JP2000143167A - 移動式クレーンにおけるジブの後方転倒防止装置 - Google Patents

移動式クレーンにおけるジブの後方転倒防止装置

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JP2000143167A
JP2000143167A JP10318833A JP31883398A JP2000143167A JP 2000143167 A JP2000143167 A JP 2000143167A JP 10318833 A JP10318833 A JP 10318833A JP 31883398 A JP31883398 A JP 31883398A JP 2000143167 A JP2000143167 A JP 2000143167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jib
frame
rope
raising
backward
Prior art date
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Application number
JP10318833A
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English (en)
Inventor
Osamu Ikezaki
修 池崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジブが起伏上限を越えるような、起伏ロープ
や巻き上げロープの誤操作があっても、ジブの前側の緊
張索を使用することなく、ジブを後方へ回動させる力を
ほとんど無くすことを可能とし、ジブの後方転倒をバッ
クストップによるものより確実に防止することが出来る
転倒防止装置を提供する。 【解決手段】 ジブ1をAフレーム4の先端に設けたシ
ーブ4aに掛けられた起伏ロープ2によって起伏させ、
ジブ1の起伏上限を越えると、ジブ1とAフレーム4が
最初に接触し、Aフレーム4によってジブ1の後方の転
倒を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動式クレーン
のクレーンジブやタワージブの後方転倒防止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンにおけるジブの後方転倒
防止装置としては、図3のごとく、ジブcの背面から後
方のアンカーに取り付けられたバックストップbによる
ものが主流である。そして図3の如く、機体a側にバッ
クストップbを回動自在に装着し、ジブcの回動基端部
近傍の背面には、前記バックストップbの先端部が摺擦
するガイドレールd(図3(b))を固設し、このガイド
レールdの上端に前記バックストップbの先端が当るタ
ーゲットeを突設している。
【0003】バックストップbは図3(c)に示す如く、
機体a側に装着される外筒体fの内部に中筒体gをスラ
イド自在に嵌入し、外筒体fの底部と中筒体gの底部と
の間に第1のコイルばねhを、又支承軸iのつば部jと
中筒体gの開口縁部との間に第2のコイルばねhを介在
させ、これを緩衝材としてバックストップbの先端方向
へ突出するように付勢している(図3(b))。
【0004】又図4の如く、ジブに作用する反転モーメ
ントを検出し、この検出された反転モーメントに応じ、
シリンダlの圧力制御弁の設定圧を変えてシリンダの最
大圧力を制御する構成としたものもある。これを図4
(b)で説明すると、ブームバックストップmの油圧シリ
ンダlと、油圧源としての油圧ポンプnとの間に電磁切
換弁pが設けられ、この電磁切換弁pと前記シリンダl
とを結ぶ圧油供給管路qにシリンダ圧を検出する圧力ス
イッチrが接続されている。
【0005】この圧力スイッチrは、予め設定された圧
力範囲の下限値でオンとなり、このオン信号により、電
磁切換弁pがオフ位置ロからオン位置イに切換ってポン
プnからの吐出油がシリンダlに供給される。そして、
シリンダ圧が設定圧力範囲の上限値に達すると、圧力ス
イッチrがオフとなり、このオフ信号により電磁切換弁
pがオフ位置ロに戻ってシリンダlへの油の供給が停止
する。この作用により、シリンダlの最低圧力が一定に
保持されるというものである。
【0006】さらに図5に示すように、ジブsの腹面側
に沿わせてそのジブsの先端部tから基端部uに緊張索
vを張架させ、ジブsの基端部uの近傍に緊張索vに常
時張力を加えるための緊張手段wを設けたものもある。
【0007】さて、バックストップによるジブの後方転
倒防止では、ジブが起伏上限を越えるような、誤操作が
起伏ロープや巻き上げロープにあった場合には、バック
ストップに過大な力が作用し、結局はバックストップが
破損してジブが後方へ転倒してしまう。これは、ジブが
起伏上限を越えても、ジブ起伏ロープや巻き上げロープ
に、依然としてジブを後方へ回動させる力が発生し続け
ているためである。
【0008】これに対し、ジブの前側に緊張索を張って
おけば、ジブを後方へ回動させる力をキャンセルするこ
とが出来るので、上記の問題は解決できる。しかし、ジ
ブを伏せていくと緊張索が弛み旋回作業の邪魔になるた
め、ジブの起伏に合わせて長さを調整する必要がある。
このため、大がかりな緊張手段を設けなければならな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、起伏ロー
プや巻き上げロープにジブが起伏上限を越えるような誤
操作があっても、ジブの前側の緊張索を使用することな
く、ジブを後方へ回動させる力をほとんど無くすことを
可能とし、ジブの後方転倒を従来型のバックストップに
よるものよりさらに確実に防止することが出来る転倒防
止装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】ジブ1をAフレーム4の
先端に設けたシーブ4aに掛けられた起伏ロープ2によ
って起伏させ、ジブ1の起伏上限を越えると、ジブ1と
Aフレーム4が最初に接触し、Aフレーム4によってジ
ブ1の後方の転倒を防止するようにした。上記構造に於
て、吊り荷を巻き上げる巻上ロープ7を、Aフレーム4
の先端に設けたシーブ4aを通して、ジブ1の先端と吊
上用のフック6との間に掛け渡した。又ジブ1が起伏上
限を越えてAフレーム4と接触する部分に、緩衝装置8
を設け、ジブ1が起伏の上限を越えたとき、まずこの緩
衝装置8に当るようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】図2において、1はジブで、起伏
ロープ2によりフートピン3を中心に起伏する。起伏ロ
ープ2はAフレーム4の先端部よりのブライドル5に掛
け渡されている。6はフックで、巻き上げロープ7によ
り吊り上げられる。巻き上げロープ7も、Aフレーム4
の先端部に設けたシーブ4aを介し、ジブ1の先端部と
フック6との間に掛け渡されている。
【0012】図1は図2のAフレーム4の部分の拡大図
で、ジブ1が起伏上限に位置する場合を示す。この状態
から更に起伏ロープ2や巻き上げロープ7の誤操作によ
り、ジブ1が後方(図1の左側)へ回動しようとして
も、ジブ1を引っ張る方向とフートピン3の距離Lが短
いため、わずかな回動力しか得られない。このわずかな
回動力は、緩衝装置8を介してAフレーム4で支えら
れ、ジブ1の後方転倒を防止することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、起伏ロープ2
を誤操作してジブ1が後方へ回動しても、この回動を確
実に防ぐことができる。従ってジブの前側の緊張索を必
要とせず、従来の如くバックストップが破損してジブが
後方へ転倒するというような事故を未然に防止すること
ができる。そして請求項2の発明の如く巻き上げロープ
7もAフレーム4の先端を通すことにより、巻き上げロ
ープ7誤操作時でも上記同様にジブの後方への回動を確
実に防止できる。又請求項3の発明により緩衝装置8を
設けたので、ジブ1がAフレーム4側に接近しても、ま
ずこれに当り、Aフレーム4に加える衝撃を緩和するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部拡大図。
【図2】本発明の転倒防止装置を備えたジブクレーンの
側面図。
【図3】公知転倒防止装置の第1例。
【図4】同じく第2例。
【図5】同じく第3例。
【符号の説明】
1 ジブ 2 起伏ロープ 3 フートピン 4 Aフレーム 5 ブライドル 6 フック 7 ロープ 8 緩衝装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジブ(1)をAフレーム(4)の先端に設け
    たシーブ(4a)に掛けられた起伏ロープ(2)によって起伏
    させ、ジブ(1)の起伏上限を越えると、ジブ(1)とAフ
    レーム(4)が最初に接触し、Aフレーム(4)によってジ
    ブ(1)の後方の転倒を防止するようにしたことを特徴と
    する移動式クレーンにおけるジブの後方転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 吊り荷を巻き上げる巻上ロープ(7)を、
    Aフレーム(4)の先端に設けたシーブ(4a)を通して、ジ
    ブ(1)の先端と吊上用のフック(6)の間に掛け渡したこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動式クレーンにおける
    ジブの後方転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 ジブ(1)が起伏上限を越えてAフレーム
    (4)と接触する部分に、緩衝装置(8)を設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の移動式クレーンに
    おけるジブの後方転倒防止装置。
JP10318833A 1998-11-10 1998-11-10 移動式クレーンにおけるジブの後方転倒防止装置 Pending JP2000143167A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102431920A (zh) * 2011-12-21 2012-05-02 上海三一科技有限公司 一种柔性臂架防后倾装置及包括该装置的起重机
KR101173136B1 (ko) 2011-12-26 2012-08-16 주식회사 레트로 크레인 붐 충돌방지 스토퍼 장치
WO2013013414A1 (zh) * 2011-07-28 2013-01-31 长沙中联重工科技发展股份有限公司 动臂塔式起重机及其防后倾装置
CN103043547A (zh) * 2012-12-26 2013-04-17 三一重工股份有限公司 防后倾机构及起重机
KR101577806B1 (ko) * 2014-05-28 2015-12-15 대우조선해양 주식회사 해양 구조물의 편심 인양 탑재공법

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