JPH0569948A - 運搬車の荷物の移し換え方法 - Google Patents

運搬車の荷物の移し換え方法

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JPH0569948A
JPH0569948A JP26310991A JP26310991A JPH0569948A JP H0569948 A JPH0569948 A JP H0569948A JP 26310991 A JP26310991 A JP 26310991A JP 26310991 A JP26310991 A JP 26310991A JP H0569948 A JPH0569948 A JP H0569948A
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Koji Shirai
耕治 白井
Masayasu Kaneko
昌泰 金子
Atsuhisa Sugita
篤寿 杉田
Toshitaka Inoue
俊隆 井上
Akihiro Shimomura
晃弘 下村
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 荷物の運搬車からの移し換えを簡単に行な
え、且つ、移し換え場所が変わっても簡単に対応できる
運搬車の荷物の移し換え方法を提供すること。 [構成] 運搬車81の走行路6上を走行可能で所定の
高さを有する台車83を設け、前記台車83に、前記走
行路6に接続して該台車83上に運搬車81を位置させ
る案内部材105を設け、前記台車83上で前記運搬車
81の荷物を台車83の下方或は側方に移し換えるよう
にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は運搬車の荷物の移し換え
方法に関し、より詳細には、トンネル掘削工事において
トンネル坑内を運搬車で運搬される2次巻用コンクリー
トの移し換えに好適な荷物の移し換え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削工事における2次巻用コン
クリートの供給は、従来、トンネル坑内に直接コンクリ
ートアジテータカー等のエンジン付き運搬車両を使用し
て、セントラル手前のコンクリートポンプまで輸送し、
同コンクリートポンプに直接投入して同ポンプによりセ
ントラル内部にコンクリートを打設する方法や、トンネ
ル坑内に軌道を敷設し、ジーゼル機関車や電気機関車で
コンクリート運搬車を複数台連結し、同コンクリート運
搬車によりセントラル手前まで輸送し、セントラル手前
に設置したホッパー等に一旦コンクリートを排出してか
ら、同コンクリートをコンクリートポンプに投入し、セ
ントラル内部にコンクリートを打設する方法が取られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
方法においても、コンクリート運搬車からコンクリート
ポンプ側へのコンクリートの移し換え時、コンクリート
を移し換えるための種々の装置を要することは無論のこ
と、トンネル工事の進行に伴いこれらの装置を移動させ
ていかねばならないため、2次巻用コンクリートの輸送
に関する種々の作業の効率を高めることができない問題
があった。
【0004】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、コンクリートは無論のこと種
々の荷物の運搬車からの移し換えを簡単に行なえ、且
つ、移し換え場所が変わっても簡単に対応できる運搬車
の荷物の移し換え方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、運搬車の走行路上を走行可能で所定の高さを
有する台車を設け、前記台車に、前記走行路に接続して
該台車上に運搬車を位置させる案内部材を設け、前記台
車上で前記運搬車の荷物を台車の下方或は側方に移し換
えるようにしたことを特徴とする。
【0006】また本発明は、前記運搬車の走行路は第1
の軌道で構成され、前記案内部材は、第1の軌道の上方
に位置する上軌道部と、前記第1の軌道と前記上軌道部
とを接続する傾斜軌道部とからなる第2の軌道で構成さ
れていることを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記荷物がコンクリートで
あることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明を、トンネル工事の2次巻用コ
ンクリートの移し換えに適用した実施例について説明す
る。この実施例ではケーブル牽引式ズリ運搬システムに
よりコンクリート運搬車が走行されるので、まず、この
ケーブル牽引式ズリ運搬システムから説明する。図1と
図2はトンネル坑内でのズリ積み設備側部分の平面図及
び側面図を示し、図3と図4は坑内乃至坑外のズリ運搬
設備部分の平面図及び側面図を示す。1はズリ積み設
備、6は往路軌道、7は復路軌道、8はズリ捨て場、9
はズリ排出プラットホーム、10はケーブルワイヤ循環
駆動装置、20はケーブルワイヤ余巻装置、30はズリ
鋼車、40は移動式ズリ積み込みプラットホーム、5
0,60は移載装置、70はズリ捨て装置である。
【0009】トンネル坑内の切羽側に設けられたズリ積
み設備1は、例えば2台のシャフローダー2,2、ツイ
ン式中継コンベアー3,3、自走式トレンローダー4か
ら構成され、5は資材荷卸用ホイストである。このズリ
積み設備1とズリ排出プラットホーム9との間に往復軌
道6,7が敷設されており、この往復軌道6,7に沿っ
てケーブルワイヤ循環駆動装置10が設けられている。
尚図3及び図8において6a,7aはズリ排出プラット
ホーム9側の待避軌道である。
【0010】ケーブルワイヤ循環駆動装置10は、往復
軌道6,7に沿って張設したケーブルワイヤ11を坑外
にて巻回した循環駆動用のエンドレスウインチ12,1
3と、移動式プラットホーム40に内装されたケーブル
ワイヤ11折直し用の循環輪車14と、各所において、
ケーブルワイヤ11を誘導する多数のローラー15・・
・と、坑外にてケーブルワイヤ11に所定の張力を付与
する緊張輪車16とから構成されている。ケーブルワイ
ヤ余巻装置20は、図8及図9と図16及び図17にも
示すように、掘削進行に合わせて所要延長分のケーブル
ワイヤ11を収納するために、複数の大輪車を一軸上に
並設した固定式並設輪車群21と、同様の移動式並設輪
車群22とから構成され、23は固定式並設輪車群21
を支持する固定枠、24は移動式並設輪車群22を支持
する移動枠である。移動枠24にはローラー25が設け
られ、移動用ケーブルワイヤ26がローラー25に巻装
されて折返され、移動用ケーブルワイヤ26の一端は固
定され、他端は固設のケーブルドラム27に巻回されて
いる。このケーブルドラム27には減速機28を介して
モーター29が接続され、これにより固定式並設輪車群
21に対する移動式並設輪車群22の移動(図9の移動
長L参照)が行われる。
【0011】ズリ鋼車30は、等間隔をおいて前記ケー
ブルワイヤ11に多数連結され、図10及び図11にも
示すように、軌道上を走行する車輪31とケーブルワイ
ヤクランプ機構32を備えている。クランプ機構32
は、図12及び図13に示すように、ズリ鋼車30下に
横置したねじ軸33と、このねじ軸33に結合されねじ
軸33の回転で軸方向に移動する移動カップリングブロ
ック34と、ズリ鋼車30下面に固設した固定カップリ
ングブロック35と、ねじ軸33の外端部に連結したレ
バー36と、このレバー36の先端に設けた重り部37
から構成されている。そして、この重り部37と係合し
レバー36を揺動させてブロック34,35をケーブル
ワイヤ11に係脱させる結合用ガイドプレート38及び
離脱用ガイドプレート39が後述する結合・離脱ゾーン
Z3,Z7に夫々設置されている。
【0012】移動式ズリ積み込みプラットホーム40
は、図5乃至図7にも示すように、移動台車41で構成
されて、往復軌道6,7を同時に走行する車輪42・・
・を備えるとともに、移動台車41上には、往復軌道
6,7に夫々接続される往路軌道46と復路軌道47と
が並設されている。この移動式ズリ積み込みプラットホ
ーム40の前部内にケーブルワイヤ11折返し用の前記
循環輪車14が配設されるとともに、前部上には、枠4
3を介してズリホッパー44が設けられている。
【0013】そして移動式ズリ積み込みプラットホーム
40上に、移載装置50による横行トラバースゾーンZ
2及び走行トラバースゾーンZ1、前記ガイドプレート
38,39による結合・離脱ゾーンZ3、前記ズリ積み
設備1によるズリ積みゾーンZ4が設定されている。移
載装置50は図5及び図6に示すように、結合・離脱ゾ
ーンZ3における離脱用ガイドプレート39を設置した
往路軌道46において、ケーブルワイヤ11から離脱し
た空車状態のズリ鋼車30を移動式ズリ積み込みプラッ
トホーム40の前部に搬送する走行トラバース装置51
と、その搬送したズリ鋼車30をズリ積みゾーンZ4に
おけるズリホッパー44下方の復路軌道47に横移動さ
せる横行トラバース装置52と、ズリを積み込んだ実車
状態のズリ鋼車30を復路軌道47の結合用ガイドプレ
ート38を設置した箇所まで搬送する走行トラバース装
置53とを備えている。前記走行トラバース装置51,
53は、例えば、チェーンコンベヤを用いて構成でき、
また、横行トラバース装置52は、テーブルを駆動手段
により往復移動させる等して構成することができる。
【0014】他方、図8及び図9に示すように、ズリ排
出プラットホーム9にも、移載装置60による走行トラ
バースゾーンZ5及び横行トラバースゾーンZ6、前記
ガイドプレート38,39による結合・離脱ゾーンZ
7、ズリ捨て装置70によるズリ捨てゾーンZ8が設定
されている。移載装置60は、図8及び図9に示すよう
に、結合・離脱ゾーンZ7における離脱用ガイドプレー
ト39を設置した復路軌道7において、ケーブルワイヤ
11から離脱した実車状態のズリ鋼車30をズリ捨て場
8に搬送する走行トラバース装置61と、ズリを捨てて
空車となったズリ鋼車30を往路軌道6に横移動させる
横行トラバース装置62と、空車状態のズリ鋼車30を
往路軌道6の結合用ガイドプレート38を設置した箇所
まで搬送する走行トラバース装置63から構成されてい
る。前記走行トラバース装置61,63は、例えば、チ
ェーンコンベヤを用いて構成でき、また、横行トラバー
ス装置62は、テーブルを駆動手段により往復移動させ
る等して構成することができる。
【0015】またズリ捨て装置70は、図14及び図1
5に示すように、分割された復路軌道7を備えるチップ
ラー71と、このチップラー71を回転駆動するモータ
72等で構成されており、73はガイドローラーであ
る。尚、図3及び図4において、80は後述する2次巻
コンクリート横取り設備を示している。
【0016】以上の構成によるケーブル牽引式ズリ運搬
システムによる運転説明は次の通りである。ケーブルワ
イヤ循環駆動装置10のケーブルワイヤ11は、エンド
レスウインチ12,13の駆動により、移動式ズリ積み
込みプラットホーム40とズリ排出プラットホーム9間
を循環移動し、従ってケーブルワイヤ11に結合した多
数のズリ鋼車30・・・が連続的に循環運行される。ま
た、掘削進行により移動式ズリ積み込みプラットホーム
40が前進すると、ケーブルワイヤ余巻装置20の移動
式並設輪車群22を固定式並設輪車群21側に移動させ
ることで、ケーブルワイヤ11が繰り出され、所定距離
の区間はケーブルワイヤ11を接続することなく、ケー
ブルワイヤ11を自由に進展させることができる。所定
距離の区間を越えると、ケーブルワイヤ11に別個の延
長ケーブルワイヤを接続して、単なるトンネル掘削進行
に対応できる。
【0017】ケーブルワイヤ余巻装置20においては、
移動式ズリ積み込みプラットホーム40が前進すると、
移動式並設輪車群22がケーブルワイヤ11により牽引
され、固定式並設輪車群21に近付く方向にレール上を
移動する。この時、ケーブルワイヤ繰り出し緊張装置
(ローラ25,ケーブルワイヤ26,ケーブルドラム2
7,減連機28,モータ29で構成される)は、移動式
並設輪車群22の移動速度に同調して、その移動方向と
は逆方向の緊張力を加えつつ、移動式並設輪車群22の
移動を制御する。また、移動式ズリ積み込みプラットホ
ーム40が後進すると、ケーブルワイヤ繰り出し緊張装
置は、その移動速度に同調して、移動式並設輪車群22
を固定式並設輪車群21から離れる方向に牽引する。
【0018】切羽の掘削位置近傍に設置したズリ積み設
備1の前進に伴い、移動式ズリ積み込みプラットホーム
40を前進させた後、同プラットホーム40に備えた図
示せぬ軌道固定手段により往復軌道6,7を握んで固定
する。この場合、前述の如くプラットホーム40の前進
距離に応じたケーブルワイヤ余巻装置20によるケーブ
ルワイヤ11の繰り出しが行われると共に、プラットホ
ーム40の固定後、緊張輪車16によりケーブルワイヤ
11のたるみが取られる。
【0019】移動式ズリ積み込みプラットホーム40に
おいて、結合,離脱ゾーンZ3に到着したズリ鋼車30
は、その往路軌道46の離脱用ガイドプレート39によ
りケーブルワイヤクランプ機構32が作動してケーブル
ワイヤ11が外れ、走行トラバース装置51により走行
トラバースゾーンZ1から横行トラバースゾーンZ2に
誘導され、横行トラバース装置52によりズリホッパー
44下方の復路軌道47上に横移動する。ズリ鋼車30
がズリホッパー44の下方に到達すると、ズリ積み設備
1に設置した図示せぬ自動制御手段により、一定量のズ
リがズリ鋼車30に投入される。ズリ投入が終了する
と、図示せぬズリ鋼車押出し手段により、ズリ鋼車30
が走行トラバースゾーンZ1に押出され、走行トラバー
ス装置53により復路軌道47を走行して結合用ガイド
プレート38によりクランプ機構32が作動し、クラン
プ機構32によりケーブルワイヤ11が結合され、再び
ズリ鋼車30はケーブルワイヤ11に牽引され、ズリ排
出プラットホーム9に運行される。
【0020】ズリ排出プラットホーム9において、ズリ
を積んだズリ鋼車30が結合・離脱ゾーンZ7に到着す
ると、離脱用ガイドプレート39によりケーブルワイヤ
11が離脱して、走行トラバース装置61によりズリ捨
てゾーンZ8にズリ鋼車30が誘導される。そしてズリ
捨て装置70により、チップラー71を回転させて、ズ
リ捨て場8にズリ鋼車30からズリを排出する。ズリ排
出の終わったズリ鋼車30は、適宜押し出し手段により
チップラー71から横行トラバースゾーンZ6に押し出
され、横行トラバースゾーンZ6で横行トラバース装置
62により往路軌道6上に横移動してから、走行トラバ
ース装置63により往路軌道6を走行して結合用ガイド
プレート38によりケーブルワイヤ11に結合し、再び
ズリ鋼車30はケーブルワイヤ11に牽引され、移動式
ズリ積み込みプラットホーム40に運行される。このよ
うにして、ケーブル牽引によりズリ鋼車30を循環運行
させる。尚、ズリ鋼車30は、ズリ搬出速度に応じてケ
ーブルワイヤ11にほぼ等間隔で複数台設けられる。
【0021】また、実施例では、軌道6,7の端部を接
続せず、トンネル坑内の切羽側とトンネル坑外におい
て、ズリ鋼車30を軌道6,7から外して移載装置5
0,60で横移動させるようにしたが、このような移載
装置を設けず、軌道6,7の端部を例えば半円形の軌道
により接続し、軌道6,7間の移動を軌道上で行なうよ
うにしてもよい。
【0022】次に、このようなケーブル牽引式ズリ運搬
システムにより2次巻用コンクリートの移し換えを行な
う2次巻用コンクリート横取り設備80について説明す
る。図18は2次巻用コンクリート横取り設備の概略側
面図、図19は台車部分の概略側面図、図20は2次巻
用コンクリート横取り設備の概略平面図、図21は同概
略正面図を示す。81はコンクリート運搬車、83は台
車、85はフィーダコンベヤー、87はコンクリートポ
ンプで、台車83は、複数の車輪101により前記往路
軌道6上に走行可能に配設され所定の長さ及び高さ有す
る台車フレーム103と、この台車フレーム103で支
持された第2の軌道105を備える。第2の軌道105
は、前記往路軌道6の上方で平行に延出する上軌道部1
05Aと、この上軌道部105Aの両端から斜め下方に
延出し前記往路軌道6に接続する傾斜軌道部105Bで
構成され、前記上軌道部105Aに対応する台車フレー
ム103の上部には、コ字状の浮き上がり防止ガイド1
07及横転用ガイド109が設けられている。また、上
軌道部105Aの両端及び傾斜軌道部105Bの下部に
対応する台車フレーム103部分にはケーブルワイヤ1
1の案内用のローラ111が配設されている。
【0023】コンクリート運搬車81は、車体113
と、車体113に傾動可能に支持され2次巻用コンクリ
ートが積載される容器115を備える。車体113は四
つの車輪117により走行可能に支持され、車体113
から垂設されたアーム119の下端に前記ケーブルワイ
ヤ11が把握され、ケーブルワイヤ11により往路軌道
6上を走行するように構成されている。尚、コンクリー
ト運搬車81の走行は電動機により走行させるようにし
てもよい。また、車体113からは前記浮き上がり防止
ガイド107に係合するアーム121が突設され、アー
ム121が浮き上がり防止ガイド107に係合すること
で後述する容器115の横転時における車体113の浮
き上がりが防止され、浮き上がり防止ガイド107とア
ーム121により浮き上がり防止機構が構成されてい
る。
【0024】図22は台車の上部及びコンクリート運搬
車の正面図、図23は同平面図を示す。前記容器115
は、前後面115A,115Aと、左右側面115B,
115Cと、底面115Dにより上部が開放状で平面視
矩形状に形成され、往路軌道6と平行する軸123を介
して底面115Dの一側が車体113に枢着されてい
る。前記左右の側面115B,115Cのうち前記横転
用ガイド109とは反対に位置する側面115Bは、上
端が容器115側に枢着され、この側面115Bは、前
後面115A,115Aに夫々配設された側面開閉用リ
ンク機構125に連結されている。側面開閉用リンク機
構125は、側面115Bに取着された二股状のアーム
125Aと、車体113側に枢着されて上方に延出し上
端が前記アーム125Aに枢着されたアーム125Bと
で構成され、図22に実線で示すように、容器115が
車体113上に載置された状態で側面115Bが閉塞さ
れ、図22に仮想線で示すように、容器115の横転時
に側面115Bが開放するように構成されている。
【0025】また、容器115には容器横転用リンク機
構127が設けられている。容器横転用リンク機構12
7は前記横転用ガイド109に係合して容器115を横
転させるもので、容器115から揺動可能に垂設された
二つのアーム127A,127Bと、この二つのアーム
127A,127Bの下端に枢軸を介して支持され容器
115の側方に延出するアーム127Cと、アーム12
7Cの先端に回転可能に支持されたローラ127Dを備
える。前記横転用ガイド109は前記ローラ127Dと
係合し、前記容器横転用リンク機構127を介して容器
115を横転させるもので、図20に示すように、前記
ローラ127Dを側方に移動させるガイド109A及び
上下方向に移動させるガイド109Bを備え、前記ガイ
ド109Bは上下一対の部材から構成されている。ま
た、前記ガイド109Bに対応した箇所で台車83の上
部の反対に位置する部分には、図20及び図21に示す
ように、シュート129が取着されている。更に、台車
83の側方には、フィーダコンベヤー85が台車13
1、軌道133を介して走行可能に配設され、フィーダ
コンベヤー85にはコンクリートポンプ87が接続さ
れ、フィーダコンベヤー85の上部にはホッパー135
が取着されている。
【0026】次に、コンクリートの移し換え作業につい
て説明する。トンネル坑外或はトンネル坑内でコンクリ
ートが積み込まれたコンクリート運搬車81は、ケーブ
ルワイヤ牽引式ズリ運搬システムのケーブルワイヤ11
を介して往路軌道6上を走行し、やがて、第2の軌道1
05により台車83上を走行する。そして、台車83上
において、ローラ127Dが横転用ガイド109に案内
されて上方に移動し、これに伴い容器115が横転し、
側面開閉用リンク機構125を介して側面115Bが開
放され、この横転状態を図22及び図23に仮想線で示
す。容器115内のコンクリートはシュート129、ホ
ッパー135を介してフィーダコンベヤー85上に落下
し、フィーダコンベヤー85からコンクリートポンプ8
7に供給され、コンクリートポンプ87によりセントラ
ル内部に打設される。
【0027】このように本実施例によれば、第2の軌道
105によりコンクリート運搬車81を台車83上に導
いて往路軌道6の上方に位置させ、この台車83上から
コンクリートを排出してコンクリートの移し換えを行な
うようにしたので、コンクリートを受け取る装置等を台
車83の下方、或は側方に待機させておくだけで足り、
コンクリートの移し換えを簡単に行なうことが可能とな
る。また、コンクリートの移し換えを、走行可能な台車
83上で行なうので、トンネル進行に伴ってコンクリー
トの移し換え箇所を換える場合にも、台車83を走行さ
せることで簡単に対応させることができる。そして、実
施例では、ケーブルワイヤ牽引式ズリ運搬システムを利
用したので、坑内空気を排気ガスで汚染することなく、
また、トンネル勾配があっても確実に輸送できる。
【0028】尚、実施例では、ケーブルワイヤ牽引式ズ
リ運搬システムを利用してコンクリート運搬車81を走
行させる関係上、往路軌道6に接続可能な第2の軌道1
05を用いたが、本発明は、軌道上を走行しないコンク
リート運搬車にも適用可能で、この場合には、コンクリ
ート運搬車を台車上に導くための案内部材を設ければよ
い。また、本発明はコンクリートの運搬に限らず、種々
の荷物の移し換えに適用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、運搬車の走行路上を走行可能で所定の高さを有す
る台車を設け、この台車上に運搬車を導き、この台車上
で荷物の移し換えを行なうようにしたので、種々の荷物
の運搬車からの移し換えを簡単に行なえ、且つ、移し換
え場所が変わっても簡単に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトンネル坑内でのズリ積み設備側
部分の平面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】本発明によるトンネル坑内乃至坑外のズリ運搬
設備部分の平面図。
【図4】同じく側面図。
【図5】本発明によるズリ積み込みプラットホーム部分
の平面図。
【図6】同じく側面図。
【図7】ズリ積み込み装置部分を示す図6の矢印AーA
線に沿った正面図。
【図8】本発明によるズリ排出プラットホーム部分及び
ケーブルワイヤ循環駆動装置部分の平面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】ズリ鋼車及びケーブルワイヤ結合離脱手段の
一例を示す側面図。
【図11】同じく正面図。
【図12】ケーブルワイヤ結合離脱手段の側面図。
【図13】同じく後面図。
【図14】ズリ捨て設備の側面図。
【図15】同じく後面図。
【図16】ケーブルワイヤ余巻装置の平面図。
【図17】同じく側面図。
【図18】2次巻用コンクリート横取り設備の概略側面
図。
【図19】台車部分の概略側面図。
【図20】2次巻用コンクリート横取り設備の概略平面
図。
【図21】同じく概略正面図。
【図22】台車の上部及びコンクリート運搬車の正面
図。
【図23】同じく平面図。
【符号の説明】
1 ズリ積み設備 6,7,46,47 往復軌道 8 ズリ捨て場 9 ズリ排出プラットホーム 10 ケーブルワイヤ循環駆動装置 11 ケーブルワイヤ 81 コンクリート運搬車 83 台車 85 フィーダコンベヤー 87 コンクリートポンプ 105 第2の軌道 107 浮き上がり防止ガイド 109 横転用ガイド 113 車体 115 容器 125 側面開閉用リンク機構 127 容器横転用リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 俊隆 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 下村 晃弘 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬車の走行路上を走行可能で所定の高
    さを有する台車を設け、 前記台車に、前記走行路に接続して該台車上に運搬車を
    位置させる案内部材を設け、 前記台車上で前記運搬車の荷物を台車の下方或は側方に
    移し換えるようにした、 ことを特徴とする運搬車の荷物の移し換え方法。
  2. 【請求項2】 前記運搬車の走行路は第1の軌道で構成
    され、 前記案内部材は、第1の軌道の上方に位置する上軌道部
    と、前記第1の軌道と前記上軌道部とを接続する傾斜軌
    道部とからなる第2の軌道で構成されている請求項1記
    載の運搬車の荷物の移し換え方法。
  3. 【請求項3】 前記荷物はコンクリートである請求項1
    または2記載の荷物の移し換え方法。
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