JP2010246311A - 搬送台車の走行設備及び走行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルリールを搭載した搬送台車の進路を変えた走行を可能にする搬送台車の走行設備及び走行方法を提供すること。
【解決手段】ケーブルリールを搭載した搬送台車の進路を変えた走行を可能にするためのものであって、駆動モータ15、制御装置16及びケーブルリール17を備えた自走式の搬送台車3を、設定された搬送コースに従って走行させる搬送台車の走行設備において、ケーブルリール17から延びるケーブル18先端の電源プラグ19を接続する給電用のソケット21が、搬送台車3が走行する搬送コース上に、ケーブル18の長さに対応して複数設置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被搬送物を搭載した搬送台車をライン変更や方向転換を行い、途中の工程で所定の作業を行いながら長距離にわたって走行させるようにした搬送台車の走行設備及び走行方法に関し、特に、走行途中の複数箇所に設けられた給電用のソケットに対し、搬送台車に搭載したケーブルの電源プラグを差し替えながらモータを駆動して走行させる搬送台車の走行設備及び走行方法に関する。
鉄道車両における車体の製造や検修(メンテナンス)などでは、数百メートルの製造或いは検修ラインに沿って台車に乗せられた車体が、各工程を経て順に搬送される。図6は、そうした製造ラインの一部を簡略化して示した平面図である。工場内にある数百メートルの製造ラインは、一直線に構成されているわけではない。従って、工場内には平行な複数の直線搬送路が設けられ、矢印で示すコースをトラバーサや回転テーブルを使用し、車体を搭載した搬送台車100の方向を変えながら移動する。そして、こうした製造ライン上には搬送台車に搭載された複数の車体が同時に移動し、各工程でそれぞれの作業が行われている。
ここでの搬送台車は、工場内に敷設されたレールを車体を搭載して走行する仮台車であって、一つの車体に対して前後に2台配置され、一方が駆動モータをもった自走式搬送台車であって、他方は駆動手段を持たない支持搬送台車である。自走式搬送台車は、駆動モータへの電源供給方法として、バッテリーを搭載したバッテリー式の他、工場内に配線したトロリー線を使用するトロリー式や、台車に搭載したケーブルリールのケーブルを電源に接続するケーブルリール式がある。
特開2002−97510号公報
例えば、鉄道車両の製造工場では、16時間の連続操業が行われる場合があり、その間、搬送台車は製造ラインに複数ある作業工程をまわって車体を搬送し続ける。従って、16時間もの長時間にわたって搬送台車の走行を可能にするには、バッテリーであれば大型のものが必要になってしまい、大容量・大スペースが必要で搬送台車に搭載するのが困難となり、また、搭載できたとしてもコスト高になる。一方、小型のバッテリーでは交換が必要になり、交換に伴って搬送台車を停止させてしまうと、一つの製造ラインには例えば10台分の車体が同時に移動しているため、バッテリーの交換のため、後続の作業を止めることになり生産効率が著しく低下する。
その他、トロリー式は、工場の床面に突き出した給電トロリーなどの固定物を設置することになり、製造ライン上には作業者や他の運搬機械などが進入するエリアになっているところもあるため適当ではない。また、ケーブルリール式は、自走式搬送台車に搭載したケーブルを電源側に接続し、移動に伴って巻かれたケーブルが送り出されるようにしたものである。しかし、これは直線往復移動であれば利用できても、進路を変更する製造ラインなどでは不可能である。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ケーブルリールを搭載した搬送台車の進路を変えた走行を可能にする搬送台車の走行設備及び走行方法を提供することを目的とする。
本発明に係る搬送台車の走行設備は、駆動モータ、制御装置及びケーブルリールを備えた自走式の搬送台車を、設定された搬送コースに従って走行させるものであって、前記ケーブルリールから延びるケーブル先端の電源プラグを接続する給電用のソケットが、前記搬送台車が走行する搬送コース上に、前記ケーブルの長さに対応して複数設置されたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記搬送台車が、前記搬送コースに沿って床に敷設された平行な2本のレール上を走行するものであって、前記ソケットは、前記レールの間に設けられたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記レールが、床に形成された軌道溝の中に設置され、前記ソケットは、床下に形成された蓋付きの空間内に設けられたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記ケーブルの先端部には、ケーブルストッパが取り付けられ、前記ソケットが設置された各箇所には、前記ケーブルストッパが係合する係合部材が設けられたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記ケーブルリールが、ケーブルの送り出し量を計測するカウンタを備え、前記制御装置は、ケーブルの送り出し限界長さを検出した前記カウンタからの停止信号を受けて前記搬送台車を強制停止させるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記ケーブルリールが、バネ部材によって前記ケーブルを自動巻き取り可能にしたものであって、前記ケーブルには、先端から所定位置に巻き取り過ぎを防止する巻込み防止ストッパが設けられたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記ケーブルリールが、ケーブルを巻き取るドラムに回転ハンドルを取り付けたものであることが好ましい。
また、本発明に係る搬送台車の走行設備は、前記ケーブルリールが、ケーブルを巻き取るドラムの回転を制限する回転防止ストッパを有するものであることが好ましい。
一方、本発明に係る搬送台車の走行方法は、駆動モータ、制御装置及びケーブルリールを備えた自走式の搬送台車を、そのケーブルリールから延びるケーブルの電源プラグを給電用のソケットに接続し、それにより駆動モータや制御装置に電源を供給して設定された搬送コースに従って走行させるものであって、前記搬送台車が走行する搬送コース上の複数箇所に前記ソケットが設置されており、搬送台車の走行位置に対応した箇所のソケットに対して前記電源プラグの差し替え作業を繰り返しながら、前記搬送台車を走行させることを特徴とする。
よって、本発明によれば、自走式の搬送台車が走行する搬送コースに複数の給電用ソケットが設けられているため、搬送台車の一定の走行毎にケーブルの電源プラグを順に走行方向のソケットに差し替えることによって、駆動モータを動作させて搬送コースを移動させることができる。その際、トラバーサや回転テーブル上では、電源プラグを外したケーブルを巻き取っておくことで自由に進路変更や方向転換が可能になる。
車体(台枠)を搭載した搬送台車が製造ラインを走行する状態を示した側面図である。 自走式搬送台車を工場の床構造と共に後方から示した図である。 電源ピットの内部を進行方向に対して横側から示した図である。 ケーブルリールを示した側面図である。 ケーブルリールを示した正面図である。 製造ラインの一部を簡略化して示した平面図である。
次に、本発明に係る搬送台車の走行設備及び走行方法の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。実施形態の搬送台車の走行設備は、図6に示すような鉄道車両の製造ラインを構成するものであり、鉄道車両の車体を搭載した搬送台車を、工場内に敷設したレールに沿って走行させるようにしたものである。図1は、車体(台枠)を搭載した搬送台車が製造ラインを走行する状態を示した側面図である。
車体1は、前後に配置された2台の搬送台車2,3に搭載され、矢印Fで示す方向へと製造ラインに沿って移動する。この場合、電源プラグの接続作業性を上げるため進行方向後方に駆動モータを備えた自走式搬送台車3が配置され、後方からの駆動によって前方の駆動手段を持たない支持搬送台車2を押すようにして車体1を移動させるようにしている。ただし、電源プラグの接続作業性は落ちるものの、支持搬送台車2と自走式搬送台車3の位置を前後逆にすることは可能である。
搬送台車2,3は、共に台車フレーム11の前後左右の車輪12が、工場内に敷設されたレール上を転動するよう構成されている。図2は、自走式搬送台車3を工場の床構造と共に後方から示した図である。平行な2本のレール4は、工場の床5に形成された軌道溝5a内にそれぞれ敷設され、レール4の頂面が床面とほぼ同じ高さになっている。作業者が足を引っ掛けることなく、また工場内を走行する他の運搬機械が製造ラインを横切ることができるようにするためである。搬送台車2,3は、台車フレーム11の長手方向中央に支持台13が突設され、図2に示すように、中央部と左右両側の3箇所に車体1を直接支える支持受14が形成されている。車体1は、こうした搬送台車2,3の前後の支持受14上に搭載され移動する。
後方の自走式搬送台車3は、その台車フレーム11上に、駆動モータ15、電気制御機器を備える制御盤を入れた制御ボックス16、駆動モータ15や制御盤へ電源を供給するためのケーブルリール17が搭載されている。ケーブルリール17は、先端に電源プラグ19を備えたケーブル18が巻かれている。ケーブルリール17内には、例えば40メートルの長さの送り出しが可能なケーブル18が巻かれており、自走式搬送台車3の移動に伴ってケーブル18が延びるようになっている。そして、送り出されたケーブル18は、送り出し方向に力がかかっていなければ、リールに作用するバネ部材の張力によって自然に巻き取られるようになっている。
自走式搬送台車3は、電源プラグ19を給電用のソケット21に接続することにより、駆動モータ15を駆動させた走行が可能になり、その走行範囲はケーブル18の送り出し可能な40メートルの長さになる。従って、数百メートルの製造ラインを自走式搬送台車3に移動させるため、本実施形態の製造ラインにはケーブル18を接続させるためのソケット21が複数設けられている。特に、ソケット21は、自台車及び後続台車の車輪でケーブル18を踏まないように自走式搬送台車3が走行する左右のレール4の間にあって、床5の下に形成された電源ピット22内に形成されている。図3は、電源ピット22の内部を進行方向に対して横側から示した図である。
工場の床5に形成された窪みに箱体が埋設された電源ピット22は、上面に開閉可能な蓋23が取り付けられている。図3に示した電源ピット22は、矢印F方向が搬送台車2,3の進行方向であり、蓋23は、その進行方向側が開くように蝶番によって取り付けられている。通常は蓋23が閉じられ、製造ラインを走行する自走式搬送台車3のうち、担当する範囲を移動するものがある場合に、蓋23が開けられケーブル18の電源プラグ19が内部のソケット21に接続される。ソケット21は、その接続部が進行方向を向いて電源ピット22内の隅に設けられている。
ソケット21に電源プラグ19が接続された状態で自走式搬送台車3が走行すれば、距離が離れるに従ってケーブルリール17からケーブル18が送り出されていく。このとき、走行する自走式搬送台車3に引っ張られて電源プラグ19が外れないように、ケーブル18を電源ピット22内に固定しておくストッパが設けられている。電源ピット22内の進行方向側には、ケーブル18を床面へ滑らかに導くための湾曲した案内板24が形成され、その下方位置にフック25が取り付けられている。
一方、ケーブル18には、電源ピット22内のフック25に引っ掛けるケーブルストッパ26が取り付けられている。このケーブルストッパ26は、ケーブル18を覆う筒状のネット部26aと、先端にフック25へ引っ掛けるための環状のクリップ26bが一体に形成されている。ケーブルストッパ26は、ネット部26aがケーブル18に固定されているわけではなく位置調整が可能であり、クリップ26bが引っ張られることによって収縮してケーブル18が滑らないように掴むことができるようにしたものである。従って、ケーブル18を矢印Fへ引く力をフック25に引っ掛けたケーブルストッパ26が受け、電源プラグ19に引張り力がかからないようになっている。
次に、こうしたケーブルストッパ26によってケーブル18先端の電源プラグ19が外れないため、自走式搬送台車3が、誤ってケーブル18の長さ以上の距離を走行してしまった場合には、ケーブル18の切断や、ケーブルリール17或いは電源ピット22を破損するおそれがある。そこで、自走式搬送台車3には、走行を制限するための構成がとられている。図4及び図5は、ケーブルリールを示した側面図と正面図であり、特に図4は図5の右側側面図である。
ケーブルリール17は、図1に示すケース17a内に入れられた回転可能なドラム31にケーブル18が巻かれており、ドラム31の回転数からケーブル18の絶対的な送り出し量を計測するカウンタ32が取り付けられている。そのカウンタ32は、ケーブル18の送り出し限界長さ(例えば40メートル)が設定され、その値を検出した場合に制御盤へ停止信号を送るように構成されている。そして、制御盤では、その停止信号を受けて自走式搬送台車3を強制停止させるよう設定されている。
次に、ケーブルリール17は、不図示のスプリングの張力によってドラム31に対し巻取り方向に力が作用し、ケーブル18の自動巻取りができるように構成されている。そのため、ケーブルストッパ26が外されて先端が自由になれば、ケーブル18は回転するドラム31に自動で巻き取られる。しかし、送り出されたケーブル18は床5に接しており、摩擦抵抗が大きいとスプリングの張力では自動巻取りができないこともある。そこで、ケーブルリール17には、ドラム31にハンドル33が取り付けられ、手動でケーブル18を巻き取ることが可能になっている。
よって、ハンドル33を使用すれば、当初は手動による巻き取りが必要であっても、ケーブル18が短くなることで摩擦抵抗は小さくなり、ある程度のところで回転を与えないようにしてもケーブル18が自動で巻き取られる。ケーブル18は、巻き取りが進んで短くなる従って床5との摩擦抵抗は小さくなり、最後には勢い良く巻き取られる。そこで、ケーブル18には、図3に示すように、先端から所定の位置にゴム材からなる円盤形状の巻込み防止ストッパ34が固定され、その巻込み防止ストッパ34がケーブルリール17側に引っ掛かり、ケーブル18の巻き取り過ぎを防止するようにしている。
また、先端を自由にしてケーブル18を送り出した状態で維持したい場合を想定すると、スプリングによるケーブルリール17の自動巻き取りを制限する必要がある。そこで、ドラム31の側面には4箇所に取付孔31aが形成され、そこに差し込む棒状のストッパ35が用意されている。図5に示すようにドラム31の側面に突き立てられた回転防止ストッパ35は、ケーブルリール17の支持台36にドラム31の回転方向(図4の反時計方向)から当たり、回転を止めて巻き取りを制限する。その回転防止ストッパ35は、鎖によって支持台36に繋がれている。
なお、ケーブルリール17によるケーブル18の自動巻き取りは、床5の表面仕上げやケーブル18の重さによって摩擦抵抗を変化させ、また、ドラム31を回転させるスプリングの選定もしくはスプリングの初期巻数を変えることによって調整することができる。
以上、本実施形態の搬送台車の走行設備によれば、作業者は、製造ライン上のある位置で停止している自走式搬送台車3に対し、例えば回転防止ストッパ35を使用してケーブルリール17からケーブル18を所定長さ送り出しておく。そして、後方に位置する電源ピット22の蓋23を開け、ケーブル18先端の電源プラグ19をソケット21へ接続する。その後、制御盤に接続されたペンダントスイッチの操作によって自走式搬送台車3を走行させ、搭載した車体1を移動させる。車体1は、所定の位置で停止し、作業が行われた後再び移動して各工程を回る。その間、自走式搬送台車3は、ケーブル18の長さや後続の車体1との関係などによってケーブル18を一旦巻き取り、作業者が別の電源ピット22に設けられたソケット21へ電源プラグ19の差し替えながら走行を続ける。
よって、製造ライン上に複数設けられた電源ピット22内のソケット21に対し、ケーブル18の電源プラグ19を差し替えることで、車体1を搭載した自走式搬送台車3を製造ラインに沿って走行させることができる。トラバーサや回転テーブルでは、ケーブル18を巻き取っておくことで、そのケーブル18が障害となることはないため、自由に進路変更や方向転換が可能になる。また、製造ライン上には複数の自走式搬送台車3が走行するが、電源プラグ19の差し替えによって後続の進行を妨げることはなく、全体で効率良く作業を行うことができる。
また、電源ピット22が左右のレール4の間に位置しているため、自走式搬送台車3の走行する後方でケーブル18が真っ直ぐに延びる。従って、ソケット21の位置をレール横に設けたとしたならば、斜めにケーブル18が延びて歩行中の作業者を引っ掛けたり、落ちている工具などを引きずることの他、自台車及び後続台車の車輪でケーブル18を切断することになるが、本実施形態ではそうした問題は生じない。また、電源ピット22は床下にあって通常は蓋23が閉められているため、作業者が引っ掛けてつまづくようなことはない。また、電源ピット22内のフック25とケーブルストッパ26との連結によって、電源プラグ19とソケット21との接続を安定させることができる。
カウンタ32の検出によって自走式搬送台車3の走行距離を制限するため、ケーブル18の切断やその他の破損を防止することができる。また、ケーブル18の自動巻き取りができない場合でも、ハンドル33による手動巻き取りを可能とする一方、回転防止ストッパ35を使用することにより自動の巻き取りを制限し、常に先端部分が出た状態でケーブル18を維持することもできる。
以上、本発明に係る搬送台車の走行設備及び走行方法の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、鉄道車両の車体製造ラインについて説明したが、自走式の搬送台車を使用するものであれば他の製造ライン或いは検修ラインであってもよく、搬送台車もケーブルリールを有し駆動モータを動力とするものであれば、レールを走行するものには限られない。
1 車体
3 自走式搬送台車
5 床
11 台車フレーム
15 駆動モータ
16 制御ボックス
17 ケーブルリール
18 ケーブル
19 電源プラグ
21 ソケット
22 電源ピット
26 ケーブルストッパ
32 カウンタ
34 巻込み防止ストッパ
35 回転防止ストッパ

Claims (9)

  1. 駆動モータ、制御装置及びケーブルリールを備えた自走式の搬送台車を、設定された搬送コースに従って走行させる搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルリールから延びるケーブル先端の電源プラグを接続する給電用のソケットが、前記搬送台車が走行する搬送コース上に、前記ケーブルの長さに対応して複数設置されたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  2. 請求項1に記載する搬送台車の走行設備において、
    前記搬送台車は、前記搬送コースに沿って床に敷設された平行な2本のレール上を走行するものであって、前記ソケットは、前記レールの間に設けられたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  3. 請求項2に記載する搬送台車の走行設備において、
    前記レールは、床に形成された軌道溝の中に設置され、前記ソケットは、床下に形成された蓋付きの空間内に設けられたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルの先端部には、ケーブルストッパが取り付けられ、前記ソケットが設置された各箇所には、前記ケーブルストッパが係合する係合部材が設けられたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルリールは、ケーブルの送り出し量を計測するカウンタを備え、前記制御装置は、ケーブルの送り出し限界長さを検出した前記カウンタからの停止信号を受けて前記搬送台車を強制停止させるようにしたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載する搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルリールは、バネ部材によって前記ケーブルを自動巻き取り可能にしたものであって、前記ケーブルには、先端から所定位置に巻き取り過ぎを防止する巻込み防止ストッパが設けられたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載する搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルリールは、ケーブルを巻き取るドラムに回転ハンドルを取り付けたものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載する搬送台車の走行設備において、
    前記ケーブルリールは、ケーブルを巻き取るドラムの回転を制限する回転防止ストッパを有するものであることを特徴とする搬送台車の走行設備。
  9. 駆動モータ、制御装置及びケーブルリールを備えた自走式の搬送台車を、そのケーブルリールから延びるケーブルの電源プラグを給電用のソケットに接続し、それにより駆動モータや制御装置に電源を供給して設定された搬送コースに従って走行させる搬送台車の走行方法において、
    前記搬送台車が走行する搬送コース上の複数箇所に前記ソケットが設置されており、搬送台車の走行位置に対応した箇所のソケットに対して前記電源プラグの差し替え作業を繰り返しながら、前記搬送台車を走行させることを特徴とする搬送台車の走行方法。
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