JP2879716B2 - タワークレーンのバックストップ装置 - Google Patents
タワークレーンのバックストップ装置Info
- Publication number
- JP2879716B2 JP2879716B2 JP21049391A JP21049391A JP2879716B2 JP 2879716 B2 JP2879716 B2 JP 2879716B2 JP 21049391 A JP21049391 A JP 21049391A JP 21049391 A JP21049391 A JP 21049391A JP 2879716 B2 JP2879716 B2 JP 2879716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- tower
- backstop device
- jib
- tower head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タワーブームの頂部
のタワーヘッドにジブブームを上下に揺動できるように
連結し、ジブブームの下方後背部に、その下端部がタワ
ーヘッドに当たることによりジブブームの起こしを制限
するバックステーを取付けたタワークレーンのバックス
トップ装置に関する。
のタワーヘッドにジブブームを上下に揺動できるように
連結し、ジブブームの下方後背部に、その下端部がタワ
ーヘッドに当たることによりジブブームの起こしを制限
するバックステーを取付けたタワークレーンのバックス
トップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】つぎに、従来のバックストップ装置をそ
なえたタワークレーンを図3および図4を参照して説明
する。
なえたタワークレーンを図3および図4を参照して説明
する。
【0003】走行体1の上部には旋回体2が旋回自在に
装架されており、旋回体2の前部にはタワーブーム3が
取付けられている。タワーブーム3の頂部のタワーヘッ
ド3aの前部には、ジブブーム4が上下に揺動できるよ
うにピンにより連結されており、後部には側面の形状が
三角形をしているスイングレバー5が揺動できるように
取付けられている。タワーブーム3は荷役作業時にはほ
ぼ垂直に保持されている。旋回体2上に設置された起伏
ドラム6からくれ出されたロープ7は、ジブハンガ8と
ジブブライドル9との複数のシーブに掛け渡されてい
る。ジブブライドル9に一端を連結したペンダントロー
プ10の他端はスイングレバー5の後側上部に取付けた
リンク11Aに連結され、ジブブーム4の先端部に一端
を連結したペンダントロープ12の他端はスイングレバ
ー5の前側上部に取付けたリンク11Bに連結されてい
る。
装架されており、旋回体2の前部にはタワーブーム3が
取付けられている。タワーブーム3の頂部のタワーヘッ
ド3aの前部には、ジブブーム4が上下に揺動できるよ
うにピンにより連結されており、後部には側面の形状が
三角形をしているスイングレバー5が揺動できるように
取付けられている。タワーブーム3は荷役作業時にはほ
ぼ垂直に保持されている。旋回体2上に設置された起伏
ドラム6からくれ出されたロープ7は、ジブハンガ8と
ジブブライドル9との複数のシーブに掛け渡されてい
る。ジブブライドル9に一端を連結したペンダントロー
プ10の他端はスイングレバー5の後側上部に取付けた
リンク11Aに連結され、ジブブーム4の先端部に一端
を連結したペンダントロープ12の他端はスイングレバ
ー5の前側上部に取付けたリンク11Bに連結されてい
る。
【0004】ジブブーム4の下方後背部には、緩衝用ば
ねをそなえたバックステー13がピンにより取付けられ
ており、バックステー13の下端部には、ジブブーム4
が所定の角度に起こされるとタワーヘッド3aに当たる
当て部13aが溶接されている。この当て部13aは鋼
板からなり、図4に示すように断面形状が円弧状になっ
ている。
ねをそなえたバックステー13がピンにより取付けられ
ており、バックステー13の下端部には、ジブブーム4
が所定の角度に起こされるとタワーヘッド3aに当たる
当て部13aが溶接されている。この当て部13aは鋼
板からなり、図4に示すように断面形状が円弧状になっ
ている。
【0005】起伏ドラム6にロープ7を巻き取ると、ペ
ンダントロープ10、スイングレバー5、ペンダントロ
ープ12を介してジブブーム4が起こされる。設定角度
までジブブーム4が起きると、バックステー13の当て
部13aがタワーヘッド3aに当たり、ジブブーム4が
制止される。
ンダントロープ10、スイングレバー5、ペンダントロ
ープ12を介してジブブーム4が起こされる。設定角度
までジブブーム4が起きると、バックステー13の当て
部13aがタワーヘッド3aに当たり、ジブブーム4が
制止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなバックスト
ップ装置では、バックステー13の当て部13aの断面
形状が円弧状になっており、滑り接触であり、当て部1
3aがタワーヘッド3aに接触してからの動きが悪く、
緩衝用ばねが密着したり、急に滑り出したりして、ジブ
ブーム4に過大な荷重がかかり、振動がタワーブーム
3、旋回体2上の運転室に伝わり、作業性が損われる。
この発明は、この難点をきわめて容易に除くことができ
るバックストップ装置を提供することを目的とする。
ップ装置では、バックステー13の当て部13aの断面
形状が円弧状になっており、滑り接触であり、当て部1
3aがタワーヘッド3aに接触してからの動きが悪く、
緩衝用ばねが密着したり、急に滑り出したりして、ジブ
ブーム4に過大な荷重がかかり、振動がタワーブーム
3、旋回体2上の運転室に伝わり、作業性が損われる。
この発明は、この難点をきわめて容易に除くことができ
るバックストップ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のバックストッ
プ装置は、バックステーの下端部に、タワーヘッドに当
てる転動ローラを軸を介して取付けたことを特徴とす
る。
プ装置は、バックステーの下端部に、タワーヘッドに当
てる転動ローラを軸を介して取付けたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】ジブブームの起こし角度が大きくなると、バッ
クステーの転動ローラがタワーヘッドに接し、さらにス
イングレバーを揺動させると転動ローラがタワーヘッド
上を円滑に転動し、ジブブームが設定角度になると停止
する。
クステーの転動ローラがタワーヘッドに接し、さらにス
イングレバーを揺動させると転動ローラがタワーヘッド
上を円滑に転動し、ジブブームが設定角度になると停止
する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
により説明する。
により説明する。
【0010】バックステー13の下端部には二又のブラ
ケット13bが一体に取付けられており、このブラケッ
ト13bには軸14を介して転動ローラ15が回転自在
に支持されている。
ケット13bが一体に取付けられており、このブラケッ
ト13bには軸14を介して転動ローラ15が回転自在
に支持されている。
【0011】ジブブーム4の起こし角度が大きくなると
転動ローラ15がタワーヘッド3aに接し、さらに、ス
イングレバー5を起こし側に揺動させると転動ローラ1
5が円滑にタワーヘッド3a上を転動し、ジブブーム4
が設定角度になると停止する。
転動ローラ15がタワーヘッド3aに接し、さらに、ス
イングレバー5を起こし側に揺動させると転動ローラ1
5が円滑にタワーヘッド3a上を転動し、ジブブーム4
が設定角度になると停止する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、タワー
ヘッドに対するバックステーの転動ローラはころがり接
触であり、バックステーはタワーヘッドに一旦引っかか
ってから突然移動するようなことがなく、タワーヘッド
上を円滑に移動する。したがって、ジブブームに過大な
力が働かず、振動の発生を防止し、作業性を向上するこ
とができる。
ヘッドに対するバックステーの転動ローラはころがり接
触であり、バックステーはタワーヘッドに一旦引っかか
ってから突然移動するようなことがなく、タワーヘッド
上を円滑に移動する。したがって、ジブブームに過大な
力が働かず、振動の発生を防止し、作業性を向上するこ
とができる。
【図1】この発明の一実施例を示す側面図、
【図2】図1のA−A線から見た背面図、
【図3】従来のバックストップ装置をそなえたタワーク
レーンの一例を示す側面図、
レーンの一例を示す側面図、
【図4】図3のバックステーの下端部がタワーヘッドに
当った状態を示す拡大側面図である。
当った状態を示す拡大側面図である。
3 タワーブーム 3a タワーヘッド 4 ジブブーム 5 スイングレバー 13 バックステー 14 軸 15 転動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 19/00 - 23/94
Claims (1)
- 【請求項1】 タワーブームの頂部のタワーヘッドにジ
ブブームを上下に揺動できるよう連結し、ジブブームの
下方後背部に、その下端部がタワーヘッドに当たること
によりジブブームの起こしを制限するバックステーを取
付けたタワークレーンのバックストップ装置において、
バックステーの下端部に、タワーヘッドに当てる転動ロ
ーラを軸を介して取付けたことを特徴とするバックスト
ップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21049391A JP2879716B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | タワークレーンのバックストップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21049391A JP2879716B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | タワークレーンのバックストップ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532393A JPH0532393A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2879716B2 true JP2879716B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=16590268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21049391A Expired - Fee Related JP2879716B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | タワークレーンのバックストップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2879716B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007290790A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | クレーン |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7275625B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2023-05-18 | コベルコ建機株式会社 | ストラットバックストップ装置 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP21049391A patent/JP2879716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007290790A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | クレーン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532393A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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