JP2564463Y2 - 荷役機械の給電装置 - Google Patents

荷役機械の給電装置

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JP2564463Y2
JP2564463Y2 JP1691593U JP1691593U JP2564463Y2 JP 2564463 Y2 JP2564463 Y2 JP 2564463Y2 JP 1691593 U JP1691593 U JP 1691593U JP 1691593 U JP1691593 U JP 1691593U JP 2564463 Y2 JP2564463 Y2 JP 2564463Y2
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芳夫 嘉田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷役機械の作動に必要
な電力を供給する給電ケーブル装置に関し、特に、複数
のヤードに区分された積付層から各種粉粒体の払い出し
を行うリクレーマのヤード替えの際に適用して有用な荷
役機械の給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭や砿物あるいは穀物などの粉粒体の
積付・払出設備においては、積付槽に沿ってスタッカお
よびリクレーマを設置し、積付時あるいは払出時にこれ
らのスタッカあるいはリクレーマを積付,払出方向に自
走させるが、このときの自走走行や積付,払出動作に必
要な電力は槽外の電力源から給電ケーブルを伸張させて
前記スタッカあるいはリクレーマに連結することで給電
している。複数のヤードに区分けされた積付槽では、リ
クレーマを槽端に設けたトランスファカーに移載し、該
カーを所要ヤードの槽端へ移動させてリクレーマのヤー
ド替えを行う。
【0003】リクレーマのヤード替えに伴なって給電ケ
ーブルも他のヤードへ移さなければならないが、従来、
400Vまでの比較的低圧の電源の場合は、各ヤード端
にコンセントボックスを設置し、リクレーマをトランス
ファカーに乗降させる際にコンセントボックスで給電ケ
ーブルを脱着している。
【0004】近年、積付槽の大形化が進み、電源が33
00V程の高圧になってくると、コンセントボックスは
適用できず、電源からリクレーマに給電ケーブルを付け
たままトランスファカーで移動させる方法がとられる。
この場合の従来のケーブル設備を図6,図7に示す。リ
クレーマ20上には該リクレーマの走行方向に回転する
ケーブルリール18および一対のガイドローラ25が設
けられ、リクレーマ20に対して直角方向に走行するト
ランスファカー26にも該カー26の走行方向に回転す
る一対のガイドローラ27が設けられている。リクレー
マ20がヤード上にあるときは給電ケーブル28は図6
の破線で示す如くリクレーマ20上のケーブルリール1
8からリクレーマ側ガイドローラ25を経て引き出さ
れ、ヤード端部のケーブル押え金具29で位置規制され
てから槽外のケーブル元付位置へ導かれる。
【0005】ヤード替の際には、トランスファカー26
が当該ヤードと整合する位置に移動するとともに人力で
ヤード上のケーブル押え金具29を外し、リクレーマ2
0がケーブルリール18でケーブル28(図6の破線の
ケーブル)を巻き取りながらヤード端へ移動し、ここか
らトランスファカー26上に乗り移る。このとき一対の
トランスファカー側ガイドローラ27を該カーのフレー
ムに軸支している横材30を開いてガイドローラ27の
軸方向端部側から両ガイドローラ27間にケーブル28
を挿入する。そしてこのまま所望のヤード端へトランス
ファカー26を走行させた後、トランスファカー側ガイ
ドローラ27からケーブル28を外してリクレーマ20
を別のヤード上へ走行させるとともに当該ヤードのケー
ブル押え金具29で再びケーブル28をクランプする。
なお、図6でケーブルリール18はトランスファカー2
6上に乗り移ったリクレーマ20のケーブルリールを表
わしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】リクレーマのヤード替
えに際して給電ケーブルをコンセントボックスに付け替
えする方法は、その付け替えに作業者が別途に必要であ
り、操作も煩雑であってケーブルも傷み易い。また高圧
電源を用いるリクレーマの場合は、上述の如くリクレー
マをトランスファカー上に乗り降りさせるたびにトラン
スファカー上のガイドローラへの着脱、ヤード側のケー
ブル押え金具のクランプ作業が必要となり、またヤード
側へのケーブル配置に注意を払わなければならず、これ
らの作業を人力で行うので複数の操作員が必要であり、
危険で時間のかかる作業を強いられていた。
【0007】本考案は、リクレーマ等の荷役機械をトラ
ンスファカーによってヤード替えを行う場合にケーブル
中途部の連結や切り離しが全く不要で、一人の運転員で
も容易に作業でき、場合によっては遠隔操作で自動運転
も行うことができる荷役機械の給電装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、荷役機
械に設けられたケーブルリールと、前記荷役機械のヤー
ド替え時に該荷役機械を搭載して走行するトランスファ
カーと、該トランスファカーに隣接して同方向に走行可
能な小台車と、前記トランスファカーの走行方向に沿っ
て配設されかつ一端が前記小台車に固定されたリンク式
ケーブル支持具と、前記トランスファカーと前記小台車
とを脱着可能に連結するための該トランスファカーに設
けられた連結装置とを有し、前記リンク式ケーブル支持
から引き出された給電ケーブルが前記小台車にクリー
トされて前記荷役機械上のケーブルリールに巻回される
ようにした荷役機械の給電装置が提供される。
【0009】
【実施例】次に、本考案をリクレーマのヤード替えに適
用した実施例について図面を参照して説明する。図1は
本考案を適用したばら物積付槽1の概略的な平面図であ
る。この実施例では槽内が第1〜第4の4つのヤード
A,B,C,Dに区分けされており、2台のリクレーマ
2と2台のスタッカ3が各ヤードに交互に配置されてい
る。各ヤードの長さ方向に対して直角方向の槽端1a上
にトランスファカー4が走行可能に設けられている。5
は各ヤードの区画壁上部1bに敷設されたリクレーマ走
行レール、6は槽端1a上に敷設されたトランスファカ
ー走行レールである。またトランスファカー4上には該
カー4の走行方向に対して直角方向にのびる一対のリク
レーマ搭載用レール7が設けられている。リクレーマ2
およびスタッカ3はそれぞれのヤードの長手方向に沿っ
て走行しつつ扱物の払出,積付を行うが、リクレーマ2
を例えば第2ヤードBから第3ヤードCにヤード替えす
るときは、第2ヤードBの片端からトランスファカー4
上に移載して該カー4を第3ヤードCの端部まで走行さ
せ、ここからリクレーマ2を第3ヤードC上へ送り出
す。なお、スタッカ3はスタッカアーム8が隣接したヤ
ード間を旋回できるようになっており、これによって1
台のスタッカ3で2つのヤードAとBまたはCとDに積
付が可能である。図1には図示されていないが、各リク
レーマ2に対応して小台車(後述)が槽端1a上に、か
つトランスファカー4よりも内側方(槽側)に位置する
ように配置されている。
【0010】図2は図1の矢視F方向からみたリクレー
マヤード替え時のリクレーマ2とトランスファカー4お
よび前記小台車12との位置関係を示した拡大側面図で
あり、図3はさらに図2のE部の拡大図、図4は図3の
H−H線断面図である。また図5は図3のV−V線断面
図である。これらの図を参照すれば、トランスファカー
4の片側部(ヤード側)にはフレーム9がヤード側へ張
り出しており、このフレーム9の上部に電動式の小台車
連結用シリンダ10が垂直下方へ向くように設けられて
いる。シリンダ10のピストンロッド下端には一対の連
結ロッド11が装着されている。小台車12はトランス
ファカー4と平行にヤード片端の槽端1aを走行するよ
うに下面に走行ローラ31を備えており、またその上面
には前記シリンダ10の連結ロッド11がガイド32に
案内されて挿抜される連結穴13が形成されている。小
台車12の下側位置で槽端1a上にはチェン状のリンク
式ケーブル支持具14が適当な長さにわたって張設され
ている。なお図4,図5に示されるように、小台車12
の横倒防止の機能を果す小台車支持用ブラケット15が
小台車12の側方でリクレーマ2の乗り移り位置の槽端
上に設けられている。
【0011】リンク式ケーブル支持具14はその一端1
4aが小台車12の上面に固着され、図3の如く該小台
車を巻き込むようにして槽端1aに沿って延在し、他端
14b(図2)は槽端上に固定されている。したがって
小台車12が槽端1a上をリンク式ケーブル支持具14
の前記他端14b側へ移動するときはリンク式ケーブル
支持具14をU状に折り返すようにして支障なく移動で
きる。小台車12内には給電ケーブル20を係止するク
リート16が設けられ、またこの実施例では各ヤード端
の槽側壁に図4,図5に示すようにケーブル20を落し
込む溝17が小台車12の移動方向に対して直角に形成
されている。
【0012】槽外の元付部につながる給電ケーブル20
リンク式ケーブル支持具14の他端14bから該リン
ク式ケーブル支持具内に挿入され、小台車12上のリン
ク式ケーブル支持具14の一端14aを抜けて小台車1
2の一方のケーブル通過穴19aから小台車12内に入
り、小台車12内でループ状に曲げられ(図3)、さら
に小台車12の他方のケーブル通過穴19bを通ってリ
クレーマ2上のケーブルリール18に巻回される。
【0013】リクレーマ2がヤード上にあるときは、小
台車12は当該ヤードの端部(槽端)上に停止してお
り、ケーブル20は小台車12のケーブル通過穴19b
から図4,図5に破線で示す如く槽端の溝17を通って
リクレーマ2のケーブルリール18(このリクレーマ位
置でのケーブルリールは図示されていない)に巻かれて
いる。ヤード上の給電ケーブル20は小台車12内のク
リート16およびケーブル通過穴19bによって位置規
制され、さらに溝17によりガイドされるので従来のよ
うなヤード区画壁上のケーブル押え金具29(図6)は
不要である。
【0014】リクレーマ2のヤード替えのときは、ケー
ブルリール18で給電ケーブル20を巻き込みながらリ
クレーマ2をヤード端へ走行せしめ、同時にトランスフ
ァカー4をこのヤード端へ位置させてリクレーマ2を該
カー4上に乗せる。リクレーマ2のトランスファカー4
上への乗り移りとともにケーブル20は溝17から自然
に外れ、直接小台車12上に導かれる(図5の実線参
照)。この後トランスファカー4の小台車連結用シリン
ダ10を付勢して連結ロッド11を小台車12の連結穴
13に挿入することでトランスファカー4と小台車12
が連結され、トランスファカー4の走行により小台車1
2とともに所望ヤード端へリクレーマ2を移動させて該
ヤード上へ送り出す。ケーブル20は再び当該ヤード端
の溝17を通ってヤード上へ伸長する。トランスファカ
ー4はリクレーマ2を降した後は小台車12との連結を
解除し、小台車12をその位置に残したまま、他のリク
レーマ2のヤード替え作業を行うことができる。なおヤ
ード替えに伴なう各装置の移動設定には必要なリミット
スイッチ類等の検出機器が装備されることは勿論であ
る。また、小台車12を走行ローラ31で走行可能とし
たが、レールと係合する車輪にすれば台車支持用ブラケ
ット15は不要である。上述の作業は一人の運転員で容
易に行うことができ、場合によっては遠隔操作でリクレ
ーマのヤード替えが可能である。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ヤ
ード端に小台車を設置するとともにリンク式ケーブル支
持具を槽端に沿って張設してその一端を前記小台車に連
結し、給電ケーブルを前記小台車内を通してリクレーマ
上のケーブルリールへ導くようにし、ヤード替え時には
トランスファカーと一体で前記小台車を移動させるよう
にしたので、従来のようなケーブル押え金具の着脱やト
ランスファカーのケーブルガイドローラへのケーブル着
脱作業が不要となり、少ない人員で容易かつ迅速にリク
レーマのヤード替えが行える。場合によっては一人の運
転員で、あるいは遠隔操作で安全にヤード替えができる
など多大の効果がもたらされる。なお本考案は、上述し
たリクレーマにのみ限定されるものでなく、走行動作す
る任意の荷役機械の他ヤードへの移載時に同様に適用で
き、このような場合も本考案に含まれることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した積付槽の概略的な全体平面図
である。
【図2】図1の矢視F方向からみたヤード替え時のリク
レーマ、トランスファカーおよび小台車の位置関係を示
す拡大側面図である。
【図3】図2のE部の拡大図である。
【図4】図3のH−H線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】従来のリクレーマ用給電ケーブル設備を示す概
略図である。
【図7】図6の矢視G方向からみたトランスファカー側
ケーブルガイドローラ部分の正面図である。
【符号の説明】
2 リクレーマ 4 トランスファカー 9 トランスファカーフレーム 10 小台車連結用シリンダ 11 連結ロッド 12 小台車 14 リンク式ケーブル支持具 16 クリート 17 溝 18 ケーブルリール 20 給電ケーブル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷役機械に設けられたケーブルリールと、
    前記荷役機械のヤード替え時に該荷役機械を搭載して走
    行するトランスファカーと、該トランスファカーに隣接
    して同方向に走行可能な小台車と、前記トランスファカ
    ーの走行方向に沿って配設されかつ一端が前記小台車に
    固定されたリンク式ケーブル支持具と、前記トランスフ
    ァカーと前記小台車とを脱着可能に連結するための該ト
    ランスファカーに設けられた連結装置とを有し、前記
    ンク式ケーブル支持具から引き出された給電ケーブルが
    前記小台車にクリートされて前記荷役機械のケーブルリ
    ールに巻回されることを特徴とする荷役機械の給電装
    置。
JP1691593U 1993-03-12 1993-03-12 荷役機械の給電装置 Expired - Lifetime JP2564463Y2 (ja)

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JPH0668960U JPH0668960U (ja) 1994-09-27
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