったとこ
ろで、上記移動式搬送装置を停止して設置する。なお、
トンネルTにおいては、上述のように掘削が上下二段階
に分けて行われるので、掘削土砂の投入は、切り羽14
の近傍に配置される移動式搬送装置の先端部と、それよ
りさらに後方の位置との二カ所で行われることになる。
また、移動式搬送装置に対する土砂の投入は、どこの箇
所で行われるようにしても良く、複数箇所で行うように
しても良い。
【0043】また、この際に、上記移動式搬送装置の後
端部が、トンネルTの切り羽14部分の掘削作業位置及
びその後方の覆工作業位置よりもさらに後方に配置され
るように、予め上記移動式搬送装置の長さを設定してお
く。なお、移動式搬送装置の後端部は、ダンプカーDに
よる土砂の搬出作業が覆工作業の邪魔にならない位置な
らば、どこの位置に配置されるようにしても良く、例え
ば、覆工作業位置より僅かに後方の位置でも、覆工作業
位置の遥かに後方の位置としても良い。
【0044】また、図7は、まだ、掘削し始めたばかり
の短いトンネルTを示し、移動式搬送装置の後端部が坑
口13の外にでた状態となっているが、例えば、掘削の
進んだ長い小断面トンネルにおいて、切り羽14から坑
口13まで移動式搬送装置を配置し、トンネルT内の掘
削土砂の搬出を全て移動式搬送装置により行う構成とし
ても良い。この場合には、トンネルTの掘削の進行に伴
って、移動式搬送装置を前進させるとともに、坑口13
部分において移動式搬送装置をつぎたすことになるが、
上述のように移動式搬送装置の前進は容易なものとなっ
ている。
【0045】また、移動式搬送装置の後端部を延長する
作業は、作業環境が良好な坑口13の外で行えるので、
上記移動式搬送装置だけでトンネル内の搬送を行うの
は、固定式の搬送装置をトンネルT内に設置し、作業環
境が良好とは言えないトンネルTの切り羽14部分で、
搬送装置の延長作業を行う場合に比較して、容易なもの
となっている。
【0046】次に、上記移動式搬送装置上のU型コンベ
ア2により、掘削土砂の搬送を行う。この際には、掘削
土砂は、トンネルTの切り羽部分から覆工作業位置の後
方まで搬送されることになる。そして、上記移動式搬送
装置の最後尾に設けられた土砂ホッパ装置Cには、U型
コンベア2により搬送された土砂が投入され、蓄積され
る。そして、上記土砂ホッパ装置Cの下にダンプカーD
を配置して、土砂ホッパ装置Cを開放状態にすることに
より、ダンプカーDに土砂を積載する。
【0047】上述のように上記移動式搬送装置により、
土砂を覆工作業位置よりも後方に搬送することにより、
土砂搬出用のダンプカーDがトンネルTの掘削作業位置
や覆工作業位置に出入りすることがなくなるとともに、
ダンプカーDへの土砂の積載作業が覆工作業位置よりも
後方で行われることになるので、掘削途中のトンネルT
の先端部分において、掘削作業及び覆工作業及びこれら
の作業のための資材搬入と、ダンプカーDによる土砂の
搬出とをトンネルT内で完全に区分けすることができ
る。
【0048】従って、掘削及び覆工作業と、ダンプカー
Dによる土砂の搬出作業とが錯綜することがなく、作業
の迅速化及び安全性の向上を図ることができる。また、
掘削途中のトンネルTの先端部分の空気がダンプカーD
の排気ガスにより汚染されるのを防止することができ
る。また、掘削途中のトンネルTの切り羽14部分は、
掘削の進行に伴って前進することになるが、トンネルT
の切り羽14部分の前進に伴って、上記レール4、4を
前方に延出して敷設することにより、レール4、4に沿
って容易に移動式搬送装置を移動させることができる。
【0049】また、上述のように掘削中のトンネルTの
先端部分が上下左右に湾曲していても容易に移動式搬送
装置を移動させることができる。従って、この実施例の
移動式搬送方法及び移動式搬送装置においては、トンネ
ルTの掘削の進行に伴って、容易に移動式搬送装置を移
動して前進した切り羽部分の土砂の搬出作業を行うこと
ができる。
【0050】以上のように、この実施例の移動式搬送方
法及び移動式搬送装置によれば、列車状の台車1…と、
これら台車1…上に連続して配置され、湾曲可能なU型
コンベア2とからなる移動式搬送装置を用いることによ
り、搬送経路が上下左右に湾曲していても、上記移動式
搬送装置を容易に移動して配置することができる。ま
た、上記移動式搬送方法及び移動式搬送装置をトンネル
Tの掘削における掘削土砂の搬出に利用した場合には、
上記トンネルTが上下左右に湾曲していても、トンネル
Tの切り羽部分から覆工作業位置の後方までの長い距離
に渡って容易に移動式搬送装置を配置できるとともに、
切り羽部分が掘削により前進していっても、容易に移動
式搬送装置を移動して対応することができる。
【0051】また、上記移動式搬送装置により掘削土砂
を覆工作業位置の後方まで搬出することにより、掘削作
業位置及び覆工作業位置に、土砂搬出用のダンプカーD
が出入りすることがなくるので、ダンプカーDによる土
砂の搬出作業と掘削及び覆工作業とが錯綜することを防
止することができる。従って、掘削作業、覆工作業、土
砂搬出作業の迅速化を図るとともに安全性の向上を図る
ことができる。
【0052】なお、上記実施例においては、台車1…を
レール4、4、上を走る軌道車両としたが、上記台車
1、1は、必ずしも軌道上を走らせる必要はなく、例え
ば、台車を無限軌道を有するクローラタイプのものとし
ても良い。また、台車1…を走行させる経路が比較的良
好な場合には、一般的なタイヤを用いた車両としても良
い。
【0053】また、上記実施例においては、移動式搬送
装置を第一の搬送部Aと第二の搬送部Bとに設けられた
二つのU型コンベア2により構成されるものとしたが、
上述のように一つのU型コンベア2を湾曲して配置する
ことが可能なので、一つのU型コンベア2により移動式
搬送装置を構成することができるのは言うまでもないこ
とである。また、U型コンベア2による搬送距離が長い
場合には、U型コンベア2のベルト9の強度や、扱い安
さ等を考慮して、移動式搬送装置を上記実施例のように
複数のU型コンベア2が連接されて構成されるものとし
ても良い。
【0054】また、上記実施例では、コンベアとして断
面U字状に支持されたベルト9を備えたU型コンベア2
を用いたが、少なくともベルト9が底部9bと該底部9
bの両側縁部から立設された側壁部9c,9cとを備
え、上下左右に湾曲した状態で被搬送物を搬送可能なら
ば必ずしもU型コンベア2を用いる必要はない。例え
ば、断面が略O字状となった周知のO型コンベア等を用
いることができる。
【0055】また、図7に示すようにトンネルT先端部
において、上部を先に掘削し、切り羽部分より所定距離
後方において残された下部を掘削するようにした場合に
は、上述のように段差が生じることになる。この際に、
上記実施例においては、上記段差部分にスロープ15を
形成し、該スロープ15上にレール4、4を敷設するも
のとしたが、上記スロープ15を形成せずに、トンネル
T先端の上段部分に配置される第一の移動式搬送装置
と、それより後方のトンネルTの下段部分に配置される
第二の移動式搬送装置とを用いる構成とし、第一の移動
式搬送装置により搬送された土砂を段差部分において、
第二の移動式搬送装置に投入して引き渡し、土砂を切り
羽部分から覆工作業位置の後方まで搬送するものとして
も良い。
【0056】さらに、第一の移動式搬送装置を上述のよ
うにレール上を走行するものとした場合に、トンネルT
の掘削の進行に伴って、トンネルTの上部だけ掘削され
た部分において、トンネルTの残された下部を掘削する
際に、トンネルTの残された下部上に敷設された第一の
移動式搬送装置用のレールを順次後ろ側から撤去する必
要がでてくるので、第一の移動式搬送装置だけ上述のよ
うにクローラタイプのものとしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、上記請求
項1記載の移動式搬送方法によれば、搬送元から搬送先
の間の搬送経路が上下左右に湾曲していても、列車状の
上記台車により上記移動式搬送装置を上記搬送経路に移
動させるとともに、上下左右に湾曲した搬送経路に沿っ
て列車状の上記台車を配置することができるので、容易
に上記搬送元から搬送先まで上記移動式搬送装置を延在
させることができる。また、上下左右に湾曲した状態で
被搬送物を搬送可能なベルトを備えたコンベアにより搬
送作業を行うことができる。
【0058】また、搬送元の変更に伴って、上述のよう
に移動式搬送装置の移動及び設置を容易に行うことがで
きる。従って、平ベルトを用いた一般的なベルトコンベ
アを湾曲した経路に沿わせるように複数配置した場合に
比較して、搬送装置の設置作業を極めて容易なものとし
て、搬送作業の作業効率の向上を図ることができる。
た、連結された二つの台車のうちの一方の台車に対して
他方の台車が左右に曲がった状態となった場合に、上記
支持枠が左右にスライドすることにより、これら台車間
に連続して配置されたベルトが、それぞれの台車間に配
置された部分だけで急激に湾曲するのを防止することが
できる。すなわち、上記支持ローラを有する上記支持枠
が他方の台車の曲がった方向に対応して左右に動くこと
により、ベルトを緩やかに湾曲した状態とすることがで
き、一方の台車に対して他方の台車を曲がった状態とし
たときに被搬送物を搬送中のベルトに大きな力がかかる
のを防止することができる。
【0059】また、上記移動式搬送装置を掘削途中のト
ンネルの掘削土砂の搬送に用いた場合に、上記列車状の
台車により、上記移動式搬送装置を掘削途中のトンネル
が上下左右に湾曲している場合でも、上記トンネルの切
り羽部分から坑口に向かって上述のように容易に配置す
ることができる。また、上記移動式搬送装置を上記トン
ネルの切り羽部分から少なくとも上記トンネルの覆工作
業位置の後方まで配置することにより、最終的に掘削土
砂を搬出するダンプカー等への土砂の積載位置を覆工作
業の後方とすることができ、土砂搬出用のダンプカーの
出入り及び土砂の積載作業が、トンネルの掘削及び覆工
作業と錯綜するのを防止することができる。従って、上
記掘削作業、覆工作業、土砂搬出作業の作業効率の向上
と安全性の向上を図ることができる。また、トンネルの
掘削においては、トンネルの掘削に伴って切り羽部分が
前進することになるが、上記列車状の台車により上記移
動式搬送装置を切り羽部分の移動に追随して容易に移動
することができる。
【0060】上記請求項2記載の移動式搬送方法によれ
ば、上記レールの敷設位置を、大断面トンネルの一方の
側縁側とすることにより、敷設されたレールの側方にダ
ンプカー用の通路を確保することができる。この際に、
ベルト上に高く土砂を積んだ状態での搬送が可能となっ
ており、一般の平ベルトを用いたベルトコンベアに較べ
て、同じ土砂の搬送速度を確保するのにコンベア自体の
幅を狭くすることができ、トンネル内のコンベアが配置
された部分の空間を有効に利用できる。 また、上記請求
項3記載の移動式搬送装置によれば、上述のように移動
式搬送装置の前進は容易なものとなっており、かつ、移
動式搬送装置の後端部を延長する作業は、作業環境が良
好な坑口の外で行えるので、上記移動式搬送装置だけで
トンネル内の搬送を行うのは、固定式の搬送装置をトン
ネル内に設置し、作業環境が良好とは言えないトンネル
の切り羽部分で、搬送装置の延長作業を行う場合に比較
して、容易なものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の移動式搬送方法に用いられ
る移動式搬送装置を示す側面図である。
【図2】上記実施例の移動式搬送方法に用いられる移動
式搬送装置を示す平面図である。
【図3】上記実施例の移動式搬送方法に用いられる移動
式搬送装置を示す要部側面図である。
【図4】上記実施例の移動式搬送方法に用いられる移動
式搬送装置を示す要部斜視図である。
【図5】上記実施例の移動式搬送方法に用いられる移動
式搬送装置の動きを説明するための概略平面図である。
【図6】上記実施例の移動式搬送方法に用いられる移動
式搬送装置の動きを説明するための概略平面図である。
【図7】上記実施例の移動式搬送方法を説明するため
に、トンネル内は配置された移動式搬送装置を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 台車 2 U型コンベア(コンベア) 9 ベルト 9b ベルト底部 9c ベルト側壁部 T 掘削途中のトンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−193807(JP,A) 特開 平6−305529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21F 13/08 B65G 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一列に互いに連結された複数の台車と、
    これら台車上に連続して配置されたコンベアとを備えた
    移動式搬送装置を、掘削途中のトンネル内に、該トンネ
    ルの切り羽部分から少なくとも上記トンネルの覆工作業
    位置の後方まで延在するように配置する工程と、 次に、搬送元から搬送先まで、上記台車上のコンベアに
    より上記トンネルから発生する掘削土砂を搬送する工程
    と、 上記移動式搬送装置を上記トンネルの掘削の進行に伴っ
    てトンネルの掘削方向に移動させる工程とを具備してな
    り、 上記複数の台車が湾曲する経路に沿って移動可能及び配
    置可能に互いに回動自在に連結されているとともに、上
    記コンベアに少なくとも底部と該底部の左右側縁部から
    立設された側壁部とを有して湾曲した状態で被搬送物が
    搬送可能なベルトが備えられ、かつ、該ベルトの側壁部を外面側から略垂直に支持する
    とともに、前後動可能に案内する支持ローラが、台車に
    対して水平方向にスライド移動自在とされた支持枠に設
    置され ていることを特徴とする移動式搬送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式搬送方法におい
    て、 上記台車は、レール上を走行するものとされ、かつ、上
    記レールがトンネルの一方の側縁部側に敷設されること
    を特徴とする移動式搬送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の移動式搬送方法
    において、上記移動式搬送装置を切り羽から抗口まで配置し、トン
    ネルの掘削の進行に伴って、移動式搬送装置を前進させ
    るとともに、抗口部分において移動式搬送装置をつぎた
    すことを特徴とする移動式搬送方法
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